JPH0653220B2 - 多価アルコ−ル中油型乳化組成物 - Google Patents
多価アルコ−ル中油型乳化組成物Info
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- JPH0653220B2 JPH0653220B2 JP61017498A JP1749886A JPH0653220B2 JP H0653220 B2 JPH0653220 B2 JP H0653220B2 JP 61017498 A JP61017498 A JP 61017498A JP 1749886 A JP1749886 A JP 1749886A JP H0653220 B2 JPH0653220 B2 JP H0653220B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、後記一般式(1)または一般式(2)で表わされる
化合物の少なくとも一つを乳化剤とし、コレステロール
またはフイトステロールを乳化助剤として使用し、油性
物質（油相成分）を多価アルコールの中に可溶化もしく
は乳化して均一に分散した多価アルコール中油型乳化組
成物に関する。
化合物の少なくとも一つを乳化剤とし、コレステロール
またはフイトステロールを乳化助剤として使用し、油性
物質（油相成分）を多価アルコールの中に可溶化もしく
は乳化して均一に分散した多価アルコール中油型乳化組
成物に関する。
更に詳しくは、皮膚や毛髪に対して刺激を与えることな
く、マイルドに作用すると共に、保存安定性（経日安定
性）に優れ、かつ感触，外観（肌目，透明性），水洗性
等の極めて良好な多価アルコール中油型乳化組成物に関
する。
く、マイルドに作用すると共に、保存安定性（経日安定
性）に優れ、かつ感触，外観（肌目，透明性），水洗性
等の極めて良好な多価アルコール中油型乳化組成物に関
する。
（従来の技術） 近年、乳化に関する研究が数多くなされ、その結果、乳
化剤および乳化技術が進歩し、非常に安定なエマルジョ
ンがあらゆる工業で利用されている。
化剤および乳化技術が進歩し、非常に安定なエマルジョ
ンがあらゆる工業で利用されている。
しかし、その乳化剤の多くはポリオキシエチレン鎖を有
する非イオン型界面活性剤，脂肪酸石けんで代表される
アニオン型界面活性剤，カチオン型界面活性剤および両
性型界面活性剤が使用されており、それらの合成界面活
性剤を使用した乳化組成物は一般に皮膚や毛髪に刺激を
与えやすい難点がある。
する非イオン型界面活性剤，脂肪酸石けんで代表される
アニオン型界面活性剤，カチオン型界面活性剤および両
性型界面活性剤が使用されており、それらの合成界面活
性剤を使用した乳化組成物は一般に皮膚や毛髪に刺激を
与えやすい難点がある。
このような背景のもと、昨今天然由来の界面活性剤、特
に卵黄レシチン，大豆レシチン等のリン脂質が注目され
るようになった。
に卵黄レシチン，大豆レシチン等のリン脂質が注目され
るようになった。
特開昭５６−７０８２６号公報には、レシチンを乳化剤
として使用した多価アルコール中油型乳化組成物が開示
されているが、この乳化組成物は経日安定性（保存安定
性）に欠け、実用性に乏しい。また、特開昭５９−１４
０４号公報には乳化剤としてリン脂質またはその塩を使
用し、乳化助剤として蛋白質またはその塩を使用した多
価アルコール中油型乳化組成物が開示されているが、そ
の蛋白質にはそれ特有の等電点を有し、乳化する際に系
の制約を大きく受けやすく、また外観（肌目，透明性
等）および経日安定性の良好なものが得られ難い。
として使用した多価アルコール中油型乳化組成物が開示
されているが、この乳化組成物は経日安定性（保存安定
性）に欠け、実用性に乏しい。また、特開昭５９−１４
０４号公報には乳化剤としてリン脂質またはその塩を使
用し、乳化助剤として蛋白質またはその塩を使用した多
価アルコール中油型乳化組成物が開示されているが、そ
の蛋白質にはそれ特有の等電点を有し、乳化する際に系
の制約を大きく受けやすく、また外観（肌目，透明性
等）および経日安定性の良好なものが得られ難い。
（発明が解決しようとする問題点） 本考案者等は前記従来技術の難点を改良すべく鋭意研究
した結果、乳化剤としての後記一般式(1)または(2)で表
わされる化合物と乳化助剤としてのコレステロールまた
はフイトステロールを後記多価アルコールに溶解し、こ
れに油性物質（油相成分）を添加することにより、多価
アルコールの中に油性物質が可溶化もしくは乳化して均
