JPH0799863B2 - 雑音低減回路 - Google Patents

雑音低減回路

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JPH0799863B2
JPH0799863B2 JP61070388A JP7038886A JPH0799863B2 JP H0799863 B2 JPH0799863 B2 JP H0799863B2 JP 61070388 A JP61070388 A JP 61070388A JP 7038886 A JP7038886 A JP 7038886A JP H0799863 B2 JPH0799863 B2 JP H0799863B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばビデオテープレコーダのビデオ信号処
理回路に用いられる雑音低減回路に関する。
〔発明の概要〕
本発明は雑音低減回路に関し、ビデオ信号の高域大振幅
の成分のみにいわゆるくし形フィルタをかけることによ
り、ディテールの欠如を生じることなく、エッジ部分の
ノイズを改善するものである。
〔従来の技術〕
民生用のビデオテープレコーダにおいては、記録の高密
度化が計られ、いわゆるガードバンドレスの記録が行わ
れるために、隣接トラックからのクロストークによる障
害が問題である。そこで従来から、高域でFM化された輝
度信号についてはヘッドのアジマスロス、低域変換され
た色信号についてはいわゆるくし形フィルタを用いたク
ロストークの除去が行われている。
ところが近年、記録密度の一層の高密度化が計画され、
その結果高域の輝度信号についもアジマスロスのみでは
クロストークの除去が不充分になってきた。このためク
ロストークや、さらにテープヘッド系のC/N等の影響で
著しい再生画質の劣化が生じるようになってきた。
ところでこのような障害は、いわゆる画像のエッジ部分
に多く現れる。すなわちクロストークに関しては隣接ト
ラックの信号との周波数差に比例して大きくなる。この
ために記録時のエンファシスによってエッジ部分のオー
バーシュートが伸びると、クロストークが増加すること
になり、ジッター等の影響によってクロストークが目立
つことになる。
またいわゆるノンリニアエンファシスが用いられている
ことから、画像信号は記録時圧縮、再生時伸張の動作と
なり、画像のエッジ部分では再生時伸張が行われるため
にC/Nが充分でないとエッジ部分のノイズが強調されて
極めて見苦しい画像となってしまう。
これに対してこのようなエッジノイズを除去するために
色信号と同様のくし形フィルタを用いることが検討され
た。すなわち第6図において、再生され復調された輝度
信号Yが入力端子(61)に供給され、この入力端子(6
1)からの信号が1水平期間の遅延回路(62)に供給さ
れる。また入力端子(61)からの信号が減算回路(63)
に供給され、この回路(63)に遅延回路(62)からの信
号YDが供給されて入力端子(61)の信号Yから減算され
る。この回路(63)からの減算信号(Y−YD)がリミッ
タ回路(64)に供給される。さらに入力端子(61)から
の信号が減算回路(65)に供給され、この回路(65)に
リミッタ回路(64)からの信号がアッテネータ(66)を
通じて供給されて入力端子(61)の信号から減算され
る。この減算回路(65)からの信号が入力端子(67)に
取出される。
従ってこの回路において、第7図に示すように相関の有
るエッジ部分では、Aに示す入力輝度信号YからBに示
す遅延輝度信号YDが減算されてCに示すように相関の無
いノイズ成分のみが抽出され、この信号がリミッタ回路
(64)、アッテネータ(66)で所定のレベルとされて入
力輝度信号から減算されることにより、Dに示すように
ノイズの除去された出力信号YO1が得られる。
ところが第8図に示すように相関の無い部分(ディテー
ル部分)では、例えば入力輝度信号Yと遅延輝度信号YD
がA,Bに示すようであった場合に、減算信号(Y−YD
はCに示すようになり、これをエッジ部分と同じリミッ
タ回路(64)及びアッテネータ(66)を通じて所定のレ
ベルで入力輝度信号から減算した場合には、その出力信
号YO1はDに示すようになって、ノイズは除去されるも
のの本来の輝度信号の垂直解像度が劣化されてしまう。
