JP3187548B2 - マークエッジ記録再生方式における再生2値化パルス補正方法 - Google Patents

マークエッジ記録再生方式における再生2値化パルス補正方法

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JP3187548B2 JP24452492A JP24452492A JP3187548B2 JP 3187548 B2 JP3187548 B2 JP 3187548B2 JP 24452492 A JP24452492 A JP 24452492A JP 24452492 A JP24452492 A JP 24452492A JP 3187548 B2 JP3187548 B2 JP 3187548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクドライブ装
置や光磁気ディスクドライブ装置のマークエッジ記録再
生方式における再生2値化パルス補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクにおいてデータを書
込む時には、光記録媒体上へレーザ光を照射して熱を加
え、媒体に穴をあけたり、媒体の磁化方向を反転させた
り、或いは、媒体の結晶状態を変化させることにより、
データを記録するようにしている。
【0003】ここで、光ディスクの記録方法の一つとし
て、記録マークの前エッジと後エッジとに各々符号ビッ
トを対応させ、記録マークの長さが情報を担うようにし
た「マークエッジ記録方法」がある。即ち、図7に示す
ように、1つの記録マークに2変調ビットを記録するこ
とにより記録密度を向上させようとする記録方式であ
る。記録データパターンとしては、変調コードをNRZ
I(Non Return to Zero Inverted )コードデータ
に変換して光ディスク上に記録される。また、データ再
生時には、図7に示すように光ディスクから得られる再
生信号のNRZIコードデータの立上り・立下りエッジ
に相当するエッジ位置を検出することにより2値化を行
うものである。
【0004】2値化方式としては、図8に示すように、
コンパレータ1を用い、光ディスクからの再生信号のレ
ベルと、予め設定されている閾値Thのレベルとの比較
を行い、その立上り及び立下りのエッジ検出をエッジパ
ルス検出器2で行い、2値化パルスを得るようにしたも
のがある。また、図9に示すように、2階微分回路3に
より光ディスクからの再生信号を2階微分した後、接地
基準のコンパレータ4を通すことにより2値化パルスを
得るようにしたものもある(特開平2−137128号
公報参照)。
【0005】このマークエッジ記録方法は、高密度記録
化に適している反面、エッジ位置に正確さが要求され
る。即ち、マークエッジ記録再生方式により光ディスク
へデータを記録すると、光ディスクの熱伝導などによる
影響で、図10に示すように、実際の記録パルスとは異
なる長さで、かつ、マーク形状にも不整が生ずることが
ある。この現象は、光磁気ディスクのような熱伝導率の
高い媒体ほど顕著となる。この結果、従来の2値化方式
のままでは、エッジ位置の検出を正しく行えず、データ
再生エラーの主要因となっている。
【0006】そこで、図11に示すように、全ての記録
パルスを故意に短くしてデータを記録する、という記録
パルス補正を行うことで、実際に記録される記録マーク
の長さを制御し、理想のマーク長に近付けるようにした
ものが、特開昭63−29336号公報に開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際には、
このような記録パルス補正の最適補正値を如何にして算
出するかが重要であるにもかかわらず、従来にあって
は、この点まで言及されていないものである。さらに
は、何んらかの方法により、記録パルス補正によって記
録マークの長さを理想のマーク長に制御できたとして
も、例えば、記録マークの前縁側はレーザ光照射が開始
されてまもなくであり光ディスクの記録層への熱の伝導
が遅れ気味となるため、図11の場合にも図10の場合
と同様にマーク形状に不整が生じ、結果として、やはり
エッジ位置検出にΔで示すようなずれを生じてしまうも
のである。
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の発明で
は、マークエッジ記録再生方式における再生2値化パル
ス補正方法として、情報再生時に前記光記録媒体のNR
