JPH06217342A - 自動利得調整回路 - Google Patents
自動利得調整回路Info
- Publication number
- JPH06217342A JPH06217342A JP5004042A JP404293A JPH06217342A JP H06217342 A JPH06217342 A JP H06217342A JP 5004042 A JP5004042 A JP 5004042A JP 404293 A JP404293 A JP 404293A JP H06217342 A JPH06217342 A JP H06217342A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- variable gain
- gain amplifier
- output
- level
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/793—Processing of colour television signals in connection with recording for controlling the level of the chrominance signal, e.g. by means of automatic chroma control circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 入力再生色信号のクロストークの大小に拘ら
ず最適なダイナミックレンジを設定してその性能を向上
させ、制御ループ系の応答を高速化する。 【構成】 信号を入力して増幅する可変利得アンプ１
と、この可変利得アンプ１の出力信号を周波数変換する
周波数変換器２と、この周波数変換器２の出力信号から
所定の周波数の信号を抽出するバンドパスフィルタ３
と、このバンドパスフィルタ３から出力される信号を検
波して前記可変利得アンプ１の利得制御信号を得るバー
ストピーク検波器４と、前記バンドパスフィルタ３から
出力される信号から雑音信号を除去する所定周期の遅延
素子を有する櫛形フィルタ５と、この櫛形フィルタ５か
ら出力される信号を増幅する可変利得アンプ６と、この
可変利得アンプ６の出力信号を検波してこの可変利得ア
ンプ６の制御信号を得るバースト検波器７とを具備した
構成を有する。
ず最適なダイナミックレンジを設定してその性能を向上
させ、制御ループ系の応答を高速化する。 【構成】 信号を入力して増幅する可変利得アンプ１
と、この可変利得アンプ１の出力信号を周波数変換する
周波数変換器２と、この周波数変換器２の出力信号から
所定の周波数の信号を抽出するバンドパスフィルタ３
と、このバンドパスフィルタ３から出力される信号を検
波して前記可変利得アンプ１の利得制御信号を得るバー
ストピーク検波器４と、前記バンドパスフィルタ３から
出力される信号から雑音信号を除去する所定周期の遅延
素子を有する櫛形フィルタ５と、この櫛形フィルタ５か
ら出力される信号を増幅する可変利得アンプ６と、この
可変利得アンプ６の出力信号を検波してこの可変利得ア
ンプ６の制御信号を得るバースト検波器７とを具備した
構成を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は例えばビデオテープレコ
ーダなどの色信号の再生回路に用いられる自動利得調整
回路に関する。
ーダなどの色信号の再生回路に用いられる自動利得調整
回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、ＮＴＳＣ方式のビデオテープレ
コーダで用いられる３．５８ＭＨz の色信号は低い周波
数に周波数変換されてテープ上に記録される。この時、
前記テープの再生時に隣接トラックからのクロストーク
が除去されるように１Ｈ（水平走査期間）毎に前記色信
号に対して位相シフトが施されている。これにより、前
記テープの再生時には再生色信号の周波数を３．５８Ｍ
ＨZ に戻した後、櫛形フィルタによって、前記信号に１
Ｈ遅れの信号を加算して前記クロストークを除去できる
ように規格化されている。
コーダで用いられる３．５８ＭＨz の色信号は低い周波
数に周波数変換されてテープ上に記録される。この時、
前記テープの再生時に隣接トラックからのクロストーク
が除去されるように１Ｈ（水平走査期間）毎に前記色信
号に対して位相シフトが施されている。これにより、前