一に分散した多価アルコール中油型乳化組成物が得ら
れ、そして、この乳化組成物は、皮膚や毛髪にマイルド
に作用すると共に、経日安定性に優れ、感触，外観（肌
目，透明性等），水洗性等が極めて良好で、化粧料等と
して有用であることを見出し、本発明を完成した。
した結果、乳化剤としての後記一般式(1)または(2)で表
わされる化合物と乳化助剤としてのコレステロールまた
はフイトステロールを後記多価アルコールに溶解し、こ
れに油性物質（油相成分）を添加することにより、多価
アルコールの中に油性物質が可溶化もしくは乳化して均
一に分散した多価アルコール中油型乳化組成物が得ら
れ、そして、この乳化組成物は、皮膚や毛髪にマイルド
に作用すると共に、経日安定性に優れ、感触，外観（肌
目，透明性等），水洗性等が極めて良好で、化粧料等と
して有用であることを見出し、本発明を完成した。
本発明の目的は、皮膚や毛髪に対して刺激を与えること
なく、マイルドに作用すると共に、保存安定性（経日安
定性）に優れ、かつ感触，外観（肌目，透明性等），水
洗性等の極めて良好な多価アルコール中油型乳化組成物
を提供することにある。
なく、マイルドに作用すると共に、保存安定性（経日安
定性）に優れ、かつ感触，外観（肌目，透明性等），水
洗性等の極めて良好な多価アルコール中油型乳化組成物
を提供することにある。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、下記の一般式(1) または下記の一般式(2) （上記の式中で、Ｒは Ｘは である） で表わされる化合物の少なくとも１つと、コレステロー
ルまたはフイトステロールと、分子内に２個以上の水酸
基を有する水溶性多価アルコールの少なくとも一つと、
油性物質とを含有することを特徴とする多価アルコール
中油型乳化組成物である。
ルまたはフイトステロールと、分子内に２個以上の水酸
基を有する水溶性多価アルコールの少なくとも一つと、
油性物質とを含有することを特徴とする多価アルコール
中油型乳化組成物である。
本発明における前記一般式(1)および(2)で表わされる化
合物は、公知の化合物である。前記一般式(1)で表わさ
れる化合物としては、１−パルミトイル−３−グリセリ
ルホスホリルコリン，１−ステアロイル−３−グリセリ
ルホスホリルコリン，１−パルミトイル−３−グリセリ
ルホスホリルエタノールアミン，１−ステアロイル−３
−グリセリルホスホリルエタノールアミン，１−パルミ
トイル−３−グリセリルホスホリルイノシトール，１−
ステアロイル−３−グリセリルホスホリルイノシトール
が挙げられ、また前記一般式(2)で表わされる化合物と
しては、２−パルミトイル−３−グリセリルホスホリル
コリン，２−ステアロイル−３−グリセリルホスホリル
コリン，２−パルミトイル−３−グリセリルホスホリル
エタノールアミン，２−ステアロイル−３−グリセリル
ホスホリルエタノールアミン，２−パルミトイル−３−
グリセリルホスホリルイノシトール，２−ステアロイル
−３−グリセリルホスホリルイノシトールが挙げられ
る。
合物は、公知の化合物である。前記一般式(1)で表わさ
れる化合物としては、１−パルミトイル−３−グリセリ
ルホスホリルコリン，１−ステアロイル−３−グリセリ
ルホスホリルコリン，１−パルミトイル−３−グリセリ
ルホスホリルエタノールアミン，１−ステアロイル−３
−グリセリルホスホリルエタノールアミン，１−パルミ
トイル−３−グリセリルホスホリルイノシトール，１−
ステアロイル−３−グリセリルホスホリルイノシトール
が挙げられ、また前記一般式(2)で表わされる化合物と
しては、２−パルミトイル−３−グリセリルホスホリル
コリン，２−ステアロイル−３−グリセリルホスホリル
コリン，２−パルミトイル−３−グリセリルホスホリル
エタノールアミン，２−ステアロイル−３−グリセリル
ホスホリルエタノールアミン，２−パルミトイル−３−
グリセリルホスホリルイノシトール，２−ステアロイル
−３−グリセリルホスホリルイノシトールが挙げられ
る。
前記一般式(1)および(2)で表わされる化合物の使用量
（配合量）は、当該乳化組成物における処方成分の全量
重量（組成物の重量）を基準として0.05〜１０重量％、
好ましくは0.1〜５重量％である。0.05重量％よりも少
なくなると油性物質の乳化がわるくなる傾向があり、１
０重量％よりも多くなると系中における溶解性が低下す
ると共に感触がわるくなりやすい。
（配合量）は、当該乳化組成物における処方成分の全量
重量（組成物の重量）を基準として0.05〜１０重量％、
