JPH1115313A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1115313A JPH1115313A JP16980497A JP16980497A JPH1115313A JP H1115313 A JPH1115313 A JP H1115313A JP 16980497 A JP16980497 A JP 16980497A JP 16980497 A JP16980497 A JP 16980497A JP H1115313 A JPH1115313 A JP H1115313A
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- toner
- toner support
- support
- roller
- heating roller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー支持体に生ずるカールをトナー支持体
の排出時に確実にかつ効果的に修正し、高品質な印字が
得られる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 加熱ローラ1はトナー像が定着器によっ
て定着されたトナー支持体5に対して定着器の加熱ロー
ラとは反対側から熱を加えてる。排紙(従動)ローラ3
は加熱ローラ1に対してトナー支持体5を挟んで反対側
から加圧スプリング4によって付勢され、トナー支持体
5に対して定着器の加圧ローラとは反対側から圧力を加
えてる。 【効果】 定着器を通過する際にトナー支持体5に発生
するカールとは逆向きのカールを与え、定着器で発生し
たカールを打ち消すことができる。
の排出時に確実にかつ効果的に修正し、高品質な印字が
得られる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 加熱ローラ1はトナー像が定着器によっ
て定着されたトナー支持体5に対して定着器の加熱ロー
ラとは反対側から熱を加えてる。排紙(従動)ローラ3
は加熱ローラ1に対してトナー支持体5を挟んで反対側
から加圧スプリング4によって付勢され、トナー支持体
5に対して定着器の加圧ローラとは反対側から圧力を加
えてる。 【効果】 定着器を通過する際にトナー支持体5に発生
するカールとは逆向きのカールを与え、定着器で発生し
たカールを打ち消すことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に電子写真プリンタ等の画像形成装置から用紙等
のトナー支持体を排出する際のカールを修正する機構に
関するものである。
し、特に電子写真プリンタ等の画像形成装置から用紙等
のトナー支持体を排出する際のカールを修正する機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタ等の画像形成装
置においては、用紙等のトナー支持体に熱と圧力とを加
え、画像を形成するトナーをトナー支持体上に定着させ
る方式が主流である。
置においては、用紙等のトナー支持体に熱と圧力とを加
え、画像を形成するトナーをトナー支持体上に定着させ
る方式が主流である。
【0003】この方式を用いると、トナー支持体が画像
形成装置内を通過する際に、トナー支持体にカールが生
じるという現象が生ずる。これは少なくとも熱を加えて
トナー支持体にトナー像を定着する装置において、表面
にトナー像を有するトナー支持体に対して表面あるいは
裏面から大量の熱が加えられた時、トナー支持体中の水
分が表裏不均一に蒸発するためにトナー支持体の長さや
幅が変化し、バイメタルのように激しい変化をしてカー
ルすると考えられている。
形成装置内を通過する際に、トナー支持体にカールが生
じるという現象が生ずる。これは少なくとも熱を加えて
トナー支持体にトナー像を定着する装置において、表面
にトナー像を有するトナー支持体に対して表面あるいは
裏面から大量の熱が加えられた時、トナー支持体中の水
分が表裏不均一に蒸発するためにトナー支持体の長さや
幅が変化し、バイメタルのように激しい変化をしてカー
ルすると考えられている。
【0004】このカールは画像形成装置にとってジャム
の発生並びにスタック不良等の問題を発生させる原因の
一つとなっている。
の発生並びにスタック不良等の問題を発生させる原因の
一つとなっている。
【0005】このカールに関する対策としては加熱ロー
