JP2606377B2 - 信号通過帯域自動調整装置 - Google Patents
信号通過帯域自動調整装置Info
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- JP2606377B2 JP2606377B2 JP1155330A JP15533089A JP2606377B2 JP 2606377 B2 JP2606377 B2 JP 2606377B2 JP 1155330 A JP1155330 A JP 1155330A JP 15533089 A JP15533089 A JP 15533089A JP 2606377 B2 JP2606377 B2 JP 2606377B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号の磁気記録再生装置において再生
映像信号を得るための低域通過フィルタに利用しようと
するものである。
映像信号を得るための低域通過フィルタに利用しようと
するものである。
従来の技術 第4図に従来の磁気記録再生装置における輝度信号再
生時の信号処理部分の構成を示す。磁気テープにFM記録
された信号は磁気ヘッド1により電気信号に交換され、
前置増幅器2により増幅した後、振幅制限増幅器3でFM
信号の振幅を揃えてFM検波器4により検波する。
生時の信号処理部分の構成を示す。磁気テープにFM記録
された信号は磁気ヘッド1により電気信号に交換され、
前置増幅器2により増幅した後、振幅制限増幅器3でFM
信号の振幅を揃えてFM検波器4により検波する。
このようにしてFM検波された映像輝度信号はFM搬送波
成分を取り除くために低域過程フィルタ5を通過させて
映像輝度信号を出力端子6より取り出すものである。
成分を取り除くために低域過程フィルタ5を通過させて
映像輝度信号を出力端子6より取り出すものである。
この時、高画質な映像輝度信号を得るためには低域通
過フィルタ5のカセットオフ周波数はFM搬送波周波数成
分が充分に除去できる範囲で高い方が原理的には好まし
い。
過フィルタ5のカセットオフ周波数はFM搬送波周波数成
分が充分に除去できる範囲で高い方が原理的には好まし
い。
発明が解決しようとする課題 しかしながら再生映像信号に雑音が含まれているよう
なSN比の悪い映像輝度信号の場合は低域通過フィルタ5
のカットオフ周波数を前述のように高くして信号の通過
帯域を広くしておくと当然ながら周波数帯域が広い分雑
音の多く含まれた映像信号となって好ましくない。
なSN比の悪い映像輝度信号の場合は低域通過フィルタ5
のカットオフ周波数を前述のように高くして信号の通過
帯域を広くしておくと当然ながら周波数帯域が広い分雑
音の多く含まれた映像信号となって好ましくない。
理想的でない実際の再生映像輝度信号に対してはその
信号のSN比に応じた最適な低域通過フィルタのカットオ
フ周波数に自動可変することが要望されていた。
信号のSN比に応じた最適な低域通過フィルタのカットオ
フ周波数に自動可変することが要望されていた。
課題を解決するための手段 本発明はかかる問題を解決しようとするもので、FM検
波器の検波出力から映像輝度信号を抽出する低域通過フ
ィルタと、前記低 域通過フィルタの出力信号を所定の
水平期間遅延する遅延手段と、前記低域通過フィルタの
出力信号と前記遅延手段の出力信号との差を検出する検
波器とを具備し、前記検波器の出力レベルに応じて前記
低域通過フィルタのカットオフ周波数を制御し、前記検
波器の出力レベルが大きくなると前記カットオフ周波数
を低下させる信号通過帯域自動調整装置である。
波器の検波出力から映像輝度信号を抽出する低域通過フ
ィルタと、前記低 域通過フィルタの出力信号を所定の
水平期間遅延する遅延手段と、前記低域通過フィルタの
出力信号と前記遅延手段の出力信号との差を検出する検
波器とを具備し、前記検波器の出力レベルに応じて前記
低域通過フィルタのカットオフ周波数を制御し、前記検
波器の出力レベルが大きくなると前記カットオフ周波数
を低下させる信号通過帯域自動調整装置である。
作 用 これにより最適な映像信号の通過帯域幅を自動調整で
きる。
きる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例をしめすための磁気記録
再生装置の映像輝度信号再生部の構成図である。
再生装置の映像輝度信号再生部の構成図である。
磁気ヘッド1の再生出力は従来例で述べたと同様に前
置増幅器2,振幅制限増幅器3,FM検波器4を経て検波出力
が帯域可変低域通過フィルタ7を通って映像輝度信号出
力端子6に出力される。一方、帯域可変低域通過フィル
タ7の映像輝度信号は1H遅延線8に入力し、1H遅延させ
た信号と、もとの映像輝度信号とを差動増幅器9に供給
し、再生信号の差の信号を抽出して第2の振幅制限器10
に入力される。映像輝度信号には1H前の信号とは相関関
係があり、差の信号は現われない。しかしながら、映像
輝度信号に雑音が含まれている場合には雑音に関しては
H(水平期間)での相関関係は無いため1Hの前後の信号
の差を取ると差動増幅器9の出力には雑音成分が抽出さ
れる。従って差動増幅器9の出力には雑音成分のみが出
力され映像輝度信号の中の雑音を抽出うることが出来
る。このようにして抽出した雑音成分は第2の振幅制限
器10において小さい雑音信号は増幅され、大きい雑音は
振幅制限が加えられ大きな雑音に対しては或る一定値以
上の出力とならない働きを行なう。
置増幅器2,振幅制限増幅器3,FM検波器4を経て検波出力
が帯域可変低域通過フィルタ7を通って映像輝度信号出
力端子6に出力される。一方、帯域可変低域通過フィル
