JPH06309439A

JPH06309439A - 印鑑照合システム

Info

Publication number: JPH06309439A
Application number: JP9285593A
Authority: JP
Inventors: Toshihisa Nakayama; 年央中山; Ryosuke Ota; 亮輔太田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1993-04-20
Filing date: 1993-04-20
Publication date: 1994-11-04

Abstract

(57)【要約】【目的】金融機関等の取引伝票に押印された印影イメ
ージと登録印影イメージとの照合処理を効率的に行う。【構成】データ入力部１１と、取引伝票に取引金額や
残高を印字するとともに、印影イメージ読取部１５が内
蔵された伝票プリンタ１３と、データ表示部１７と、口
座番号と読み取られた印影イメージを印鑑検索装置３０
へ送信するとともに、中央計算機とのデータ授受と、デ
ータ入力部１１、伝票プリンタ１３およびデータ表示部
１７を制御する窓口端末制御部１９と、通信部２１とか
ら成る窓口端末装置１０と、印影イメージの登録と検索
を行う印鑑検索装置３０と、窓口端末装置１０と印鑑検
索装置３０とを接続する回線５０とから構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、帳票に押印された印影
イメージとそれに対応する登録印影イメージとを同一画
面上に表示する印鑑照合システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】通常、金融機関における取引伝票には、
その内容を承認するものとして印鑑が多く用いられてい
る。金融機関側ではこの取引伝票に押印された印影イメ
ージの正当性を確認するために伝票に押印された印影イ
メージを直接登録印鑑簿と照合するか、あるいは、予め
印鑑検索装置に登録してある印影イメージとを照合して
いる。この印鑑検索装置による照合方法は、予め、印影
イメージをイメージスキャナによって読取り、それを印
影イメージファイルに口座番号等毎に登録しておく一
方、照合時には取引伝票の口座番号等に対応した印影イ
メージを印影イメージファイルから検索して印影イメー
ジ表示装置に表示し、オペレータがこの印影イメージと
取引伝票に押印された実際の印影イメージとを照合、あ
るいは、取引伝票に押印された印影イメージを専用のイ
メージスキャナで読取り、それを前記印影イメージ表示
装置に表示されている印影イメージと同一画面上に表示
させてオペレータが照合するというものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印鑑検索装置を用いた印影イメージの照合方法の内、前
記の方法では、印影イメージ表示装置に表示された印影
イメージと実際に取引伝票に押印された印影イメージと
を照合するため照合がしづらく、さらに、照合精度が落
ちるという問題がある。また、後記の方法では、取引伝
票に押印された印影イメージを専用のイメージスキャナ
で読取らせる必要があるため、その分窓口処理時間が長
くなってしまうという問題がある。

【０００４】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、その目的は、金融機関等の帳票に押印された印影
イメージと登録印影イメージとの照合処理を効率的に行
うことによって窓口処理時間の短縮が可能な印鑑照合シ
ステムを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、金融機関等で窓口業務を行う窓口端末装
置と、印影イメージの登録と検索を行う印鑑検索装置
と、前記窓口端末装置と印鑑検索装置とを接続する回線
とから成り、前記窓口端末装置は、帳票上に所定のデー
タを印字するプリンタと、このプリンタに内蔵され、前
記帳票上に押印された印影イメージを読取る印影イメー
ジ読取部と、入力された印影イメージ識別データと前記
読取られた印影イメージを印鑑検索装置へ送信する通信
部とを備え、前記印鑑検索装置は、予め、前記窓口端末
装置の業務に関連する多数の印影イメージを印影イメー
ジ識別データと対応して登録する印影イメージファイル
と、印影イメージを表示するデータ表示部と、前記通信
部から送信されてくる印影イメージ識別データを受信
し、その印影イメージ識別データに対応した印影イメー
ジを前記印影イメージファイルから検索し、この検索さ
れた印影イメージと前記通信部から送信されてくる読取
られた印影イメージとを前記データ表示部の同一画面上
に表示させる印鑑検索制御部と、を備えたことを特徴と
している。

【０００６】

【作用】上記構成によれば、窓口端末装置は、プリンタ
に内蔵された印影イメージ読取部によって帳票に押印さ
れた印影イメージを読取り、印鑑検索制御部に送信す
る。そして、印鑑検索装置は、予め窓口端末装置の業務
に関連する多数の印影イメージを印影イメージファイル
に印影イメージ識別データに対応して登録しておく一
方、窓口端末制御部から送信されてくる印影イメージ識
別データを基にそれに対応する印影イメージを印鑑検索
制御部によって印影イメージファイルから検索する。

