JPS6113950Y2 - - Google Patents

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JPS6113950Y2
JPS6113950Y2 JP9557379U JP9557379U JPS6113950Y2 JP S6113950 Y2 JPS6113950 Y2 JP S6113950Y2 JP 9557379 U JP9557379 U JP 9557379U JP 9557379 U JP9557379 U JP 9557379U JP S6113950 Y2 JPS6113950 Y2 JP S6113950Y2
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JP
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signal
load
actual running
circuit
inertia
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JP9557379U
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JPS5613731U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、台上試験において、車両の実走行負
荷を再現制御する際に動力計の負荷制御系に導入
する指令信号を形成するための負荷設定器に関す
る。
実走行車両の負荷(走行抵抗)は、定数項、速
度の1次、2次項及び慣性項よりなり、この負荷
を台上試験において再現制御する場合には、慣性
項を慣性円板により発生させると共に他の項は動
力計の負荷制御により発生させる方法がとられて
いる。
尚、慣性円板を省き、慣性項も動力計により制
御する試みもなされているが、その再現度は慣性
円板による場合よりも低い。
第1図はこの種の台上試験において用いられる
運転ベンチであり、エンジン1、動力計2、それ
に慣性項補償用の慣性円板3を軸4により直結し
た機構系と、エンジン1及び動力計2のそれぞれ
に対し設けられた制御系5,6とから構成されて
いる。
尚、以上はエンジンダイナモ方式の運転ベンチ
であるが、エンジン1の代りにドラムを結合し、
それと車両の車輪とを係合させるようにすれば、
シヤシダイナモ方式の運転ベンチとなる。
エンジン1の制御系5は、実走行車速信号設定
器51と、軸4に設けられた速度検出器52の各
出力信号の偏差に応じてエンジン1のスロツトル
開度を調節する制御回路53とから構成され、エ
ンジン1の速度が実走行車速と一致するうに制御
を行なつている。
また、動力計2の制御系6は、その負荷設定器
61に設定される負荷指令信号と動力計2に設け
られた負荷検出器62の出力信号の偏差に応じて
動力計2の巻線電流を調節する制御回路63とか
ら構成され、動力計2の負荷制御を行うことにな
る。
尚、この動力計2の負荷制御を行なうには、前
記のように、動力計に設けられた負荷検出器62
の出力信号を帰還値とした制御の他には、例えば
特開昭53−60001号(特公昭55−34375号)に開示
されるようにエンジン1と動力計2の間の伝達ト
ルクを検出し、その伝達トルク値とその回転系の
慣性トルク値との差を帰還値とした制御も実施さ
れている。
ところで、上記いずれの制御においても動力計
2において制御する負荷は、前記したように実走
行負荷のうち慣性円板3によつて発生させる慣性
負荷を差引いた負荷成分とする必要があり、しし
たがつて負荷設定器61にも慣性負荷を除いた負
荷信号を設定しなければならない。
そこで、次のような手順により設定信号を形成
していた。
先ず、負荷設定器61に実走行負荷信号を設
定し、動力計の負荷を実走行負荷に制御する。
その制御状態においてエンジン1に加わる負
荷は、軸4に設けた伝達トルク検出器7により
検出される(動力計の制御負荷と慣性円板3の
発生負荷の和として検出)ので、その検出信号
を記録器に一旦記録しておく。
次に、一連の実走行負荷信号での速度が終了
した後、記録器の信号を再生して、それと実走
行負荷信号との偏差信号を算出すると共に、実
走行負荷信号からその偏差を差引く。
以上により、実走行負荷信号から慣性負荷を
差引いた設定負荷信号が形成されることにな
り、これを負荷設定器61に再設定すればよい
ことになる。しかし、この設定信号を形成する
ためには、あらかじめ実走行負荷信号のもとで
の一連の制御運転が必要であり、多大の時間を
要する欠点があつた。
本考案は、上記欠点を除くために、実走行車速
信号の微分信号は加減速度に対応し、それと車両
の慣性質量との積が実走行負荷信号中に含まれる
慣性信号と対応することに着目し、負荷設定器を
実走行車速信号の微分信号を形成する微分回路
と、その微分信号の等価慣性値を乗じ、慣性補償