タ7の映像輝度信号は1H遅延線8に入力し、1H遅延させ
た信号と、もとの映像輝度信号とを差動増幅器9に供給
し、再生信号の差の信号を抽出して第2の振幅制限器10
に入力される。映像輝度信号には1H前の信号とは相関関
係があり、差の信号は現われない。しかしながら、映像
輝度信号に雑音が含まれている場合には雑音に関しては
H(水平期間)での相関関係は無いため1Hの前後の信号
の差を取ると差動増幅器9の出力には雑音成分が抽出さ
れる。従って差動増幅器9の出力には雑音成分のみが出
力され映像輝度信号の中の雑音を抽出うることが出来
る。このようにして抽出した雑音成分は第2の振幅制限
器10において小さい雑音信号は増幅され、大きい雑音は
振幅制限が加えられ大きな雑音に対しては或る一定値以
上の出力とならない働きを行なう。
こうして増幅された雑音信号は次にピーク検波器11で
その大きさに応じた直流電圧に変換する。
その大きさに応じた直流電圧に変換する。
ここで映像輝度信号が1H前後で相関がない場合には大
きい差電圧が差動増幅器9の出力に現出するが次段に設
けた振幅制限器の制御作用によって或る一定値に抑圧さ
れ、ピーク検波器11に異常な電圧が発生しない。一般に
映像輝度信号でHでの相関がない場合は非常に少なく、
連続することもないので非相関による異常電圧が発生し
た場合にはピーク検波器の時定数を最適に設定しておく
ことによって影響がほとんど軽減される。
きい差電圧が差動増幅器9の出力に現出するが次段に設
けた振幅制限器の制御作用によって或る一定値に抑圧さ
れ、ピーク検波器11に異常な電圧が発生しない。一般に
映像輝度信号でHでの相関がない場合は非常に少なく、
連続することもないので非相関による異常電圧が発生し
た場合にはピーク検波器の時定数を最適に設定しておく
ことによって影響がほとんど軽減される。
以上このようにして信号を処理してピーク検波器11の
直流電圧を前述の帯域可変低域通過フィルタ7に供給し
てフィルタの通過帯域幅を制御するための制御電圧とす
る。
直流電圧を前述の帯域可変低域通過フィルタ7に供給し
てフィルタの通過帯域幅を制御するための制御電圧とす
る。
帯域可変低域通過フィルタ7はバイカット形の能動フ
ィルタであってその基本構成図を第2図に示す。
ィルタであってその基本構成図を第2図に示す。
即ち、gm(変換コンダクタンス)を可変できる増幅器
A1,A3と容量C1,C2をそれぞれ組合わせた積分器とバッフ
ア増幅器A2,A4を図のように接続し、端子P1にP2をそれ
ぞれ入出力とすると低域通過フィルタとなる。
A1,A3と容量C1,C2をそれぞれ組合わせた積分器とバッフ
ア増幅器A2,A4を図のように接続し、端子P1にP2をそれ
ぞれ入出力とすると低域通過フィルタとなる。
また、この伝達関数は下式のよう表わされる。
これからこのフィルタのカットオフ周波数ωcを求め
ると で表わされ、(2)式からカットオフ周波数ωcはgmを
変化させることにより可変とすることができる。
ると で表わされ、(2)式からカットオフ周波数ωcはgmを
変化させることにより可変とすることができる。
増幅器A1,A3のgmの可変は制御電圧Vcによって増幅器
の動作電流を変化させる方法で実現することができる。
の動作電流を変化させる方法で実現することができる。
以上の動作説明を第1図の主要なブロックにおける動
作波形を示すと第3図のようになる。
作波形を示すと第3図のようになる。
第3図において(a)は映像輝度信号に雑音を含んで
いない場合、(b)は雑音が混入してSNが悪い場合の波
形を表わしている。先ず(a)については、FM検波さ
れ、可変帯域低域通過フィルタ7の出力(1)は差動増
幅器9の一方の入力とし、又これと同時に1H遅延線に入
力される。従がって(1)の映像信号は1Hの間遅延され
て(2)の波形となって差動増幅器9のもう一方の入力
となる。映像信号にH相関があれば差動増幅器9の出力
(3)には何も現われないのでピーク検波器の出力
(4)も一定の電圧Vc1であり、時定数回路12を経由し
て制御電圧Vcとなって低域通過フィルタに供給される。
従がって低域通過フィルタのカットオフ周波数fcはfc1
となり(6)のよう広帯域の低域通過フィルタとなって
出力端子6には(5)のような映像輝度信号が出力され
る。一方、これとは逆に映像輝度信号に雑音を含んだSN
の悪い(11)のような信号の場合は、もとの(11)の信
号とこれを1H遅延した信号(12)の差を考えると1H遅延
前後における相関関係は輝度信号では得られるがこれに
重畳している雑音は一般にランダムで相関がない。この
ため差動増幅器9の出力には(13)のように雑音の成分
が抽出される。次にこの雑音成分の出力をピーク検波し
て時定回路の出力は(14)の様にVc2の制御電圧となっ
て低域通過フィルタのカットオフ周波数を低くするべく
働き(16)周波数特性に示す如く通過帯域が狭くなる。
いない場合、(b)は雑音が混入してSNが悪い場合の波
形を表わしている。先ず(a)については、FM検波さ
れ、可変帯域低域通過フィルタ7の出力(1)は差動増
幅器9の一方の入力とし、又これと同時に1H遅延線に入
力される。従がって(1)の映像信号は1Hの間遅延され
て(2)の波形となって差動増幅器9のもう一方の入力
となる。映像信号にH相関があれば差動増幅器9の出力
(3)には何も現われないのでピーク検波器の出力
(4)も一定の電圧Vc1であり、時定数回路12を経由し
て制御電圧Vcとなって低域通過フィルタに供給される。
従がって低域通過フィルタのカットオフ周波数fcはfc1
となり(6)のよう広帯域の低域通過フィルタとなって
出力端子6には(5)のような映像輝度信号が出力され
