JP2001216459A - 情報処理システム及び情報処理装置 - Google Patents
情報処理システム及び情報処理装置Info
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Abstract
置に関し、特に情報携帯端末を使用した電子マネーシス
テムに適用して、情報携帯端末間で電子マネーを移動す
ることができるようにする。 【解決手段】 情報処理システムにおいて、端末装置か
らの通知により、第1の情報携帯端末に記録された電子
マネーを所定の送金金額の分だけ減額すると共に、該減
額に対応するように、第1の情報携帯端末に係る管理セ
ンターの記録を更新し、第2の情報携帯端末に記録され
た電子マネーを送金金額の分だけ増額すると共に、該増
額に対応するように、第2の情報携帯端末に係る管理セ
ンターの記録を更新し、又は第2の情報携帯端末に記録
された電子マネーを送金金額の分だけ増額すると共に記
録を更新するように指示する。
Description
及び情報処理装置に関し、特に情報携帯端末を使用した
電子マネーシステムに適用することができる。本発明
は、情報処理システムにおいて、端末装置からの通知に
より、第1の情報携帯端末に記録された電子マネーを所
定の送金金額の分だけ減額すると共に、該減額に対応す
るように、第1の情報携帯端末に係る記録を更新し、第
2の情報携帯端末に記録された電子マネーを送金金額の
分だけ増額すると共に、該増額に対応するように、第2
の情報携帯端末に係る記録を更新し、又は第2の情報携
帯端末に記録された電子マネーを送金金額の分だけ増額
すると共に記録を更新するように指示することにより、
情報携帯端末間で電子マネーを移動することができるよ
うにする。
作に応じて、情報携帯端末に記録された電子マネーを所
定の送金金額の分だけ減額すると共に、該減額に対応す
るように、情報携帯端末に係る記録の更新を管理センタ
ーに通知し、送金金額の送金先に係る情報携帯端末の情
報を取得して管理センターに通知することにより、情報
携帯端末間で電子マネーを移動することができるように
する。
る情報携帯端末を利用した電子マネーシステムが利用に
供されるようになされている。すなわちこの種のシステ
ムでは、情報携帯端末であるICカードに各人の口座よ
り事前に電子マネーを入金し、このICカードに入金さ
れた電子マネーの金額により各店舗で商品等を購入でき
るようにするものである。
システムにおいては、各店舗に配置した端末装置と所定
の管理センターとの間のデータ通信により、ユーザーの
携帯するICカードの使用を管理センターで集中的に管
理するクローズドループシステムによるものと、この種
の管理を実行しないオープンループシステムによるもの
とが提案されている。
カードによる電子マネーシステムにおいて、ICカード
間で電子マネーを移動することができれば、便利である
と考えられる。すなわちこのように電子マネーを移動す
ることができれば、遠隔地の知人に現金の送付に代えて
自分のICカードからこの知人のICカードに電子マネ
ーを送金することができ、この種の電子マネーシステム
の使い勝手を一段と向上できると考えられる。
人間で現金を貸し借りする場合と同様に電子マネーを貸
し借りすることができる。
で、情報携帯端末間で電子マネーを移動することができ
れる情報処理システム及び情報処理装置を提案しようと
するものである。
め請求項1の発明においては、情報処理システムに適用
して、端末装置からの通知により、第1の情報携帯端末
に記録された電子マネーを所定の送金金額の分だけ減額
すると共に、該減額に対応するように、第1の情報携帯
端末に係る管理センターの記録を更新し、第2の情報携
帯端末に記録された電子マネーを送金金額の分だけ増額
すると共に、該増額に対応するように、第2の情報携帯
端末に係る管理センターの記録を更新し、又は第2の情
報携帯端末に記録された電子マネーを送金金額の分だけ
増額すると共に、該増額に対応するように、第2の情報
携帯端末に係る記録を更新するように指示する。
装置に適用して、ユーザーの操作に応じて、情報携帯端
末に記録された電子マネーを所定の送金金額の分だけ減
額すると共に、該減額に対応するように、情報携帯端末
に係る記録の更新を管理センターに通知し、送金金額の
送金先に係る情報携帯端末の情報を取得して管理センタ
ーに通知する。
通知により、第1の情報携帯端末に記録された電子マネ
ーを所定の送金金額の分だけ減額すると共に、該減額に
対応するように、第1の情報携帯端末に係る管理センタ
