JPH0116637B2 - - Google Patents
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- JPH0116637B2 JPH0116637B2 JP59270402A JP27040284A JPH0116637B2 JP H0116637 B2 JPH0116637 B2 JP H0116637B2 JP 59270402 A JP59270402 A JP 59270402A JP 27040284 A JP27040284 A JP 27040284A JP H0116637 B2 JPH0116637 B2 JP H0116637B2
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- Japan
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- axis
- spline
- shaft
- circular spline
- wrist
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- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 claims description 35
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 22
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 7
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 5
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
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- Manipulator (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、産業用ロボツトの手首における位置
決め3自由度の機構に関する。
決め3自由度の機構に関する。
垂直多関節産業用ロボツトにおいて、3次元空
間を任意の点に位置決めを行なうには、手首部で
の位置決め用3自由度と姿勢制御用3自由度の計
6自由度が必要不可欠である。
間を任意の点に位置決めを行なうには、手首部で
の位置決め用3自由度と姿勢制御用3自由度の計
6自由度が必要不可欠である。
すなわち、産業用ロボツトの手首3軸におい
て、その位置決め精度、動作角度、動作速度が主
にその機能を決定づけるものである。
て、その位置決め精度、動作角度、動作速度が主
にその機能を決定づけるものである。
従来装置の一つの例では、手首3軸構造は、手
首3軸全て減速後であるため、位置決め精度の点
で劣り、そのガタの除去、バツクラツシユの調整
が非常に困難であるという欠点を持つ。
首3軸全て減速後であるため、位置決め精度の点
で劣り、そのガタの除去、バツクラツシユの調整
が非常に困難であるという欠点を持つ。
一方、従来装置の他の例のように、全ての減速
機を手首部に配備する構造では、減速後の伝達系
が少なくなるとともに、駆動伝達系の各種ガタ、
バツクラツシユ等を全て減速機を介して減速比分
の一にでき、位置決め精度の向上がはかれるが、
その反面構造が複雑になり、手首の動作角度にお
いては軸とアームとが干渉を起こすことがあり、
手首の動作範囲を狭くする恐れが生じる。
機を手首部に配備する構造では、減速後の伝達系
が少なくなるとともに、駆動伝達系の各種ガタ、
バツクラツシユ等を全て減速機を介して減速比分
の一にでき、位置決め精度の向上がはかれるが、
その反面構造が複雑になり、手首の動作角度にお
いては軸とアームとが干渉を起こすことがあり、
手首の動作範囲を狭くする恐れが生じる。
さらに、本出願人が提案した実開昭59−151692
号(以下、「先行例」という)がみられる。
号(以下、「先行例」という)がみられる。
この先行例は、
「アーム先端に手首機構を介してツールをとりつ
ける産業用ロボツトにおいて、アーム内に手首全
