JPH08137973A - 自動取引システム - Google Patents

自動取引システム

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JPH08137973A
JPH08137973A JP28024494A JP28024494A JPH08137973A JP H08137973 A JPH08137973 A JP H08137973A JP 28024494 A JP28024494 A JP 28024494A JP 28024494 A JP28024494 A JP 28024494A JP H08137973 A JPH08137973 A JP H08137973A
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JP28024494A
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Naruyoshi Takahashi
成悦 高橋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】顧客が選択した取引内容を判断し、過去の取引
履歴情報を抽出整理して表示部に表示する自動取引シス
テムを提供する。 【構成】センタは、予め取引内容に該当する取引内容区
分コードを記憶しており、顧客が選択し制御部から送信
された取引内容に対応する取引履歴情報を制御部に送信
し、制御部は表示用の編集処理を行なった後表示部に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取引装置(以
下ATMと記す)および現金自動支払装置(以下CDと
記す)を含む自動取引装置の取引内容の照会手段に係
り、特に顧客に対する実用性とサービス性の向上技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動取引装置の普及に伴い取引カ
ード(以下カードと記す)を使用しての各種取引が急増
している。カードによる取引は記帳によらない簡便性が
ある反面、顧客が記帳手続をしない限り取引履歴が分か
らず、特に高額の定期預金を担保として、普通預金口座
の残高がゼロになっても、自動的に融資により現金引出
し処理が可能な総合口座システムや、キャッシング取引
等で融資を受けた場合、当然ながら返済額は利子を加算
した金額となるが、利子の増加に対する認識が不十分な
場合もあって、安易に借入れを続けると、返済額が予期
せぬほどの金額に膨張していることを知り、返済に非常
に苦慮したり、顧客の返済能力を超えたりすることが多
発すると大きな社会問題にもなり兼ねない。従来、融資
金額を利子と共に表示部に表示し、融資による払出金額
であることの認識を喚起するものに、特開昭60−11
7371号公報、特開昭61−156475号公報に開
示の技術がある。さらに、融資を受けた場合、装置が発
行する明細票に、融資記号が付記されているものもあ
る。また、記帳によらず、センタに記録された未記帳デ
ータをクリアする目的で、未記帳データを明細票もしく
は表示部に掃き出し、連続取引時の取引結果を明細票に
一括印字し、取引毎の明細票の発行を節約するものとし
て特願平5−327104号の先行技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、融資
金額を認識できるだけで、融資回数が多くなると、いつ
から融資を受けたのか、また預金残高がマイナスになっ
た時期の取引内容の詳細を知りたいとき、すなわち、融
資による払出発生時の経緯を知りたいという要求が生じ
てくる。融資による払出が発生したことを知る手段とし
ては、現在は、記帳による取引によって可能であるが、
記帳に時間がかかるばかりでなく、顧客が常時通帳を携
帯しているとは限らず、このため顧客の上記要求に応え
る手段は十分ではなかった。記帳による場合も、印字さ
れた全ての取引履歴から知りたいものを、顧客自身が選
択して判断しなければならず、確認に時間がかかる上
に、数日後、他の情報を知りたい場合は、再び上記の操
作を繰り返さなければならない不具合を有していた。ま
た、上記先行技術は上記の問題を解決する手段の一つと
して、未記帳の全取引データを取引順序に基づいて一括
印字する点での利便性は高いが、顧客は取引内容毎の履
歴情報を知ることはできない。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、短時間に融資
額及び融資による払出の取引経緯を表示し、その他の各
種取引内容に対する取引履歴を表示手段により短時間に