ーの記録を更新し、第2の情報携帯端末に記録された電
子マネーを送金金額の分だけ増額すると共に、該増額に
対応するように、第2の情報携帯端末に係る管理センタ
ーの記録を更新し、又は第2の情報携帯端末に記録され
た電子マネーを送金金額の分だけ増額すると共に、該増
額に対応するように、第2の情報携帯端末に係る記録を
更新するように指示することにより、第1の情報携帯端
末の電子マネーを第2の情報携帯端末に移動することが
できる。
操作に応じて、情報携帯端末に記録された電子マネーを
所定の送金金額の分だけ減額すると共に、該減額に対応
するように、情報携帯端末に係る記録の更新を管理セン
ターに通知し、送金金額の送金先に係る情報携帯端末の
情報を取得して管理センターに通知することにより、こ
の通知先との連係で、第1の情報携帯端末の電子マネー
を第2の情報携帯端末に移動することができる。
発明の実施の形態を詳述する。
を示すブロック図である。この電子マネーシステム1
は、2種類のICカードシステム2A及び2Bに係る管
理センター3A及び3Bを取引センター4により接続
し、これによりこれらICカードシステム2A及び2B
にそれぞれ属する各店舗で、それぞれICカードシステ
ム2A及び2Bに係る電子マネーを利用できるようにな
されている。
号を付加して英数字A及びBの添字により区別して示す
ように、電子マネーシステム1において、ICカードシ
ステム2A及び2Bは、同一の構成であることにより、
ここではICカードシステム2Aについて説明し、重複
した説明は省略する。またこの電子マネーシステム1を
構成する各機器間においては、公開鍵等による暗号化に
よりデータ通信するようになされているが、以下におい
ては、説明に簡略化のために、この暗号化の処理につい
ては、説明を省略する。
て、取引センター4は、これらICカードシステム2A
及び2Bの管理センター3A及び3Bと所定のネットワ
ークを介して接続されるコンピュータにより構成され、
管理センター3A及び3B間におけるデータの送受を中
継し、さらにはこれら管理センター3A及び3B間にお
ける資金移動の相殺処理等を実行する。
3Aにより管理されるクローズドループシステムによる
電子マネーシステムであり、管理センター3Aで発行さ
れたICカード5Aを管理センター3Aにより管理す
る。
のメモリカードであり、内蔵のメモリに電子マネーの金
額、使用の履歴等を記録して保持するようになされてい
る。ICカード5Aは、銀行窓口6Aに設置された窓口
端末7A、取引機8A、9A、店舗端末10Aからのア
クセスにより内蔵のメモリに記録したデータを送出し、
またこのデータを更新する。これによりICカード5A
は、窓口端末7A、取引機8A、9Aにより電子マネー
を入金し、さらにこの電子マネーを店舗により使用でき
るようになされている。
末7Aにおいては、一定周期により間欠的にICカード
5Aへの呼びかけを送信する。ICカード5Aは、これ
ら窓口端末7A等に接近して保持されると、アンテナに
誘起される電力により動作を開始し、この呼びかけに対
して応答を送出する。窓口端末7Aにおいては、ICカ
ード5Aより応答が得られると、ICカード5Aとの間
で相互認証の処理を実行し、相互認証により確認が得ら
れると、各ICカード5Aに割り当てられた識別コー
ド、各ICカード5Aに入金されている電子マネーの金
額等をICカード5Aより読み取る。窓口端末7Aは、
この読み取り結果をユーザーによる暗証番号と共に管理
センター3Aに通知し、さらにオペレータによる操作に
応動した管理センター3Aとの間のデータ通信により、
ICカード5Aに電子マネーを入金し、またICカード
5Aに記録された電子マネーを清算する。これらの処理
において、窓口端末7Aは、所定の表示部に、ICカー
ド5Aに入金されている電子マネーの残高、過去に使用
した電子マネーの金額、一連の処理に発生した手数料、
利息等に係る使用履歴を表示する。
Aにおいては、このようなICカード5Aに係る処理に
加えて、送金等の一般銀行業務に係る処理についても実
行できるようになされている。
機に類似の端末装置であり、例えば自動現金支払機と共
に銀行店舗等に配置される。取引機8A、9Aは、銀行
窓口6Aに配置された窓口端末7Aと同様に、ICカー
ド5Aとの間で相互認証の処理を実行し、さらに各IC
カード5Aの識別コード、電子マネーの金額等、ICカ
ード5Aの暗証番号を管理センター3Aに通知する。さ
らに取引機8A、9Aは、ユーザーによる操作に応動し
た管理センター3Aとの間のデータ通信により、ICカ
ード5Aに電子マネーを入金し、またICカード5Aに
