JPH1063753A - 会計処理システム - Google Patents

会計処理システム

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JPH1063753A
JPH1063753A JP23837396A JP23837396A JPH1063753A JP H1063753 A JPH1063753 A JP H1063753A JP 23837396 A JP23837396 A JP 23837396A JP 23837396 A JP23837396 A JP 23837396A JP H1063753 A JPH1063753 A JP H1063753A
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JP
Japan
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electronic money
user
accounting
computer
recording
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JP23837396A
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English (en)
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Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子マネーを送信又は受信するときに、それ
による支払い又は領収に関する取引の会計処理(仕訳な
ど)をほぼ自動的に行うことができるようにしてその会
計処理作業を大幅に効率化す会計処理システムを提供す
る。 【解決手段】 電子マネー取引を行う場合に使用される
会計処理システムにおいて、前記電子マネーを送信する
相手方を指示する手段と、前記相手方に送信する電子マ
ネーの金額を指示する手段と、この指示された金額から
なる電子マネーを前記相手方に送信する電子マネー送信
手段と、この電子マネーを送信する毎に、その送信の相
手方、その金額、日付を記録する手段と、この電子マネ
ーの送信について、その電子マネーの支払いに対応する
借方科目を決定し記録する手段と、を含むことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子マネーの支払
い又は領収の行為についての会計処理を自動的に行うこ
とができる会計処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図書費、車両費又は通信費な
どの経費の支払いや、売上又は売掛金などの領収は、現
金の占有移転、銀行振り込み、クレジットカードの利
用、小切手の占有移転、などにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現金の占有移転により
経費の支払いや売上の領収を行う場合は、現金は通常戸
外でその占有を移転するので、そのときに会計処理を同
時に行うことはできない。この場合は、帰社後に、現金
を支払った場合はその借方科目が図書費か交際費かなど
の決定をして仕訳伝票を作成し、この仕訳データをパソ
コン(パーソナル・コンピュータ)の会計ソフトの入力
欄などに入力しなくてはらない。また、小切手の占有移
転による場合もこれとほぼ同様である。
【0004】また、銀行振り込みにより経費の支払いや
売上の領収を行う場合は、銀行間の金銭の移動という行
為により取引が仲介されるので、その支払い又は領収の
データは銀行が指定するデータの形式(仕訳伝票の形式
とは整合がとれない)に合わせなくてはならない。その
結果、やはり、前記の現金による場合と同様に、銀行振
り込みが終了した後に、別個に仕訳伝票を作成して、そ
れからパソコンなどに入力するという作業が必要にな
る。
【0005】さらに、クレジットカードにより経費など
を支払う場合又は売上などを領収する場合も、クレジッ
トカード会社の指定する様式の伝票(仕訳伝票の形式と
は全く整合できない)に記入することにより支払い又は
領収を行い、その後に、別個に仕訳伝票を作成してそれ
からパソコンなどに入力するという作業が必要になると