情報提供し、融資の場合は十分な認識を与えることがで
き、その他の取引内容の照会時には、取引内容毎に整理
された情報により、顧客自身が取引内容の確認もしくは
検証が短時間に行ない得る実用性とサービス性に優れた
自動取引システムを提供することを目的としてなされた
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、多種取引
内容を表示された表示部と操作部から、顧客が選択した
取引内容を制御部を介して中央処理装置(以下、センタ
と記す)に送信する。センタは顧客個人取引情報エリア
内の取引履歴情報に、予め取引毎に取引内容を判断しこ
の内容に該当する取引内容区分コードを記憶しており、
制御部より送信された取引内容に対応する取引履歴情報
を、取引内容に応じて予め設定された期間分、取引期日
順に抜粋整理する編集処理を行ない、他の取引情報と共
に装置側の制御部にその情報を送信する。制御部はこの
情報を記憶部に記憶させ、かつ表示用の編集処理を行な
った後、表示部に表示する自動取引システムにより達成
される。すなわち、本発明の主たる構成は、特許請求の
範囲に記載されているように、取引に関する入力操作を
行なう操作部、取引内容を表示する表示部、カード・伝
票の処理を行なう処理部、現金の入出金処理を行なう現
金取扱部、記憶部及び回線制御部を含む制御部を有する
自動取引装置、及び、前記回線制御部を介して前記自動
取引装置から要求された情報を送信する中央処理装置に
より構成された自動取引システムにおいて、前記中央処
理装置は、全取引履歴情報を予め取引内容に対応させて
区分けする手段を有し、前記自動取引装置の制御部は、
前記操作部を介して選択された取引内容に対応した取引
履歴情報のみを前記中央処理装置から受信し、取引履歴
の区分け情報として該制御部内の記憶部に記憶させ、前
記表示部に該取引履歴の区分け情報のみを表示させる制
御手段を有することを特徴とする自動取引システムであ
る。
【0006】
【作用】上記制御部は、取引種別案内で取引内容照会を
表示部に表示する。顧客により操作部からこの取引内容
照会が選択されると、次に多種の取引内容を表示し選択
させる案内表示を行なう。顧客が1ないし複数の取引を
選択すると、制御部はセンタにこの取引内容を送信す
る。センタは顧客個人取引情報エリア内に取引履歴の区
分け情報として、予め取引毎に取引内容を判断し、この
内容に該当する情報として取引内容区分コードを記憶し
ており、前記制御部から送信された取引内容に対応する
取引履歴情報を、取引内容に応じて設定された期間分
と、取引期日順に抽出して整理する編集処理を行ない、
他の取引情報と共に装置側の制御部にその情報を送信す
る。制御部はこの情報を記憶部に記憶させ、かつ表示用
の編集処理を行なった後表示部に表示することにより、
顧客要求に対応する取引内容の取引履歴を照会すること
が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10に基
づいて詳述する。図1は本発明の一実施例として現金自
動支払装置(以下CDと記す)に適用した場合の制御関
係の構成を示す制御ブロック図である。1はCD装置本
体、2は入力の誘導指示と入力操作を行なうキ−を画面
に表示した表示部で、CRTまたは液晶の何れでもよ
く、通常、タッチパネルと称するもので、画面に表示さ
れたイラストキ−を指触し、光ビ−ムを遮断することに
より遮断部位を検出識別し、キ−により入力された情報
を電気信号として送信するタッチスクリ−ンで構成され
る操作部3を備えたものである。4は図示しないが、取
引媒体である磁気カ−ドの搬送と、磁気カ−ドに記憶さ
れた内容の読み取りと書き込みを行なうカードリードラ
イト部であり、5は明細票の印字と発行を行なう伝票発
行部である。6は現金取扱部で現金の収納部と放出部を
有し、取引成立時に指定枚数の紙幣を放出する。7は電
源部でCD各部に必要な電源を供給する。8は制御部
で、上記の各構成部分の駆動制御を行なう。制御部8内
には、必要なデータを記憶しておく記憶部9と中央処理
装置(以下センタと記す)10と、取引情報の送受信を
行なうための回線制御部11が設けられている。このほ
か図示しないが、音声によりCD操作の誘導案内を行な
う音声案内部を設けている。また、記憶部9には、この
CDの制御手順や制御定数等のいわゆるプログラムを記
憶したROMと、制御過程において、各種フラグ、エリ
アの読み込み、書き込みが可能なRAMを備えており、
制御部8は、前記プログラムに基づいて前記各構成部に
対する起動、停止などの動作制御を行うものである。
【0008】上記の構成を有する実施例の作用を、図2