記録された電子マネーを清算する。これらの処理におい
て、取引機8A、9Aは、所定の表示部に、ICカード
5Aに入金されている電子マネーの残高、過去に使用し
た電子マネーの金額、一連の処理に発生した手数料、利
息等に係る使用履歴を表示する。
電子マネーを使用する各店舗等に配置され、銀行窓口6
Aに配置された窓口端末7Aと同様に、ICカード5A
との間で相互認証の処理を実行した後、ICカード5A
に記録された電子マネーにより支払いの処理を実行す
る。なお店舗端末10Aは、必要に応じて取引機8A、
9Aと同様に、ICカード5Aにおける電子マネーの残
高、使用履歴等を表示できるようになされている。この
ような処理のために、店舗端末10Aは、ICカード5
Aの使用を記録し、これら記録を所定の周期で管理セン
ター3Aに通知すると共に、ネガリストを管理センター
3Aより取得するようになされている。
10Aは、ICカード5Aより応答が得られると、ステ
ップSP1からステップSP2に移り、ICカード5A
との間で相互認証の処理を実行する。ここでICカード
5AがICカードシステム2A、2B以外のシステムに
係るものの場合、相互認証困難なことにより、ステップ
SP2からステップSP3に移ってこの処理手順を終了
する。
ステム2A、2Bに係るICカードと判断されると、ス
テップSP2からステップSP4に移る。ここで店舗端
末10Aは、ICカード5Aより識別コードを読み取
り、この識別コードにより管理センター3Aから通知さ
れたネガリストを検索する。これにより店舗端末10A
は、このICカード5Aがネガリストにより使用を禁止
されたICカードか否か判断する。ここでネガリスト
は、管理センター3Aより定期的に通知される識別コー
ドのリストであり、所定の条件により使用が禁止された
ICカードの識別コードが記録される。
記録されたICカードの場合、店舗端末10Aは、ステ
ップSP4からステップSP5に移り、ここでこのIC
カード5Aによっては支払いをできない旨のエラーメッ
セージを表示した後、ステップSP3に移ってこの処理
手順を終了する。これにより店舗端末10Aは、不正使
用に係るICカードの使用、限度金額を越えた予信によ
るICカードの使用を防止するようになされている。
に登録されていない場合、店舗端末10Aは、ステップ
SP4からステップSP6に移る。ここで店舗端末10
Aは、ICカード5Aより電子マネーの残金をロードす
る。続いて店舗端末10Aは、ステップSP7に移り、
この残金によりユーザーの支払いが可能か否か判断す
る。ここで肯定結果が得られると、店舗端末10Aは、
ステップSP8に移ってユーザーの商品購入等に要する
購入金額により電子マネーの残高を減額し、この減額し
た金額によりICカード5Aに記録された電子マネーの
金額を更新した後、ステップSP3に移ってこの処理手
順を更新する。
0Aは、ICカード5Aに十分な残高が残っている場合
には、店舗に対する支払い金額を減額するようにICカ
ード5Aの残金を更新し、ICカード5Aによる支払い
の処理を実行する。
ユーザーの支払いが困難な場合、店舗端末10Aは、ス
テップSP7からステップSP9に移る。ここで店舗端
末10Aは、ICカード5Aの残金に予信の金額を加算
した金額によりユーザーの支払いが可能か否か判断す
る。ここで予信の金額とは、ICカード5Aの発行時等
に係る契約により、ユーザーがICカード5Aの残金を
越えた支払いを求める場合に、金融機関より貸し付け可
能な限度金額である。
られると、店舗端末10Aは、ステップSP8に移り、
ユーザーの商品購入等に要する購入金額により残高を減
額した金額によりICカード5Aに記録された電子マネ
ーの金額を更新する。さらにこの場合、店舗端末10A
は、予信によりユーザーに貸し付けた金額をICカード
5Aに記録した後、ステップSP3に移ってこの処理手
順を更新する。
ように、ICカード5Aの残高が不足する場合には、I
Cカード5Aのユーザーに一定の限度額により電子マネ
ーを貸し付けて、ユーザーによる支払いを処理するよう
になされている。
ようなICカード5Aよる電子マネーの支払い、貸し付
けを記録し、この記録を管理センター3Aのホストコン
ピュータ11Aに通知し、さらにこれらの処理に必要な
ネガリストをホストコンピュータ11Aから取得するよ
うになされている。
行、管理する主体であり、銀行窓口6Aに配置された窓
口端末7A、取引機8A、9A、店舗端末10Aとの間
のデータ通信により、窓口端末7A、取引機8A、9
A、店舗端末10Aにおける処理に応じてホストコンピ
