JPH10254965A - 電子マネーの取引や保有状態の制御/管理方法 - Google Patents
電子マネーの取引や保有状態の制御/管理方法Info
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- JPH10254965A JPH10254965A JP6050297A JP6050297A JPH10254965A JP H10254965 A JPH10254965 A JP H10254965A JP 6050297 A JP6050297 A JP 6050297A JP 6050297 A JP6050297 A JP 6050297A JP H10254965 A JPH10254965 A JP H10254965A
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金融機関や小売業者で電子マネーを取り扱うシ
ステムにおいて、電子マネー残高を監視し、全店/支店
内での電子マネーの分布を最適に保つようにする。 【解決手段】金融機関や小売業者の各支店、データセン
タに電子マネーの管理機構、保有残高監視機構、貯蔵機
構、バッファ機構を設ける。保有残高監視機構は、電子
マネーの残高情報を他支店やデータセンタに送るととも
に、電子マネーの過不足を検知し、警告メッセージを発
信する。警告メッセージを受け取った他支店やデータセ
ンタでは、対策を決定し、支店/カード間で電子マネー
をやり取りすることによって、警告発信元支店の電子マ
ネー過不足を解消する。また、電子マネー保有残高の監
視にグラフィカルなインタフェースを使用することによ
り、全店/支店内での電子マネーの保有残高とその分布
を把握しやすくし、更に、ある支店/ICカードでの電
子マネー過不足解消のための電子マネー移動の指示も出
しやすくする。
ステムにおいて、電子マネー残高を監視し、全店/支店
内での電子マネーの分布を最適に保つようにする。 【解決手段】金融機関や小売業者の各支店、データセン
タに電子マネーの管理機構、保有残高監視機構、貯蔵機
構、バッファ機構を設ける。保有残高監視機構は、電子
マネーの残高情報を他支店やデータセンタに送るととも
に、電子マネーの過不足を検知し、警告メッセージを発
信する。警告メッセージを受け取った他支店やデータセ
ンタでは、対策を決定し、支店/カード間で電子マネー
をやり取りすることによって、警告発信元支店の電子マ
ネー過不足を解消する。また、電子マネー保有残高の監
視にグラフィカルなインタフェースを使用することによ
り、全店/支店内での電子マネーの保有残高とその分布
を把握しやすくし、更に、ある支店/ICカードでの電
子マネー過不足解消のための電子マネー移動の指示も出
しやすくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子マネーの取引
を制御したり、電子マネー保有残高の監視を行う電子マ
ネー管理システムに関し、特に、金融機関、小売業者な
どが、電子マネーの対外取引や内部移動などをより迅速
・低コスト・確実に行うのに好適な電子マネー管理シス
テムに関する。
を制御したり、電子マネー保有残高の監視を行う電子マ
ネー管理システムに関し、特に、金融機関、小売業者な
どが、電子マネーの対外取引や内部移動などをより迅速
・低コスト・確実に行うのに好適な電子マネー管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オンラインシステムなどの発展に
伴い、金融業界ではATM(自動現金引出機)や、小売
業界ではPOS端末のように、ネットワークを介して取
引の情報を瞬時にデータセンタのコンピュータとやり取
りできる端末が多く街中に出まわっている。また、金融
機関や小売店の各支店の端末とデータセンタもオンライ
ンで結び、即時に各種取引の情報や処理命令を交換して
いる。
伴い、金融業界ではATM(自動現金引出機)や、小売
業界ではPOS端末のように、ネットワークを介して取
引の情報を瞬時にデータセンタのコンピュータとやり取
りできる端末が多く街中に出まわっている。また、金融
機関や小売店の各支店の端末とデータセンタもオンライ
ンで結び、即時に各種取引の情報や処理命令を交換して
いる。
【0003】既存のATM端末や支店間の資金移動で
は、一般に警備員の護送付きで現金輸送車を使ってい
る。しかし中には、例えば特開昭59−149596号
に記載されている自動取引装置のように、係員が各装置
に対応したICカードを用意し、そのカードに各装置内
の現金分与可能状態を記録して、その状態をモニタする
ことにより、他の装置に紙幣を融通できるようにしよう
としている仕組みもある。また、店舗のPOS端末など
では、現金の過不足は店員が手で現金を回収したり補充
したりしている。
は、一般に警備員の護送付きで現金輸送車を使ってい
る。しかし中には、例えば特開昭59−149596号
に記載されている自動取引装置のように、係員が各装置
に対応したICカードを用意し、そのカードに各装置内
の現金分与可能状態を記録して、その状態をモニタする
ことにより、他の装置に紙幣を融通できるようにしよう
としている仕組みもある。また、店舗のPOS端末など
では、現金の過不足は店員が手で現金を回収したり補充
したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の現金をベースと
する金融機関、小売業者などの決済システムにおいて
は、以下のような問題点があった。金融機関や小売店全
店、または各支店の資金フロー、ストックの状態をリア
ルタイムで把握しにくかった。
する金融機関、小売業者などの決済システムにおいて
は、以下のような問題点があった。金融機関や小売店全
店、または各支店の資金フロー、ストックの状態をリア
ルタイムで把握しにくかった。
【0005】端末や支店間の資金移動量の決定は人間を
介さなければならなかった。
介さなければならなかった。
【0006】端末や支店間の資金移動の指示と、実際の
資金の動きにタイムラグがあった。
資金の動きにタイムラグがあった。
【0007】資金移動に多大なコストがかかった。
【0008】本発明の目的は、通貨自体が電子の情報で
ある電子マネーの特性を最大限に活かして、金融機関や
小売業者の資金状態をリアルタイムで的確に把握し、そ
の状態を自動/手動で最適化し、資金移動の指示と実際
の資金(電子マネー)の移動を同期化かつ低コスト化で
きるような、電子マネー取引を制御/管理する方法を提
供することである。
ある電子マネーの特性を最大限に活かして、金融機関や
小売業者の資金状態をリアルタイムで的確に把握し、そ
の状態を自動/手動で最適化し、資金移動の指示と実際
の資金(電子マネー)の移動を同期化かつ低コスト化で
きるような、電子マネー取引を制御/管理する方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では金融機関、小売業者などのデータセンタ
と各支店に、電子マネー取引を管理する機構と、電子マ
ネーを貯蔵する機構と、それぞれの店舗で保有する電子
マネーの残高を監視する機構と、通信回線を通したデー
タの送受を制御する機構を設置する。各支店に於いて
は、電子マネー管理機構は、電子マネーの取引の度に電
子マネー貯蔵機構内の電子マネーを送出したり、逆に入
ってくる電子マネーを貯蔵庫の中に格納する。電子マネ
ー残高監視機構は、それらの電子マネーの出入りを常に
把握し、その店舗での電子マネー残高が常にあらかじめ
設定された数値内に収まっているかを監視する。電子マ
ネー残高監視機構は、その支店の電子マネー保有残高が
変化する度か、または設定された一定期間毎に、データ
センタの全店電子マネー保有残高監視機構に向けて、そ
の支店の電子マネー保有残高を知らせる。また、電子マ
ネー残高監視機構にはあらかじめその支店で保有する電
子マネー残高の警告用上限値と下限値が設定されてい
る。その支店での電子マネー保有残高が、残高監視機構
に設定された上限値か下限値に等しくなると、その残高
監視機構はデータセンタや自店内の電子マネー管理機構
に警告を発する。データセンタ向けのメッセージ/警告
は、通信処理機構によって、通信回線を経由してデータ
センタに送られる。全店電子マネー保有残高監視機構
は、各支店からのメッセージをリアルタイムで監視し、
それぞれの支店の電子マネー保有残高が適正なレベルか
どうかをチェックする。そして、支店からの警告メッセ
ージを受け取っていなくても、その支店の電子マネー保
有残高が規定範囲を外れていれば、データセンタ内の全
店電子マネー管理機構に警告メッセージを発する。これ
は、支店の電子マネー保有残高監視機構やその支店とデ
ータセンタを結ぶ通信回線が何らかの障害でダウンして
いる可能性があるからである。
め、本発明では金融機関、小売業者などのデータセンタ
と各支店に、電子マネー取引を管理する機構と、電子マ
ネーを貯蔵する機構と、それぞれの店舗で保有する電子
マネーの残高を監視する機構と、通信回線を通したデー
タの送受を制御する機構を設置する。各支店に於いて
は、電子マネー管理機構は、電子マネーの取引の度に電
子マネー貯蔵機構内の電子マネーを送出したり、逆に入
ってくる電子マネーを貯蔵庫の中に格納する。電子マネ
ー残高監視機構は、それらの電子マネーの出入りを常に
把握し、その店舗での電子マネー残高が常にあらかじめ
設定された数値内に収まっているかを監視する。電子マ
ネー残高監視機構は、その支店の電子マネー保有残高が
