JPH01199362A - デイスクドライブ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ディスクドライブ装置に関するものである。

一般に、この種のディスクドライブ装置では、装置内に
挿入されたジャケット付きの磁気ディスクをその中央孔
周辺にて駆動ハブとコーンとにより所定圧力の下に把持
しつつ駆動ハブに連結されたモータにより磁気ディスク
を回転させながら。

磁気ディスクの所定の露出部にてヘッドを接触させてデ
ータの記録・再生を行なうものである。ところが、この
磁気ディスクの装置内へのセット手段を見ると、従来は
、挿入口から挿入され離反状態下の駆動ハブ・コーン間
を通過した磁気ディスクに対し揺動可能ドアの閉塞操作
によってコーンを駆動ハブに向けて移動させて把持セッ
トするようにしているものであり、揺動可能ドアの開閉
操作が必要となる。この点、スペース的な面から揺動可
能ドアに代えてノブを露出させ、このノブの操作により
これに連通ずる力付与機構、板ばねなどによりコーンを
駆動ハブに向けて移動させるようにしたものが特開昭５
５−５２５５７号公報、特開昭５５−５２５５８号公報
等に示されているが、この方式によっても手動セット方
式である点では変わりなく、ディスクのセット動作が不
便である。

また、磁気ディスクはそのジャケットが正方形であり表
裏合わせて８通りの挿入方向があるが、正常な挿入方向
は唯一つであることからオペレータが誤挿入してしまう
場合がある。ところが、従来、このような異常挿入の場
合、システムの方からフロッピーディスクにＲ／Ｗのア
クセスがあって始めて誤挿入を検知するもので、この検
出までの時間的ずれによりオペレータに当惑を与えるも
のであり、さらに、システム側では誤挿入を検知するこ
とによりエラー表示を行うことはできるが、磁気ディス
クを自動的に排出させることはできないものである。結
局、誤挿入があっても、フロッピーディスク装置のエラ
ーとして警告されるものでしかない。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、磁気デ
ィスクを装置内へ挿入する操作を行なうだけで自動的に
把持セットすることができるとともに、異常挿入があっ
た場合にはその誤挿入を直ちに知ることができ、全体的
に操作性のよいフロッピーディスクドライブ装置を得る
ことを目的とするものである。

本発明は、センサーとコーン・ロード駆動源とを設けて
、まず、センサーにより磁気ディスクの挿入状態を監視
し、正規位置であるときにその検出信号によりコーン・
ロード駆動源を動作させ、これにより、コーンを自動的
に駆動ハブに向けて移動せしめ、結局、磁気ディスクを
装置内に挿入するだけでそのま把持セットすることがで
き、この際、セット条件成立により把持セットされた磁
気ディスクを回転させて異常挿入検出機構によりインデ
ックス信号の到来する周期を監視して異常挿入であるか
否か検出し、異常挿入であればコーン・ロード駆動源を
解除させてコーンを復帰させ、磁気ディスクはエジェク
ト機構により排出させることにより、オペレータは直ち
に磁気ディスクの誤挿入であることを知ることができ、
正しく挿入し直す等の処置をとることができるように構
成したものである。

本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

まず、第１図はフロッピーディスクドライブ装置の外ケ
ースｌの外観を示すものであり、この外ケースｌの正面
手前側にはスリット状の挿入口２を有するカバー３が取
付けられている。また、第２図はこのフロッピーディス
クドライブ装置において使用されるフロッピーディスク
４を示すもので、正方形状のジャケット５とこのジャケ
ット５内に回転可能に配設された薄いフレキシブル状の
磁気ディスク６とからなる。ここで、ジャケット５は磁
気ディスク６の材料よりいくらか厚く、かつ、より剛性
の高い材料により閉塞状態に形成されており、その中央
部に孔７が形成されているとともに、前記磁気ディスク
６を半径方向に露出させる長孔８が形成され、さらに孔
７周辺の所定位置には小孔９が形成されている。一方、
磁気ディスク６には前記孔７より小さめでこの孔７と同
じ円となる中央孔ｌＯが形成され、さらにその回転軌跡
において前記小孔９部分を通過しつる検出孔１１が形成
されている。また、ジャケット５の一面にはラベル１２
が貼付されている。

しかして、前記外ケースｌ内においては挿入口２に対応
させて主フレーム（図示せず）と補助フレーム１３とが
対向配置されている。ここで、主フレームの所定位置に
は駆動ハブ１４が回転自在に支持されており、この駆動
ハブ１４の軸１５には主フレーム裏面側に同軸上に設け
られたＤＣブラシレスモータ１６が直結されている。こ
の駆動ハブ１４は中央凹部１７とその周りの面部１８と
を有するものである。そして、この駆動ハブ１４より奥
方において、主フレームには２本の支持ロッド１９，２
０が水平方向に上下に配設され、図示しない駆動源によ
りこの支持ロッド１９，２０に沿って往復動するキャリ
ッジ２１が設けられている。このキャリッジ２１には長
孔８を介して露出する磁気ディスク６に接離しデータの
記録・再生を行なうヘッド２２が搭載されている。この
ヘッド２２は板ばね２３により磁気ディスク６側に付勢
された揺動アーム２４に取付けられている。