ュータ11Aにより所定の処理手順を実行し、これによ
りユーザーの利用するICカード5Aに入金の処理を実
行し、またICカード5Aを使用した店舗における支払
いの処理を実行する。このとき管理センター3Aは、利
用者データベース(利用者DB)12Aの記録によりI
Cカード5Aに入金されている金額を管理し、さらにI
Cカード5Aにおける利用の履歴等を記録する。
舗端末10AよりICカード5Aの使用の履歴が通知さ
れると、この履歴により使用者データベース12Aの記
録を更新する。さらにホストコンピュータ11Aは、こ
の履歴に対応するように、定期的に、各店舗の口座に入
金の処理を実行し、これにより各店舗で使用された電子
マネーを現金化する。
に示す処理手順を、例えば1日1回の割合で実行し、こ
れにより各ユーザーに対する貸し付けの利息を計算する
と共に、必要に応じて所定のユーザーの使用するICカ
ードをネガリストに登録する。
テップSP21からステップSP22に移り、ここで利
用者データベース12Aに記録された所定のユーザーに
ついて、貸し付けの実行によりICカードの残金がマイ
ナスか否か判断する。ここで否定結果が得られると、ホ
ストコンピュータ11Aは、ステップSP23に移り、
利用者データベース12Aに登録された全てのユーザー
について、処理を完了したか否か判断し、ここで否定結
果が得られると、ステップSP24に移る。
対象を次の利用者に切り換えた後、ステップSP22に
戻る。これによりホストコンピュータ11Aは、利用者
データベース12Aに記録されてなる管理に係る全ての
ICカードについて、貸し付けの有無を判定する。
が得られると、ホストコンピュータ11Aは、ステップ
SP25に移る。ここでホストコンピュータ11Aは、
例えば日割りにより利息を計算し、この計算した利息に
より続くステップSP26において利用者データベース
12Aの内容を更新する。さらにホストコンピュータ1
1Aは、この計算した利息により予信の限度金額をオー
バーしたか否か判断し、ここで否定結果が得られると、
ステップSP23に移る。
度金額をオーバーした場合、ホストコンピュータ11A
は、ステップSP27からステップSP28に移る。こ
こでホストコンピュータ11Aは、この限度金額をオー
バーしたICカードの識別コードをネガリストに登録し
た後、ステップSP22に移る。これにより図7に示す
ように、ホストコンピュータ11Aは、ICカード5A
のユーザーに一定の限度額により電子マネーを貸し付け
てユーザーによる支払いを処理し、この貸し付けにより
発生する利息により貸し付け金額が限度額を越えると、
このICカード5Aの使用を禁止するようになされてい
る。かくしてホストコンピュータ11Aは、利用者デー
タベース12Aに登録された全てのユーザーについて、
これらの処理を完了すると、ステップSP23で肯定結
果が得られることにより、ステップSP23からステッ
プSP29に移って、この処理手順を終了する。
する銀行窓口6Aにおける処理、取引機8A、9Aによ
る処理によりICカード5Aに電子マネーが入金される
と、利用者データベース12Aの内容を更新する。さら
にこの入金により貸し付け金額を補って貸し付け限度額
を越えた貸し付けが解消されると、ネガリストからの登
録を抹消する。ホストコンピュータ11Aは、このよう
にして作成したネガリストを一定周期で店舗端末10A
に通知する。これにより図7に示す場合にあっては、電
子マネーが最低101円の入金された場合に、ICカー
ドによる支払いが可能となる。
トコンピュータ11Aは、銀行窓口6Aに配置された窓
口端末7A、取引機8A、9AにおいてICカード5A
との間で相互認証が得られ、識別コード、電子マネーの
金額、暗証番号がこれら窓口端末7A等によりICカー
ド5Aから読み取られて通知されると、利用者データベ
ース12Aとの間でこれら識別コード、電子マネーの金
額を照合する。ここで照合結果にエラーが検出される
と、この場合ICカード5Aに入金されている電子マネ
ーの金額を不正に変更した場合、第3者のICカード5
Aを不正に使用する場合等も考えられることにより、ホ
ストコンピュータ11Aは、利用者データベース12A
の記録を更新すると共にネガリストに登録してICカー
ド5Aの使用を禁止すると共に、その旨窓口端末7A等
に通知する。
合、ホストコンピュータ11Aは、続く入力を窓口端末
7A等に指示する。この通知により窓口端末7A等にお
いて、ICカード5Aへの電子マネーの入金が指示され
ると、ホストコンピュータ11Aは、通常の銀行業務に