変化する度か、または設定された一定期間毎に、データ
センタの全店電子マネー保有残高監視機構に向けて、そ
の支店の電子マネー保有残高を知らせる。また、電子マ
ネー残高監視機構にはあらかじめその支店で保有する電
子マネー残高の警告用上限値と下限値が設定されてい
る。その支店での電子マネー保有残高が、残高監視機構
に設定された上限値か下限値に等しくなると、その残高
監視機構はデータセンタや自店内の電子マネー管理機構
に警告を発する。データセンタ向けのメッセージ/警告
は、通信処理機構によって、通信回線を経由してデータ
センタに送られる。全店電子マネー保有残高監視機構
は、各支店からのメッセージをリアルタイムで監視し、
それぞれの支店の電子マネー保有残高が適正なレベルか
どうかをチェックする。そして、支店からの警告メッセ
ージを受け取っていなくても、その支店の電子マネー保
有残高が規定範囲を外れていれば、データセンタ内の全
店電子マネー管理機構に警告メッセージを発する。これ
は、支店の電子マネー保有残高監視機構やその支店とデ
ータセンタを結ぶ通信回線が何らかの障害でダウンして
いる可能性があるからである。
【0010】データセンタにおいて、全店電子マネー管
理機構が上で述べたような警告メッセージを受け取る
と、あらかじめ定められた規則(例えば、全支店の電子
マネー保有残高を平準化するとか、各支店への電子マネ
ー配分比率を預金残高や売上の比率に合わせるなど)に
基づいて、その支店とデータセンタや他の支店とで電子
マネーをいくらやり取りするべきかを指示する。支店同
士や、ある支店とデータセンタ間で電子マネーのやり取
りをすることになったとき、その指示(どの支店からど
の支店にどの通貨をいくら移すか)に基づいて、支店間
や支店−データセンタ間のやり取りを自動的に行う。支
店側には、他の支店やデータセンタとの電子マネーやり
取りを行うための電子マネーを一時的に格納するバッフ
ァ機構を用意する。データセンタの全店電子マネー管理
機構からの指示を受けると、電子マネーを出金する支店
側では、まず出金する額の電子マネーをバッファ機構に
移し、そして、その電子マネーを通信処理機構を介して
入金する側の支店/データセンタに送信する。受ける側
の支店では、まず通信処理機構で受け取った電子マネー
は、電子マネー管理機構がバッファ機構に格納し、更に
入金した電子マネーをどのようにその支店内で配置する
かを決定する。それに従って、電子マネー管理機構が支
店内で電子マネーを移動する。データセンタでも支店同
様に、支店からの入出金はデータセンタ内のバッファ機
構を経由して行う。
理機構が上で述べたような警告メッセージを受け取る
と、あらかじめ定められた規則(例えば、全支店の電子
マネー保有残高を平準化するとか、各支店への電子マネ
ー配分比率を預金残高や売上の比率に合わせるなど)に
基づいて、その支店とデータセンタや他の支店とで電子
マネーをいくらやり取りするべきかを指示する。支店同
士や、ある支店とデータセンタ間で電子マネーのやり取
りをすることになったとき、その指示(どの支店からど
の支店にどの通貨をいくら移すか)に基づいて、支店間
や支店−データセンタ間のやり取りを自動的に行う。支
店側には、他の支店やデータセンタとの電子マネーやり
取りを行うための電子マネーを一時的に格納するバッフ
ァ機構を用意する。データセンタの全店電子マネー管理
機構からの指示を受けると、電子マネーを出金する支店
側では、まず出金する額の電子マネーをバッファ機構に
移し、そして、その電子マネーを通信処理機構を介して
入金する側の支店/データセンタに送信する。受ける側
の支店では、まず通信処理機構で受け取った電子マネー
は、電子マネー管理機構がバッファ機構に格納し、更に
入金した電子マネーをどのようにその支店内で配置する
かを決定する。それに従って、電子マネー管理機構が支
店内で電子マネーを移動する。データセンタでも支店同
様に、支店からの入出金はデータセンタ内のバッファ機
構を経由して行う。
【0011】また、データセンタを使わないで、各支店
の電子マネー保有残高監視機構が通信処理機構を通じて
警告メッセージをブロードキャスティングメッセージと
同じ要領でネットワークに流し、他の全支店がこれを受
け取るようにする。この警告メッセージは、メッセージ
発信の日時、その支店の名前とIDと、その支店が入手
/放出したい通貨と金額を含む。この警告メッセージを
受け取った他支店の電子マネー管理機構は、電子マネー
保有残高監視機構などをチェックして、自店がその警告
メッセージを発した支店の要求に答えられるかを判断す
る。もし融通できるのであれば、警告メッセージ発信元
の支店にその旨を知らせる。そして、その支店と警告メ
ッセージ発信元の支店とで電子マネー取引を行なって、
警告メッセージ発信元の支店の電子マネー過剰/不足状
態を解消する。
の電子マネー保有残高監視機構が通信処理機構を通じて
警告メッセージをブロードキャスティングメッセージと
同じ要領でネットワークに流し、他の全支店がこれを受
け取るようにする。この警告メッセージは、メッセージ
発信の日時、その支店の名前とIDと、その支店が入手
/放出したい通貨と金額を含む。この警告メッセージを
受け取った他支店の電子マネー管理機構は、電子マネー
保有残高監視機構などをチェックして、自店がその警告
メッセージを発した支店の要求に答えられるかを判断す
る。もし融通できるのであれば、警告メッセージ発信元
の支店にその旨を知らせる。そして、その支店と警告メ
ッセージ発信元の支店とで電子マネー取引を行なって、
警告メッセージ発信元の支店の電子マネー過剰/不足状
態を解消する。
【0012】各支店内では、それぞれの支店の電子マネ
ー保有残高監視機構が、自店内で電子マネーがその保有
媒体であるICカード間に最適な状態で配置されている
かを常にチェックしている。どこかのICカードがその
保有残高の上限値/下限値に達していたり、全体の電子
マネー分布があらかじめ設定されたものよりずれてくる
と、電子マネー保有残高監視機構は、どのカードの電子
マネー保有残高がいくら過剰で、どのカードの残高がど
れだけ足りないかを電子マネー管理機構に知らせる。電
子マネー管理機構は、その知らせを基に、どのカードか
らどのカードにいくら電子マネーを移すかを自動的に決
定する。実際の電子マネーの移動は、上記の支店間取引
でも使われたバッファ機構を利用する。電子マネー管理
機構は、まずバッファ機構に十分な空きがあることを確
かめてから、電子マネー保有残高を減らすべきカードか
ら減らすべき金額分をバッファ機構に移動する。そし
て、その金額を電子マネーを補充するカード(1枚とは
限らない)に移動する。このバッファ機構を使用するこ
とによって、他支店に出金する電子マネーや、逆に他支
店から入ってきた電子マネーも同じ方法で移動すること
ができる。
ー保有残高監視機構が、自店内で電子マネーがその保有
媒体であるICカード間に最適な状態で配置されている
かを常にチェックしている。どこかのICカードがその
保有残高の上限値/下限値に達していたり、全体の電子
マネー分布があらかじめ設定されたものよりずれてくる
と、電子マネー保有残高監視機構は、どのカードの電子
マネー保有残高がいくら過剰で、どのカードの残高がど
れだけ足りないかを電子マネー管理機構に知らせる。電
子マネー管理機構は、その知らせを基に、どのカードか
らどのカードにいくら電子マネーを移すかを自動的に決
定する。実際の電子マネーの移動は、上記の支店間取引
でも使われたバッファ機構を利用する。電子マネー管理
機構は、まずバッファ機構に十分な空きがあることを確
かめてから、電子マネー保有残高を減らすべきカードか
ら減らすべき金額分をバッファ機構に移動する。そし
て、その金額を電子マネーを補充するカード(1枚とは
限らない)に移動する。このバッファ機構を使用するこ
とによって、他支店に出金する電子マネーや、逆に他支
店から入ってきた電子マネーも同じ方法で移動すること
ができる。
【0013】データセンタの全店電子マネー保有残高監
視機構では、各支店の電子マネー保有残高監視機構から
の各支店の電子マネー保有残高情報を棒グラフなどのグ
ラフィカルな方法で画面に表示する。そして、上で述べ
たように自動的に電子マネーを支店間で移動した場合
は、それに伴って移動した金額に当たる部分を画面上で
も移動させる。加えて、オペレータが電子マネー保有額
のグラフィカル表示部分(例えば棒グラフ)をポインテ
ィングデバイスなどで動かしたり、キーボードなどの入
力デバイスで数値、移動元支店、移動先支店を指定する
ことにより、支店間の電子マネー移動指示を、データセ
ンタの通信処理機構を通して関連する支店へ自動的に送
信する。この指示を受け取った支店側では、上記の自動
電子マネー移動のケースと同様に、支店間(または支店
−データセンタ間)で電子マネーを移動する。このよう
にして、データセンタの全店電子マネー保有残高監視機
構の画面で電子マネーのグラフィカル表示部分を操作す
るのと同時に、実際の支店間の電子マネーやり取りを行
う。
視機構では、各支店の電子マネー保有残高監視機構から
の各支店の電子マネー保有残高情報を棒グラフなどのグ
ラフィカルな方法で画面に表示する。そして、上で述べ
たように自動的に電子マネーを支店間で移動した場合
は、それに伴って移動した金額に当たる部分を画面上で
も移動させる。加えて、オペレータが電子マネー保有額
のグラフィカル表示部分(例えば棒グラフ)をポインテ
ィングデバイスなどで動かしたり、キーボードなどの入
力デバイスで数値、移動元支店、移動先支店を指定する
ことにより、支店間の電子マネー移動指示を、データセ