信号を形成する乗算回路と、実走行負荷信号と前
記慣性補償信号の差を算出し、それを動力計の信
号制御系に指令信号として送出する減算回路とに
より構成したのであり、負荷設定器には実走行負
荷信号と実走行車速信号を入力し、前者の信号か
ら後者の信号の微分信号に所定の慣性質量を乗じ
た慣性補償信号を差引いてそれを制御系に指令信
号として送出するようにしたものである。
以下、実施例について詳細に説明する。
第2図において、10はデータレコーダであ
り、実走行時における車速信号Vとプロペラ軸の
負荷信号Tが記録されると共に、それらの信号は
再生されて出力されている。11は車速信号Vの
微分回路、12は微分回路11から送出される車
速信号Vの微分信号と設定器13にあらかじめ設
定された慣性質量に対応した設定値とを乗算する
乗算回路であり、その出力信号は実走行時の慣性
負荷に対応している。
14は減算回路であり、前記データレコーダ1
0からの実走行負荷信号が導入されると共に乗算
回路12の慣性補償出力信号が導入され、両信号
の差を算出して、第1図の制御回路63に負荷指
令信号として送出するようになつている。以上の
ものにおいて、データレコーダ10から送出され
る車速信号Vは、微分回路11により微分され、
実走行車両の加減速度に対応する微分信号に変換
され、乗算回路12に送出される。そして、乗算
回路12において、設定器13に設定された等価
慣性値と乗算され、これにより慣性補償信号が形
成される。この慣性補償信号は、減算回路14に
導入され、そこに入力されるもう一方の信号であ
る実走行負荷信号から差引かれ、その差の信号が
動力計の負荷制御系に指令信号として送出され。
この結果、その指令信号は、実走行負荷から慣性
負荷を差引いた負荷信号となり、動力計2はこの
の指令信号に応じて負荷制御され、エンジン1に
与えられる負荷は、この動力計の制御負荷と慣性
円板3による負荷の和、すなわち実走行時の負荷
となり、実走行負荷の再現制御が運転ベンチで実
現されることになる。
尚、上記各回路については詳述していないが、
これら各回路はすでに公知であり、その回路構成
もアナログ、デイジタルのいずれの方式で構成し
てもよい。
以上のとおりであり、本考案は、実走行車速信
号から慣性補償信号を形成すると共に、それを実
走行負荷信号から差引いて指令信号として送出す
るので、指令信号が直ちに得られ、運転ベンチに
おいて迅速に実走行負荷の再現制御を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は運転ベンチの構成を示すブロツク線
図、第2図は本考案の実施例を示すブロツク線図
である。 10:データレコーダ、11:微分回路、1
2:乗算回路、13:設定器、14:減算回路、
61:負荷設定器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 実走行車速信号の微分信号を形成する微分回路
    と、その微分信号に所定の等価慣性値を乗じ、慣
    性補償信号を形成する乗算回路と、実走行負荷信
    号と慣性補償信号の差を算出し、それを動力計の
    負荷制御系に指令信号として送出する減算回路と
    からなるところの負荷設定器。
JP9557379U 1979-07-11 1979-07-11 Expired JPS6113950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557379U JPS6113950Y2 (ja) 1979-07-11 1979-07-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557379U JPS6113950Y2 (ja) 1979-07-11 1979-07-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5613731U JPS5613731U (ja) 1981-02-05
JPS6113950Y2 true JPS6113950Y2 (ja) 1986-04-30

Family

ID=29328423

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JP9557379U Expired JPS6113950Y2 (ja) 1979-07-11 1979-07-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3776756B2 (ja) * 2001-06-14 2006-05-17 三菱重工業株式会社 モータ試験装置

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JPS5613731U (ja) 1981-02-05

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