JPH01193977A - 印鑑検索方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金融機関の取引窓口で使用される印鑑検索方式
に係り、特に検索の効率化、省力化に好適な印鑑検索方
式に関する。

〔従来の技術〕

銀行などの金融機関では、取引内容に応じて印鑑照合業
務が欠かせないものとなっている。係る印鑑照合業務の
迅速化を図るとともに、取引８］ヲ押印した印鑑票の保
管スペースを節減するため、印鑑票から印影のイメージ
データな読取って印影ファイルに記憶しておき、各取り
１窓口に設置された端末装置より印影ファイルをオンラ
インによりアクセスし、検索された凹形イメージデータ
を端末装置にＣＲＴ表示するようにした印鑑検索方式が
普及しつつある。例えば、特開昭６０−１４７８８５号
として知られているものである。これは、端末装置上の
操作釦によって口座番号を入力し、検索指令釦を押下す
ることにより行うもので、印鑑検索のキー操作を必要と
するものであった。更に検索作業の省力化を図るものと
して、例えば特開昭６１−１２７０７１号が知られてい
る。これは、勘定取引業務の取引データとして入力され
た取引種別により、印鑑照合が必要か否かを窓口取引装
置において自動判定し、必要と判定された場合には、同
じ取引データとして入力された口座番号により、印影フ
ァイルを自動的に検索するようにしたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術においては、窓口取引の際、取引伝票とと
もに提示される通帳上の副印鑑の存在について考慮され
ていなかった。通帳表紙裏面には印鑑欄が設けられてお
り、この印鑑欄には口座開設時、銀行営業店の印鑑票に
登録した印鑑と同一の印鑑により押印がなされている（
これを副印鑑という）。この副印鑑は、口座開設店以外
の営業店すなわち印鑑が登録されていない営業店であっ
ても、預金払出しのネットサービスを受けられる利点を
利用者に提供するとともに、金融機関においては、印鑑
検索を省力化する効果をもたらすものである。

窓口取引における印鑑照合は、通常、取引伝票上の印影
と通１隈上の副印鑑とにより行われる。そして、自動取
引装置による通帳繰越し等の理由により、副印鑑の繰越
処理がされていない通帳が提示された場合のみ、印影フ
ァイルをアクセスし、ＣＲＴデイスプレィ上にイメージ
表示された登録印影と取引伝票上の印影とを照合する方
式が採られている。

したがって、従来技術の如く、取引種別により一義的に
印影ファイルを自動的に検索する方法は、窓口取引の実
情からすると、窓口係員が意図しない不必要な印鑑検索
処理が発生し、取引システムの効率上好ましいものでは
ない。また、この不必要な印鑑検索を無くすには、係員
が副［（］鑑の有無により、印鑑検索を行うか否かを操
作釦により人力する必要があった。

本発明の目的は、印鑑検索のための係員操作を必要とせ
ず、かつ、係員の意図しない印鑑検索処理を発生しない
印鑑検索方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、通帳の磁気ストライプ上に副印鑑の有無を
記録しておき、取引種別にＶＤえ、この副印鑑の有無情
報によりＩ：Ｉ］ｓ検索を行うか否かを判定することに
より、達成される。

〔作用〕

取引種別により、印鑑照合が必要か否かを窓口取引装量
て自動判定する。判定の結果、印鑑照合が必要な取引で
ある場合には、さらに通帳の磁気ストライプ上から読取
った副印鑑の有無情報について判定する。副印鑑が無い
場合のみ、通帳の磁気ストライプ上から取引データとし
て読取った口座番号によって、印影ファイルを自動的に
検索する。それによって、副印鑑が無く、印鑑検索を必
要とされる場合にのみ、印鑑検索処理が実行されること
になる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図乃至第２図により説明
する。まず、第２図は本発明に係る印鑑検索方式で使用
される通帳１を示している。通帳１の表紙裏面１３には
印鑑欄が設けられており、口座開設時、銀行営業店に登
録した印鑑により押印されている。この印鑑欄１２の印
影が副印鑑２である。また、通帳１の裏表紙１４０表面
所定位置には、磁気ストライプ６が貼付されており、例
えば銀行本支店名コード、口座番号、印字指定員数、印
字指定行数などに加え、副印鑑２の有無が磁気的に記録
されている。