いう点は、上記の銀行振り込みの場合とほぼ同様であ
る。
【0006】以上のように、従来の支払い又は領収は、
現金又は小切手の占有移転として物理的行為を介しての
支払い、銀行口座を経由しての支払い、クレジットカー
ド会社の支払いを介しての支払い、などのように迂遠な
方法で行われていたので、その支払い又は領収の会計処
理も取引の実際に即しない繁雑な内容となり、またその
処理作業も、仕分け伝票の作成とその入力という繁雑な
ものになっていた。
【0007】本発明はこのような従来の技術の問題点に
着目してなされたもので、電子マネーを送信又は受信す
るときに、それによる支払い又は領収に関する取引の会
計処理(仕訳など)をほぼ自動的に行うことができるよ
うにして、会計処理を実際の取引に即した内容にするこ
とができると共に、その会計処理作業も大幅に効率化で
きる、会計処理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)以上の課題を解決するための本発明は、コンピュ
ータ・ネットワーク上で、各ユーザーが、自己の保有す
るコンピュータの記録装置又はネットワーク上のコンピ
ュータの記録装置に記録された自己の保有する貨幣価値
情報から成る電子マネーを、他人である相手方に送信す
ることにより支払う電子マネー取引を行う場合に使用さ
れる会計処理システムにおいて、前記電子マネーを送信
する相手方を指示する手段と、前記相手方に送信する電
子マネーの金額を指示する手段と、この指示された金額
からなる電子マネーを前記相手方に送信する電子マネー
送信手段と、この電子マネーを送信する毎に、その送信
の相手方、その金額、日付を記録する手段と、この電子
マネーの送信について、その電子マネーの支払いに対応
する借方科目を決定し記録する手段と、を含むことを特
徴とする会計処理システムである。なお、以上で言う
「受信」は、通信回線を介して行う受信だけでなく、赤
外線などの無線を介しておこなう「受信」も含まれる。
【0009】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、前記借方科目を決定し記録する手段は、過去の電子
マネーの送信の中に今回の相手方と同一の相手方に送信
したケースがある場合は、そのケースで決定された借方
科目を今回の送信についての借方科目として決定する手
段を含むものである。
【0010】(3)また、本発明は、上記(1)又は
(2)において、前記借方科目を決定し記録する手段
は、様々な企業又は個人の属性情報(例えば、自動車製
造業、自動車販売業、書店、飲食店、通信事業者などの
会計処理上参考になる属性情報)を記録する装置(ユー
ザーが保有するコンピュータ又はコンピュータ・ネット
ワーク上のコンピュータに備えられた記録装置)から、
今回の送信の相手方に関する属性を抽出し、その属性に
基づいて適当な借方科目を決定する手段を含むものであ
る。
【0011】(4)また、本発明は、上記(1)(2)
又は(3)において、さらに、前記電子マネーを送信す
るときに、この電子マネーと共に、自己の属性情報(例
えば、調査会社、法律事務所、自動車部品製造業、運送
業などの会計処理上参考になる属性情報)をも送信する
手段を含むことを特徴とする会計処理システムである。
【0012】(5)本発明は、コンピュータ・ネットワ
ーク上で、各ユーザーが、他人から貨幣価値情報を含む
電子マネーを受信することにより、電子マネーの支払い
を受ける(電子マネーを領収する)場合に使用される会
計処理システムにおいて、電子マネーを領収する毎に、
その支払ってくれた相手方、その金額、日付を記録する
手段と、この電子マネーの領収について、その電子マネ
ーの領収に対応する貸方科目を決定し記録する手段と、
を含むことを特徴とする会計処理システムである。な
お、以上で言う「受信」は、通信回線を介して行う受信
だけでなく、赤外線などの無線を介しておこなう「受
信」も含まれる。
【0013】(6)また、本発明は、上記(5)におい
て、前記貸方科目を決定し記録する手段は、過去の電子
マネーの領収の中で、今回の支払ってくれた相手方と同
一の相手方から領収したケースがある場合は、そのケー
スで決定された貸方科目を今回の領収についての貸方科
目として決定する手段を含むものである。
【0014】(7)また、本発明は、上記(6)又は