に示す動作フロ−図に基づいて詳述する。図中において
各処理ステップを、例えば、S20のように記す。 S20:動作の開始を示す。 S21:顧客によりカードの挿入が行われカードデータ
が読み込まれ記憶される。 S22:図4に示すような表示画面が表示部2に表示さ
れる。図示するように本実施例では、従来の取引項目の
他に新規に「取引内容照会」を表示するようになってい
る。 S23:顧客により図4の表示内容のなかから取引の指
定がなされる。 S24:選択された取引内容が判定され指定された各取
引へ分岐する。「支払取引」及び「取引内容照会」を除
く他の取引の詳細は、公知の技術であるから説明は省略
し、先ず本実施例の特徴である取引内容照会の作用につ
いて説明する。 S25:顧客により前記「取引内容照会」がキー押下さ
れると、次画面として図5に示す取引内容項目が表示さ
れ、これにより、本実施例では顧客は最大3項目まで希
望する取引内容を選択できるようにしたが、特に限定す
る必要はなく、また取引内容の種類と項目数の設定につ
いても、図5の内容に限定されるものではなく、金融機
関の意向は勿論、顧客の要望を事前の調査により対応
し、サービス性の向上を図ることが望ましいことは言う
までもない。項目数が多く1画面で表示できない場合
は、2画面以降に表示することができる。例えば、図5
に示した取引内容項目以外に「通帳預入」、「通帳支
払」、「10万超入金」、「10万超出金」、「カード
預入」、「カード支払」、「記帳日一覧」「残高照会日
一覧」「本人以外のカード支払」などがある。「本人以
外のカード支払」は、1つの口座に対し、異なる暗証番
号の2枚の取引カードが供与されている家族共用口座の
場合であって、本人の暗証番号以外でカードによる支払
が行われる場合である。このように、多種の取引内容項
目が考えられるが、これらは2画面以降で表示すればよ
く、後述するがそれぞれの取引内容項目に対応して、特
殊情報として取引内容区分コードが予め設定されてい
る。
【0009】S26、S27:顧客により取引内容がキ
ー押下される。2項目目が入力されるまで時間監視し、
所定時間を超えた場合は1項目のみの入力と判定され
る。1項目のあと、確認キーを押下した場合も、選択は
1項目のみのと判定される。複数項目入力時は、確認キ
ーの押下を時間監視しながら待つ。制御部8は、確認キ
ーの押下により、選択された取引内容項目から、文字情
報と予め取引内容項目ごとに設定された取引内容区分コ
ード情報として、記憶部9に記憶するよう制御する。 S28:表示部2に暗証番号の入力案内がなされ、顧客
により暗証番号が入力される。 S29:制御部8により前記の記憶された取引内容項
目、すなわち前記文字情報と取引内容区分コードと、暗
証番号及び取引に必要な他の情報は、センタ10に回線
制御部11を介して送信される。後述するが、センタ1
0にて取引内容項目に対応した送信データが編集され、
取引に必要な他の取引情報と共に、回線制御部11を介
してCD側の制御部8に送信され、制御部8はこのデー
タを受信し記憶部9に記憶させる。 S30:顧客が入力した暗証番号とセンタ10に登録さ
れている暗証番号との照合チェックが行なわれる。 S31:暗証不一致の場合は、公知の暗証入力ミスに対
する処理に移行し、再び暗証入力操作が行なわれる。 S32:制御部8は表示部2に前述したセンタ10から
の取引内容照会用のデータを表示させるための後処理と
して、取引内容毎に用意された表示文言を追加する編集
処理を行なう。 S33:表示部2に取引内容照会の表示が行なわれる。
具体的な画面の表示については後述する。 S34:上記画面の表示は、顧客が確認キーを押下する
まで継続する。 S35:確認キー押下後は、引き続き他の取引を行なう
か否かが案内表示される。 S36:確認キー押下時にはS22に移行し、継続して
他の取引の実行が可能であり、終了キー押下で一連の取
引は終了するように制御されるものである。 S37:図示しないがS36で取消キーが押下された場
合は、取引内容照会の取引は終了したものと判断され、
顧客に対し取引カードの返却が行なわれる。なお、他の
取引から移行の場合もその取引は終了と判断され取引カ
ードの返却が行なわれる。 S38:次の顧客対応のため、メモリクリア及び装置の
リセット等、いわゆる初期設定がなされる。 S39:顧客が指定した取引内容項目の取引内容照会は
終了する。他の取引からの移行時も本ステップで終了と
なる。
【0010】上記の取引内容照会についての基本動作を
総括すると次のようになる。制御部8は、取引種別案内
のステップで図4に示した取引内容を種別に表示部2に
表示する。顧客により操作部3から「取引内容照会」が