記テープの再生時には再生色信号の周波数を３．５８Ｍ
ＨZ に戻した後、櫛形フィルタによって、前記信号に１
Ｈ遅れの信号を加算して前記クロストークを除去できる
ように規格化されている。
【０００３】図２は再生色信号のレベルを自動的に調整
する色信号再生系の従来例を示したブロック図である。
低域周波数の再生色信号１００は可変利得アンプ１によ
り増幅された後、周波数変換器２にて３．５８ＭＨz の
ベースバンドの色信号に変換される。バンドパスフィル
タ３はベースバンドの前記再生色信号のみを抽出してこ
れを櫛形フィルタ５に出力する。櫛形フィルタ５は入力
される再生色信号からクロストーク成分を除去して次段
に出力する。バースト検波器７は櫛形フィルタ５から出
力される再生色信号を検波して、そのバーストレベルが
一定となるように可変利得アンプ１の利得を制御する。
する色信号再生系の従来例を示したブロック図である。
低域周波数の再生色信号１００は可変利得アンプ１によ
り増幅された後、周波数変換器２にて３．５８ＭＨz の
ベースバンドの色信号に変換される。バンドパスフィル
タ３はベースバンドの前記再生色信号のみを抽出してこ
れを櫛形フィルタ５に出力する。櫛形フィルタ５は入力
される再生色信号からクロストーク成分を除去して次段
に出力する。バースト検波器７は櫛形フィルタ５から出
力される再生色信号を検波して、そのバーストレベルが
一定となるように可変利得アンプ１の利得を制御する。
【０００４】上記櫛形フィルタ５によって除去される色
信号の再生時のクロストークは一般に標準モードで再生
した場合は少なく、長時間モードで再生した場合は多
い。このクロストークは１Ｈ毎に位相が反転しており、
クロストークが非常に多いと、櫛形フィルタの直前の再
生色信号の１Ｈ毎のレベル差が大きくなり、最悪の場合
は前の１Ｈの再生色信号が標準モードの２倍、後の１Ｈ
が略０という２Ｈの周期信号になってしまう場合があ
る。
信号の再生時のクロストークは一般に標準モードで再生
した場合は少なく、長時間モードで再生した場合は多
い。このクロストークは１Ｈ毎に位相が反転しており、
クロストークが非常に多いと、櫛形フィルタの直前の再
生色信号の１Ｈ毎のレベル差が大きくなり、最悪の場合
は前の１Ｈの再生色信号が標準モードの２倍、後の１Ｈ
が略０という２Ｈの周期信号になってしまう場合があ
る。
【０００５】このため、前記櫛形フィルタ５の前段まで
のダイナミックレンジは、長時間モードのことを考慮す
ると、標準モード時の再生色信号を処理する場合の２倍
のレベルを持っていなければならない。これは標準モー
ドで再生する場合にとって、図２に示した従来の回路は
不必要に大きなダイナミックレンジを持っていることを
意味しており、それゆえ周波数変換器２におけるキャリ
アリーク等の外乱に対して不利になったり、パンドパス
フィルタ３がアクティブフィルタである場合はＳ／Ｎ的
にも不利になるという欠点があった。又、図２に示した
ＡＣＣフィードバックループの中には時間遅れの大きい
櫛形フィルタ５が含まれているために、このＡＣＣフィ
ードバックループの応答を高速化することができず、再
生画面上部にフリッカの発生などを招来するという不利
益があった。
のダイナミックレンジは、長時間モードのことを考慮す
ると、標準モード時の再生色信号を処理する場合の２倍
のレベルを持っていなければならない。これは標準モー
ドで再生する場合にとって、図２に示した従来の回路は
不必要に大きなダイナミックレンジを持っていることを
意味しており、それゆえ周波数変換器２におけるキャリ
アリーク等の外乱に対して不利になったり、パンドパス
フィルタ３がアクティブフィルタである場合はＳ／Ｎ的
にも不利になるという欠点があった。又、図２に示した
ＡＣＣフィードバックループの中には時間遅れの大きい
櫛形フィルタ５が含まれているために、このＡＣＣフィ
ードバックループの応答を高速化することができず、再
生画面上部にフリッカの発生などを招来するという不利
益があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の自動
利得調整回路では、再生色信号にクロストークが多い長
時間モードのことを考慮してそのダイナミックレンジを
非常に大きくとっている。しかし、標準モードで再生し
たクロストークが少ない再生色信号にとっては、前記自
動利得調整回路を構成している周波数変換器やバンドパ
スフィルタのダイナミックレンジを半分しか使わないた
めに、Ｓ／Ｎが悪くなるという欠点があると共に、時間