おける口座振り替えにおける処理と同様に、入金元の口
座に関する情報の入力を窓口端末7A等に指示する。な
おこれらの情報は、入金元の口座番号、入金の金額等に
より構成される。
力されると、ホストコンピュータ11Aは、この入金元
の口座、この口座の残金等を確認して窓口端末7A等に
通知する。さらにこの通知により窓口端末7Aから入金
依頼の確認が得られると、対応する口座より入金金額を
引き落とすと共に、ICカード5Aへの電子マネーの入
金を窓口端末7A等に指示する。これにより電子マネー
システム1では、必要に応じて各人の口座よりICカー
ド5Aに電子マネーを入金することができるようになさ
れている。
は、利用者データベース12Aの記録を更新し、これに
よりICカード5Aに記録された電子マネーの金額と、
利用者データベース12Aの記録を一致させる。
タ11Aは、利用者データベース12Aのアクセス、I
Cカード5Aの記録より、ユーザーへの貸し付けが発見
されると、ユーザーによる電子マネーの入金を貸し付け
の返済に優先的に充当する。これにより図8に示すよう
に、例えば1000円貸し付け、利息が100円の場合
に、5000円の電子マネーが入金されると、電子マネ
ーの残金が2B900円となるように、ICカード5A
の記録を更新し、さらには利用者データベース12Aの
記録を更新する。
のICカードシステム2Bに係るICカード5Bについ
て、それぞれ自己が管理する銀行窓口6Aの窓口端末7
A、取引機8A、9Aにより入金の処理を実行する場
合、取引センター4を介して、この相手方のICカード
システム2Bに係る管理センター3Bのホストコンピュ
ータ11Bに窓口端末7A等からの情報を送信し、この
相手方ホストコンピュータ11Bの管理、指示によりI
Cカード5Bの更新を指示することにより、この相手側
システム2Bに係るICカード5Bに電子マネーを入金
するようなされている。また同様に、相手方のICカー
ドシステム2Bに係るICカード5Bについて、店舗端
末10Aより使用の履歴が通知されると、取引センター
4を介してこの相手方のICカードシステム2Bを管理
する管理センター3Bに通知し、これによりこの対応す
る管理センター3Bで決裁できるようにする。またこの
管理センター3Bからの依頼により対応する店舗の口座
に支払いの処理を実行し、さらにはこの管理センター3
Bから通知されるネガリストを店舗端末10Aに通知す
るようになされている。
9Aにおいて、ICカード5A(以下送金元のICカー
ドと呼ぶ)から他のICカード(以下送金先のICカー
ドと呼ぶ)への送金が指示されると、ホストコンピュー
タ11Aは、図1に示す処理手順を実行する。すなわち
ホストコンピュータ11Aは、ステップSP31からス
テップSP32に移る。ここでホストコンピュータ11
Aは、上述したと同様にして窓口端末7A、取引機8
A、9Aによる相互認証の処理が完了すると、ステップ
SP33に移り、送金先ICカードの識別コード、送金
先ICカードの所有者、送金金額等による送金情報を取
得する。
して送金情報を取得すると、続くステップSP34にお
いて、窓口端末7A、取引機8A、9Aに対して送金元
のICカード5Aに記録された電子マネーによる金額を
送金金額分だけ減額するように指示する。
ップSP35に移り、利用者データベースにこの送金情
報を記録する。なおホストコンピュータ11Aは、この
送金情報を記録する際に、併せて送金元のICカード5
Aに係る電子マネーについても、送金金額を減額して履
歴と共に利用者データベース12Aに記録する。
ップSP36に移り、この送金先に係るICカードが他
のICカードシステムに属するICカードか否か判断す
る。ここで否定結果が得られると、ホストコンピュータ
11Aは、ステップSP36からステップSP37に移
り、この処理手順を終了する。
のICカードシステム2Bに属する場合、ホストコンピ
ュータ11Aは、ステップSP36において否定結果が
得られることにより、ステップSP38に移る。ここで
ホストコンピュータ11Aは、送金先の管理センター3
Bに送金情報を送信し、この管理センター3Bにおける
ホストコンピュータ11Bの処理によりこの管理センタ
ー3Bの利用者データベース12Bに送金情報を記録す
る。さらにホストコンピュータ11Aは、続くステップ
SP39において、送金先管理センター3Bより送金情
報の記録が通知されると、ステップSP37に移ってこ
の処理手順を終了する。
は、ICカード5Aからの送金に係る情報を一時記録し
て保持するようになされている。このようにして送金情
報を記録して保持するにつき、例えば遠隔地に送金する
