JPH11186875A - フイルタ回路 - Google Patents

フイルタ回路

Info

Publication number
JPH11186875A
JPH11186875A JP9354938A JP35493897A JPH11186875A JP H11186875 A JPH11186875 A JP H11186875A JP 9354938 A JP9354938 A JP 9354938A JP 35493897 A JP35493897 A JP 35493897A JP H11186875 A JPH11186875 A JP H11186875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
level
filter circuit
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9354938A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yoshizawa
淳 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9354938A priority Critical patent/JPH11186875A/ja
Priority to EP98310418A priority patent/EP0939486A3/en
Priority to KR1019980056423A priority patent/KR19990063245A/ko
Priority to US09/219,840 priority patent/US6369644B1/en
Publication of JPH11186875A publication Critical patent/JPH11186875A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/54Filters comprising resonators of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/545Filters comprising resonators of piezoelectric or electrostrictive material including active elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks
    • H03H11/0405Non-linear filters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks
    • H03H11/12Frequency selective two-port networks using amplifiers with feedback
    • H03H11/1217Frequency selective two-port networks using amplifiers with feedback using a plurality of operational amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks
    • H03H11/12Frequency selective two-port networks using amplifiers with feedback
    • H03H11/1295Parallel-T filters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帰還制御によって能動フイルタ回路の出力特
性を安定にする。 【解決手段】希望の周波数帯域の信号と、妨害波となる
周波数帯域の信号が端子10から利得可変回路11に入
力され利得制御されて能動フイルタ回路12に供給され
る。その出力信号は端子13から図示されていないリミ
ッタ回路によって波形整形され、信号データの復調回路
に供給される。14aは能動フイルタ回路12の出力信
号のレベルに所定の係数を乗算する第1の係数回路、1
4bは同じく入力側の信号レベルに所定の係数を乗算す
る第2の係数回路、15a、15bはそれぞれ第1の係
数回路14a、及び第2の係数回路14bの出力レベル
を検出する第1、及び第2のレベル検出回路である。ま
た、16は前記第1、及び第2のレベル検出回路15a、
または15bの検出信号の高い方の信号を支配的に出力
するスイッチ回路を示し、その出力は比較器(差動アン
プ)17に入力され基準信号源18の出力と比較され
る。そしてその出力がクリップ回路19を介して前記し
た利得可変回路11の利得を制御するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の周波数帯域
の信号を抽出する際に好適なフイルタ回路に係わり、特
に移動無線システムにおいて特定のチャンネル信号を選
択する際に有用なフイルタ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信の端末となる携帯型の送受信
