JPH01204958A - ガス絶縁機器用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
ガス絶縁機器用エポキシ樹脂組成物Info
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- JPH01204958A JPH01204958A JP3165188A JP3165188A JPH01204958A JP H01204958 A JPH01204958 A JP H01204958A JP 3165188 A JP3165188 A JP 3165188A JP 3165188 A JP3165188 A JP 3165188A JP H01204958 A JPH01204958 A JP H01204958A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
（イ）産業上の利用分野
この発明は、ガス絶縁機器用エポキシ樹脂組成物に関す
る。さらに詳しくは、六フッ化イ才つ（ＳＦ、）ガスを
絶縁用ガスとして用いた電気絶縁機器におけるＳＦ６ガ
スと接触しうる固定部材、スペーサ材等として有用なエ
ポキシ樹脂組成物に関する。
る。さらに詳しくは、六フッ化イ才つ（ＳＦ、）ガスを
絶縁用ガスとして用いた電気絶縁機器におけるＳＦ６ガ
スと接触しうる固定部材、スペーサ材等として有用なエ
ポキシ樹脂組成物に関する。
（ロ）従来の技術
ＳＦ、ガス絶縁開閉装置（ＧＩＳ）等のＳＦ、ガスを封
入した絶縁隈器における内部導線の固定部材及びスペー
サ材としては、電気的に絶縁体であって機械的強度が高
くかつクラック防止の観点から線膨張率が低いものが要
求される。
入した絶縁隈器における内部導線の固定部材及びスペー
サ材としては、電気的に絶縁体であって機械的強度が高
くかつクラック防止の観点から線膨張率が低いものが要
求される。
従来から、かかる特性を備えた廉価な材料として、石英
粉末を充填材として配合して絶掃性′Ｐ機減的強度の向
上及び線膨張率の低下を図ったエポキシ樹脂が一般に知
られている。
粉末を充填材として配合して絶掃性′Ｐ機減的強度の向
上及び線膨張率の低下を図ったエポキシ樹脂が一般に知
られている。
しかしながら、かかる石英粉末充填エポキシ樹脂を上記
ＳＦ、ガス絶縁機器部材に用いた場合には、生じうるＳ
Ｆ ａの分解ガス（ことにＨＦガス）の影響により充
填材の劣化が生じ、最終的に該部材の絶縁性や機械的強
度が低下する不都合がある。
ＳＦ、ガス絶縁機器部材に用いた場合には、生じうるＳ
Ｆ ａの分解ガス（ことにＨＦガス）の影響により充
填材の劣化が生じ、最終的に該部材の絶縁性や機械的強
度が低下する不都合がある。
そこで、石英粉末に代えて耐ＳＦ６分解ガス性の高いア
ルミナ粉末を配合したエポキシ樹脂が、前記Ｓ Ｆ ｓ
ガス絶縁機器用樹脂として従来から使用されている。
ルミナ粉末を配合したエポキシ樹脂が、前記Ｓ Ｆ ｓ
ガス絶縁機器用樹脂として従来から使用されている。
（ハ）発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記アルミナ粉末充填エポキシ樹脂にお
いては、用いるアルミナ粉末が高ｇ５すためコスト高と
なるという問題があった。
いては、用いるアルミナ粉末が高ｇ５すためコスト高と
なるという問題があった。
この発明は、かかる状況下においてなされた乙のであり
、ことに、廉価な石英粉末を充填材として用いてＳ Ｐ
ａガス絶縁機器用に好適なエポキシ樹脂組成物を提供
しようとするものである。
、ことに、廉価な石英粉末を充填材として用いてＳ Ｐ
ａガス絶縁機器用に好適なエポキシ樹脂組成物を提供
しようとするものである。
（ニ）課題を解決するための手段
上記観点から、本発明者らは鋭意研究、検討を重ねた結
果、アルミニウム系カップリング剤で表面処理した石英
粉末を充填材として配合分散することにより、エポキシ
樹脂に前述した所望の絶縁性、機械的強度及び線膨張率
を付与できると共に、ＳＦ、分解ガスにより生じうるこ