これに対してリミッタ回路(64)の制限レベルをCに破
線で示すようにハードリミットとする(先の説明の制限
レベルは実線で示すようであり、その場合をソフトリミ
ットと呼ぶ)と、非相関部分の出力信号YO2はEに示す
ように多少ノイズは残るものの信号の劣化は少なくな
る。しかしながらこの場合にエッジ部分の出力信号YO2
はEに示すようにエッジ部分にノイズが残り、上述した
ようにこのようなノイズは目立ちやすく、再生画質を著
しく劣化させるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように従来の技術では、エッジ部分のノイズを良好
に除去できないなどの問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ビデオ信号の高域成分を抽出する回路(ハイ
パスフィルタ(2))と、この抽出された高域成分の信
号からこの高域成分の信号を所定の振幅制限(ハードリ
ミッタ回路(3))した信号を減算(減算回路(4))
して上記ビデオ信号のエッジ部分のみのノイズ成分を抽
出する回路と、この抽出された上記ビデオ信号のエッジ
部分のみのノイズ成分の信号及びこの信号を1水平期間
遅延回路(5)及び減算回路(6)を用いて1水平期間
前または後の信号間との差分成分を得て垂直相関性のあ
るエッジ部分の本来のビデオ信号による残留成分を除去
する回路と、この残留成分の除去された上記ビデオ信号
のエッジ部分のノイズ成分を振幅制限(ソフトリミッタ
回路(7)、アッテネータ(9))して上記ビデオ信号
から減算(減算回路(8))する回路とを有してなる雑
音低減回路である。
〔作用〕
これによれば、ビデオ信号の高域大振幅の部分を抽出
し、この部分の信号を用いていわゆるくし形フィルタを
働かせるようにしているので、非相関部分の垂直解像度
を劣化させることがなく、エッジ部分のノイズを良好に
除去することができる。
〔実施例〕
第1図において、入力端子(1)に供給される再生・復
調された輝度信号Saがハイパスフィルタ(2)に供給さ
れて所定の高域成分が取出され、この高域成分が従来技
術で述べた破線の制限レベルに相当するハードリミッタ
回路(3)に供給される。またハイパスフィルタ(2)
からの信号が減算回路(4)に供給され、この回路
(4)にリミッタ回路(3)からの信号Sbが供給されて
ハイパスフィルタ(2)の出力信号から減算される。こ
の回路(4)からの減算信号Scが1水平期間の遅延回路
(5)に供給される。また回路(4)からの信号が減算
回路(6)に供給され、この回路(6)に遅延回路
(5)からの信号が供給されて回路(4)の出力信号か
ら減算される。この回路(6)からの減算信号が実線の
制限レベルに相当するソフトリミッタ回路(7)に供給
される。さらに入力端子(1)からの信号が減算回路
(8)に供給され、この回路(8)にリミッタ回路
(7)からの信号がアッテネータ(9)を通じて所定の
レベルの信号Sdとされて供給されて、入力端子(1)の
信号から減算される。この減算回路(8)からの信号が
出力端子(10)に取出される。
従ってこの回路において、第2図Aに示すようなエッジ
部分にノイズの重畳された信号Saが入力端子(1)に供
給されると、ハイパスフィルタ(2)でその高域成分が
抽出されてハードミリッタ回路(3)に供給される。こ
こでハイパスフィルタ(2)からは高周波のノイズ成分
が取出されると共に、エッジ部分には高域成分が大振幅
で含まれているので、この信号がハードリミッタ回路
(3)に供給されることによってこの回路(3)からは
同図Bに示すように高域大振幅の部分のみが平坦にされ
た信号Sbが取出される。そしてこの信号Sbがハイパスフ
ィルタ(2)の信号から減算されることによって減算回
路(4)からは同図Cに示すようにエッジ部分の高域信
号Scが取出される。
さらにこの信号Scから1水平期間遅延された信号が減算
されることによって、いわゆるくし形フィルタが構成さ
れ、垂直相関が有るときには同図Dに示すようにエッジ
部分のノイズ成分のみの信号Sdが抽出される。
すなわち上述の信号Scとこの信号Scを1水平期間遅延回
路(5)で遅延した信号との差信号成分を減算回路
(6)で得ることによって、信号Sc中に残留する本来の
ビデオ信号の成分(第2図C中の上向凸状の信号)は垂
直相関によって等しいものと見做されるのでこの残留成