ここで、通常は磁気ディスク６の両面についてデータの
記録・再生を行なうので、キャリッジ２１には一対のヘ
ッド２２等が対向して設けられているが、少なくとも一
方がヘッドであればよい。また、前記主フレームの表面
側には対向する補助フレーム１３裏面とによりフロッピ
ーディスク４の挿入路を幅狭に形成するガイド部が駆動
ハブ１４と略同−高さに形成されている。また、主フレ
ーム裏面側にはＰＣ板等が取付けられている。

一方、前記補助フレーム１３は前記主フレームの駆動ハ
ブ１４と一致させて上下に立設したビン２５により位置
決めされつつ取付片２６、クランプ２７により主フレー
ムに対して着脱自在に取付けられるものであり、この補
助フレーム１３には駆動ハブ１４．ヘッド機構、ＰＣ板
等を除く後述する大部分の部材が取付けられている。ま
ず、補助フレーム１３には駆動ハブ１４に対応させた孔
２８とヘッド機構を逃げる切欠き２９とが形成されてお
り、この孔２８の位置には前記駆動ハブ１４と同軸上に
位置して対向しこの駆動ハブ１４、ＤＣブラシレスモー
タ１６等とともにディスク回転機構を構成するコーン３
０が設けられている。

このコーン３０は駆動ハブ１４の中央凹部１７内に入り
込み可能なテーパ状の中央凸部３１と面部１８と対向す
るフランジ部３２とを有する。このコーン３０の軸３３
はコーン・ロード・プレート３４により回転自在かつ軸
方向移動自在に支持されており、コーン３０・コーン・
ロード・プレート３４間にはコイルばね３５が設けられ
ている。

ここで、このコーン・ロード・プレート３４は補助フレ
ーム１３の上下に設けられたボス３６とスロット３７と
により前記軸３３の方向に変位自在に支持されているも
のであり、コーン３０取付部付近は補助フレーム１３と
平行な剛性プレート３８とされ、その両端に板ばね３９
．４０が取付けられているものである。したがって、剛
性プレート３８は板ばね３９，４０によりコーン３０を
駆動ハブ１４から離反させる方向に付勢されており、こ
の剛性プレート３８を駆動ハブ１４側に向けて変位させ
るコーン・ロード駆動源となるコーン・ロード・ソレノ
イド４１および伝達機構が設けられている。すなわち、
ボス４２により回動自在に支持されつつ屈曲されて剛性
プレート３８上に延設された軸４３の一端にはこの剛性
プレート３８上に位置するローラ４４が設けられている
。このローラ４４はフランジ４５付きのもので、剛性プ
レート３８の幅より長めとされている。そして、前記軸
４３にはこの軸４３と共動するカム４６が設けられ、プ
ーリ４７を介してワイヤ４８により前記コーン・ロード
・ソレノイド４１に連結されている。ここで、剛性プレ
ート３８には通常状態においてローラ４４が係止する段
部４９が形成されている。また、前記軸４３の他端には
その回動により前記挿入口２を開閉するシャッター５０
が固定されている。さらに、前記コーン・ロード・ソレ
ノイド４１の周りにはヘッド機構に対するシ−ルド板５
１が設けられている。

ついで、前記補助フレーム１３の奥方上部には挿入され
たフロッピーディスク４のジャケット５先端側が第１装
置Ｐ、を越えたかどうかを検出する第１センサーとして
のフォトカプラー５２が設けられている。ここで、ジャ
ケット５先端側が第１位置に位置するとき、磁気ディス
ク６の中心は駆動ハブ１４の中心近傍に位置するもので
ある。

すなわち、第１装置Ｐ、は後述するように磁気ディスク
６にコーン３０を当接させる（正規の磁気ディスク６挿
入位置）第２位置Ｐ、近傍で少し手前（挿入口２側）の
位置であるとともに、この第１位装置Ｐ、でＤＣブラシ
レスモータ１６を駆動開始させるものである。一方、補
助フレーム１３の下部にはエジェクト機構５３が設けら
れている。

このエジェクト機構５３はエジェクトプレート５４と板
ばね５５とを補助フレーム１３の板厚と略同−のガイド
部材５６を介してねじ５７により固定してなり、補助フ
レーム１３にはエジェクト機構５３を前後方向に移動さ
せるためのガイド部材５６用の切欠き５７が形成され、
シールド板５トエジエクトプレート５４間には復帰用の
ばね５８が張設されている。ここで、前記エジェクトプ
レート５４の先端にはジャケット５先端が係止する屈曲
片５９が形成され、後端側には段部６０およびこの段部
６０の手前側に位置する角孔６１が形成されている。ま
た、前記板ばね５５は補助フレーム１３裏面に圧接しつ
つ摺動するもので、その自由端には補助フレーム１３に
形成された角孔６２に係脱する係止段部６３が形成され
ている。

