JP2576628B2 - Fm映像信号復調装置 - Google Patents

Fm映像信号復調装置

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JP2576628B2 JP1119202A JP11920289A JP2576628B2 JP 2576628 B2 JP2576628 B2 JP 2576628B2 JP 1119202 A JP1119202 A JP 1119202A JP 11920289 A JP11920289 A JP 11920289A JP 2576628 B2 JP2576628 B2 JP 2576628B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はVTR等の再生画面に表われる、いわゆる反
転現象の発生を防止するFM映像信号復調装置に関する。
〔従来の技術〕
第6図はVTRの再生系のブロツク回路図で、磁気テー
プ(1)にFM記録された映像信号は、再生ヘツド(2)
で再生され、前置増幅器(3)で通常60dB程度増幅さ
れ、振幅制限器(4)に供給される。ここで振幅が一定
に制限されたFM映像信号はFM復調器(5)でFM復調さ
れ、出力端子(6)より出力される。
FM映像信号は、一般にホワイトピークがFMキヤリアの
最高周波数で、同期信号先端が最低周波数とされる。
このFM映像信号が、第8図(D)に示すように、黒か
らホワイトピークに変化した時、またはそれに準ずる変
化をした時、デビエーシヨンと変調周波数が過大になる
のと同等であつて、FMキヤリア成分が減少し、FMサイド
バンド成分が多くなる。磁気テープから再生されるFM映
像信号は、一般に低域が強く高域が弱いので、小さいキ
ヤリアと強調された下サイドバンドで構成される。した
がつて、第8図(A)のような波形となる。すなわち、
センタラインをFMキヤリアが交わつていないゼロクロス
点a1,a2が生じるので、振幅制限器(4)を通すとa1
分は幅の広い低周波成分C(第8図(c)図示)とな
り、FM復調器(5)は黒の出力を出してしまう。これが
反転現象である。
第7図は特公昭56−27927号公報に示された反転現象
を軽減する振幅制限器(4)の構成を示すブロツク回路
図で、入力端子(7)に入力された再生FM映像信号a
(第8図(A)図示)は、自動振幅調整器(8)に供給
され、ゆつくりした振幅変動が抑えられる。自動振幅調
整器(8)よりとり出された再生FM映像信号は、高域フ
イルタ(HPF)(9)および低域フイルタ(LPF)(10)
に供給される。高域フイルタ(9)では主にFMキヤリア
bが瀘波され、これを第7図(B)に示す。このFMキヤ
リアbは遅延補償回路(11)を通つて第1の振幅制限器
(12)に供給され、レベル変動が除去された矩形波の信
号となる。
他方、低域フイルタ(10)では、主としてFMサイドバ
ンド成分が瀘波され、第8図(C)のような低域成分c
がとり出される。この低域成分cは振幅制限器(12)の
出力と合成された後、第2の振幅制限器(13)に供給さ
れ、レベル変動が除去されたのち出力端子(14)からFM
復調回路(5)に入力されて復調される。
この信号処理により、第8図(B)のFMキヤリアbの
ゼロクロス点a1,a2が増強されて低域成分と合成される
ので、センタラインとFMキヤリアが交わり、反転現象の
発生が軽減される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の装置は以上のように構成されているので、セン
タラインと交わる部分がFMキヤリアの先端部分である場
合や、振幅制限器(12)の出力がパルス状で、パルス幅
が狭い場合には瞬時周波数が高くなり、FM復調器(5)
が高くなつた瞬時周波数に応答できなければやはり反転
現象を生じるという問題点があつた。
この発明は上記のような問題点の解消を目的としてな
されたもので、FM復調器へ入力されるFM映像信号にゼロ
クロス点がなく、かつ瞬時周波数が、当該FM復調器の最
小応答周波数より必ず低くなるようにしたFM映像信号復
調装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、入力映像信号をFMキヤリア成分と低域成
分とに分離する手段と、この低域成分の振幅を所定レベ
ル以下となるように制限する手段と、上記FMキヤリアの
ゼロクロス点に同期し、かつ上記振幅制限された低域成
分よりは大きい振幅と、FM復調器の最小応答パルス幅よ
