JP2512664Y2 - 紙類搬送装置 - Google Patents

紙類搬送装置

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JP2512664Y2
JP2512664Y2 JP1985189428U JP18942885U JP2512664Y2 JP 2512664 Y2 JP2512664 Y2 JP 2512664Y2 JP 1985189428 U JP1985189428 U JP 1985189428U JP 18942885 U JP18942885 U JP 18942885U JP 2512664 Y2 JP2512664 Y2 JP 2512664Y2
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JP
Japan
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paper
roller
fixing
roller pair
fixing rotator
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JP1985189428U
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JPS6298654U (ja
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博司 行待
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Canon Inc
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案が利用される技術分野) 本考案は紙類を搬送する装置全体に関し、特に紙類が
加圧又は/且つ過熱の処理を受ける等によって紙類が変
形(カール)するような搬送装置に関する。
(従来技術の説明) 一般に紙類(以下単に紙とする)に何らかの処理を施
すために搬送する際紙が変形されることが多く、搬送不
良等の問題の原因となっている。
これに対して多くの構成が試みられているが、未だ解
決されていない。
特に、この問題は加熱定着装置の定着ローラ対と、排
紙ローラ対との間に生じることが多い。
従来の熱ロール式加熱定着装置を第3図に示す。一般
に加熱定着装置はヒータHを内蔵した加熱ローラ1と加
圧ローラ2により構成されており、紙Sの上面の未定着
トナーは、この一対の定着ローラ間を通過する際、熱に
より溶融し、紙面上に定着する。この際、紙の加熱ロー
ラへの巻付を防止する為に加熱ローラには樹脂コーテイ
ングを施し、さらにシリコンオイルを塗布して離型性を
良くしている。しかしながらこれだけでは不十分であ
り、確実に転写紙を分離する為に定着ローラに適切な押
圧で当接した分離爪7を用いている。しかし、分離爪を
用いることで分離不良によるジヤムが発生する事が多々
ある。そこで一般的には分離爪と加熱ローラとの接点a
をニツプ部bよりも可能な限り離れた位置とし、通常は
紙Sの腰の強さにより自然分離する様にしている。この
ため腰の弱い紙Sは加熱ローラ表面に付着したままの状
態で、分離爪と加熱ローラとの接点a付近まで運ばれる
ことが多く、この様な紙Sは加熱ローラから分離した
後、大きく上向きにカールした状態で排紙回転体(コ
ロ,ローラ)対5,6に搬送されてしまう。その結果第4
図に示す過程を経て排紙ローラ対間に紙Sが折り込ま
れ、紙Sの先端折れが発生する。これは上向きにカール
した紙Sの先端が排紙上コロ5に突当たり、その直後に
転写紙の先端直後の紙下面の腹部Fが排紙下ローラ6に
接触し、その結果、排紙上コロ5によって紙先端が、ま
た排紙下ローラによって紙の腹部が夫々同時に一対の排
紙回転体対間に搬送されるためである。
(考案の目的) 本考案の目的は上述の問題点を解決するもので、紙類
の搬送を安定したものとし、紙類の折り込まれを防止で
きる紙類搬送装置の提供にある。
本考案の他の目的は、紙類に対してトナー像を加熱定
着した際に生じる紙類のカールに対して安定した搬送を
行うことのできる定着部を含めた紙類搬送装置の提供に
ある。
(考案の要旨) 本考案は上記目的を達成するためになされたもので、 紙類に未定着画像を加熱加圧定着し、紙類を先端部が
上向きになるようにカールした状態で送り出す定着用回
転体と、 前記定着用回転体の下流側に配置され、前記定着用回
転体によって送り出された紙類を挟持して搬送するロー
ラ対と、 前記定着用回転体とローラ対との間において、前記定
着用回転体によって送り出された紙類を上向きのカール
を打ち消さない方向に案内する案内部材とを有し、 前記案内部材を離れた紙類の先端部が自重によって垂
れ下がることによって前記カールの方向とは反対の方向
に湾曲し、上向きにカールした紙類の先端を前記ローラ
対のニップ部に導くように構成したことを特徴とする紙
類搬送装置である。
本考案はこの構成により紙類の先端折れを防止でき
る。
(考案の実施例) 以下の実施例は定着装置例であるが、各表現を技術的
にみた上位表現とすれば上記要旨を裏付けている。
第1図は本考案の実施例であり、第2図はそれを模式
化した図を示している。図示の熱源Hを有する加熱ロー
ラ1と加圧ローラ2の間を通過し先端が加熱ローラ側
(第1図,第2図中では先端上向き)にカールした転写
紙は上ガイド3と下ガイド4の間を搬送される。上ガイ
ド3,下ガイド4はそれぞれ転写紙の搬送を妨げないよう
に、なめらかな搬送面を有しているが、図示しているよ
うに直線的な上ガイド3に対し、転写紙のカール方向と
反対側に位置する下ガイド4は紙類の先端折れを防止す
るため、後述するような特徴のある形状を有している。
転写紙の紙類の先端折れは、紙先端が排紙上コロ5に
突当る際、ほぼ同時に転写紙の腹部が排紙下ローラ6に