この係止段部６３と角孔６２手前縁との係止により第２
位置Ｐ、を規制するもので、角孔６２奥方縁はエジェク
ト機構５３の奥方への動きを規制するものである。そし
て、このようなエジェクト機構５３の動きを検出するた
めの第２センサーとしてのマイクーロスイッチ６４が補
助プレート１３の奥方下部に設けられ、このマイクロス
イッチ６４をＯＮ・ＯＦＦさせる作動片６５がエジェク
トプレート５４に形成されている。この作動片６５には
テーバ部６６が形成されており、エジェクトプレート５
４の第２位置Ｐ３を越える動きにより作動片６５によっ
てマイクロスイッチ６４はＯＮＬ、第２位置Ｐ８への復
帰によりＯＦＦされるものである。したがって、エジェ
クト機構５３は第２位置Ｐ、においてはロック状態とな
る。そこで、このようなロック状態を解除しつつ正規位
置ＰＲに規制する押圧片６７が前記剛性プレート３８と
一体的に屈曲形成されている。すなわち、この押圧片６
７は角孔６２と対向、しており、エジェクトプレート５
４が第２位置Ｐ、に位置するときにはその段部６０手前
面とわずかな寸法差ｄをもって角孔６１，６２、係止段
部６３に対向するものである。

また、補助フレーム１３の上部にはヘッド・ロード機構
が設けられている。まず、手前側上部にはヘッド・ロー
ド・ソレノイド６９が設けられ、ねじりばね７０により
ＯＦＦ方向へ付勢されたレバー７１が連結されている。

そして、奥方上部には軸７２を中心に揺動自在で側面的
に見て略Ｕ字状に形成されたブラケット７３が設けられ
ている。

このブラケット７３はばね７４により補助フレーム１３
から離反する方向に付勢されており、減速機構を介して
前記ヘッド・ロード・ソレノイド６９のレバー７１と連
結されている。具体的には、補助フレーム１３に固定さ
れたプーリ７６とブラケット７３に固定されたプーリ７
７とが設けられ、これらのプーリ７６．７７を通るワイ
ヤ７８がレバー７１・係止片７９間に張設されている。

そして、このブラケット７３にはヘッド機構に向けてペ
イル８０が取付けられており、このペイル８０下縁側は
前記揺動アーム２３に設けられたフック８１に離反方向
に係止するフランジ８２が形成されている。また、ペイ
ル８０の内側には主フレームにおけるプラテン！５８３
と対向する圧力板８４が板ばね８５により離反方向に付
勢されつつラフ部８６により規制されるよう接離自在に
設けられている。さらに、前記ブラケット７３にはコー
ン３０が駆動ハブ１４に向けて移動したとき、そのロー
ラ４４により中間位置に位置規制される係止片８７が延
設されている。

さらに、前記補助フレーム１３には正常方向にフロッピ
ーディスク４を挿入した場合のその小孔９に対向する位
置に位置させて検出孔１１の検出に基づきインデックス
信号を生ずるインデックスセンサー８８が主フレーム側
と対で設けられている。また、前記カバー３にはフロッ
ピーディスク４を排出させる際に押されるエジェクト釦
８９が設けられている。

ついで、電気的回路構成の一部を第１４図のブロック図
により説明する。まず、フォトカプラー５２の検出信号
Ｓ、はＤＣブラシレスモータ１６を駆動させるドライバ
ー９０に入力されている。

また、マイクロスイッチ６４の検出信号Ｓ、はフリップ
プロップ９１のＣ端子に入力され、このフリップフロッ
プ９１の出力Ｑはヘッド・ロード制御回路９２に入力さ
れているとともに、ＡＮＤゲート９３に入力されている
。このＡＮＤゲート９３には検出信号Ｓ、に基づきＤＣ
ブラシレスモータ１６の立上り時間０．６秒程度を確保
するための遅延回路９４からの信号Ｓｏ、も入力され、
ＡＮＤゲート９３の出力はＡＮＤゲート９６を介してコ
ーン・ロード・ソレノイド４１用のドライバー９６に入
力されている。このＡＮＤゲート９５にはレディ・セッ
ト信号ＳＲ８をインバータ９７で反転させた信号とチョ
ッパ用のクロック信号ＳＣとを入力とするＯＲゲート９
８の出力信号も入力されている。また、ＡＮＤゲート９
３の出力信号に基づき２秒程度の時間を確保して信号Ｓ
ｏ、を生ずる誤挿入検出タイマー９９が設けられ、この
信号ＳＤ、はインバータ９７の信号とともにＮＡＮＤゲ
ート１００に入力されている。このＮＡＮＤゲート１０
０からの出力信号Ｒ５，は検出信号ＳＩとともにＮＡＮ
Ｄゲート１０１に入力されている。

さらに、エジェクト釦８９内に設けられたマイクロスイ
ッチ１０２からのエジェクト信号ＳＥ、とフロッピーデ
ィスクドライブ装置が組込まれるシステムからの外来エ
ジェクト信号ＳＥ、とが入力されるＯＲゲート１ｏ３の
信号とエジェクト禁止信号とが入力されるＮＡＮＤゲー
ト１０４が設けられ、二〇ＮＡＮＤゲー）１０４からの
出力信号Ｒ３゜は前記ＮＡＮＤゲート１０１に入力され
ている。