りは広いパルス幅を有するパルス信号を発生する手段
と、このパルス信号と上記振幅制限された低域成分とを
位相を90゜違えて合成する手段と、この合成されたFM映
像信号を復調するFM復調器とを備えたものである。
〔作用〕
この発明は、振幅制限された低域成分のピーク位置
に、当該低域成分の振幅より大きい振幅およびFM復調器
の最小応答パルス幅より広いパルス幅を有するパルス信
号を90゜位相を違えて重畳してFM映像信号を合成するよ
うに構成したので、入力映像信号のゼロクロス点におい
てもFMキヤリアが必ずセンタラインと交わるようにな
る。
〔発明の実施例〕
第1図は、この発明の一実施例のブロツク回路図で、
第7図と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略
する。第2図はこの実施例の各部の信号波形を示す図で
ある。
図において、(10)は低域サイドバンド付近の低域成
分c(第2図(C)図示)をとり出す1次低域フイル
タ、(52)は低域フイルタ(10)の入力信号と出力信号
との差からFMキヤリア付近成分をとり出す第1の合成器
で、この出力b(第2図(B)図示)は、第1の振幅制
限器(12)で矩形波化され、その出力f(第2図(F)
図示)は微分器(61)で微分されてエツジに同期した微
分信号がとり出される。この微分信号g(第2図(G)
図示)は、第4の振幅制限器(62)で、関連回路のダイ
ナミツクレンジをオーバすることによる障害を防ぐた
め、第2図(H)に示すように振幅制限されるととも
に、所定のパルス幅Pを有するものとなるように成形さ
れる。(53)は低域成分cの大振幅部を第2図(C1)示
すように、パルス信号hより低いレベルに抑圧する第3
の振幅制限器、(54)は第2の合成器で、低域成分c1
ピーク位置に、パルス信号hが乗るように合成し、FM映
像信号e(第2図(E)図示)を端子(14)を介してFM
復調器(5)に出力する。
つぎに、この実施例の動作を説明する。
入力端子(7)から、第2図(A)に示すようなゼロ
クロス点a1,a2を有するFM映像信号aが入力されると、
低域フイルタ(10)の出力cは第2図(C)のようにな
る。この低域フイルタ(10)の伝達関数は、1/(1+j
ω/ω)で表される。ここで、ωはカツトオフ周波
数、ωは信号の角周波数である。低域フイルタ(10)の
入力端子と合成器(52)の出力端子間の伝達関数は 1−1/(1+jω/ω)=jω/ωo/(1+jω/ω
)となり、ハイパスフイルタを構成するとともに、合
成器(52)の出力bは低域フイルタ(10)の出力cより
位相が90゜進み、第2図(B)のようになる。
第2図(F)は振幅制限器(12)の出力fを、第2図
(G)は微分器(61)の出力gを、第2図(H)は振幅
制限器(62)の出力hをそれぞれ表す。すなわち信号h
は信号cのピーク位置にあつて信号cとは逆相のパルス
になり、このパルス幅PはFM復調器(5)が復調動作で
きる最小のパルス幅(最大応答周波数)より広くなるよ
うに振幅制限器(62)の増幅率およびスライスレベルが
設定されている。他方、振幅制限器(53)の出力c1は第
2図(c1)に示すような波形となる。
つぎに、合成器(54)の出力eは、第2図(E)のよ
うな波形となり、入力FM映像信号aのゼロクロス点a1,a
2が信号eでは、e1,e2のようにセンタラインと交わり、
かつ、そのパルス幅はPであるので反転現象の発生が確
実に防止される。
なお、上記実施では、FMキヤリアbと低域成分cとが
90゜の位相関係にあるため、パルス信号hが低域成分c1
のピーク位置に乗るように合成され、合成FM映像信号e
のe1,e2におけるセンタラインを越える量が最大となる
ようにして反転現象の回避を確実にしている。
これは、パルス信号hと低域成分c1とを同位相で合成
すると、通常はピーク位置でパルスがセンタラインを交
わり、基本周波数が2倍になつて黒い映像が白くなる別
の反転現象をひき起こすのを防止するためであり、ま
た、e1,e2点ではセンタラインと交わらず反転現象の発
生が回避できなくなるからである。
したがつて、この実施例において、振幅制限器(1
2),(62),(53)等における遅延時間の関係で上記
のような位相関係が得られない場合には、第7図の従来
例のように遅延補償回路(11)を設けて遅延補償を施す
ことが必要となる。
上記実施例では、低域フイルタ(10)を1次の低域フ
イルタを用いたが、フイルタの形式はどのような形式の
ものであつてもよい。
また、微分器(61)はマルチバイブレータであつても
