JPH05122725A - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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Publication number
JPH05122725A
JPH05122725A JP3309978A JP30997891A JPH05122725A JP H05122725 A JPH05122725 A JP H05122725A JP 3309978 A JP3309978 A JP 3309978A JP 30997891 A JP30997891 A JP 30997891A JP H05122725 A JPH05122725 A JP H05122725A
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JP
Japan
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signal
video signal
delayed
ccd
chroma
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Withdrawn
Application number
JP3309978A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Nakayama
克之 中山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増加させることなく、簡単な構成
で安価な装置を実現する。 【構成】 PAL方式の信号を再生する場合、クロック
発生回路24が出力するクロックを選択し、4.43N
TSC方式の信号を再生する場合、クロック発生回路2
5が出力するクロックを選択する。選択されたクロック
がスイッチ23を介してCCD31に供給される。PA
L方式の信号を再生する場合、スイッチ33はCCD3
1により2Hだけ遅延された信号を選択し、加算器32
に出力する。また、4.43NTSC方式の信号を再生
する場合、CCD31により1Hだけ遅延された信号を
選択し、加算器32に出力する。加算器32はCCD3
1により遅延されないクロマ信号からCCD31により
遅延されたクロマ信号を減算し、クロストーク成分を除
去して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば4.43NTS
C方式の映像信号を表示可能なPAL方式のモニタに接
続されたビデオテープレコーダに用いて好適な映像信号
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PAL方式のテレビジョン放送が行なわ
れている地域において用いられているモニタの中には、
PAL方式の映像信号だけでなく、そのクロマ信号が約
4.43MHzの周波数に変換されたNTSC方式の映
像信号(4.43NTSC方式の映像信号)をも表示す
ることができるようになされているものがある。このよ
うなモニタにおいては、例えばPAL方式のビデオテー
プを再生した場合はもとより、NTSC方式のビデオテ
ープを再生したような場合においても、その映像を表示
することができる。そこで、ビデオテープレコーダの中
にはPAL方式の映像信号を再生することができるだけ
でなく、NTSC方式の映像信号を4.43NTSC方
式の映像信号として出力することができるようになされ
ているものがある。これらのビデオテープレコーダには
隣接トラックからのクロストーク成分をキャンセルする
ために、くし型フィルタが用いられている。PAL方式
においては、クロマ信号のクロストークをキャンセルす
るに際し、2Hを単位として処理するようになされてい
る。これに対して、4.43NTSC方式のクロマ信号
は1Hを単位として処理されるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオテープレ
コーダは、PAL方式のクロマ信号を処理するためのく
し型フィルタと、4.43NTSC方式のクロマ信号を
処理するためのくし型フィルタとをそれぞれ別個に設け
るようにしていた。その結果、部品点数が多くなり、コ
スト高となる課題があった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、部品点数を少なくし、より低コストの装置
を実現することができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号再生装
置は、第1の方式(例えばPAL方式)の映像信号と第
2の方式(例えば4.43NTSC方式)の映像信号を
選択的に再生する映像信号再生装置において、PAL方
式の映像信号と4.43NTSC方式の映像信号を再生
する場合において異なる周波数のクロックを発生するク
ロック発生手段としてのクロック発生回路24,25
と、クロック発生回路24,25より供給されるクロッ
クに同期して映像信号中のクロマ信号を遅延する遅延手
段としてのCCD31と、PAL方式の映像信号を再生
する場合、CCD31により第1の時間(例えば2Hの
時間)だけ遅延された信号を選択し、4.43NTSC
方式の映像信号を再生する場合、第2の時間(例えば1
Hの時間)だけ遅延された信号を選択する選択手段とし
てのスイッチ33と、スイッチ33により選択されたク
ロマ信号とCCD31により遅延されないクロマ信号と
を加算する加算手段としての加算器32とを備えること
を特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の映像信号再生装置においては、PA
L方式のクロマ信号をくし型フィルタ処理する場合、ク
ロック発生回路24より出力されたクロックがCCD3
1に供給される。そしてCCD31により2Hだけ遅延
されたクロマ信号が、CCD31により遅延されない信
号と加算器32において逆相で加算される。また、4.
43NTSC方式のクロマ信号を処理する場合において
は、クロック発生回路25より出力されたクロックによ
り1Hだけ遅延された信号が遅延されない信号と逆極性
で加算される。従って、簡単な構成で正確な色付けが可
能となる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の映像信号再生装置を応用し
たビデオテープレコーダの一実施例の構成を示すブロッ
ク図である。磁気テープ1に記録された信号は磁気ヘッ
ド2により再生され、アンプ3により増幅された後、ト
ラップ回路4に供給されている。トラップ回路4は、入
力された信号から例えばAFM信号、ATF信号などを
除去し、それ以外の信号を出力する。また、トラップ回
路5は、トラップ回路4より供給された再生映像信号か
らクロマ信号成分を除去し、輝度信号(Y信号)成分だ
けを通過させる。トラップ回路5の出力は復調回路6で
復調された後、くし型フィルタ7に供給される。くし型
フィルタ7は輝度信号成分を処理し、ディエンファシス
回路8に出力する。
【0008】バンドパスフィルタ9は、トラップ回路4
より出力された映像信号からクロマ信号成分のみを通過
させる。オートカラーコントロール回路10は、入力さ
れたクロマ信号のレベルをAGC動作により一定に調整
する。アップコンバータ11は、入力されたカラーバー
スト信号の周波数を4.433619MHzの周波数に
変換するとともに、クロマ信号をPI処理またはPS処
理する。くし型フィルタ12は、アップコンバータ11
により周波数変換されたクロマ信号を処理し、ディエン
ファシス回路13に出力する。ディエンファシス回路1
3は、入力された信号をディエンファシスした後、出力
するようになされている。スイッチ制御回路14は、P
AL方式または4.43NTSC方式の再生時において
必要な切換え信号をくし型フィルタ7,12およびアッ
プコンバータ11に出力するようになされている。
【0009】次に、その動作について説明する。磁気ヘ
ッド2は磁気テープ1から記録信号を再生する。この再
生信号はアンプ3により増幅されてトラップ回路4に供
給される。トラップ回路4は、入力された信号からAF
M信号およびATF信号を除去する。トラップ回路5は
さらにクロマ信号を除去し、輝度成分信号のみを通過さ
せる。この輝度信号成分は復調回路6でFM変調された
後、くし型フィルタ7に入力され、処理されて、クロス
トーク成分がキャンセルされる。くし型フィルタ7の出
力はディエンファシス回路8でディエンファシスされた
後、図示せぬ回路に出力される。
【0010】一方、バンドパスフィルタ9はトラップ回
路4が出力する信号からクロマ信号成分を抽出する。例
えば8ミリVTRの場合、クロマ信号成分はPAL方式
のとき732kHz、NTSC方式のとき743kHzの
周波数とされている。オートカラーコントロール回路1
0によりレベルが調整されたクロマ信号は、さらにアッ
プコンバータ11に供給され、4.433619MHz
の周波数に変換される。このクロマ信号は、さらにくし
型フィルタ12に供給され、クロストーク成分がキャン
セルされた後、ディエンファシス回路13によりディエ
ンファシスされ、図示せぬ回路に出力される。
【0011】図2は、くし型フィルタ7の一実施例の構
成を示している。この実施例においては、CCD21と
加算器22によりくし型フィルタ7が構成されている。
そしてCCD21には、クロック発生回路24が発生す
る4.433619MHzの周波数またはクロック発生
回路25が出力する4.470752MHzの周波数の
クロッがスイッチ23によりその一方が選択され、供給
されるようになされている。加算器22はCCD21に
より1Hだけ遅延された信号を遅延されない信号から減
算して(逆極性で加算して)、出力するようになされて
いる。このようにして、1H遅延された信号と遅延され
ない信号とが逆極性で加算されるため、クロストーク成
分が除去されることになる。
【0012】また、図3は、クロマ用のくし型フィルタ
12の一実施例の構成を示している。この実施例におい
ては、CCD31と、CCD31により遅延されない信
号と遅延された信号とを加算する加算器32と、CCD
31により1Hまたは2Hだけ遅延された信号を選択し
て加算器32に出力するスイッチ33とにより構成され
ている。また、このCCD31には図2における場合と
同様に、クロック発生回路24または25より出力され
たクロックがスイッチ23を介して供給されるようにな
されている。
【0013】PAL方式の場合、クロマ信号は2H単位
で処理される。従って、CCD31はクロック発生回路
24より出力され、スイッチ23(このスイッチ23は
図1のスイッチ制御回路14の出力により切換えられ
る)を介して供給される4.433619MHzのクロ
ックに同期して、アップコンバータ11より供給される
クロマ信号を2Hだけ遅延して出力する。スイッチ33
(このスイッチもスイッチ制御回路14の出力により切
換えられる)は、この2Hだけ遅延された信号を選択
し、加算器32に出力する。加算器32はCCD31に
