JP2583775B2 - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents
水中油型乳化化粧料Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水中油型乳化化粧科に関するものである。
(従来の技術) 乳化力は一般的には非イオン界面活性剤が優れてい
る。このため工業的に使用されている乳化剤の多くは非
イオン界面活性剤が占めている。一方脱脂粉乳は、食品
分野では調整粉乳の原料として、また全粉乳に比べて保
存性も良く低廉であるので食品工業、製菓工業に多く用
いられている。また化粧品分野においても、皮膚に対す
る安全性が高く、かつ高い保湿効果もある事から、保湿
剤として洗顔料、パック料、クリーム乳液、浴用剤など
に用いられてきた。
る。このため工業的に使用されている乳化剤の多くは非
イオン界面活性剤が占めている。一方脱脂粉乳は、食品
分野では調整粉乳の原料として、また全粉乳に比べて保
存性も良く低廉であるので食品工業、製菓工業に多く用
いられている。また化粧品分野においても、皮膚に対す
る安全性が高く、かつ高い保湿効果もある事から、保湿
剤として洗顔料、パック料、クリーム乳液、浴用剤など
に用いられてきた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし非イオン界面活性剤の毒性または皮膚組織の破
壊、変性、刺激の理由からその配合量を出来るだけ少な
くすることが望まれている。一方脱脂粉乳は天然のエマ
ルションである動物の乳汁から得られており、刺激、変
性等の心配はないが、非イオン界面活性剤と比べて乳化
力に乏しく、単独で安定な乳化物を得る事が難しいた
め、乳化剤としてはあまり用いられていない。そこで、
皮膚刺激も少なく、安全で、かつ安定な乳化力を持つ乳
化剤の出現が望まれていた。
壊、変性、刺激の理由からその配合量を出来るだけ少な
くすることが望まれている。一方脱脂粉乳は天然のエマ
ルションである動物の乳汁から得られており、刺激、変
性等の心配はないが、非イオン界面活性剤と比べて乳化
力に乏しく、単独で安定な乳化物を得る事が難しいた
め、乳化剤としてはあまり用いられていない。そこで、
皮膚刺激も少なく、安全で、かつ安定な乳化力を持つ乳
化剤の出現が望まれていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、こうした事情にかんがみ鋭意検討した
結果、脱脂粉乳、多価アルコールを乳化する油に応じて
特定な比率で良く混合した溶液に油を加え、均一ゲル状
とした後、これに水を添加して乳化粒子が微細で安定な
水中油型乳化化粧科が得られる事を見いだし、本発明を
完成するに至った。すなわち本発明は、脱脂粉乳の乳化
力を著しく増加させた水中油型乳化化粧科に関するもの
である。
結果、脱脂粉乳、多価アルコールを乳化する油に応じて
特定な比率で良く混合した溶液に油を加え、均一ゲル状
とした後、これに水を添加して乳化粒子が微細で安定な
水中油型乳化化粧科が得られる事を見いだし、本発明を
完成するに至った。すなわち本発明は、脱脂粉乳の乳化
力を著しく増加させた水中油型乳化化粧科に関するもの
である。
以下に本発明の構成について詳細に説明する。本発明
で言う脱脂粉乳は、通常化粧品に用いられる物でよい
が、具体的には乳固形分が95%以上、水分5%以下が望
ましく、乳固形分中には脂肪分、蛋白質、乳糖、灰分等
が含有されていても良い。また粉乳と称するものは、他
にも全粉乳、加糖粉乳、調整粉乳等がある。
で言う脱脂粉乳は、通常化粧品に用いられる物でよい
が、具体的には乳固形分が95%以上、水分5%以下が望
ましく、乳固形分中には脂肪分、蛋白質、乳糖、灰分等
が含有されていても良い。また粉乳と称するものは、他
にも全粉乳、加糖粉乳、調整粉乳等がある。
本発明に用いられる多価アルコールとしては、水溶性
で1分子中に水酸基を2個以上有するものの中から自由
に選択することができる。例えば1,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、それ以上のポリエチレング
リコール類、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、それ以上のポリプロピレングリコール類、グリ
セリン、ジグリセリン、それ以上のポリグリセリン類、
マルチトール、ソルビトール、キシリトール、マンニト
ール等の糖アルコール類、グルコース、シュークロー
ス、フラクトース、マルトース、ガラクトース等の糖類
等である。
で1分子中に水酸基を2個以上有するものの中から自由
に選択することができる。例えば1,3−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、それ以上のポリエチレング
