JPH01186424A - 自動車用ドアのグラスラン構造 - Google Patents

自動車用ドアのグラスラン構造

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JPH01186424A JP63011984A JP1198488A JPH01186424A JP H01186424 A JPH01186424 A JP H01186424A JP 63011984 A JP63011984 A JP 63011984A JP 1198488 A JP1198488 A JP 1198488A JP H01186424 A JPH01186424 A JP H01186424A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野− 本発明は自動車用ドアに関し、特に、フラッシュサーフ
ェイス化ドアに適したグラスラン構造に関する。
一従来の技術− 一般に、自動車用ドアの開閉可能なウィンドウパネル（
ウィンドウガラス）は、自動車の走行中に生じる車外の
負圧により車体外部に吸出される傾向にあるから、剛性
のあるサツシやドアパネル窓枠部の内周溝中にグラスラ
ンを保持して同ウィンドウパネルの吸出されを防止する
必要がある。しかしながら、このような剛性のあるサツ
シやドアパネル窓枠部を用いる構造では、閉鎖されたウ
ィンドウパネルの外部にサツシやドアパネル窓枠部の一
部が突起してしまうため、フラッシュサーフェイス化さ
れた最近の自動車用ドアでは、ゴム等の弾性材で押出し
成形された変形自在なグラスランによりウィンドウパネ
ルの案内シールを行ない、かつ、このグラスランに付設
されたガラスリテーナでウィンドウパネルの吸出されを
防止する場合が多い。即ち、第４図及び第６図は、この
ような構造の従来のフラッシュサーフェイス化された自
動車用ドアを示し、ゴム等の弾性押出し材で作るグラス
ラン１１は、ドアパネル１２の一部で構成する窓枠部１
２Ａの窓枠フランジ１２ａに固定されており、同グラス
ラン１１に対しては、昇降されるウィンドウパネル１３
を案内シールするメインシール部１１ａ及び同ウィンド
ウパネル１３の内面に接触して雨滴等の車室内への侵入
を阻止するシールリップｌｌｂが一体成形しである。そ
して、走行中に生じる車外負圧によりウィンドウパネル
１３が車外方向へ吸出されるのを防止するため、ウィン
ドウパネル１３のコーナ部１３ａに対応したグラスラン
１１の上辺部１１Ａには、基部１４ａを前記窓枠フラン
ジ１２ａに固定した金属板製のガラスリテーナ１４が配
置され、このガラスリテーナ１４の先端部１４ｂは閉鎖
状態のウィンドウパネル１３の車外側に臨ませである（
実開昭６２−５６４１９号参照）。
−発明が解決しようとする問題点− したがって、このような構造の自動車用ドアにあっては
、ウィンドウパネル１３に対するグラスラン１１やガラ
スリテーナ１４の関係位置は、ドアパネル１２に対する
窓枠部１２Ａの成形精度やドアパネル１２に対するウィ
ンドウパネル１３の組立制度で定まるが、これらのウィ
ンドウパネル１３や窓枠部１２Ａはかなりの大きさであ
るなめ、必要な加工精度や組立精度が得られず、第５図
の破線または２点鎖線示のように、グラスラン１１の上
辺部に対するウィンドウパネル１３の位置がずれてしま
う場合がある。このため、従来の構造では、ウィンドウ
パネル１３の上端部がグラスラン１１の基部１１ｃに当
たって完全に閉鎖できなくなったり、ガラスリテーナ１
４に直接に接触してガラスリテーナ１４が無効化してし
まう場合があった。
本発明の目的は、以上に述べたような従来の自動車ドア
構造の問題に鑑み、グラスランとウィンドウパネルとの
間に厳密な関係位置が得られなくとも、閉鎖困難等の機
能障害が起きることのない構造を得るにある。
−問題点を解決するための手段− この目的を達成するため、本発明は、窓枠の内周に沿っ
て設けるゴム製押出し材等の弾性グラスランによりウィ
ンドウパネル上側端部をシールする自動車用ドアのグラ
スランにおいて、ウィンドウパネルの内表面に接触させ
るシールリップを前記グラスランの基部下端に一体成形
し、同シールリップの内側に、前記シールリップの過度
な変形を阻止しかつ同シールリップの突出方向に沿い上
昇されるウィンドウパネルの上側端部を車外側方向に指
向させる案内突起を設けることを提案するものである。
一実施例− 以下、第１図から第３図について本発明の実施例の詳細
を説明する。
第２図は本発明を施されたフラッシュサーフェイス化フ
ルドアを示し、ドアパネル１の一部で構成する窓枠部Ｉ
Ａの内周には、図示を省略するレギュレータハンドルで
昇降されるウィンドウパネル２を案内シールを行なうグ
ラスラン３が取付られる。即ち、第１図は窓枠部ＩＡと
グラスラン３の上辺部３Ａとの関係を示し、ゴム等の弾
性のある押出し材で成形されるグラスラン３は、その基
部３ａを窓枠部ＩＡの内周側に形成する窓枠フランジ１
ａに固定しである。そして、同グラスラン３の上部に対
しては、ウィンドウパネル２のコーナ部２ａに圧接され
る中空のメインシール部３ｂが一体成形される。即ち、
図示実施例の場合、同メインシール部３ｂの下側接触部
には軟質ゴム３Ｃが部分的に一体成形され、上側固定部
には、はとんど変形しない硬質ゴムからなるリテーナ突
起３ｄが部分的に一体成形されている。
また、前記グラスラン３の基部３ａには、その下端より
車外側上方へ向って延長するシールリップ３ｅが一体成
形してあり、このシールリップ３ｅは前記ウィンドウパ
ネル２のコーナ部２ａ内面に接触して車室内への雨滴等