(7)において、前記貸方科目を決定し記録する手段
は、様々な企業又は個人の属性情報(例えば、自動車製
造業、自動車販売業、書店、飲食店、通信事業者などの
会計処理上参考になる属性情報)を記録する装置(ユー
ザーが保有するコンピュータ又はコンピュータ・ネット
ワーク上のコンピュータに備えられた記録装置)から、
今回電子マネーを支払ってくれた相手方に関する属性を
抽出し、その属性に基づいて適当な貸方科目を決定する
手段を含むものである、会計処理システム。
【0015】(8)また、本発明は、上記(5)(6)
又は(7)において、さらに、前記貸方科目を決定し記
録する手段は、前記電子マネーを領収するときに、この
電子マネーと一緒に送られて来た相手方の属性情報(例
えば、調査会社、法律事務所、自動車部品製造業、運送
業などの会計処理上参考になる属性情報)に基づいて前
記貸方科目を決定する手段を含むものである。
【0016】(9)なお、以上の本発明において、「電
子マネー」とは、貨幣価値情報を含むデータ列であっ
て、個人又は企業が保有する貨幣価値を象徴するもので
ある。この電子マネーは、個人又は企業が自己の保有す
るコンピュータの記録装置又はコンピュータ・ネットワ
ーク上のサーバー・コンピュータの記録装置(銀行など
が保有する「貸金庫」の役割を有するコンピュータの記
録装置)に保管されている。そして、この電子マネーを
支払いに使用するときは、これらのコンピュータの記録
装置から、所定の金額に相当する電子マネーを取り出し
て、支払う相手方のコンピュータに向けて、コンピュー
タ・ネットワーク上で送信する。この送信された電子マ
ネーを受け取った側は、これを前記の自己が保有する又
はコンピュータ・ネットワーク上のコンピュータの記録
装置に記録することにより、電子マネーを領収する。
【0017】(10)この(9)で説明したような「電
子マネー」の一つの実現形態として、現在では、オラン
ダのデジキャッシュ社が開発した「e−キャッシュ」を
アメリカ合衆国のマークトウェイン銀行が採用し、19
95年10月23日から実用のサービスを開始してい
る。このマークトウェイン銀行による「e−キャッシ
ュ」サービスの実際を、次に記述する。まず、この「e
−キャッシュ」サービスでは、利用者は、銀行又は電子
マネー発行会社に、特別の口座を開設して電子マネーの
利用申し込みをする。すると、口座番号とe−キャッシ
ュ用のソフトウエアのインストール用パスワードが電子
メールで送られてくる。利用者は、インターネット等か
ら、そのソフトウエアをダウンロードして、パスワード
を用いてインストールを行う。次に、実際の利用は、次
のような手順で行われる。
【0018】(a)利用者が銀行(銀行又は電子マネー
発行会社)からテジタルキャッシュ(e−キャッシュの
こと)を引き下ろすときに、銀行ではデジタルキャッシ
ュのコイン毎にシリアル番号を付ける。このデジタルキ
ャッシュには、銀行のデジタルサインが付けられる。
【0019】(b)このとき、シリアル番号とデジタル
サインをつけたコインが、利用者のコンピュータのハー
ドディスクの中に蓄積される。
【0020】(c)利用者がデジタルキャッシュの支払
いをする時に、商店ではコイン上の銀行のデジタルサイ
ンが正しいかどうかをチェックする。
【0021】(d)この直後、デジタルキャッシュの情
報は、銀行に送られ、銀行自身が自分のデジタルサイン
のチェックを行い、コインのシリアル番号により二重利
用がないかチェックを行う。
【0022】(e)このチェックにより問題がなけれ
ば、即座に商店にデジタルキャッシュが引き渡される
が、その際、銀行は、シリアル番号を振り直して、デジ
タルサインを付け直す。また、商店が銀行に預けたまま
にしておきたいときは、シリアル番号がブランクのまま
銀行に保存される。
【0023】(11)また、上記の(9)で説明したよ
うな「電子マネー」のもう一つの実現形態としては、米
国の銀行のシティバンクによる電子決済システム(日本
国にも、特公平7−111723号として特許出願公告
されているシステムである)によっても、既に開発され
ている。このシステムの仕組みは、上記の「e−キャッ
シュ」と似ている。つまり、電子マネーを、銀行の口座
から利用者のコンピュータ(電子ワレット)に蓄積す
る。そして、利用者は、マウスを使って、電子ワレット