このような構成において、装置内へのフロッピーディス
ク４の挿入してない状態にあっては、コーン・ロード・
ソレノイド４１に通電されておらず、軸４３が回転して
ないので、シャッター５０は挿入口２を開放しており、
フロッピーディスク４が挿入口２より入り込めるように
なっている。

また、コーン３０が取付けられたコーン・ロード・プレ
ート３４にもローラ４４による押圧力が作用しないので
、その板ばね３９．４０により離反方向への力により駆
動ハブ１４から離反した状態にコーン３０が維持され、
第５図に示すように駆動ハブ１４・コーン３０間にフロ
ッピーディスク４が通りうる隙間が形成されるようにな
っている。

このとき、フロッピーディスク４挿入前にコーン・ロー
ド・ソレノイド４１を駆動させてコーン３０を駆動ハブ
１４側に移動させるような誤動作があっても、コーン・
ロード・プレート３４の押圧片６７がエジェクトプレー
ト５４の段部６０に第１０図（ａ）に示す如く対向接触
しているので、結局、コーン３０の移動動作は行なわず
、駆動ハブ１４・コーン３０間の隙間は維持される。ま
た、ブラケット７３はばね７４によって補助フレーム１
３から離反する方向に付勢されているが、このときロー
ラ４４°も離反位置にありブラケット７３の係止片８７
が第１０図（ａ）に示すように規制されないので、ブラ
ケット７３に取付けられたペイル８０がこのばね７４に
よって最大離反位置に保持される。この結果、ヘッド２
２を有する揺動アーム２３は板ばね３４により接触方向
に付勢されているが、フック８１に係止するペイル８０
のフランジ８２によって最大離反位置に保持され、ヘッ
ド２２間（またはヘッド・対向部材間）にフロッピーデ
ィスク４を挿入しうるようにされている。

このとき、圧力板８４もペイル８０に従ってプラテン部
８３から離反した状態に保持され、両者間に隙間が形成
されている。

このような状態下で挿入口２よりフロッピーディスク４
を装置内に挿入する。ここで、フロッピーディスク４は
ジャケット５が正方形であり表裏合わせて８通りの挿入
方向があるが、第２図中に矢印で示す方向のみが正常な
挿入方向であり、他の７通りの挿入方向の場合、すべて
誤挿入となる。

いずれの挿入方向にしても、挿入されたフロッピーディ
スク４の先端が第１位置Ｐ、に至ると、これがフォトカ
プラー５２により検出されて検出信号Ｓ、が出力される
ので、この検出信号Ｓ、によってドライバー９０が動作
してＤＣＣブラシレスモーフ１が起動する。これにより
、駆動ハブ１４も回転し、フロッピーディスク４の中心
もこの駆動ハブ１４中心の近傍に位置することになるが
、未だコーン３０により把持されていないので、磁気デ
ィスク６が回転することはない。

このフォトカプラー５２による検出動作に併行して、エ
ジェクトプレート５４がその屈曲片５９に接するフロッ
ピーディスク４に押されて奥方に移動する。このエジェ
クトプレート５４に追従する板ばね５５の係止段部６３
が角孔６２手前縁に入り込む第２位置までフロッピーデ
ィスク４が挿入されると、エジェクトプレート５４の作
動片６５がマイクロスイッチ６４をＯＮさせ、このマイ
クロスイッチ６４ＯＮのまま板ばね５５の係止段部６３
が第１０図（ｂ）中に一点鎖線で示すように角孔６２の
奥方縁に当接するまで第２位置を越えてフロッピーディ
スク４の挿入が可能となり、そこでオペレータが手を離
すと、エジェクト機構５３はそのばね５８に引っ張られ
て再び第１Ｏ図（ｂ）中に実線で示す第２位置へ戻る。

この第２位置への復帰によりマイクロスイッチ６４はフ
ロッピーディスク４が第２位置を越えた後、手が離され
たことを検出してＯＦＦになり、このＯＦＦへの立上り
検出信号Ｓ、によってフリップフロップ９１がセットさ
れる。このフリップフロップ９１からの出力Ｑによりヘ
ッドロード制御回路９２ではへラドロード無効信号が有
効信号に代わる。−方、このフリップフロップ９１の出
力ＱはＤＣブラシレスモータ１６の立上りのため遅延回
路９４からの遅延出力信号ＳＤ、を持ってＡＮＤゲート
９３を開き、さらにこのとき未だレディ・セット信号Ｓ
Ｒ８が出力されていないことからＡＮＤゲート９３を開
いてドライバー９６を駆動し、コーン・ロード・ソレノ
イド４１を吸引動作させる。