遅れの大きい櫛形フィルタをＡＣＣフィードバックルー
プ内に含んでいるため、このフィードバックループの応
答度の高速化を図ることができないという欠点があっ
た。
利得調整回路では、再生色信号にクロストークが多い長
時間モードのことを考慮してそのダイナミックレンジを
非常に大きくとっている。しかし、標準モードで再生し
たクロストークが少ない再生色信号にとっては、前記自
動利得調整回路を構成している周波数変換器やバンドパ
スフィルタのダイナミックレンジを半分しか使わないた
めに、Ｓ／Ｎが悪くなるという欠点があると共に、時間
遅れの大きい櫛形フィルタをＡＣＣフィードバックルー
プ内に含んでいるため、このフィードバックループの応
答度の高速化を図ることができないという欠点があっ
た。
【０００７】そこで本発明は上記の欠点を除去するもの
で、入力される再生色信号のクロストークの大小に拘ら
ず最適なダイナミックレンジを設定してその性能を向上
させることができると共に、制御ループ系の応答を高速
化することができる自動利得調整回路を提供することを
目的としている。
で、入力される再生色信号のクロストークの大小に拘ら
ず最適なダイナミックレンジを設定してその性能を向上
させることができると共に、制御ループ系の応答を高速
化することができる自動利得調整回路を提供することを
目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の自動利得調整回
路は、信号を入力して増幅する第１の可変利得増幅器
と、この可変利得増幅器の出力信号を周波数変換する周
波数変換器と、この周波数変換器の出力信号から所定の
周波数の信号を抽出する帯域濾過フィルタと、この帯域
濾過フィルタからの出力信号を検波して前記可変利得増
幅器の利得制御信号を得る第１の検波器と、前記帯域濾
過フィルタから出力される信号から雑音信号を除去する
所定周期の遅延素子を有する雑音除去フィルタと、この
雑音除去フィルタから出力される信号を増幅する第２の
可変利得増幅器と、この第２の可変利得増幅器の出力信
号を検波してこの第２の可変利得増幅器の利得を制御す
る制御信号を得る第２の検波器とを具備した構成を有す
る。
路は、信号を入力して増幅する第１の可変利得増幅器
と、この可変利得増幅器の出力信号を周波数変換する周
波数変換器と、この周波数変換器の出力信号から所定の
周波数の信号を抽出する帯域濾過フィルタと、この帯域
濾過フィルタからの出力信号を検波して前記可変利得増
幅器の利得制御信号を得る第１の検波器と、前記帯域濾
過フィルタから出力される信号から雑音信号を除去する
所定周期の遅延素子を有する雑音除去フィルタと、この
雑音除去フィルタから出力される信号を増幅する第２の
可変利得増幅器と、この第２の可変利得増幅器の出力信
号を検波してこの第２の可変利得増幅器の利得を制御す
る制御信号を得る第２の検波器とを具備した構成を有す
る。
【０００９】
【作用】本発明の自動利得調整回路において、第１の可
変利得増幅器は信号を入力して増幅する。周波数変換器
は前記第１の可変利得増幅器の出力信号を周波数変換す
る。帯域濾過フィルタは前記周波数変換器の出力信号か
ら所定の周波数の信号を抽出する。第１の検波器は前記
帯域濾過フィルタからの出力信号を検波して前記可変利
得増幅器の利得制御信号を得る。所定周期の遅延素子を
有する雑音除去フィルタは前記帯域濾過フィルタから出
力される信号から雑音信号を除去する。第２の可変利得
増幅器は前記雑音除去フィルタから出力される信号を増
幅する。第２の検波器は前記第２の可変利得増幅器の出
力信号を検波して、この第２の可変利得増幅器の利得を
制御する制御信号を得る。
変利得増幅器は信号を入力して増幅する。周波数変換器
は前記第１の可変利得増幅器の出力信号を周波数変換す
る。帯域濾過フィルタは前記周波数変換器の出力信号か
ら所定の周波数の信号を抽出する。第１の検波器は前記
帯域濾過フィルタからの出力信号を検波して前記可変利
得増幅器の利得制御信号を得る。所定周期の遅延素子を
有する雑音除去フィルタは前記帯域濾過フィルタから出
力される信号から雑音信号を除去する。第２の可変利得
増幅器は前記雑音除去フィルタから出力される信号を増
幅する。第２の検波器は前記第２の可変利得増幅器の出
力信号を検波して、この第２の可変利得増幅器の利得を
制御する制御信号を得る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図１は本発明の自動利得調整回路の一実施例を