選択されると、次に図5に示した多種の取引内容項目を
表示し選択させる案内表示を行なう。顧客が1項目もし
くは複数項目を選択すると、制御部8はセンタ10に選
択された取引内容を送信する。センタ10は、図9に示
すように、顧客個人取引情報エリア内の取引履歴情報の
取引区分コード記憶エリアに、予め取引毎に取引内容を
判断する。すなわち、顧客自身の操作によらない外部か
らの振込みなどによる入力は、センタ10で判断してい
る。顧客による入力情報は、取引内容区分コード、例え
ば、図9に示した英文字と数字の組合せによるコードD
1、D2などとして記憶されている。制御部8から送信
された取引内容に対応する取引内容区分コードを、取引
履歴情報の取引区分コード記憶エリアから検索し、当該
コードが付加されている取引履歴情報のみを、取引内容
に応じて、予め設定された期間分、取引期日順に抽出整
理する編集処理を行ない、他の取引情報と共にCD側の
制御部8にその情報を送信する。制御部8はこの情報を
記憶部9に記憶させ、かつ表示用の編集処理を行なった
後、表示部2に表示することにより顧客要求に応じた取
引内容の取引履歴の照会が可能となるものである。従っ
て、前記取引内容区分コードは、図5に示した実施例に
は、取引が給与振込みの場合は、その取引履歴の取引区
分コード記憶エリア内には「入金」「振込」「給与」等
のそれぞれ対応する別種のコード複数個が重複してセン
タ10により記憶されるものであり、一つの取引履歴が
別種の取引内容と重複することは言うまでもない。セン
タ10は重複する、しないに無関係に、該当するコード
を検索し、その取引履歴を取引月日順に抽出し、図示し
ないセンタ10側の記憶部の特定エリアに整理したもの
を取引内容情報としてCDの制御部8に送信している。
【0011】本実施例によれば、例えば、図5において
取引内容項目が「振込」の場合は、振込期日順に過去の
振込取引のみが一覧表の形式で表示され、また「公共料
金」の場合は、毎月の電気、ガス、水道料金等がそれぞ
れの項目ごとに整理され表示される。さらに「ローン」
の場合は、「住宅ローン」や「カードローン」というよ
うに区分け整理されて表示される。何れの場合も、取引
履歴の内容については取引年月日の記載が重要な要件で
あるから、取引履歴は、取引発生年月日順に整理され表
示される点が特長となっている。なお、これらの表示形
式や体裁についてはプログラムの設定により種々の応用
例が考えられる。
【0012】顧客が取引内容項目を複数項目指定した場
合は、指定項目順に表示部に表示されるが、1画面で表
示できないことがあるから、この場合には、画面の一部
に、「次頁」、「前頁」、または、上矢印キー「↑」、
下矢印キー「↓」を表示し、このキーの押下により、表
示画面が切り替わるように案内表示を行なうことができ
る。
【0013】次に他の実施例として、図5に示したよう
に、取引内容項目の選択において、「融資口座照会」が
指定された場合について説明する。この場合は、図2に
示した動作フロー図中におけるS32、S33、S34
のステップをS32A、S33A、S34Aに変更する
ものであって、他は同様に各種取引内容項目に対応した
制御プログラムが用意されているものである。 S32A:このステップに対応して図6に示す画面が表
示され、先ず顧客に対する融資金額が照会される。この
とき、融資利率や利息、利息を含む融資合計金額、融資
対象の口座番号も同時に照会できるようにしてもよい。 S33A:本実施例の特有の表示画面は、図8に示すよ
うに預金残高0となった取引年月日を中心として、その
前後5〜7回分の取引履歴の内容が年月日と共に表示さ
れ、顧客の承認を得るため確認キー押下を促す案内が表
示されるものである。 S34A:S33Aのステップにより顧客の確認キーが
押下されたか否かが所定時間監視され、確認キー押下さ
れたときはS35以降のステップに移行する。このよう
に、S32A〜S34Aの一連のステップが「融資口座
照会」に該当するものである。
【0014】ここで図8に示した本実施例の表示画面の
内容について説明する。図8において、2点鎖線枠で示
すエリア内に、預入高が無しの状態、いわゆる融資状態
となった最新取引年月日と取引内容を中心として、その
前後5〜7回分の取引履歴が表示される。この取引履歴
の表示回分は、金融機関の意向により任意設定される。
また本実施例では、最新の取引発生年月日に限定され
ず、それ以前の取引年月日において融資が発生した経緯
についても検索することができるよう、発生件数と、画
面に表示された融資による払出取引が、何件目であった
かの情報を同時に表示することができる。そして新旧の
取引履歴は、画面に表示した「切替キー」を1回押下す
