JPH01170283A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、再生映像信号のジッターの低減機能を有する
磁気記録再生装置に関するものである。

従来の技術 従来、磁気記録再生装置における、再生映像信号のジッ
ター低減のための技術はサーボ回路系の改善や、メカ走
行系の改善がほとんどであった。

映像信号処理によるジッター改善としては、Ｓ／Ｎを良
くする。あるいは、水平同期信号の立ち下がリトランジ
ェントを早くする等が一般に知られているが、再生画質
に大きな影響を与えるため、ジッター低減のために信号
処理回路が用いられることはなかった。

発明が解決しようとする問題点 上記のように映像信号処理で、ジッターを改善しようと
すると再生画質に与える影響が大きく、ジッターに対す
る最適設計ができなかった。

本発明は、ジッター低減のための最適設計を実現する映
像信号処理にもとづくジッター低減機能を有する磁気記
録再生装置を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の磁気記録再生装置は
、ディエンファシス処理した再生輝度主信号の少なくと
も水平同期信号の立下り部を含みかつ、水平ブランキン
グ期間より短かい期間に対応したゲートパルスを発生す
るよう構成したゲート信号発生回路手段と、上記再生輝
度主信号の分校信号を入力とし、少なくとも上記ゲート
パルスの期間においてトランジェント部の立上がり時間
を短縮せしめた再生輝度信号を出力するトランジェント
強調回路手段と、上記再生輝度主信号と上記再生輝度副
信号を入力とし１通常は、上記再生輝度主信号を出力し
、上記ゲートパルスの期間のみ上記再生輝度副信号を出
力するよう構成した信号切替回路を備えるよう構成した
ものである。

作用 上記構成により、水平同期信号の立下がりエツジ部が強
調された再生輝度信号が得られる。その結果、テレビジ
ョン受像機等の再生装置における同期をより確実にする
ことができる。よって再生画質を劣下させることなく、
時間軸補正回路（ＴＢＣ回路）等を用いたジッター補正
方法と同様にジッターを低減させることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。本発明の一実施例の磁気記録再生装置のブロッ
ク図を第１図に示し、その主要部の波形ａ−ｄを第２図
に示す。

第１図において、１は再生輝度信号の入力端子であり、
周知のようにＦＭ復調の後、メインディエンファシス処
理をした第２図ａに示すような波形の再生輝度信号が入
力される。再生輝度信号は、ゲートパルス発生回路２に
入力され、第２図ｄに示すゲートパルスを発生する。ゲ
ートパルス発生回路２は周知の水平同期信号分離回路で
構成されている。

一方、再生輝度信号は、遅延器２ｏを通り、トランジェ
ント強調回路３と、切替回路４に入力される。この遅延
器２０は、再生ローパスフィルターであっても良い。

トランジェント強調回路３は、第２図すに示すように再
生輝度信号ａの波形のエツジ部を強調するものである。

トランジェント強調回路３は、たとえば第３図に示すよ
うな、エミッタ接地のトランジス増幅器で構成すること
ができる。

第３図において、１５はトランジェント強調回路の入力
端子であり、１６は出力端子である。９は結合コンデン
サ、７，８はバイアス抵抗、１゜はコレクタ抵抗、１１
はエミッタ抵抗である。６はＮＰＮ）ランジスタ、１７
は電源端子である。

そしてインダクタンスＬ１２とコンデンサＣ１３と抵抗
Ｒ１４で構成される直列共振回路により、エツジ部の強
調を行なっている。

また、トランジェント強調回路３の他の実施例として第
４図に示すように、第３図に示すエミッタ接地のトラン
ジスタ増幅器の、Ｌ１２，０１３゜Ｒ１４に直列にダイ
オード１７．１Ｂ、の互いに逆極性で並列接続されたダ
イオード群を接続することにより、大振幅の信号に対し
ては、ピーキングを行ない、ノイズ等の小振幅の信号は
増幅しないよう構成することによりＳ／Ｎを悪化するこ
となく、トランジェント部の強調を行なうことができる
。

このようにしてトランジェント強調回路３で、エツジ部
の強調を行なった出立信号すは、切替回路４に入力され
る。切替回路４は、ゲートパルスｄのＨｉｇｈレベルの
期間は、トランジェント強調回路の出力信号すを、ゲー
トパルスｄがＬｏｗレベルの期間は、遅延器２０の出力
信号を通すよう切換られ、出力端子５に第２図Ｃの波形
の新たな再生輝度信号を得る。

このようにして、映像信号部分はＳ／Ｈの良い信号を得
て、水平同期信号の立下り部にお・いては、その立下が
りを強調した信号を得るよう構成することにより、本実
施例により得た再生輝度信号をテレビジョン受像機で再
生したときには、水平同期を確実にとることが可能とな
り、ＴＢＣ回路等の時間軸補正手段を用いたものと、は
ぼ等価のジッター補償を行うことが可能となる。

発明の効果 本発明によれば、再生輝度信号の、水平同期信号の立下
がり部分を強調した再生輝度副信号と、再生輝度主信号
とを切換え出力することにより、信号処理回路により、
Ｓ／Ｎを悪くすることなく、テレビジョン受像機等での
再生において、時間軸補正を行った場合と等測的にジッ
タを改善できるものであり、その実用効果は大なるもの
がある。

また、このような構成を、ダビング時に対応して構成す
ることも容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気記録再生装置ブロック
図、第２図は本発明の一実施例の磁気記録再生装置主要
部の波形図、第３図および第４図はトランジェント強調
回路の一実施例を示す回路図である。 ２・・・・・・ゲートパルス発生回路、３・・・・・・
トランジェント強調回路、４・・・・・・切替回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 （ｂ） （の （ｄ）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディエンファシス処理した再生輝度主信号の少な
   くとも水平同期信号の立下り部を含みかつ、水平ブラン
   キング期間より短かい期間に対応したゲートパルスを発
   生するゲート信号発生回路手段と、上記再生輝度主信号
   の分枝信号を入力とし少なくとも上記ゲートパルスの期
   間においてトランジェント部の立上がり時間を短縮せし
   めた再生輝度副信号を出力するトランジェント強調回路
   手段と、上記再生輝度主信号と上記再生輝度副信号を入
   力とし、上記ゲートパルスの期間のみ上記再生輝度副信
   号を出力し、上記ゲートパルス期間外は上記再生輝度主
   信号を出力する信号切替回路とを備えたことを特徴とす
   る磁気記録再生装置。
2. （２）トランジェント強調回路手段は、再生輝度分岐信
   号のトランジェント部の立上り時間を短縮せしめた再生
   輝度副信号を出力する少なくともインダクタンスを含む
   ピーキング増幅回路を有することを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。
3. （３）ゲートパルス期間において再生輝度分岐信号の所
   定振幅より大なる信号部分のみ増幅する少なくともイン
   ダクタンスを含むピーキング増幅回路を有するトランジ
   ェント強調回路手段を備えたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。