JPH01219200A - 片面が電気めっきされた鋼帯の製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 先非へ１１ 本発明は、片面が電気めっきされ、他面が良好な保護皮
膜特性を有する非電気めっき側となっているコイル状の
鋼帯若しくは１鋼板の製造に関するものである。以下、
鋼帯には藩鋼板等も含むものとして説明する。

片面が電気めっきされた鋼帯とは、鋼帯の一方の面に電
気めっきされた金属皮膜を有し、他面は前記電気めっき
金属皮膜がない鋼帯を意味する。

この金属皮膜のない面には、本発明の実施中に、その上
に一時的に電気めっき金属皮膜が付着されるが、以下、
この面を電気めっき面と区別するために、「非電気めっ
き面」と称する。

片面が電気めっきされた鋼帯は、自動車工業において広
く用いられており、非電気めっき面は塗装された露出面
となり、電気めっき面は良好な腐食耐久特性を有する。

塗装を行う前に、非電気めっき面は、塗料の付着を向上
させるために、前処理がなされる。この前処理、即ち化
学的化成処理とは通常、リン酸塩被覆処理のことである
。

周知の如く、電気めっき面は、はこり、油膜等を除去す
るために洗浄されなければならない、この洗浄は、アル
カリ洗浄、及び続けてビクリングないしは酸洗いが行わ
れることにより達成される。

浸漬酸洗いも適用可能であるが、本発明は電解酸洗いに
限る。何故ならば、後者の方がより効果的だからである
。電解酸洗いには、通過する鋼帯の各面に配置された電
極を１対以上用いている。これらの電極は一般的には陰
極である。複数対の電極が垂直酸洗い装置のようなもの
で用いられる場合、１対以上が陽極であっても良い、水
素又は酸素ガスが鋼帯の表面で発生し、鋼帯を洗い、よ
り完全に洗浄する。

洗浄後、鋼帯は１つ以上の電気めっき室を有する電気め
っき装置に通される。電流が１以上の電極と鋼帯の面と
の間に流され、これによって、電解液から金属が鋼帯の
一方の面に付着される。電解液による非電気めっき面の
酸化によって生ぜられる黄色若しくは暗色の錆が、鋼帯
の他面（非電気めっき面）に生ずることがある。また、
非電気めっき面は電解液により腐食されることもある。

この錆付き及び／又は腐食は不均一なリン酸塩の付着及
び大きなリン酸塩結晶の原因となり、これらは、塗料の
光沢及び塗料の付着性を減じ、また、塗装後の腐食耐久
性を低下する。自動車工業により定められるような良好
なリン酸塩処理特性は、リン酸塩処理面の均一な外観、
密な微小組織、即ち２５μ−以下の結晶寸法、及び清ら
がな又は腐食されていない面を要求している。

過去、非電気めっき面の錆の除去及び腐食の防止につい
ての種々の提案があった。米国特許第４゜６３２．７３
３号には、弱酸及び飽和−価アルコールで錆の付いた面
を湿潤させる手段が開示されている。

そして、この湿潤された面は、錆を除去するために、研
粒で被覆されたブラシを用いて研摩される。

米国特許第４，４６４，２３２号は、他面の電気めっき
中に非電気めっき面を僅かにめっきする手段を開示して
いる。電気めっき後、薄いめっき金属を除去するために
、電気分解が非電気めっき面に対して行われる。このよ
うにして、電解液から非電気めっき面に腐食生成物が付
着するのが防止される。米国特許第４，６０９，５９４
号には、鋼帯の一面に成るめっき金属で電気めっきを行
い、その後に非電気めっき面に酸化物の層でめっきする
手段が開示されている０次いで、この酸化物のめつき面
は陰極処理が行われて酸化物が除去され、リン酸塩処理
特性を増大させる。米国特許第４，７０８，７７９号は
、鋼帯の一面を亜鉛で電気めっきする手段を示している
。

重フッ化塩の溶液がこの鋼帯の非電気めっき面に添加さ
れ、次いで薄い腐食溶液でリンスないしは濯ぎが行われ
る。こうして、鋼帯の非電気めっき面のリン酸塩処理能
力、リン酸塩処理可能性が増大される。