る毎に検索することができ、結果的には発生件数分の検
索を行なうことができる。「切替キー」を押下後に、矢
印キー「↑」または「↓」キーを押下することにより、
預金残高0となった取引年月日を中心とする前後数件の
取引履歴を検索し確認することができる。これらの動作
制御は、図9に示すようにセンタ10が予め取引終了の
都度、融資が発生したか否か、センタ10の記憶部に記
録されている顧客個人取引情報エリアを監視し、取引に
よる残高がプラスから0、若しくは、プラスからマイナ
スになつた時点で融資発生と判断し、取引内容区分コー
ドの一種である融資記号、本実施例における「D1」、
「D2」、「D3」を取引履歴情報の取引区分コード記
憶エリアに書き込んで記録し、融資が発生した記憶部の
アドレスを格納する特定領域、すなわち、融資発生アド
レススタックポインタに記憶している。
【0015】これによってセンタ10は中央交信時に、
これらのD1、D2、D3を即時に検索することがで
き、D1〜D3の取引履歴を境として前後数件の取引履
歴を、実施例では前後合わせて15〜20取引分を抽出
整理し、他の取引情報と共にCD側に送信している。C
D側の制御部8はこれらの情報を受信し、図10に示し
た内容の取引情報が記憶部9記録される。これにより制
御部8は、切替キーを押下する以前は、センタ10から
の受信データから最新の記号D3を検索し、その位置が
中央境の取引履歴であり、前後2〜3回(合計5〜7
回)の取引履歴を図9の二点鎖線枠のエリア内に最新の
取引履歴として表示させている。同時にD3のメモリア
ドレスを図10に示す格納領域、すなわち、表示スタッ
クポインタに記憶する。次に切替キーを1回押下すると
前記表示スタックポインタに記憶されたアドレスから古
い取引履歴側に次のD2を探し、前記同様にD2を中央
境とした2番目に新しい取引履歴を表示できるものであ
る。同時に表示スタックポインタもD2の新規アドレス
に更新するものである。従って融資発生件数が例えば3
件の場合は、切替キー押下前は、融資発生件数は3、画
面表示は3件目となっているが、切替キーを1回押下し
た場合は、融資発生件数は3のままであるが、画面表示
は「2件目」となる。更に切替キーを1回押下した場合
は、融資発生件数は3のまま、画面表示は「1件目」と
なる。その後切替キーを押下した場合は、最初の取引履
歴の表示に戻り、以下繰り返されるものである。ここで
前述した矢印キーについてさらに説明すると、矢印キー
での表示範囲は本実施例では数ステップ(取引)に限定
しており、前後とも末端のステップ(取引)に達した場
合は、同方向の矢印キーを押し続けても、表示は変わら
ず、取引内容ほか前のままの表示画面をそのまま保持す
る。ただし、この時点で逆方向の矢印キーを押下する
と、再び取引履歴が表示されるものである。表示ステッ
プ(取引)数は、金融機関の意向に沿って任意に設定で
きることは言うまでもない。
【0016】本実施例では表示部の下側に確認終了時の
操作である「確認キー」の押下を取引履歴表示中継続し
て表示しているため、顧客により「確認キー」が押下さ
れることになるが、顧客による上記預入高が無し状態の
取引履歴照会が、無制限に実行されることは、CDの稼
働率の見地から好ましくなく、本実施例においても、顧
客による「確認キー」の押し忘れの場合もあるから、所
定時間が経過したのちには、表示画面を切り替えてこの
旨を警告し、次の処理へ自動的に移行するように制御さ
れる。本実施例においては、口座残高が0、若しくはプ
ラスからマイナスに変わった取引履歴に注目し、その前
後数件の取引履歴を表示するようにしたが、本実施例の
展開として、口座残高0の状態からマイナス状態へ移行
した全取引履歴、すなわち、融資状態にある全取引履歴
を表示するようにすることも可能である。要するに、取
引時に、払出取引の内容が融資によるものであることを
顧客が確認可能な情報を提供することが本実施例の融資
口座照会の主旨である。
【0017】次に支払取引の処理中に融資口座照会を行
なうようにした実施例について説明する。なお、図4で
示したキャッシング取引においても本実施例の融資口座
照会の適用は可能であるから、支払取引に準じて処理す
ることができる。さらに、残高照会や、図2示すCDに
よる支払取引以外に、ATMによる他の取引の中でも上
記実施例の適用が可能であることは言うまでもない。次
に、図2に示した支払取引のフロー図において、S23
のステップで支払取引が選択されると、図3の(B)に
移行し、S50以降の支払取引のステップが実行され
る。図3に於いて、S50〜S57、S61〜S63、
S68〜S72は一般的な公知技術であるから説明は省
略し、本実施例特有のS58〜S60、S64〜S67