接触するために発生する。すなわち、理想的には転写紙
先端が排紙上コロ5に突当ってから、排紙上コロ5と排
紙下ローラ6の接点に挟まれる瞬間までの間、転写紙先
端以外のいかなる部分も排紙下ローラに触れないことが
望ましい。従って前記の如く紙が挟まれる瞬間に転写紙
先端における転写紙の接線と排紙上コロ5と下ローラ6
との押圧接線が一致するような搬送路を設ける必要があ
る。
転写紙にカールがない場合は、上述のように搬送路を
設けることによって、転写紙先端は排紙上コロ5と下ロ
ーラ6との押圧接線上を進行して排紙上コロ5と下ロー
ラ6との間に突込む。しかしながら実際には定着ローラ
通過後に転写紙先端は上向きにカールすることが多いた
め押圧接線よりも下から突込む事になる。従って搬送下
ガイド4は上述のカールのない場合に比べ、やや高い位
置にシフトして設けるか、あるいは少なくとも前述のカ
ールのない場合の理想的な位置よりも低い位置に設ける
ことだけは避けるようにするのが望ましい。
第1図および第2図に示した本実施例では下カイド形
状を「へ」の字型とし、転写紙Sの先端が排紙上コロ5
と下ローラ6に突込む瞬間、搬送下ガイド4と転写紙S
が接しているB点において転写紙に前記方程式を満足さ
せている。もちろんカールがはげしい場合には下ガイド
4の位置を図よりもやや持ち上げることが望ましい。
またB点よりも排紙ローラ側では転写紙Sの自然な曲
げ変形を妨げないために搬送下ガイド4と上ガイド3の
間隔をやや広くし、第2図に示すように排紙ローラ付近
においては、Rを排紙下ローラ半径として排送下ガイド
は排紙ローラ軸からの距離R>l≧0.8Rなる位置で、排
紙下ローラと上コロの押圧接線に対し、平行になる様に
設けることが望ましい。またB点は前記ローラ軸からの
距離L=1.5R〜2.0R程度の位置に設けることが最も効果
的であることが実験的に判明した。さらに上ガイド3は
転写紙の自然な搬送を妨げないために前記押圧接線にで
きるだけ近接させることが望ましい。実験的には上コロ
軸からの距離C=0.8r〜0.9r(rは上コロ半径)で最も
良い結果が得られた。
以上説明したように排紙搬送部における下ガイドの形
状を工夫するだけで、あるいは「へ」の字型下ガイドを
用いることで、定着後のカールした転写紙においても先
端折れなどを起こさず正常に搬送されるという効果があ
る。本考案には他の案内部材の変形例を上記趣旨に合っ
た形で含むものである。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された構成
を有するので、紙類の折れを防止して紙類が、カールし
ていても安定した搬送を行うことができるものである。
(考案の効果) 本考案は、紙類のカールに対して紙類の折れを確実に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は夫々本考案の実施例の説明図、第3図
は従来の定着装置の説明図、第4図は従来装置における
紙先端折れ発生のメカニズムの説明図である。 1……加熱ローラ、2……加圧ローラ、5,6……排紙回
転体対(コロ、ローラ) 3,4……紙搬送ガイド対、S……転写紙。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙類に未定着画像を加熱加圧定着し、紙類
    を先端部が上向きになるようにカールした状態で送り出
    す定着用回転体と、 前記定着用回転体の下流側に配置され、前記定着用回転
    体によって送り出された紙類を挟持して搬送するローラ
    対と、 前記定着用回転体とローラ対との間において、前記定着
    用回転体によって送り出された紙類を上向きのカールを
    打ち消さない方向に案内する案内部材とを有し、 前記案内部材を離れた紙類の先端部が自重によって垂れ
    下がることによって前記カールの方向とは反対の方向に
    湾曲し、上向きにカールした紙類の先端を前記ローラ対
    のニップ部に導くように構成したことを特徴とする紙類
    搬送装置。
  2. 【請求項2】上記案内部材は上記定着用回転体を通過し
    た紙類先端がカールしている方向とは反対側へ曲がって
    いる「へ」の字形のガイドを紙類搬送の下側案内部材と
    して有している実用新案登録請求の範囲第1項記載の紙
    類搬送装置。
  3. 【請求項3】上記定着用回転体は、紙類に未定着画像を
    過熱加圧定着するための熱源と定着ローラ対とを有して
    おり、上記ローラ対は該定着ローラ対よりも周速が速い
    実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の紙類搬
    送装置。
JP1985189428U 1985-12-09 1985-12-09 紙類搬送装置 Expired - Lifetime JP2512664Y2 (ja)

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JPS6298654U JPS6298654U (ja) 1987-06-23
JP2512664Y2 true JP2512664Y2 (ja) 1996-10-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110711B2 (en) 2003-02-10 2006-09-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Thermal fixing device and image forming apparatus
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JPS6298654U (ja) 1987-06-23

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