ZIコードデータが記録されている領域からの再生信号
の2値化パルスを所定時間遅延させた遅延2値化パルス
を生成し、前記2値化パルスとこの遅延2値化パルスと
の論理和出力又は論理積出力の何れか一方を選択して補
正後の2値化パルスとして出力させるようにし、2値化
パルスを所定時間遅延させる遅延量の設定及び論理和出
力と論理積出力との選択を、情報記録時に記録マーク長
を制御するための記録パルス補正を行いながら光記録媒
体のNRZIコードデータが記録されている領域からの
再生信号の正のピーク値と負のピーク値との中点とこの
再生信号をN次ローパスフィルタを通した信号との差分
の大きさとその正負極性とに基づいて行うようにし、
のような差分の大きさとその正負極性を算出するために
光記録媒体に記録する情報を、この光記録媒体の各セク
タ内でデータエリア直前に配置されるVFOエリアに記
録される連続パターンデータとした。
【0011】さらに、請求項記載の発明では、VFO
エリアに記録される連続パターンデータを用いた差分の
大きさとその正負極性との算出を、情報再生時に各セク
タ毎又は複数セクタ毎に行うものとし、算出された差分
の大きさとその正負極性とに基づき、各セクタ単位又は
複数セクタ単位で遅延量の設定と論理和出力と論理積出
力との選択を行うようにした。
【0012】また、請求項記載の発明では、請求項
記載の発明において、記録パルス補正の補正量の最適値
を求める際に算出された差分の大きさとその正負極性と
の最終情報に基づき、遅延量の設定と論理和出力と論理
積出力との選択を行うようにした。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】 求項記載の発明においては、再生信号の2
値化パルスを所定時間遅延させた遅延2値化パルスを生
成し、元の2値化パルスとこの遅延2値化パルスとの論
理和出力又は論理積出力の一方を補正された2値化パル
スとするので、元の2値化パルス中に含まれるエッジ位
置の検出ずれ成分を除去した適正な再生が可能となり、
この際、遅延2値化パルス用の遅延量の設定、及び、論
理和出力と論理積出力との選択を、記録パルス補正の補
正量の調整に供するための差分の大きさ及びその正負極
性に基づくものとしたので、再生信号の当初の2値化パ
ルスに含まれるエッジ位置の検出ずれ量及び検出ずれ方
向、即ち、記録マークが長すぎるのか短かすぎるかを確
実に知ることができる。よって、再生信号の2値化パル
スに含まれるエッジ位置の検出ずれを最適に補正し得る
ものとなり、上記の差分の大きさ及びその正負極性を算
出するために用いる情報を、VFOエリアに記録される
連続データパターンとしているので、情報記録時に蓄積
される熱などの影響を最も受けやすい条件下での差分算
出となり、再生信号の2値化パルスに含まれるエッジ位
置の検出ずれ補正をより信頼性高く行えるものとなる。
【0016】さらに、請求項記載の発明においては、
上記のようにVFOエリアに記録される連続データパタ
ーンに基づき差分算出を行うが、データ再生時に各セク
タ毎又は複数セクタ毎に行うものし、それに対応する各
セクタ単位又は複数セクタ単位で遅延量の設定及び論理
和出力と論理積出力との選択を行うようにしたので、デ
ータ再生時にリアルタイムで再生信号の2値化パルスに
含まれるエッジ位置の検出ずれを補正し得るものとな
る。
【0017】また、請求項記載の発明においては、記
録パルス補正の補正量の最適値を求める際に算出された
差分の大きさ及びその正負極性なる最終情報を用いて、
遅延量の設定及び論理和出力と論理積出力との選択を行
うようにしたので、情報再生時には2値化パルスの補正
のために改めて差分算出処理を行う必要がなく、再生信
号の2値化パルスに含まれるエッジ位置の検出ずれを最
適に補正し得るものとなる。
【0018】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。まず、マークエッジ記録方式によりN
RZIコードデータが記録されている光記録媒体(図示
せず)からの再生信号が入力されるピーク検波器5とN
次LPF(ローパスフィルタ)6とが設けられている。
ここに、ピーク検波器5は正のピーク値を検出する正ピ
ーク検波器7と負のピーク値を検出する負ピーク検波器
8とにより構成されている。これらの正、負ピーク検波
器7,8の出力は中点検出器9に入力されている。さら
に、この中点検出器9により検出された中点Vmと、前
記N次LPF6の出力Vsとを入力として、両者の差分