ンタの通信処理機構を通して関連する支店へ自動的に送
信する。この指示を受け取った支店側では、上記の自動
電子マネー移動のケースと同様に、支店間(または支店
−データセンタ間)で電子マネーを移動する。このよう
にして、データセンタの全店電子マネー保有残高監視機
構の画面で電子マネーのグラフィカル表示部分を操作す
るのと同時に、実際の支店間の電子マネーやり取りを行
う。
【0014】各支店内部でも、電子マネー保有残高監視
機構はその支店内での電子マネーの分布(ICカード間
の)を棒グラフなどのグラフィカルな方法で画面に表示
する。上と同様、自動的に支店内のカード間で電子マネ
ーの移動を行なった際には、それに伴って移動した金額
に当たる部分を画面上でも移動させる。また、オペレー
タが電子マネー保有額のグラフィカル表示部分(例えば
棒グラフ)をポインティングデバイスなどで動かした
り、キーボードなどの入力デバイスで数値、移動元カー
ド、移動先カードを指定することにより、移動元カード
から移動すべき金額をバッファ機構に移し、そこから移
動先カードそれぞれに移動すべき金額を移すという処理
を自動的に行う。このようにして、各支店の電子マネー
保有残高監視機構の画面で電子マネーのグラフィカル表
示部分を操作するのと同時に、実際の支店内カード間の
電子マネーやり取りを行う。
機構はその支店内での電子マネーの分布(ICカード間
の)を棒グラフなどのグラフィカルな方法で画面に表示
する。上と同様、自動的に支店内のカード間で電子マネ
ーの移動を行なった際には、それに伴って移動した金額
に当たる部分を画面上でも移動させる。また、オペレー
タが電子マネー保有額のグラフィカル表示部分(例えば
棒グラフ)をポインティングデバイスなどで動かした
り、キーボードなどの入力デバイスで数値、移動元カー
ド、移動先カードを指定することにより、移動元カード
から移動すべき金額をバッファ機構に移し、そこから移
動先カードそれぞれに移動すべき金額を移すという処理
を自動的に行う。このようにして、各支店の電子マネー
保有残高監視機構の画面で電子マネーのグラフィカル表
示部分を操作するのと同時に、実際の支店内カード間の
電子マネーやり取りを行う。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面により詳細に説明する。
て図面により詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明を適用した電子マネー取引
/保有の制御/管理システムの実施の形態をブロック図
に示したものである。図1において、100はデータセ
ンタを表わし、110、120はそれぞれ支店を表わ
す。130はそれらの支店とデータセンタを結ぶ通信回
線である。これは公衆回線の場合も、専用回線の場合も
ある。ここでは実施形態を端的に説明するため、支店A
とBの2つを示しているが、実際には多くの支店が存在
している。その時も、処理の仕方は支店2つの場合と同
じである。
/保有の制御/管理システムの実施の形態をブロック図
に示したものである。図1において、100はデータセ
ンタを表わし、110、120はそれぞれ支店を表わ
す。130はそれらの支店とデータセンタを結ぶ通信回
線である。これは公衆回線の場合も、専用回線の場合も
ある。ここでは実施形態を端的に説明するため、支店A
とBの2つを示しているが、実際には多くの支店が存在
している。その時も、処理の仕方は支店2つの場合と同
じである。
【0017】データセンタや支店A、Bの中にはそれぞ
れ電子マネー管理機構(データセンタの場合は、全店電
子マネー管理機構)がある(101、111、12
1)。それらは電子マネー保有残高監視機構(データセ
ンタの場合は、全店電子マネー保有残高監視機構)(1
02、112、122)や、電子マネー貯蔵機構(10
3、113、123)、バッファ機構(104、11
4、124)、そして、他支店やデータセンタとの通信
を行う通信処理機構(105、115、125)に接続
されている。データセンタ内の全店電子マネー管理機構
と全店電子マネー保有残高監視機構は、全支店規模の電
子マネー取引や保有残高の管理/監視を行うだけでな
く、データセンタ内の電子マネー取引の管理や、電子マ
ネー保有残高(各カードの)の監視も行う。
れ電子マネー管理機構(データセンタの場合は、全店電
子マネー管理機構)がある(101、111、12
1)。それらは電子マネー保有残高監視機構(データセ
ンタの場合は、全店電子マネー保有残高監視機構)(1
02、112、122)や、電子マネー貯蔵機構(10
3、113、123)、バッファ機構(104、11
4、124)、そして、他支店やデータセンタとの通信
を行う通信処理機構(105、115、125)に接続
されている。データセンタ内の全店電子マネー管理機構
と全店電子マネー保有残高監視機構は、全支店規模の電
子マネー取引や保有残高の管理/監視を行うだけでな
く、データセンタ内の電子マネー取引の管理や、電子マ
ネー保有残高(各カードの)の監視も行う。
【0018】支店の電子マネー保有残高が設定された上
限値/下限値に達したかを探知するのは、その支店内の
電子マネー保有残高監視機構の場合と、データセンタの
全店電子マネー保有残高監視機構の場合の2通りある。
限値/下限値に達したかを探知するのは、その支店内の
電子マネー保有残高監視機構の場合と、データセンタの
全店電子マネー保有残高監視機構の場合の2通りある。
【0019】図2は、支店Aの電子マネー保有残高監視
機構112が、自店の電子マネー貯蔵機構113内の電
子マネー保有残高が設定された上限値/下限値に達した
ことを探知して、データセンタ100に警告メッセージ
を送る際の処理をフローチャートで示したものである。
電子マネー保有残高監視機構112には、その支店にお
ける保有残高の上限値と下限値があらかじめ設定されて
いる。通常、電子マネー保有残高監視機構112は、自
店の電子マネー貯蔵機構での電子マネーの出入りを逐一
リアルタイムで把握し、その電子マネー保有残高を監視
している(ステップ200)。電子マネー保有残高監視
機構112は電子マネーの出し入れがある度か一定間隔
毎に、保有残高が上限値と下限値の範囲内にあるかのチ
ェックを行う(ステップ201)。範囲内にあれば、そ
のまま通常の監視を続ける。保有残高が下限値を下回っ
ているか上限値を上回っていれば、警告メッセージを自
店内の電子マネー管理機構111に向かって発する(ス
テップ202)。この時点の警告メッセージの内容は、
警告フラグ(どのタイプの警告かを示す)、その支店の
電子マネー保有残高の上限値と下限値、その時点の実際
の電子マネー保有残高、時刻である。電子マネー管理機
構111は、電子マネー保有残高機構112からのメッ
セージが警告であることを探知すると(ステップ20
3)、その警告情報に自店の名前、コードなどの支店情
報を付加して(ステップ204)、通信処理機構115
を通じてデータセンタに送信する(ステップ205)。
データセンタではその警告メッセージを通信処理機構1
05が受け取り、全店電子マネー管理機構101に送る
(ステップ206)。
機構112が、自店の電子マネー貯蔵機構113内の電
子マネー保有残高が設定された上限値/下限値に達した
ことを探知して、データセンタ100に警告メッセージ
を送る際の処理をフローチャートで示したものである。
電子マネー保有残高監視機構112には、その支店にお
ける保有残高の上限値と下限値があらかじめ設定されて
いる。通常、電子マネー保有残高監視機構112は、自
店の電子マネー貯蔵機構での電子マネーの出入りを逐一
リアルタイムで把握し、その電子マネー保有残高を監視
している(ステップ200)。電子マネー保有残高監視
機構112は電子マネーの出し入れがある度か一定間隔
毎に、保有残高が上限値と下限値の範囲内にあるかのチ
ェックを行う(ステップ201)。範囲内にあれば、そ
のまま通常の監視を続ける。保有残高が下限値を下回っ
ているか上限値を上回っていれば、警告メッセージを自
店内の電子マネー管理機構111に向かって発する(ス
テップ202)。この時点の警告メッセージの内容は、
警告フラグ(どのタイプの警告かを示す)、その支店の
電子マネー保有残高の上限値と下限値、その時点の実際
の電子マネー保有残高、時刻である。電子マネー管理機
構111は、電子マネー保有残高機構112からのメッ
セージが警告であることを探知すると(ステップ20
3)、その警告情報に自店の名前、コードなどの支店情
報を付加して(ステップ204)、通信処理機構115
を通じてデータセンタに送信する(ステップ205)。
データセンタではその警告メッセージを通信処理機構1
05が受け取り、全店電子マネー管理機構101に送る
(ステップ206)。
【0020】図3は、何らかの理由(例えば、支店Aの
どれかの機構が障害でダウンしている)で警告メッセー
ジが支店Aからデータセンタに届かなくて、支店Aから
定期的に送られてくる支店Aの電子マネー保有残高情報
を基にデータセンタ側で上限値/下限値到達を検出する
場合の処理をフローチャートで示している。各支店での
電子マネー保有残高上限値と下限値が設定された時点
で、データセンタの全店電子マネー保有残高監視機構1
02にもそれらの値を登録しておく。支店Aでは、電子
マネー保有残高監視機構112が常にその支店の電子マ
ネー保有残高を監視しており(ステップ300)、その
値を支店A内の電子マネー管理機構111と通信処理機
構115を経由してデータセンタに一定の間隔で送信し