示したブロック図である。１は低域周波数の再生色信号
１００を増幅する可変利得アンプ、２は低域周波数の再
生色信号を３．５８ＭＨZのベースバンドの再生色信号
に変換する周波数変換器、３は周波数変換器２から出力
される信号の中で前記ベースバンドの再生色信号のみを
抽出するバンドパスフィルタ、４はバンドパスフィルタ
３から出力される再生色信号のピークバーストレベルを
検波して利得制御信号を作成するバーストピーク検波
器、５は入力される再生色信号からクロストーク成分を
除去する櫛形フィルタ、６は櫛形フィルタ５から入力さ
れる再生色信号を増幅する可変利得アンプ、７は可変利
得アンプ６から出力される再生色信号のバーストレベル
を検波して、利得制御信号を作成するバースト検波器で
ある。
明する。図１は本発明の自動利得調整回路の一実施例を
示したブロック図である。１は低域周波数の再生色信号
１００を増幅する可変利得アンプ、２は低域周波数の再
生色信号を３．５８ＭＨZのベースバンドの再生色信号
に変換する周波数変換器、３は周波数変換器２から出力
される信号の中で前記ベースバンドの再生色信号のみを
抽出するバンドパスフィルタ、４はバンドパスフィルタ
３から出力される再生色信号のピークバーストレベルを
検波して利得制御信号を作成するバーストピーク検波
器、５は入力される再生色信号からクロストーク成分を
除去する櫛形フィルタ、６は櫛形フィルタ５から入力さ
れる再生色信号を増幅する可変利得アンプ、７は可変利
得アンプ６から出力される再生色信号のバーストレベル
を検波して、利得制御信号を作成するバースト検波器で
ある。
【００１１】次に本実施例の動作について説明する。図
示されないテープからヘッドによって再生された低域周
波数再生色信号１００は可変利得アンプ１によって増幅
された後、周波数変換器２によりベースバンドの再生色
信号に周波数変換される。バンドパスフィルタ３は周期
数変換器２から出力される信号の中でベースバンドの再
生色信号を抽出して、これをバーストピーク検波器４と
櫛形フィルタ５に出力する。バーストピーク検波器４は
入力される再生色信号のバーストレベルのピークを検波
し、得られた検波信号を利得制御信号として可変利得ア
ンプ１にフィードバックする。可変利得アンプ１は前記
利得制御信号に応じて再生色信号１００の増幅利得を変
化させるため、バンドパスフィルタ３から出力される再
生色信号のレベルは一定となる。尚、可変利得アンプ
１、周波数変換器２、バンドパスフィルタ３及びバース
トピーク検波器４は第１のＡＣＣフィードバックループ
を構成している。
示されないテープからヘッドによって再生された低域周
波数再生色信号１００は可変利得アンプ１によって増幅
された後、周波数変換器２によりベースバンドの再生色
信号に周波数変換される。バンドパスフィルタ３は周期
数変換器２から出力される信号の中でベースバンドの再
生色信号を抽出して、これをバーストピーク検波器４と
櫛形フィルタ５に出力する。バーストピーク検波器４は
入力される再生色信号のバーストレベルのピークを検波
し、得られた検波信号を利得制御信号として可変利得ア
ンプ１にフィードバックする。可変利得アンプ１は前記
利得制御信号に応じて再生色信号１００の増幅利得を変
化させるため、バンドパスフィルタ３から出力される再
生色信号のレベルは一定となる。尚、可変利得アンプ
１、周波数変換器２、バンドパスフィルタ３及びバース
トピーク検波器４は第１のＡＣＣフィードバックループ
を構成している。
【００１２】一方、櫛形フィルタ５に入力された前記再
生色信号はここでクロストーク成分が除去された後、可
変利得アンプ６に入力される。可変利得アンプ６は入力
された再生色信号を増幅して次段に出力するが、この時
バースト検波器７より与えられる利得制御信号によりそ
の増幅度を変化させて、前記次段に出力される再生色信
号のレベルを一定にする。バースト検波器７は可変利得
アンプ６から出力される再生色信号のバーストレベルを
検波し、得られた検波信号を利得制御信号として可変利
得アンプ６に与える。尚、可変利得アンプ２とバースト
検波器７は第２のＡＣＣフィードバックループを構成し
ている。ここで、櫛形フィルタ５の出力レベルは入力さ
れる再生色信号に含まれるクロストーク成分の量が大き
いほど、そのレベルが小さくなる傾向にあるため、前記
第２のＡＣＣフィードバックループによって、前記櫛形
フィルタ５の出力レベルを一定にして、次段に出力する
動作が行われる。
生色信号はここでクロストーク成分が除去された後、可