についてその作用を説明する。 S56:顧客の普通口座の残高がチェックされ、この残
高からS51で入力された金額を仮減算する計算処理が
行なわれる。 S57:S56の計算結果がマイナスか否かの判定がな
され、プラスの場合はS68へ移行し図示した公知技術
の支払取引処理が行われる。 S58:S57の計算結果がマイナスの場合は、融資可
能か否か判定される。これは具体的には、S53の中央
交信で記憶した顧客の取引情報内に、図9に示す融資可
否コードが既にセンタから送信されているため、このコ
ードを判定しているものである。高額の定期預金を担保
とし、普通口座に定期預金を組合せ、普通口座の残高
が、0若しくはマイナスの状態になっても、自動融資が
可能な総合口座や独自に融資可能に設定された口座に融
資可能のコード(図示せず)が記憶されているものであ
る。
【0018】S59:融資可能のコードが記憶されてい
る場合は、図7に示す融資口座照会案内画面が表示され
る。これはS53の中央交信により受信した取引情報、
すなわち図9に示す取引日直前に残高がプラスのときは
残高を、既に融資状態にあり残高が0の場合は融資金額
を読み込み、この金額に今回の支払額を含めた金額を表
示することにより、今回の支払額を含めた融資金額を顧
客が照会できるようになっている。図7に示した融資金
額は、取引日までの利息を含まないものを表示したが、
利息を加算した表示としてもよく、このときは「利息を
含む」と付記すればよい。そして、顧客に対するサービ
ス向上の見地から、預入高無しの状態となった取引履歴
明細の提示の要否をキー入力により選択するよう「確
認」または「取消」のキーを設けている。 S60:確認キーが押下されたか否か判定される。取消
キーの場合はS68へ移行し通常の支払取引処理が行な
われる。 S64:確認キーが押下された場合、前述した図8の表
示がなされ、支払取引中における融資金額照会が可能と
なる。
【0019】S65:確認キーの押下の確認を所定時間
行ないその間は表示画面は保持される。 S66:確認キーが押下されたとき、以後の「支払取引
処理」を継続するか否かを促す案内画面が表示される。
これは図示しないが、「確認」、若しくは、「取消」の
何れかのキーの押下を促している。 S67:確認キーが押下されたか否かの判定を行なう。
確認キーが押下された場合は、支払取引は継続され、S
68〜S69を経て顧客は融資を受け支払取引は終了す
る。S35へ移行し前記の他の取引への継続案内が行な
われる。取消キーが押下されたときは、融資は受けずS
35へ移行する。なお、図3には記載を省略したが、S
68、S69を経て顧客に対し現金が正常に放出された
場合は、センタ側の個人取引情報の残高、取引履歴は勿
論、他の情報の更新を行なう必要があり、制御部は必要
に応じて中央交信を再起動していることは言うまでもな
い。
【0020】以上、本発明の各実施例について詳述した
が、動作フロー図の構成、順序、制御方法、制御コー
ド、説明語句、表示部の案内文言、取引内容項目の種類
及び語句等に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の応用例や変形例が考えられるこ
とは言うまでもない。例えば、動作フロー図の中で顧客
に対し、抽出整理された取引履歴情報を印字するか否か
を案内表示し、希望する場合は、単票もしくは明細票等
に印字することも可能である。本実施例では、融資口座
照会を支払取引の中で残高がマイナスで、かつ、融資可
能の場合のみに限定して記載したが、残高が0もしくは
プラスの場合、及び、融資可能でない場合にも実施可能
であり、この場合は融資額はなく、従来の残高を表示す
る旨の文言に切替したものを表示することで対処可能で
ある。これは取引の選択において、口座残高がプラスで
あって融資状態ではない場合に、融資口座照会が選択さ
れた場合についても同様である。さらに、上記実施例で
は取引履歴を取引内容区分コードを用いて区分けし、取
引履歴情報に記憶するようにしたが、これらの実施例
は、ソフトウェア技術に属するものであるから他の制御
手段によっても対処可能なことは言うまでもない。また
取引履歴の区分けとその記憶は、センタ側で行なうよう
に構成したが、記憶容量と演算速度の向上に伴い、CD
側単独、あるいはセンタ側とCD側の双方で分担する構
成についても実現可能である。
【0021】
【発明の効果】取引経緯と履歴など過去の取引情報を短
時間に表示部に表示することにより、特に、融資金額及
び融資発生経緯について、取引前に顧客に十分な認識を
与えることができ、また各種取引内容の照会時には、取
引内容毎に抽出整理された取引履歴情報を表示すること
