JPH01213243A - 1―ブロム―3,5―ジクロルベンゼンの分離方法 - Google Patents

1―ブロム―3,5―ジクロルベンゼンの分離方法

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JPH01213243A
JPH01213243A JP3825088A JP3825088A JPH01213243A JP H01213243 A JPH01213243 A JP H01213243A JP 3825088 A JP3825088 A JP 3825088A JP 3825088 A JP3825088 A JP 3825088A JP H01213243 A JPH01213243 A JP H01213243A
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bromodichlorobenzene
dichlorobenzene
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山田 文司
Michio Kimura
木村 道夫
Yoshio Noguchi
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/389Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by adsorption on solids

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はブロムジクロルベンゼン異性体混合物から特定
のブロムジクロルベンゼン異性体を分離する方法に関す
る。わけても、1−ブロム−3,5−ジクロルベンゼン
(B3−5DCBと略す)は、合成化学上重要な化合物
であって、農薬、染料、医薬などの中間原料として有用
である。
〈従来の技術〉 従来、m−ジクロルベンゼン(m−DCBと略す)に臭
素を作用させて得られる1−ブロム−2,4−ジクロル
ベンゼン(82−4DCBと略す)を異性化して得られ
るブロムジクロルベンゼン異性体混合物から、触媒のk
Rcj!3を水洗除去し、未反応のm−ジクロルベンゼ
ンを蒸留分離したのち、目的物B5−5DCBを晶析に
より、分離取得することは公知である(特開昭53−2
8126号公報)。
〈発明が解決しようとする課題〉 m−DCBに臭素を作用し、B2−4DCBを異性化す
ることにより得られたブロムジクロルベンゼン中には目
的物の83−5DCBの他に、未反応のm−DCB、B
2 4DCBと副生物の1−ブロム−2,6−ジクロル
ベンゼン(B2−6DCBと略す)と1.5−ジブロム
−2,4−ジクロルベンゼン(1−5B2−4DCBと
略す)が存在する。B5−5DCBを高純度でしかも高
収率で分離回収しようとする場合、目的物以外の物質の
混在は一般的に少ないほど好ましい、特に晶析法により
分M精製される場合にはこの工程に供給される混合物の
組成がある範囲内に安定していることが必要となる。さ
らに未反応のm−DCBはブロムジクロルベンゼンに対
して良溶媒であるから、多量の存在はB5−5DCBの
晶析分離回収法では好ましくない。他方反応組成物中の
m−DCB、B2−4DCBおよび1−5B2−4DC
Bは臭素化または異性化反応工程ヘリサイクルされ目的
物であるB5−5DCBに転化されるから、これらは各
成分ごとに分離回収する必要はない。−方、B2−6D
CBはリサイクルによって濃縮蓄積されるから、ある時
期に系外へ排除する必要がある。
本発明者らは、これらの問題点を一挙に解決すべく鋭意
検討した結果、本発明に到達した。
く課題を解決するための手段〉 本発明の要旨は、ブロムジクロルベンゼン異性体混合物
からブロムジクロルベンゼン異性体を吸着分離する際に
、吸着剤としてゼオライトを用いることを特徴とするブ
ロムジクロルベンゼン異性体の分離方法に存する。
トリハロゲン化ベンゼン異性体の分離方法として、フォ
ージャサイト型ゼオライトを用いることは公知である(
特開昭58−219131号公報)が、この方法はトリ
ハロゲン化ベンゼンなどの同一ハロゲン化合物のみを対
象としており、本発明とは異なる。
本発明におけるブロムジクロルベンゼン異性体混合物と
は、B5−5DCB、B2−4DCB、B2−6DCB
さらには1−ブロム−2,5−ジクロルベンゼン(B2
−5DCBと略す)、1−ブロム−2,3−ジクロルベ
ンゼン(B2−3DCBと略す)および1−ブロム−3