場合にあっては、送金元及び送金先のユーザー間で、別
途電話等による連絡により電子マネーの送金が通知さ
れ、この通知により送金先のICカードを所有するユー
ザーにおいては、ICカードシステム2A又は2Bの取
引機8A〜9B、銀行窓口6A、6Bに到来することに
なる。また同行する友人間により電子マネーをやり取り
する場合等には、例えば送金先を入力した銀行窓口6
A、取引機8A、9Aにて、即座に送金先のICカード
により入金の処理が実行されることになる。
コンピュータ11Aの処理手順を示すフローチャートで
ある。ホストコンピュータ11Aは、ステップSP41
からステップSP42に移り、ここで送金先のICカー
ドについて、窓口端末7A、取引機8A、9Aによる相
互認証の処理が完了すると、続くステップSP43にお
いて、送金の確認処理を実行する。ここでホストコンピ
ュータ11Aは、利用者データベース12Aに記録した
送金情報とICカードの識別コードとの照合、取引機8
A、9A、窓口端末7Aを介して入力される暗証番号の
照合等により、ICカードが送金先か否か確認する。
送金先ICカードに記録された電子マネーを送金金額分
だけ増額するように、取引機8A、9A、窓口端末7A
に指示し、さらにこの指示により更新されるICカード
の電子マネー金額に対応するように利用者データベース
12Aの記録を更新し、さらに利用者データベース12
Aに記録された送金情報を送金済みにセットする。
ップSP45に移り、送金元が他のICカードシステム
2Bに係るICカードか否か判断し、ここで否定結果が
得られると、ステップSP46に移ってこの処理手順を
終了する。これに対して送金元が他のICカードシステ
ム2Bに係るICカードに係る場合、ステップSP47
に移り、対応する管理センター3BにICカードへの送
金の完了を通知し、これによりこの管理センター3Bに
記録された送金情報を送金済みにセットする。さらにこ
のような電子マネーの移動に伴う決裁の処理を管理セン
ター3Bとの間で実行した後、ステップSP46に移っ
てこの処理手順を終了する。
2)、銀行窓口6Aに配置された窓口端末7A、取引機
8A、9Aにおける操作により、ユーザーの携帯するI
Cカード5Aに電子マネーが入金される。さらに店舗で
商品を購入してユーザーにより電子マネーによる支払い
が選択されると、ICカード5Aに記録された電子マネ
ーの金額が支払い金額の分減額される。
帯されるICカード5Aにおいては、入金の際に、記録
された電子マネーの金額が入金の金額に対応するように
更新され、さらに記録された電子マネーの金額が支払い
金額に対応するように減額される。またこれらの処理と
平行して、入金時においては、窓口端末7A、取引機8
A、9Aと管理センター3Aとの間のオンライン通信に
より、利用者データベース12Aに記録された電子マネ
ーの金額が更新される。また支払い時においては、店舗
端末10Aから管理センター3Aへの定期的なアクセス
によりICカード5Aの使用が管理センター3Aに通知
され、この通知により利用者データベース12Aに記録
された電子マネーの金額が更新される。またこの電子マ
ネーの使用に応じて店舗の口座に入金の処理が実行され
る。
は、管理センター3Aによる管理により、情報携帯端末
であるICカード5Aに記録した電子マネーに応じて決
裁の処理が実行される。さらにICカード5Aと管理セ
ンター3Aとで、ICカード5Aに入金されている電子
マネーの金額を記録して、いわゆるクローズドループシ
ステムによる電子マネーシステムが構成される。
処理を実行するにつき、ICカード5Aに入金されてい
る電子マネーの金額が小額で、支払い金額が不足する場
合、電子マネーシステム1では、所定の予信金額の範囲
でICカード5Aを所持するユーザーに対して不足金額
分だけ貸し付けの処理が実行される。さらにICカード
5Aに入金された電子マネーの金額が0円に更新され、
さらに貸し付けた金額がICカード5Aに記録される
(図4及び図5)。さらにこの貸し付けが店舗端末10
Aで記録され、管理センター3Aのアクセス時、この貸
し付けが管理センター3Aに通知される。電子マネーシ
ステム1では、このようにしたICカード5Aにおける
記録と一致するように、利用者データベース12Aの内
容が更新され、これらによりICカード5Aに入金され
ている電子マネーの金額によっては支払金額が不足する
場合に、所定の限度額の範囲でICカード5Aのユーザ
ーに貸し付けられる金額の情報がICカード5Aと管理
センター3Aとで記録される。