よいが、入力信号fの両エツジに応答する必要がある。
第3図は第1図中の微分器(61)および振幅制限器
(62)の一実施例を示す図で、(71)は入力信号f(第
4図(f)図示)の正エツジで働くモノマルチバイブレ
ータで、パルス幅Pのパルスj(第4図(J)図示)を
発生させる。(72)は負エツジで働くモノマルチバイブ
レータで、パルス幅Pのパルスk(第4図(k)図示)
を発成させる。パルスj,kはコンデンサ(73),(7
4)、抵抗(75),(76)で結合され、抵抗(77)で分
圧されて400mVのパルスl(第4図(l)図示)を合成
器(54)に供給する。この構成では、振幅制限器(62)
としては制限増幅器等を必要とせず、抵抗分割で構成で
きる。
第5図は、この発明の他の実施例のブロツク回路図
で、高域フイルタ(9)と、第1の合成器(52)を用い
て入力映像信号aを、FMキヤリアbと低域成分cとに分
離する構成としたもので、他の構成および動作は、第1
図の実施例と同様である。
〔発明の効果〕
この発明によれば、入力FM映像信号をFMキヤリア成分
と低域成分とに分離し、この低域成分を所定の振幅を超
えないように振幅制限するとともに、FMキヤリア成分の
ゼロクロス点に同期し、かつ後段のFM復調器の最小応答
パルス幅よりも大きいパルス幅および振幅制限された低
域成分よりも大きい振幅を有するパルス信号を作成し、
このパルス信号を上記低域成分と90゜の位相差でもつて
合成したFM映像信号をFM復調器で復調するように構成し
たものであるから、ゼロクロス点を有するFM映像信号が
入力された場合でも確実に反転現象の発生を防止できる
FM映像信号復調装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロツク回路図、第2図
はその各部の信号波形図、第3図はこの実施例における
微分器とこれにつづく振幅制限器の一構成例を示す図、
第4図は第3図の各部の信号波形図、第5図はこの発明
の他の実施例のブロツク回路図、第6図はVTRの再生系
のブロツク回路図、第7図は従来の反転現象を軽減する
振幅制限器のブロツク回路図、第8図はこの従来例の各
部の信号波形図である。 (4)……振幅制限器、(5)……FM復調器、(9)…
…高域フイルタ、(10)……低域フイルタ、(12),
(13),(53),(62)……振幅制限器、(52),(5
4)……合成器、(61)……微分器。 なお、各図中、同一符号はそれぞれ同一、または相当部
分を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力FM映像信号をFMキヤリア成分と低域成
    分とに分離する手段と、この低域成分の振幅を所定レベ
    ル以下に制限する手段と、上記FMキヤリア成分のゼロク
    ロス点に同期しかつ上記振幅制限された低域成分よりは
    大きい振幅およびFM復調器の最小応答パルス幅よりは広
    いパルス幅を有するパルス信号を発生する手段と、この
    パルス信号と上記振幅制限された低域成分とを90゜の位
    相差でもつて合成する手段と、この合成されたFM映像信
    号を復調するFM復調器とを備えたFM映像信号復調装置。
  2. 【請求項2】入力FM映像信号をFMキヤリア成分と低域成
    分とに分離する手段が、入力FM映像信号からFMキヤリア
    成分を取り出す高域通過フイルタ、もしくは低域成分を
    取り出す低域通過フイルタと、このFMキヤリア成分もし
    くは低域成分を上記入力FM映像信号から減算する手段と
    で構成されてなる請求項(1)記載のFM映像信号復調装
    置。
  3. 【請求項3】FMキヤリア成分のゼロクロス点に同期しか
    つ振幅制限された低域成分よりは大きい振幅およびFM復
    調器の最小応答パルス幅よりは広いパルス幅を有するパ
    ルス信号を発生する手段が、上記FMキヤリア成分を方形
    波に成形する振幅制限器と、この方形波信号の正・負の
    エツジでそれぞれ作動し、上記FM復調器の最小応答パル
    ス幅よりは広いパルス幅のパルス信号を発生する第1・
    第2のモノマルチバイブレータと、この2つのパルス信
    号を合成するとともに上記低域成分の振幅よりは大きい
    振幅に制限する振幅制限器とで構成されてなる請求項
    (1)記載のFM映像復調装置。
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