【０００７】そして、窓口端末装置の印影イメージ読取
部によって読取られた印影イメージと印鑑検索装置の印
鑑検索制御部により検索された印影イメージとを印鑑検
索装置のデータ表示部に表示する。

【０００８】

【実施例】図１は、本発明に係る印鑑照合システムを金
融機関の窓口業務に適用した一実施例を示すブロック図
である。

【０００９】図１に示すように、印鑑照合システム１
は、現金の払出し等の窓口業務を行う窓口端末装置１０
と、印影イメージの登録と検索を行う印鑑検索装置３０
と、窓口端末装置１０と印鑑検索装置３０とを接続する
回線５０とから成り、取引伝票に押印された印影イメー
ジと、印鑑検索装置３０に登録されている登録印影イメ
ージとを同一画面上に表示する。

【００１０】窓口端末装置１０は、口座番号等のデータ
を入力するキーボードから成るデータ入力部１１と、取
引伝票に取引金額や残高等のデータを印字する伝票プリ
ンタ１３と、伝票プリンタ１３に内蔵され、取引伝票に
押印された印影イメージを読取る印影イメージ読取部１
５と、データ入力部１１から入力されたデータを表示す
るＣＲＴ表示装置から成るデータ表示部１７と、データ
入力部１１、伝票プリンタ１３およびデータ表示部１７
を制御する窓口端末制御部１９と、窓口端末制御部１９
内に設けられ、データ入力部１１から入力される口座番
号と、印影イメージ読取部１３によって読取られた印影
イメージとを印鑑検索装置３０へ送信するとともに、各
顧客に関する種々のデータを統括管理する中央計算機
（図示せず）とのデータ授受を行う通信部２１と、から
構成されている。

【００１１】印鑑検索装置３０は、口座番号等のデータ
を入力するキーボードから成るデータ入力部３１と、印
影イメージを登録するとき印影イメージを読取るイメー
ジスキャナから成る印影イメージ読取部３３と、印影イ
メージ読取部３３によって読取られた印影イメージをそ
の口座番号と対応して登録する印影イメージファイル３
５と、印影イメージおよび口座番号等のデータを表示す
るＣＲＴ表示装置から成るデータ表示部３７と、通信部
２１から送信されてくる口座番号および印影イメージを
受信し、その口座番号に対応した登録印影イメージを印
影イメージファイル３５から検索するとともに、通信部
２１から送信されてくる印影イメージと前記検索された
登録印影イメージをデータ表示部３７に表示させ、さら
に、データ入力部３１、印影イメージ読取部３３、印影
イメージファイル３５およびデータ表示部３７を制御す
る印鑑検索制御部３９と、から構成されている。

【００１２】次に、印鑑照合システム１の動作を窓口端
末装置１０側の動作を示す図２のフローチャートと、印
鑑検索装置３０側の動作を示す図３のフローチャートを
用いて説明する。

【００１３】予め、印鑑検索装置３０では、各口座番号
に対応した印影イメージを印影イメージ読取部３３に読
取らせ、印影イメージファイル３５に登録しておく。

【００１４】まず、窓口端末装置１０では、顧客から提
出された取引伝票に記載された口座番号を窓口端末装置
１０のデータ入力部１１からオペレータが入力し通信部
２１と回線５０を介して印鑑検索制御部３９に送信する
（図２、ステップＳＴ１、ＳＴ３）。

【００１５】そして、オペレータは、前記取引伝票を伝
票プリンタ１３にセットし、伝票プリンタ１３に内蔵さ
れている印影イメージ読取部１５に印影イメージを読み
取らせる。このとき、押印されている位置は、取引伝票
の種類によって異なるため、予めその窓口端末装置１０
で使用される各取引伝票に対応した押印位置を印影イメ
ージ読取部１５に記憶しておき、取引伝票を伝票プリン
タ１３にセットする際にその取引伝票の種類をデータ入
力部１１から入力し、印影イメージを検出する位置を印
影イメージ読取部１５に指示するようにする。

【００１６】そして、印影イメージ読取部１５によって
読取られた印影イメージは通信部２１から回線５０を介
して印鑑検索制御部３９に送信される（ステップＳＴ
５）。印鑑検索装置３０では、通信部２１から回線５０
を介して送信されてきた口座番号を印鑑検索制御部３９
によって受信し、その口座番号に対応する登録印影イメ
ージを印影イメージファイル３５から検索する（図３、
ステップＳＴ１１、ＳＴ１３）。そして検索された登録
印影イメージをデータ表示部３７に表示する（ステップ
ＳＴ１５）。また、印鑑検索制御部３９では、通信部２
１から送信されてくる印影イメージを受信し、データ表
示部３７に表示させる（ステップＳＴ１７）。

【００１７】そして、データ表示部３７に表示されたこ
れら二つの印影イメージをオペレータが確認することに
よって照合が行われる。

【００１８】このように、窓口端末装置１０では、デー
タ入力部１１から入力された口座番号を通信部２１と回
線５０を介して印鑑検索制御部３９に送信するととも
に、取引伝票の種類をデータ入力部１１から入力し、伝
票プリンタ１３に取引伝票をセットして取引伝票に押印
された印影イメージを印影イメージ読取部１５によって
読取らせ、その印影イメージを通信部２１から回線５０
を介して印鑑検索制御部３９に送信する。

【００１９】印鑑検索装置３０では、通信部２１から送
信されてくる口座番号に対応する登録印影イメージを印
影イメージファイル３５から検索し、その登録印影イメ
ージをデータ表示部３７に表示し、また、通信部２１か
ら送信されてくる印影イメージをデータ表示部３７に表
示するしたがって、予め印鑑検索装置３０の印影イメー
ジファイル３５に口座番号に対応した印影イメージを登
録しておけば、印影イメージの読取り位置を印影イメー
ジ読取部１５に指示する動作と、従来から行われている
取引伝票に取引金額や残高を印字するために取引伝票を
伝票プリンタ１３にセットする動作および口座番号を窓
口端末装置１０のデータ入力部１１から入力する動作だ
けで印影イメージの照合ができるので、効率良く印影イ
メージの照合動作を行うことができる。

【００２０】また、通信部２１では、印鑑検索制御部３
９との間でデータの授受が行われている以外は、中央計
算機との間でデータ授受が行われるので、印鑑照合動作
によるタイムロスを短くすることができる。

【００２１】なお、取引伝票に押印された印影イメージ
を読取る位置は、予め印影イメージ読取部１５に取引伝
票の種類毎に記憶されているが、印影イメージ読取部１
５に朱肉の色を検出する装置を設けて朱肉の色の部分の
みを読取るようにしても良い。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、窓
口端末装置に設けられたプリンタに印影イメージ読取部
を内蔵させ、プリンタに帳票をセットすることにより帳
票に押印された印影イメージを読取らせるようにし、読
取られた印影イメージとそれに対応する登録印影イメー
ジとを同一画面に表示するようにしたので、印影イメー
ジの照合処理が効率的に行え、窓口処理時間の短縮が可
能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る印鑑照合システムを金融機関の窓
口で用いたときの一実施例を示すブロック図である。

【図２】窓口端末装置側の動作を示すフローチャートで
ある。

【図３】印鑑検索装置側の動作を示すフローチャートで
ある。

【符号の説明】

１印鑑照合システム１０窓口端末装置１１，３１データ入力部１３伝票プリンタ１５，３３印影イメージ読取部１７，３７データ表示部１９窓口端末装置２１通信部３０印鑑検索装置３５印影イメージファイル３９印鑑検索制御部５０回線

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】金融機関等で窓口業務を行う窓口端末装
置と、印影イメージの登録と検索を行う印鑑検索装置
と、前記窓口端末装置と印鑑検索装置とを接続する回線
とから成り、前記窓口端末装置は、帳票上に所定のデータを印字するプリンタと、このプリ
ンタに内蔵され、前記帳票上に押印された印影イメージ
を読取る印影イメージ読取部と、入力された印影イメー
ジ識別データと前記読取られた印影イメージを印鑑検索
装置へ送信する通信部とを備え、前記印鑑検索装置は、予め、前記窓口端末装置の業務に関連する多数の印影イ
メージを印影イメージ識別データと対応して登録する印
影イメージファイルと、印影イメージを表示するデータ
表示部と、前記通信部から送信されてくる印影イメージ
識別データを受信し、その印影イメージ識別データに対
応した印影イメージを前記印影イメージファイルから検
索し、この検索された印影イメージと前記通信部から送
信されてくる読取られた印影イメージとを前記データ表
示部の同一画面上に表示させる印鑑検索制御部と、を備えたことを特徴とする印鑑照合システム。