機、例えば自動車無線機、携帯電話機等では、その無線
システムに割り当てられている高周波(GHz)の搬送
周波数に対して周波数分割された多くの副搬送により変
調され、さらに各副搬送周波数は数十チャンネルのタイ
ムスロットに分割された特定の周波数帯域のチャンネル
に音声データが変調され送受信を行うように構成したも
のがある。
【0003】このような移動体無線システムでは、端末
で受信する入力受信信号レベルは使用環境によって大き
く変動し、例えば端末と基地局の距離、フェージングに
よるレベル変動などにより80dB以上も変化すること
を想定しなければならない。また、目的のチャンネルの
信号レベルが低く、隣接するチャンネルに強い妨害波が
存在するという劣悪な環境も考えられる。そこで、この
ような移動体無線の送受信系では、一般的にwスーパ受
信方式の高周波回路が採用されているが、目的の周波数
を正確に抽出するためのフイルタ回路としては高い尖鋭
度と、広いダイナミックレンジに対応するために、バル
ク素子(sawフイルタ、圧電素子等)を使用したフイ
ルタが主に使用されている。
【0004】しかしながら、携帯端末機としてはできる
だけ小型でかつ軽量化が求められるため、例えば、中間
周波数段間等におけるフイルタ回路として、IC回路で
構成される能動フイルタを使用することが考えられる。
図6は端末機の受信高周波回路の一例を示したもので、
基地局から送信された電波をアンテナ100で受信する
と共に、低ノイズの例えばGaAsFET素子等からな
る高周波アンプ101によって増幅し、第1のミキサ1
02に供給されている第1のローカル発振器103の信
号を混合することにより第1の中間周波数に変換され
る。そして、この変換された第1の中間周波数はsaw
フイルタ104によって所定の周波数帯域が抽出され、
中間アンプ105で増幅された後に第2のミキサ回路1
06に供給される。
【0005】第2のミキサ回路106には所望のチャン
ネルを選択するための第2のローカル発振器107から
信号が供給され、目的のチャンネルの周波数帯域の信号
を第2の中間周波数として得るようにしている。そして
第2の中間周波数帯域の信号を選択するために能動フイ
ルタ回路109が設けられることになるが、先に述べた
ように目的の周波数帯域のチャンネルを選択する能動フ
イルタ回路109は、一般的にダイナミックレンジが低
いため、この能動フイルタ回路109の前段に利得可変
増幅器108を前置し、この利得可変増幅器108の利
得を能動フイルタの出力信号レベルを検出するレベル検
出回路110から帰還した信号によってコントロールす
ることが必要になる。
【0006】なお、能動フイルタ回路109によって抽
出された目的の周波数帯域の信号は、次に多段接続され
たリミッタ回路111によって一定の振幅となるように
波形整形され、データを抽出する信号処理回路120に
入力されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、抵
抗成分と容量成分、または能動素子(トランジスタ、ア
ンプ)を組み合わせて形成されるインダクタンス成分等
からなる能動フイルタ回路109は、例えばバイクワッ
ド型フイルタ、あるいは、はしご型フィルタのジャイレ
ータによるシュミレーション回路等は、IC回路によっ
て構成可能であるため、端末機を小型軽量化すると共
に、低電力化する際に有用であるが、IC回路では、高
精度の周波数特性のフィルタを実現する際にトランジス
タ差動対のトランスコンダクタンスを用いたgm−C回
路を用いることが多い。したがって、このようなフイル
タ回路は一般的に増幅素子がリニヤに動作する範囲のみ
安定したフイルタ特性で動作するという制限がある。ま
た、このような能動フイルタ回路の尖鋭度を高くなるよ
うに設計し、かつ、低電圧駆動によって低消費電力を図
るように設計すると次のような問題点が生じる。
【0008】第1点は帰還制御による帰還路のダイナミ
ックレンジの問題である。能動フイルタ回路109はそ
もそも内部に複雑な帰還路を形成して所定の周波数を通
過するような周波数特性を示すようにしたものであるた
め、一般的に非線形の要素と見ることができ、これをフ
イードバック回路のループ内に含むと帰還制御そのもの
に問題が生じる。例えば、能動フイルタ回路109の非
線形の振る舞いが単調増加でなくなると、このときに帰
還信号の極性が反転し正常な帰還動作が保持されないと
いう可能性が生じる。このようなときは、例えば瞬時的
に強入力の信号が到来する、フイルタ回路109が深い
飽和状態に達した後に、本来のレベル制御動作に移行し
ないことになるという問題がある。
【0009】次に、第2点は受信信号に対するダイナミ
ックレンジの有効利用上の問題がある。図6に示したよ
うに能動フイルタ回路109の前段に利得可変増幅器1
08を配置して能動フイルタ回路109の出力信号レベ
ルを検出した信号により利得制御を行うと、図7に示す
ように能動フイルタ回路109を通過する周波数帯域の
希望波の制御レベルLaと、フイルタ回路で減衰を受け
る周波数帯域の妨害波の制御レベルLbは異なったもの