従って、片面が電気めっきされた鋼帯の非電気めっき面
の保護皮膜特性については重要である。

特に、鋼帯の一方の面を電気めっきする間におけるめっ
き電解液による非電気めっき面の錆付き及び腐食を防止
するための処理が必要とされる。！岡帯の非電気めっき
面の錆付きや腐食は、電気めっきの直前に非電気めっき
面を陰極酸洗いにより最小化できると、本願出願人は判
断した。陽極は酸洗い溶液中に鋼帯の非電気めっき面に
隣接して配置される。を流が陽極に通され、非電気めっ
き面に加えられ、これによって、優れた保護皮膜特性を
有する面が形成される。

先非へ１１ 本発明は、片面が電気めっきされ、他面の非電気めっき
面が優れた保護皮膜特性を有する鋼帯を製造することに
関する。電気めっきを行う前に、鋼帯は陰極酸洗いされ
る。ｆＲ帯は酸浴槽を通って進められ、この酸浴槽は、
その中に非電気めっき面に隣接する酸洗い陽極を有して
いる。電流がこの酸洗い陽極を通して非電気めっき面に
流される。

この後、鋼帯は電気めっき装置に通される。電気めっき
装置は、めっき室、陽極及び電解液中に溶解された金属
を有している。電気めっきされる鋼帯の面は、めっき用
陽極に隣接して進められる。

電流がめつき用陽極に流され、これによって金属が鋼帯
の一方の面に付着される。そして、めっきされた鋼帯、
及び／又は該鋼帯からその後作られる部品は保護皮膜処
理される。

本発明の主目的は、増大されたリン酸塩処理能力を呈す
る面（片面が電気めっきされた鋼帯の非電気めっき面）
を形成するために、鋼帯の反対側を電気めっきする前に
陰極酸洗いを適用することである。

本発明の利点は、めっき電解液による錆付き或は腐食の
ない鋼表面の形成にある。

他の利点は、鋼帯の非電気めっき面から錆を除去するた
めの後処理段階が省かれる点にある。

更に他の利点は、浸れた保護皮膜特性を有する非掌に滑
らかな非電気めっき面の形成にある。

本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点は、以下の詳
細な説明及び添付図面から明らかとなろう。

・瓜ｔ−１のＷチロ 第１図において、参照符号１０は電気めっきラインを総
括的に示している。鋼帯１２は巻きほどき装置１４から
、スプレィ洗浄装置１６、電解洗浄装置１８、水濯ぎ装
置２０、電解酸洗い装置２２及び第２の水濯ぎ装置２４
を通る。鋼帯１２が予備的な洗浄処理に付された後、該
鋼帯１２は電気めっき装置２６を通過し、ここで皮膜金
属が鋼帯１２の一方の面にのみ付着される。電気めっき
の後、鋼帯１２はステーション３２で濯がれ、ヒータ３
４により乾燥される０ｗ４帯１２はステーション３６に
てリン酸で濯がれるのが好適であり、ヒータ４０により
乾燥され、巻き直し装置４２により巻かれる。電気めっ
きの後、保護皮膜、例えばリン酸亜鉛が非電気めっき面
に付着される。

この保護皮膜を電気めっきライン１０で鋼帯１２に与え
ることもできるが、保護皮膜は通常、鋼帯１２から作ら
れた部品に与えられる。

第２図は従来一般の電解酸洗い装置２２を詳細に示して
いる。この酸洗い装置２２は、１つ以上（図には２つ）
の垂直酸洗い室を備えることができる。

第１の室は１対の方向変更用上部ローラ４４．４６と下
部ローラ４５とを有している。第２の室は上部ローラ４
８．５０と下部ローラ４９とを有している。ｍ帯１２は
上面１２ａと下面１２ｂとを有しているが、以下の説明
で、面１２ａは鋼帯１２の非電気めっき面となり、面１
２ｂは鋼帯１２の電気めっき面となることが理解される
であろう、また、後に説明するように、面１２ａ、１２
ｂの役割が逆転され得ることも当業名にはＴＩ解される
であろう。皮膜金属で電気めっきされる鋼帯１２の面１
２ｂは、はこり、油膜等を洗浄しなくてはならず、硫酸
を含む酸洗い処理に付される。

同じ極性の１対の電極が、それぞれ、各垂直経路の適宜
位置にて鋼帯１２の各面に隣接して配置されるように置
かれている。対の電極の極性は、連続する垂直経路毎に
変えられる。第２図では、第１の対５４は陽８ｉ５５を
有し、最後の対５６は陰極５７を有している。この酸洗
いシーケンスは陽極−陰極−陽極手段と呼ぶことができ
、その極性は隣合う対の電極の間で交互となっている。