ΔVを求める減算器10が設けられている。
【0019】このような構成において、光記録媒体から
の再生信号は正、負ピーク検波器7,8に入力され、再
生信号中の正のピーク値と負のピーク値とが検出され
る。これらのピーク値は中点検出器9に入力され、正、
負のピーク値間の中点Vmが検出出力される。一方、再
生信号はN次LPF6にも入力され、出力Vsに変換さ
れる。ここに、N次LPF6の次数Nは、その出力Vs
の残留リップルが設計許容値を満足するように決定すれ
ばよい。ついで、これらの中点Vmと出力Vsとの差分
ΔVが減算器10により算出される。即ち、ΔV=Vs
−Vmであり、差分の大きさとその正負極性とを含む情
報である。このような差分情報(大きさ及び正負極性)
に基づき、記録時における記録パルス補正の補正量が適
切であるか否か判別して補正量を増減調整するようにし
たものである。
【0020】この様子を図2を参照して説明する。ま
ず、図2(a)に理想的な記録パルス、記録マーク及び
再生信号の様子を示す。これに対して、同図(b)は記
録時の補正量が少なすぎるため、マーク長がかなり長く
なっている様子を示す。この場合、中点Vmと出力Vs
との間には差分ΔVが生じ、かつ、その正負極性はVm
>Vsによるものとなる。また、同図(c)は記録マー
クの形状不整により再生信号に多少の歪があるが、記録
時の補正量が最適と思われる場合を示し、差分ΔVはほ
ぼ0である。さらに、同図(d)は記録時の補正量が多
すぎるため、マーク長がかなり短くなっている様子を示
す。この場合、中点Vmと出力Vsとの間には差分ΔV
が生じ、かつ、その正負極性は同図(a)の場合とは逆
にVs>Vmによるものとなる。
【0021】よって、同図(b)〜(d)に示すような
3態様を、差分ΔVの大きさとその正負極性とに応じて
判別し得るものとなり、補正量が適正となるように増減
調整し得ることが判る。
【0022】ところで、このような記録パルス補正の最
適補正量の算出を行う時の記録データとしては、使用す
る変調コードの中で最も記録中に蓄積される熱などの影
響を受けやすいコードデータの連続パターンを用いるよ
うにすればよい。例えば、使用するコードとして、
(1,7,2,3)RLL(Run Length Limited)
を採用した場合であれば、その最短パターン(短周期繰
返しパターン)である“10101010……”の連続
データや、その最長パターン(長周期繰返しパターン)
である“10000000100000001……”の
連続データを用いればよい。
【0023】また、何れか一方のパターンによらず、最
短パターンと最長パターンとの組合せによる連続データ
を用いて、記録パルスの最適補正量の算出に供する差分
検出を行うようにしてもよい。このような組合せパター
ンによる場合、ユーザデータを実際に記録する時に近い
条件下での差分算出となる。
【0024】さらに、このような記録パルス補正の補正
量を増減調整する処理は、差分ΔVの大きさが所定レベ
ル以下となり、補正量が最適とみなせる状態になるま
で、繰返し行うように、学習するのがよい。図3にこの
ような学習アルゴリズムを示す。
【0025】つづいて、本発明の第二の実施例を図4及
び図5により説明する。本実施例は、再生系における2
値化パルスを適正に補正するようにしたものであり、ま
ず、光記録媒体のNRZIコードデータが記録されてい
る領域からの再生信号をスライスレベルを用いて2値化
パルスDpに変換する2値化回路11が設けられてい
る。この2値化回路11の出力側にはこの2値化パルス
Dpを所定時間なる遅延量だけ遅延させて遅延2値化パ
ルスDdを生成する遅延素子12が設けられている。こ
れらの2値化回路11の2値化パルスDpと遅延素子1
2による遅延2値化パルスDdとを入力とするANDゲ
ート13とORゲート14とが設けられ、各々論理積、
論理和がとられるように構成されている。これらのAN
Dゲート13とORゲート14との出力側には、セレク
タ設定信号に基づき、論理積出力と論理和出力との何れ
か一方を選択して補正された2値化パルスDrを出力す
るセレクタ15が設けられている。
【0026】このような構成において、記録時における
記録パルス補正では補正しきれなかったようなマーク形
状不整によるエッジ位置ずれなどの固定シフト分があっ
ても、データ再生時に補正し得るものとなる。その様子
を図5により説明する。まず、同図(a)に示すような
理想的な2値化パルスに対して実際の記録パルスが長め
に記録されている場合には、同図(b)に示すような2
