JPH01187169A - カール防止機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 電子写真式印刷装置等における熱定着器通過後の用紙の
カールを防止するためのカール防止機構に関し、 熱定着器を通過して排出される用紙のカールを確実に補
正できるようにすることを目的とし、ヒートローラとこ
れに圧接するバックアップローラとより成る熱定着器と
、該熱定着器の用紙通過側で前記ヒートローラに当接す
る用紙はく離用爪とを備えた装置において、前記爪を前
記ヒートローラ、バックアップローラの接点に近接させ
て設け、且つ前記定着器の直後の用紙通路の前記ヒート
ローラ側に沿って排出ローラを設けるとともに、前記定
着器を通過した用紙を前記排出ローラ上に案内するガイ
ド部材を設けて成り、該ガイド部材は前記排出ローラの
外周の一部に沿って近接するカール補正部を備えた構成
とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は電子式写真式印刷装置等における熱定着器通過
後の用紙カールを防止するためのカール防止機構に関す
る。

電子写真式印刷装置においては、用紙に転写されたトナ
ー像は定着器により定着され、定着を完了した用紙はス
タッカ等に排出される。定着器としては、ヒートローラ
とこれに圧接するバックアップローラとより成る熱定着
が広く使用されているが、この場合定着時のヒートロー
ラによる加熱により用紙にカールを生じるので、その防
止はジャム発生防止上重要な課題となる。

〔従来の技術〕

第３図は従来のカール防止機構を示す側面図で、図中、
１はヒートローラ２とバックアップローラ３とより成る
熱定着器、４は爪、５，６は上、下用紙ガイドである。

下面にトナー像が転写された用紙がローラ２゜３の間に
進入するとトナー像はヒートローラ２による加熱とバッ
クアップローラ３による押圧とによって定着され、定着
を終うた用紙は右方に排出される。この定着時には、ヒ
ートローラ２の熱により用紙はヒートローラ２側にカー
ルする傾向があるが、爪４は用紙出口付近でヒートロー
ラ２に当接して用紙を真直ぐに送るようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来方式では、ヒートローラ２の径が比較的
大きく爪４によるは（離位置がローラ２゜３の接点から
離れているとカールが残りやすく、このような場合には
第３図に示したように上方に湾曲する上、下用紙ガイド
５，６を設け、爪４によりはく離された用紙に残るカー
ルを補正している。

しかし、ヒートローラ２の径が小さくなると、爪４によ
りはく離された用紙が逆に印字面と逆側にカールしやす
くなり、この傾向は爪４の位置がローラ２．３の接点に
近づく程顕著になる。そこで、これに対する対策が必要
になる。

本発明は熱定着器を通過して排出される用紙のカールを
確実に補正することのできるカール防止機構を提供する
ことを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理説明図で、図中、１１は熱定着器
、１２はカール防止機構である。

熱定着器１１は、ヒートローラ１３とこれに圧接するバ
ックアップローラ１４とより成り、カール防止機構１２
は、爪１５と、排出ローラ１６と、ガイド部材１７とを
備えている。

爪１５は、熱定着器１１の用紙通過側（図の右側）で各
ローラ１３．１４の接点Ａに近接してヒートローラ１３
に当接している。

排出ローラ１６は、熱定着器１１の直後の用紙通路の下
側（ヒートローラ１３側）に沿って設けられている。

ガイド部材１７は、熱定着器１１を通過した用紙を排出
ローラ１６上に案内するためのもので、排出ローラ１６
の外周の一部に沿って該排出ローラ１６に近接するカー
ル補正部１８を備えている。

〔作　用〕

トナー像が転写された用紙が熱定着器１１に達すると、
該トナー像はヒートローラ１３による加熱とバックアッ
プローラ１４による加圧とによって定着され、その後爪
１５によりヒートローラ１３からはく離されるが、爪１
５は接点Ａに近接しているため、はく離した用紙はヒー
トローラ１３と逆側にカールした状態で右方に進む。こ
の傾向はヒートローラ１３の径が小さい程顕著になる。

その後、用紙はガイド部材１７に案内されて排出ローラ
１６上に進み、ここで排出ローラ１６とカール補正部１
８との間の微小間隙を通過する間にカール補正が行われ
る。

〔実施例〕

以下、第２図に関連して本発明の詳細な説明する。

第２図は本発明に係るカール防止機構を示す側面図で、
図中、１１は熱定着器、１２はカール防止機構である。

これらの各部材は第１図で説明したものと同様であるが
、次にその作用の詳細を、構成の補足説明を加えながら
説明する。

各ローラ１３，１４．１６は装置の１対のフレ−ム１９
　（図は片側のみを示す）に両端部が支持され、爪１５
、ガイド部材１７、及び用紙ガイド２０はフレーム１９
側に設けられている。

図示しない転写位置でトナー像が転写された用紙は、印
刷面（トナー像が転写された面）を下側にした状態で熱
定着器１１に送られる。熱定着器１１に達した用紙はヒ
ートローラ１３とバックアップローラ１４との間に噛み
込まれ、ヒートローラ１３による加熱及びバックアップ
ローラ１４による加圧とによって定着される。その後用
紙は爪１５によりヒートローラ１３からはく離されるが
、爪１５が接点Ａに近接しているため、は（離した用紙
はヒートローラ１２と逆側にカールした状態でガイド部
材１７と用紙ガイド２０に案内されて進む。このカール
の傾向はヒートローラ１３の径が小さい程顕著になる。

その後用紙は排出ローラ１６とカール補正部１８の間に
進むが、カール補正部１８は排出ローラ１６の所定角度
範囲の外周に沿って設けられ、且つこれらの間隙Ｃは１
．５■程度の微小なものであるため、この間隙Ｃ内を通
る用紙はカール補正部１８により排出ローラ１６の外周
に沿って押え付けられた状態で進み、上記カールは補正
される。そして、この間隙を通過してカールが補正され
た用紙は図示しないスタッカに排出される。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、ヒートローラの熱
によるヒートローラ側への用紙のカールを、ヒートロー
ラ、バックアップローラの接点に近接する爪によるはく
離時に逆方向にカールさせ、これを最終的に排出ローラ
とカール補正部の間で補正することができ、用紙を真直
ぐな状態で確実に排出することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の実施例のカール防止機構を示す側面図
、 第３図は従来のカール防止機構を示す側面図で、図中、 １１は熱定着器、 １２はカール防止機構、 １３はヒートローラ、 １４はバックアップローラ、 １５は爪、 １６は排出口・−ラ、 １７はガイド部材、 １８はカール補正部、 １００は用紙である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ヒートローラ（１３）とこれに圧接するバックアップロ
   ーラ（１４）とより成る熱定着器（１１）と、 前記熱定着器（１１）の用紙通過側で前記ヒートローラ
   （１３）に当接する用紙はく離用爪（１５）とを備えた
   装置において、 前記爪（１５）を前記各ローラ（１３、１４）の接点に
   近接させて設け、 且つ、前記熱定着器（１１）の直後の用紙通路の前記ヒ
   ートローラ（１３）側に沿って排出ローラ（１６）を設
   けるとともに、前記熱定着器（１１）を通過した用紙を
   前記排出ローラ（１６）上に案内するガイド部材（１７
   ）を設けて成り、前記ガイド部材（１７）は、前記排出
   ローラ（１６）の外周の一部に沿って近接するカール補
   正部（１８）を有することを特徴とするカール防止機構
   。