の中身を取り出して、電話回線か赤外線を使って送金す
る、というものである(以上の参考文献として、199
6年3月30日発行の「週間ダイヤモンド」第129ペ
ージ以下)。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を説明す
るための概略図、図2から図5までは、この実施形態に
よる会計処理を説明するための図である。図1によりお
いて、1,2,3は電子マネーのユーザーの保有するコ
ンピュータで、1はユーザーA(パソコンの完成品メー
カー)のコンピュータ、2はユーザーB(パソコンの部
品メーカー)のコンピュータ、3はユーザーC(広告会
社)のコンピュータである。これらのコンピュータは、
いずれも、インターネットなどのコンピュータ・ネット
ワークに接続されている。また、図1において、4は前
記コンピュータ・ネットワークに接続された銀行Dのコ
ンピュータ、5は前記コンピュータ・ネットワークに接
続されたデータベースを記録したサーバー・コンピュー
タである。
【0025】今、前記ユーザーBからユーザーAにパソ
コンの部品が納品されたことに伴い、ユーザーAからユ
ーザーBにそのパソコン部品の代金10,000円の電
子マネーが支払われた場合についての会計処理を説明す
る。この場合、ユーザーAは、まず、銀行Dの口座から
10,000円の電子マネーを取り寄せて、自分のコン
ピュータ1のハードディスクに蓄積する(図1の矢印
(a))。次に、この電子マネーを、通信回線又は無線
を使用して、ユーザーBのコンピュータ2に送信する
(図1の矢印(b))。これにより、ユーザーAからユ
ーザーBへの支払いは、会計的には終了する。ただ、こ
の電子マネーが正しいものかどうか(二重使用されたも
のでないかどうか、偽造されたものでないかどうか)に
ついてのチェックが必要である。そのため、ユーザーB
は、この受信した電子マネーを銀行Dに送信してそのチ
ェックを受ける(図1の矢印(c))。銀行Dでは、こ
の送られてきた電子マネーについてそのデジタルサイン
が自己のものであるかどうか、そのシリアル番号が正し
いかどうかをチェックして、正しければ、その電子マネ
ーをユーザーBに送信する(図1の矢印(d))。これ
により、電子マネーのチェックも終了し、ユーザーAと
ユーザーBの取引は終了する。
【0026】図2は以上のユーザーAからユーザーBへ
の電子マネーの支払いに伴う会計処理を説明するための
図である。図2(a)は、ユーザーAからユーザーBに
送信される電子マネーのデータの内容を示している。こ
のデータには、日付、送信者の識別データ、受信者の識
別データ、銀行Dのデジタルサインとシリアル番号、金
額のデータなどから構成される。また、この実施形態で
は、電子マネーに「備考」のデータ領域を付けられるよ
うになっており、この備考のデータ領域には、例えば、
送信者と受信者の属性(Aはパソコン完成品メーカー、
Bはパソコン部品メーカーなどの会計処理の上で有用な
情報)のデータなどが入力される。ユーザーAがこのよ
うな電子マネーをユーザーBに送信すると、Aのコンピ
ュータは、この電子マネーのデータを支払い記録として
記録する。
【0027】そして、ユーザーAのコンピータは、今回
の電子マネーの支払いの会計上の勘定科目を決定する。
つまり、図2(b)に示すように、借方科目は「原材料
費」、貸方科目は「電子マネー」、と決定し、記録す
る。これにより、図2(c)に示すような仕訳データが
得られる。前記の図2(b)に示すようなユーザーAの
コンピュータが今回の支払いの借方科目が原材料費であ
るとする決定する方法は、複数ありうる。例えば、まず
第1に、今回の支払いの以前に、同じユーザーBに支払
う取引があった場合、その前回の取引のときに決定した
借方科目と同じ科目を今回の借方科目であると決定す
る、という方法がある。また第2に、ユーザーAのコン
ピュータ1は、ネットワーク上のデータベース5からユ
ーザーBの業種を検索し、それが「パソコン部品メーカ
ー」と分かれば、自己の業種「パソコン完成品メーカ
ー」との関係から、借方科目は「原材料費」であると推
定・決定し、記録するという方法がある。
【0028】次に、図3に基づいて、ユーザーBのコン
ピュータ2が行う、今回の10,000円の電子マネー
の受信(領収)についての会計処理の方法を説明する。
前記コンピュータ2は、前記電子マネーを受領(領収)
