JPH0459662B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 印鑑検索システムにおいて、解約口座リスト情
報に基づき指示された解約口座、例えば登録機の
備える表示部に表示し、その表示画面上で解約指
示された解約口座を一括解約処理する解約処理方
式を提供するもので、処理時間の短縮、解約ミス
の削減等に効果がある。

〔産業上の利用分野〕

本発明は印鑑検索システムにおける一括解約処
理方式の改良に関する。

金融機関等では、登録した印鑑と取引時に押印
された印鑑とを照合する印鑑検索システムが普及
している。

このシステムは、取引口座を開設した際登録し
た印鑑の印影をイメージデータとしてフアイルし
ておき、これを表示して取引時の印影と照合する
もので、ホストコンピユータ、窓口装置等より構
成される勘定系の取引システムに接続されるか、
または単独に設置されている。

この印鑑検索システムへの印鑑の登録、解約は
通常その責任者によつて行われるものとされ、一
件一件確認しながらキーボードより口座番号を入
力して登録および解約処理を行つている。

このため、一定期間取引が発生しない睡眠口座
を勘定系のホストで整理した場合等一括解約が生
じたときは、ホストの出力した解約口座リストを
見ながら、口座番号をキーボードより入力しなけ
ればならないという問題点があつた。

このため、解約口座を確認しつつ一括処理でき
る一括解約処理方式が求められている。

〔従来の技術〕

印鑑検索システム例を第３図に基づき説明す
る。

第３図は印鑑検索システム構成図てあつて、勘
定系の取引システムに接続された例を示す。

図中、 １は金融機関の本店等に設置されているホスト
コンピユータであつて、マスタフアイル２に基づ
き各営業店の取引を管理するもの、 ３は営業店ごとに設けられるターミナルコント
ローラTCで、ホストコントローラ１と通信を行
うとともに、複数の窓口装置４を制御するもの、 ４はテラーズマシーン等の窓口装置で、営業店
に複数台設けられるもの、 であり、上記構成により勘定系の取引システムが
構成される。

印鑑検索システムは、通常、上記勘定系取引シ
ステムに加えて設置されるもので、サブコントロ
ーラSC５、登録機８、印鑑モニタ７等より構成
される。

サブコントローラSC６は印影フアイル６を備
え、登録機８より入力された印影のイメージデー
タを印影フアイル６に登録する機能と、指定され
た口座番号のイメージデータを印影モニタ７また
は窓口装置４に出力する機能とを備える。

登録機８は、印影を読取るリーダ９と、口座番
号等を入力するキーボードKB１０と、読取つた
印影の表示、キーボードKB１０よりの入力情報
等を表示する表示部１１とを備え、住所、氏名と
ともに押印された印影１２をリーダ９で読取り、
口座番号を入力して、サブコントローラSC５に
登録を依頼する。

解約時は、図示省略した解約キーとともに解約
口座番号を入力して解約処理をサブコントローラ
SC５に依頼する。

登録機８より入力された印影１２のイメージデ
ータ１３は、第３図印影フアイルデータ１４に示
すように、印影フアイル６に口座番号１５をキー
として登録され、解約時にはその口座番号１５に
対応して解約フラグ１６が立てられ、フアイル整
理時に抹消される。

なお、上記勘定系の取引システムと接続されて
いる印鑑検索システムでは、窓口装置４より口座
番号１５を入力すると、ターミナルコントローラ
TCを経由して印影１２のイメージデータ１３が
窓口装置４または印影モニタに表示され、また取
引システムと接続されないシステムでは印影モニ
タ７にキーボードが設けられる。

以上構成の印影検索システムにおいて、印影１
２の登録、解約は通常その営業店の責任者により
行われるものとされ、口座開設時に登録した印鑑
の印影登録および解約を一件一件登録機８を操作
して行つている。