変利得アンプ６に入力される。可変利得アンプ６は入力
された再生色信号を増幅して次段に出力するが、この時
バースト検波器７より与えられる利得制御信号によりそ
の増幅度を変化させて、前記次段に出力される再生色信
号のレベルを一定にする。バースト検波器７は可変利得
アンプ６から出力される再生色信号のバーストレベルを
検波し、得られた検波信号を利得制御信号として可変利
得アンプ６に与える。尚、可変利得アンプ２とバースト
検波器７は第２のＡＣＣフィードバックループを構成し
ている。ここで、櫛形フィルタ５の出力レベルは入力さ
れる再生色信号に含まれるクロストーク成分の量が大き
いほど、そのレベルが小さくなる傾向にあるため、前記
第２のＡＣＣフィードバックループによって、前記櫛形
フィルタ５の出力レベルを一定にして、次段に出力する
動作が行われる。
【００１３】本実施例によれば、第１のＡＣＣフィード
バックループはクロストークが多く、１Ｈ毎のレベル差
が大きい再生色信号に対して、そのレベルが大きい方に
合わせて同ループから出力される再生色信号のレベルを
一定とする制御を行い、最悪の場合でも、その出力再生
色信号のレベルを従来と同程度にすることができる。従
って、第１のＡＣＣフィードバックループの出力再生色
信号は入力再生色信号１００が含むクロストーク成分の
量が小さくなっても、一定のピークレベルにあるため、
標準モードにおいては従来よりも２倍のレベルで動作す
る。これは、周波数変換器２の周波数変換に伴うキャリ
アリーク等の外乱やバンドパスフィルタ３のノイズのレ
ベルを約１／２にすることに等しく、上記外乱やノイズ
を少なくすることができる。又、第１のＡＣＣフィード
バックループでは、その応答速度をあまり速くすること
はできないが、第２のＡＣＣフィードバックループは遅
延量が大きい櫛形フィルタ５を含まないことと、可変利
得アンプ６の利得制御幅が小さいので、その応答速度を
早く設定することができる。このため、本回路をビデオ
テープレコーダのヘッド間の再生レベル差にも十分追従
させることができ、更にフリッカーを低レベルに抑圧す
ることができる。更に櫛形フィルタ５の利得がずれて
も、これを第２のＡＣＣフィードバックループが吸収し
てしまうので、櫛形フィルタの設計の自由度を増加させ
ることができる。
バックループはクロストークが多く、１Ｈ毎のレベル差
が大きい再生色信号に対して、そのレベルが大きい方に
合わせて同ループから出力される再生色信号のレベルを
一定とする制御を行い、最悪の場合でも、その出力再生
色信号のレベルを従来と同程度にすることができる。従
って、第１のＡＣＣフィードバックループの出力再生色
信号は入力再生色信号１００が含むクロストーク成分の
量が小さくなっても、一定のピークレベルにあるため、
標準モードにおいては従来よりも２倍のレベルで動作す
る。これは、周波数変換器２の周波数変換に伴うキャリ
アリーク等の外乱やバンドパスフィルタ３のノイズのレ
ベルを約１／２にすることに等しく、上記外乱やノイズ
を少なくすることができる。又、第１のＡＣＣフィード
バックループでは、その応答速度をあまり速くすること
はできないが、第２のＡＣＣフィードバックループは遅
延量が大きい櫛形フィルタ５を含まないことと、可変利
得アンプ６の利得制御幅が小さいので、その応答速度を
早く設定することができる。このため、本回路をビデオ
テープレコーダのヘッド間の再生レベル差にも十分追従
させることができ、更にフリッカーを低レベルに抑圧す
ることができる。更に櫛形フィルタ５の利得がずれて
も、これを第２のＡＣＣフィードバックループが吸収し
てしまうので、櫛形フィルタの設計の自由度を増加させ
ることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の自動利得調整
回路によれば、入力される再生色信号のクロストークの
大小に拘らず最適なダイナミックレンジを設定してその
性能を向上させることができると共に、制御ループ系の
応答を高速化することができる。
回路によれば、入力される再生色信号のクロストークの
大小に拘らず最適なダイナミックレンジを設定してその
性能を向上させることができると共に、制御ループ系の
応答を高速化することができる。
【図１】本発明の自動利得調整回路の一実施例を示した
ブロック図。
ブロック図。
【図２】従来の自動利得調整回路の一例を示したブロッ
ク図。
ク図。
１、６…可変利得アンプ ２…周波数変換器 ３…バンドパスフィルタ ４…バーストピー