すると(図3(a))、その受領という行為の貸方の勘
定科目を、売上と決定し記録する(図3(b))。これ
により、借方科目が売上の10,000円で貸方科目が
電子マネーの10,000円という仕訳処理が行われる
(図3(c))。
【0029】なお、この場合、前記コンピュータ2が、
前記受領行為の貸方科目を「売上」と決定する方法とし
ては、次のような複数の方法がありうる。例えば、まず
第1に、今回の受領の前に今回と同じ顧客Aと取引をし
たことがある場合、その前回と同じ貸方科目を今回の取
引の貸方科目としてそのまま採用する、という方法があ
る。また第2に、ユーザーBのコンピュータ2が、ネッ
トワーク上のデータベース5から顧客Aの業種を検索
し、それが「パソコン完成品メーカー」と分かれば、自
己の業種「パソコン部品メーカー」との関係から推測し
て、貸方科目は「売上」であると推定・決定し、記録す
るという方法がある。また、第3に、顧客Aから送信さ
れた電子マネーのデータの中にある「備考」の部分のデ
ータ(又は、顧客Aから送信された電子マネーのデータ
に付加された「備考」の部分のデータ)に、顧客Aの業
種などのデータがある場合は、その業種(この場合は
「パソコン完成品メーカー」という業種)に基づいて、
自己の業種「パソコン部品メーカー」との関係から推測
して、貸方科目は「売上」であると推定・決定し、記録
するという方法がある。
【0030】次に、図4と図5は、図1の電子マネーの
ユーザーBのコンピュータ2と同ユーザーC(広告会
社)のコンピュータ3との間での電子マネーの授受の取
引に関する会計処理を示すものである。今、前記ユーザ
ーBのコンピュータ2からユーザーCのコンピュータ3
へ、広告代金としての電子マネー20,000円が支払
われたとする。この場合の支払いの過程は、次のとおり
である。まず、ユーザーBが銀行Dの口座から20,0
00円の電子マネーを引き出して、自己のコンピュータ
2のハードディスクに格納する。次に、この電子マネー
を、通信回線又は無線を介して、ユーザーCのコンピュ
ータ3に送信する(図1の矢印(e))。ユーザーC
は、この送られてきた電子マネーを自己のコンピュータ
3のハードディスクに格納する。そして、ユーザーC
は、この電子マネーが本当に正しいものか(偽造又は二
重使用等などされたものではないか)を確認するため、
この送信された電子マネーを銀行Dに送信して、そこで
のチェックを受ける(図1の矢印(f))。銀行Dで
は、送られてきた電子マネーまデジタルサインやシリア
ル番号をチェックして、それが正しい電子マネーである
と認定した場合、その電子マネーをユーザーCに送信す
る(図1の矢印(g))。もっとも、前記の矢印(f)
と(g)の行為は、あくまで「領収」した電子マネーの
チェックのための行為であるから、ユーザーBからユー
ザーCへの電子マネーの支払いは、少なくとも会計上
は、前記の矢印(e)のみで終了する。
【0031】この電子マネーの支払いが終了すると、前
記ユーザーBのコンピュータ2は、その支払いの借方科
目を、「広告費」と決定し、記録する(図4(b))。
この場合の決定の方法は、図2について説明した内容と
ほぼ同様である。以上により、図4(c)に示すような
仕訳処理が行われる。他方、前記ユーザーCのコンピュ
ータ3は、前記電子マネーの領収の貸方科目を「売上」
と決定し、記録する(図5(b))。この場合の決定の
方法は、前記図3で説明した内容とほぼ同様である。以
上により、図5(c)に示すような仕訳処理が行われ
る。
【0032】
【発明の効果】 (1)本発明では、電子マネーを送信する毎に、その送
信の相手方、その金額、日付を記録すると共に、この電
子マネーの送信について、その電子マネーの支払いに対
応する借方科目を決定し記録するようにしている。した
がって、従来のように、支払いの作業の後で仕訳伝票を
作ってそれを入力するという必要がなくなり、会計処理
が大幅に効率化されるようになる。特に、本発明では、
2人の間で、銀行口座等を経由しないで直接に電子マネ
ーによる資金移動が行われるので、会計処理の内容がよ
り実際に即したものになる。また、従来のクレジットカ
ードによる支払いに比べても、会計処理の内容がより実
際に即したものになる。
【0033】(2)また、本発明では、過去の電子マネ
ーの送信の中でその相手方が今回の相手方と同一のケー