このコーン・ロード・ソレノイド４１の吸引動作により
ワイヤ４８が引っ張られ、プーリ４７、カム４６を介し
て軸４３を回動変位させ、偏位された一端のローラ４４
が第６図に示すように剛性プレート３８の段部４９を乗
り越えてコーン・ロード・プレート３４に対し接触方向
の抑圧作用を示す。これにより、剛性プレート３８は板
ばね３９．４０を変形させつつ補助プレート１３と平行
のまま接近移動し、この剛性プレート３８により支持さ
れたコーン３０を真直に駆動ハブ１４に向けて移動させ
ることになる。したがって、挿入されたフロッピーディ
スク４の磁気ディスク６はその中央孔１０周辺の露出部
が駆動ハブ１４の面部１８とコーン３０のフランジ部３
２とにより把持され、コイルばね３５による押圧力の下
に、駆動ハブ１４の回転に従いジャケット５内で回転す
ることになる。このときの剛性プレート３８に対する押
圧動作を示すローラ４４部分は第６図に示すようにその
上死点を越えないように設定されている。一方、エジェ
クト機構５３について見ると、第１０図（ｂ）に示すよ
うに第２位置へ復帰した状態では板ばね５５の係止段部
６３が角孔６２に係止してエジェクト作用をなし得ない
ロック状態となっているので、コーン・ロード・ソレノ
イド４１の動作に基づく磁気ディスク６の把持セット動
作と併行してロック解除動作が行なわれる。すなわち、
剛性プレート３８の接触方向への移動に従いその押圧片
６７も移動し、角孔６１，６２を通って第１Ｏ図（Ｃ）
に示すように板ばね５５の係止段部６３を角孔６２から
外すように押圧することになる。この係止段部６３に対
する押圧時点では押圧片６７と段部６０手前面との間に
第１０図（Ｃ）に示すように寸法差ｄがあり、係止段部
６３が角孔６２から解除された時点でエジェクト機構５
３は第１Ｏ図（ｄ）に示すようにこの寸法差ｄ分だけそ
のばね５８により移動し、フロッピーディスク４も屈曲
片５９によって一緒に正規位置ＰＲへ移動させることに
なる。この正規位置ＰＲへの移動はコーン３９の駆動ハ
ブ１４に向けての移動中に行なわれるが、面部１８とフ
ランジ部３３とによる最終的な把持の前に行なわれるの
で支障はない。このようにして、フロッピーディスク４
を装置内に挿入し、手を離すだけで、自動的にコーン・
ロード・ソレノイド４１を動作させて駆動ハブ１４とコ
ーン３０とにより磁気ディスク６を把持セットすること
ができるものである。

このような磁気ディスク６のセット条件が成立して把持
された後、フロッピーディスク４の異常挿入の有無が検
出される。すなわち、フロッピーディスク４の正常方向
にて挿入された場合にはそのセット状態において小孔９
がインデックスセンサー８８と対向することになり、磁
気ディスク６の回転により小孔９を通過する検出孔１１
が検出されて、第１５図に示すように４つのインデック
ス信号をカウントしてレディ・セット状態となって、レ
ディ・セット信号を生じ、正常方向の挿入としてセット
状態が継続される。一方、フロッピーディスク４が異常
方向にて挿入セットされた場合には、その小孔９がイン
デックスセンサー８８に対向せず、インデックス信号が
出力されず、これによりレディ・セット信号が出力され
ないので誤挿入検出タイマー９９の遅延出力信号Ｓｏ、
を持って誤挿入と断定し、ＮＡＮＤゲート１００からは
第１５図中に点線で示すような出力信号Ｒ３゜が出力さ
れる。これにより、ＮＡＮＤゲート１０１を介してブリ
ップフロップ９９がリセットされ、ＡＮＤゲート９３が
禁止されるので、コーン・ロード・ソレノイド４１が消
勢されて、後述するようにコーン３０が復帰し、エジェ
クト機構５３によりフロッピーディスク４が排出される
。したがって、従来では、ディスク誤挿入の場合、シス
テムの方からフロッピーディスクにＲ／Ｗのアクセスが
あって始めて誤挿入を検知するもので、この検出までの
時間的ずれによりオペレータに当惑を与えるものであり
、さらに、システム側では誤挿入を検知することにより
エラー表示を行なうことはできるが、ディスクを自動的
に排出させることはできないものであるが、これによれ
ば、オペレータは挿入口２側に排出されたフロッピーデ
ィスク４を見ることにより、トラブルの原因が誤挿入で
あることをすぐに知ることができ、正しく挿入し直すこ
とができる。また、誤挿入検知信号に基づいて特別周波
数の警報音を発したり、ＬＥＤの点滅をもって知らせる
ことも可能である。一方、フロッピーディスク４の挿入
状態によっては、その先端が第２位置Ｐ８　を越える挿
入の後手が離されたことがマイクロスイッチ６４により
検出されてフリップフロップ９１がセットされたとして
も、必要以上にフロッピーディスク４が戻って第１位置
Ｐ、以下となるようなときには、フロッピーディスク４
を監視しているフォトカプラー５２の検出信号ＳＩがな
くなるので、ＮＡＮＤゲート１０１を介してフリップフ
ロップ９１がリセットされることになり、コーン・ロー
ド・ソレノイド４１は最初から駆動されず、磁気ディス
ク６のセット動作は行なわれない。したがって、このよ
うなときには駆動ハブ１４とコーン３０との位置と磁気
ディスク６の中央孔１０とが位置ずれしているが、コー
ン３０が動作されないので、磁気ディスク６を傷つける
ことはない。