最も重要なことは、面１２ａが酸洗い段階の完了時に陽
極電流に最終的にさらされることにある。

第３図は各対の電極の極性が反転されている点を除いて
第２図に示すものと同様な電解酸洗い装ｆｉ２２ｍを示
している。第１の対５４ａは陰極５７を有し、最後の対
５６ａは陽極５５を有している。非電気めっき面１２ａ
に加えられる最後の電流が陰極である場合、面１２ｂを
電気めっきする際における面１２ａの錆付きと腐食が劇
的に減じられたことを、本願出願人は意外にも確認した
。更に、リン酸塩保護皮膜処理が面１２ａにａｍされた
場合、リン酸塩は全面を覆い、被覆されない領域は全く
なく、リン酸塩結晶の寸法は大幅に減じられた。陰極酸
洗い面１２ａは、錆付き、腐食に対する耐久性を生ぜし
め、これによりリン酸塩処理特性を増大させることは明
らかであろう０面１２ｍが陰極酸洗いの後に陽極酸洗い
されたならば、前述の積極的効果は減じられることは明
白である。従って、極性が交互となっている複数の電極
が鋼帯の非電気めっき面の酸洗いを行いために用いられ
ている場合、最後の電極を陽極とするのは必須である。

結果を以下で示しているように、第４図に示す如く陽ｉ
電流が面１２ａに適用されないようにするのが好適であ
る。第４図の酸洗い装置２２ｂは、面１２ａに隣接する
全ての電極を陽＠５５とし、対をなす他方の電極を陰極
５フとした点を除いて、第２図と第３図に示す酸洗い装
置と同様である０例えば、第１の対５４ｂは面１２ａに
隣接する陽ｆ！５５と、面１２ｂに隣接する陰ｆ２５７
とを備えている。第４図に示す好適な酸洗い用の電極の
配列は、スプリット（ｓｐｌｉｔ）式若しくは２極式と
呼ばれる。

第３図及び第４図は複数の室を有する垂直酸洗い装置を
示しているが、本発明の原理は、面１２ａに隣接して配
置された単一の陽極を用いた水平酸洗い装置でも同様に
適用できることは当業者ならば理解されよう。

第５図は電気めっき装置２６の一部を詳細に示すもので
ある。装置２６は、６つのめっき室を有する＾ＲｔｌＳ
−Ｒｕｔｌ＋ｎｅｒ　Ｇｒａｖｉｔｅｌ垂直めっき装置
である。

また、垂直めっき装置も用いることができる。酸洗い装
置２２と同様に、電気めっき装′ａ２６の各めっき室は
、方向変換用の１対の上部ローラと、下部ローラと、１
枚又は２枚のめっき用電極とを備えている０両面を電気
めっきするためには、１対の互いに対向する陽極が各垂
直経路の適宜位置にて鋼帯に隣接して配置される。−面
を電気めっきするためには、電気めっきを行わない面に
隣接する陽極は鋼帯から離されて配置されたり、或は各
室から除去される。第５図において、洗浄された鋼帯１
２は、ローラ５８に巻き掛けられ、面１２ｂがめつき陽
極６８の横を通過するようにして、室２８に入る。

鋼帯１２は、ローラ５９の回りを移動し、面１２ｂはも
う１つの陽極６８の横を通過し、鋼帯１２は最終的にロ
ーラ６０の回りを通過後に室２８から離れる。めっき金
属を含有する電解液が、ポンプ（図示しない）により、
鋼帯１２上に滝の如く注がれる。Ｔ、流を陽極６８を通
して鋼帯１２の面１２ｂに与えることにより、金属皮膜
がその面１２ｂ上に付着される。鋼帯１２はめっき装置
２６内を移動し続け、上部ローラ６２．６４と下部ロー
ラ６３とを有する最後のめつき室から出る。用いられる
陽極の正確な数は、面１２ｂに付着される皮膜の重量と
、用いられる電流密度により左右される０面１２ｂでは
なく面１２ａをめっきすることにより片面を電気めっき
した鋼帯を製造することが望まれる場合、第５図に示さ
れる面１２ｂに隣接の陽極６８を取り外し、面１２ａに
隣接する側に沿う位置に陽極６８を置き換えるだけで良
いことは理解されるであろう。