になり、このレベル差は能動フイルタ回路109の減衰
特性によって一意的に定まったものになるという問題が
ある。
【0010】一般に、能動フイルタ回路109を構成す
る各ノード電圧の特性相違から通過帯域内にある希望波
自信の飽和による希望波の受信範囲aの上限と、阻止帯
域内にある妨害波の飽和が希望波をマスクすることによ
って制限される妨害波の混入可能範囲bの上限とでは異
なるレベルに設定する必要があり、フイルタのダイナミ
ックレンジを有効に活用するためには、希望波の制御レ
ベルLaは希望波の受信範囲aの上限に、妨害波の制御
レベルLbは妨害波の混入範囲bの上限に基づいて設定
することが好ましい。
【0011】ところが上記したように希望波の制御レベ
ルLaと、妨害波の制御レベルLbのレベル差が能動フ
イルタ回路109の減衰特性によってのみ一意的定まっ
てしまうと、どちらかのレベルを最適に制御しようとす
ると、他方が必ずしも最適のレベルになるとは限らず、
フイルタの動作範囲を有効に活用する制御レベルの設定
を行うことができないと問題が生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のフイルタ回路は
上記したような問題点を解決するために第1の周波数帯
域と第2の周波数帯域に対して異なる利得特性を有する
フイルタ手段と、少なくとも前記第1、及び第2の周波
数帯域の信号を含んだ入力信号を制御し、レベルコント
ロールされた出力信号を前記フイルタ手段に供給する利
得制御手段と、前記フイルタ手段の出力信号のレベルを
検出する第1のレベル検出手段と、前記フイルタ手段の
入力レベルを検出する第2のレベル検出手段と、前記第
1、または第2のレベル検出手段の検出信号のいずれか
高い方の検出信号を出力するスイッチング手段とを設け
ている。そしてこのスイッチング手段から出力された信
号によって前記利得制御手段の利得が制御されるように
構成する。
【0013】上記フイルタ手段を従属接続された第1及
び第2のフイルタ回路によって構成してもよく、このと
きは第1のレベル検出手段によって前記第1のフイルタ
回路の出力レベルを検出して制御するようにする。ま
た、上記利得制御手段の出力を所望の周波数特性とされ
た第1のフイルタ回路と、該第1のフイルタ回路の特性
に類似した第2のフイルタ回路に供給し、前記第2のフ
イルタ回路の出力信号を上記第1の検出手段によって検
出して、希望波の利得制御を行わせるようにすることも
できる。
【0014】本発明のフイルタ回路は上記したように能
動フイルタ回路に入力される信号を検出する第2のレベ
ル検出手段によって、妨害波を含む信号のレベルを所定
の値となるように制御すると共に、次に、能動フイルタ
回路から出力された希望波の信号レベルを検出する第1
のレベル検出手段によって、さらに希望波に対する制御
レベルが設定されるようなされているので、フイルタ回
路が非直線性の特性を有する場合でも安定したレベル制
御を行うことができ、また、ダイナミックレンジの有効
利用を図ることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のフイルタ回路の実施の形
態について、図1により説明する。この図において先に
示したアンテナ、高周波増幅器、及び第1及び第2の周
波数変換器等は図6と同一符号とされている。フイルタ
回路で抽出される希望の周波数帯域の信号と、妨害波と
なる周波数帯域の信号が端子10から利得可変回路11
に入力され、能動素子によって構成されている能動フイ
ルタ回路12に供給され、その出力信号は端子13から
前記したようにリッミタ回路によって波形整形され、信
号データの復調回路に供給される。
【0016】14aは能動フイルタ回路12の出力信号
のレベルに所定の係数を乗算する第1の係数回路、14
bは能動フイルタ回路12の入力側の信号レベルに所定
の係数を乗算する第2の係数回路、15a、15bはそ
れぞれ第1の係数回路14a、及び第2の係数回路14
bの出力レベルを検出する第1、及び第2のレベル検出
回路である。また、16は前記第1、及び第2のレベル
検出回路15a、または15bの検出信号の高い方の信
号を相対的に検出して出力するスイッチ回路を示し、例
えば差動回路を利用してレベルの高い方の信号を優先的
に出力するアナログ回路によって構成することができ
る。
【0017】スイッチ回路16の出力は比較器(差動ア
ンプ)17に入力され基準信号源18の出力と比較され
る。そしてその出力がクリップ回路19を介して前記し
た利得可変回路11の利得を制御するようにしている。
クリップ回路19は例えば図5(a)に示すような入力
出力特性を有するものが使用され、その出力特性を調整
することによって利得制御量の調整を可能としている。
【0018】本発明は上記したような構成を備えている
ので、入力された信号が、例えば図5(b)に示すよう
に選択されたチャンネル内の希望波の信号成分Saに対
して、隣接するチャンネルに強力なレベルの妨害信号成
分Sbが存在するときは、まず利得可変回路11を通過
した妨害信号のレベルが係数回路14bで適当なレベル
変換が行われ、第2のレベル検出回路15bで検出され