体を回転させる減速された第1入力軸と、手首部
を傾動させる第2入力軸と、ツールを回転させる
第3入力軸を同軸線に設け、手首カバー内に前記
軸線と直交する減速機軸と、この減速機軸を中心
にそれぞれ装架した差動減速装置と、前記入力軸
と減速機軸の軸心の交点を通る軸線で同軸に設け
た手首の傾動軸およびツール回転軸とをそなえ、
前記差動減速装置の一方に第2入力軸と傾動軸
を、他方の差動減速装置に第3入力軸とツール回
転軸をそれぞれ連結したことを特徴とする産業ロ
ボツトの手首機構。」 である。
ける産業用ロボツトにおいて、アーム内に手首全
体を回転させる減速された第1入力軸と、手首部
を傾動させる第2入力軸と、ツールを回転させる
第3入力軸を同軸線に設け、手首カバー内に前記
軸線と直交する減速機軸と、この減速機軸を中心
にそれぞれ装架した差動減速装置と、前記入力軸
と減速機軸の軸心の交点を通る軸線で同軸に設け
た手首の傾動軸およびツール回転軸とをそなえ、
前記差動減速装置の一方に第2入力軸と傾動軸
を、他方の差動減速装置に第3入力軸とツール回
転軸をそれぞれ連結したことを特徴とする産業ロ
ボツトの手首機構。」 である。
しかるにこの先行例においては、第2入力軸の
差動減速装置の出力軸と、第3入力軸の差動減速
装置の出力軸と構成を全く一にするが固定されて
いる部材(いわゆる固定サーキユラスプライン)
とは連結されていない。
差動減速装置の出力軸と、第3入力軸の差動減速
装置の出力軸と構成を全く一にするが固定されて
いる部材(いわゆる固定サーキユラスプライン)
とは連結されていない。
したがつて、第2入力軸の回転により傾動軸が
傾動するが、このときツール回転軸の入力端のベ
ベルギヤは第3入力軸の差動減速機出力軸が持つ
ベベルギヤと噛み合つているので、傾動軸の傾動
によりツール回転軸も一緒に回転をすることにな
る。
傾動するが、このときツール回転軸の入力端のベ
ベルギヤは第3入力軸の差動減速機出力軸が持つ
ベベルギヤと噛み合つているので、傾動軸の傾動
によりツール回転軸も一緒に回転をすることにな
る。
このように、ツール回転軸(いわゆる「R1
軸」)は傾動軸(いわゆる「R2軸」)が回転する
と一緒に大きく回転するので、各軸の動きを独立
させるためには、大きな回転補正をする必要があ
りツール位置制御が煩わしい。
軸」)は傾動軸(いわゆる「R2軸」)が回転する
と一緒に大きく回転するので、各軸の動きを独立
させるためには、大きな回転補正をする必要があ
りツール位置制御が煩わしい。
ここにおいて本発明は、従来装置の難点を克服
し、さらに占有空間が少なくコンパクトな産業用
ロボツトの手首機構を提供することを、その目的
とする。
し、さらに占有空間が少なくコンパクトな産業用
ロボツトの手首機構を提供することを、その目的
とする。
本発明は、手首先端部の加工具把持部を回転さ
せる手首第1軸(以下R1軸という)および手首
先端部を傾動させる手首第2軸(以下R2軸とい
う)は、それぞれ同一中心軸に重ね合わせて配置
された所謂ハーモツクドライブ(この「ハーモニ
ツクドライブ」は登録商標の称呼である)と呼ば
れる減速機にて手首内において減速させ、かつ
R1軸駆動用減速機の固定サーキユラスプライン
R2軸駆動用減速機の可動サーキユラススプライ
ンに連結し、R1軸はR2軸が回転してもほとんど
回転しないので、R1、R2軸を独立させるための
回転補正はほとんど不要にし、手首全体を回転さ
せる手首第3軸(以下R3軸という)は手首外に
おいてあらかじめ減速させるようにした産業用ロ
ボツトの手首機構である。
せる手首第1軸(以下R1軸という)および手首
先端部を傾動させる手首第2軸(以下R2軸とい
う)は、それぞれ同一中心軸に重ね合わせて配置
された所謂ハーモツクドライブ(この「ハーモニ
ツクドライブ」は登録商標の称呼である)と呼ば
れる減速機にて手首内において減速させ、かつ
R1軸駆動用減速機の固定サーキユラスプライン
R2軸駆動用減速機の可動サーキユラススプライ
ンに連結し、R1軸はR2軸が回転してもほとんど
回転しないので、R1、R2軸を独立させるための
回転補正はほとんど不要にし、手首全体を回転さ
せる手首第3軸(以下R3軸という)は手首外に
おいてあらかじめ減速させるようにした産業用ロ
ボツトの手首機構である。