ク検波器 ５…櫛形フィルタ ７…バースト検波
器
ク検波器 ５…櫛形フィルタ ７…バースト検波
器
Claims (1)
- 【請求項１】 信号を入力して増幅する第１の可変利得
増幅器と、この可変利得増幅器の出力信号を周波数変換
する周波数変換器と、この周波数変換器の出力信号から
所定の周波数の信号を抽出する帯域濾過フィルタと、こ
の帯域濾過フィルタからの出力信号を検波して前記可変
利得増幅器の利得制御信号を得る第１の検波器と、前記
帯域濾過フィルタから出力される信号から雑音信号を除
去する所定周期の遅延素子を有する雑音除去フィルタ
と、この雑音除去フィルタから出力される信号を増幅す
る第２の可変利得増幅器と、この第２の可変利得増幅器
の出力信号を検波してこの第２の可変利得増幅器の利得
を制御する制御信号を得る第２の検波器とを具備したこ
とを特徴とする自動利得調整回路
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00404293A JP3290225B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 自動利得調整回路 |
| EP94300216A EP0607036B1 (en) | 1993-01-13 | 1994-01-12 | Automatic gain control circuit for reproduced signals |
| DE69413426T DE69413426T2 (de) | 1993-01-13 | 1994-01-12 | Schaltung zur automatischen Verstärkungsregelung von wiedergegebenen Signalen |
| US08/181,100 US5510853A (en) | 1993-01-13 | 1994-01-13 | Automatic gain control circuit for stabilizing the level of a reproduced color signal |
| KR1019940000460A KR0121802B1 (ko) | 1993-01-13 | 1994-01-13 | 재생 신호 처리용 자동 이득 제어 회로 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00404293A JP3290225B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 自動利得調整回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06217342A true JPH06217342A (ja) | 1994-08-05 |
| JP3290225B2 JP3290225B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=11573888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00404293A Expired - Fee Related JP3290225B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 自動利得調整回路 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5510853A (ja) |
| EP (1) | EP0607036B1 (ja) |
| JP (1) | JP3290225B2 (ja) |
| KR (1) | KR0121802B1 (ja) |
| DE (1) | DE69413426T2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3325469B2 (ja) * | 1996-09-18 | 2002-09-17 | 株式会社東芝 | 自動利得制御ループ回路 |
| JPH11186875A (ja) * | 1997-12-24 | 1999-07-09 | Sony Corp | フイルタ回路 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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