スがある場合は、そのケースで決定された借方科目を今
回の送信についての借方科目として決定するようにして
いるので、ユーザーは、いちいち自分で今回の支払いの
借方科目が何かなどの判断をする必要がなくなり、会計
処理がより効率化されるようになる。
【0034】(3)また、本発明では、様々な企業又は
個人の属性情報(例えば、自動車製造業、自動車販売
業、書店、飲食店、通信事業者などの会計処理上参考に
なる属性情報)を記録する装置(ユーザーが保有するコ
ンピュータ又はコンピュータ・ネットワーク上のコンピ
ュータに備えられた記録装置)から、今回の送信の相手
方に関する属性を抽出し、その属性に基づいて適当な借
方科目を決定するようにしているので、ユーザーは自分
で借方科目を判断する必要がなくなり、会計処理がより
効率化されるようになる、
【0035】(4)また、本発明では、電子マネーを送
信するときに、この電子マネーと共に、自己の属性情報
(例えば、調査会社、法律事務所、自動車部品製造業、
運送業などの会計処理上参考になる属性情報)をも送信
するようにしているので、この送信を受信した相手方
は、この送られて来た属性情報に基づいて、その勘定科
目を適性に判断することができるようになる。
【0036】(5)本発明では、電子マネーを領収する
毎に、その支払ってくれた送金先、その金額、日付を記
録し、この電子マネーの領収について、その電子マネー
の領収に対応する貸方科目を決定し記録するようにして
いる。したがって、ユーザーは、従来のように領収した
後に仕訳伝票を作成して入力するという作業が不要とな
り、会計処理が大変に効率化されるようになる。特に、
本発明では、2人の間で、銀行口座を経由しないで直接
に電子マネーによる資金移動が行われるので、会計処理
の内容がより実際に即したものになる。また、従来のク
レジットカードによる支払いに比べても、会計処理の内
容がより実際に即したものになる。
【0037】(6)また、本発明では、過去の電子マネ
ーの領収の中で今回の相手方と同じ相手方から支払いを
受けたケースがある場合は、そのケースで決定された貸
方科目を今回の領収についての貸方科目として決定する
ようにしているので、ユーザーは、いちいち自分で今回
の領収の貸方科目が何かなどの判断をする必要がなくな
り、前記貸方科目の決定がより容易に且つ効率的に行え
るようになる。
【0038】(7)また、本発明では、様々な企業又は
個人の属性情報(例えば、自動車製造業、自動車販売
業、書店、飲食店、通信事業者などの会計処理上参考に
なる属性情報)を記録する装置(ユーザーが保有するコ
ンピュータ又はコンピュータ・ネットワーク上のコンピ
ュータに備えられた記録装置)から、今回電子マネーを
支払ってくれた相手方に関する属性を抽出し、その属性
に基づいて適当な貸方科目を決定するようにしているの
で、前記貸方科目の決定がより適切に行えるようにな
る。
【0039】(8)また、本発明では、電子マネーを領
収するときに、この電子マネーと一緒に送られて来た相
手方の属性情報(例えば、調査会社、法律事務所、自動
車部品製造業、運送業などの会計処理上参考になる属性
情報)に基づいて前記貸方科目を決定するので、前記貸
方科目の決定がより適切に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を説明するための図であ
る。
【図2】 本実施形態による会計処理を説明するための
図である。
【図3】 本実施形態による会計処理を説明するための
図である。
【図4】 本実施形態による会計処理を説明するための
図である。
【図5】 本実施形態による会計処理を説明するための
図である。
【符号の説明】
1,2,3 電子マネーのユーザーのコンピュータ 4 銀行のコンピュータ 5 コンピュータ・ネットワーク上のデータベース用の
サーバー・コンピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ・ネットワーク上で、各ユ
    ーザーが、自己の保有するコンピュータの記録装置又は
    ネットワーク上のコンピュータの記録装置に記録された
    自己の保有する貨幣価値情報から成る電子マネーを、他
    人である相手方に送信することにより支払う電子マネー
    取引を行う場合に使用される会計処理システムにおい