〔発明が解決しようとする問題店〕

以上の説明のごとく、印影の登録、解約は責任
者による登録者のキーボード操作で行われる。

このため、勘定系取引システムのホストコンピ
ユータにおいて一定期間取引のない睡眠口座を整
理する場合等印影の一括解約が生じたとき、ホス
トで出力した解約口座リストに基づき、前記登録
責任者が一件一件口座番号を入力して解約処理を
行わなければならず、処理時間とともにミスを生
じ易いという問題点があつた。

本発明は、上記問題点に鑑み、迅速且つ確実に
一括解約処理を行う簡易な一括解約処理方式を提
供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的のため、本発明の印鑑検索システムに
おける一括解約処理方式は、第１図本発明の原理
説明図に示すように、 印影の解約口座リスト情報５０を表示して解約
口座を指示せしめるとともに、指示された該解約
口座情報５１は登録、解約処理を行うコントロー
ラに通知する解約指示手段３５と、 該解約口座情報５１に基づき該印影の解約を一
括処理する一括解約処理手段２８と を設けたものである。

〔作用〕

解約口座リスト情報５０を勘定系のホストでフ
ロツピイ等外部フアイルに出力し、印影の解約処
理時にこのフアイルをコントローラ（サブコント
ローラ）に入力する。

勘定系取引システムと接続されている場合は、
ホストより通信手段によりコントローラに入力す
る。

上記入力された解約口座リスト情報５０きコン
トローラの備える主メモリに展開されるととも
に、例えば登録機に表示され、この表示画面上で
指示された複数の解約口座がコントローラに通知
されて一括解約処理される。

以上のごとく、解約口座リストを表示して解約
口座を確認しつつ解約操作を行うものであるか
ら、処理操作を短縮、操作上ミスの軽減が達成で
きる。

〔実施例） 第２図を参照しつつ、本発明の実施例を説明す
る。

第２図ａは実施例の印鑑検索システムブロツク
図てあつて、解約指示手段３５としてのフロツピ
イより入力された解約口座リスト情報５０を登録
機に表示し、この表示画面上で指示された解約口
座が解約処理される例を示している。

第２図ａにおいて、 サブコントローラ（コントローラ）SC２０は、
プロセツサCPU２１、ターミナルコントローラ
TC３と通信を行う回線制御部２２、解約口座リ
スト情報５０を展開する主メモリ２３、フロツピ
イ４０を読取るフアイル制御部２４、登録機３０
と通信を行う回線制御部２５、一括解約処理部２
６、登録・解約処理部２７および印影フアイル６
等より構成され、 登録機３０は、 サブコントローラ２０と通信を行う回線制御部
３１、メモリ３２、解約指示部３３、主制御部３
４、表示部８、リーダ９、キーボードKB１０等
より構成される。

ここで、サブコントローラSC２０を構成する
一括解約処理部２６は、登録機３０より解約処理
開始指令を受信したとき、フロツピイ４０を読取
つて解約口座リスト情報５０を主メモリ２３に展
開するとともに、登録機３０に送信して応答され
た解約口座情報５１に基づき一括解約処理を行う
もので、一括解約処理手段２８に対応するもの、 登録機３０の備える解約指示部３３は、受信し
た解約口座リスト情報５０を表示部１１に表示す
るとともに、画面上で指示された口座を解約口座
情報５１としてサブコントローラSC２０に応答
するものであり、解約指示手段３５に対応するも
ので、 である。

解約口座リスト情報５０は解約口座番号、氏
名、住所、最終取引日等より構成されるもので、
解約責任者はこのリストを確認しながら解約口座
を選択指示するものである。

以下一括解約処理動作を第２図ｂを参照しつつ
説明する。

(イ) ホストで解約口座リスト情報５０をフロツピ
イ４０に出力、 (ロ) 解約処理時、サブコントローラSC２０にフ
ロツピイ４０をセツトし、登録機３０より図示
省略した一括解約キーを押下すると、解約処理
開始指令がサブコントローラSC２０に送信さ
れる。