はじめに、本発明に適用される減速機構(ハー
モニツクドライブ)について述べる。
モニツクドライブ)について述べる。
この種装置の側断面図を第2図に表わし、その
X−X′線に沿う減速機構の平断面図を第3図に
示す。
X−X′線に沿う減速機構の平断面図を第3図に
示す。
ハーモニツクドライブ101は、第2図および
第3図に示すように、たとえば、軸方向後部に速
度位置検出機構を有するフイードバツクユニツト
108を取り付けた駆動モータ107のモータ軸
110などの入力軸にウエーブジエネレータハブ
104hを介して連結され外周に楕円状の軸受1
05を有する楕円状のウエーブジエネレータ10
4と、前記軸受105の外周に嵌合され外周にn
個のスプライン状の歯103aをリング状に有す
る可撓性の円形のフレクスプライン103と、楕
円状にたわんだ前記フレスプライン103の外周
に前記歯103aの長軸側の2個所と噛み合わせ
て嵌合し、内周にnより複数個α多いスプライン
状の歯102aをリング状に有する円状の固定サ
ーキユラスプライン102と、この固定サーキユ
ラスプライン102と並んで配設され、固定サー
キユラスプライン102と同様に、楕円状にたわ
んだ前記フレクスプライン103の外周に前記歯
103aの長軸側の2個所と噛み合わせて嵌合
し、内周にフレクスプライン103と同数のn個
のスプライン状の歯106aをリング状に有する
円状の可動サーキユラスプライン106とから構
成され、たとえば前記固定サーキユラスプライン
102を固定し、前記可動サーキユラスプライン
106を前記入力軸と同心に図示しない出力軸を
連結した場合、前記ウエーブジユネレータ104
を時計方向に1回転すると、可動サーキユラスプ
ライン106は前記フレクスプライン103とと
もに反時計方向に前記固定サーキユラスプライン
102との歯数差α分だけ回転する。逆に、前記
可動サーキユラスプライン106を固定し、固定
サーキユラスプライン102を出力軸に連結した
場合、前記ウエーブジエネレータ104が時計方
向に1回転すると、固定サーキユラスプライン1
02は時計方向に前記歯数差α分だけ回転する。
つまり前者の場合の速度比は、ウエーブジエネレ
ータ104の回転方向とは逆方向にα/nとな
り、後者の場合はウエーブジエネレータ104の
回転方向と同方向にα/(n+α)となる。
第3図に示すように、たとえば、軸方向後部に速
度位置検出機構を有するフイードバツクユニツト
108を取り付けた駆動モータ107のモータ軸
110などの入力軸にウエーブジエネレータハブ
104hを介して連結され外周に楕円状の軸受1
05を有する楕円状のウエーブジエネレータ10
4と、前記軸受105の外周に嵌合され外周にn
個のスプライン状の歯103aをリング状に有す
る可撓性の円形のフレクスプライン103と、楕
円状にたわんだ前記フレスプライン103の外周
に前記歯103aの長軸側の2個所と噛み合わせ
て嵌合し、内周にnより複数個α多いスプライン
状の歯102aをリング状に有する円状の固定サ
ーキユラスプライン102と、この固定サーキユ
ラスプライン102と並んで配設され、固定サー
キユラスプライン102と同様に、楕円状にたわ
んだ前記フレクスプライン103の外周に前記歯
103aの長軸側の2個所と噛み合わせて嵌合
し、内周にフレクスプライン103と同数のn個
のスプライン状の歯106aをリング状に有する
円状の可動サーキユラスプライン106とから構
成され、たとえば前記固定サーキユラスプライン
102を固定し、前記可動サーキユラスプライン
106を前記入力軸と同心に図示しない出力軸を
連結した場合、前記ウエーブジユネレータ104
を時計方向に1回転すると、可動サーキユラスプ
ライン106は前記フレクスプライン103とと
もに反時計方向に前記固定サーキユラスプライン
102との歯数差α分だけ回転する。逆に、前記
可動サーキユラスプライン106を固定し、固定
サーキユラスプライン102を出力軸に連結した
場合、前記ウエーブジエネレータ104が時計方
向に1回転すると、固定サーキユラスプライン1
02は時計方向に前記歯数差α分だけ回転する。
つまり前者の場合の速度比は、ウエーブジエネレ
ータ104の回転方向とは逆方向にα/nとな
り、後者の場合はウエーブジエネレータ104の