次に、第１図は本発明の一実施例を説明するためのブロ
ック図である。第１図において、窓口取引装置４は、取
引データ等を入力するためのキーボード８と、取引デー
タのモニタおよび係員操作のガイダンス等を表示するた
めのメインデイスプレィ６と、通帳１に取引結果を・印
字し磁気ストライプ乙の読取・記録を行うための通帳処
理部５と、印影イメージデータな表示するための印影デ
イスプレィ９と、窓口取引装置４の各部を制御する制御
部７とから構成されている。この窓口取引装置４は、端
末制御装［１０に接続されている。端末制御装置１０は
、各取引窓口に設置された複数の窓口取引装置４を一元
管理するものであり、印影ファイル１１が接続されてい
る。この印影ファイル１１には、口座番号毎に、顧客が
口座開設時に登録した印鑑のイメージデータが格納され
ている。

次に、印鑑検索がどのように行われるか説明する。顧客
より取引依頼があると、窓口係員は取引伝票と通帳１を
受取り、取引伝票上に記載された取引種別を窓口取引装
置４のキーボード８から入力する。制御装置７は入力さ
れた取引種別を読取り、印鑑照合が必要か否かを判定す
る。印鑑照合が必要な取引の場合、メインデイスプレィ
６に、その旨のガイダンスを表示する。通帳１に副印鑑
２が押印されている場合には、窓口係員は通張１の副印
鑑２と取引伝票上の印影を照合し、同一の印鑑と判断し
たときは、通帳１を通帳処理部５にセットする。通帳１
に副印鑑２がなかった場合には、窓口係員は、印鑑照合
作業をスキップし、副印鑑２があった場合と全く同様に
、通帳１を通帳処理部５にセットする。通帳処理部５は
、通帳１を吸入し、磁気ストライプ３を読取って、その
読取内容を制御部７に転送する。制御部７では、キーボ
ード８かも入力された取引種別が印鑑照合が必要な取引
であった場合、磁気ストライプ３から読取ったデータ中
より、副印鑑の有無についての情報を抽出し、副印鑑の
有無を判定する。副印鑑無の場合には、同じく磁気スト
ライプ３から読取ったデータ中より口座番号を抽出し、
端末制御装置１０に対して口座番号と印鑑検索指令を送
信する。端末制御装置１０では、窓口取引装置４かも受
信した口座番号を基に印影ファイル１１から対応する印
鑑イメージデータな読出し、検索指令のあった窓口取引
装置４に返送する。窓口取引装置４では、転送された印
鑑イメージデータな印影デイスプレィ９に表示する。窓
口係員は印影デイスプレィ９に表示された登録印影と、
取引伝票上の印影とにより印鑑照合を行プ。

本実施例によれば、通帳１に副印鑑２がある場合は、印
鑑照合が必要な取引種別の場合でも端末制御装置１０に
対して印鑑検索指令は出力されず、通帳１上に副印鑑２
がない場合、すなわち窓口係員が印鑑検索を必要とする
場合にのみ、印鑑検索のための係員操作をすることなく
、印鑑検索が実行される。

〔発明の効果〕

本発明によれば、印鑑検索のために特別な操作を必要と
しないことから、窓口取引を迅速化かつ省力化しうろ効
果がある。さらに、印鑑検索を必要とするときのみ印鑑
検索処理が発生するので、窓口取引装置と端末制御装置
間の不必要なトラフィック、不必要な印影ファイルのア
クセスが発生しないため、取引システムの運用効率が著
しく向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る印鑑検索方式を適用した一実施例
の構成を示すブロック図、第２図は本発明に係る印鑑検
索方式で使用されろ通帳を示す説明図である。 １・・通帳、２・・副印鑑、３・・・磁気ストライプ、
４・窓口取引装置、５・通帳処理部、６　メインデイス
プレイ、７・・・制御部、８・・キーボード、９印影デ
イスプレイ、１０・・・端末制御装置、１１　・印影フ
ァイル。 ＝５４０−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、表示部を有し、金融機関名、口座番号等を記録する
   磁気記録部を備えた通帳を取扱う金融端末装置から、こ
   の金融端末装置に接続され、当該金融機関との取引開始
   に際して登録した印鑑のイメージデータを格納する印影
   ファイル装置をアクセス可能とすることにより印影デー
   タの検索を行うようにした印鑑検索方式において、前記
   通帳の磁気記録部に副印鑑の有無を記録しておき、印鑑
   照合を必要とする取引種別の場合には前記金融端末装置
   で副印鑑の有無を判別し、その判別結果に応じて前記印
   影ファイル装置をアクセスするようにしたことを特徴と
   する印鑑検索方式。 ２、通帳の磁気記録部が磁気ストライプであることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の印鑑検索方式。