る。そのため、スイッチ回路16からはこの検出された
信号が支配的となっている信号を出力し、比較器17、
およびクリップ回路19を介して利得可変回路11の利
得を制御する。その結果、まず、妨害波を含む入力信号
レベルが抑圧された状態で出力されるような利得制御が
行われる。
【0019】すなわち、能動フイルタ回路12で阻止さ
れる周波数帯域の妨害波をこの利得可変回路11によっ
てまず、能動フイルタ回路12を飽和させることがない
ようなレベル制御を行う。このように、同時に入力され
ている希望波信号のレベルが、妨害波に比較して小さい
場合は、最初は第2のレベル検出回路15bから出力さ
れる妨害波成分Sbの検出信号が支配的に利得をコント
ロールし、妨害波成分Sbの入力レベルが抑圧されるよ
うに制御される。そして、妨害波のレベルが抑圧された
後には、能動フイルタ回路12の出力側から通過帯域と
されている減衰量の小さい希望波の信号成分Saのレベ
ルが妨害波のレベルより支配的になり、第1のレベル検
出回路15aの出力が支配的に利得可変回路11の利得
を制御する状態に移行する。
【0020】このように、本発明のフイルタ回路では希
望波共に、例えば数十KHzで隣接するチャンネルに強
力な妨害波が存在するときでも、能動フイルタ回路12
の入力側でこの妨害波を抑圧する機能を備えているの
で、能動フイルタ回路12の利得特性が単調増加しない
ような大きなダイナミックレンジの信号が入力されたと
きでも、負帰還回路が不安定になることを防止し、受信
時に強力な妨害波が同時に入力されるような劣悪した環
境においても、能動フイルタ回路12が飽和して、本来
の機能を果たさないようなロック状態になったり、不安
定な状態になることを防止することができる。
【0021】また、図7に示したように、妨害波の周波
数帯域の制御範囲b、および希望波の制御レベル範囲a
は、レベル検出を行う前の係数回路14a、14bの係
数値、および制御ループ全体の利得をコントロールする
ことができるクリップ回路19の入出力特性を調整する
ことによって任意に定めることができる。
【0022】図2は本発明の他の実施の形態を示したも
のであって図1と同一部分は同一の符号とされている。
この実施の形態では能動フイルタ回路12は従属接続さ
れた2以上のフイルタ回路12P、12Q、によって多
段のフイルタ回路とされている。そして、希望波の利得
を調整するための第1のレベル検出回路15aは多段接
続された中間のフイルタ回路、例えば12Pの出力を検
出するようにしている。この実施形態の回路は能動フイ
ルタ回路12が多段の回路によって構成され、複雑な帰
還路と、多数のフィルタ段数を備えているようなフイル
タで構成されているときに、入出力特性が比較的リニヤ
で、かつ、ダイナミックレンジの大きい部分である前段
のフイルタ回路から帰還信号を得て、希望波の利得制御
を行うことにより遅延量の少ないフィードバック制御が
構築され、安定性を向上する際に有用である。
【0023】図3は本発明のさらに他の実施例を示した
もので、能動フイルタ回路12がほぼ同一の特性とされ
た2個のフイルタ回路を並列接続することによって構成
されている以外は図1の場合と同様な利得制御が行われ
る。この場合は能動フイルタ回路12Sは所望の周波数
特性を備えているフイルタによって構成され、フイルタ
回路12Rはフイルタ回路12Sと類似するダミ−の回
路によって構成される。そして、ダミーの回路は所望の
信号波を選択するフイルタ特性と特性が類似した設計容
易な回路で構成し、フイードバック系の回路は位相余
裕、利得余裕等を考慮して安定した回路設計とするよう
にしている。この場合、実際の信号の通過路と制御用信
号の通過路が異なるから、第2のフイルタ回路12Rは
S/Nが十分な程度の信号レベルに調整して使用するこ
とができる。
【0024】図4は本発明の能動フイルタ回路の利得制
御を行う制御系の回路をアナログ回路で形成する際の回
路例を示したものである。この図で第1のレベル検出部
DA1は、能動フイルタの出力信号In1 を検出する第
1の係数器、および第1のレベル検出器が差動回路を構
成するトランジスタQ1、Q2、および出力トランジス
タQ3、Q4によって構成されている。また、第2のレ
ベル検出部DA2は、能動フイルタ回路の入力側の信号
In2を検出する第2の係数器、及び第2のレベル検出
器が、差動回路を構成するトランジスタQ5、Q6及び
出力トランジスタQ7、Q8によって構成されている。
なお、これらは差動入力とされているが不平衡入力とす
ることもできる。抵抗R1およびR2の比R1/R2、
および抵抗R3、及びR4の比R3/R4はそれぞれが
第1、及び第2の係数値を設定することになり、これら
の抵抗値は前記した妨害波の制御レベル、と希望波の制
御レベルを定めるものにすることができる。
【0025】出力トランジスタQ3、Q4、およびQ
7、Q8によって係数倍された所望のレベルの信号が正
極性の信号として検波され このレベル検出部DA1、
DA2の出力トランジスタより流出する電流I1 、およ
びI2 は共通接続されて定電流源I0 で吸い込まれる。
出力トランジスタQ3、Q4及びQ7、Q8から供給さ
れる電流レベルの高い方の信号電流の一部が、次の積分
