JPH01169705A - 磁気装置の書き込み回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は磁気ディスク装置の記録媒体に対する書き込み
回路に係り、特に再生波形に微分処理を必要としない記
録電流の書き込み回路に関し、磁気ヘッド再生信号とし
て擬似的にＭＦＭ方式の再生信号の微分信号波形と同相
の波形信号が得られるように記録電流を流し、再生時に
は微分処理を行うことなく再生データが得られる磁気装
置の書き込み回路の提供を目的とし、 オリジナルデータを変換するＭＦＭ符号化回路と、該Ｍ
ＦＭ符号化回路の出力にて駆動される４個のトランジス
タからなる！−１型書き込み回路とを有し、該Ｈ型書き
込み回路の出力にて６イヨ気記録媒体に書き込みを行う
磁気装置の書き込み回路（こおいて、前記ＭＦＭ符号化
回路の互いに逆位相の２出力を前記オリジナルデータの
１パルス周期だけそれぞれ遅延させる遅延回路を設け、
前記Ｍ　Ｆ　Ｍ符号化回路の２出力と、前記遅延回路の
２出力を前記Ｈ型書き込み回路の４個の１−ランジスタ
に各々個別に印加し、これにより駆動される該Ｈ型書き
込み回路の出力にて前記磁気記録媒体に書き込みを行う
ように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、磁気ディスク装置の記録媒体に対する書き込
み回路に係り、特に再生波形に微分処理を必要としない
記録電流の書き込み回路に関する。

〔従来の技術〕

当初の磁気ディスク装置では記録データの符号１１、の
ビットで極性を反転するＮ　ＲＺ　（Ｎｏｎ　Ｒｅｔｕ
ｒｎｔｏ　Ｚｅｒｏ）記録方式が用いられた。その後の
高密度化と共に、セルフクロ・ツクが可能な方式が必要
となり、Ｆ　Ｍ　（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｅ　Ｍｏｄｕｌａ
ｔｉｏｎ、周波数変調）方式が用いられた。

さらに磁化反転密度に対するデータ記録密度を高めるた
めＭ　Ｆ　Ｍ　（Ｍｏｄｉｆｉｅｄ　Ｆ　Ｍ、変形周波
数変調）方式、すなわちランレングスを制限した符号語
をＮＲＺ記録する方法である。

下記に示す表は従来のＭ　Ｆ　Ｍコード変換規則説明図
を示す。

表 オリジナルデータの１１．は必ず「１０」に変換し、オ
リジナルデータの０、はその次のオリジナルデータの符
号が０．か１１．かによってそれぞれｒｏｌ」。

「００」に変換するものである。この規則により変換さ
れたＭＦＭコードの符号゛１．を記録するときには、そ
の記録電流は飽和磁化の極性を反転させ、符号゛０．を
記録するときには、０．が１個だけの場合には極性を反
転させず、′０４が２個以上連続する場合には隣合う１
０．の中間で極性を反転させるように利用する。

第３図は従来の磁気装置の書き込み回路図を示す。図に
おいで、ｌはＭＦＭ符号化回路であって回路の初段と終
段にはそれぞれＪＫ型のフリップフロップ回路（以下Ｆ
Ｆと略称する）符号ＦＦａ。

ＦＦｂが用いられている。初段のＦＦａにはＪ端子にＷ
Ｇ　（ライトゲート信号で有効データ処理時間内を示す
）信号ＩＫ端子には常時′１．がそれぞれ印加され、Ｃ
Ｋ端子にはクロック信号ｎ（オリジナルデータパルスｍ
の１パルスの２倍周期でかつオリジナルデータパルスｍ
に同期した信号）が入力され、そのＱ端子にはクロック
信号ｎの２倍周期の第２クロツク信号ｐを出力し、ＭＦ
Ｍ符号化の処理に利用されている。

終段のＦＦｂの出力Ｑ、Ｑはオリジナルデータパルスｍ
をＭＦＭコード化した互いに逆位相となるパルス信号で
あって信号符号ＣおよびＣ′は第５図の波形ＣおよびＣ
゛に対応する。２はＨ型書き込み回路であって、４個の
トランジスタし〜口４を組み合わせて構成し、ＭＦＭ符
号化回路１の出力によってトランジスタを交互に反転さ
せて薄膜型磁気ヘッドの２端子コイルＬに励磁電流ｉを
流すものである。各トランジスタ０１〜Ｑ４のベース端
子に１７が印加されると、当該トランジスタは内部抵抗
が低くなってコレクタからエミッタ方向に導通状態が維
持されるように作動する。