,4−ジクロルベンゼン(B3−4DCBと略す)から
選ばれた少なくとも2種以上の異性体を含む混合物であ
り、上記6種の各異性体全種を含む混合物であってもよ
い、好ましくはB5−5DCBおよび的の異性体との混
合物である。さらにこれらブロムジクロルベンゼン異性
体混合物に、原料のm−DCB、副生物の1−5DB2
−4DCBを含むポリハロゲン化ベンゼン混合物をも包
含する。
本発明方法において使用するゼオライトとしては、特に
限定されないが、好ましくは、ホージャサイト型ゼオラ
イトが挙げられ、これは次式で示される結晶性アルミノ
シリケートである。
0.9±0.2M2/n、A1203:xsi02 :
 yH20 ここでMはカチオンを示し、nは−その原子価を表わす
、上式のホージャサイト型ゼオライトはX型とY型に分
類され、X型はx = 2.5±0゜5であり、Y型は
x=3〜6で表わされる。またyは水和の程度により異
なる。
本発明で使用するゼオライトの好ましいカオチンは、周
期律表の第IA族、第IB族および第1[A族などから
選ばれた金属イオンおよびアンモニウムイオン、グロト
ンなどからなる1種または2種以上のカチオンである。
これらのカチオンのイオン交換方法は、常法によって行
うことができ通常はゼオライトに加えようとする1種ま
たはそれ以上のカチオンの可溶性塩の水溶液にゼオライ
トを接触させるか、あるいはゼオライトを焼成すること
によりプロトン化するアンモニウム塩水溶液にそのゼオ
ライトを接触させることによって実施される。
本発明のゼオライト吸着剤はたとえば、特開昭53−2
8126号公報記載の方法で得られる0本発明方法によ
ればブロムジクロルベンゼン異性体混合物にm −D 
CBと1−5B2−4DCBをも含有するポリハロゲン
化ベンゼン混合物から82−6DCBをエクストラクト
成分として回収することができ、B5−5DCBをラフ
ィネート成分として分離回収できることが特徴である。
本発明方法を用いたブロムジクロルベンゼン異性体混合
物を吸着分離するための技術は、いわゆるクロマト分取
法であってもよいし、またこれを連続化した擬似移動床
による吸着分離方法でもよい。
これらの分離方法に使用する展開剤あるいは脱着剤は、
ブロムジクロルベンゼン、m −D CBおよび1−5
B2−4DCBと容易に蒸留分離できる化合物が使用で
き、アルキル置換芳香族、ハロゲン置換芳香族、好まし
くはトルエン、クロルトルエン、クロルベンゼン、エチ
ルベンゼン、キシレン、m −D CBなどである。こ
れらの化合物は2種以上の混合物であってもよい。
m−DCBを用いた場合には、B2−4DCBおよび1
−5B2−4DCBとともに83−5DCB製造の臭素
化/異性化反応工程ヘリサイクルすることも可能である
吸着分離のための操作条件としては、温度は室温から3
50℃、好ましくは50〜250℃であり、圧力は大気
圧から50kg/cdG、好ましくは401qr/cj
Gである0本発明による吸着分離は気相でも液相でも良
いが、操作温度を低くして原料供給物あるいは脱着剤の
好ましくない副反応を抑えるために液相で実施するのが
好ましい。
次に本発明の方法を実施例をあげて説明する。
実施例では吸着剤の吸着特性を次式の吸着選択率(α)
でもって表わす。
ここでASBはブロムジクロルベンゼン異性体のどれか
一つまたはm−DCBあるいは1−5B2−4DCBの
いづれか一つを示し、Sは吸着相、しは吸着相と平衡状
態にある液相を示す。
上式の値が1より大のときA成分が選択的に吸着され、
1より小のときはB成分が選択的に吸着される。また、
上式のα値が1より大なる吸着剤(あるいは1より小さ
くOに近い)はどAとBの吸着分離が容易となる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例I Na−XおよびNa−Y型ホージャサイトゼオライトの
造粒品およびこれらを表1に示したカチオンのゼオライ
トに占める全カチオンに対する当量比の梢酸塩(0,3
A g −K −Yでは、30当量%のAgNO3と7
0当量%のKNO3を用いた)水溶液を用いて、固液比
5(ml7g)で90℃、2時間イオン交換した。また
、一部プロトン化したゼオライトは硝酸アンモニウムの
当量水溶液で同様にイオン交換した。
イオン交換後、ゼオライト造粒品を90℃の純水にて固
液比5(ml7g)で10回洗浄し、120℃で一夜乾
燥した。このように調製されたゼオライト吸着剤は、ブ
ロムジクロルベンゼン異性体間の吸着選択率を測定する