の侵入を阻止することができる。さらに、前述したグラ
スラン３の基部３ａの側面には、このシールリップ３ｅ
の内面に臨んだ位置にシールリップ３ｅを受けてシール
リップ３ｅの過度の変形を防止する案内突起４が一体成
形される。即ち、この案内突起４の下面は、ウィンドウ
パネル２のコーナ部２ａによりシールリップ３ｅが強く
変形されるとき、シールリップ３ｅを下面に沿った状態
におくことができるように、緩傾斜状態におかれる。ま
た、図示実施例の場合、ウィンドウパネル２のコーナ部
２ａは、他の一般部２ｂよりも車幅方向内方へ意識的に
折曲げてあり、同コーナ部２ａを積極的にシールリップ
３ｅ側に位置しである。
なお、窓枠部ＩＡの車幅方向内側に固定されるウェザス
トリップ５は、車体開口とドアパネル１との間をシール
するウェザストリップである。
前記実施例は、以上に述べたような構造であるから、グ
ラスラン３の上辺部とウィンドウパネル２との間に加工
誤差や組立誤差によるかなりの位置すれがありても、ウ
ィンドウパネル２の閉鎖困難等の機能障害は起きない。
つまり、ウィンドウパネル２の閉鎖のためにウィンドウ
パネル２が上昇される際、コーナ部２ａはシールリップ
３ｅ及び案内突起４によりグラスラン３のメインシール
部３ｂに向って誘導されるので、同コーナ部２ａはグラ
スラン３のメインシール部３ｂに確実に圧接されること
になる。この事実を詳細に説明すると、ウィンドウパネ
ル２の上昇によりウィンドウパネル２のコーナ部 ２ａは、先ずグラスラン３のシールリップ３ｅに接触し
、このシールリップ３ｅが変形されることになるが、ウ
ィンドウパネル２の上昇に伴って同シールリップ３ｅは
案内突起４の下面に接触し、それ以上の変形が阻止され
るから、ウィンドウパネル２のコーナ部２ａは案内突起
４に沿ったシールリップ３ｅの外面にならいながら、車
幅方向外方に移行しつつ上昇する。したがって、なおも
ウィンドウパネル２が上昇されると、グラスラン３のメ
インシール部３ｂがウィンドウパネル２のコーナ部２ａ
で圧縮変形され、ウィンドウパネル２が完全に閉鎖され
ることになる。この閉鎖状態のウィンドウパネル２のコ
ーナ部２ａは、硬質のリテーナ突起３ｄの車内側に隣接
した位置にあるから、自動車の走行中に生じた負圧によ
りウィンドウパネル２のコーナ部２ａが車外方向に吸出
されようとしても、その移動はリテーナ突起３ｄで防止
される。
換言すれば、グラスラン３とウィンドウパネル２との関
係位置は、ウィンドウパネル２のコーナ部２ａがリテー
ナ突起３ｄに下方から当たる最外側位置から同コーナ部
２ａがグラスラン３のシールリップ３ｅに接触しなくな
る最内側位置までの範囲内にあれば、ウィンドウパネル
２を完全に閉鎖できるので、加工誤差や組立誤差の許容
範囲が拡大され、厳密な加工精度や組立精度を要求され
ることのない構造を得ることができる。
また、第３図は本発明の他の実施例の第１図相当断面図
であり、第１図と同一構造部分については同一符号を付
しである。即ち、この実施例の特徴は、シールリップ３
ｅの内面側に案内突起４Ａを一体成形した点にある。こ
の案内突起４Ａはグラスラン３の基部３ａに衝合できる
もので、ウィンドウパネル２によりシールリップ３ｅが
仮想線示のように変化されると、案内突起４Ａがグラス
ラン３の基部３ａに接触してウィンドウパネル　　２の
車内側方向への移動が防止される。したがって、このよ
うな構造によっても、前記実施例と同様の作用効果を得
ることができる。
−発明の効果− 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、シー
ルリップの過剰な変形を阻止しかつ同シールリップを担
持する案内突起をグラスランに一体成形することにより
、グラスランの上辺部とウィンドウパネルとの関係位置
が多少狂っていても、ウィンドウパネルの閉鎖運動時に
同狂いを自動的に修正できるため、厳密な加工精度や組
立精度を要求することのない自動車用ドアを得ることが
できる。
そして、本発明は、グラスランに案内突起及びシールリ
ップを一体成形するだけで構成できるので、自動車用ド
アの製造原価が割高となることもない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第１図は第２図のＩ−Ｉ線に沿う拡大断面図、第２図は
本発明による自動車用ドアの全体斜視図、第３図は本発
明の他の実施例による自動車用ドアの第１図相当断面図
、第４図は従来の自動車用ドアの全体斜視図、第５図は
第４図のＶ−Ｖ線に沿う拡大断面図である。 １Ａ・・・窓枠部、 ２・・・ウィンドウパネル、 ２ａ・・・コーナ部、 ３・・・グラスラン、 ３ｅ・・・シールリップ、 ４．４Ａ・・・案内突起。 特許出願人　　日産自動車株式会社 第１図 −１６７＝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. １）窓枠の内周に沿って設けるゴム製押出し材等の弾性
    グラスランによりウィンドウパネル上側端部をシールす
    る自動車用ドアのグラスランにおいて、ウィンドウパネ
    ルの内表面に接触させるシールリップを前記グラスラン
    の基部下端に一体成形し、同シールリップの内側に、前
    記シールリップの過度な変形を阻止しかつ同シールリッ
    プの突出方向に沿い上昇されるウィンドウパネルの上側
    端部を車外側方向に指向させる案内突起を設けたことを
    特徴とする自動車用ドアのグラスラン構造。
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