値化パルスDpとなるので、その遅延2値化パルスDd
を考慮し、ANDゲート13で論理積をとった出力D
ANDをセレクタ15で選択して、補正された2値化パル
スDrとなるようにすれば、理想に近いものとなること
が判る。一方、実際の記録パルスが短めに記録されてい
る場合には、同図(c)に示すような2値化パルスDp
となるので、その遅延2値化パルスDdを考慮し、OR
ゲート14で論理和をとった出力DORをセレクタ15で
選択し、補正された2値化パルスDrとなるようにすれ
ば、理想に近いものとなることが判る。
【0027】さらに、本発明の第三の実施例を図6によ
り説明する。本実施例は、前記第二の実施例において、
遅延素子12の遅延時間(遅延量)の設定及びセレクタ
15による選択を、任意とするが、特に、前述した第一
の実施例で説明した記録パルス補正の補正量の増減調整
に供するための、差分ΔVの大きさ及び正負極性に基づ
き、遅延時間の設定とセレクタ15の選択とを行わせる
ようにしたものである。本実施例による場合も、記録時
における記録パルス補正の補正量の増減調整が不十分で
あったとしても、データ再生時には2値化パルスに含ま
れるエッジ位置の検出ずれを的確に補正し得るものとな
る。
【0028】ここに、このような差分ΔVの大きさと正
負極性を算出するためのデータとしては、前述した第一
の実施例で説明した記録パルス補正の補正量の増減調整
値を算出する際に用いたデータをそのまま用いてもよ
い。或いは、実際のデータ再生時に、光記録媒体のフォ
ーマット上の各セクタにおいてデータエリア直前に配置
されるVFOエリアに記録される連続パターンデータを
用いるようにしてもよい。この場合も、情報記録時に蓄
積される熱などの影響を最も受けやすい条件下での差分
ΔVの算出となり、再生信号の2値化パルスに含まれる
エッジ位置の検出ずれ補正をより信頼性高く行えるもの
となる。
【0029】また、このようなVFOエリアに記録され
る連続パターンデータを用いるものとし、データ再生時
に、各セクタ毎に差分ΔVの算出を行い、各セクタ毎に
算出されたこのような差分ΔVの大きさ及び正負極性に
基づき、各セクタ毎に遅延時間の設定及びセレクタ15
の選択指定を行うようにしてもよい。さらには、各セク
タ毎とせず、複数セクタ毎としてもよい。何れにして
も、データ再生時においてリアルタイム的処理となる。
【0030】一方、第一の実施例中で説明したように、
記録パルス補正の補正量の最適値を求める際に算出され
た最終的な差分ΔVの大きさ及びその正負極性に基づ
き、遅延時間の設定及びセレクタ15の選択指定を行う
ようにし、データ再生時には、このような遅延時間の設
定とセレクタ15の選択指定とを保持させるようにすれ
ば、データ再生時に、わざわざ差分を算出する処理を行
うことなく、2値化パルスの補正を適正に行うことがで
きる。
【0031】なお、遅延素子12の遅延時間の設定や、
セレクタ15の選択指定は、例えば、CPUからの指令
で実行するようにしてもよく、或いは、直接ハードウエ
アにて処理するようにしてもよい。
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の効果】 求項記載の発明によれば、再生信号
の2値化パルスを所定時間遅延させた遅延2値化パルス
を生成し、元の2値化パルスとこの遅延2値化パルスと
の論理和出力又は論理積出力の一方を補正された2値化
パルスとするようにしたので、元の2値化パルス中に含
まれるエッジ位置の検出ずれ成分を除去した適正な再生
が可能となり、この際、遅延2値化パルス用の遅延量の
設定、及び、論理和出力と論理積出力との選択を、記録
パルス補正の補正量の調整に供するための差分の大きさ
及びその正負極性に基づくものとしたので、再生信号の
当初の2値化パルスに含まれるエッジ位置の検出ずれ量
及び検出ずれ方向を確実に知ることができ、よって、再
生信号の2値化パルスに含まれるエッジ位置の検出ずれ
を最適に補正し得るものとなり、また、上記の差分の大
きさ及びその正負極性を算出するために用いる情報を、
VFOエリアに記録される連続データパターンとしたの
で、情報記録時に蓄積される熱などの影響を最も受けや
すい条件下での差分算出となり、再生信号の2値化パル
スに含まれるエッジ位置の検出ずれ補正をより信頼性高
く行えるものとなる。
【0035】さらに、請求項記載の発明によれば、上
記のようにVFOエリアに記録される連続データパター
ンに基づき差分算出を行うが、データ再生時に各セクタ
毎又は複数セクタ毎に行うものし、それに対応する各セ