し付けた金額を管理センター3Aにより管理することが
できることにより、ICカード5Aに入金されている電
子マネーの金額によっては支払金額が不足する場合に、
所定の限度額の範囲でICカード5Aのユーザーに貸し
付けの処理を実行することが可能となる。従ってこの貸
し付けにより、情報携帯端末に入金されている電子マネ
ーの金額が小額の場合でも電子マネーを利用することが
できるようにすることができ、その分ユーザーの利便を
図ることができる。
ては、例えば1日毎に、管理センター3Aにおいて利息
が計算され、この利息により利用者データベース12A
の記録が更新される。これにより電子マネーシステム1
では、一定周期により貸し付けに係る金額の利息が計算
され、該計算結果により貸し付けに係る金額の情報が更
新される。
限度額を越えると、このICカード5Aの識別コードが
ネガリストに登録されて各店舗端末10Aに通知され
る。これにより電子マネーシステム1では、貸し付けに
係る金額が一定の限度額を越えると、対応する情報携帯
端末による電子マネーの使用を禁止とするように、管理
センターより各店舗端末10Aに通知される。これによ
り電子マネーシステム1では、限度額を越えた危険な貸
し付けを防止するようになされている。
によりICカード5Aに電子マネーが入金されると、電
子マネーシステム1では、ICカード5Aに記録された
電子マネーの金額が、利用者データベース12Aの記録
と共に更新される。このとき電子マネーシステム1で
は、貸し付けの金額を優先的に弁済するように、これら
ICカード5A及び利用者データベース12Aの記録が
更新され(図7及び図8)、これにより煩雑な手続きを
経ることなく、貸し付けに係る種々の手続きを完了する
ことができる。
等の為に、自分のICカード5Aの電子マネーを他人の
ICカードに移動する場合、電子マネーシステム1にお
いて、窓口端末7A、取引機8A、9Aにおいて、さら
には送金元のICカード5Aを管理する管理センター3
Aにおいて、送金元のICカード5Aが認証された後、
送金先のICカード、送金金額等による送金情報が入力
される。
ICカード5Aを管理する管理センター3Aにおいて、
この送金情報が記録されると共に、この送金情報に係る
送金金額の分だけ、送金元のICカード5Aに記録され
た電子マネーが減額され、さらにこの減額に対応するよ
うに、利用者データベース12Aの内容が更新される。
ICカード5Aと同一のICカードシステム2Aに属し
ている場合、この送金先のICカードを用いた窓口端末
7A、取引機8A、9Aからのアクセスにより、送金金
額の分だけ、送金先ICカードに記録された電子マネー
の金額が増額され、これに対応するように利用者データ
ベース12Aの記録が更新され、送金情報が送金済みと
されて記録に残される。これにより1つのICカードシ
ステム2A内において、ICカード間で電子マネーを移
動することができる。
金元のICカード5Aと異なるICカードシステム2B
に属している場合、送金元の管理センター3Aから送金
先の管理センター3Bへの通知により、この送金先管理
センター3Bの利用者データベースにも送金情報が記録
される。
いては、送金先の管理センター3Bに対して、送金先の
ICカード5Bに記録された前記電子マネーを送金金額
の分だけ増額すると共に、該増額に対応するように、送
金先のICカード5Bに係る記録を更新するように指示
することになる。
Cカードを用いた窓口端末7A、7B、取引機8A〜9
Bからのアクセスにより、送金金額の分だけ、送金先I
Cカードに記録された電子マネーの金額が増額され、こ
れに対応するように利用者データベース12Bの記録が
更新され、送金情報が送金済みとされて記録に残され
る。またこの送金先からの通知により、送金元の利用者
データベース12Bの記録においても、送金情報が送金
済みとされて記録に残される。
おいても、ICカード間で電子マネーを移動することが
できる。
カードに記録された電子マネーを所定の送金金額の分だ
け減額すると共に、該減額に対応するように、このIC
カードに係る記録を更新し、送金先の情報携帯端末であ
るICカードに記録された電子マネーを送金金額の分だ
け増額すると共に、該増額に対応するように、このIC
カードに係る記録を更新し、又はこのICカードに記録
された電子マネーを送金金額の分だけ増額すると共に、
該増額に対応するように、ICカードに係る記録を更新
するように指示することにより、ICカード間で電子マ
ネーを移動することができる。従って現金のように電子
マネーをやり取りして、電子マネーの使い勝手を向上す
