JPH01175916A - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents

水中油型乳化化粧料

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JPH01175916A
JPH01175916A JP33320687A JP33320687A JPH01175916A JP H01175916 A JPH01175916 A JP H01175916A JP 33320687 A JP33320687 A JP 33320687A JP 33320687 A JP33320687 A JP 33320687A JP H01175916 A JPH01175916 A JP H01175916A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水中油型乳化化粧料に間するものである。
(従来の技術) 乳化力は一般的には非イオン界面活性剤が優れている。
このため工業的に使用されている乳化剤の多くは非イオ
ン界面活性剤が占めている。一方脱脂粉乳は、食品分野
では調整粉乳の原料として、また全粉乳に比べて保存性
も良く低置であるので食品工業、製菓工業に多く用いら
れている。また化粧品分野においても、皮膚に対する安
全性が高く、かつ高い保湿効果もある事から、保湿剤と
して洗顔料、パック料、クリーム乳液、浴用剤などに用
いられてきた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし非イオン界面活性剤の毒性または皮膚組織の破壊
、変性、刺激の理由からその配合量を出来るだけ少なく
することが望まれている。一方脱脂粉乳は天然のエマル
ションである動物の乳汁がら得られており、刺激、変性
等の心配はないが、非イオン界面活性剤と比べて乳化力
に乏しく、単独で安定な乳化物を得る事が難しいため、
乳化剤としてはあまり用いられていない、そこで、皮膚
刺激も少なく、安全て、かつ安定な乳化力を持つ乳化剤
の出現が望まれていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、こうした事情にかんがみ鋭意検討した結
果、脱脂粉乳、多価アルコールを乳化する油に応じて特
定な比率で良く混合した溶液に油を加え、均一ゲル状と
した後、これに水を添加して乳化粒子がm纏て安定な水
中油型乳化化粧料が得られる事を見いだし、本発明を完
成するに至った。すなわち本発明は、脱脂粉乳の乳化力
を著しく増加させた水中油型乳化化粧料に間するもので
あ る。
以下に本発明の構成について詳細に説明する。
本発明で言う脱脂粉乳は、通常化粧品に用いられる物で
よいが、具体的には乳固形分が95%以上、水分5%以
下が望ましく、乳固形分中には脂肪分、蛋白質、乳糖、
灰分等が含有されていても良い。
また粉乳と称するものは、他にも全粉乳、加糖粉乳、調
整粉乳等がある。
本発明に用いられる多価アルコールとしては、水溶性で
1分子中に水酸基を2個以上有するものの中から自由に
選択することができる0例えばl。
3−ブチレングリコール、 1,4−ブチレングリコー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、それ
以上のポリエチレングリコール類、プロ゛ピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、それ以上のポリプロピ
レングリコール類、グリセリン、ジグリセリン、それ以
上のポリグリセリン類、マルチトール、ソルビトール、
キシリトール、マンニトール等の糖アルコール類、グル
コース、シュークロース、フラクトース、マルトース、
ガラクトース等の糖類等である。
本発明に用いられる油は、100℃以下で液状又はペー
スト状になるものであれば使用可能である0例えば流動
パラフィン、スクヮラン等の炭化水素類、ミンク油、ホ
ホバ油、アボカド油等の動植物油、セチルイソオクタノ
エート、イソプロピルミリステート、イソセチルミリス
テート等のエステル類、セチルアルコール、イソステア
リルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコー
ル類、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸等の高
級脂肪酸類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン等のシリコ
ン誘導体等で、化粧品、医薬品、食品等の業界で一般に
利用されるものである。
本発明の製造方法の特徴は水中油型エマルションを作る
に際して、第一段階として脱脂粉乳と多価アルコールの
溶液に油相成分を加えて、均一なゲル状乳化組成物を作
ることにある。このゲル状乳化組成物は、多価アルコー
ル中に油相成分が微細な粒子として分散している。外観
的には透明もしくは不透明のゲル状である。このゲル状
乳化組成物を安定に生成させるには特定な成分比が重要
な要素となる。この望ましい領域は多価アルコール、油
の種類によって変動するが、 脱脂粉乳/多価アルコール く3 (重量比)油相成分
/(脱脂粉乳+多価アルコール)〈10 (重量比) である。
この領域をはずれるとゲル状乳化組成物の均一性は失わ
れ、安定性が低下する。ゲル状乳化組成物が均一なもの
でない場合は第二段階で水を添加した場合にも均一で安
定性の良い水中油型エマルションを得ることは出来ない
、逆に第一段階で均一なゲル状乳化組成物が得られた場
合には水を添加した時、自然乳化に近い形で容易に水中
油型エマルションに移行する。
本発明の水中油型乳化組成物には、目的に応じて非イオ
ン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性界面活性剤、エタノール、薬剤、紫外線吸収剤
、防腐剤、酸化防止剤、着色剤、香料等を添加すること
ができる。また安定化や粘度調節の目的で水溶性高分子
を添加することもてきる。
本発明のゲル状乳化組成物のllI!!方法は、まず多
価アルコールに脱脂粉乳を加えて加熱溶解し、撹はんし
ながらあらかじめ加熱溶解した油を徐々に添加すること
によって得られる。油を多く加えていくにつれて粘度は
上昇し、−流動性を失うという現象が見られた。この時
、多価アルコールにあらかじめ水を添加しておくことも
できる。ここに得られたゲル状乳化組成物は均一で透明
もしくは不透明のゲル状でこのままで例えば、エモリエ
ントゼリー、マツサージクリーム、クレンジングゼリー
として化粧品に利用することができる。
本発明の水中油型乳化組成物を得るには前述のゲル状乳
化組成物に水を加えれば得られ、水の温度で乳化粒子に
ほとんど変化は見られない。ここに得られる水中油型乳
化組成物は、極めて安定性に優れたものである。ここに
得られた水中油型乳化組成物は、水の添加に伴い粘度が
低゛下し、クリーム、乳液等の化粧品に利用することが
できる。
(実施例) 次に本発明の具体例を実施例1〜3に示す。本発明は、
これにより限定されるものでない、各成分の数値は重量
%で示す。
実施例1 エモリエントゼリー(化粧品)(A)   
脱脂粉乳        7.0グリセリン     
 20.0 (B)   スクワラン      47.0ホホバ油
       15.2 ワセリン        3.0 α−トコフェロール   1.0 ビタミンAパルミテート 1. 0 パラオキシ安息香酸ブチル0.3 香料          0. 5 (C)   精製水         5. 0この処
方に従い、 (A)相を70℃で加熱溶解し、予め70
℃に加熱溶解した(B)相を撹はんしながら徐々に添加
した。これに(C)を添加後、撹はんしながら冷却して
エモリエントゼリーを得た。このエモリエントゼリーは
透明なゲル状で非常に延びが良く、優れた保湿性を有し
、経時的に変色や変臭はなかった。
実施例2 栄養乳液 (A)  脱脂粉乳          3.0プロピ
レングリコール    3. 0マルチトール(50%
水溶液)1.0 (B)  流動パラフィン      15.0メチル
フエニル ポリシロキサン    5. 0 オリーブ油          1. 0(C)  精
製水          69.85カルボキシビニル
ポリマー  0. 17ランドイン        0
. 2水酸化カリウム       0.05塩酸ピリ
ドキシン      0. 5パラオキシ安息香酸メチ
ル  0.3 この処方に従い、実施例1と同様な方法で。
(A)相、 (B)相からゲル状乳化組成物を調製し、
予め加熱溶解した(C)相を撹はんしながら添加した。
これを冷却して栄養乳液を得た。この栄養乳液は、延び
、なじみが良く優れた保湿性を有する。また乳化粒子は
、0.5〜2μmて圏れた安定性を示した。
実施例3  栄養クリーム (A)  脱脂粉乳          8.0ジグリ
セリン        5. 0(B)  スクワラン
        12.0ジメチルポリシロキサン (10cs)   2.0 ステアリルアルコール    2. 0七チノにアルコ
ール      2.0ステアリン酸        
3.0 (C)  I製水          66.8カルボ
キシビニルポリマー  0.5 アルギン酸ナトリウム    0. 2トリエタノール
アミン    1.2 パラオキシ安息香酸メチル  0. 3この処方に従い
、実施例1と開襟な方法で栄養クリームを得た。このク
リームは、延び、なじみが良く脱脂粉乳とジグリセリン
の効果により、非常に優れた保湿性を有する。また乳化
粒子は、3μnl程度で優れた安定性を示した。
(発明の効果) 本発明の乳化化粧料は、安全性が高く、乳化粒子が微細
で安定なものである。以下、本発明の効果を実験例によ
って、さらに詳細に説明する。
実験例1 脱脂粉乳と多価アルコールの割合表1(処方
例1〜4)に示す配合組成で、AとBを一緒に計量した
後、加熱溶解し、あらかじめ70℃に加熱したCを徐々
に添加することでゲル状乳化組成物を作製した。さらに
このゲル状乳化組成物に、その10倍量の水を常温て撹
はんしながら加えて、水中油型乳化組成物を作製した。
ゲル状乳化組成物、水中油型乳化組成物−の状態は。
視覚及び顕微鏡で観察した。
(各成分の数値は重量%で示す、) 表−1に示す様に、脱脂粉乳/多価アルコールく3、油
相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール)<10の条件を
満たす処方1%1〜3は、回れも均一で良好なゲル状乳
化組成物が得られ、更に水を加えて得られた水中油型乳
化組成物は、細かく安定なエマルションであった。しか
し、脱脂粉乳/多価アルコール〈3の領域をはずれろ処
方例4は、ゲル形成もせず、得られた水中油型乳化組成
物は、大きく、不安定なエマルションであった。
以下余白 表1 ゲル状乳1ヒ絹成物の状態は、30℃まで冷却後、透明
ゲル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲ
ル状のものをC、ゲル形成しないものをDとした。
水中油型乳化組成物の状態は一日放置後、乳1ヒ粒子が
3μm以下のものを0.3〜20μmを0゜20−10
0μmをΔ、  1100Jj以上を×とした。
実験例2 油/(脱脂粉乳+多価アルコール)の割合 表2(処方例5〜8)に示す配合組成で、DとEを一緒
に計量した後、加熱溶解し、あらかじめ70℃に加熱し
たFを徐々に添加することでゲル状乳化組成物を作製し
た。さらにこのゲル状乳1ヒ組成物に、そのlO@量の
水を常温て撹はんしながら加えて、水中油型乳化組成物
を作製した。ゲル状乳化組成物、水中油型乳化組成物の
状態は、視覚及び顕微鏡でa察した。
(各成分の数値は重量%で示す、) 表−2に示す様に、脱脂粉乳/多価アルコールく3、油
相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール)<10の条件を
満たす処方例5.6は、何れも均一で良好なゲル状乳化
組成物が得られ、更に水を加えて得られた水中油型乳化
組成物は、細かく安定なエマルションであった。しかし
、油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール)<10の置
載をはずれる処方例7.8は、ゲル形成もせず、得られ
た水中油型乳化組成物は、大きく、不安定なエマルショ
ンであった。
表2 ゲル状乳化組成物の状態は、30℃まで冷却後、透明ゲ
ル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲル
状のものをC1ゲル形成しないものをDとした。
水中油型乳化組成物状態は一日放置後、乳化粒子が3μ
m以下のものを◎、3〜20μm It 0t20〜1
00μmをΔ、 100μm以上を×とした。
実験例3 製造方法 製造方法については、表1.2(処方例1〜8)に示す
配合組成で、脱脂粉乳、多価アルコール、油相成分を一
緒に計量した後、加熱溶解し、70℃に加熱溶解後、そ
の10倍量の水を常温で撹はんしながら加えて、水中油
型乳化組成物を作製した。ゲル状乳化組成物、水中油型
乳化組成物の状態は、視覚及び顕微鏡で観察した。
(各成分の数値は重量%で示す、) 表−3に示す様に、上記の製造方法においては、いずれ
もゲル形成せず、得られた水中油型乳化組成物は、大き
く、不安定なエマルションであった。
表3 ゲル状乳化組成物の状態は、30℃まで冷却後、透明ゲ
ル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲル
状のものをC、ゲル形成しないものをDとした。
水中油型乳化組成物状態は一日放置後、乳化粒子が3μ
01以下のものを◎、3〜20μmをQ。
20〜100μmをΔ、  100μm以上を×とした
以上 特許出願人 有限会社 野々川商事

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)脱脂粉乳と多価アルコールを加熱溶解した後、撹
    はんしながら油を徐々に添加してゲル状乳化組成物を得
    、これに水を添加して得られる水中油型乳化化粧料
  2. (2)脱脂粉乳/多価アルコール重量比が3以下であり
    、かつ油/(脱脂粉乳と多価アルコール)重量比が10
    以下である特許請求の範囲第(1)項記載の水中油型乳
    化化粧料
  3. (3)多価アルコールがアルキレングリコール類または
    /及び、ポリアルキレングリコール類または/及び、グ
    リセリンまたは/及び、ポリグリセリン類または/及び
    、糖アルコール類または/及び、糖類あるいはこれらの
    混合物である特許請求の範囲第(1)項記載の水中油型
    乳化化粧料(4)油が炭化水素類または/及び、動植物
    油類または/及び、エステル類または/及び、高級アル
    コール類または/及び、高級脂肪酸類または/及び、シ
    リコン類あるいはこれらの混合物である特許請求の範囲
    第(1)項記載の水中油型乳化化粧料
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2703601A1 (fr) * 1993-04-08 1994-10-14 Pacific Corp Emulsion du type huile dans eau contenant du lait.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2703601A1 (fr) * 1993-04-08 1994-10-14 Pacific Corp Emulsion du type huile dans eau contenant du lait.

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