クタ単位又は複数セクタ単位で遅延量の設定及び論理和
出力と論理積出力との選択を行うようにしたので、デー
タ再生時にリアルタイムで再生信号の2値化パルスに含
まれるエッジ位置の検出ずれを補正し得るものとなる。
【0036】また、請求項記載の発明によれば、記録
パルス補正の補正量の最適値を求める際に算出された差
分の大きさ及びその正負極性なる最終情報を用いて、遅
延量の設定及び論理和出力と論理積出力との選択を行う
ようにしたので、情報再生時には2値化パルスの補正の
ために改めて差分算出処理を行う必要がなく、再生信号
の2値化パルスに含まれるエッジ位置の検出ずれを最適
に補正し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す回路図である。
【図2】その動作を説明するための説明図である。
【図3】学習アルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の第二の実施例を示す回路図である。
【図5】その動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【図6】本発明の第三の実施例を示す回路図である。
【図7】マークエッジ記録再生方式の原理を説明するた
めの説明図である。
【図8】その2値化方式の一例を示す回路図である。
【図9】2値化方式の他例を示す回路図である。
【図10】記録マークの不整状態を示す説明図である。
【図11】記録パルス補正方式を示す説明図である。
【符号の説明】
6 N次ローパスフィルタ Vm 中点 Vs 信号 ΔV 差分 Dp 2値化パルス Dd 遅延2値化パルス Dr 補正された2値化パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/125

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックがスパイラル状又は同心円状に
    形成された光記録媒体上にレーザ光を照射して、長さが
    情報を担う記録マークを形成することにより情報を記録
    し又は再生を行うようにしたマークエッジ記録再生方式
    において、情報再生時に前記光記録媒体のNRZIコー
    ドデータが記録されている領域からの再生信号の2値化
    パルスを所定時間遅延させた遅延2値化パルスを生成
    し、前記2値化パルスとこの遅延2値化パルスとの論理
    和出力又は論理積出力の何れか一方を選択して補正後の
    2値化パルスとして出力させるようにし、2値化パルス
    を所定時間遅延させる遅延量の設定及び論理和出力と論
    理積出力との選択を、情報記録時に記録マーク長を制御
    するための記録パルス補正を行いながら前記光記録媒体
    のNRZIコードデータが記録されている領域からの再
    生信号の正のピーク値と負のピーク値との中点とこの再
    生信号をN次ローパスフィルタを通した信号との差分の
    大きさとその正負極性とに基づいて行うようにし、差分
    の大きさとその正負極性を算出するために前記光記録媒
    体に記録する情報を、この光記録媒体の各セクタ内でデ
    ータエリア直前に配置されるVFOエリアに記録される
    連続パターンデータとしたことを特徴とするマークエッ
    ジ記録再生方式における再生2値化パルス補正方法。
  2. 【請求項2】 VFOエリアに記録される連続パターン
    データを用いた差分の大きさとその正負極性との算出
    を、情報再生時に各セクタ毎又は複数セクタ毎に行うも
    のとし、算出された差分の大きさとその正負極性とに基
    づき、各セクタ単位又は複数セクタ単位で遅延量の設定
    と論理和出力と論理積出力との選択を行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項記載のマークエッジ記録再生方
    式における再生2値化パルス補正方法。
  3. 【請求項3】 記録パルス補正の補正量の最適値を求め
    る際に算出された差分の大きさとその正負極性との最終
    情報に基づき、遅延量の設定と論理和出力と論理積出力
    との選択を行うようにしたことを特徴とする請求項
    載のマークエッジ記録再生方式における再生2値化パル
    ス補正方法。
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