第６図はめっき装置２６について本発明の他の実施例を
示すものである。このめっき装置は、室２８ａ（第１室
）における陽極７０が非電気めっき面１２ａに隣接して
位置変えされている点を除き、第５図のものと同等であ
る。装置２２ａ、２２ｂでの従来の陰極酸洗いはめっき
装置２６内での面１２ａの錆付きを実質上除去すること
が分かつているが、僅かな腐食が生ずる場合がある。そ
こで、１　ｇ／　ｍ２程度の薄い皮膜金属を非電気めっ
き面１２ａに付着させるのが好ましい、　３００ｆｔ、
／分（９１ｍ／分）以下のライン速度で、約１ｇ／ｙａ
”の皮膜金属が、めっき装置２６の約半分のところで実
質的に溶解されることが分かった。従って、室２８で非
電気めっき面１２ａに約ＩＦｉ／＋＋１２を電気めっき
し、更にめっき装置２６の中間点の室３０（第１図）で
約１ｇ／ｌ１１２を電気めっきすることにより、面１２
ａはめっき電解液による腐食に対して保護される。

本発明を更に向上させるために、電気めっきの後に鋼帯
１２をリン酸でリンス若しくは濯ぎを行うのが好ましい
、陰極酸洗いの後の面１２ａのリン酸塩処理特性は良好
であるが、面１２ａが低濃度のリン酸で洗浄された場合
、リン酸塩結晶の寸法が極めて減じられることが分かっ
た。勿論、面１２ａ上を覆っているいかなる残留めっき
金属も、リン酸により除去される。

例えば、−面を亜鉛で電気めっきする場合、冷間圧延低
炭素鋼帯１２は約３００ｆｔ、／分（９１論／分）で電
気めっきライン１０上で処理できる。鋼帯１２は、幾つ
かの周知の購入可能な洗浄装置の１つを用いている洗浄
装置！ｆ１８にてアルカリ洗浄され、少なくと１１５０
°Ｆ（６６℃）の温度に保たれる。少なくとも約５＾／
ｄｍ”の電流密度が、陽極−陰極−陽極の交互極性に対
して用いられるべきである。そして、鋼帯１２は、１０
〜１００．７１、好適には約５０１１／ｌの硫酸の溶液
を含む電解酸洗い装置２２ａ（又は２２ｂ）内を通過し
、少なくとも約８０°Ｆ（２７℃）の温度に保たれる。

少なくとも約５＾／ｄ１１２の電′ｉＸ密度が用いられ
るべきである。

鋼帯の非電気めっき面１２ａが陰極酸洗いされた後、約
２０〜１００ｇ／ｍ２の亜鉛の皮膜金属が鋼帯１２の面
１２ｂにめっきされる。電気めっき装置２６で用いられ
る典型的な電解液は、１００〜１２０８ハのＺｎ”、５
〜１０ｇ／Ｉの硫酸、１〜３ｇ／ｌの硫化アルミニウム
（＾１．（ＳＯ，）３・１８１１□０）、１．５のｐｔ
−ｔをその組成とし、少なくとも約１２０下（４９℃）
に保たれる。約５０〜１４０八／ｄｍ２の電気密度が用
いられるべきである。

電気めっきされた後、鋼帯１２は、リンス装置３６にて
、１０〜７０ｇ／　ｌ、好適には３０ｇ／　ｌのリン酸
の溶液で濯がれると良い、ａ後に、鋼帯１２若しくはそ
れから作られた部品は、保護皮膜溶液を用いてリン酸塩
処理される。

リン酸塩処理特性を評価するために、サンプルを洗浄、
酸洗い、電解濯ぎ及びリン酸塩処理した。

色々なタイプの酸洗いの結果を次頁の表１に示す。

表１から、陽極酸洗いのみが行われたサンプルは、面の
面積のリン酸塩有効範囲が約５０％となるだけであり、
その結晶は３０μｍ若しくはそれ以上であった。陽極−
陰極一陽ｆ！酸洗い処理を受けたサンプルは、腐食によ
り荒らされ、満足いくリン酸塩有効範囲以下であり、非
常に大きなリン酸塩結晶を有した。陰極−隅極一陰極酸
洗いを受けたサンプルは、面が荒れてはいるものの、最
低限の良好なリン酸塩結晶寸法を有し、また完全なリン
酸塩有効範囲を有していた。先に述べたように、これら
のサンプル上の腐食は、電解液から非電気めっき面１２
ａを保護するためにめっき装置２６の第１のめっき室２
８内で非電気めっき面１２ａに１　ｇ７輪”のめっきを
付すことにより、防止できた。更に。