てくる(ステップ301)。送信する情報は、支店名、
支店コード、保有残高、(その情報を取った)時刻であ
る。データセンタでは、そのメッセージは通信処理機構
105と全店電子マネー管理機構101を通して、全店
電子マネー保有残高監視機構102に送られる(ステッ
プ302)。全店電子マネー保有残高監視機構102で
は、常に全店舗の電子マネー保有残高を監視しており
(ステップ303)、各支店の保有残高が、それぞれで
設定された下限値と上限値の範囲内に収まっているかを
チェックしている(ステップ304)。全店電子マネー
保有残高監視機構102は、各支店の残高がそれぞれで
設定された下限値と上限値の範囲内に収まっていればそ
のまま通常の監視を続けるが、下限値を下回っていたり
上限値を上回っていたりすると、データセンタ内の全店
電子マネー管理機構101に警告メッセージを出す(ス
テップ305)。その警告メッセージの内容は、警告フ
ラグ(どのタイプの警告かを示す)、その支店の電子マ
ネー保有残高の上限値と下限値、その時点の実際の電子
マネー保有残高、時刻、支店名、支店コードである。全
店電子マネー管理機構101は、そのメッセージを受信
する(ステップ306)。
どれかの機構が障害でダウンしている)で警告メッセー
ジが支店Aからデータセンタに届かなくて、支店Aから
定期的に送られてくる支店Aの電子マネー保有残高情報
を基にデータセンタ側で上限値/下限値到達を検出する
場合の処理をフローチャートで示している。各支店での
電子マネー保有残高上限値と下限値が設定された時点
で、データセンタの全店電子マネー保有残高監視機構1
02にもそれらの値を登録しておく。支店Aでは、電子
マネー保有残高監視機構112が常にその支店の電子マ
ネー保有残高を監視しており(ステップ300)、その
値を支店A内の電子マネー管理機構111と通信処理機
構115を経由してデータセンタに一定の間隔で送信し
てくる(ステップ301)。送信する情報は、支店名、
支店コード、保有残高、(その情報を取った)時刻であ
る。データセンタでは、そのメッセージは通信処理機構
105と全店電子マネー管理機構101を通して、全店
電子マネー保有残高監視機構102に送られる(ステッ
プ302)。全店電子マネー保有残高監視機構102で
は、常に全店舗の電子マネー保有残高を監視しており
(ステップ303)、各支店の保有残高が、それぞれで
設定された下限値と上限値の範囲内に収まっているかを
チェックしている(ステップ304)。全店電子マネー
保有残高監視機構102は、各支店の残高がそれぞれで
設定された下限値と上限値の範囲内に収まっていればそ
のまま通常の監視を続けるが、下限値を下回っていたり
上限値を上回っていたりすると、データセンタ内の全店
電子マネー管理機構101に警告メッセージを出す(ス
テップ305)。その警告メッセージの内容は、警告フ
ラグ(どのタイプの警告かを示す)、その支店の電子マ
ネー保有残高の上限値と下限値、その時点の実際の電子
マネー保有残高、時刻、支店名、支店コードである。全
店電子マネー管理機構101は、そのメッセージを受信
する(ステップ306)。
【0021】データセンタ100内の全店電子マネー管
理機構101が、警告メッセージを受け取ってから実際
に支店間で電子マネーを移動するには、必ずデータセン
タ経由にする方法と、データセンタを経由せずに直接支
店間で電子マネーをやり取りする方法の2つがある。
理機構101が、警告メッセージを受け取ってから実際
に支店間で電子マネーを移動するには、必ずデータセン
タ経由にする方法と、データセンタを経由せずに直接支
店間で電子マネーをやり取りする方法の2つがある。
【0022】まず、データセンタに電子マネーを集める
方法を説明する。図4は、支店A110から電子マネー
の余剰額をデータセンタ100に送る処理の例を示した
フローチャートである。データセンタ内の全店電子マネ
ー管理機構101が通常処理を行なっている時(ステッ
プ400)、上で図2と3の説明で述べたように警告メ
ッセージが入ってくる(ステップ401)。警告メッセ
ージの内容から、全店電子マネー管理機構101が支店
Aといくらの電子マネーをやり取り(この例の場合は受
け取り)すればよいかを決定する(ステップ402)。
その決定に基づいて、データセンタの全店電子マネー管
理機構101は支店A110に対して電子マネー取引指
示を発信する(ステップ403)。電子マネー取引指示
の内容は、取引種別(入金/出金の区別)、取引金額、
取引相手(支店)名、取引相手コード、取引相手アドレ
スである。ここでいう取引相手は、データセンタのこと
である。支店Aの電子マネー管理機構111は、電子マ
ネー取引指示を受信すると(ステップ404)、支店A
内の電子マネー保有残高監視機構112を参照して支店
内のカードの電子マネー保有状況を考え、支店内のどの
カードからそれぞれいくらをデータセンタ100に送る
かを決定する(ステップ405)。送信額自体の決定に
は、電子マネー保有残高が設定された上限値を超えた額
や下限値を下回った額のみにする、安全のためそれらを
一定の比率で割り増しする(20%など)等のルールが考え
られる。そして、その決定を基に、支店A内の電子マネ
ー貯蔵機構113に、支店内電子マネー移動指示とデー
タセンタ100から受け取った電子マネー取引指示を送
信する(ステップ406)。支店内電子マネー移動指示
の内容は、移動元カード番号と移動金額で、移動対象に
なるカードの枚数だけこれらのデータ項目が繰り返され
る。電子マネー貯蔵機構113はそれらの指示を受け取
ると、その指示に従って電子マネーを指定されたカード
から指定された金額ずつ支店A内のバッファ機構114
に送信する(ステップ407)。バッファ機構114
は、電子マネー貯蔵機構113から電子マネーを受信す
ると(ステップ408)、貯蔵機構113内の所定のカ
ードから所定の金額ずつが正しく送信されたかを確認
し、送であれば、電子マネーの受信通知を支店A内の電
子マネー管理機構111に送信する(ステップ40
9)。その通知を受け取った電子マネー管理機構111
では、データセンタより送られてきた電子マネー取引指
示を基に、バッファ機構内の電子マネーを支店A内の通
信処理機構115を通してデータセンタへ送る指示を発
する(ステップ410)。こうして、バッファ機構内の
電子マネーはデータセンタへ送られる(ステップ41
1)。データセンタの通信処理機構105で受信した電
子マネーは、データセンタ内のバッファ機構にいったん
格納される(ステップ412)。そして、電子マネーを
支店Aから受信した旨をバッファ機構105が全店電子
マネー管理機構101に通知する。全店電子マネー管理
機構101では、受け取られた電子マネーの金額が、取
引指示の通りであることを確認し(ステップ413)、
データセンタ内の全店電子マネー保有残高監視機構10
2を参照してデータセンタ内のカードの電子マネー保有
状況を考え、データセンタ内の電子マネー貯蔵機構10
3の中のどのカードにいくらずつ電子マネーを振り分け
たらよいかを決定する(ステップ414)。そして、そ
の決定を基に、データセンタ内電子マネー移動指示を出
す(ステップ415)。そのデータセンタ内電子マネー
移動指示の内容は、移動先カードの番号とカード毎の移
動金額であり、それらのデータ項目は、移動対象になる
カードの枚数だけ繰り返される。このデータセンタ内電
子マネー移動指示により、データセンタ内のバッファ機
構104から電子マネー貯蔵機構103に電子マネーが
送信される(ステップ416、417)。
方法を説明する。図4は、支店A110から電子マネー
の余剰額をデータセンタ100に送る処理の例を示した
フローチャートである。データセンタ内の全店電子マネ
ー管理機構101が通常処理を行なっている時(ステッ
プ400)、上で図2と3の説明で述べたように警告メ
ッセージが入ってくる(ステップ401)。警告メッセ
ージの内容から、全店電子マネー管理機構101が支店
Aといくらの電子マネーをやり取り(この例の場合は受
け取り)すればよいかを決定する(ステップ402)。
その決定に基づいて、データセンタの全店電子マネー管
理機構101は支店A110に対して電子マネー取引指
示を発信する(ステップ403)。電子マネー取引指示
の内容は、取引種別(入金/出金の区別)、取引金額、
取引相手(支店)名、取引相手コード、取引相手アドレ
スである。ここでいう取引相手は、データセンタのこと
である。支店Aの電子マネー管理機構111は、電子マ
ネー取引指示を受信すると(ステップ404)、支店A
内の電子マネー保有残高監視機構112を参照して支店
内のカードの電子マネー保有状況を考え、支店内のどの
カードからそれぞれいくらをデータセンタ100に送る
かを決定する(ステップ405)。送信額自体の決定に
は、電子マネー保有残高が設定された上限値を超えた額
や下限値を下回った額のみにする、安全のためそれらを
一定の比率で割り増しする(20%など)等のルールが考え
られる。そして、その決定を基に、支店A内の電子マネ
ー貯蔵機構113に、支店内電子マネー移動指示とデー
タセンタ100から受け取った電子マネー取引指示を送
信する(ステップ406)。支店内電子マネー移動指示
の内容は、移動元カード番号と移動金額で、移動対象に
なるカードの枚数だけこれらのデータ項目が繰り返され
る。電子マネー貯蔵機構113はそれらの指示を受け取
ると、その指示に従って電子マネーを指定されたカード
から指定された金額ずつ支店A内のバッファ機構114
に送信する(ステップ407)。バッファ機構114