れらの特性の劣化が蕃しく抑制され、耐久性の浸れた部
材を構成できる事実を見出し、この発明に到達した。
果、アルミニウム系カップリング剤で表面処理した石英
粉末を充填材として配合分散することにより、エポキシ
樹脂に前述した所望の絶縁性、機械的強度及び線膨張率
を付与できると共に、ＳＦ、分解ガスにより生じうるこ
れらの特性の劣化が蕃しく抑制され、耐久性の浸れた部
材を構成できる事実を見出し、この発明に到達した。
かくして、この発明によれば、アルミニウム系カップリ
ング剤で表面処理された石英系粉末状充填材を、エポキ
シ樹脂中に分散してなるガス絶禄機器用エポキシ樹脂組
成物が提供されろ。
ング剤で表面処理された石英系粉末状充填材を、エポキ
シ樹脂中に分散してなるガス絶禄機器用エポキシ樹脂組
成物が提供されろ。
この発明に用いる石英系粉末状充填材としては、石英粉
末、石英ガラス粉末、シリカ粉末等と称されるらのか種
々適用でき、ことに溶融石英ガラス粉末を用いるのが好
ましい。ま几、これら粉末の平均粒度が５〜７０μｍ程
度のらのを用いるのが適しており、１０〜３０μｍのら
のか好ましい。平均粒度か小さすぎると作業性の点で好
ましくなく、また逆に大きすぎると機械的強度の点て好
ましくない。
末、石英ガラス粉末、シリカ粉末等と称されるらのか種
々適用でき、ことに溶融石英ガラス粉末を用いるのが好
ましい。ま几、これら粉末の平均粒度が５〜７０μｍ程
度のらのを用いるのが適しており、１０〜３０μｍのら
のか好ましい。平均粒度か小さすぎると作業性の点で好
ましくなく、また逆に大きすぎると機械的強度の点て好
ましくない。
上記石英系粉末状充填材の表面処理に用いられるアルミ
ニウム系カップリング剤としては、無機物の表面処理に
使用されろものが種々適用可能であり、より具体的には
アルミニウムを中心原子として、低級アルコキシ基のご
とき少なくとら１つの無機官能基とカルボキシル基、カ
ルボン酸エステル基、アシル基、アセチル基、アセチル
アセトニル基等を含有する有機官能基とを結合してなる
有機アルミニウム化合物が用いられる。かかるアルミニ
ウム系カップリング剤として一つの好ましいものとして
、アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレートが
挙げられる。
ニウム系カップリング剤としては、無機物の表面処理に
使用されろものが種々適用可能であり、より具体的には
アルミニウムを中心原子として、低級アルコキシ基のご
とき少なくとら１つの無機官能基とカルボキシル基、カ
ルボン酸エステル基、アシル基、アセチル基、アセチル
アセトニル基等を含有する有機官能基とを結合してなる
有機アルミニウム化合物が用いられる。かかるアルミニ
ウム系カップリング剤として一つの好ましいものとして
、アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレートが
挙げられる。
カップリング剤の処理量は、石英系粉末状充填材１００
重量部に対して０．５〜５重量部とするのか適している
。０．５重量部未満では最終的に得られるエポキシｔａ
ｔ指の耐５Ｆｌｌガス性が不充分となり５重量部を超え
るとコストの点て好ましくない。
重量部に対して０．５〜５重量部とするのか適している
。０．５重量部未満では最終的に得られるエポキシｔａ
ｔ指の耐５Ｆｌｌガス性が不充分となり５重量部を超え
るとコストの点て好ましくない。
上記表面処理された充填材を未硬化エポキシ樹脂及び硬
化剤と混練し、硬化条件に付すことにより、この発明の
エポキシ樹脂組成物が得られる。
化剤と混練し、硬化条件に付すことにより、この発明の
エポキシ樹脂組成物が得られる。
この際、硬化を所望形状の型内で行うことにより、意図
する形状に成形されたエポキシ樹脂組成物とすることが
できろ。対象となるエポキシ樹脂としてはいわゆるグリ
シジルエーテル系エポキシ樹脂、ノボラック系エポキシ
樹脂及び指環式エポキシ樹脂等が適している。この際の
上記充填材の配合量は条件によっても異なるが、通常、
硬化後のエポキシ樹脂に対し約５０〜７０重量％となろ