以下で示すように、リン酸塩処理の前にリン酸でこれら
のサンプルを濯ぐことにより、特にサンプ表１ 注記 １）酸洗いされていない冷間圧延サンプル２）酸洗いさ
れていない片面溶融亜鉛めっき（米国特許第４，０８２
，８６８号）３）陽極−隘極一陽極の酸洗い処理 ４１）陰極−陽極−陰極の酸洗い処理 ５）非電気めっき面が陰極酸洗いされる両極酸洗い処理
６）酸洗い後、サンプルを特定の時間電解液にさらした
７）　酸洗い後、特定の時間、５ｇ７１以下のＦｅ３゛
を含む電解液にさらしな８）視覚観察をリン酸塩処理前
に非電気めっき面に対して行った９）走査電子ｍ微鏡に
より計測された結晶寸法ル０８−３及び０５−５におい
て、やや結晶寸法が減じられな、陰極酸洗いのみが行わ
れた最後の２つのサンプルは、腐食がなく、小さな結晶
寸法で、リン酸塩有効範囲も良好であった。サンプル０
Ｓ−３０の場合、電解液には鉄が過度に溶解されている
ので、１００％のリン酸塩有効範囲以下となるはずであ
る。

ここでは示していない他の実験では、約２ｇ／Ｉ以上の
溶融鉄はリン酸塩処理能力に悪影響を及ぼすことを証明
した。

次頁の表２は、前述の処理、即ち陽極酸洗い及び／又は
電解液との接触のために低いリン酸塩処理能力を呈する
一面が電気めっきされた鋼帯のりン酸塩処理結果への色
々な後処理の影響を示している。

こ ｌの結果は、非電気めっき面の希薄リン酸濯ぎ（サンプ
ル１１．１２）が電気めっき後に処理されなかったサン
プル１と比較して顕著な結果を与えたことを示している
。また、良好な結果は、ブタノール及びブラシかけ付き
ブタノールで得られた。しかしながら、ブタノールの好
ましくない匂い及びブ表２ ラシに関連される保守の問題とがその利用を阻んでいる
。尚、サンプル２〜９に適用される処理は全て米国特許
第４，６３２，７３３号に開示されている。