回転方向と同方向にα/(n+α)となる。
さて、本発明の一実施例における要部を断面で
表わした側面図を第1図に示す。
表わした側面図を第1図に示す。
アーム10に支持された軸受11に回転自在に
支承されたR3軸出力シヤフト1は、図示しない
アーム後部に配備された減速機により減速後の出
力が伝達され、R3軸を中心に手首全体を回転さ
せる。
支承されたR3軸出力シヤフト1は、図示しない
アーム後部に配備された減速機により減速後の出
力が伝達され、R3軸を中心に手首全体を回転さ
せる。
R3軸出力シヤフト1上に固定されたハウジン
グ9に支持された軸受14a,14bにより回転
自在に支承されたR2軸駆動用減速機6は、その
入力側には減速前のR2軸入力シヤフト2からの
動力を方向変換するR2軸用高速ベベルギヤ4の
入力部4aをそなえ、減速した出力は可動サーキ
ユラスプライン6aから取り出され、R2軸を中
心にして手首先端部を水平方向に回転させる。な
お、6bは前記ハウジング9に固定された固定サ
ーキユラスプライン、6cはそれぞれのサーキユ
ラスプライン6a,6bとかみ合うフレクスプラ
イン、6dは前記ベベルギヤ4に連結されたウエ
ーブジエネレータである。
グ9に支持された軸受14a,14bにより回転
自在に支承されたR2軸駆動用減速機6は、その
入力側には減速前のR2軸入力シヤフト2からの
動力を方向変換するR2軸用高速ベベルギヤ4の
入力部4aをそなえ、減速した出力は可動サーキ
ユラスプライン6aから取り出され、R2軸を中
心にして手首先端部を水平方向に回転させる。な
お、6bは前記ハウジング9に固定された固定サ
ーキユラスプライン、6cはそれぞれのサーキユ
ラスプライン6a,6bとかみ合うフレクスプラ
イン、6dは前記ベベルギヤ4に連結されたウエ
ーブジエネレータである。
R1軸駆動用減速機7は、R2軸駆動用減速機6
の上部内周に、軸受15a,15b,15cを介
して回転自在に支承され、その入力側には減速前
のR1軸入力シヤフト3からの動力を方向変換す
るR1軸用高速ベベルギヤ5を設け、減速した出
力は可動サーキユラスプライン7aから取り出さ
れ、さらに動力の方向変換を行なうR1軸用低速
ベベルギヤを経て、R2軸に軸受16a,16b
により回転自在に支承された加工具把持部17、
つまりR1軸を回転させる。なお、7bは前記可
動スプライン7aにとりつけられた固定サーキユ
ラスプライン7cはそれぞれのサーキユラスプラ
イン7a,7bとかみ合うフレクスプライン、7
dはウエーブジエネレータで、R1軸入力シヤフ
ト3とベベルギヤを介して連結された入力伝達シ
ヤフト3aにとりつけられている。
の上部内周に、軸受15a,15b,15cを介
して回転自在に支承され、その入力側には減速前
のR1軸入力シヤフト3からの動力を方向変換す
るR1軸用高速ベベルギヤ5を設け、減速した出
力は可動サーキユラスプライン7aから取り出さ
れ、さらに動力の方向変換を行なうR1軸用低速
ベベルギヤを経て、R2軸に軸受16a,16b
により回転自在に支承された加工具把持部17、
つまりR1軸を回転させる。なお、7bは前記可
動スプライン7aにとりつけられた固定サーキユ
ラスプライン7cはそれぞれのサーキユラスプラ
イン7a,7bとかみ合うフレクスプライン、7
dはウエーブジエネレータで、R1軸入力シヤフ
ト3とベベルギヤを介して連結された入力伝達シ
ヤフト3aにとりつけられている。
本手首機構での例として、減速機構(ハーモニ
ツクドライブ)の、それぞれのサーキユラスプラ
インの歯数を、アームに近い方から固定サーキユ
ラスプライン6b(歯数:n+α)、可動サーキユ
ラスプライン6a(歯数:n)、固定サーキユラス
プライン7b(歯数:n)、可動サーキユラスプラ
イン7a(歯数:n+α)とするとR2軸駆動用減
速機6における減速比は、−α/n、R1軸駆動用
減速機7における減速比は、α/(n+α)とな
る。
ツクドライブ)の、それぞれのサーキユラスプラ
インの歯数を、アームに近い方から固定サーキユ
ラスプライン6b(歯数:n+α)、可動サーキユ
ラスプライン6a(歯数:n)、固定サーキユラス
プライン7b(歯数:n)、可動サーキユラスプラ
イン7a(歯数:n+α)とするとR2軸駆動用減