ように調整するのか好ましく、５５〜６５重量％とする
のがより好ましい。５０重量％未満では、機械的強度の
向上や線膨張率の低減効果が不充分で好ましくなく、７
０重量％を超えると作業性等の点で好ましくない。
する形状に成形されたエポキシ樹脂組成物とすることが
できろ。対象となるエポキシ樹脂としてはいわゆるグリ
シジルエーテル系エポキシ樹脂、ノボラック系エポキシ
樹脂及び指環式エポキシ樹脂等が適している。この際の
上記充填材の配合量は条件によっても異なるが、通常、
硬化後のエポキシ樹脂に対し約５０〜７０重量％となろ
ように調整するのか好ましく、５５〜６５重量％とする
のがより好ましい。５０重量％未満では、機械的強度の
向上や線膨張率の低減効果が不充分で好ましくなく、７
０重量％を超えると作業性等の点で好ましくない。
このようにして得られたエポキシ樹脂組成物は、充填材
無配合のものに比して機械的強度、電気絶縁性に優れ、
かつ線膨張率が低減され乙ちのである。そして未処理の
石英系粉末充填材を配合したものに比して上記特性につ
いての耐５Ｆｌｌガス性に著しく浸れたものである。
無配合のものに比して機械的強度、電気絶縁性に優れ、
かつ線膨張率が低減され乙ちのである。そして未処理の
石英系粉末充填材を配合したものに比して上記特性につ
いての耐５Ｆｌｌガス性に著しく浸れたものである。
（ホ）実、ｓ例
実施例１
市販の石英粉末（商品名）ＩＨＨ、長瀬産業（妹））１
９６重量部にアルミ、ニウム系カップリング剤として、
下式； （式中、Ｒは炭化水素基） で示されるアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピ
レート（商品名ＡＬ−Ｍ 、味の素（株）社製）を４重
量部混入し、ヘンシェルミキサで、常温下、３０分混合
を行って表面処理を行った。
９６重量部にアルミ、ニウム系カップリング剤として、
下式； （式中、Ｒは炭化水素基） で示されるアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピ
レート（商品名ＡＬ−Ｍ 、味の素（株）社製）を４重
量部混入し、ヘンシェルミキサで、常温下、３０分混合
を行って表面処理を行った。
このようにして得られた表面処理石英粉末２００重量部
を、エポキシ樹脂（ビスフェノールＡジグリシジルエー
テル；商品名ＣＴ−２００．チバガイギー社）１００重
量部及び硬化剤（３−メチル−テトラヒドロ−無水フタ
ル酸を主成分：商品名ＨＴ−９０３：チバガイギー社）
３０重量部と混合し、このｌ昆合物を所定の金型に注入
して１２０℃下、１６時間硬化反応に供することにより
、直径１５ｘｘ、長さ２００開の棒状に成形されたこの
発明のエポキシ樹脂組成物を得た。
を、エポキシ樹脂（ビスフェノールＡジグリシジルエー
テル；商品名ＣＴ−２００．チバガイギー社）１００重
量部及び硬化剤（３−メチル−テトラヒドロ−無水フタ
ル酸を主成分：商品名ＨＴ−９０３：チバガイギー社）
３０重量部と混合し、このｌ昆合物を所定の金型に注入
して１２０℃下、１６時間硬化反応に供することにより
、直径１５ｘｘ、長さ２００開の棒状に成形されたこの
発明のエポキシ樹脂組成物を得た。
この棒状成形品を、放電電極を取付けた密閉可能なチャ
ンバー内に入れ、この中にＳＦ、ガスを密閉し、ｌ０Ｋ
Ｖ ＩＡで連続アーク放電してＳＦ。
ンバー内に入れ、この中にＳＦ、ガスを密閉し、ｌ０Ｋ
Ｖ ＩＡで連続アーク放電してＳＦ。
ガスの分解条件（分解率５％）に付し、その後ＳＦ。
分解ガス中にて成形品の耐Ｓ Ｆ ａ分解ガス性を評価
した。評価は、ＳＦ、分解ガス中ての放置時間と、成形
品の表面抵抗の変化の関係を、絶縁抵抗計にて調べるこ
とにより行った。
した。評価は、ＳＦ、分解ガス中ての放置時間と、成形
品の表面抵抗の変化の関係を、絶縁抵抗計にて調べるこ
とにより行った。
この結果を第１図にプロット−〇−として示した。
比較例！
アルミニウム系カップリング剤で処理した石英粉末の代
わりに、未処理の石英粉末を用いる以外、実施例１と同
様にしてエポキシ樹脂棒状成形品を作製し、耐ＳＦ、分
解ガス性を評価した。