回路部DA3を構成する差動型のトランジスタQ9に供
給され、他方のトランジスタQ10に供給されている参
照電圧Vref1と比較されてその差成分がコンデンサCを
チャージする。コンデンサCは所定の参照電圧Vref1以
上の信号が入力されたときに電流ミラー回路を構成する
トランジスタQ11、Q12から電流が流れ込み、その
電位を高くする。
【0026】コンデンサCにチャージされた直流成分の
信号は電流電圧変換部DA4を構成する差動型のトラン
ジスタQ13、Q14において、さらに参照電圧Vref2
と比較され、その差信号成分に対応した電流が前記した
利得可変回路11の利得を制御して入力された信号のレ
ベルを所定のレベルとなるように制御する。なお、電流
電圧変換部DA4に設けられている電流源I1 、及びI
2 は同一の値になるように設定しておくと、入力された
コンデンサの信号電圧VCが参照電圧Vref2より低いと
きは流出電流は一定値I1 になり、入力されたコンデン
サの信号電圧VCが高くなるとI1 −I2 の電流が出力
されるようにコントロールされ、電流で利得制御される
利得可変回路11の制御特性と合致するように調整され
る。
【0027】この回路でスイッチ回路に対応する回路
は、エミッタが定電流源I0 に対して共通接続されるこ
とによって構成され、トランジスタQ3、Q4の全波整
流出力とトランジスタQ7、Q8による全波整流出力の
いずれか大きい方が他方の検波回路に対して逆バイアス
を与えることになり、大きい方の整流出力が優先的に次
の積分回路部DA3に入力されるようにしている。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフイルタ
回路はその前段に利得可変回路を設け、この利得可変回
路の利得が後続されている能動フイルタ回路の入力側の
信号レベルと、出力側の信号のレベルの双方によって制
御されるようになされているので、能動フイルタを通過
する周波数帯域と、阻止される周波数帯域の信号成分に
大きな差がある場合でも、これらの各周波数帯域に対し
て所望の制御レベルを与えることができ、能動フイルタ
回路が非線形特性となっているときでも、安定して希望
の周波数を抽出することができるという効果がある。
【0029】また、能動フイルタ回路がその複雑な帰還
回路によって単調増加しないような特性を有する場合で
も、フイルタの特性によって周波数を選別する機能を失
わないようにすることができ、特に小型化及び軽量化が
要求されている移動体無線システムに使用する際に実用
的な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルタ回路の一例を示すブロック図
である。
【図2】本発明の他の実施例を示すフイルタ回路のブロ
ック図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示すフイルタ回路
のブロック図である。
【図4】利得制御系をアナログ回路で実現する際の回路
例である。
【図5】クリップ回路の特性と、入力された各周波数帯
域の信号レベルの説明図である。
【図6】能動フイルタを適当なダイナミックレンジを設
定して使用しようとする際の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】能動フイルタ回路に入力される信号レベルを説
明する図である。
【符号の説明】
11 利得可変回路、12 能動フイルタ回路、14
a,14b 計数回路、15a,15b レベル検出回
路、16 スイッチ回路、17 比較器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数帯域と第2の周波数帯域に
    対して異なる利得特性を有するフイルタ手段と、 少なくとも前記第1、及び第2の周波数帯域の信号を含
    んだ入力信号を制御し、レベルコントロールされた出力
    信号を前記フイルタ手段に供給する利得可変手段と、 前記フイルタ手段の出力レベルを検出する第1のレベル
    検出手段と、 前記フイルタ手段の入力信号のレベルを検出する第2の
    レベル検出手段と、 前記第1、または第2のレベル検出手段の検出信号のい
    ずれか高い方の検出信号を支配的に出力するスイッチン
    グ手段とを備え、 前記スイッチング手段から出力された信号によって前記
    利得可変手段の利得が制御されるように構成されている
    ことを特徴とするフイルタ回路。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2のレベル検出手段に
    は、それぞれ第1及び第2の係数回路を介して信号が入
    力されることを特徴とする請求項1に記載のフイルタ回
    路。
  3. 【請求項3】 上記フイルタ手段を従属接続された第1
    及び第2のフイルタ回路によって構成し、上記第1のレ
    ベル検出手段によって前記第1のフイルタ回路の出力レ
    ベルを検出することを特徴とする請求項1、2に記載の
    フイルタ回路。
  4. 【請求項4】 上記フイルタ手段を並列接続された第1