しかして、フロッピーディスク４が正常に挿入されてセ
ットされ、レディ・セット信号ＳＲ８が出た後は、コー
ン・ロード・ソレノイド４１の吸引状態により磁気ディ
スク６の把持状態が維持されるが、このとき、コーン・
ロード・ソレノイド４１はチョッパ制御されることにな
る。すなわち、磁気ディスク６のセット起動時にはこの
コーン・ロード・ソレノイド４１に大電流を流してセッ
ト動作を行なわせるが、レディ・セット信号ＳＲ８が出
力されているときにはチョッパ用のクロック信号Ｓｃに
よってＡＮＤゲート９５が開閉されることになりドライ
バー９６には第１５図に示すような電流が流れて、コー
ン・ロード・ソレノイド４１がチョッパ制御され、結局
、セット保持時には消費電力が低減され、その発熱防止
も図ることができるものとなる。もつとも、このチョッ
パ制御への切換えは、レディ・セット信号ＳＲ８による
ことなく、単にコーン・ロード・ソレノイド４１の駆動
開始からタイマーで一定時間経過後に行なうようにして
もよい。

ところで、このような磁気ディスク６のセット保持状態
においては、軸４３のセット回動動作に伴い、シャッタ
ー５０も約９０度回動して挿入口２を閉じる。すなわち
、磁気ディスク６は駆動ハブ１４、コーン３０によりセ
ット保持されるので、本来的にはこのシャッター５０は
不要で挿入口２は常に開放したままでよいが、磁気ディ
スク６の回転時においてジャケット５は位置ずれしうろ
ことから、ジャケット５もしくは磁気ディスク６が破損
するおそれがあるが、奥方については屈曲片５９により
、手前側についてはこのシャッター５０でその位置ずれ
を防止するものである。また、このシャッター５０が挿
入口２を横切っていることから、フロッピーディスク４
の二重挿入も防止されることになる。ところで、このシ
ャッター５０の位置は、挿入口２の上下中央付近にあっ
たのではフロッピ−ディスク４挿入時にこのシャッター
５０が手に当たる危険があるので、中央に対し少し上側
あるいは下側に配置するのがよい。

一方、磁気ディスク６のセット保持時のヘッド機構側の
状態を見ると、挿入前にはローラ４４に対しフリー状態
であったブラケット７３の係止片８７がセット動作する
このローラ４４に押されて第１１図（ｂ）に示すように
ブラケット７３、ペイル８０が中間位置に変位する。す
なわち、ペイル８０は元の位置より磁気ディスク６側に
近接した状態にあるが、ローラ４４・係止片８７により
規制される範囲でばね７４により押されており、フック
８１を介して揺動アーム２３、ヘッド２２を中間位置に
保持し、ヘッド２２が磁気ディスク６に接触することは
ない。このとき、圧力板８４はプラテン部８３上のフロ
ッピーディスク４に近接または接触している。

このような状態下において、キャリッジ２１を適宜移動
させつつヘッド・ロード・ソレノイド６９をＯＮ・ＯＦ
Ｆさせてヘッド２２を磁気ディスク６に接離させること
によりデータの記録・再生が行なわれる。すなわち、ヘ
ッド・ロード・ソレノイド６９に通電するとレバー７１
を介してワイヤ７８が引っ張られる結果、プーリ７７が
取付けられたブラケット７３が押し下げられることにな
り、このブラケット７３に取付けられたペイル８０が圧
力板８４をフロッピーディスク４に接触させつつ板ばね
８５に抗して押し下がる。これにより、揺動アーム２３
のフック８１はフランジ８２による規制が解除されるの
で、板ばね２４の作用を受けて揺動アーム２３が変位し
、そのヘッド２２を長孔８を介して磁気ディスク６に接
触させることになる。このようなヘッド２２の磁気ディ
スク６に対する接触動作において、ヘッド・ロード・ソ
レノイド６９の動きがワイヤ７８、プーリ７６．７７に
より減速されて伝達されるので、ヘッド２２が急激に磁
気ディスク６に接触するようなことがなく、損傷を防止
できる。しかも、ヘッド２２が元の位置からでなくロー
ラ４４、係止片８７により規制される中間位置から変位
接触するので、この点からも磁気ディスク６の保護を図
ることができ、同時に、ヘッド・ロード・ソレノイド６
９も小型のものを用いることができることとなる。そし
て、ヘッド・ロード・ソレノイド６９がワイヤ７８によ
ってブラケット７３側と連結されているので、図示の如
くヘッド２２に対し遠くに配置でき、磁気的に有利とな
る。そして、ヘッド２２を磁気ディスク６から離反させ
る場合には、ヘッド・ロード・ソレノイド６９をＯＦＦ
させることによりブラケット７３、ペイル８０がばね７
４、板ばね８５によって押し上げられ、フック８１を介
して揺動アーム２３、ヘッド２２が離反する。これによ
り、中間位置に戻る。したがって、データの記録・再生
時におけるヘッド２２の接離動作は中間位置と接触位置
との間において行なわれる。