わりに、未処理の石英粉末を用いる以外、実施例１と同
様にしてエポキシ樹脂棒状成形品を作製し、耐ＳＦ、分
解ガス性を評価した。
この結果を第１図にプロット−・−として示した。
第１図に示されるように、この発明のエポキシ樹脂組成
物は、未処理の石英粉末を用いたものに比して耐Ｓ Ｆ
ｓ分解ガス性が著しく改善されていることが判る。
、 （へ）発明の効果 この発明のエポキシ樹脂組成物は、耐Ｓ Ｆ ａ分解ガ
ス性に優れたものであり、長期間に亘って優れた絶縁性
、機械的強度を推持するものである。
物は、未処理の石英粉末を用いたものに比して耐Ｓ Ｆ
ｓ分解ガス性が著しく改善されていることが判る。
、 （へ）発明の効果 この発明のエポキシ樹脂組成物は、耐Ｓ Ｆ ａ分解ガ
ス性に優れたものであり、長期間に亘って優れた絶縁性
、機械的強度を推持するものである。
従って、この発明のエポキシ樹脂組成物は、Ｓ Ｆ ａ
ガスを絶縁用ガスとして用いた各種電気絶縁機器におけ
るＳ Ｐ ａガスと接触しうる各種部材として有用であ
り、ことにＧＩＳ等の Ｓ Ｆ ｅガス絶縁開閉装置や遮断器における内部固定
部材、スペーサ材等として有用なしのである。
ガスを絶縁用ガスとして用いた各種電気絶縁機器におけ
るＳ Ｐ ａガスと接触しうる各種部材として有用であ
り、ことにＧＩＳ等の Ｓ Ｆ ｅガス絶縁開閉装置や遮断器における内部固定
部材、スペーサ材等として有用なしのである。
Claims (1)
- １．アルミニウム系カップリング剤で表面処理された石
英系粉末状充填材を、エポキシ樹脂中に分散してなるガ
ス絶縁機器用エポキシ樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3165188A JPH01204958A (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | ガス絶縁機器用エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3165188A JPH01204958A (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | ガス絶縁機器用エポキシ樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01204958A true JPH01204958A (ja) | 1989-08-17 |
Family
ID=12337077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3165188A Pending JPH01204958A (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | ガス絶縁機器用エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01204958A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020041109A (ja) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | 富士電機株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物及び半導体装置 |
-
1988
- 1988-02-12 JP JP3165188A patent/JPH01204958A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020041109A (ja) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | 富士電機株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物及び半導体装置 |
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