好ましくは0.1〜５重量％である。0.05重量％よりも少
なくなると油性物質の乳化がわるくなる傾向があり、１
０重量％よりも多くなると系中における溶解性が低下す
ると共に感触がわるくなりやすい。
コレステロールまたはフイトステロールは、前記一般式
(1)または(2)で表わされる化合物との重量比で１：５〜
５：１の範囲内で配合される。
(1)または(2)で表わされる化合物との重量比で１：５〜
５：１の範囲内で配合される。
本発明において使用される多価アルコールは、分子内に
２個以上の水酸基を有する水溶性多価アルコールであっ
て、例えば、エチレングリコール，プロピレングリコー
ル，1,3−ブチレングリコール，ジプロピレングリコー
ル，グリセリン，ジグリセリン，トリグリセリン，テト
ラグリセリン等のポリグリセリン、グルコース，マルト
ース，マルチトール，蔗糖，フラクトース，キシリトー
ル，イノシトール，ペンタエリスリトール，ソルビトー
ル，マルトトリオース，スレイトール，澱粉分解糖，澱
粉分解糖還元アルコール等を挙げることができる。
２個以上の水酸基を有する水溶性多価アルコールであっ
て、例えば、エチレングリコール，プロピレングリコー
ル，1,3−ブチレングリコール，ジプロピレングリコー
ル，グリセリン，ジグリセリン，トリグリセリン，テト
ラグリセリン等のポリグリセリン、グルコース，マルト
ース，マルチトール，蔗糖，フラクトース，キシリトー
ル，イノシトール，ペンタエリスリトール，ソルビトー
ル，マルトトリオース，スレイトール，澱粉分解糖，澱
粉分解糖還元アルコール等を挙げることができる。
これらの多価アルコールは一種または二種以上組合せて
使用される。その使用量（配合量）は、当該乳化組成物
における処方成分の全量重量を基準として２〜９５重量
％、好ましくは２０〜５０重量％である。
使用される。その使用量（配合量）は、当該乳化組成物
における処方成分の全量重量を基準として２〜９５重量
％、好ましくは２０〜５０重量％である。
本発明に使用し得る油性物質（油相成分）としては、公
知の化粧料用油性物質であって、高級脂肪族炭化水素
類，動物性油脂類，植物性油脂類，ロウ類，高級アルコ
ール，高級脂肪酸，合成エステル油，シリコン油等であ
る。
知の化粧料用油性物質であって、高級脂肪族炭化水素
類，動物性油脂類，植物性油脂類，ロウ類，高級アルコ
ール，高級脂肪酸，合成エステル油，シリコン油等であ
る。
高級脂肪族炭化水素類としては例えば、流動パラフィ
ン，スクワラン，マイクロクリスタリンワックス，ワセ
リン，セレシン等、植物性油脂としては例えばオリーブ
油，ヒマシ油，カカオ油，パーム油等、動物性油脂とし
ては例えばタラ肝油，牛脂，バター脂等、ロウ類として
は、例えば、蜜ロウ，カルナウバロウ等、高級脂肪酸と
しては、例えば、ラウリン酸，ミリスチン酸，パルミチ
ン酸，ステアリン酸，オレイン酸，ベヘニン酸，ラノリ
ン脂肪酸等、高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール，ステアリルアルコール，セチルアルコー
ル，オレイルアルコール等、合成エステル油としては、
例えば、ブチルステアレート，ヘキシルラウレート，オ
クチルドデシルミリステート，ジイソプロピルアジペー
ト，ジイソプロピルセバケート等の直鎖エステル、分岐
鎖エステル等、シリコン油としては、例えば、メチルポ
リシロキサン，メチルフエニルポリシロキサン，環状シ
リコンオイル，ポリオキシエチレン（２０Ｅ・Ｏ）ジメ
チルポリシロキサン，ポリオキシプロピレン（２０Ｐ・
Ｏ）ジメチルポリシロキサン等を挙げることができる。
ン，スクワラン，マイクロクリスタリンワックス，ワセ
リン，セレシン等、植物性油脂としては例えばオリーブ
油，ヒマシ油，カカオ油，パーム油等、動物性油脂とし
ては例えばタラ肝油，牛脂，バター脂等、ロウ類として
は、例えば、蜜ロウ，カルナウバロウ等、高級脂肪酸と
しては、例えば、ラウリン酸，ミリスチン酸，パルミチ
ン酸，ステアリン酸，オレイン酸，ベヘニン酸，ラノリ
ン脂肪酸等、高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール，ステアリルアルコール，セチルアルコー
ル，オレイルアルコール等、合成エステル油としては、
例えば、ブチルステアレート，ヘキシルラウレート，オ
クチルドデシルミリステート，ジイソプロピルアジペー
ト，ジイソプロピルセバケート等の直鎖エステル、分岐
鎖エステル等、シリコン油としては、例えば、メチルポ