ラのすぐ後方にトナー支持体を分離させる剥離爪を設
け、その剥離爪にトナー支持体に生じるカールとは逆向
きのカーブを持たせ、画像定着時に生じるトナー支持体
のカールをその剥離爪のみで修正する方法がある。この
方法については、特開平03−144680号公報に開
示されている。
ラのすぐ後方にトナー支持体を分離させる剥離爪を設
け、その剥離爪にトナー支持体に生じるカールとは逆向
きのカーブを持たせ、画像定着時に生じるトナー支持体
のカールをその剥離爪のみで修正する方法がある。この
方法については、特開平03−144680号公報に開
示されている。
【0006】例えば、一般的なレーザプリンタは、図4
に示すように、トナー支持体27を入れておくカセット
21と、トナー支持体27を印字部23に搬送する給紙
ローラ22と、トナー支持体27上にトナー像を作成す
る印字部23と、トナー支持体27上に形成されたトナ
ー像を定着させる定着器24と、トナー像が定着された
トナー支持体27を装置外に搬送する排出機構25と、
排出されたトナー支持体27を受取るスタッカ部26と
から構成されている。
に示すように、トナー支持体27を入れておくカセット
21と、トナー支持体27を印字部23に搬送する給紙
ローラ22と、トナー支持体27上にトナー像を作成す
る印字部23と、トナー支持体27上に形成されたトナ
ー像を定着させる定着器24と、トナー像が定着された
トナー支持体27を装置外に搬送する排出機構25と、
排出されたトナー支持体27を受取るスタッカ部26と
から構成されている。
【0007】このレーザプリンタの定着器24は、図5
に示すように、トナー支持体27に転写されたトナー像
をその熱によって定着させるための加熱ローラ30と、
その対面側に加熱ローラ30に対して加圧スプリング3
3によって付勢しかつトナー像が定着されたトナー支持
体27を搬送するための加圧ローラ31と、加熱ローラ
30の内部に配設されかつハロゲン電球を用いたヒータ
32と、加熱ローラ30の外周上に接するように配置さ
れたサーミスタ部材34と、トナー像が定着されたトナ
ー支持体27を加熱ローラ30から剥離するための剥離
爪35とから構成されている。
に示すように、トナー支持体27に転写されたトナー像
をその熱によって定着させるための加熱ローラ30と、
その対面側に加熱ローラ30に対して加圧スプリング3
3によって付勢しかつトナー像が定着されたトナー支持
体27を搬送するための加圧ローラ31と、加熱ローラ
30の内部に配設されかつハロゲン電球を用いたヒータ
32と、加熱ローラ30の外周上に接するように配置さ
れたサーミスタ部材34と、トナー像が定着されたトナ
ー支持体27を加熱ローラ30から剥離するための剥離
爪35とから構成されている。
【0008】加熱ローラ30はトナー支持体27にトナ
ー像を定着させるための熱を供給するものであり、加圧
ローラ31はシリコンゴム等の弾性体から構成されるも
ので、トナー像をトナー支持体27に定着する時に圧力
を与えかつトナー支持体27に搬送力を与えている。
ー像を定着させるための熱を供給するものであり、加圧
ローラ31はシリコンゴム等の弾性体から構成されるも
ので、トナー像をトナー支持体27に定着する時に圧力
を与えかつトナー支持体27に搬送力を与えている。
【0009】サーミスタ部材34は加熱ローラ30の表
面温度を検知し、加熱ローラ30の表面温度を予め設定
されている一定の温度に保つためのもので、この検知結
果に応じて加熱ローラ30の表面温度が制御される。ま
た、剥離爪35はトナー像が定着されたトナー支持体2
7を加熱ローラ30から剥離させる働きをする。
面温度を検知し、加熱ローラ30の表面温度を予め設定
されている一定の温度に保つためのもので、この検知結
果に応じて加熱ローラ30の表面温度が制御される。ま
た、剥離爪35はトナー像が定着されたトナー支持体2
7を加熱ローラ30から剥離させる働きをする。
【0010】また、レーザプリンタの排出機構25は、
図6に示すように、トナー像が定着されたトナー支持体
27を搬送する排出ローラ(駆動)40と、その排出ロ
ーラ(駆動)40に対して圧接されている排出ローラ
(加圧)41と、排出ローラ(加圧)41を排出ローラ
(駆動)40に対して圧接させるための加圧スプリング
42とから構成されている。
図6に示すように、トナー像が定着されたトナー支持体
27を搬送する排出ローラ(駆動)40と、その排出ロ