そして、データの記録・再生終了後、フロッピーディス
ク４の排出はエジェクト釦８９を押すことにより行なわ
れる。すなわち、エジェクト釦８９を押すとマイクロス
イッチ１０２がＯＮしてエジェクト信号ＳＥ、を生じ、
ＮＡＮＤゲート１０４から出力信号Ｒ５，が出力されて
フリップフロップ９１がリセットされるので、ＡＮＤゲ
ート９３が禁止されてコーン・ロード・ソレノイド４１
がＯＦＦする。この結果、ワイヤ４３に対する吸引力が
なくなり、上死点を越えない位置にて剛性プレート３８
を押圧していた軸４３．ローラ４４がフリー状態となり
、この剛性プレート３８は板ばね３９，４０による復帰
力を受けて自動的に離反復帰動作をする。この結果、コ
ーン３０も駆動ハブ１４とによる把持状態から離反復帰
動作をする。

また、ヘッド機構側についても、ローラ４４が離反して
係止片８７が規制されないことになり、ブラケット７３
、したがってヘッド２２も中間位置から元の位置へ離反
移動することになる。さらに、剛性プレート３８の離反
動作とともに押圧片６７も角孔６２，６１から抜は出す
動作をするが、その先端が段部６０の高さ分だけ抜は出
すまではエジェクト機構５３は作用しない。したがって
、この間においてヘッド２２．コーン３０の元の位置へ
の復帰が行なわれ、フロッピーディスク４挿入前と路間
−の状態となる。そこで、押圧片６７が段部６０から抜
けると、エジェクト機構５３はフリーとなり、ばね５８
に引っ張られて復帰動作をする。このとき、フロッピー
ディスク４はエジェクトプレート５４の屈曲片５９に押
されて挿入口２側に排出されるが、このエジェクト時に
はヘッド２２、コーン３０が既に離反しているので磁気
ディスク６を損傷させることはない。このようなエジェ
クト動作は、前述したように誤挿入時のＮＡＮＤゲート
１００からの出力信号Ｒ３，に基づく場合も同様である
。また、フロッピーディスク４のセット等を前述したよ
うに電気的制御等により行なえる結果、そのエジェクト
もこのような工ジエクト釦８９の操作によることなく、
このフロッピーディスク４の組込まれたシステムからの
外来エジェクト信号ＳＥ、によってもエジェクトさせる
ことができる。この結果、データの記録・再生終了後、
直ちにフロッピーディスク４をエジエ゛クトさせること
ができ、ＤＣブラシレスモータ１６、コーン・ロード・
ソレノイド４１等の省エネルギー化を図ることができる
。

ところで、ヘッド２２による磁気ディスク６への記録・
再生を行なっているときに、エジェクト信号ＳＥ、また
はＳＥ、を入力させてエジェクト動作を行なわせると記
録・再生状態に誤りを生ずるので禁止しなければならな
い。そこで、特に図示しないが装置内には、磁気ディス
ク６のセット状態を挿入状態、レディ・セット状態、ヘ
ッドによるセレクト状態の３状態に判別監視する機構が
内蔵されており、セレクト状態においてはエジェクト禁
止信号がＮＡＮＤゲート１０４に入力されて、エジェク
ト信号５Ｅｒｅ　ＳＥＷが入力されてもＮＡＮＤゲート
１０４からの出力信号Ｒ８，を禁止するものである。こ
のような状態をオペレータにも知らしめるために、エジ
ェクト釦８９内には緑色、赤色のＬＥＤが内蔵されてお
り、挿入状態下では無点灯、レディ・セット状態下では
緑色ＬＥＤが点灯してエジェクト可能を示し、セレクト
状態下においては赤色ＬＥＤが点灯してエジェクト禁止
状態を示すようにされている。

また、この実施例のように自動的に磁気ディスク６を把
持セットするものでは、従来のものと異なり、輸送時等
の電源が入っていない状態では、ヘッド２２の保護のた
めにダミー・メディア４ａを挿入しても、コーン・ロー
ド・ソレノイド４１が駆動されないことから、このダミ
ー・メディアはセットされず、ヘッド２２も元の位置の
ままとなる。ところが、シャッター５０を閉塞方向に回
動させて軸４３上のローラ４４を剛性プレート３８に対
し第１３図に示すように上死点を越えて押圧させること
により、板ばね３９．４０による復帰力が規制され、ダ
ミー・メディア４ａは抑圧状態に保持される。したがっ
て、輸送時等の電源から離れた状態にあっても、セット
時と同様の状態を確保、維持することができ、ヘッド２
２も中間位置となり、それらの振動を最小限に抑えて保
護することができるものである。