リシロキサン，メチルフエニルポリシロキサン，環状シ
リコンオイル，ポリオキシエチレン（２０Ｅ・Ｏ）ジメ
チルポリシロキサン，ポリオキシプロピレン（２０Ｐ・
Ｏ）ジメチルポリシロキサン等を挙げることができる。
これらの油性物質は、単独または２種以上組合せて使用
される。その使用量（配合量）は、当該乳化組成物にお
ける処方成分の全量重量を基準として２〜９５重量％、
好ましくは３０〜７０重量％である。
される。その使用量（配合量）は、当該乳化組成物にお
ける処方成分の全量重量を基準として２〜９５重量％、
好ましくは３０〜７０重量％である。
本発明の多価アルコール中油型乳化組成物には、前記成
分の他に、必要に応じて少量の香料，防腐剤，着色剤，
水等を配合することもできる。
分の他に、必要に応じて少量の香料，防腐剤，着色剤，
水等を配合することもできる。
本発明の多価アルコール中油型乳化組成物は、均一で透
明なゲルまたは透明な粘稠液体であって、このままの形
態で、または水を加えて安定な水中油型乳化組成物とし
て食品，化粧料，医薬品などの分野において好適に使用
される。
明なゲルまたは透明な粘稠液体であって、このままの形
態で、または水を加えて安定な水中油型乳化組成物とし
て食品，化粧料，医薬品などの分野において好適に使用
される。
化粧料としては、例えば、クレンジングクリーム（クレ
ンジングジェリー），マッサージクリーム，ヘアクリー
ム，ナリシングオイル，ナリシングクリーム等として有
用である。
ンジングジェリー），マッサージクリーム，ヘアクリー
ム，ナリシングオイル，ナリシングクリーム等として有
用である。
（実施例） 以下、実施例について説明する。
実施例に示す部とは、重量部を意味する。
実施例に示した外観（肌目，透明性），感触，水洗性，
乳化状態，保存安定性は専門検査員３人によってしらべ
た。
乳化状態，保存安定性は専門検査員３人によってしらべ
た。
肌目，透明性は肉眼によって判定した。感触効果は試料
を肌に塗布時のとれや伸びおよび塗布後の仕上り感につ
いてしらべた。
を肌に塗布時のとれや伸びおよび塗布後の仕上り感につ
いてしらべた。
水洗性は、試料（0.3ｇ）を手の甲に塗布し、その部分
に一定水量（１００ｍ／秒）の流水を５秒間あてて、
残存した試料の量をもって評価した。
に一定水量（１００ｍ／秒）の流水を５秒間あてて、
残存した試料の量をもって評価した。
乳化状態は、乳化組成物の調製直後の状態を示し、保存
安定性は４０℃の恒温槽内で４ケ月間保存後の乳化状態
より判定した。
安定性は４０℃の恒温槽内で４ケ月間保存後の乳化状態
より判定した。
なお、上記の諸試験における結果の評価は、極めて良好
を◎印、良好を○印、ややわるいを△印、わるいを×印
として表中に示した。
を◎印、良好を○印、ややわるいを△印、わるいを×印
として表中に示した。
実施例１，比較例１〜２ 実施例１は、第１表に基づく処方で最初に油性物質（コ
レステロール，オリーブ油，流動パラフィン，バチルア
ルコール）を８０℃にて均一に溶解する（溶液１）。ま
た、１−パルミトイル−３−グリセリルホスホリルコリ
ン，グリセリン，パラオキシ安息香酸メチルを約８０℃
にて均一に溶解する（溶液２）。
レステロール，オリーブ油，流動パラフィン，バチルア
ルコール）を８０℃にて均一に溶解する（溶液１）。ま
た、１−パルミトイル−３−グリセリルホスホリルコリ
ン，グリセリン，パラオキシ安息香酸メチルを約８０℃
にて均一に溶解する（溶液２）。
次に、溶液２を撹拌しながら、溶液１を少量ずつ添加し
て乳化した後冷却する。なお、その冷却過程の７０℃で
香料を添加し３０℃まで降温後撹拌を停止し、グレンジ
ングジェリーを調製した。
て乳化した後冷却する。なお、その冷却過程の７０℃で
香料を添加し３０℃まで降温後撹拌を停止し、グレンジ
ングジェリーを調製した。
比較例１は１−パルミトイル−３−グリセリルホスホリ
ルコリンの代わりにホスファチジルコリン（１−パルミ
トイル−２−オレオイル−３−グリセリルホスホリルコ
リン）を、そして比較例２は大豆レシチンを使用するほ
かは実施例１と同様に行なって比較のためのクレンジン
グジェリーを調製した。各々の特性を第２表に示した。
ルコリンの代わりにホスファチジルコリン（１−パルミ
トイル−２−オレオイル−３−グリセリルホスホリルコ
リン）を、そして比較例２は大豆レシチンを使用するほ
かは実施例１と同様に行なって比較のためのクレンジン
グジェリーを調製した。各々の特性を第２表に示した。
実施例２〜４，比較例３ 第３表に基づく処方で、実施例１に準じて、多価アルコ