ることができる。
においては、ユーザーの操作に応じて、ICカードに記
録された電子マネーを所定の送金金額の分だけ減額する
と共に、該減額に対応するように、ICカードに係る記
録の更新を管理センターに通知し、さらに送金金額の送
金先に係るICカードの情報を取得して管理センターに
通知することにより、この通知先である管理センターと
の連係で、ICカード間で電子マネーを移動することが
できる。
ターとを定期的に接続して電子マネーの支払いに関する
情報、ネガリストを交換する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、オンラインにより接続してリアル
タイムでこれらの情報を交換するようにしてもよい。
末、取引機より電子マネーを入金する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、各家庭に設置されたパー
ソナルコンピュータにより入金する場合等にも広く適用
することができる。
型のICカードを用いて電子マネーシステムを構築する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、接触型
のICカードを用いて電子マネーシステムを構築する場
合、さらにはICカードに限らず、例えば携帯電話等の
情報携帯端末により電子マネーシステムを構築する場合
に広く適用することができる。
からの通知により、第1の情報携帯端末に記録された電
子マネーを所定の送金金額の分だけ減額すると共に、該
減額に対応するように、第1の情報携帯端末に係る管理
センターの記録を更新し、第2の情報携帯端末に記録さ
れた電子マネーを送金金額の分だけ増額すると共に、該
増額に対応するように、第2の情報携帯端末に係る管理
センターの記録を更新し、又は第2の情報携帯端末に記
録された電子マネーを送金金額の分だけ増額すると共に
記録を更新するように指示することにより、情報携帯端
末間で電子マネーを移動することができる。
作に応じて、情報携帯端末に記録された電子マネーを所
定の送金金額の分だけ減額すると共に、該減額に対応す
るように、情報携帯端末に係る記録の更新を管理センタ
ーに通知し、送金金額の送金先に係る情報携帯端末の情
報を取得して管理センターに通知することにより、情報
携帯端末間で電子マネーを移動することができる。
における送金元のICカードに関する処理手順を示すフ
ローチャートである。
の全体構成を示すブロック図である。
理手順を示すフローチャートである。
図である。
トである。
する略線図である。
説明に供する略線図である。
ローチャートである。
システム、3A、3B……管理センター、5A、5B…
…ICカード、7A、7B……窓口端末、8A、8B、
9A、9B……取引機、10A、10B……店舗端末、
11A、11B……ホストコンピュータ、12A、12
B……利用者データベース
Claims (2)
- 【請求項1】所定の管理センターにより、情報携帯端末
に記録した電子マネーを管理する情報処理システムにお
いて、 前記情報携帯端末と前記管理センターとで、前記情報携
帯端末に入金されている電子マネーの金額を記録し、 端末装置からの通知により、 第1の情報携帯端末に記録された前記電子マネーを所定
の送金金額の分だけ減額すると共に、該減額に対応する
ように、前記第1の情報携帯端末に係る前記管理センタ
ーの記録を更新し、 第2の情報携帯端末に記録された前記電子マネーを前記
送金金額の分だけ増額すると共に、該増額に対応するよ
うに、前記第2の情報携帯端末に係る前記管理センター
の記録を更新し、又は前記第2の情報携帯端末に記録さ
れた前記電子マネーを前記送金金額の分だけ増額すると
共に、該増額に対応するように、前記第2の情報携帯端
末に係る記録を更新するように指示することを特徴とす
る情報処理システム。 - 【請求項2】所定の口座より移動された金額により、情
報携帯端末に記録された電子マネーの金額を増額すると
共に、該増額を所定の管理センターに通知する情報処理
装置において、 ユーザーの操作に応じて、 前記情報携帯端末に記録された前記電子マネーを所定の
送金金額の分だけ減額すると共に、該減額に対応するよ
うに、前記情報携帯端末に係る記録の更新を前記管理セ
ンターに通知し、 前記送金金額の送金先に係る情報携帯端末の情報を取得
して前記管理センターに通知することを特徴とする情報
処理装置。
Priority Applications (1)
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