は、電子マネー貯蔵機構113から電子マネーを受信す
ると(ステップ408)、貯蔵機構113内の所定のカ
ードから所定の金額ずつが正しく送信されたかを確認
し、送であれば、電子マネーの受信通知を支店A内の電
子マネー管理機構111に送信する(ステップ40
9)。その通知を受け取った電子マネー管理機構111
では、データセンタより送られてきた電子マネー取引指
示を基に、バッファ機構内の電子マネーを支店A内の通
信処理機構115を通してデータセンタへ送る指示を発
する(ステップ410)。こうして、バッファ機構内の
電子マネーはデータセンタへ送られる(ステップ41
1)。データセンタの通信処理機構105で受信した電
子マネーは、データセンタ内のバッファ機構にいったん
格納される(ステップ412)。そして、電子マネーを
支店Aから受信した旨をバッファ機構105が全店電子
マネー管理機構101に通知する。全店電子マネー管理
機構101では、受け取られた電子マネーの金額が、取
引指示の通りであることを確認し(ステップ413)、
データセンタ内の全店電子マネー保有残高監視機構10
2を参照してデータセンタ内のカードの電子マネー保有
状況を考え、データセンタ内の電子マネー貯蔵機構10
3の中のどのカードにいくらずつ電子マネーを振り分け
たらよいかを決定する(ステップ414)。そして、そ
の決定を基に、データセンタ内電子マネー移動指示を出
す(ステップ415)。そのデータセンタ内電子マネー
移動指示の内容は、移動先カードの番号とカード毎の移
動金額であり、それらのデータ項目は、移動対象になる
カードの枚数だけ繰り返される。このデータセンタ内電
子マネー移動指示により、データセンタ内のバッファ機
構104から電子マネー貯蔵機構103に電子マネーが
送信される(ステップ416、417)。
【0023】以上の例は、支店の余剰電子マネーをデー
タセンタに送るケースだが、逆にデータセンタから支店
へ不足分の電子マネーを送る時も、同様な処理を行う。
この場合、上の例のように、電子マネー取引はデータセ
ンタによって制御されるが、それ以外はデータセンタが
行なっている処理を支店で行い、支店で行なっている処
理をデータセンタで行うことになる。その際、どの支店
に電子マネーを送信するかを自動的に決めるには、各支
店で設定された下限値を下回っている額がより大きい支
店を優先的に送信する、ある一定の時間が来たら各支店
で上限値に足りない額だけ送信するなどの規則が考えら
れる。また、送信額の自動決定にも、上限/下限等のし
きい値をそのまま送信する、しきい値と保有高の差の一
定率割り増し(20%など)にするなどの規則が考えられ
る。
タセンタに送るケースだが、逆にデータセンタから支店
へ不足分の電子マネーを送る時も、同様な処理を行う。
この場合、上の例のように、電子マネー取引はデータセ
ンタによって制御されるが、それ以外はデータセンタが
行なっている処理を支店で行い、支店で行なっている処
理をデータセンタで行うことになる。その際、どの支店
に電子マネーを送信するかを自動的に決めるには、各支
店で設定された下限値を下回っている額がより大きい支
店を優先的に送信する、ある一定の時間が来たら各支店
で上限値に足りない額だけ送信するなどの規則が考えら
れる。また、送信額の自動決定にも、上限/下限等のし
きい値をそのまま送信する、しきい値と保有高の差の一
定率割り増し(20%など)にするなどの規則が考えられ
る。
【0024】電子マネーの支店間移動でデータセンタを
経由しない場合は、データセンタからの指示を受けた、
例えば支店Aと支店Bがやり取りを行うことになる。も
し支店Aの余剰電子マネーを支店Bに移す場合、データ
センタ100がステップ403までは図4と同様に行う
(但し、この場合、電子マネー取引指示は支店Aのみな
らず支店Bにも送信される)。支店A側では、ステップ
404から411まで図4のケースと全く同様に行い、
ステップ412から416は、支店B内で同様の処理が
行われる。
経由しない場合は、データセンタからの指示を受けた、
例えば支店Aと支店Bがやり取りを行うことになる。も
し支店Aの余剰電子マネーを支店Bに移す場合、データ
センタ100がステップ403までは図4と同様に行う
(但し、この場合、電子マネー取引指示は支店Aのみな
らず支店Bにも送信される)。支店A側では、ステップ
404から411まで図4のケースと全く同様に行い、
ステップ412から416は、支店B内で同様の処理が
行われる。
【0025】データセンタのような組織がなくても、支
店間決済を行う方法がある。図5で示したように、ネッ
トワークの階層上同じレベルの支店AからE(500〜
504)が、編み状にネットワークで接続されている場
合を考える。ある支店(例えば支店A)に電子マネー残
高の余剰/不足が発生した時、図2と同様な処理で、支
店A内の電子マネー保有残高監視機構が余剰か不足かを
検知し、電子マネー管理機構がネットワークに警告メッ
セージを流す。警告メッセージの内容は、図2と同じ
く、どの種類の警告かを示す警告フラグ、その支店で設
定されている電子マネー保有残高の上限値と下限値、警
告メッセージを発信した時点でのその支店の電子マネー
保有残高、警告メッセージを発信した時刻、支店名(こ
の場合、支店A)、そして支店Aに割り当てられた支店
コードである。このケースで図2のケースと異なってい
るのは、図2のケースでは特定のアドレス(データセン
タのアドレス)にのみ警告メッセージが送信されている
のに対して、このケースでは、ネットワーク上の不特定
多数のノードに対して警告メッセージが発信されている
点である。この意味で、このケースでの警告メッセージ
は、ネットワークのブロードキャストのような送り方を
される。支店Aと直接繋がっていない支店にも、他の支
店経由でこの警告メッセージは届けられる。警告メッセ
ージを受け取った各支店の電子マネー管理機構は、同じ
支店内の電子マネー保有残高監視機構から自店での電子
マネー保有残高状況を確認し、その支店で支店Aの余剰
電子マネーの受け入れまたは不足電子マネーの補充をで
きるかどうかを判断する。もし、例えば支店Bで支店A
との電子マネー移動が可能であれば、支店Bの電子マネ
ー管理機構は、支店間電子マネー移動承諾メッセージを
支店Aに向けて送信する。支店間電子マネー移動承諾メ
ッセージの内容は、(メッセージ発信元の)支店名、支
店コード、時刻、その支店で入金/出金可能な電子マネ
ー額である。これを受け取った支店Aは、余剰電子マネ
ーの出金ならば、図4と同様の処理でバッファ機構に余
剰マネーを移動し、支店間電子マネー移動の準備を行
う。支店Aの不足マネーの補充であれば、支店B側が、
融通できる電子マネーを支店B内のバッファ機構に移
し、支店Aとの電子マネー取引の準備をする。支店A、
B共に取引の準備ができれば、それぞれの支店のバッフ
ァ機構を介して電子マネーを実際に移動する。その後、
電子マネーを受け取った支店側では(支店Aへの場合は
支店A、支店Aからの出金の場合は支店B)、図4と同
様の処理でバッファ機構から支店内のカードへ受け取っ
た電子マネーを移動する。以上の方法によって、データ
センタのような存在がなくても、自動的に支店間での電
子マネーのやり取りを行うことができる。
店間決済を行う方法がある。図5で示したように、ネッ
トワークの階層上同じレベルの支店AからE(500〜
504)が、編み状にネットワークで接続されている場
合を考える。ある支店(例えば支店A)に電子マネー残
高の余剰/不足が発生した時、図2と同様な処理で、支
店A内の電子マネー保有残高監視機構が余剰か不足かを
検知し、電子マネー管理機構がネットワークに警告メッ
セージを流す。警告メッセージの内容は、図2と同じ
く、どの種類の警告かを示す警告フラグ、その支店で設
定されている電子マネー保有残高の上限値と下限値、警
告メッセージを発信した時点でのその支店の電子マネー
保有残高、警告メッセージを発信した時刻、支店名(こ
の場合、支店A)、そして支店Aに割り当てられた支店
コードである。このケースで図2のケースと異なってい
るのは、図2のケースでは特定のアドレス(データセン
タのアドレス)にのみ警告メッセージが送信されている
のに対して、このケースでは、ネットワーク上の不特定
多数のノードに対して警告メッセージが発信されている
点である。この意味で、このケースでの警告メッセージ
は、ネットワークのブロードキャストのような送り方を
される。支店Aと直接繋がっていない支店にも、他の支
店経由でこの警告メッセージは届けられる。警告メッセ
ージを受け取った各支店の電子マネー管理機構は、同じ
支店内の電子マネー保有残高監視機構から自店での電子
マネー保有残高状況を確認し、その支店で支店Aの余剰
電子マネーの受け入れまたは不足電子マネーの補充をで
きるかどうかを判断する。もし、例えば支店Bで支店A
との電子マネー移動が可能であれば、支店Bの電子マネ
ー管理機構は、支店間電子マネー移動承諾メッセージを
支店Aに向けて送信する。支店間電子マネー移動承諾メ
ッセージの内容は、(メッセージ発信元の)支店名、支
店コード、時刻、その支店で入金/出金可能な電子マネ
ー額である。これを受け取った支店Aは、余剰電子マネ
ーの出金ならば、図4と同様の処理でバッファ機構に余
剰マネーを移動し、支店間電子マネー移動の準備を行
う。支店Aの不足マネーの補充であれば、支店B側が、
融通できる電子マネーを支店B内のバッファ機構に移
し、支店Aとの電子マネー取引の準備をする。支店A、
B共に取引の準備ができれば、それぞれの支店のバッフ