速機6における減速比は、−α/n、R1軸駆動用
減速機7における減速比は、α/(n+α)とな
る。
また、第1図の如く、R2軸用の可動サーキユ
ラスプライン6aと、R1軸用の固定サーキユラ
スプライン7bは連結されているため、可動サー
キユラスプライン7aは可動サーキユラスプライ
ン6aの入力(R2軸の回転)によりn/(n+
α)の減速比を伴う回転が生じる。
ラスプライン6aと、R1軸用の固定サーキユラ
スプライン7bは連結されているため、可動サー
キユラスプライン7aは可動サーキユラスプライ
ン6aの入力(R2軸の回転)によりn/(n+
α)の減速比を伴う回転が生じる。
一方、R1軸は、R2軸用の可動サーキユラスプ
ライン6aに固定サーキユラスプライン7bおよ
び軸受16a,16bを介して回転自在に支持さ
れ、R1軸用低速ベベルギヤ8を介して回転する
よう構成されているので、R2軸の回転により、
R1軸は、{n/(n+α)}−1の増速比もしくは
減速比を伴う回転が生じることになる。ハーモニ
ツクドライブにおいては、n≫αであるため、
R2軸の回転により、R1軸は、殆んど回転しない
ことになる。
ライン6aに固定サーキユラスプライン7bおよ
び軸受16a,16bを介して回転自在に支持さ
れ、R1軸用低速ベベルギヤ8を介して回転する
よう構成されているので、R2軸の回転により、
R1軸は、{n/(n+α)}−1の増速比もしくは
減速比を伴う回転が生じることになる。ハーモニ
ツクドライブにおいては、n≫αであるため、
R2軸の回転により、R1軸は、殆んど回転しない
ことになる。
さらに、R3軸と、R2軸;R1軸については、
R2軸及びR1軸が、減速前であるから、前記同様
R3軸の回転によりR2軸、R1軸は殆んど回転しな
い。
R2軸及びR1軸が、減速前であるから、前記同様
R3軸の回転によりR2軸、R1軸は殆んど回転しな
い。
上記のことは、出力軸速度の点で大変有利であ
る。すなわち、任意の手首動作に対し全軸(R1
軸、R2軸、R3軸)ともに、独立した動作速度を
とれるということである。
る。すなわち、任意の手首動作に対し全軸(R1
軸、R2軸、R3軸)ともに、独立した動作速度を
とれるということである。
R3軸をアームセンターラインとし、R2軸入力
シヤフト2、R1軸入力シヤフト3は、それぞれ
外周を軸受12,13により回転自在に支承さ
れ、同心円筒状を形成する。なお、減速機構にお
けるR2軸、R1軸も同心構成である。
シヤフト2、R1軸入力シヤフト3は、それぞれ
外周を軸受12,13により回転自在に支承さ
れ、同心円筒状を形成する。なお、減速機構にお
けるR2軸、R1軸も同心構成である。
かくして本発明によれば、次のような優れた効
果が得られ、当該分野に寄与するところが大き
い。
果が得られ、当該分野に寄与するところが大き
い。
すなわち、本発明は、先行例から著しくその構
成を改良し、R2軸用の可動サーキユラスプライ
ンと、R1軸用の固定サーキユラスプラインとを
連結している。
成を改良し、R2軸用の可動サーキユラスプライ
ンと、R1軸用の固定サーキユラスプラインとを
連結している。
したがつて、R1軸は、その出力側のR1軸用低
速ベベルギヤと噛み合つているから、R2軸が回
転すると、このR1軸用低速ベベルギヤ上を回転
しながら回ることになる。
速ベベルギヤと噛み合つているから、R2軸が回
転すると、このR1軸用低速ベベルギヤ上を回転
しながら回ることになる。
しかし、R1軸用の固定サーキユラスプライン
はR2軸用の可動サーキユラスプラインに連結さ
れている。
はR2軸用の可動サーキユラスプラインに連結さ
れている。
そのために、R2軸の回転とともに、R1軸用の
可動サーキユラスプラインがR1軸用の固定サー
キユラスプラインを介してR2軸とほぼ同じ量 n/(n+α) nは固定および可動サーキユラスプラインの歯
の数、 αはウエーブジエネレータと固定および可動サ
ーキユラスプラインとの歯の差の数。
可動サーキユラスプラインがR1軸用の固定サー
キユラスプラインを介してR2軸とほぼ同じ量 n/(n+α) nは固定および可動サーキユラスプラインの歯
の数、 αはウエーブジエネレータと固定および可動サ
ーキユラスプラインとの歯の差の数。
だけ、回転する。