本発明はその精神及び範囲を逸脱することなく種々の変
更が可能である０例えば、水平又は垂直装置が酸洗い装
置若しくはめっき装置に用いることができる。用いられ
る装置のタイプ及び鋼帯に与えられる電流密度に応じて
、１つ以上の陽極が酸洗い装置又はめっき装置に用いら
れる。めっき金属及び保護皮膜のタイプや１旦は色々と
適用され得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された片面に電気めっきを行う電
気めっきラインの概略図、第２図は従来の電解酸洗い装
置の概略図、第３図は本発明による電解酸洗い装置の概
略図、第４図は本発明の好適な形態を備える酸洗い装置
の概略図、第５図は電気めっき装置の垂直めっき室の概
略図、第６図は第５図の電気めっき装置のめっき基金改
良したものを示す概略図である０図中、 １０・・・電気めっきライン　１２・・・鋼帯１２ｍ・
・・非電気めっき面　１２ｂ・・・電気めっき面２２．
２２ａ、２２ｂ−酸洗い装置 ２６・・・電気めっき装置　　５５．５７・酸洗い用電
極６８．７０・・・めっき用電極 ＝ＴＩＧ、２ ２２゜ −ＦＩＧ、３ ．２’ｚＩ。 −ＦＩＧ、４ 二”Ｆ’ＩＧ、５ −Ｆ’ＩＧ、　　６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、片面が電気めっきされ他面の非電気めっき面が良好
   な化成処理保護皮膜特性を有する鋼帯を被覆処理ライン
   上で製造する方法であって、 前記被覆処理ラインが、酸洗い用陽極を有する電解酸洗
   い装置と、めっき用陽極、電解液、及び該電解液に溶解
   されためっき金属を有するめっき装置とを備えている前
   記製造方法において、前記酸洗い装置の前記酸洗い用陽
   極に隣接して鋼帯の非電気めっき面を通過させ、 前記鋼帯の前記非電気めっき面を陰極酸洗いするために
   前記酸洗い用陽極に電流を流し、前記めっき装置に前記
   鋼帯を通し、 前記鋼帯の電気めっき面に前記めっき金属を付着させる
   ために、前記めっき用陽極に電流を流し、もって、陰極
   酸洗いされた前記非電気めっき面が前記溶解液による錆
   付き及び腐食に耐えるようにした、 片面が電気めっきされた鋼帯の製造方法。 ２、少なくとも約５Ａ／ｄｍ＾２の電流密度を前記酸洗
   い用陽極に流す請求項１記載の製造方法。 ３、少なくとも約５０Ａ／ｄｍ＾２の電流密度を前記め
   っき用陽極に流す請求項１記載の製造方法。 ４、前記酸洗い装置が１０〜１００ｇ／ｌの酸を有する
   請求項１記載の製造方法。 ５、前記酸が硫酸である請求項４記載の製造方法。 ６、複数の前記めっき用陽極を備え、該めっき用陽極の
   １つを前記非電気めっき面に隣接させ、該非電気めっき
   面に隣接する前記めっき用陽極に少なくとも約５０Ａ／
   ｄｍ＾２の電流を流し、前記非電気めっき面に少なくと
   も約１ｇ／ｍ＾２のめっき金属を付着させる請求項１記
   載の製造方法。 ７、電気めっきされた前記鋼帯をリン酸中に通す工程を
   更に有する請求項１記載の製造方法。 ８、前記リン酸の濃度が１０〜７０ｇ／ｌである請求項
   ７記載の製造方法。 ９、保護皮膜を有する前記非電気めっき面を濯ぐ工程を
   更に有する請求項１記載の製造方法。 １０、前記保護皮膜がリン酸塩である請求項９記載の製
   造方法。 １１、前記保護皮膜のリン酸塩の結晶が約２５μｍ程度
   である請求項１０記載の製造方法。 １２、前記酸洗い装置が複数の酸洗い用陽極を備え、前
   記鋼帯の前記非電気めっき面を前記酸洗い用陽極に隣接
   して通過させ、 前記鋼帯の前記非電気めっき面を陰極酸洗いするために
   前記酸洗い用陽極に電流を流す請求項１記載の製造方法
   。 １３、片面が電気めっきされ他面の非電気めっき面が良
   好な化成処理保護皮膜特性を有する鋼帯を被覆処理ライ
   ンで製造する方法であって、 前記被覆処理ラインが、複数の酸洗い用陽極を有する垂
   直酸洗い装置と、それぞれがめっき用陽極、電解液、及
   び該電解液に溶解された亜鉛を有する複数の垂直めっき
   室とを備えると共に、少なくとも１つの前記めっき室が
   １対の相対するめっき用陽極を備えている前記製造方法
   において、前記酸洗い装置内の前記酸洗い用陽極に隣接
   して鋼帯の非電気めっき面を通過させ、 前記鋼帯の前記非電気めっき面を陰極酸洗いするために
   前記酸洗い用陽極に電流を流し、前記めっき室に前記鋼
   帯を通し、 前記鋼帯の電気めっき面に亜鉛の皮膜層を付着させるた
   めに前記めつき用陽極に電流を流し、電気めっきされた
   前記鋼帯の前記非電気めっき面をリン酸で濯ぎ、 前記非電気めっき面をリン酸塩化成処理溶液で濯ぎ、 前記非電気めっき面上に形成される保護皮膜のリン酸塩
   結晶が約２５μｍ程度の大きさとなるようにし、 もって、陰極酸洗いされた前記非電気めつき面が前記電
   解液による錆付きや腐食に耐えるようにした、 片面が電気めっきされた鋼帯の製造方法。 １４、片面が電気めっきされ他面の非電気めっき面が良
   好な化成処理保護皮膜特性を有する鋼帯を製造するため
   の電気めっきラインであつて、酸洗い装置と、その下流
   側のめっき装置とを有している前記電気めっきラインを
   備えた製造装置において、前記酸洗い装置は、前記鋼帯
   の両面に隣接して配置される少なくとも１対の相対する
   酸洗い用電極を備え、前記酸洗い用電極は、前記鋼帯の
   非電気めっき面及び電気めっき面に電流を流すためのも
   のであり、 前記非電気めつき面に隣接する前記酸洗い用電極は酸洗
   い用陽極であり、 前記酸洗い用陽極は、前記非電気めっき面の最後の酸洗
   い電極である、 ことを特徴とする片面が電気めっきされた鋼帯の製造装
   置。 １５、前記酸洗い装置が相対する酸洗い用電極を複数対
   備える請求項１４記載の製造装置。 １６、前記非電気めっき面に隣接する前記酸洗い用電極
   が酸洗い用陽極である請求項１５記載の製造装置。 １７、前記めっき装置の下流側に濯ぎタンクが設けられ
   、該濯ぎタンクはリン酸を内包している請求項１４記載
   の製造装置。 １８、前記めっき装置が複数の垂直めっき室を有し、第
   １の垂直めっき室は１対の相対するめっき用陽極を有し
   ている請求項１４記載の製造装置。