ァ機構を介して電子マネーを実際に移動する。その後、
電子マネーを受け取った支店側では(支店Aへの場合は
支店A、支店Aからの出金の場合は支店B)、図4と同
様の処理でバッファ機構から支店内のカードへ受け取っ
た電子マネーを移動する。以上の方法によって、データ
センタのような存在がなくても、自動的に支店間での電
子マネーのやり取りを行うことができる。
【0026】各支店内の電子マネーシステムの仕組みは
図6のようになっている。600が支店の電子マネーシ
ステムの全体を指す。601が他支店やデータセンタな
ど、外部との通信処理を司る通信処理機構である。60
2は外部と電子マネーのやり取りを行う際に、入金/出
金する電子マネーを一時的に格納しておくバッファ機構
である。603が支店内の電子マネー貯蔵機構605内
の各ICカード606の残高を監視し、その残高が各カ
ードにあらかじめ設定されている上限値と下限値の範囲
に収まっているかをチェックする。604が電子マネー
管理機構で、支店内や外部との電子マネーの取引を制御
する。
図6のようになっている。600が支店の電子マネーシ
ステムの全体を指す。601が他支店やデータセンタな
ど、外部との通信処理を司る通信処理機構である。60
2は外部と電子マネーのやり取りを行う際に、入金/出
金する電子マネーを一時的に格納しておくバッファ機構
である。603が支店内の電子マネー貯蔵機構605内
の各ICカード606の残高を監視し、その残高が各カ
ードにあらかじめ設定されている上限値と下限値の範囲
に収まっているかをチェックする。604が電子マネー
管理機構で、支店内や外部との電子マネーの取引を制御
する。
【0027】図7は、支店内のカード間で自動的に電子
マネーの移動を行う際の処理例をフローチャートで示し
たものである。電子マネー保有残高監視機構603は、
通常、いつも自店の電子マネー貯蔵庫内の各ICカード
の残高を監視している(ステップ700)。この電子マ
ネー保有残高監視機構603には、あらかじめその支店
の支店内電子マネー配分方針に従って、各ICカードが
保持できる下限値と上限値が設定されている。電子マネ
ー保有残高監視機構603は、各ICカードの残高が、
それぞれの上限値と下限値の間に収まっているかどうか
をチェックする(ステップ701)。ICカードの残高
が上限値と下限値の範囲内に収まっていれば、通常の監
視処理を続けるが、残高がその範囲から外れているカー
ドを発見すると、それを補正するための支店内電子マネ
ー移動依頼を電子マネー管理機構604に対して発信す
る(ステップ702)。その支店内電子マネー移動依頼
の内容は、残高が上限値と下限値の間の範囲にないこと
が判明したカードの番号と、全てのカードの番号、残
高、下限値と上限値である。支店内電子マネー移動依頼
を受信した(ステップ703)電子マネー管理機構60
4は、その情報を基に、どのカードからいくらどのカー
ドに電子マネーを移動すればよいのかを決定する(ステ
ップ704)。そして、その決定に基づいて、支店内電
子マネー移動指示を移動対象となるカード(例えばIC
カードAとICカードB)に送信する(ステップ70
5)。その支店内電子マネー移動指示の内容は、移動元
カード番号、移動先カード番号、移動金額である。その
指示を受けた移動元カードと移動先カードは、お互いの
間で電子マネー取引を行う(ステップ706、70
7)。その取引の結果は電子マネー保有残高監視機構6
03によって監視されており、電子マネー保有残高監視
機構603は、電子マネー移動に関わった各カードの新
しい残高を電子マネー管理機構604に通知する(ステ
ップ709)。電子マネー管理機構604は、その通知
を基に、指定した通りの電子マネー移動が行われている
かを確認する(ステップ708)。
マネーの移動を行う際の処理例をフローチャートで示し
たものである。電子マネー保有残高監視機構603は、
通常、いつも自店の電子マネー貯蔵庫内の各ICカード
の残高を監視している(ステップ700)。この電子マ
ネー保有残高監視機構603には、あらかじめその支店
の支店内電子マネー配分方針に従って、各ICカードが
保持できる下限値と上限値が設定されている。電子マネ
ー保有残高監視機構603は、各ICカードの残高が、
それぞれの上限値と下限値の間に収まっているかどうか
をチェックする(ステップ701)。ICカードの残高
が上限値と下限値の範囲内に収まっていれば、通常の監
視処理を続けるが、残高がその範囲から外れているカー
ドを発見すると、それを補正するための支店内電子マネ
ー移動依頼を電子マネー管理機構604に対して発信す
る(ステップ702)。その支店内電子マネー移動依頼
の内容は、残高が上限値と下限値の間の範囲にないこと
が判明したカードの番号と、全てのカードの番号、残
高、下限値と上限値である。支店内電子マネー移動依頼
を受信した(ステップ703)電子マネー管理機構60
4は、その情報を基に、どのカードからいくらどのカー
ドに電子マネーを移動すればよいのかを決定する(ステ
ップ704)。そして、その決定に基づいて、支店内電
子マネー移動指示を移動対象となるカード(例えばIC
カードAとICカードB)に送信する(ステップ70
5)。その支店内電子マネー移動指示の内容は、移動元
カード番号、移動先カード番号、移動金額である。その
指示を受けた移動元カードと移動先カードは、お互いの
間で電子マネー取引を行う(ステップ706、70
7)。その取引の結果は電子マネー保有残高監視機構6
03によって監視されており、電子マネー保有残高監視
機構603は、電子マネー移動に関わった各カードの新
しい残高を電子マネー管理機構604に通知する(ステ
ップ709)。電子マネー管理機構604は、その通知
を基に、指定した通りの電子マネー移動が行われている
かを確認する(ステップ708)。
【0028】図8は、データセンタの全店電子マネー保
有残高監視機構102で全支店の電子マネーの残高をグ
ラフィカルに表示した画面の例である。この例では、上
の図2、3、4で述べたように、自動的に金額の移動
額、移動先と移動元を決定するのではなく、オペレータ
が画面に表示された内容を見ながら、どこからいくらの
電子マネーをどこに移すかを決定し、実際に移動を開始
させる命令を出す。画面自体は、図1にあるような電子
マネー管理機構等に表示機能を持たせ、表示装置を接続
して表示したり、マニュアル操作用専門の機構を各支店
やデータセンタ等に設置することも考えられる。図8で
は、800が全支店の電子マネー残高監視画面を示す。
縦軸に支店を列挙し(801)、横軸にそれぞれの支店
の電子マネーの保有残高を棒グラフで表わしている(8
02)。803のラインは各支店で設定された電子マネ
ー保有残高の下限値を示し、それ以下の部分は色を変え
るなどしてそれ以上の部分と区別されている。804が
棒グラフの端であり、それぞれの支店の電子マネー保有
残高を示す。この値は、各支店の電子マネー保有残高情
報が届く度に更新される。806は、電子マネーの保有
残高が下限値と上限値の間に収まっている支店の例であ
る。807は、保有残高が下限値を下回っている支店の
例である。オペレータへの警告のため、支店の名前を反
転して点滅させたり、警告音を鳴らしたりする。808
は、保有残高が上限値を上回っている支店の例である。
下限値を下回っているケースと同様、オペレータへの警
告のため、支店の名前を反転して点滅させたり、警告音
を鳴らしたりする。これらの警告メッセージは、図2や3
で述べたような処理と連動している。警告メッセージの
トリガとしては、図2のケースのように支店から直接警
告メッセージがあがってきた場合はそれそのものがグラ
フィカル画面上の警告発信のトリガになる。図3のよう
にデータセンタで各支店の残高情報のみを収集している
場合は、データセンタの方でグラフィカル画面上に警告
を発するためのしきい値を上述の803や805のよう
に、各支店毎にあらかじめ入力しておく。
有残高監視機構102で全支店の電子マネーの残高をグ
ラフィカルに表示した画面の例である。この例では、上
の図2、3、4で述べたように、自動的に金額の移動
額、移動先と移動元を決定するのではなく、オペレータ
が画面に表示された内容を見ながら、どこからいくらの
電子マネーをどこに移すかを決定し、実際に移動を開始
させる命令を出す。画面自体は、図1にあるような電子
マネー管理機構等に表示機能を持たせ、表示装置を接続
して表示したり、マニュアル操作用専門の機構を各支店
やデータセンタ等に設置することも考えられる。図8で
は、800が全支店の電子マネー残高監視画面を示す。
縦軸に支店を列挙し(801)、横軸にそれぞれの支店
の電子マネーの保有残高を棒グラフで表わしている(8
02)。803のラインは各支店で設定された電子マネ
ー保有残高の下限値を示し、それ以下の部分は色を変え
るなどしてそれ以上の部分と区別されている。804が
棒グラフの端であり、それぞれの支店の電子マネー保有
残高を示す。この値は、各支店の電子マネー保有残高情
報が届く度に更新される。806は、電子マネーの保有
残高が下限値と上限値の間に収まっている支店の例であ
る。807は、保有残高が下限値を下回っている支店の
例である。オペレータへの警告のため、支店の名前を反
転して点滅させたり、警告音を鳴らしたりする。808
は、保有残高が上限値を上回っている支店の例である。
下限値を下回っているケースと同様、オペレータへの警
告のため、支店の名前を反転して点滅させたり、警告音
を鳴らしたりする。これらの警告メッセージは、図2や3
で述べたような処理と連動している。警告メッセージの