さらに、R1軸用低速ベベルギヤは可動サーキ
ユラスプラインに取付けられている。
ユラスプラインに取付けられている。
その結果、R2軸が回転してもR1軸はほとんど
回転しないことになる。
回転しないことになる。
このことから、R1軸は、R2軸が回転してもほ
とんど回転しないので、各軸を独立させるための
回転補正はほとんど必要がなくなるから、 先行例の不具合は完全に払拭され、手首3軸の
各軸の補正が殆んどいらず、任意の手首動作に対
し、手首3軸ともに、独立した動作速度をとるこ
とができる。
とんど回転しないので、各軸を独立させるための
回転補正はほとんど必要がなくなるから、 先行例の不具合は完全に払拭され、手首3軸の
各軸の補正が殆んどいらず、任意の手首動作に対
し、手首3軸ともに、独立した動作速度をとるこ
とができる。
かつ、R1軸とR3軸がオフセツトしているた
め、R2軸とアームとの干渉がなくなり、従つて
R1、R2、R3軸共に±180°の動作角度がとれ、し
かも、外面形状が動作を円滑に行なえる構成とな
る。
め、R2軸とアームとの干渉がなくなり、従つて
R1、R2、R3軸共に±180°の動作角度がとれ、し
かも、外面形状が動作を円滑に行なえる構成とな
る。
第1図は本発明の一実施例における要部を断面
で表わした側面図、第2図、第3図は本発明に適
用される減速機の側断面図、その−′平断面
図である。 1……R3軸出力シヤフト、2……R2軸入力シ
ヤフト、3……R1軸入力シヤフト、3a……入
力伝達シヤフト、4……R2軸用高速ベベルギヤ、
5……R1軸用高速ベベルギヤ、6……R2軸駆動
用減速機、6a……可動サーキユラスプライン、
6b……固定サーキユラスプライン、6c……フ
レクスプライン、6d……ウエーブジエネレー
タ、7……R1軸駆動用減速機、7a……可動サ
ーキユラスプライン、7b……固定サーキユラス
プライン、7c……フレクスプライン、7d……
ウエーブジエネレータ、8……R1軸用低速ベベ
ルギヤ、9……ハウジング、10……アーム、1
1,12,13,14a,14b,15a,15
b,15c,16a,16b……軸受、17……
加工具把持部。
で表わした側面図、第2図、第3図は本発明に適
用される減速機の側断面図、その−′平断面
図である。 1……R3軸出力シヤフト、2……R2軸入力シ
ヤフト、3……R1軸入力シヤフト、3a……入
力伝達シヤフト、4……R2軸用高速ベベルギヤ、
5……R1軸用高速ベベルギヤ、6……R2軸駆動
用減速機、6a……可動サーキユラスプライン、
6b……固定サーキユラスプライン、6c……フ
レクスプライン、6d……ウエーブジエネレー
タ、7……R1軸駆動用減速機、7a……可動サ
ーキユラスプライン、7b……固定サーキユラス
プライン、7c……フレクスプライン、7d……
ウエーブジエネレータ、8……R1軸用低速ベベ
ルギヤ、9……ハウジング、10……アーム、1
1,12,13,14a,14b,15a,15
b,15c,16a,16b……軸受、17……
加工具把持部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アームに支持されアーム軸を中心として回転
自在に支承された手首全体を回転させるR3軸と、
R3軸に支持されR3軸に直角な軸を中心として回
転自在に支承された手首先端部を傾動させるR2
軸と、R2軸に支持されR2軸に直角な軸を中心と
して回転自在に支承された手首先端部の加工具把
持部を回転させるR1軸を設け、 それらR1軸、R2軸およびR3軸をそれぞれ駆動
する回転入力が与えられるR1軸出力シヤフト3、
R2軸出力シヤフト2およびR3軸出力シヤフト1
を内空にしてR3軸を中心に同心状にアーム10
内におのおの軸受を介して支承されて挿通し、 入力軸110に固着したウエーブジエネレータ
ハブ104hを介して連結され外周に楕円状の軸
受105を有する楕円状のウエーブジエネレータ
104と、前記軸受105の外周に嵌合され外周
にn個のスプライン状の歯103aをリング状に
有する可撓性の円形のフレクスプライン103
と、楕円状にたわんだ前記フレクスプライン10
3の外周に前記歯103aの長軸側の2個所と噛
み合わせて嵌合し、内周にnより複数個α多いス
プライン状の歯102aをリング状に有する円状