ところで、磁気ディスク６を回転させるモータとしては
ＤＣブラシレスモータ１６に限らず、従来一般的に用い
られているＡＣモータを使用しベルト等により回転させ
るものでもよく、磁気ディスク６のセット後に始動させ
てもよいものである。

ところが、ＡＣモータの場合、使用地域によっては５０
／６０Ｈｚの切換えの問題があり、ＤＣモータの方が好
ましいといえる。このＤＣブラシレスモータ１６の場合
、起動時のラッシュ・カレントが問題となるが、前述し
たようにフロッピーディスク４の挿入に基づきフォトカ
プラー５２による検出信号Ｓ、によってセット動作に先
立ち、このＤＣブラシレスモータ１６が起動されるので
、ラッシュ・カレントは防止される。また、逆にコーン
・ロード・ソレノイド４１をレディ・セット信号ＳＲ８
で付勢した後タイマーによる一定時間計時後、ＤＣブラ
シレスモータ１６を駆動して電流容量をかせぐ問題を解
決することができる。

また、装置のメンテナンス性についてみると、ＤＣブラ
シレスモータ１６、駆動ハブ１４、ヘッド機構を除き大
部分の部材が補助フレーム１３に取付けられており、こ
の補助フレーム１３が取付片２６、クランプ２７等によ
り主フレームに対して着脱自在であるので、良好なもの
となる。

なお、本実施例ではコーン・ロード駆動源としてコーン
・ロード・ソレノイド４１を用いたが、これに代えてＤ
Ｃブラシレスモータを用いてもよい。このＤＣブラシレ
スモータによれば、コーン・ロード・ソレノイド４１に
比べて騒音が小さく、かつ、コーン３０をスムーズにセ
ットすることができ、コーン３０による磁気ディスク６
の中央孔１０近傍の損傷を少なくすることができる。ま
た、セット保持時のコーン・ロード・ソレノイド４１の
消費電力を考慮し、２つのソレノイドを設けて、一方を
コーン３０のセット用、他方をリセット用として用いて
もよい。

本発明は上述のように、磁気ディスクの正規位置への挿
入を検出するセンサーと、その検出信号に基づきコーン
を磁気ディスクに対し把持動作させるコーン・ロード駆
動源とを設けたので、磁気ディスクを装置内へ挿入する
だけの操作で、ドアの開閉操作等を伴うことなく、自動
的に把持セットさせることができ、さらに、このように
して把持セットされて回転する磁気ディスクのインデッ
クス信号の到来する周期を監視してその異常挿入検出機
構を設けてコーン・ロード駆動源を制御させるとともに
、磁気ディスクに対するエジェクト機構を設けたので、
誤挿入があった場合には把持セット後、直ちに自動的に
排出させることができ、これにより、オペレータは誤挿
入であることを知ることができ、正しく挿入し直す等の
処置をとることができ、結局、全体として磁気ディスク
の挿入セット操作を容易なものとすることができるもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は全体の
外観斜視図、第２図はフロッピーディスクの側面図、第
３図は側面図、第４図はセット状態の側面図、第５図は
把持部を拡大して示す正面図、第６図はセット時のその
正面図、第７図は一部を拡大して示す斜視図、第８図は
そのセット時の斜視図、第９図はエジェクト機構を拡大
して示す分解斜視図、第１０図（ａ）〜（ｄ）はそのエ
ジェクト機構の動作を示す底面図、第１１図（ａ）〜（
ｃ）はヘッド機構の接離動作を方向を変えて示す拡大し
た正面図、第１２図はその一部の水平断面図、第１３図
は把持部を拡大して示す正面図、第１４図はブロック図
、第１５図はタイミングチャートである。 ５・・・ジャケット、６・・・磁気ディスク、１０・・
・中央孔、１４・・・駆動ハブ、２２・・・ヘッド、３
０・・・コーン、４１・・・コーン・ロード駆動源、５
２・・・センサー、５３・・・エジェクト機構、６４・
・・センサー、８８・・・異常挿入検出機構 出　願　人　　株式会社　リ　コ　− タＺ図 滉　Ｕ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ディスクを回転させる接離自在な駆動ハブとコーンと
   を含むディスク回転機構と、前記ディスクに接離自在で
   データの記録・再生を行うヘッド機構とを有するディス
   クドライブ装置において、前記ディスクのディスクドラ
   イブ装置内正規位置への挿入を検出するセンサーと、前
   記センサーの検出信号に基づき前記コーンを前記駆動ハ
   ブに向けて駆動させ前記ディスクを把持セットさせるコ
   ーン・ロード駆動源と、前記ディスクの把持セット後に
   ディスク回転機構により回転されるディスクのインデッ
   クス信号の到来する周期を監視してディスクの異常挿入
   を検出する異常挿入検出機構と、前記異常挿入検出機構
   の検出信号により前記コーン・ロード駆動源を解除させ
   てコーンを復帰させるとともに、前記ディスクの排出動
   作を行なうエジエクト機構とを設けたことを特徴とする
   ディスクドライブ装置。