トリガとしては、図2のケースのように支店から直接警
告メッセージがあがってきた場合はそれそのものがグラ
フィカル画面上の警告発信のトリガになる。図3のよう
にデータセンタで各支店の残高情報のみを収集している
場合は、データセンタの方でグラフィカル画面上に警告
を発するためのしきい値を上述の803や805のよう
に、各支店毎にあらかじめ入力しておく。
【0029】図9は、この画面上で支店間の電子マネー
移動の指示を出す処理の一例である。図8において、支
店Bが保有残高が設定された下限値よりも少なくなって
いるので、支店Aの電子マネーを一部支店Bに移す処理
を考える。この時、オペレータはグラフィカル画面上の
上述した警告メッセージなどによって、支店Bの電子マ
ネー保有残高が設定された下限値よりも少なくなってい
ることを知ることもありうるが、下限値にいくら足りな
いのかはオペレータ自身が画面を見て確認する。そし
て、どこからその不足分を補うかも、グラフィカル画面
上に表示されている各支店の残高情報を見て、余裕のあ
る支店をオペレータ自身が指定する。すなわち、図4内
の処理401から406に相当する処理は全てオペレー
タによって行われる(上述の図4の場合は、これが全て電
子マネー管理機構等によって自動的に行われることに注
意)。図9では、900が初期画面である。901では、
支店Aの電子マネー保有残高の内、支店Bに移す額が指
定された段階の画面を示している。指定の方法には、オ
ペレータがポインティングデバイスでドラッグすること
により直接画面上で移動額を指定する、他の入力デバイ
スでオペレータが直接数字を入力/選択するなどが考え
られる。指定された移動額の部分は、画面を表示する機
構が色を変えるなどして画面上でグラフィカルに表示す
る。この処理の裏では、電子マネー管理機構等で図4の
405相当の処理が行われる。902は、その指定され
た移動額の部分(色が変わっている部分)を実際に支店
Bに移した段階の画面を示している。移動された部分が
色の変わったまま支店Bの残高に付け足されている。移
動の方法には、指定された移動額の部分(色が変わって
いる部分)をポインティングデバイスなどを使ってオペ
レータが画面上でドラッグする、オペレータが他の入力
デバイスで移動先を入力してから確認のボタンを押すな
どが考えられる。この段階では、画面の裏で電子マネー
管理機構等が図4の406から417に相当する一連の
処理を行う。903は、電子マネーの移動後、オペレー
タが確認ボタンを押して、操作の結果を承認した後の画
面を示している。
移動の指示を出す処理の一例である。図8において、支
店Bが保有残高が設定された下限値よりも少なくなって
いるので、支店Aの電子マネーを一部支店Bに移す処理
を考える。この時、オペレータはグラフィカル画面上の
上述した警告メッセージなどによって、支店Bの電子マ
ネー保有残高が設定された下限値よりも少なくなってい
ることを知ることもありうるが、下限値にいくら足りな
いのかはオペレータ自身が画面を見て確認する。そし
て、どこからその不足分を補うかも、グラフィカル画面
上に表示されている各支店の残高情報を見て、余裕のあ
る支店をオペレータ自身が指定する。すなわち、図4内
の処理401から406に相当する処理は全てオペレー
タによって行われる(上述の図4の場合は、これが全て電
子マネー管理機構等によって自動的に行われることに注
意)。図9では、900が初期画面である。901では、
支店Aの電子マネー保有残高の内、支店Bに移す額が指
定された段階の画面を示している。指定の方法には、オ
ペレータがポインティングデバイスでドラッグすること
により直接画面上で移動額を指定する、他の入力デバイ
スでオペレータが直接数字を入力/選択するなどが考え
られる。指定された移動額の部分は、画面を表示する機
構が色を変えるなどして画面上でグラフィカルに表示す
る。この処理の裏では、電子マネー管理機構等で図4の
405相当の処理が行われる。902は、その指定され
た移動額の部分(色が変わっている部分)を実際に支店
Bに移した段階の画面を示している。移動された部分が
色の変わったまま支店Bの残高に付け足されている。移
動の方法には、指定された移動額の部分(色が変わって
いる部分)をポインティングデバイスなどを使ってオペ
レータが画面上でドラッグする、オペレータが他の入力
デバイスで移動先を入力してから確認のボタンを押すな
どが考えられる。この段階では、画面の裏で電子マネー
管理機構等が図4の406から417に相当する一連の
処理を行う。903は、電子マネーの移動後、オペレー
タが確認ボタンを押して、操作の結果を承認した後の画
面を示している。
【0030】図8と図9で説明した処理は、一支店内の
電子マネー保有残高監視機構が、自店の電子マネー貯蔵
機構内のカード間で電子マネーの移動を行う場合にも全
く同じである。図8と図9の縦軸を支店からカードに変
えれば、全く同じ処理で支店内のカード間で電子マネー
の移動ができる。勿論、支店間での移動と同様に、画面
の裏では図7で説明したような処理が、画面で入力され
た情報を基に、画面上での操作と連動して行われる。
電子マネー保有残高監視機構が、自店の電子マネー貯蔵
機構内のカード間で電子マネーの移動を行う場合にも全
く同じである。図8と図9の縦軸を支店からカードに変
えれば、全く同じ処理で支店内のカード間で電子マネー
の移動ができる。勿論、支店間での移動と同様に、画面
の裏では図7で説明したような処理が、画面で入力され
た情報を基に、画面上での操作と連動して行われる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金融機関や小売業者などの電子マネー管理システムにお
いて以下の効果が出る。
金融機関や小売業者などの電子マネー管理システムにお
いて以下の効果が出る。
【0032】金融機関や小売業者の各支店で、電子マネ
ー取引と連動した電子マネー保有残高監視機構を備え、
データセンタの全店電子マネー残高監視機構にリアルタ
イムで各支店の電子マネー保有残高情報を通信する構成
にしたため、リアルタイムで全店の電子マネー保有残高
合計とその支店毎の分布を把握でき、それに同期化して
保有残高過剰/過小の警告を自動的に発することができ
る。
ー取引と連動した電子マネー保有残高監視機構を備え、
データセンタの全店電子マネー残高監視機構にリアルタ
イムで各支店の電子マネー保有残高情報を通信する構成
にしたため、リアルタイムで全店の電子マネー保有残高
合計とその支店毎の分布を把握でき、それに同期化して
保有残高過剰/過小の警告を自動的に発することができ
る。
【0033】金融機関や小売業者の各支店や端末の電子
マネー保有残高の状況が、自動的にデータセンタや他の
支店に送られる構成にしたため、端末や支店間の資金移
動量をコンピュータで自動的に決定することができる。
マネー保有残高の状況が、自動的にデータセンタや他の
支店に送られる構成にしたため、端末や支店間の資金移
動量をコンピュータで自動的に決定することができる。
【0034】通貨そのものが電子の情報であるという電
子マネーの特性を活かして、端末や支店間の電子マネー
移動の指示情報と実際の電子マネーの動きを連動させる
構成にしたため、電子マネー移動の指示と実際の電子マ
ネーの動きを同期化することができる。
子マネーの特性を活かして、端末や支店間の電子マネー
移動の指示情報と実際の電子マネーの動きを連動させる
構成にしたため、電子マネー移動の指示と実際の電子マ
ネーの動きを同期化することができる。
【0035】通貨そのものが電子の情報であるという電
子マネーの特性を活かして、支店やデータセンタ間での
資金移動を電子マネーで行うことにより、通信料金のみ
のコストで支店やデータセンタ間での資金移動を実現す
ることができる。
子マネーの特性を活かして、支店やデータセンタ間での
資金移動を電子マネーで行うことにより、通信料金のみ
のコストで支店やデータセンタ間での資金移動を実現す
ることができる。
【図1】データセンタと各支店に電子マネー管理機構、
保有残高監視機構、貯蔵機構、バッファ機構、通信処理
機構を備えたシステム全体のブロック図。
保有残高監視機構、貯蔵機構、バッファ機構、通信処理
機構を備えたシステム全体のブロック図。
【図2】支店側が自店の電子マネー保有残高が設定され
た上限値/下限値に達したことを探知して、データセン
タに警告メッセージを送る処理例のフローチャート。
た上限値/下限値に達したことを探知して、データセン
タに警告メッセージを送る処理例のフローチャート。
【図3】支店から定期的に送られてくるその支店の電子
マネー保有残高情報を基にデータセンタ側で上限値/下
限値到達を検出する場合の処理例のフローチャート。
マネー保有残高情報を基にデータセンタ側で上限値/下
限値到達を検出する場合の処理例のフローチャート。
【図4】支店からデータセンタへ電子マネーを送信する
処理例を示すフローチャート。
処理例を示すフローチャート。
【図5】複数の支店が編み上のネットワークで結ばれて
いる例を示すブロック図。
いる例を示すブロック図。
【図6】支店内の電子マネーシステムの仕組みを示すブ
ロック図。
ロック図。
【図7】支店内カード間での電子マネー移動の処理例を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図8】全支店の電子マネー保有残高をグラフィカルに
表示する画面例。
表示する画面例。
【図9】全支店の電子マネー保有残高をグラフィカルに
表示した画面上で、支店間の電子マネーやり取りを行う
処理の画面例。
表示した画面上で、支店間の電子マネーやり取りを行う
処理の画面例。
100…データセンタ,110、120…支店,10
1、111、121、604…電子マネー管理機構,1
02、112、122、603…電子マネー保有残高監
視機構、103、113、123、605…電子マネー
貯蔵機構、104、114、124、602…バッファ
機構、105、115、125、601…通信処理機
構、600…支店の電子マネーシステム、606…IC
カード、800…電子マネー残高監視画面。
1、111、121、604…電子マネー管理機構,1
02、112、122、603…電子マネー保有残高監
視機構、103、113、123、605…電子マネー
貯蔵機構、104、114、124、602…バッファ
機構、105、115、125、601…通信処理機
構、600…支店の電子マネーシステム、606…IC
カード、800…電子マネー残高監視画面。
フロントページの続き (72)発明者 柳田 三生 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 渡辺 嘉也 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所情報システム事業部内
Claims (6)
- 【請求項1】金融機関、大規模小売店などのデータセン
タと各支店の電子マネーを取り扱う装置をネットワーク
で接続し、全店での電子マネー保有残高、配置状態を管
理するシステムにおいて、 各支店では、取引などの結果自店での電子マネー保有残
高に変動が生じた時か、あらかじめ設定されたタイミン
グの度に、自店の新たな電子マネー保有残高をデータセ
ンタの全店電子マネー管理装置にネットワークを介して
リアルタイムに送信するとともに、自店での電子マネー
保有残高があらかじめ設定した警告用上限値か下限値に
達していれば、警告メッセージをデータセンタの全店電
子マネー管理装置に送信し、データセンタの全店電子マ
ネー管理装置では、各支店からネットワークで送られて
くる各支店の電子マネー保有残高をリアルタイムに把握
し、支店からの電子マネー保有残高上限/下限値到達の
警告メッセージを受けたり、支店の電子マネー管理装置
の警告発信機能がうまく作動していないなどの理由のた
めに、その支店での電子マネー保有残高が上限/下限値
に達していても警告メッセージをデータセンタが受信し
ていない場合、データセンタ内で警告メッセージを発す
る方法。 - 【請求項2】金融機関、大規模小売店などのデータセン
タと各支店の電子マネーを取り扱う装置をネットワーク
で接続し、全店での電子マネー保有高、配置状態を管理
するシステムにおいて、 データセンタの全店電子マネー管理装置で、装置内に支
店との電子マネー取引専用の機構を用意し、データセン
タの全店電子マネー管理機構からの指示に従って、デー
タセンタと支店の間や支店同士で電子マネーのやり取り
を自動的に行う方法。 - 【請求項3】金融機関、大規模小売店などのデータセン
タと各支店の電子マネーを取り扱う装置をネットワーク
で接続し、全店での電子マネー保有高、配置状態を管理
するシステムにおいて、 各支店の電子マネー保有残高監視装置では、自店の電子
マネー保有残高がそこで設定した上限値か下限値に達す
ると、警告メッセージをネットワークで流し、他支店の
電子マネー保有残高監視装置では、その支店の電子マネ
ー保有残高を鑑みて、融通が行なえるかどうかを判断
し、そうであれば、警告メッセージ発信元支店にその旨
を通知して、支店同士で電子マネー取引を行う方法。 - 【請求項4】金融機関、小売店などの支店内で電子マネ
ーを保持する各ICカードの残高、店舗のICカード全
体における電子マネーの分布状態などを管理するシステ
ムにおいて、 支店電子マネー管理装置では、各ICカードに保有残高
の上限値と下限値を設定し、ICカードの保有残高が上
限/下限値に達したり、支店内ICカードの電子マネー
の分布が設定した分布から大きく外れた時、支店内IC
カードの電子マネーの分布があらかじめ設定した分布に
なるようにICカード間の電子マネー移動を自動的に行
う方法。 - 【請求項5】金融機関、大規模小売店などのデータセン
タと各支店の電子マネーを取り扱う装置をネットワーク
で接続し、全店での電子マネー保有高、配置状態を管理
するシステムにおいて、 データセンタの全店電子マネー管理装置では、各支店の
電子マネー管理装置からネットワークを通してリアルタ
イムに送信されてくる各支店の電子マネー保有残高情報
を、画面に棒グラフなどでグラフィカルに表示し、デー
タセンタのオペレータがポインティングデバイスなどで
各支店の電子マネー保有残高グラフィカル表示部分(棒
グラフなど)を直接動かしたり、キーボードなど他の入
力装置から電子マネー移動額や移動元支店と移動先支店
を指定することにより、画面上で支店間の電子マネー移
動を指示し、各支店の電子マネー管理装置では、その中
に支店間取引専用の機構を用意し、データセンタの全店
電子マネー管理装置からの指示に従って、実際のマネー
移動もデータセンタの全店電子マネー管理装置の画面上
の電子マネー保有残高グラフィカル表示部分(棒グラフ
など)の動きと連動して自動的に行う方法。 - 【請求項6】金融機関、小売店などの支店内で電子マネ
ーを保持する各ICカードの残高、店舗のICカード全
体における電子マネーの分布状態などを管理するシステ
ムにおいて、 支店電子マネー管理装置では、各ICカードの電子マネ
ー保有残高をリアルタイムで画面に棒グラフなどでグラ
フィカルに表示し、支店のオペレータがポインティング
デバイスなどで各カードの電子マネー保有残高グラフィ
カル表示部分(棒グラフなど)を直接動かしたり、キー
ボードなど他の入力装置から電子マネー移動額や移動元
カードと移動先カードを指定することにより、画面上で
支店内のICカード間の電子マネー移動を指示し、実際
のマネー移動もそれに連動して自動的に行う方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6050297A JPH10254965A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 電子マネーの取引や保有状態の制御/管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6050297A JPH10254965A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 電子マネーの取引や保有状態の制御/管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10254965A true JPH10254965A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13144158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6050297A Pending JPH10254965A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 電子マネーの取引や保有状態の制御/管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10254965A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216459A (ja) * | 2000-02-02 | 2001-08-10 | Sony Corp | 情報処理システム及び情報処理装置 |
JP2001266029A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-09-28 | Thomson Multimedia Sa | 安全なパース間の動作を伴なう電子ワレットシステム |
JP2006139433A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 携帯端末装置およびプログラム |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP6050297A patent/JPH10254965A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216459A (ja) * | 2000-02-02 | 2001-08-10 | Sony Corp | 情報処理システム及び情報処理装置 |
JP2001266029A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-09-28 | Thomson Multimedia Sa | 安全なパース間の動作を伴なう電子ワレットシステム |
JP2006139433A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 携帯端末装置およびプログラム |
JP4669691B2 (ja) * | 2004-11-11 | 2011-04-13 | Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 | 携帯端末装置およびプログラム |
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