(ハ) SC２０の一括解約処理部２６はフロツピイ
４０を読み込み、解約口座リスト情報５０を主
メモリ２３に展開する。

(ニ) 続いて、１画面分の解約口座リスト情報５１
を登録機３０に送信 (ホ) 登録機３０は受信した解約口座リスト情報５
０を表示し、オペレータは順次解約口座を表示
上で指定する。

これにより、指定された複数の解約口座情報５
１がSC２０に送信される。

(ヘ) SC２０では、受信した解約口座情報５１に
基づき印影フアイル６を検索し、それぞれ該当
口座番号の解約フラグ１６をセツトし、解約処
理終了を登録機３０に応答する。

(ト) 登録機３０は終了通知により、表示上のリス
トに解約表示を行い、オペレータに通知する。

(チ) 上記処理を繰り返し、解約口座リスト情報５
０のすべてに付いて処理を行う。

以上により、表示画面上のリストにより解約口
座を確認しつつ解約処理を行うことができる。

勘定系のホストコンピユータと回線制御部２２
で接続されている印鑑検索システムでは、解約口
座リスト情報５０をホストよりSC２０に送信し、
これを受信したSC２０の一括解約処理部２６は
主メモリ２３に格納するか、または図示省略した
フアイルに格納した後登録機３０に通知する。(リ) オペレータの一括解約キー押下により、解約口
座リスト情報５０が主メモリ２３に展開されて、
前記同様に一括解約処理を行うことができる。(ヌ) なお、主メモリ２３上に展開した解約口座リス
ト情報５０と解約口座情報５０とを照合すれば、
さらに確実な処理が行われる。

以上は、登録責任者によつて、表示された解約
口座リストより解約口座を確認して指示するもの
であるが、リスト上の解約口座をすべて解約する
ときは、入力された解約口座リスト情報５０を主
メモリ２３に展開し、一括解約キー押下より一括
解約処理した後図示省略したプリンタに解約処理
済みの口座番号を出力して確認してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、解約口座リス
ト情報を受信し、確認処理する一括解約方式を提
供するものであるから、解約処理能率の向上、解
約ミスの防止に多大の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、第２図ａは実施
例の印鑑検索システムブロツク図、第２図ｂは動
作フローチヤート図、第３図は印鑑検索システム
構成図、である。図中、 １はホストコンピユータ、２はマスタフアイ
ル、３はターミナルコントローラTC，４は窓口
装置、５はサブコントローラSC、６は印影フア
イル、７は印影モニタ、８は登録機、９はリー
ダ、１０はキーボード、１１は表示部、１２は印
影、１３はイメージデータ、１４は印影フアイル
データ、１５は口座番号、１６は解約フラグ、２
０はサブコントローラ（コントローラ）SC、２
１はプロセツサCPU、２２，２５，３１は回線
制御部、２３は主メモリ、２４はフアイル制御
部、２６は一括解約処理部、２７は登録・解約処
理部、２８は一括解約処理手段、３０は登録機、
３２はメモリ、３３は解約指示部、３４は主制御
部、３５は解約指示手段、である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 口座番号を入力して印影の登録指示および解
   約指示を行う登録機と、該印影のイメージデータ
   を登録する印影フアイルを備え前記指示された該
   印影の登録および解約処理を行うコントローラ２
   ０とを有する印鑑検索システムにおいて、 該印影の解約口座リスト情報５０を表示して解
   約口座を指示せしめるとともに、指示された該解
   約口座情報５１を前記コントローラに通知する解
   約指示手段３５と、 該解約口座情報５１に基づき該印影の解約を一
   括処理する一括解約処理手段２８と を設け、入力された解約口座リスト情報５０より
   解約口座を指示せしめて一括処理することを特徴
   とする印鑑検索システムにおける一括解約処理方
   式。