分は相殺されて除去され、ノイズ成分のみの信号Sdが抽
出される。そしてこの信号Sdがソフトリミッタ回路
(7)、アッテネータ(9)を通じて所定のレベルで元
の信号Saから減算されることにより、出力端子(10)に
は同図Eに示すようにエッジ部分のノイズの除去をされ
た出力信号Seが取出される。
こうしてノイズの除去(雑音低減)が行われるわけであ
るが、上述の回路によればエッジ部分のノイズのみを抽
出して除去を行うので、エッジ部分のノイズを良好に低
減してクロストーク等による画質の劣化を防止できると
共に、他の部分への影響を生じることがない。
さらに第3図は、通例1水平期間の遅延回路(5)が入
力側に直結されている場合が多いので、その場合に本願
を適用するもので、図示のように入力端子(1)に直結
された遅延回路(5)の出力信号をハイパスフィルタ
(2)と減算回路(4)と同様のエッジ部分抽出回路
(ハイパスフィルタ(12)、ハードリミッタ(13)、減
算回路(14))に供給して、この減算出力を減算回路
(6)に供給する。この構成によっても上述と同様の作
用効果が得られる。
また第4図は、減算回路(4)の出力を直結減算回路
(8)に供給してエッジ部分のノイズを除去すると共
に、このとき生じる鮮鋭度の劣化をくし形フィルタを用
いた鮮鋭度改善回路を用いて改善するもので、図示のよ
うに減算回路(4)からの高域信号Scが1水平期間の遅
延回路(21)に供給され、この遅延信号が減算回路(2
2)に供給されて元の高域信号Scから減算されることに
よってエッジ部分のノイズのみが抽出される。さらにこ
の信号がソフトリミッタ回路(23)、アッテネータ(2
4)を通じて減算回路(25)に供給されて元の高域信号S
cから減算されることによってエッジ部分の輝度信号の
高域成分が抽出され、この信号が可変アッテネータ(2
6)を通じて加減算回路(27)に供給され、減算回路
(8)からの信号に加減算されることによって鮮鋭度が
改善される。なおこの回路において可変アッテネータ
(26)を調整することによって鮮鋭度の制御を行うこと
もできる。
さらに第5図は、上述の第3図の構成においてさらに平
坦部のノイズも除去するようにしたもので、図において
1水平期間の遅延回路(5)の両端の信号が従来技術で
述べた減算回路(63)に供給され、以下リミッタ回路
(64)をハードミリッタとすることにより、エッジ部分
及びディテールに影響を与えることなく平坦部のノイズ
を除去することができる。
なお上述の例はいずれもフィードホワード形の回路で説
明したが、これらは補正信号を入力端子側に設けた減算
回路にフィードバックする形式の回路にも適用可能であ
る。
〔発明の効果〕
この発明によれば、ビデオ信号の高域大振幅の部分を抽
出し、この部分の信号を用いていわゆるくし形フィルタ
を働かせるようにしているので、非相関部分の垂直解像
度を劣化させることがなく、エッジ部分のノイズを良好
に除去することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例の構成図、第2図はその説明のた
めの波形図、第3図〜第5図はそれぞれ他の例の構成
図、第6図〜第8図は従来の技術の説明のための図であ
る。 (1)は入力端子、(2)はハイパスフィルタ、(3)
(7)はリミッタ回路、(4)(6)(8)は減算回
路、(5)は遅延回路、(9)はアッテネータ、(10)
は出力端子である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ信号の高域成分を抽出する回路と、 この抽出された高域成分の信号からこの高域成分の信号
    を所定の振幅制限した信号を減算して上記ビデオ信号の
    エッジ部分のみのノイズ成分を抽出する回路と、 この抽出された上記ビデオ信号のエッジ部分のみのノイ
    ズ成分の信号及びこの信号を1水平期間遅延回路及び減
    算回路を用いて1水平期間前または後の信号との差分成
    分を得て垂直相関性のあるエッジ部分の本来のビデオ信
    号による残留成分を除去する回路と、 この残留成分の除去された上記ビデオ信号のエッジ部分
    のノイズ成分を振幅制限して上記ビデオ信号から減算す
    る回路とを有してなる雑音低減回路。
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