JP2000011075A - データ処理装置 - Google Patents
データ処理装置Info
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Abstract
データを一括して加工処理するデータ処理装置に関し、
データの検証処理を待たず、決済処理を検証処理を並行
して非同期に行い、処理時間の短縮を実現する手段を提
供することを目的とする。 【解決手段】 入力するデータを電子署名の検証処理用
データと加工処理用データを対応付ける識別符号を付加
して分配するデータ分配手段1と、分配された加工処理
用データを入力して加工処理する加工処理手段2と、上
記加工処理手段と並行して分配された検証処理用データ
を入力して電子署名を検証する検証処理手段3と、検証
処理データの電子署名の検証が得られない場合に識別符
号が対応する加工処理データの加工処理を無効とする加
工処理無効化手段4とを備えるように構成する。
Description
子署名付複数のデータを一括して加工処理するデータ処
理装置に関する。
情報をネットワークあるいは電子媒体により受け渡すと
きにそこに示される情報が発生した時点から改ざんされ
ていないことを確認して受け渡しの処理を完結しなけれ
ばならない。個別の電子マネーによる商品購入、サービ
ス授受のお金の支払いを金融機関が決済処理するときに
は、流通企業などにより商品購入に関する電子マネーデ
ータが定期的に集められ、金融機関に受け渡され、一括
して自動振替のような方法で買い物をした個人の口座か
ら引き落される。
落としと同様のデータの受け渡しであるが、情報がすな
わちお金であり、電子マネーの使用者が商品購入時に対
価として支払った内容、すなわち商品購入明細が正しく
決済処理のデータとして受け渡されたことを保証するた
めに途中でデータの改ざんがされていないかを検証する
ようになっている。すなわち電子署名の検証が行われて
初めて正しいデータであることを認識して決済処理が行
われる。
ば、購入した事業者、店舗、日付、時刻、購入者の口
座、購入金額などをハッシュ関数(MD4/5,SHA
など)のような一方向関数によりメッセージダイジェス
トが元のデータの特徴的なパターンとして抽出され元の
データに付加して受け渡すものである。受け取ったデー
タについて同じハッシュ関数によりメッセージダイジェ
ストを作成して照合することで元のデータが改ざんされ
ていないことを確認できる。
技術の説明図に示すように、一括して処理するデータに
ついて上記改ざんが行われていないことを検証する処理
が完了するのを待って商品購入者の口座からのお金の移
動を行う決済処理を行っていた。図8に示すように電子
署名の検証処理中にできる範囲でのチェック処理などは
並行して行うことはできたが決済処理は検証処理の完了
を待って行っていた。
済処理データは電子署名そのものの複雑化のほか、電子
署名による確認のみではなく、データ、署名の暗号化、
同封する暗号のキーの暗号化など何重にもデータセキュ
リティの強度を上げるための処理が施されるようになっ
てきた。このため、入力データの検証処理に多くの時間
が必要となってきた。このように検証処理に多くの時間
がかかると、上記従来の処理方式では本来の決済処理の
開始時間が遅れることにより日常の業務処理時間の延長
などが問題でありその解決策が求められるようになっ
た。
の流通系企業のように金融機関との取引の実績があり、
電子マネーの使用された時点から一括して処理する商品
購入データを金融機関に持ち込むまでの間にほとんど問
題が発生しないようなデータについては、データの検証
処理を待たず、決済処理を検証処理を並行して非同期に
行い、総合的な処理時間の短縮を実現する手段を提供す
ることを目的とする。
に構成された改ざんを防止する電子署名付複数のデータ
を一括して加工処理するデータ処理装置によって解決さ
れる。
するデータを電子署名の検証処理用データと加工処理用
データを対応付ける識別符号を付加して分配するデータ
分配手段、2は分配された加工処理用データを入力して
加工処理する加工処理手段、3は上記加工処理手段と並
行して分配された検証処理用データを入力して電子署名
を検証する検証処理手段、4は検証処理データの電子署
名の検証が得られない場合に識別符号が対応する加工処
理データの加工処理を無効とする加工処理無効化手段を
示す。
単位データ毎にそのデータの発生時に以後最終的に受け
渡した先での加工処理までの情報伝達過程において内容
に不法な変更(改ざん)が行われていないことを保証す
るための電子署名を付加されている。
処理を非同期に並行処理するためにデータ分配手段1に
より、入力するデータを電子署名の検証処理用データと
加工処理用データに分配する。後刻、分配したデータの
対応付けを行うために各データに識別符号を付加して置
く。
されたデータを1件ずつ取り出し、データ発生元で電子
署名を作成したものと同じハッシュ関数でメッセージダ
イジェストを作成し、付加されている電子署名と照合す
る。
取り出し、その内容の検証は待たず並行して本来のデー
タ加工処理を行う。検証処理手段3が検証できない電子
署名を検出したときには、加工処理無効化手段4が起動
され、識別符号が対応するデータの加工処理を無効化す
るようにしている。
明図を示す。実施の形態として、ICカードを利用した
電子マネーによる商品購入に付随する金融機関、電子マ
ネーの運用を行う事業体(EM事業体と表示する)、商
品販売する流通系企業相互間の電子マネー、価値情報の
流れにかかわるデータ処理を示す。また、図3には本発
明の実施の形態の構成図を示す。
ピューター、ワークステーション等の汎用的な目的で使
用される計算機上で実行するコンピュータプログラムに
より実現する形態を示す。
記憶装置、補助記憶装置、入出力装置などから構成され
る計算機上で、コンピュータプログラムを実行して実現
される。また、コンピュータプログラムは、フロッピー
ディスクやCD−ROM等の可搬型媒体やネットワーク
接続された他の計算機の主記憶装置や補助記憶装置等に
格納されて提供される。本発明の記録媒体は、上記可搬
型媒体、主記憶装置、補助記憶装置に該当する。
搬型媒体から直接計算機の主記憶装置にロードされ、ま
たは、可搬型媒体から一旦補助記憶装置にコピーまたは
インストール後に、主記憶装置にロードされて実行す
る。また、ネットワーク接続された他の装置に格納され
て提供された場合も、他の装置からネットワークを経由
して受信後に、補助記憶装置にコピー、主記憶装置にロ
ードされ実行するものである。
境を説明する。電子マネーの仕組みは種々あるが、ここ
に示すものは、電子マネーの運用事業体(EM事業体)
が金融機関の個人口座からICカードに移動した個人の
電子マネー資金を管理し、実際に商品購入に電子マネー
が使用された情報に基づいて流通企業から請求されたと
き、管理された個人の電子マネー資金と金融機関の個人
口座と請求した流通企業の口座との間の自動振替決済を
行う方式である。
座である。ICカードに電子マネーを移動するように端
末を操作すると、24でEM事業体はICカード27に
資金を移動するとともに、25で個人別電子マネー資金
情報を管理する。28で商店、自動販売機などにより商
品、サービスを購入すると対価としてICカードにある
電子マネーの価値情報がPOS端末などに移動し、合わ
せて購入された商品の明細が記録される。
の内容が、最終的に金融機関、流通系企業の間で決済処
理が行われるまで確実に受け渡されるように電子署名が
作成され明細データに添付される。この電子署名は明細
のデータをハッシュ関数で変換して作成されるもので、
例えば128ビット(MD4/MD5)とか160ビッ
ト(SHA)の長さの圧縮データである。
の購入データ(明細)を回収する。また、26では流通
系企業はこれらのデータを請求データとして定期的にま
とめてEM事業体に受け渡す。このときも各請求の明細
データには電子署名が付けられた状態で受け渡される。
において請求データの明細を検証するとともに、22に
おいて決済処理として自動振替を行う。すなわち、商品
購入した個人口座管理21、電子マネーの個人別資金情
報管理25と20に示される企業の口座との間で振替処
理を行い決済するのである。
る。上記のように電子マネーが使われた結果、個人口座
から企業口座へ最終的なお金の移動が決済処理されると
ころで本発明が適用される。図3にしたがって実施の形
態を説明する。
行うとき暗号強度を保証するためにデータのセキュリテ
ィを検証する時間が多く必要になっている。従来はデー
タの検証処理が完了するのを待って決済処理を行ってい
たところを、本発明では検証処理34と並行して決済処
理33を実行するようにしている。
を購入した個人の口座から商品を販売した企業の口座へ
商品購入データに基づいて振替を行う。このとき、受け
渡されたデータは改ざんが行われていないことを前提に
処理することになる。商品購入データ31は32で分配
されて決済に必要な情報は決済処理33に渡される。複
数の商品購入データは、これから決済処理されるもの、
処理中のもの、決済処理済のものと3つの状態がある。
済処理33が進行中に同じ順序で並行して実行される
が、検証処理の結果の確認されるタイミングは一般的に
は前後にずれる。しかしデータのセキュリティの強化に
伴い検証処理の時間が多くかかることになり、各データ
の検証処理は多くは決済後になる。
頼度が高く滅多におこり得ないことではあるが、万一電
子マネーの利用時点から決済処理が行われる時点までに
なんらかのデータの改ざんが行われていたときには検証
処理34の実行中にエラーとして検出される。このエラ
ーをきっかけとして並行して処理が進んでいる決済処理
33に通知する。
には未処理の商品購入データあるいは処理中のデータに
対する処理の停止を行う。既に決済処理済のデータにつ
いては取消処理35を実行する。
子署名の生成と確認について説明する。図4に商品購入
データの形式の説明図を示す。42はICカード上の電
子マネーを使って商品の購入をしたときに明細データと
して記録されるものである。この商品購入の明細データ
42はネットワーク、電子媒体により伝達され決済処理
されるまで変更されることなく受け渡されなければなら
ないものである。
じめ定められたハッシュ関数によりメッセージダイジェ
ストを作成して電子署名43として明細データ42に
添付する。なお、41は流通系企業が複数の明細データ
をまとめてEM事業体に対する請求データとするとき各
明細データを識別する識別データである。
を検証処理と決済処理に分けて並行処理する。図5には
検証処理のフローチャートを示す。ステップS51で一
括して処理する商品購入の明細データから一つずつ取り
出す。ステップS53において電子マネーが使われたと
きに明細データの電子署名が作られたときに使用され
たものと同じハッシュ関数を用いて改めて電子署名を
生成する。
いた電子署名と比較して、これが一致しないことを検
出したときはこの明細データについて何らかの変更が加
えられたとして決済処理を取り消さなければならない。
すなわち、ステップS55で取消処理を起動する。この
とき、処理中のデータ識別番号を通知する。
後に説明する取消処理で設定するフラグについて説明し
ておく。並行して処理する検証処理で明細データに異常
が検出されたとき取消処理が起動されるが決済処理の進
行状況によって通知された識別番号に対応する処理がま
だ行われていないとき、すなわち検証処理の方が決済処
理よりも先行しているときには、後ほど決済処理が行わ
れるとき該当の識別番号の明細データは処理しないよう
に取消フラグをONとしておく。また、取消処理が起動
されたとき該当の識別番号の決済処理中であればそのデ
ータの処理終了時に直ちに戻し処理を行うように戻しフ
ラグを設定して決済処理に通知する。
タをステップS61で一つずつ取り出す。ステップS6
3で取消フラグがONであるかを確認する。ONのとき
は決済処理は行わないように次のデータの処理に戻る。
種コードのチェックを行いどれだけの金額をどの口座間
で決済すればよいのかを記憶する。ステップS65にお
いて上記記憶した口座間で振替処理を行う。ステップS
65でこれらの処理を振替ログとして記録する。
細データについての処理が進行中に取消処理が起動され
戻りフラグがONとなっていないかを調べる。ONのと
きはステップS68で、処理した明細データについて戻
し処理を行う。
取消処理は検証処理において明細データに異常が見つか
ったときに起動されるものである。どの明細データに異
常が発生したかをデータ識別番号で通知されるのでステ
ップS71でこれを記憶する。起動されたときにその識
別番号のデータの処理がまだ処理されていない状態なら
ステップS72、ステップS74で取消フラグをONと
する。また、そのデータの決済処理が進行中のときには
ステップS73、ステップS75で戻しフラグをONと
する。
が既に決済処理済であるときにはステップS76でデー
タ識別番号に対応する振替ログにより戻し処理を実行す
る。これにより、このデータについての決済処理がなさ
れなかったことになる。ここには示していないが、検証
処理が検出した異常はデータ識別番号が記憶され別途原
因の追求が行われる。
によれば、電子マネーの使用時の明細データの決済処理
のように大量のデータを一括して処理する場合に、電子
署名など高度のデータセキュリティ強度を持たせると、
データに改ざんがないことを検証するのに多くの時間を
要するが、セキュリティを保証しながら且つ本来のデー
タの加工処理の時間を遅くすることがないようにしたデ
ータ処理装置を提供でき、コンピュータシステムの運用
時間の短縮と処理の信頼性向上、という著しい工業的効
果がある。
Claims (2)
- 【請求項1】 改ざんを防止する電子署名付複数のデー
タを一括して加工処理するデータ処理装置であって、 入力するデータを電子署名の検証処理用データと加工処
理用データを対応付ける識別符号を付加して分配するデ
ータ分配手段と、 分配された加工処理用データを入力して加工処理する加
工処理手段と、 上記加工処理手段と並行して分配された検証処理用デー
タを入力して電子署名を検証する検証処理手段と、 検証処理データの電子署名の検証が得られない場合に識
別符号が対応する加工処理データの加工処理を無効とす
る加工処理無効化手段と、を有するデータ処理装置。 - 【請求項2】 改ざんを防止する電子署名付複数のデー
タを一括して加工処理するプログラムであって、 コンピュータを、 入力するデータを電子署名の検証処理用データと加工処
理用データに対応付ける識別符号を付加して分配するデ
ータ分配手段、 分配された加工処理用データを入力して加工処理する加
工処理手段、 上記加工処理手段と並行して分配された検証処理用デー
タを入力して電子署名を検証する検証処理手段、 検証処理データの電子署名の検証が得られない場合に識
別符号が対応する加工処理データの加工処理を無効とす
る加工処理無効化手段、として機能させるためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17841398A JP2000011075A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17841398A JP2000011075A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000011075A true JP2000011075A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=16048069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17841398A Withdrawn JP2000011075A (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000011075A (ja) |
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-
1998
- 1998-06-25 JP JP17841398A patent/JP2000011075A/ja not_active Withdrawn
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