    のフイルタ回路と、該第1のフイルタ回路の特性に類似
    した第2のフイルタ回路により構成し、前記第2のフイ
    ルタ回路の出力信号を上記第1のレベル検出手段によっ
    て検出することを特徴とする請求項1、2に記載のフイ
    ルタ回路。
  5. 【請求項5】 上記スイッチング手段は差動増幅器によ
    って構成されていることを特徴とする請求項1、2、3
    又は4に記載のフイルタ回路。
  6. 【請求項6】 上記利得可変手段の利得は上記スイッチ
    ング手段の出力を電流とした制御信号によってコントロ
    ールされることを特徴とする請求項1、2、3、又は4
    に記載のフイルタ回路。
  7. 【請求項7】 上記フイルタ手段は移動体無線受信機内
    の第2中間周波数を抽出する周波数特性とされているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のフイル
    タ回路。
JP9354938A 1997-12-24 1997-12-24 フイルタ回路 Withdrawn JPH11186875A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9354938A JPH11186875A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 フイルタ回路
EP98310418A EP0939486A3 (en) 1997-12-24 1998-12-18 Filter circuit
KR1019980056423A KR19990063245A (ko) 1997-12-24 1998-12-19 필터회로
US09/219,840 US6369644B1 (en) 1997-12-24 1998-12-23 Filter circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9354938A JPH11186875A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 フイルタ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11186875A true JPH11186875A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18440913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9354938A Withdrawn JPH11186875A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 フイルタ回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6369644B1 (ja)
EP (1) EP0939486A3 (ja)
JP (1) JPH11186875A (ja)
KR (1) KR19990063245A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100333340B1 (ko) * 1999-09-30 2002-04-18 윤상원 피이드백 회로가 있는 능동 인버터를 이용한 고주파용 여파기 회로
US7924068B2 (en) 2005-11-29 2011-04-12 Nec Corporation Automatic adjustment circuit, and filter circuit

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3308508B2 (ja) * 1999-06-15 2002-07-29 松下電器産業株式会社 梯子型フィルタ、アナログイコライザおよび信号再生システム
US7209528B2 (en) * 2001-06-01 2007-04-24 National Semiconductor, Inc. Over-sampling A/D converter with adjacent channel power detection
JP2002374149A (ja) * 2001-06-12 2002-12-26 Sharp Corp 可変周波数フィルタ回路
US7278919B2 (en) * 2003-09-08 2007-10-09 Igt Gaming device having multiple interrelated secondary games
EP2097976A4 (en) 2006-11-30 2010-02-24 Zyion Inc ACTIVE LC-BAND FILTER

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0081198B1 (en) * 1981-12-07 1987-06-10 Hitachi, Ltd. Chroma signal recording and reproducing circuit
JPS62175025A (ja) * 1986-01-25 1987-07-31 Fujitsu Ten Ltd 雑音除去装置
JPH02134093A (ja) * 1988-11-15 1990-05-23 Toshiba Corp 映像再生装置
US5287555A (en) * 1991-07-22 1994-02-15 Motorola, Inc. Power control circuitry for a TDMA radio frequency transmitter
JP3290225B2 (ja) * 1993-01-13 2002-06-10 トウシバビデオプロダクツ プライベート リミテッド 自動利得調整回路
US5940143A (en) 1995-10-06 1999-08-17 Hitachi, Ltd. High-definition television signal receiving apparatus and gain control circuit thereof
JPH09163265A (ja) * 1995-10-06 1997-06-20 Hitachi Ltd テレビジョン信号受信装置及びその自動利得制御回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100333340B1 (ko) * 1999-09-30 2002-04-18 윤상원 피이드백 회로가 있는 능동 인버터를 이용한 고주파용 여파기 회로
US7924068B2 (en) 2005-11-29 2011-04-12 Nec Corporation Automatic adjustment circuit, and filter circuit

Also Published As

Publication number Publication date
EP0939486A2 (en) 1999-09-01
US6369644B1 (en) 2002-04-09
KR19990063245A (ko) 1999-07-26
EP0939486A3 (en) 2001-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hull et al. A direct-conversion receiver for 900 MHz (ISM band) spread-spectrum digital cordless telephone
US7880546B2 (en) Amplifier and the method thereof
US20030038675A1 (en) Feedback loop with adjustable bandwidth
JPH07111484A (ja) 無線通信装置
KR20000075616A (ko) 능동형 필터를 갖는 수신기 if 시스템
JP2007500966A (ja) 可変利得増幅器システム
US6356746B1 (en) Direct converting receiver
US6774739B2 (en) Frequency converter, orthogonal demodulator and orthogonal modulator
WO2000051253A1 (fr) Unite de poste de radio
US4742565A (en) Radio receiver with field intensity detector
JP2004048581A (ja) 受信装置及び利得制御システム
US7409198B2 (en) Wideband variable gain amplifier in an ultra wideband receiver
JPH11186875A (ja) フイルタ回路
KR100755255B1 (ko) If/rf 피드백 루프에서 엔벨로프 에러 추출 방법 및시스템
KR20050106498A (ko) 직접 변환 수신기들을 위한 싱글 톤 검출 및 적응 이득제어
US5625321A (en) Variable gain amplifier apparatus
US7155186B2 (en) AM receiver with controllable RF input circuit
EP0722627B1 (en) Improvements in or relating to zero if receivers
JP2007506326A (ja) 高性能低雑音増幅器
US6262623B1 (en) Log-domain filter having a variable dynamic range window
JP2002290178A (ja) 高周波受信装置
JP7464881B2 (ja) 無線受信回路
JPH04505392A (ja) 相互変調ひずみを低減するための方法および装置
JP2001028553A (ja) 無線装置とその利得の制御方法
JPS60254841A (ja) フエ−ジング等化方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301