により、顧客自身が取引内容の確認や検証を短時間で容
易に行なうことができ、実用性とサービスの向上に優れ
た取引取引システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCDの一実施例のブロック図であ
る。
【図2】本発明に係るCD制御の一実施例の動作フロー
図である。
【図3】本発明に係るCD制御の他の実施例の動作フロ
ー図である。
【図4】図2の動作ステップにおける表示部画面の一実
施例を示す図である。
【図5】図2の動作ステップにおける表示部画面の一実
施例を示す図である。
【図6】図2の動作ステップにおける表示部画面の一実
施例を示す図である。
【図7】図3の動作ステップにおける表示部画面の一実
施例を示す図である。
【図8】図3の動作ステップにおける表示部画面の一実
施例を示す図である。
【図9】本発明に係る一実施例のセンタ側の記憶部情報
を示す図である。
【図10】本発明に係る一実施例の装置側の記憶部情報
を示す図である。
【符号の説明】
1…現金自動支払装置(CD) 2…表示部 3…操作部 8…制御部 9…記憶部 10…中央処
理装置(センタ) 11…回線制御部 S20〜S39、S50〜S72…処理ステップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取引に関する入力操作を行なう操作部、取
    引内容を表示する表示部、カード・伝票の処理を行なう
    処理部、現金の入出金処理を行なう現金取扱部、記憶部
    及び回線制御部を含む制御部を有する自動取引装置、及
    び、前記回線制御部を介して前記自動取引装置から要求
    された情報を送信する中央処理装置により構成された自
    動取引システムにおいて、 前記中央処理装置は、全取引履歴情報を予め取引内容に
    対応させて区分けする手段を有し、 前記自動取引装置の制御部は、前記操作部を介して選択
    された取引内容に対応した取引履歴情報のみを前記中央
    処理装置から受信し、取引履歴の区分け情報として該制
    御部内の記憶部に記憶させ、前記表示部に該取引履歴の
    区分け情報のみを表示させる制御手段を有することを特
    徴とする自動取引システム。
  2. 【請求項2】前記全取引履歴情報を区分けする手段は、
    取引内容毎にコード化された取引内容区分コードであ
    り、前記中央処理装置が取引毎に取引内容を判断した該
    当するコードを、取引情報エリアに取引履歴の区分け情
    報として記録するように制御構成することを特徴とする
    請求項1記載の自動取引システム。
  3. 【請求項3】前記表示部に表示される区分け情報は、取
    引内容に応じて予め設定された期間内の取引年月日を含
    む情報として取引発生年月日順に表示するように制御成
    されることを特徴とする請求項1記載の自動取引システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記表示部に表示される区分け情報の一つ
    として融資口座照会情報が含まれ、融資口座照会の選択
    時に、口座残高がプラスからマイナスへの移行、すなわ
    ち、融資発生の取引履歴を表示するように制御されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動取引システム。
  5. 【請求項5】前記融資発生の取引履歴は、支払取引にお
    ける表示部の案内表示により選択可能のように制御され
    ることを特徴とする請求項4記載の自動取引システム。
  6. 【請求項6】取引に関する入力操作を行なう操作部、取
    引内容を表示する表示部、カード・伝票の処理を行なう
    処理部、現金の入出金処理を行なう現金取扱部、及び、
    中央処理装置の介入なしに、取引情報を記憶するように
    設定された制御部を有する自動取引システムにおいて、 前記制御部は、全取引履歴情報を予め取引内容に対応さ
    せて区分けする手段を有し、前記操作部により選択され
    た取引内容に対応する取引履歴の区分け情報のみを前記
    表示部に表示するように制御することを特徴とする自動
    取引システム。
JP28024494A 1994-11-15 1994-11-15 自動取引システム Pending JPH08137973A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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