の固定サーキユラスプライン102と、この固定
サーキユラスプライン102と並んで配設され、
固定サーキユラスプライン102と同様に、楕円
状にたわんだ前記フレクスプライン103の外周
に前記歯103aの長軸側の2個所と噛み合わせ
て嵌合し、内周にフレクスプライン103と同数
のn個のスプライン状の歯106aをリング状に
有する円状の可動サーキユラスプライン106と
から構成され、この可動サーキユラスプライン1
06の回転軸を出力軸とする R2軸駆動用減速機6およびR1軸駆動用減速機
7を備え、 それら減速機6,7は同一中心軸としR2軸と
なる入力伝達シヤフト3aに重ね合わせて装着さ
れるとともに、 R1軸出力シヤフト3の先端に設けたR1軸用高
速ベベルギヤ5を介してその一端から回転される
入力伝達シヤフト3aを入力軸としその他端に
R1軸駆動用減速機7を軸着し、 このR1軸駆動用減速機7の減速出力軸をなす
可動サーキユラスプライン7aはR1軸用低速ベ
ベルギヤ8を経てR1軸を駆動し、 R2軸出力シヤフト2の先端にR2軸用高速ベベ
ルギヤ4の入力部4aを設けかつ出力部が内空で
入力伝達シヤフト3aを挿通するR2軸用高速ベ
ベルギヤ4を介してその出力端にR2軸駆動用減
速機6を嵌着し、 このR2軸駆動用減速機6の減速出力軸をなす
可動サーキユラスプライン6aはR1軸駆動用減
速機7の固定サーキユラスプライン7aに連結さ
れており、 前記R3軸は、手首外においてあらかじめ減速
させるようにした ことを特徴とする産業用ロボツトの手首機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27040284A JPS61146490A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | 産業用ロボツトの手首機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27040284A JPS61146490A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | 産業用ロボツトの手首機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146490A JPS61146490A (ja) | 1986-07-04 |
JPH0116637B2 true JPH0116637B2 (ja) | 1989-03-27 |
Family
ID=17485758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27040284A Granted JPS61146490A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | 産業用ロボツトの手首機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61146490A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6918343B2 (ja) * | 2017-05-22 | 2021-08-11 | Skg株式会社 | 回転減速伝達装置 |
US11060597B2 (en) | 2019-03-14 | 2021-07-13 | Skg Inc. | Rotation deceleration transmission apparatus |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59151692U (ja) * | 1983-03-26 | 1984-10-11 | 株式会社安川電機 | 産業用ロボツトの手首機構 |
-
1984
- 1984-12-21 JP JP27040284A patent/JPS61146490A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61146490A (ja) | 1986-07-04 |
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