また、対角線位置にあるトランジスタＱ１と口、および
０□と０３の各ベースが並列接続されているため、２端
子コイルしに流れる励磁電流ｉの方向は正方向か負方向
のどちらかで決して零を継続する状態は存在しない。＋
Ｖと一νは電源電圧、Ｔは定電流回路を示す。

このようにＨ型書き込み回路２を駆動することにより、
磁気ヘッドのコイルしには波形Ｃの電流増減方向に従い
励磁電流が流れ、磁気記録媒体にＭＦＭコード化された
情報を記録することができる。

第４図は従来のＭＦＭ方式再生回路のブロック図を示す
。図において、３は磁気記録媒体、４は再生用の磁気ヘ
ッド、５は磁気ヘッド４の出力を増幅する増幅器、６は
高帯域雑音を消去するだめの低域フィルタ、７は微分器
、８は微分器７の出力の零クロス点を検出するためのコ
ンパレータ、９はコンパレータ８の出力波形の立ち上が
り、立ち下がり波形をトリガとして所要幅の１パルスを
出力するワンショット回路、１０は位相同期発振器であ
って再生データパルスｊのクロック信号を入力してデー
タ弁別窓パルスｈをつくりデータ弁別器１１に入力する
。データ弁別器１１は弁別窓パルスｈとワンショット回
路の出力ｇとから後述するように再生データｊを判別し
て出力する。ブロック図の各部に記入したｄ−ｊの符号
は第５図に示す波形に対応する。

第５図は従来のＭ　Ｉ”　Ｍコードの磁気記録再生方式
の説明図を示し、以下第４図を参照しながら説明する。

図において、ａはオリジナルデータの一例、ｂは第４図
の規則によりＭＦＭコード化したデータ、波形ＣはＭＦ
Ｍコード化したデータの符号１１ヨのビットで掻性を反
転するＮ　ＲＺ　（Ｎｏｎ　Ｒｅｔｕｒｎｔｏ　Ｚｅｒ
ｏ）記録方式を用いた書込電流波形であって、磁気ヘッ
ドのコイルＬに対する書込電流値は＋ｉか−１のどちら
かになり決して零にはならない２レベル方式である。

波形ｄは波形Ｃの記録電流波形により記録された磁気記
録媒体３から磁気ヘッド４．増幅器５、低域フィルタ６
の直列回路を介して得られる再生信号波形を示し、ｂに
示すＭＦＭコードの１．に対応してピーク波形を形成し
ている。波形ｅは微分器７の出力する微分波形を示し、
ＭＦＭコードのｒ！、に対応して零クロス点を形成して
いる。波形ｆはコンパレータ８の出力波形であって入力
波形Ｃの負極性波形が正極性となるように反転出力して
いる。

波形ｇはワンショット回路９の出力波形であって、人力
波形ｆの立ち上がりおよび立ら下がり波形をトリガとし
て、所要幅の１パルスを出力することにより波形ｅの零
クロス点、すなわちＭＦＭコードの符号′１．を立ち上
がり信号で検出している。

したがって、波形ｇにはオリジナルデータのｒ、とＭＦ
Ｍコードでランレングスを制限するための１−１とが混
在しており、以下述べる方法でオリジナルデータの１．
を選別する。

波形りは位相同期発振器１０の出力波形であって、入力
波形のオリジナルデータ用のクロック信号ｊから形成し
たデータ弁別窓パルスである。データ弁別器１１の出力
はデータ弁別窓パルスｈのデータ弁別窓中にデータパル
スのリーディングエ・ノジ、すなわちワンショット回路
の立ち上がり波形があれば′１、に、なければ０．に判
定し、これに対応するハルスを出力する機能を有する。

波形ｊはデータ弁別器１１の出力波形であって前記の機
能により弁別された再生データパルスであり、データに
は再生データパルスｊとデータ弁別窓パルスｈとからコ
ードに書き換えたものであり、オリジナルデータａと完
全に一致する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の再生方式では、再生信号ｄのピーク（ＭＦＭコー
ドの１．に相当する）を検出するために再生信号ｄを微
分する方法を行っている。しかし、高密度記録、高速度
転送を行う場合には、使用帯域の拡大化と高域信号成分
の劣化に伴い、微分された信号のＳ／Ｎは大幅に劣化す
る欠点がある。

また、高密度記録による分解能の劣化を改善する目的か
ら、波形等化など高域成分を強調する方法が用いられる
が、この場合上記の微分Ｓ／Ｎ劣化の問題は更に顕著に
現れる。波形等化によりピークシフトは数件されるが、
低周！υ１のパターンが解読不能になるなどの欠点があ
る。

本発明は上記従来の欠点に鑑みてなされたもので、磁気
ヘッド再生信号として凝似的にＭＦＭ方式の再生信号の
微分信号波形と同形の波形信号が得られるように記録電
流を流し、再生時にはｉ酸分処理を行うことなく再生デ
ータが得られる磁気装置の書き込み回路の堤供を目的と
する。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は、本発明の磁気装置の書き込み回路を示す。オ
リジナルデータを変換するＭＦＭ符号化回路１と、該Ｍ
ＦＭ符号化回路１の出力にて駆動される４個のトランジ
スタからなるＩＩ型書き込み回路２とを有し、該■（型
書き込み回路２の出力にて磁気記録媒体に書き込みを行
う磁気装置の書き込み回路において、前記Ｍ　Ｆ　Ｍ符
号化回路１の互いに逆位相の２出力を前記オリジナルデ
ータの１パルス周期だけそれぞれ遅延させる遅延回路１
２を設け、前記ＭＦＭ符号化回路ｌの２出力と、前記遅
延回路１２の２出力を前記Ｈ型書き込み回路２の４個の
トランジスタに各々個別に印加し、これにより駆動され
る該Ｈ型書き込み回路２の出力にて前記磁気記録媒体に
書き込みを行うように構成する。

〔作　用〕

第１図と第２図に示すようにＭＦＭ符号化回路１の出力
波形ＣおよびＣ“をそれぞれオリジナルデータの１パル
ス周期だけ遅延させる遅延回路１１はＪＫ型ＦＦを用い
ることにより容易に得られる。

その遅延回路１１の２出力ｑおよびｑ′とＭＦＭ符号化
回路１の２出力ＣおよびＣ゛とをトランジスタ０１〜口
、にそれぞれ図示するように個別に印加することにより
磁気ヘッドの２端子コイルしに流れる書き込み電流は波
形Ｓのようになる。これにより記録された前記磁気記録
媒体の再生信号は書き込み電流の方向により波形１１の
ように再生され、これを合成すると再生信号波形Ｖを得
る。この波形Ｖは前記ＭＦＭ符号化方式における再生信
号の微分信号波形ｅと擬似的に同相信号となる。この結
果、再生時には微分処理を行うことなく再生データが得
られ、再生信号のＳ／Ｎを改善することができる。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面によって詳述する。

なお、構成、動作の説明を理解し易くするために全図を
通じて同一部分には同一符号を付してその重複説明を省
略する。

第１図は本発明の磁気装置の書き込み回路図を示す。図
において、１２は遅延回路であって、例えばＪＫ型ＦＦ
を用いることができる。遅延回路１２のＪとに端子には
それぞれＦＦｂのＱとこ端子を接続し、ＣＫ端子にはＦ
　Ｆ　ａのＱ端子を接続する。

Ｆ　Ｆ　ｂのＱとご端子はそれぞれトランジスタＱ１と
０□のベースに接続し、遅延回路１２のＱとご端子はそ
れぞれトランジスタロ３と口、のベースに接続する。

第２図は第１図各部の波形および再生波形図を示す。波
形！、ｍ、ｎ、ｐはそれぞれ第３図で説明したＦＦａの
入出力各部の波形であって、波形ｒはＷＧ倍信号波形ｍ
はオリジナルデータパルス、波形ｎはクロックパルス、
波形ｐは第２クロツクパルスである。以下第２図を参照
しながら第１図の説明を行う。

ＭＦＭ符号化回路１が出力する波形ＣおよびＣ”の生成
過程の説明は省略するが、オリジナルデータの１パルス
周期すなわち第２クロツクパルスｐの１パルス周期だけ
遅れて出力される。

第１図の接続状態において遅延回路１２は、ＦＦａのＱ
出力である第２クロツクパルス波形ｐの立ち上がりをト
リガとし、第３図に示したＪＫ型ＦＦ真理値表にしたが
って動作する。タイムｔ１において第２クロツクパルス
は立ち上がるが、波形ＣはＦＦａより後段のＦＦｂの出
力であるため、タイツｔ、より微小時間Δｔだけ遅れる
ため次の第２り凸ツクパルスの立ち上がりタイムｔ２に
おいて波形ｑは立ち上がる。またタイムｔ３における波
形ｐの立ち上がりでは、波形Ｃの立ち下がりがごれより
微小時間Δｔだけ遅れるため変化なく、次のタイムｔ４
にて立ち下がる。

すなわち、遅延回路１２はＭＦＭ符号化回路１の出力波
形Ｃをオリジナルデータの１パルス周期だけ遅延させて
Ｑ端子に出力し、かつその反転信号をご端子から出ツノ
する。

次に波形ｃ　、　ｃ＋および波形ｑ、ｑ’をそれぞれ個
別にＨ型書き込み回路２の４個のトランジスタＱ。

〜口、に印加することにより、磁気ヘッドの２端子コイ
ルしに流れる励磁電流は波形Ｓのように変化する。これ
はＦＩＨ型書込み回路２のトランジスタｈ〜Ｑ４におい
て、縦列のしと０３あるいはＱ２と口、が共に１．とな
った場合に矢印０に示す方向に電流が流れ、コイルしに
流れない状態ができるために＋ｉ。

０、暑の３レベルの変化をするものである。

このようにして記録された前記磁気記録媒体の再生信号
は書き込み電流の方向により波形Ｕのように再生され、
これを合成すると再生信号波形■を得る。この波形Ｖの
零クロス点は、ＭＦＭ符号化回路１によりオリジナルデ
ータの１パルス周期すなわち第２クロツクパルスｐの１
パルス周期だけ遅れて出力され、さらに本発明の遅延回
路１２により第２クロツクパルスｐの１パルス周期だけ
遅れ、合計２パルス周期分だけおくれで出力される特徴
を有していが、第５図のＭＦＭ符号化方式における再生
信号の微分信号波形ｅと擬似的に同相信号となる。

したがって、再生波形Ｖ以降の再生処理は第５図の微分
信号波形ｅ以降の処理方法を利用することにより再生デ
ータｋを得ることができ、微分処理の必要はなくなる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように本発明によれば、簡単な
回路構成でヘッド再生信号として擬似的にＭＦＭ方式で
の微分信号が得られるので再生信号のＳ／Ｎ向上という
著しい工業的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気装置の書き込み回路図、第２図は
第１同各部の波形及び再生波形図、第３図は従来のＭＦ
Ｍ方式の磁気装置の書き込み回路図、 第４図は従来のＭＦＭ方式再生回路のプロ・ツク図、 第５Ｍは従来のＭＦＭコードの磁気記録再生方式の説明
図を示す。 第１図において、■はＭＦＭ符号化回路、２はＨ型書き
込み回路、１２は遅延回路をそれぞれ示す。 １　ト４ＦｌｖＩ２寺ザ号イと、ｏｙ＋漆発明め石七桝
１勧込み回路図 第１Ｌ！ｌｌ Ｏオソシ””　　　　　＋　　　　０　　　１　　　０
　　　０　　　０　　　０　　　１　　　　１テ”−タ ｂＭＦＭ　　＋ｏｏｏ＋ｏｏ＋ｏ＋ｏ＋ｏｏ＋ｏ＋。 コーＶ ｋ　１叫ｉテニ７　　　　　　＋０１００ＯＯ＋＋＋ｒ
閏各耐哨環形浸ひ一鼻ｔ；足形の 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　オリジナルデータを変換するＭＦＭ符号化回路（１）
   と、該ＭＦＭ符号化回路（１）の出力にて駆動される４
   個のトランジスタからなるＨ型書き込み回路（２）とを
   有し、該Ｈ型書き込み回路（２）の出力にて磁気記録媒
   体に書き込みを行う磁気装置の書き込み回路において、 前記ＭＦＭ符号化回路（１）の互いに逆位相の２出力を
   前記オリジナルデータの１パルス周期だけそれぞれ遅延
   させる遅延回路（１２）を設け、前記ＭＦＭ符号化回路
   （１）の２出力と、前記遅延回路（１２）の２出力を前
   記Ｈ型書き込み回路（２）の４個のトランジスタに各々
   個別に印加し、これにより駆動される該Ｈ型書き込み回
   路（２）の出力にて前記磁気記録媒体に書き込みを行う
   ことを特徴とする磁気装置の書き込み回路。