より遅延されない信号から2Hだけ遅延された信号を減
算し、出力する。これにより、クロマ信号のクロストー
ク成分がキャンセルされることになる。
【0014】また、4.43NTSC方式の再生を行な
う場合においては、スイッチ23がクロック発生回路2
5より出力された4.470752MHzのクロックを
CCD31に出力する。そしてスイッチ33は、CCD
31により1Hだけ遅延された信号を選択して加算器3
2に出力する。加算器32はCCD31により遅延され
ない信号から1Hだけ遅延された信号を減算し、出力す
ることになる。
【0015】尚、PAL方式のクロマ信号はPS処理さ
れ、NTSC方式のクロマ信号はPI処理されているた
め、アップコンバータ11はスイッチ制御回路14から
の切換信号に対応してPAL方式の場合、入力信号をP
S処理し、NTSC方式の場合、PI処理した後、出力
することになる。
【0016】次に、クロック発生回路24と25の出力
するクロックの周波数の決定方法について説明する。図
4に示すように、NTSC方式の1Hの1周期は63.
55556μsであり、クロマ信号の周波数は3.57
9545MHzである。これに対して4.43NTSC
方式の場合、図5に示すように、1Hの周期はNTSC
方式の場合と同一であるが、クロマ信号の周波数が4.
433619MHzに設定されている。従って、このク
ロマ信号は1Hの周期に対して0.78波だけ半端な波
を有することになる。くし型フィルタ処理を行なうため
には、1Hの周期をクロマ信号の周期の(N+1/2)
倍にする必要がある。即ち、0.78波を0.28波だ
け短くすればこの関係が満足されることになる。この
0.28波の周期は次式で示す通り、63.15nsと
なる。 63.15ns=(0.78−0.5)/4.433619MHz
【0017】従って、図6に示すように、1Hを次式で
得られるように63.49241μsとすればよい。 63.49241μs=63.55556μs−63.15ns
【0018】PAL方式の1Hの長さは64μsである
から、例えば2Hの遅延時間がCCD31において16
99段の段数により得られ、4.43NTSCの1Hの
遅延時間が848段の段数により得られるとすれば、
4.43NTSC方式の1Hの時間を得るのに必要なク
ロックの周波数をxとすると、次式が成立する。 64μs×2−63.49241μs =1699/(3×4.433619MHz)−848/(3x) 上式を解いて、次式が得られる。 x=4.470555MHz
【0019】
【発明の効果】以上の如く本発明の映像信号再生装置に
よれば、第1の方式の映像信号と第2の方式の映像信号
を処理する場合において、クロックを異なるように設定
したため、構成を複雑にすることなく、低コストの装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号再生装置を応用したビデオテ
ープレコーダの一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1におけるくし型フィルタ7の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図3】図1におけるくし型フィルタ12の一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図4】NTSC方式の1Hの周期とクロマ信号の位相
関係を説明する図である。
【図5】4.43NTSC方式の1Hの周期とクロマ信
号の位相関係を説明する図である。
【図6】図3のクロック発生回路25の周波数を決定す
る方法を説明する図である。
【符号の説明】
21 CCD 22 加算器 23 スイッチ 24,25 クロック発生回路 31 CCD 32 加算器 33 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方式の映像信号と第2の方式の映
    像信号を選択的に再生する映像信号再生装置において、 前記第1の方式の映像信号と第2の方式の映像信号を再
    生する場合において異なる周波数のクロックを発生する
    クロック発生手段と、 前記クロック発生手段より供給されるクロックに同期し
    て前記映像信号中のクロマ信号を遅延する遅延手段と、 前記第1の方式の映像信号を再生する場合、前記遅延手
    段により第1の時間だけ遅延された信号を選択し、前記
    第2の方式の映像信号を再生する場合、前記遅延手段に
    より第2の時間だけ遅延された信号を選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択されたクロマ信号と、前記遅延
    手段により遅延されないクロマ信号とを加算する加算手
    段とを備えることを特徴とする映像信号再生装置。
JP3309978A 1991-10-29 1991-10-29 映像信号再生装置 Withdrawn JPH05122725A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107