直前に500℃で2時間焼成して用いた。
m−DCBと1−582−4DCBを含むブロムジクロ
ルベンゼン異性体間の吸着選択率を測定するために、内
容積5mlのオートクレーブ内に吸着剤2tおよび上記
ポリハロゲン化ベンゼン混合物3gを充填し、150℃
で0.5時間ときどき撹拌しながら放置した。仕込まれ
たポリハロゲン化ベンゼン混合物の組成は、m−DCB
IO 82−4DCB       35 B3−5DCB       35 B2−6DCB        5 l−5B2−4DCB    15 重量比である。
さらにガスクロマトグラフィー分析での基準物質として
、ポリハロゲン化ベンゼン混合物に対して20 w t
%のn−ノナンを同時に仕込んだ。n−ノナンは上記条
件下ではゼオライトの吸着特性に関し実質上不活性な物
質である。
吸着剤と接触させたのちの液相混合物の組成をガスクロ
マトグラフィーにより分析し、ブロムジクロルベンゼン
異性体間の吸着選択率を求めた。結果を表1に示す0表
1中、単一カチオン成分のみを示した吸着剤は、その吸
着剤に含まれるカチオンの98当量%以上を表わす、ま
た例えば0.3 A g −K −Yと示したものは、
K−Y型吸着剤に含まれる全カチオンの30当量%を含
む硝酸銀溶液と残余を硝酸カリウム溶液でイオン交換し
たことを示ず。
表   1 ※()内は5i02/AJ!203のモル比を表わす。
本発明方法によればゼオライト吸着剤を用いてB5−5
DCBをラフィネート成分として、B2−6DCBをエ
クストラクト成分として分離回収できることが、表1か
ら明らかである。
実施例2 実施PA1では対象外としたその他のブロムジクロルベ
ンゼン異性体混合物を含む混合液の吸着選択率を0.0
5Ag−Na−Xを用いて測定した。結果を表2に示す
仕込んだブロムジクロルベンゼン異性体混合物の組成は
、B2−3DCB/B2−5DCB/B5−4DCB/
B5−5DCBの等型温合物である。他の測定条件は実
施例1と同じである。
表   2 表2からもB5−5DCBをラフィネート成分として分
離回収できることがわかる。
〈発明の効果〉 本発明によればブロムジクロルベンゼン異性体混合物か
らゼオライト系吸着剤を用い、特定のブロムジクロルベ
ンゼンを高純度、でかつ効率よく分離回収することがで
き、工業的に寄与する効果は極めて高い。
ブロムジクロルベンゼンは、農薬、医薬、染料などの中
間原料として有用な化合物であり、高純度品をかつ低コ
ストで供給するみちが拓け、関係する産業界への寄与は
大きい。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブロムジクロルベンゼン異性体混合物からブロム
    ジクロルベンゼン異性体を吸着分離する際に吸着剤とし
    てゼオライトを用いることを特徴とするブロムジクロル
    ベンゼン異性体の分離方法。
  2. (2)ゼオライトがホージヤサイト型ゼオライトであり
    、周期律表第 I A族、第 I B族および第IIA族の金属
    イオンおよびプロトンからなる1種または2種以上のカ
    チオンを含むものである請求項1記載のブロムジクロル
    ベンゼン異性体の分離方法。
  3. (3)分離されるブロムジクロルベンゼン異性体が1−
    ブロム−3,5−ジクロルベンゼンである請求項1記載
    のブロムジクロルベンゼン異性体の分離方法。
JP3825088A 1988-02-19 1988-02-19 1―ブロム―3,5―ジクロルベンゼンの分離方法 Granted JPH01213243A (ja)

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JPH0446930B2 JPH0446930B2 (ja) 1992-07-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229610A (ja) * 2007-02-21 2008-10-02 Tosoh Corp ハロゲン系ガスの除害剤及びそれを使用するハロゲン系ガスの除害方法

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JP2008229610A (ja) * 2007-02-21 2008-10-02 Tosoh Corp ハロゲン系ガスの除害剤及びそれを使用するハロゲン系ガスの除害方法

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