    て、 前記電子マネーを送信する相手方を指示する手段と、 前記相手方に送信する電子マネーの金額を指示する手段
    と、 この指示された金額からなる電子マネーを前記相手方に
    送信する電子マネー送信手段と、 この電子マネーを送信する毎に、その送信の相手方、そ
    の金額、日付を記録する手段と、 この電子マネーの送信について、その電子マネーの支払
    いに対応する借方科目を決定し記録する手段と、を含む
    ことを特徴とする会計処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記借方科目を決定
    し記録する手段は、過去に今回と同じ相手方に電子マネ
    ーを送信したことがある場合のそのときに選択した借方
    科目を、今回の送信についての借方科目として決定する
    手段を含むものである、会計処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記借方科目
    を決定し記録する手段は、様々な企業又は個人の属性情
    報(例えば、自動車製造業、自動車販売業、書店、飲食
    店、通信事業者などの会計処理上参考になる属性情報)
    を記録する装置(ユーザーが保有するコンピュータ又は
    コンピュータ・ネットワーク上のコンピュータに備えら
    れた記録装置)から、今回の送信の相手方に関する属性
    を抽出し、その属性に基づいて適当な借方科目を決定す
    る手段を含むものである、会計処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、さらに、
    前記電子マネーを送信するときに、この電子マネーと共
    に、自己の属性情報(例えば、調査会社、法律事務所、
    自動車部品製造業、運送業などの会計処理上参考になる
    属性情報)をも一緒に送信する手段を含むことを特徴と
    する会計処理システム。
  5. 【請求項5】 コンピュータ・ネットワーク上で、各ユ
    ーザーが、他人から貨幣価値情報を含む電子マネーを受
    信することにより、電子マネーの支払いを受ける(電子
    マネーを領収する)場合に使用される会計処理システム
    において、 電子マネーを領収する毎に、その支払ってくれた相手
    方、その金額、日付を記録する手段と、 この電子マネーの領収について、その電子マネーの領収
    に対応する貸方科目を決定し記録する手段と、を含むこ
    とを特徴とする会計処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記貸方科目を決定
    し記録する手段は、過去に今回支払ってくれた相手方と
    同じ相手方が支払ってくれた取引がある場合のそのとき
    に選択した貸方科目を、今回の領収についての貸方科目
    として決定する手段を含むものである、会計処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項6又は7において、前記貸方科目
    を決定し記録する手段は、様々な企業又は個人の属性情
    報(例えば、自動車製造業、自動車販売業、書店、飲食
    店、通信事業者などの会計処理上参考になる属性情報)
    を記録する装置(ユーザーが保有するコンピュータ又は
    コンピュータ・ネットワーク上のコンピュータに備えら
    れた記録装置)から、今回電子マネーを支払ってくれた
    相手方に関する属性を抽出し、その属性に基づいて適当
    な貸方科目を決定する手段を含むものである、会計処理
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項5,6又は7において、さらに、
    前記貸方科目を決定し記録する手段は、前記電子マネー
    を領収するときに、この電子マネーと一緒に送られて来
    た相手方の属性情報(例えば、調査会社、法律事務所、
    自動車部品製造業、運送業などの会計処理上参考になる
    属性情報)に基づいて前記貸方科目を決定する手段を含
    むことを特徴とする会計処理システム。
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