ール中油型乳化組成物（ナリシングクリーム）を調製し
た。各々の特性を第４表に示した。
ール中油型乳化組成物（ナリシングクリーム）を調製し
た。各々の特性を第４表に示した。
実施例５〜８ 第５表に基づく処方で実施例１に準じて多価アルコール
中油型乳化組成物（マッサージクリーム）を調製した。
各々の特性を第６表に示した。
中油型乳化組成物（マッサージクリーム）を調製した。
各々の特性を第６表に示した。
第６表より、前記一般式で表わされる化合物とコレステ
ロールとの重量部比が１：５から５：１の範囲で配合さ
れると良好な多価アルコール中油型乳化組成物が得られ
る。
ロールとの重量部比が１：５から５：１の範囲で配合さ
れると良好な多価アルコール中油型乳化組成物が得られ
る。
実施例９〜１１ 第７表に基づく処方で実施例１に準じて多価アルコール
中油型乳化組成物（ナリシングクリーム）を調製した。
各々の特性を第８表に示した。
中油型乳化組成物（ナリシングクリーム）を調製した。
各々の特性を第８表に示した。
実施例１２（ヘアクリーム） 下記に基づく処方で実施例１に準じてヘアクリームを調
製した。
製した。
2-ステアロイル-3-グリセリルホスホリルコリン １部 グリセリン ２０部 ソルビトール液 8.2部 ヒマシ油 ４０部 流動パラフィン ２５部 セタノール ５部 コレステロール 0.8部 かくして得られたヘアクリームは、多価アルコール中油
型乳化組成物であって、きめ（肌目），透明性等の外
観，感触および保存安定性が極めて良好（◎）で、髪に
つやを与え、くし通りを良くする効果や整髪力も良好で
あった。
型乳化組成物であって、きめ（肌目），透明性等の外
観，感触および保存安定性が極めて良好（◎）で、髪に
つやを与え、くし通りを良くする効果や整髪力も良好で
あった。
実施例１３（ナリシングオイル） 下記に基づく処方で実施例１に準じてナリシングオイル
を調製した。
を調製した。
２−ステアロイル−３−グリセリル ホスホリエタノールアミン 0.2部 グリセリン １５部 ソルビトール液 １１部 ジプロピレングリコール 3.65部 コレステロール 0.15部 流動パラフィン ３０部 オリーブ油 ４０部 かくして得られたナリシングオイルは、多価アルコール
中油型乳化組成物であって、きめ（肌目），透明性等の
外観，感触および保存安定性が極めて良好（◎）であ
る。
中油型乳化組成物であって、きめ（肌目），透明性等の
外観，感触および保存安定性が極めて良好（◎）であ
る。
実施例１４ １−パルミトイル−３−グリセリルホスホリルコリンの
代りに、１−ステアロイル−３−グリセリルホスホリル
コリン，１−パルミトイル−３−グリセリルホスホリル
エタノールアミン，１−ステアロイル−３−グリセリル
ホスホリルエタノールアミン，１−パルミトイル−３−
グリセリルホスホリルイノシトール，１−ステアロイル
−３−グリセリルホスホリルイノシトール，２−パルミ
トイル−３−グリセリルホスホリルコリン，２−ステア
ロイル−３−グリセリルホスホリルコリン，２−パルミ
トイル−３−グリセリルホスホリルエタノールアミン，
２−ステアロイル−３−グリセリルホスホリルエタノー
ルアミン，２−パルミトイル−３−グリセリルホスホリ
ルイノシトール，２−ステアロイル−３−グリセリルホ
スホリルイノシトールの夫々を使用する他は、実施例１
と同様に行なって各クレンジングジェリーを調製した。
得られた各クレンジングジェリーは、何れも実施例１の
クレンジングジェリーと同様に多価アルコール中油型乳
化組成物であって、きめ（肌目），透明性等の外観，感
触，水洗性および保存安定性が良好（◎）であった。
代りに、１−ステアロイル−３−グリセリルホスホリル
コリン，１−パルミトイル−３−グリセリルホスホリル
エタノールアミン，１−ステアロイル−３−グリセリル
ホスホリルエタノールアミン，１−パルミトイル−３−
グリセリルホスホリルイノシトール，１−ステアロイル
−３−グリセリルホスホリルイノシトール，２−パルミ
トイル−３−グリセリルホスホリルコリン，２−ステア
ロイル−３−グリセリルホスホリルコリン，２−パルミ
トイル−３−グリセリルホスホリルエタノールアミン，
２−ステアロイル−３−グリセリルホスホリルエタノー
ルアミン，２−パルミトイル−３−グリセリルホスホリ
ルイノシトール，２−ステアロイル−３−グリセリルホ
スホリルイノシトールの夫々を使用する他は、実施例１
と同様に行なって各クレンジングジェリーを調製した。
得られた各クレンジングジェリーは、何れも実施例１の
クレンジングジェリーと同様に多価アルコール中油型乳
化組成物であって、きめ（肌目），透明性等の外観，感
触，水洗性および保存安定性が良好（◎）であった。
実施例１５ 流動パラフィンを２０部使用し、かつメチルフエニルポ
リシロキサンを５部添加する他は、実施例１２と同様に
行なってヘアクリームを調製した。得られたヘアクリー
ムは、多価アルコール中油型乳化組成物であって、きめ
（肌目），透明性等の外観，感触および保存安定性が極
めて良好（◎）で、髪につやを与え、櫛通りを良くする
効果や整髪力も良好であった。
リシロキサンを５部添加する他は、実施例１２と同様に
行なってヘアクリームを調製した。得られたヘアクリー
ムは、多価アルコール中油型乳化組成物であって、きめ
（肌目），透明性等の外観，感触および保存安定性が極
めて良好（◎）で、髪につやを与え、櫛通りを良くする
効果や整髪力も良好であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｆ 17/14 17/38
Claims (1)
- 【請求項１】下記の一般式(1) または下記の一般式(2) （上記の式中で、Ｒは Ｘは である） で表わされる化合物の少なくとも一つと、コレステロー
ルまたはフイトステロールと、分子内に２個以上の水酸
基を有する水溶性多価アルコールの少なくとも一つと、
油性物質とを含有することを特徴とする多価アルコール
中油型乳化組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61017498A JPH0653220B2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | 多価アルコ−ル中油型乳化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61017498A JPH0653220B2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | 多価アルコ−ル中油型乳化組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62225240A JPS62225240A (ja) | 1987-10-03 |
| JPH0653220B2 true JPH0653220B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=11945656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61017498A Expired - Fee Related JPH0653220B2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 | 多価アルコ−ル中油型乳化組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0653220B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0570323A (ja) * | 1991-09-12 | 1993-03-23 | Kose Corp | 乳化化粧料 |
| US5565439A (en) * | 1992-11-24 | 1996-10-15 | The Procter & Gamble Company | Methods of using lysophosphatidic acid for treating hyperproliferative conditions |
| JP3448006B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2003-09-16 | 独立行政法人食品総合研究所 | 機能性エマルション |
| JP4762495B2 (ja) * | 2004-01-06 | 2011-08-31 | 株式会社 資生堂 | Ｏ／ｗ超微細エマルション外用剤の製造方法 |
-
1986
- 1986-01-28 JP JP61017498A patent/JPH0653220B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62225240A (ja) | 1987-10-03 |
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