JPH01170827A - シャーシダイナモメータによる置換運転方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、シャーシダイナモメータによる置換運転方法
に係り、特に車速設定方法に関する。

Ｂ０発明の概要 本発明は、データレコーダの路上データを読み取ってシ
ャーシダイナモメータの車速指令とするにおいて、 路上データに欠落する低速域データを直線補間して車速
指令とすることにより、 滑らかな発進、停止になる車速制御ができるようにした
ものである。

Ｃ１従来の技術 シャーシダイナモメータは、車両の動的な走行性能試験
を室内で行うもので、その基本構成は第２図に示すよう
になる。試験車両１の駆動輪ＩＡは回転ドラム２に乗せ
られ、回転ドラム２を無限平坦路として該ドラム２との
間で駆動力又は吸収力を授受させながら各種性能につい
て動的試験を行う。この試験において、フライホイール
３は車両１の重量に相当する慣性抵抗を与え、負荷装置
（電気動力系）４は車両１に駆動力又は吸収力を与え、
装置構成上では負荷装置４にフライホイール３の機能を
持たせることもある。フライホイール３はフライホイー
ル着脱装置５によって慣性力か調節され、負荷装置４は
制御装置６によって速度又はトルクが調節される。これ
ら装置５，６の操作制御信号及び各種設定値は試験項目
に応じてコントローラ７から与えられる。

このようなシャーシダイナモメータによる走行性能試験
として、車両ｌが実際に道路上を走行するのと同じ運転
条件を得る置換運転方法がある。

この置換運転方法では、まず車両１をテストコースて走
らせて車速変化や変速位置等の路上データをデータレコ
ータに収録する。そして、データレコーダの収録データ
はコントローラ７に読み出され、コントローラ７か負荷
制御と並行して車両１の車速制御さらにはシフｊ・レバ
ー位置制御を行うことで路上走行と同じ運転条件を作り
出す。

Ｄ８発明が解決しようとする問題点 従来の置換運転において、実走行での車速収録は車両の
速度計用のフレキンプルケーブルにパルス式回転計を取
り付け、この回転計から車速に比例した周波数のパルス
信号としてチータレコータに記録するようにしている。

このパルス式回転計によるパルス信号の記録は、その特
性上から１０ｋ　ｍ　／　ｈなと低車速時には記録不能
になる。このため、チータレコータの車速記録内容は、
第３図に示ずようにある速度（図示では１０ｋｍ／ｈ）
から急に速度信号が発生することになり、実走行での低
速域の速度データ（破線ゼ示す）は得られない。このよ
うな速度データの欠落では、該データを再生してコント
ローラ７が置換運転すると、車速指令が急激に立ち上る
ために試験車両１のエンジンストップや不安定な発進、
停止になる問題かあった。

Ｅ２問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、路上デー
タに欠落する低速域車速データを直線補間してシャーシ
ダイナモメータの車速指令とするものである。

Ｆ１作用 データレコーダの車速データは低速域か欠落し一４＝ ているが、低速域に続く中速域か一般に直線的に加速又
は減速する車速変化になる。そこで、車速か立ち上り又
は立ち下る速度域で直線補間することで車速零までの低
速域データを得て車速零も含む低速域の置換運転を可能
にする。

Ｇ　実施例 第１図は本発明の一実施例を示す装置構成図である。コ
ントローラ８は、コンピュータを制御中枢部とし、フラ
イホイール５及び負荷装置６の操作制御信号をデータレ
コータ９からの路上データから得る置換運転制御を行う
。この置換運転制御において、チータレコータ９の車速
データに対して、低速域補間演算をして車速指令を得る
。

データレコーダ９の車速パルス信号の記録は、従来と同
様にテスＩ・コースを実走行する車両の車速センサから
のパルスを記録媒体（例えば磁気テープ）に書き込むこ
とで行われる。

コントローラ８は、上述のデータレコーダ９から再生さ
れる車速パルス信号をカウンタ１０の計数入力として読
み込み、このカウンタ１０の単位時間当たりの計数値か
ら各時刻での車速を求める。

この車速データは前述のように低速域が欠落したものに
なる。

ここで、ＣＰＵＩＩは車速データに欠落する低速域をそ
の前後のデータから直線補間によって求め、この低速域
データも加えてＲＡＭ１２に格納しておく。この直線補
間は、第３図に実線で示す車速データに対して、車速デ
ータが発生して加速する領域Ｂの変化率を求め、この変
化率で速度零から立ち上ったものとして領域へを破線で
示す速度変化とし、この領域Ａの速度データを領域Ｂの
データの前職データとする。

こうした車速データの直線補間は減速時にも低速域に入
った時点から車速零まで行われる。そして、コントロー
ラ８による置換運転制御にハＲＡＭ　１２に格納された
車速データがＤ／Ａ変換器１３に順次読み出され、この
変換器１３によるアナログ信号への変換がなされて制御
装置６への車速指令とされる。

従って、データレコータ９に記録された車速データは低
速域が欠落しているが、そのデータをコントローラ８１
ト読み込む際に低速域が直線補間され、車速零から滑ら
かに立ち上る車速指令及び中速域から車速零まで滑らか
に立ち下る車速指令による置換運転がなされ、実走行特
性に合致した滑らかな発進及び停止がなされてエンジン
ストップや不安定加減速か無くなる。

Ｈ１発明の効果 以上のとおり、本発明によれば、低速域デー・夕を直線
補間によって得た速度指令とするため、実走行時と同等
の滑らかな発進、停止になる車速制御ができ、置換運転
を確実にする効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す装置構成図、第２図は
シャーシダイナモメータの基本構成図、第３図はデータ
レコーダの車速データの記録態様を示す図である。 ■・・・試験車両、２・・・回転ドラム、３・・・フラ
イホイール、４・・・負荷装置、５・・・フライホイー
ル着脱装置、６・・制御装置、７，８・・コントローラ
、９＝８− チータレコータ、１０・・カウンタ、１３・・・Ｄ／Ａ
変換器。 第２図 シャーシグイｆ之メータのＪＬＡ材に図２−−−−−回
瑚トラム ３−−−−−フライ心Ａ−１し ４−−−−一俳向Ｈ ７−−−−−コントローラ 第３図 重速テ°−夕のＸ猟Ｂ朦図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両の実走行による路上データをデータレコーダに記録
   し、この路上データに従ってシャーシダイナモメータを
   操作制御することで試験車両の走行性能試験を行う置換
   運転方法において、前記路上データに欠落する低速域車
   速データを直線補間してシャーシダイナモメータの車速
   指令とすることを特徴とするシャーシダイナモメータに
   よる置換運転方法。