ーラ(駆動)40に対して圧接されている排出ローラ
(加圧)41と、排出ローラ(加圧)41を排出ローラ
(駆動)40に対して圧接させるための加圧スプリング
42とから構成されている。
【0011】排出ローラ(駆動)40及び排出ローラ
(加圧)41はトナー像が定着されたトナー支持体27
を搬送するのみで、定着部24によってカールしたトナ
ー支持体27を装置外ヘカールしたまま排出するのみで
ある。
(加圧)41はトナー像が定着されたトナー支持体27
を搬送するのみで、定着部24によってカールしたトナ
ー支持体27を装置外ヘカールしたまま排出するのみで
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像形
成装置では、用紙等のトナー支持体に熱と圧力とを加
え、画像を形成するトナーをトナー支持体上に定着させ
ているので、排出されるトナー支持体にカールが生ずる
という問題がある。
成装置では、用紙等のトナー支持体に熱と圧力とを加
え、画像を形成するトナーをトナー支持体上に定着させ
ているので、排出されるトナー支持体にカールが生ずる
という問題がある。
【0013】この問題を解決するために、加熱ローラの
すぐ後方にトナー支持体を分離させる剥離爪を設け、そ
の剥離爪にトナー支持体に生じるカールとは逆向きのカ
ーブを持たせ、画像定着時に生じるトナー支持体のカー
ルをその剥離爪のみで修正する方法がある。
すぐ後方にトナー支持体を分離させる剥離爪を設け、そ
の剥離爪にトナー支持体に生じるカールとは逆向きのカ
ーブを持たせ、画像定着時に生じるトナー支持体のカー
ルをその剥離爪のみで修正する方法がある。
【0014】しかしながら、この方法ではトナー支持体
に生じたカールを修正する効果はあるものの、トナー支
持体のトナー像定着面がその分離爪とこすられることに
よってトナー像にダメージを与え、印字品質を低下させ
る原因となっている。このダメージはグラフィック印字
や黒ベタ印字等の印字密度の高い時ほど生じやすく、分
離爪によるダメージが印字面のテカリ等として発生して
しまう。
に生じたカールを修正する効果はあるものの、トナー支
持体のトナー像定着面がその分離爪とこすられることに
よってトナー像にダメージを与え、印字品質を低下させ
る原因となっている。このダメージはグラフィック印字
や黒ベタ印字等の印字密度の高い時ほど生じやすく、分
離爪によるダメージが印字面のテカリ等として発生して
しまう。
【0015】また、他の対策として定着器の加熱ローラ
のすぐ後方に搬送ローラを設け、その搬送ローラの搬送
速度を定着器の加熱ローラの搬送速度より僅かに早く設
定することで、定着後のトナー支持体を引っ張り気味に
して搬送することによって、画像定着時に生じるトナー
支持体のカールを伸ばす方法も一般的に用いられてい
る。
のすぐ後方に搬送ローラを設け、その搬送ローラの搬送
速度を定着器の加熱ローラの搬送速度より僅かに早く設
定することで、定着後のトナー支持体を引っ張り気味に
して搬送することによって、画像定着時に生じるトナー
支持体のカールを伸ばす方法も一般的に用いられてい
る。
【0016】しかしながら、搬送ローラ通過後にトナー
支持体を急激に小さなRで曲げると、トナー支持体にそ
の曲げ癖がつくため、その搬送経路の設定上制約があ
り、装置の小型化や低価格化の障害となっている。
支持体を急激に小さなRで曲げると、トナー支持体にそ
の曲げ癖がつくため、その搬送経路の設定上制約があ
り、装置の小型化や低価格化の障害となっている。
【0017】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、トナー支持体に生ずるカールをトナー支持体の排
出時に確実にかつ効果的に修正することができ、高品質
な印字を得ることができる画像形成装置を提供すること
にある。
消し、トナー支持体に生ずるカールをトナー支持体の排
出時に確実にかつ効果的に修正することができ、高品質
な印字を得ることができる画像形成装置を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、トナー支持体上で画像を形成するトナーに熱及び
圧力を加えて定着させる画像形成装置であって、前記ト
ナー支持体の装置外への排出時に前記トナー支持体の前
記熱が加えられた面の裏面側から加熱する加熱手段と、
前記トナー支持体の装置外への排出時に前記トナー支持
体の前記圧力が加えられた面の裏面側から加圧する加圧
手段とを備えている。
置は、トナー支持体上で画像を形成するトナーに熱及び
圧力を加えて定着させる画像形成装置であって、前記ト
ナー支持体の装置外への排出時に前記トナー支持体の前
記熱が加えられた面の裏面側から加熱する加熱手段と、
前記トナー支持体の装置外への排出時に前記トナー支持
体の前記圧力が加えられた面の裏面側から加圧する加圧
手段とを備えている。
【0019】すなわち、本発明の画像形成装置は上記の
目的を達成するために、トナー支持体を最終的に装置外
のスタッカに搬送する排出機構を加圧ローラと加熱ロー
ラとで構成し、それら加圧ローラ及び加熱ローラの配置
をトナー支持体に対して定着器とは逆の配置、つまり定
着器において加熱ローラが印字面側に当接されかつ加圧
ローラが非印字面側に当接される場合に排出機構の加圧
ローラを印字面側に、加熱ローラを非印字面側に当接す
るように配置することで、定着器を通過する時にトナー
支持体に発生するカールとは逆向きにカールを与え、定
着器によるカールを打ち消す構成としたものである。
目的を達成するために、トナー支持体を最終的に装置外
のスタッカに搬送する排出機構を加圧ローラと加熱ロー
ラとで構成し、それら加圧ローラ及び加熱ローラの配置
をトナー支持体に対して定着器とは逆の配置、つまり定
着器において加熱ローラが印字面側に当接されかつ加圧
ローラが非印字面側に当接される場合に排出機構の加圧
ローラを印字面側に、加熱ローラを非印字面側に当接す
るように配置することで、定着器を通過する時にトナー
支持体に発生するカールとは逆向きにカールを与え、定
着器によるカールを打ち消す構成としたものである。
【0020】また、トナー支持体の種類によって実際に
定着器を通過する時に発生するカールの状態が様々とな
るので、排出機構を構成する加熱ローラの表面温度を検
出する機構を設け、その検出結果とトナー支持体の種類
(厚さや材質等)とに応じて排出ローラ内のヒータの加
熱量を可変制御し、トナー支持体のカール量を低減させ
ている。
定着器を通過する時に発生するカールの状態が様々とな
るので、排出機構を構成する加熱ローラの表面温度を検
出する機構を設け、その検出結果とトナー支持体の種類
(厚さや材質等)とに応じて排出ローラ内のヒータの加
熱量を可変制御し、トナー支持体のカール量を低減させ
ている。
【0021】上記のような構成とすることによって、ト
ナー支持体に生ずるカールをトナー支持体の排出時に確
実にかつ効果的に修正することが可能となり、高品質な
印字を得ることが可能となる。
ナー支持体に生ずるカールをトナー支持体の排出時に確
実にかつ効果的に修正することが可能となり、高品質な
印字を得ることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る排出機構の構成を示す図であり、図2は本発明の一実
施例による定着器の構成を示す図であり、図3は本発明
の一実施例による排出機構の排出動作を示す図である。
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る排出機構の構成を示す図であり、図2は本発明の一実
施例による定着器の構成を示す図であり、図3は本発明
の一実施例による排出機構の排出動作を示す図である。
【0023】これらの図において、本発明の一実施例に
よる排出機構は、トナー像が定着されたトナー支持体5
を搬送する加熱ローラ1と、加熱ローラ1の内部に配設
されかつハロゲン電球を用いたヒータ2と、加熱ローラ
1に対して圧接されている排紙(従動)ローラ3と、排
紙(従動)ローラ3を加熱ローラ1に対して圧接させる
ための加圧スプリング4と、排出ローラ1の表面温度を
検知するサーミスタ部材7とから構成されている。
よる排出機構は、トナー像が定着されたトナー支持体5
を搬送する加熱ローラ1と、加熱ローラ1の内部に配設
されかつハロゲン電球を用いたヒータ2と、加熱ローラ
1に対して圧接されている排紙(従動)ローラ3と、排
紙(従動)ローラ3を加熱ローラ1に対して圧接させる
ための加圧スプリング4と、排出ローラ1の表面温度を
検知するサーミスタ部材7とから構成されている。
【0024】また、本発明の一実施例による定着器はト
ナー支持体5に転写されたトナー像をその熱によって定
着させるための加熱ローラ11と、加熱ローラ11の内
部に配設されかつハロゲン電球を用いたヒータ12と、
トナー像が定着されたトナー支持体5を搬送するための
加圧ローラ13と、加圧ローラ13を加熱ローラ11に
対して付勢する加圧スプリング14とから構成されてい
る。
ナー支持体5に転写されたトナー像をその熱によって定
着させるための加熱ローラ11と、加熱ローラ11の内
部に配設されかつハロゲン電球を用いたヒータ12と、
トナー像が定着されたトナー支持体5を搬送するための
加圧ローラ13と、加圧ローラ13を加熱ローラ11に
対して付勢する加圧スプリング14とから構成されてい
る。
【0025】加熱ローラ11はトナー支持体5にトナー
像を定着させるための熱を供給するものであり、加圧ロ
ーラ13はシリコンゴム等の弾性体から構成されるもの
で、トナー像をトナー支持体5に定着する時に圧力を与
えかつトナー支持体5に搬送力を与えている。
像を定着させるための熱を供給するものであり、加圧ロ
ーラ13はシリコンゴム等の弾性体から構成されるもの
で、トナー像をトナー支持体5に定着する時に圧力を与
えかつトナー支持体5に搬送力を与えている。
【0026】加熱ローラ1はトナー支持体5に対して、
定着器における加熱ローラ11の配置とは逆になるよう
に配置され、この加熱ローラ1に対してトナー支持体5
を挟んで反対側から排紙(従動)ローラ3を加圧スプリ
ング4で付勢している。
定着器における加熱ローラ11の配置とは逆になるよう
に配置され、この加熱ローラ1に対してトナー支持体5
を挟んで反対側から排紙(従動)ローラ3を加圧スプリ
ング4で付勢している。
【0027】加熱ローラ1はトナー像が定着器によって
定着されたトナー支持体5に対して定着器とは反対側か
ら熱を加えることで、定着器を通過する際にトナー支持
体5に発生するカールを、トナー支持体5に逆向きのカ
ールを与えることで打ち消している。
定着されたトナー支持体5に対して定着器とは反対側か
ら熱を加えることで、定着器を通過する際にトナー支持
体5に発生するカールを、トナー支持体5に逆向きのカ
ールを与えることで打ち消している。
【0028】このように構成された排出機構において定
着器でカールが発生したトナー支持体5に対するカール
の補正動作を以下に示す。
着器でカールが発生したトナー支持体5に対するカール
の補正動作を以下に示す。
【0029】まず、定着器にて画像が定着されたトナー
支持体5は定着器の加熱ローラ11及び加圧ローラ13
によって形成されるニップ部に搬送され、このニップ部
における熱と圧力とによってトナー像がトナー支持体5
に半永久的に定着される。
支持体5は定着器の加熱ローラ11及び加圧ローラ13
によって形成されるニップ部に搬送され、このニップ部
における熱と圧力とによってトナー像がトナー支持体5
に半永久的に定着される。
【0030】このとき、加熱ローラ11は加圧ローラ1
3よりも変形量が少ないため、トナー支持体5はニップ
部で形成される曲率に沿って印字面側(定着器の加熱ロ
ーラ11側)にカールを生じる。また、上述したよう
に、加熱ローラ11は内部に熱源であるヒータ12を有
しているため、加圧ローラ13よりも表面温度が高く、
また熱が供給されている。
3よりも変形量が少ないため、トナー支持体5はニップ
部で形成される曲率に沿って印字面側(定着器の加熱ロ
ーラ11側)にカールを生じる。また、上述したよう
に、加熱ローラ11は内部に熱源であるヒータ12を有
しているため、加圧ローラ13よりも表面温度が高く、
また熱が供給されている。
【0031】したがって、繊維と添加物とを主原料とす
るトナー支持体5はその水分が加熱ローラ11側で著し
く変化する。それによって、トナー支持体5は加熱ロー
ラ11側にカールが発生すると考えられる。
るトナー支持体5はその水分が加熱ローラ11側で著し
く変化する。それによって、トナー支持体5は加熱ロー
ラ11側にカールが発生すると考えられる。
【0032】この状態でトナー支持体5を排出すると、
トナー支持体5にはカールが生じているため、そのまま
スタッカ(図示せず)上に排出されたとしても、トナー
支持体5がカールした状態でスタッカ上にスタックされ
るので、それに後続するトナー支持体5の先端が引っか
かりやすくなり、前のトナー支持体5を押し出そうと
し、印字されたトナー支持体5が不揃いになる。また、
搬送経路の途中でカールしたトナー支持体5が引掛かっ
て紙づまりになる可能性もある。
トナー支持体5にはカールが生じているため、そのまま
スタッカ(図示せず)上に排出されたとしても、トナー
支持体5がカールした状態でスタッカ上にスタックされ
るので、それに後続するトナー支持体5の先端が引っか
かりやすくなり、前のトナー支持体5を押し出そうと
し、印字されたトナー支持体5が不揃いになる。また、
搬送経路の途中でカールしたトナー支持体5が引掛かっ
て紙づまりになる可能性もある。
【0033】そこで、図3に示すように、カールが発生
しているトナー支持体5を加熱ローラ1と加圧ローラ3
とによって形成されるニップ部へ搬送し、カール補正用
のヒータ2を内蔵した排出ローラ1によってトナー支持
体5の非印字面側から加熱し、定着器でカールしたトナ
ー支持体5に対して逆方向のカールを加えることで、定
着器で生じたトナー支持体5のカールを打ち消し、カー
ルの少ない真直ぐなトナー支持体6とする。
しているトナー支持体5を加熱ローラ1と加圧ローラ3
とによって形成されるニップ部へ搬送し、カール補正用
のヒータ2を内蔵した排出ローラ1によってトナー支持
体5の非印字面側から加熱し、定着器でカールしたトナ
ー支持体5に対して逆方向のカールを加えることで、定
着器で生じたトナー支持体5のカールを打ち消し、カー
ルの少ない真直ぐなトナー支持体6とする。
【0034】また、加熱ローラ1の表面温度を検知する
サーミスタ部材7を加熱ローラ1に取付け、このサーミ
スタ部材7が検知する表面温度とトナー支持体5の厚さ
や種類(材質)等とに応じてヒータ2の発熱量を可変制
御することで、カールの発生量や補正量を変えることが
可能となるので、よりいっそうカールの少ないトナー支
持体6を得ることができる。
サーミスタ部材7を加熱ローラ1に取付け、このサーミ
スタ部材7が検知する表面温度とトナー支持体5の厚さ
や種類(材質)等とに応じてヒータ2の発熱量を可変制
御することで、カールの発生量や補正量を変えることが
可能となるので、よりいっそうカールの少ないトナー支
持体6を得ることができる。
【0035】尚、ヒータ2の発熱量の可変制御としては
サーミスタ部材7で検知される排出ローラ1の表面温度
が、トナー支持体5の厚さや種類(材質)等に応じて変
わるように制御すればよく、その制御方法は定着器の加
熱ローラ11の制御と同じような方法で行えばよい。ま
た、定着器の加熱ローラが非印字面側に当接される場合
にも、上記の方法は適用可能である。
サーミスタ部材7で検知される排出ローラ1の表面温度
が、トナー支持体5の厚さや種類(材質)等に応じて変
わるように制御すればよく、その制御方法は定着器の加
熱ローラ11の制御と同じような方法で行えばよい。ま
た、定着器の加熱ローラが非印字面側に当接される場合
にも、上記の方法は適用可能である。
【0036】このように、定着器で加熱ローラ11側に
カールしたトナー支持体5に対して、排紙時に定着器の
加熱ローラ11及び加圧ローラ13による加熱及び加圧
方向とは逆の方向から加熱ローラ1及び排紙(従動)ロ
ーラ3で加熱及び加圧することによって、定着器でトナ
ー支持体5に生じたカールを、トナー支持体5の排出時
に確実にかつ効果的に修正することができ、高品質な印
字を得ることができる。また、トナー支持体5のカール
によるスタッカ部での不揃いをも解消することができ
る。
カールしたトナー支持体5に対して、排紙時に定着器の
加熱ローラ11及び加圧ローラ13による加熱及び加圧
方向とは逆の方向から加熱ローラ1及び排紙(従動)ロ
ーラ3で加熱及び加圧することによって、定着器でトナ
ー支持体5に生じたカールを、トナー支持体5の排出時
に確実にかつ効果的に修正することができ、高品質な印
字を得ることができる。また、トナー支持体5のカール
によるスタッカ部での不揃いをも解消することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ナー支持体上で画像を形成するトナーに熱及び圧力を加
えて定着させる画像形成装置において、トナー支持体の
装置外への排出時にトナー支持体の熱が加えられた面の
裏面側から加熱するとともに、トナー支持体の圧力が加
えられた面の裏面側から加圧することによって、トナー
支持体に生ずるカールをトナー支持体の排出時に確実に
かつ効果的に修正することができ、高品質な印字を得る
ことができるという効果がある。
ナー支持体上で画像を形成するトナーに熱及び圧力を加
えて定着させる画像形成装置において、トナー支持体の
装置外への排出時にトナー支持体の熱が加えられた面の
裏面側から加熱するとともに、トナー支持体の圧力が加
えられた面の裏面側から加圧することによって、トナー