る。一方、これとは逆に映像輝度信号に雑音を含んだSN
の悪い(11)のような信号の場合は、もとの(11)の信
号とこれを1H遅延した信号(12)の差を考えると1H遅延
前後における相関関係は輝度信号では得られるがこれに
重畳している雑音は一般にランダムで相関がない。この
ため差動増幅器9の出力には(13)のように雑音の成分
が抽出される。次にこの雑音成分の出力をピーク検波し
て時定回路の出力は(14)の様にVc2の制御電圧となっ
て低域通過フィルタのカットオフ周波数を低くするべく
働き(16)周波数特性に示す如く通過帯域が狭くなる。
かかる場合の出力端子6の映像輝度信号は帯域が狭く
なった分だけ高い周波成分が減少するが映像信号成分の
大部分は出力され、雑音成分は大きく減衰するので雑音
の少ない(15)に示すような出力が得られる。
なった分だけ高い周波成分が減少するが映像信号成分の
大部分は出力され、雑音成分は大きく減衰するので雑音
の少ない(15)に示すような出力が得られる。
発明の効果 以上に説明したように、本発明の信号通過帯域自動調
整装置は、再生される映像輝度信号のSNの度合いに応じ
て、低域通過フィルタのカットオフ周波数を制御し、SN
の良好な映像輝度信号が得られるという格別の効果を奏
するものである。
整装置は、再生される映像輝度信号のSNの度合いに応じ
て、低域通過フィルタのカットオフ周波数を制御し、SN
の良好な映像輝度信号が得られるという格別の効果を奏
するものである。
第1図は本発明の実施例を示す構成図、第2図は第2図
の低域通過フィルタに用いた帯域可変低域通過フィルタ
を説明する構成図、第3図は第1図の主要部の動作説明
波形図、第4図は従来の輝度信号再生時の信号処理部分
の構成図である。 1……磁気ヘッド、2……前置増幅器、3……振幅制限
増幅器、4……FM検波器、6……出力(輝度信号)、7
……帯域可変低域通過フィルタ、8……1H遅延線、9…
…差動増幅器、10……振幅制限器、11……ピーク検波
器、12……時定数回路。
の低域通過フィルタに用いた帯域可変低域通過フィルタ
を説明する構成図、第3図は第1図の主要部の動作説明
波形図、第4図は従来の輝度信号再生時の信号処理部分
の構成図である。 1……磁気ヘッド、2……前置増幅器、3……振幅制限
増幅器、4……FM検波器、6……出力(輝度信号)、7
……帯域可変低域通過フィルタ、8……1H遅延線、9…
…差動増幅器、10……振幅制限器、11……ピーク検波
器、12……時定数回路。
Claims (1)
- 【請求項1】FM記録された映像信号をFM検波するFM検波
器と、前記FM検波器の検波出力から映像輝度信号を抽出
する低域通過フィルタと、前記低域通過フィルタの出力
信号を所定の水平期間遅延する遅延手段と、前記低域通
過フィルタの出力信号と前記選定手段の出力信号との差
を検出する検波器とを具備し、前記検波器の出力レベル
に応じて前記低域通過フィルタのカットオフ周波数を制
御し、前記検波器の出力レベルが大きくなると前記カッ
トオフ周波数を低下させることを特徴とする信号通過帯
域自動調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1155330A JP2606377B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 信号通過帯域自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1155330A JP2606377B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 信号通過帯域自動調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319527A JPH0319527A (ja) | 1991-01-28 |
JP2606377B2 true JP2606377B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=15603533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1155330A Expired - Fee Related JP2606377B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 信号通過帯域自動調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606377B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0837610A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-06 | Nec Corp | ノイズ除去装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5544465A (en) * | 1978-09-25 | 1980-03-28 | Hitachi Cable | Moving body position detector |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP1155330A patent/JP2606377B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0319527A (ja) | 1991-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |