JP3337490B2 - 情報記録方法及び情報再生方法 - Google Patents

情報記録方法及び情報再生方法

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JP3337490B2 JP10634992A JP10634992A JP3337490B2 JP 3337490 B2 JP3337490 B2 JP 3337490B2 JP 10634992 A JP10634992 A JP 10634992A JP 10634992 A JP10634992 A JP 10634992A JP 3337490 B2 JP3337490 B2 JP 3337490B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク,光磁気ディ
スク,磁気記録媒体などの情報記録媒体に情報を記録す
る情報記録方法、及び情報記録媒体から情報を再生する
情報再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】市山義和「追記型光ディスク」画像電子
学会誌第14巻第2号P70〜76(1985)には、
“0”,“1”の2値情報の入力に対して光ディスク媒
体上の“1”に対応する位置に大きさの等しいマークを
形成する光ディスク媒体への記録方法が記載されてい
る。
【0003】また、田中邦麿「基本プロフェッショナル
基本特許」日経エレクトロニクスno.491,P24
9〜255(1990.1.22)には入力情報を符号
変換して“1”と“1”との間に有限な自然数の個数の
“0”を含むようにする符号化方式が記載され、この符
号化方式は(d,k)RLL符号:「“1”と“1”と
の間の“0”の個数がd〜k個であるRun Leng
th Limitted符号」として(1,7)RLL
符号,(2,7)RLL符号(1,3)RLL符号(M
FM符号),EFM符号が記載されている。
【0004】図3は光ディスク(追記型光ディスク,光
磁気ディスク,再生専用光ディスク,相変化記録光ディ
スク)の記録方法及び再生方法を示す。まず、記録方法
では、情報信号を図3(a)に示すような(d,k)R
LL符号に含まれる(1,7)RLL符号に変換してこ
の(1,7)RLL符号でレーザを変調し、このレーザ
からの記録レーザ光を光ディスクの記録媒体面に照射し
て情報を光ディスクの記録媒体に記録する。レーザから
の記録レーザ光のパワーの時間的変化は図3(b)に示
すようになり、(1,7)RLL符号における“1”の
ビットに対応して強い光パルス1が光ディスクの記録媒
体面に照射されて光ディスクの記録媒体上に図3(c)
に示すように同一サイズのマーク2が記録される。
【0005】また、再生方法では、光ディスクの記録媒
体に対して光ピックアップで再生光スポットにより走査
して信号を再生し、この光ピックアップからの再生信号
は図3(d)に示すように光ディスクの記録媒体上のマ
ークの有無に対応した信号3となる。この光ピックアッ
プからの再生信号3を適当なしきい値4以上か否かを判
定すれば光ディスクの記録媒体上に記録されていたマー
クの有無を検出できる。光ディスクの記録媒体上に記録
されていたマークの位置は再生信号3のピーク位置であ
るから、再生信号3を微分して図3(e)に示すような
信号5を得、この信号5が立上り時にゼロレベル6を横
切るゼロクロス点で再生信号3をしきい値4以上か否か
を判定することで図3(f)に示すような2値化再生信
号を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記光ディスク媒体へ
の記録方法では、マークの間隔を狭くして情報記録密度
を上げようとすると、マーク同志が重なってマークの有
無をマークの存在位置を正確に検出できなくなり、情報
記録密度を上げることができない。
【0007】また、上記記録方法及び再生方法では、
“1”と“1”との間に“0”が1つしかないので、情
報記録密度を上げていくと、“101”のパターンにお
ける“0”に対応した再生信号がつぶれてしまい、マー
ク有無の判定とマーク位置の検出が不正確になる。その
理由は光ディスクの記録媒体上に記録されているマーク
が大きさをもっているために再生信号の“1”の部分が
“0”の部分に重なったり、再生光スポットが大きさを
もっているために2つのマークを区別して再生すること
ができなかったりするからであり、マーク有無の判定と
マーク位置の検出が不正確になることは一般に分解能に
よる限界と呼ばれる現象である。
【0008】本発明は上記欠点を改善し、情報記録密度
を上げることができる情報記録方法及び情報再生方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、情報記録媒体上にマークの
有無の列として情報を記録する情報記録方法であって、
“0”,“1”の2値の組み合わせからなっていて
“1”と“1”との間に“0”が有限な自然数で最小値
をdとしてd〜k個存在する時系列符号の情報信号を
“1”と“1”との間に“0”がd個存在する部分につ
いてのみ“1”を“0”に変換して“0”の中で予め決
められた位置の1つの“0”を“2”に変換し、この情
報信号を 1)情報記録媒体上の“0”に対応する位置にはマーク
を記録せず、 2)情報記録媒体上の“1”に対応する位置にはマーク
を第1のレベルの大きさで記録し、 3)情報記録媒体上の“2”に対応する位置にはマーク
を第1のレベルよりも大きい第2のレベルの大きさで記
録するという規則に従って情報記録媒体に記録し、請求
項2記載の発明は、請求項1記載の情報記録方法におい
て、d=1とし、請求項3記載の発明は、請求項1記載
の情報記録方法において、d=2とし、請求項4記載の
発明は、請求項1,2または3記載の情報記録方法にお
いて、情報記録媒体がレーザ光スポットの走査によって
情報の記録再生が行われる光学的情報記録媒体とし、請
求項5記載の発明は、請求項1,2または3記載の情報
記録方法によって情報が記録された情報記録媒体上のマ
ーク列をマーク検出手段により走査して情報信号を再生
し、この情報信号についてマーク信号の大きさに基づい
て 1)マーク信号が第1の設定値よりも小さい時には2値
信号の“0”とし、 2)マーク信号が第1の設定値よりも大きく第2の設定
値よりも小さい時には2値信号の“1”とし、 3)マーク信号が第2の設定値よりも大きい時にはこの
マーク信号を含む部分を 1),2)に優先して
“1”と“1”との間に“0”がd個存在する特定
のパターンとし、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の情報再生方法において、前記マーク検出手段により
再生した情報信号のピークの出現時刻、又は前記マーク
検出手段により再生した情報信号を時間に対して1回微
分した信号のゼロクロスの出現時刻に基づいてマークの
位置を検出する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示し、図4はこの
実施例で用いた回路を示す。この実施例は情報信号をマ
ーク密度の最も高い“101”のようなパターンのみマ
ーク密度が低くなるように符号変換してから光ディス
ク,光磁気ディスクなどの光学的情報記録媒体又は磁気
記録媒体などの情報記録媒体に記録し、分解能の限界に
より信号品質の低下を防ぐものである。この実施例は具
体的には情報信号をRLL符号変換器21により図3
(a)と同じ図1(a)に示すような(1,7)RLL
符号に変換し、さらに3値符号変換器22により図1
(a')に示すような時系列符号に変換する。すなわ
ち、図1(a)に示すような(1,7)RLL符号を順
次にチェックして“101”のパターンを検出し、“1
01”のパターンを“020”のパターンに変換する。
そして、この符号によりレーザ駆動回路23でレーザ記
録再生ヘッド24のレーザを変調し、このレーザ記録再
生ヘッド24がレーザからの記録レーザ光を情報記録媒
体25に照射して情報を情報記録媒体25に記録する。
この情報記録媒体25は光ディスクまたは光磁気ディス
クなどが用いられ、スピンドルモータ26により回転駆
動されてマークがトラックに記録される。
【0011】この記録の規則は 1)情報記録媒体25上の“0”に対応する位置にはマ
ークを記録せず、 2)情報記録媒体25上の“1”に対応する位置にはマ
ークを第1のレベルの大きさで記録し、 3)情報記録媒体25上の“2”に対応する位置にはマ
ークを第1のレベルよりも大きい第2のレベルの大きさ
で記録するというものである。
【0012】図1(b)(c)に示すように“2”に相
当するマーク7bを記録する時には“1”に相当するマ
ーク7aを記録する時よりも記録レーザ光のパワーを大
きくすることにより記録レーザ光のエネルギーを大きく
する。なお、記録レーザ光のパワーを大きくする代りに
記録レーザ光のパルス幅を広くすることにより記録レー
ザ光のエネルギーを大きくするようにしてもよい。
【0013】また、上述のように情報が記録された情報
記録媒体25をマーク検出手段を構成しているレーザ記
録再生ヘッド24によりレーザ光スポットで走査して情
報記録媒体25から信号を再生する。このレーザ記録再
生ヘッド24からの再生信号は図1(d)に示すように
マーク信号が“2”に相当するマーク7bに対応したレ
ベルの大きいマーク信号と“1”に相当するマーク7a
に対応した通常レベルのマーク信号とからなり、3値振
幅コンパレータ27により2つの閾値8,9でマーク7
a,7bの有無を検出する。この場合、3値振幅コンパ
レータ27はレーザ記録再生ヘッド24からの再生信号
を閾値8と比較して再生信号が閾値8以上か否かを判定
することによってマーク7aの有無を検出して図1
(e)に示すようなマーク有り信号をANDゲート28
へ出力し、レーザ記録再生ヘッド24からの再生信号を
閾値9と比較して再生信号が閾値9以上か否かを判定す
ることによってマーク7bの有無を検出して図1(f)
に示すようなマーク有り信号をANDゲート29へ出力
する。
【0014】また、レーザ記録再生ヘッド24からの再
生信号を微分器30で微分して図1(g)に示すような
信号を得、この信号をゼロクロス検出回路31に入力し
てこの信号が図1(g)の矢印で示すように立上り時に
ゼロボルトを横切るゼロクロス点を検出する。そして、
3値振幅コンパレータ27からの図1(e),(f)に
示すような信号はANDゲート28,29をゼロクロス
検出回路31からのゼロクロス検出信号によりゼロクロ
ス部で通過し、PLLクロック再生回路34がANDゲ
ート28,29の出力信号からクロックを再生する。
“101”パターン再生回路32はPLLクロック再生
回路34からのクロックによりANDゲート29の出力
信号から図1(f’)に示すような符号を再生し、符号
再生回路33はPLLクロック再生回路34からのクロ
ックによりANDゲート28の出力信号から図1
(e’)に示すような符号を再生する。この符号再生回
路33からの図1(e’)に示すような符号は元の
(1,7)RLL符号に比べて“101”のパターンが
“010”のパターンになっているので、PLL符号再
生回路35は“101”パターン再生回路32からの図
1(f’)に示すような“020”のパターンの符号が
入力されない時には符号再生回路33からの図1
(e’)に示すような(1,7)RLL符号を取り出し
て出力し、ANDゲート29からの図1(f’)に示す
ような“020”のパターンの符号が入力された時には
この符号をANDゲート28からの符号に優先させて
“101”のパターンとして出力することによって、
“010”のパターンを図1(f”)に示すような元の
“101”のパターンに変換する。このPLL符号再生
回路35からの符号は原情報再生回路36により図1
(h)に示すような元の(1,7)RLL符号に変換さ
れる。
【0015】この実施例では、(1,7)RLL符号を
マーク密度の最も高い“101”のパターンのみマーク
密度が低い“020”のパターンに変換して情報記録媒
体25に記録するので、図1(c)に示すように情報記
録媒体25上に記録されたマーク7a,7bは少なくと
も3ビット分の長さ離間されて記録されており、従来の
ように2ビット分の長さしか離間されて記録されていな
い場合に比べて各マークの有無及び各マークの位置を正
確に検出することができて情報記録密度を1.5(3/
2)倍に上げることができる。従来、図1(a)に示す
ような(1,7)RLL符号では、マークの間隔(マー
クとマークとの距離)が最短の場合、“101”のパタ
ーンとなり、最短のマーク間隔が2ビット分となる。一
方、本実施例では、図1(a')に示すような符号は、
マーク間隔が最短の場合、“2001”あるいは“10
02”のパターンとなり、最短のマーク間隔が3ビット
分となる。図1(a)、(a')は、ビット間隔を揃え
て符号を表示しているので、従来の(1,7)RLL符
号と本実施例の図1(a')に示す符号とが同じ情報記
録密度で配列されていることを示している。 情報記録密
度を上げていくことは、符号のビット間隔を短くしてい
くことを意味している。符号のビット間隔を短くしてい
くと、先ず情報記録媒体上の最短のマーク間隔で隔てら
れたマーク同士に重なりが生じ、遂には各マーク及びそ
れらの間の非マーク“0”を独立のビットとして認識で
きなくなる。このような状態でも、最短でないマーク間
隔で隔てられたマーク同士及びそれらの間にある非マー
ク“0”は独立に認識可能である。大雑把に言うと、最
短のマーク間隔が、情報記録密度の上限を支配する要素
になる。本実施例で用いる符号が情報記録密度を高くで
きる理由は、図1の符号では、最短マーク間隔が、従来
の符号では2ビット分であるのに対し、本実施例では、
3ビット分に増やせることにある。情報記録媒体上に
は、従来の符号で2ビット分記録できる長さを使って本
実施例では3ビット分記録できるようになるから、情報
記録密度を3/2倍にできることになる。
【0016】図2は本発明の他の実施例を示す。この実
施例は上記実施例において(1,7)RLL符号の代り
に(2,7)RLL符号を用いる例である。(2,7)
RLL符号では“1001”が最も“1”のビットの密
度が高いパターンであり、分解能の限界により記録再生
で誤りを発生するパターンである。
【0017】この実施例は具体的には情報信号を符号変
換器により従来と同じ図2(a)に示すような(2,
7)RLL符号に変換し、さらに3値符号変換器により
図2(a')に示すような時系列符号に変換する。すな
わち、図2(a)に示すような(2,7)RLL符号を
順次にチェックして“1001”のパターンを検出し、
“1001”のパターンを“0200”のパターンに変
換する。この“0200”のパターンは“0020”の
パターンでもよいが、予め“0200”のパターンと
“0020”とのいずれか一方に決めておく。そして、
この3値符号変換器からの符号により上記実施例と同様
にレーザ駆動回路23でレーザ記録再生ヘッド24のレ
ーザを変調し、このレーザ記録再生ヘッド24がレーザ
からの記録レーザ光を情報記録媒体25に照射して情報
を情報記録媒体25に記録する。
【0018】この記録の規則は 1)情報記録媒体上の“0”に対応する位置にはマーク
を記録せず、 2)情報記録媒体上の“1”に対応する位置にはマーク
を第1のレベルの大きさで記録し、 3)情報記録媒体上の“2”に対応する位置にはマーク
を第1のレベルよりも大きい第2のレベルの大きさで記
録するというものである。
【0019】図2(b)(c)に示すように“2”に相
当するマーク10bを記録する時には“1”に相当する
マーク10aを記録する時に比べて記録レーザ光のパル
ス幅を同じにして記録レーザ光のパワーを大きくするこ
とにより記録レーザ光のエネルギーを大きくする。な
お、記録レーザ光のパワーを大きくする代りに記録レー
ザ光のパルス幅を広くすることにより記録レーザ光のエ
ネルギーを大きくするようにしてもよい。
【0020】また、上述のように情報が記録された情報
記録媒体25をレーザ記録再生ヘッド24によりレーザ
光スポットで走査して信号を再生する。このレーザ記録
再生ヘッド24からの再生信号は図2(d)に示すよう
にマーク信号が“2”に相当するマーク10bに対応し
たレベルの大きいマーク信号と“1”に相当するマーク
10aに対応した通常レベルのマーク信号とからなり、
3値振幅コンパレータにより2つの閾値11,12でマ
ーク10a,10bの有無を検出する。この場合、3値
振幅コンパレータはレーザ記録再生ヘッド24からの再
生信号を閾値11と比較して再生信号が閾値11以上か
否かを判定することによってマーク10aの有無を検出
して図2(e)に示すようなマーク有り信号を第1のA
NDゲートに出力し、レーザ記録再生ヘッド24からの
再生信号を閾値12と比較して再生信号が閾値12以上
か否かを判定することによってマーク10bの有無を検
出して図2(f)に示すようなマーク有り信号を第2の
ANDゲートに出力する。
【0021】また、レーザ記録再生ヘッド24からの再
生信号を微分器で微分して図2(g)に示すような信号
を得、この信号をゼロクロス検出回路に入力してこの信
号が図2(g)の矢印で示すように立上り時にゼロボル
トを横切るゼロクロス点を検出する。なお、上記3値振
幅コンパレータは図2(g)に示すような微分器の出力
信号を2種類の閾値とそれぞれ比較してマーク10a,
10bの有無を検出するようにしてもよい。また、第1
のANDゲート,第2のANDゲートにてゼロクロス検
出回路からのゼロクロス検出信号によりゼロクロス部で
3値振幅コンパレータからの図2(e),(f)に示す
ような信号を通過させ、PLLクロック再生回路が第1
のANDゲート,第2のANDゲート29の出力信号か
らクロックを再生する。“1001”パターン再生回路
はPLLクロック再生回路からのクロックにより第2の
ANDゲートの出力信号から図2(f’)に示すような
符号を再生し、符号再生回路がPLLクロック再生回路
からのクロックにより第1のANDゲートの出力信号か
ら図2(e’)に示すような符号を再生する。この符号
再生回路からの図2(e’)に示すような符号は元の
(2,7)RLL符号に比べて“1001”のパターン
が“0100”のパターンになっているので、PLL符
号再生回路は“1001”パターン再生回路からの図2
(f’)に示すような“0200”のパターンの符号が
入力されない時には符号再生回路からの図2(e’)に
示すような(1,7)RLL符号を取り出して出力し、
“1001”パターン再生回路からの図2(f’)に示
すような“0200”のパターンの符号が入力された時
にはこの符号を符号再生回路からの符号に優先させて
“1001”のパターンとして出力することによって、
“0100”のパターンを図2(f”)に示すような元
の“1001”のパターンに変換する。このPLL符号
再生回路からの符号は原情報再生回路により図2(h)
に示すような元の(2,7)RLL符号に変換される。
【0022】この実施例では、(2,7)RLL符号を
マーク密度の最も高い“1001”のパターンのみマー
ク密度が低い“0200”のパターンに変換して情報記
録媒体に記録するので、図2(c)に示すように情報記
録媒体上に記録されたマーク10a,10bは少なくと
も4ビット分の長さ離間されて記録されており、従来の
ように3ビット分の長さしか離間されて記録されていな
い場合に比べて各マークの有無及び各マークの位置を正
確に検出することができて情報記録密度を1.33(4
/3)倍に上げることができる。本実施例で情報記録密
度を高くできる理由は、図2に示すように、最短マーク
間隔が、従来の符号では“1001”の間隔である3ビ
ット分であるのに対し、本実施例では、4ビット分に増
やせることにある。情報記録媒体上には、従来の符号で
“20001”もしくは“10002”の間隔である3
ビット分記録できる長さを使って本実施例では4ビット
分記録できるようになるから、情報記録密度を1.33
(4/3)倍にできることになる。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、情報信号を“0”,“1”の2値の組み合
わせからなっていて“1”と“1”との間に“0”が有
限な自然数で最小値をdとしてd〜k個存在する(d,
k)RLL符号(d=4,5,6・・・)の時系列情報
信号に変換し、この情報信号の“1”と“1”との間に
“0”がd個存在する部分についてのみ“1”を“0”
に変換して“0”の中で予め決められた位置の1つの
“0”を“2”に変換し、この情報信号を 1)情報記録媒体上の“0”に対応する位置にはマーク
を記録せず、 2)情報記録媒体上の“1”に対応する位置にはマーク
を第1のレベルの大きさで記録し、 3)情報記録媒体上の“2”に対応する位置にはマーク
を第1のレベルよりも大きい第2のレベルの大きさで記
録するという規則に従って情報記録媒体に記録してもよ
い。
【0024】そして、この情報が記録された情報記録媒
体上のマーク列をマーク検出手段により走査して情報信
号を再生し、この情報信号についてマーク信号の大きさ
に基づいて 1)マーク信号が第1の設定値よりも小さい時には2値
信号の“0”とし、 2)マーク信号が第1の設定値よりも大きく第2の設定
値よりも小さい時には2値信号の“1”とし、 3)マーク信号が第2の設定値よりも大き時にはこのマ
ーク信号を含む部分を1),2)に優先して“1”と
“1”との間に“0”がd個存在する特定のパターンと
することにより元の(d,k)RLL符号に変換するよ
うにしてもよい。
【0025】このような(d,k)RLL符号を用いる
情報記録方法及び情報再生方法では、従来方法に比較し
て情報記録密度を次のように上げることができる。 dの値 従来方法に対する情報記録密度の倍率 1 3/2倍 2 4/3倍 3 5/4倍 4 6/5倍 5 7/6倍 ・ ・ ・ ・ ・ ・
【0026】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、情報記録媒体上にマークの有無の列として情報を記
録する情報記録方法であって、“0”,“1”の2値の
組み合わせからなっていて“1”と“1”との間に
“0”が有限な自然数で最小値をdとしてd〜k個存在
する時系列符号の情報信号を“1”と“1”との間に
“0”がd個存在する部分についてのみ“1”を“0”
に変換して“0”の中で予め決められた位置の1つの
“0”を“2”に変換し、この情報信号を 1)情報記録媒体上の“0”に対応する位置にはマーク
を記録せず、 2)情報記録媒体上の“1”に対応する位置にはマーク
を第1のレベルの大きさで記録し、 3)情報記録媒体上の“2”に対応する位置にはマーク
を第1のレベルよりも大きい第2のレベルの大きさで記
録するという規則に従って情報記録媒体に記録するの
で、従来方法に比較して情報記録密度を上げることがで
きる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の情報記録方法において、d=1とするので、
従来方法に比較して情報記録密度を3/2倍に上げるこ
とができる。
【0028】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の情報記録方法において、d=2とするので、
従来方法に比較して情報記録密度を4/3倍に上げるこ
とができる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、請求項1,
2または3記載の情報記録方法において、情報記録媒体
がレーザ光スポットの走査によって情報の記録再生が行
われる光学的情報記録媒体とするので、第1のレベルの
大きさマークと第2のレベルの大きさマークとをレーザ
光のエネルギーの大小制御で情報記録媒体に記録するこ
とができ、マークの位置ずれが小さくなる。
【0030】請求項5記載の発明によれば、請求項1,
2または3記載の情報記録方法によって情報が記録され
た情報記録媒体上のマーク列をマーク検出手段により走
査して情報信号を再生し、この情報信号についてマーク
信号の大きさに基づいて 1)マーク信号が第1の設定値よりも小さい時には2値
信号の“0”とし、 2)マーク信号が第1の設定値よりも大きく第2の設定
値よりも小さい時には2値信号の“1”とし、 3)マーク信号が第2の設定値よりも大き時にはこのマ
ーク信号を含む部分を1),2)に優先して“1”と
“1”との間に“0”がd個存在する特定のパターンと
するので、請求項1,2または3記載の情報記録方法に
よってマークが記録された情報記録媒体からマークを正
確に再生することができる。
【0031】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の情報再生方法において、前記マーク検出手段により
再生した情報信号のピークの出現時刻、又は前記マーク
検出手段により再生した情報信号を時間に対して1回微
分した信号のゼロクロスの出現時刻に基づいてマークの
位置を検出するので、請求項5記載の発明と同様に請求
項1,2または3記載の情報記録方法によってマークが
記録された情報記録媒体からマークを正確に再生するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すタイミングチャートで
ある。
【図2】本発明の他の実施例を示すタイミングチャート
である。
【図3】従来方法を示すタイミングチャートである。
【図4】図1の実施例で用いた回路を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
7a,7b,10a,10b マーク 22 3値符号変換器 24 レーザ記録再生ヘッド 25 情報記録媒体 27 3値振幅コンパレータ 28,29 ANDゲート 30 微分器 31 ゼロクロス検出回路 32 “101”再生回路 33 符号再生回路 34 PLLクロック再生回路 35 PLL符号再生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 341 G11B 7/00 G11B 20/14 341

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体上にマークの有無の列として
    情報を記録する情報記録方法であって、“0”,“1”
    の2値の組み合わせからなっていて“1”と“1”との
    間に“0”が有限な自然数で最小値をdとしてd〜k個
    存在する時系列符号の情報信号を“1”と“1”との間
    に“0”がd個存在する部分についてのみ“1”を
    “0”に変換して“0”の中で予め決められた位置の1
    つの“0”を“2”に変換し、この情報信号を 1)情報記録媒体上の“0”に対応する位置にはマーク
    を記録せず、 2)情報記録媒体上の“1”に対応する位置にはマーク
    を第1のレベルの大きさで記録し、 3)情報記録媒体上の“2”に対応する位置にはマーク
    を第1のレベルよりも大きい第2のレベルの大きさで記
    録するという規則に従って情報記録媒体に記録すること
    を特徴とする情報記録方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報記録方法において、d
    =1とすることを特徴とする情報記録方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の情報記録方法において、d
    =2とすることを特徴とする情報記録方法。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の情報記録方法
    において、情報記録媒体がレーザ光スポットの走査によ
    って情報の記録再生が行われる光学的情報記録媒体とす
    ることを特徴とする情報記録方法。
  5. 【請求項5】請求項1,2または3記載の情報記録方法
    によって情報が記録された情報記録媒体上のマーク列を
    マーク検出手段により走査して情報信号を再生し、この
    情報信号についてマーク信号の大きさに基づいて 1)マーク信号が第1の設定値よりも小さい時には2値
    信号の“0”とし、 2)マーク信号が第1の設定値よりも大きく第2の設定
    値よりも小さい時には2値信号の“1”とし、 3)マーク信号が第2の設定値よりも大き時にはこのマ
    ーク信号を含む部分を1),2)に優先して“1”と
    “1”との間に“0”がd個存在する特定のパターンと
    することを特徴とする情報再生方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の情報再生方法において、前
    記マーク検出手段により再生した情報信号のピークの出
    現時刻、又は前記マーク検出手段により再生した情報信
    号を時間に対して1回微分した信号のゼロクロスの出現
    時刻に基づいてマークの位置を検出することを特徴とす
    る情報再生方法。
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