支持体に生ずるカールをトナー支持体の排出時に確実に
かつ効果的に修正することができ、高品質な印字を得る
ことができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例による排出機構の構成を示す
図である。
図である。
【図2】本発明の一実施例による定着器の構成を示す図
である。
である。
【図3】本発明の一実施例による排出機構の排出動作を
示す図である。
示す図である。
【図4】一般的なレーザプリンタの構成を示す図であ
る。
る。
【図5】図4の定着器の構成を示す図である。
【図6】図4の排出機構の構成を示す図である。
1,11 加熱ローラ 2,12 ヒータ 3 排紙(従動)ローラ 4,14 加圧スプリング 13 加圧ローラ 5,6 トナー支持体
Claims (3)
- 【請求項1】 トナー支持体上で画像を形成するトナー
に熱及び圧力を加えて定着させる画像形成装置であっ
て、前記トナー支持体の装置外への排出時に前記トナー
支持体の前記熱が加えられた面の裏面側から加熱する加
熱手段と、前記トナー支持体の装置外への排出時に前記
トナー支持体の前記圧力が加えられた面の裏面側から加
圧する加圧手段とを有することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記加熱手段及び前記加圧手段は、前記
トナー支持体を排出する排出ローラ及び当該排出ローラ
に従動するローラに組込むよう構成したことを特徴とす
る請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記加熱手段による加熱温度を検出する
検出手段を含み、前記検出手段の検出結果と前記トナー
支持体の少なくとも厚さ及び材質とに応じて前記加熱手
段の加熱温度を可変するよう構成したことを特徴とする
請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16980497A JPH1115313A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16980497A JPH1115313A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1115313A true JPH1115313A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15893212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16980497A Pending JPH1115313A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1115313A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017208942A1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | グラドコジャパン株式会社 | 用紙後処理装置 |
JP2018199545A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | デカール装置、及びインクジェット記録装置 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP16980497A patent/JPH1115313A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017208942A1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | グラドコジャパン株式会社 | 用紙後処理装置 |
JP2017214217A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | グラドコジャパン株式会社 | 用紙後処理装置 |
JP2018199545A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | デカール装置、及びインクジェット記録装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020416 |