リコール類、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、それ以上のポリプロピレングリコール類、グリ
セリン、ジグリセリン、それ以上のポリグリセリン類、
マルチトール、ソルビトール、キシリトール、マンニト
ール等の糖アルコール類、グルコース、シュークロー
ス、フラクトース、マルトース、ガラクトース等の糖類
等である。
本発明に用いられる油は、100℃以下で液状又はペー
スト状になるものであれば使用可能である。例えば流動
パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、ミンク油、ホ
ホバ油、アボカド油等の動植物油、セチルイソオクタノ
エート、イソプロピルミリステート、イソセチルミリス
テート等のエステル類、セチルアルコール、イソステア
リルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコー
ル類、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸等の高
級脂肪酸類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン等のシリコ
ン誘導体等で、化粧品、医薬品、食品等の業界で一般に
利用されるものである。
スト状になるものであれば使用可能である。例えば流動
パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、ミンク油、ホ
ホバ油、アボカド油等の動植物油、セチルイソオクタノ
エート、イソプロピルミリステート、イソセチルミリス
テート等のエステル類、セチルアルコール、イソステア
リルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコー
ル類、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸等の高
級脂肪酸類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン等のシリコ
ン誘導体等で、化粧品、医薬品、食品等の業界で一般に
利用されるものである。
本発明の製造方法の特徴は水中油型エマルションを作
るに際して、第一段階として脱脂粉乳と多価アルコール
の溶液に油相成分を加えて、均一なゲル状乳化組成物を
作ることにある。このゲル状乳化組成物は、多価アルコ
ール中に油相成分が微細な粒子として分散している。外
観的には透明もしくは不透明のゲル状である。このゲル
状乳化組成物を安定に生成させるには特定な成分比が重
要の要素となる。この望ましい領域は多価アルコール、
油の種類によって変動するが、 脱脂粉乳/多価アルコール <3 (重量比) 油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール) <10 (重
量比) である。
るに際して、第一段階として脱脂粉乳と多価アルコール
の溶液に油相成分を加えて、均一なゲル状乳化組成物を
作ることにある。このゲル状乳化組成物は、多価アルコ
ール中に油相成分が微細な粒子として分散している。外
観的には透明もしくは不透明のゲル状である。このゲル
状乳化組成物を安定に生成させるには特定な成分比が重
要の要素となる。この望ましい領域は多価アルコール、
油の種類によって変動するが、 脱脂粉乳/多価アルコール <3 (重量比) 油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール) <10 (重
量比) である。
この領域をはずれるとゲル状乳化組成物の均一性は失
われ、安定性が低下する。ゲル状乳化組成物が均一なも
のでない場合は第二段階で水を添加した場合にも均一で
安定性の良い水中油型エマルションを得ることは出来な
い。逆に第一段階で均一なゲル状乳化組成物が得られた
場合には水を添加した時、自然乳化に近い形で容易に水
中油型エマルションに移行する。
われ、安定性が低下する。ゲル状乳化組成物が均一なも
のでない場合は第二段階で水を添加した場合にも均一で
安定性の良い水中油型エマルションを得ることは出来な
い。逆に第一段階で均一なゲル状乳化組成物が得られた
場合には水を添加した時、自然乳化に近い形で容易に水
中油型エマルションに移行する。
本発明の水中油型乳化組成物には、目的に応じて非イ
オン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活
性剤、両性界面活性剤、エタノール、薬剤、紫外線吸収
剤、防腐剤、酸化防止剤、着色剤、香料等を添加するこ
とができる。また安定化や粘度調節の目的で水溶性高分
子を添加することもできる。
オン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活
性剤、両性界面活性剤、エタノール、薬剤、紫外線吸収
剤、防腐剤、酸化防止剤、着色剤、香料等を添加するこ
とができる。また安定化や粘度調節の目的で水溶性高分
子を添加することもできる。
本発明のゲル状乳化組成物の調整方法は、まず多価ア
ルコールに脱脂粉乳を加えて加熱溶解し、撹はんしなが
らあらかじめ加熱溶解した油を徐々に添加することによ
って得られる。油を多く加えていくにつれて粘度は上昇
し、流動性を失うという現象が見られた。この時、多価
アルコールにあらかじめ水を添加しておくこともでき
る。ここに得られたゲル状乳化組成物は均一で透明もし
くは不透明のゲル状でこのままで例えば、エモリエント
ゼリー、マッサージクリーム、クレンジングゼリーとし
て化粧品に利用することができる。
ルコールに脱脂粉乳を加えて加熱溶解し、撹はんしなが
らあらかじめ加熱溶解した油を徐々に添加することによ
って得られる。油を多く加えていくにつれて粘度は上昇
し、流動性を失うという現象が見られた。この時、多価
アルコールにあらかじめ水を添加しておくこともでき
る。ここに得られたゲル状乳化組成物は均一で透明もし
くは不透明のゲル状でこのままで例えば、エモリエント
ゼリー、マッサージクリーム、クレンジングゼリーとし
て化粧品に利用することができる。
本発明の水中油型乳化組成物を得るには前述のゲル状
乳化組成物に水を加えれば得られ、水の温度で乳化粒子
にほとんど変化は見られない。ここに得られる水中油型
乳化組成物は、極めて安定性に優れたものである。ここ
に得られた水中油型乳化組成物は、水の添加に伴い粘度
が低下し、クリーム、乳液等の化粧品に利用することが
できる。
乳化組成物に水を加えれば得られ、水の温度で乳化粒子
にほとんど変化は見られない。ここに得られる水中油型
乳化組成物は、極めて安定性に優れたものである。ここ
に得られた水中油型乳化組成物は、水の添加に伴い粘度
が低下し、クリーム、乳液等の化粧品に利用することが
できる。
(実施例) 次に本発明の具体例を実施例1〜3に示す。本発明
は、これにより限定されるものではない。各成分の数値
は重量%で示す。
は、これにより限定されるものではない。各成分の数値
は重量%で示す。
実施例1 エモリエントゼリー(化粧品) (A) 脱脂粉乳 7.0 グリセリン 20.0 (B) スクワラン 47.0 ホホバ油 15.2 ワセリン 3.0 α−トコフェロール 1.0 ビタミンAパルミテート 1.0 パラオキシ安息香酸ブチル 0.3 香料 0.5 精製水 5.0 この処方に従い、(A)相を70℃で加熱溶解し、予め
70℃に加熱溶解した(B)相を撹はんしながら徐々に添
加した。これに(C)を添加後、撹はんしながら冷却し
てエモリエントゼリーを得た。このエモリエントゼリー
は透明なゲル状で非常に延びが良く、優れた保湿性を有
し、経時的に変色や変臭はなかった。
70℃に加熱溶解した(B)相を撹はんしながら徐々に添
加した。これに(C)を添加後、撹はんしながら冷却し
てエモリエントゼリーを得た。このエモリエントゼリー
は透明なゲル状で非常に延びが良く、優れた保湿性を有
し、経時的に変色や変臭はなかった。
実施例2 栄養乳液 (A) 脱脂粉乳 3.0 プロピレングリコール 3.0 マルチトール(50%水溶液) 1.0 (B) 流動パラフィン 15.0 メチルフェニルポリシロキサン 5.0 オリーブ油 1.0 (C) 精製水 69.85 カルボキシビニルポリマー 0.1 アラントイン 0.2 水酸化カリウム 0.05 塩酸ピリドキシン 0.5 パラオキシ安息香酸メチル 0.3 この処方に従い、実施例1と同様な方法で,(A)
相,(B)相からゲル状乳化組成物を調製し、予め加熱
溶解した(C)相を撹はんしながら添加した。これを冷
却して栄養乳液を得た。この栄養乳液は、延び,なじみ
が良く優れた保湿性を有する。また乳化粒子は、0.5〜
2μmで優れた安定性を示した。
相,(B)相からゲル状乳化組成物を調製し、予め加熱
溶解した(C)相を撹はんしながら添加した。これを冷
却して栄養乳液を得た。この栄養乳液は、延び,なじみ
が良く優れた保湿性を有する。また乳化粒子は、0.5〜
2μmで優れた安定性を示した。
実施例3 栄養クリーム (A) 脱脂粉乳 8.0 ジグリセリン 5.0 (B) シクワラン 12.0 ジメチルポリシロキサン(10cs) 2.0 ステアリルアルコール 2.0 セチルアルコール 2.0 ステアリン酸 3.0 (C) 精製水 66.8 カルボキシビニルポリマー 0.5 アルギン酸ナトリウム 0.2 トリエタノールアミン 1.2 パラオキシ安息香酸メチル 0.3 この処方に従い、実施例1と同様な方法で栄養クリー
ムを得た。このクリームは、延び,なじむが良く脱脂粉
乳とジグリセリンの効果により、非常に優れた保湿性を
有する。また乳化粒子は、3μm程度で優れた安定性を
示した。
ムを得た。このクリームは、延び,なじむが良く脱脂粉
乳とジグリセリンの効果により、非常に優れた保湿性を
有する。また乳化粒子は、3μm程度で優れた安定性を
示した。
(発明の効果) 本発明の乳化化粧科は、安全性が高く、乳化粒子が微
細で安定なものである。以下、本発明の効果を実験例に
よって、さらに詳細に説明する。
細で安定なものである。以下、本発明の効果を実験例に
よって、さらに詳細に説明する。
実施例1 脱脂粉乳と多価アルコールの割合 表1(処方例1〜4)に示す配合組成で、AとBを一
緒に計量した後、加熱溶解し、あらかじめ70℃に加熱し
たCを徐々に添加することでゲル状乳化組成物を作製し
た。さらにこのゲル状乳化組成物に、その10倍量の水を
常温で撹はんしながら加えて、水中油型乳化組成物を作
製した。ゲル状乳化組成物、水中油型乳化組成物の状態
は、視覚及び顕微鏡で観察した。
緒に計量した後、加熱溶解し、あらかじめ70℃に加熱し
たCを徐々に添加することでゲル状乳化組成物を作製し
た。さらにこのゲル状乳化組成物に、その10倍量の水を
常温で撹はんしながら加えて、水中油型乳化組成物を作
製した。ゲル状乳化組成物、水中油型乳化組成物の状態
は、視覚及び顕微鏡で観察した。
(各成分の数値は重量%で示す。) 表−1に示す様に、脱脂粉乳/多価アルコール<3、
油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール)<10の条件を
満たす処方例1〜3は、何れも均一で良好なゲル状乳化
組成物が得られ、更に水を加えて得られた水中油型乳化
組成物は、細かく安定なエマルションであった。しか
し、脱脂粉乳/多価アルコール<3の領域をはずれる処
方例4は、ゲル形成もせず、得られた水中型乳化組成物
は、大きく、不安定なエマルションであった。
油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール)<10の条件を
満たす処方例1〜3は、何れも均一で良好なゲル状乳化
組成物が得られ、更に水を加えて得られた水中油型乳化
組成物は、細かく安定なエマルションであった。しか
し、脱脂粉乳/多価アルコール<3の領域をはずれる処
方例4は、ゲル形成もせず、得られた水中型乳化組成物
は、大きく、不安定なエマルションであった。
ゲル状乳化組成物の状態は、30℃まで冷却後、透明ゲ
ル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲル
状のものをC、ゲル形成しないものをDとした。
ル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲル
状のものをC、ゲル形成しないものをDとした。
水中油型乳化組成物の状態は一日放置後、乳化粒子が
3μm以下のものを◎,3〜20μmを○,20〜100μmを
△,100μm以上を×とした。
3μm以下のものを◎,3〜20μmを○,20〜100μmを
△,100μm以上を×とした。
実験例2 油/(脱脂粉乳+多価アルコール)の割合 表2(処方例5〜8)に示す配合組成で、DとEを一
緒に計量した後、加熱溶解し、あらかじめ70℃に加熱し
たFを徐々に添加することでゲル状乳化組成物を作製し
た。さらにこのゲル状乳化組成物に、その10倍量の水を
常温で撹はんしながら加えて、水中油型乳化組成物を作
製した。ゲル状乳化組成物、水中油型乳化組成物の状態
は、視覚及び顕微鏡で観察した。
緒に計量した後、加熱溶解し、あらかじめ70℃に加熱し
たFを徐々に添加することでゲル状乳化組成物を作製し
た。さらにこのゲル状乳化組成物に、その10倍量の水を
常温で撹はんしながら加えて、水中油型乳化組成物を作
製した。ゲル状乳化組成物、水中油型乳化組成物の状態
は、視覚及び顕微鏡で観察した。
(各成分の数値は重量%で示す。) 表−2に示す様に、脱脂粉乳/多価アルコール<3、
油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール)<10の条件を
満たす処方例5、6は、何れも均一で良好なゲル状乳化
組成物が得られ、更に水を加えて得られた水中油型乳化
組成物は、細かく安定なエマルションであった。しか
し、油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール<10の領域
をはずれる処方例7、8は、ゲル形成もせず、得られる
水中油型乳化組成物は、大きく、不安定なエマルション
であった。
油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール)<10の条件を
満たす処方例5、6は、何れも均一で良好なゲル状乳化
組成物が得られ、更に水を加えて得られた水中油型乳化
組成物は、細かく安定なエマルションであった。しか
し、油相成分/(脱脂粉乳+多価アルコール<10の領域
をはずれる処方例7、8は、ゲル形成もせず、得られる
水中油型乳化組成物は、大きく、不安定なエマルション
であった。
ゲル状乳化組成物の状態は、30℃まで冷却後、透明ゲ
ル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲル
状のものをC、ゲル形成しないものをDとした。
ル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲル
状のものをC、ゲル形成しないものをDとした。
水中油型乳化組成物状態は一日放置後、乳化粒子が3
μm以下のものを◎,3〜20μmを○,20〜100μmを△,1
00μm以上を×とした。
μm以下のものを◎,3〜20μmを○,20〜100μmを△,1
00μm以上を×とした。
実験例3 製造方法 製造方法については、表1、2(処方例1〜8)に示
す配合組成で、脱脂粉乳、多価アルコール、油相成分を
一緒に計量した後、加熱溶解し、70℃に加熱溶解後、そ
の10倍量の水を常温で撹はんしながら加えて、水中油型
乳化組成物を作製した。ゲル状乳化組成物、水中油型乳
化組成物の状態は、視覚及び顕微鏡で観察した。
す配合組成で、脱脂粉乳、多価アルコール、油相成分を
一緒に計量した後、加熱溶解し、70℃に加熱溶解後、そ
の10倍量の水を常温で撹はんしながら加えて、水中油型
乳化組成物を作製した。ゲル状乳化組成物、水中油型乳
化組成物の状態は、視覚及び顕微鏡で観察した。
(各成分の数値は重量%で示す。) 表−3に示す様に、上記の製造方法においては、いず
れもゲル形成せず、得られた水中油型乳化組成物は、大
きく、不安定なエマルションであった。
れもゲル形成せず、得られた水中油型乳化組成物は、大
きく、不安定なエマルションであった。
ゲル状乳化組成物の状態は、30℃まで冷却後、透明ゲ
ル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲル
状のものをC、ゲル形成しないものをDとした。
ル状のものをA、半透明ゲル状のものをB、不透明ゲル
状のものをC、ゲル形成しないものをDとした。
水中油型乳化組成物状態は一日放置後、乳化粒子が3
μm以下のものを◎,3〜20μmを○,20〜100μmを△,1
00μm以上を×とした。
μm以下のものを◎,3〜20μmを○,20〜100μmを△,1
00μm以上を×とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 宏明 愛知県名古屋市西区鳥見町2丁目130番 地 日本メナード化粧品株式会社中央研 究所内 審査官 冨士 美香
Claims (4)
- 【請求項1】脱脂粉乳と多価アルコールを加熱溶解した
後、撹はんしながら油を徐々に添加してゲル状乳化組成
物を得、これに水を添加して得られる水中油型乳化化粧
料 - 【請求項2】脱脂粉乳/多価アルコール重量比が3以下
であり、かつ油/(脱脂粉乳と多価アルコール)重量比
が10以下である特許請求の範囲等(1)項記載の水中油
型乳化化粧料 - 【請求項3】多価アルコールがアルキレングリコール類
または/及び、ポリアルキレングリコール類または/及
び、グリセリンまたは/及び、ポリグリセリン類または
/及び、糖アルコール類または/及び、糖類あるいはこ
れらの混合物である特許請求の範囲第(1)項記載の水
中油型乳化化粧料 - 【請求項4】油が炭化水素類または/及び、動植物油類
または/及び、エステル類または/及び、高級アルコー
ル類または/及び、高級脂肪酸類または/及び、シリコ
ン類あるいはこれらの混合物である特許請求の範囲第
(1)項記載の水中油型乳化化粧料
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33320687A JP2583775B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 水中油型乳化化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33320687A JP2583775B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 水中油型乳化化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01175916A JPH01175916A (ja) | 1989-07-12 |
JP2583775B2 true JP2583775B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=18263502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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1987
- 1987-12-28 JP JP33320687A patent/JP2583775B2/ja not_active Expired - Fee Related
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