JPS6225347Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6225347Y2
JPS6225347Y2 JP1983175751U JP17575183U JPS6225347Y2 JP S6225347 Y2 JPS6225347 Y2 JP S6225347Y2 JP 1983175751 U JP1983175751 U JP 1983175751U JP 17575183 U JP17575183 U JP 17575183U JP S6225347 Y2 JPS6225347 Y2 JP S6225347Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
pulley shaft
shaft
fixed
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983175751U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6084290U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17575183U priority Critical patent/JPS6084290U/ja
Publication of JPS6084290U publication Critical patent/JPS6084290U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6225347Y2 publication Critical patent/JPS6225347Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、工業用のロボツトに関し、特にその
手首部部分の駆動機構に係る。
従来技術 各種の工業用ロボツトのうち、高級なものは、
高い自由度の手首を備えている。この手首は、回
転運動および旋回運動を行うことにより、工具や
ワークなどを自由な姿勢で保持し、それに必要な
動作を与える。もちろんこれらの運動の駆動源
は、モータによつて得ている。
そして、従来の工業用ロボツトにおいて、駆動
源のモータは、減速機とともにロボツト本体側す
なわちロボツトアームの基端端部に設けられてお
り、その出力軸の回転は、各種の歯車列あるいは
タイミングベルトなどの巻掛け伝動機構によつ
て、手首の先端部分まべで伝えられている。
ところで、減速機の出力軸のトルクは、モータ
軸のトルクと比較して、減速比に逆比例して大き
くなつている。このため動力伝達のための歯車機
構や巻掛け伝動機構およびそれらの伝達軸は、そ
のトルクに見合つただけの大きな伝達能力を持つ
たものでなければならない。また、手首の位置決
め精度は、これらの伝達機構の部品の精度やバツ
クラツシ、たわみなどに直接影響されるため、減
速機の出力軸からの動力を伝達するための機械部
品は、高剛性材料で、しかも高い精度のもとに製
作されなければならない。このような実情から、
ロボツトの手首部分の位置決め精度に機械製作上
の限度があつた。
考案の目的 したがつて本考案の目的は、ロボツト本体側の
駆動源からアーム先端の手首部分にいたるまでの
動力伝達用機械部品の数を少なくし、これによつ
て手首部の位置決め精度をより正確にし、かつ、
それらの部品の精度や材料選択を緩和し、位置決
めの制御技術を有効に利用できるようにすること
である。
考案の概要 そこで本考案は、従来どおり駆動源をロボツト
の本体側に設置しながら、2つの減速機をアーム
の先端すなわち手首部に納め、手首の旋回運動お
よび回転運動を2つの減速機の出力側に設けられ
た傘歯車式の差動歯車機構の作用によつて得るよ
うにしている。そして本考案は、2つの減速機を
同一の軸上で対向させるために、軽量かつ小型の
ハーモニツクドライブ式の減速機を採用し、アー
ム先端部分の可及的な軽量化を図り、ロボツトア
ームの必要な運動を軽快に行えるようにしてい
る。もちろん減速機の入力側の入力トルクは、出
力側に比べて小さくなつている。このためロボツ
ト本体側の駆動源の動力は、比較的軽量な歯車や
タイミングベルトなどの伝動機構によつて構成で
きる。さらに本考案は、傘歯車式差動歯車機構の
かみ合いによるバツクラツシを小さくするため
に、必要な手段を講じている。
実施例の構成 以下、本考案の一実施例を図に基づいて具体的
に説明する。
本考案に係るロボツトの手首部1は、ロボツト
のアーム2の先端部分に組み込まれる。このアー
ム2は、先端つまり手首の空間部分で一対のハウ
ジング3を固定的に保持している。それぞれのハ
ウジング3は、円筒状であり、その内部でリング
4およびベアリング5により回転体6を回転自在
に支持し、かつその外側部分でベアリング7によ
り旋回フレーム8を回転自在に保持している。上
記ハウジング3および回転体6は、その内部でベ
アリング10により入力側のプーリ軸11を回転
自在に保持している。このプーリ軸11は、その
先端に取付けられたタイミングプーリ12および
これに巻掛けられたタイミングベルト13によつ
て図示しないロボツト本体側の駆動源としてモー
タなどから回転力を取り入れる。
そしてハーモニツクドライブ式の減速機14
は、ハウジング3の内部に組み込まれ、プーリ軸
11を入力側とし、かつ上記回転体6を出力側と
して組み込まれる。すなわちプーリ軸11は、皿
ばね15を介在させながらウエーブジエネレータ
17をカラー16により回り止め状態で固定して
いる。このウエーブジエネレータ17は、楕円形
をしており、ベアリング18を介在させた状態で
変形可能なフレクスプライン19を回転自在に支
持している。このフレクスプライン19は、ハウ
ジング3に固定されたサーキユラスプライン20
および回転体6に固定された出力側のサーキユラ
スプライン21に同時にかみ合つている。このサ
ーキユラスプライン20,21の歯数は、例えば
2枚程度異なるように設定されている。
そして上記両回転体6の対向面に同じ歯数の傘
歯車9a,9bがそれぞれ同一軸線上で固定され
ており、傘歯車9c,9dとかみ合つている。こ
の傘歯車9c,9dは、プーリ軸11と直交する
状態の軸22,23に固定され、かつベアリング
25によつて旋回フレーム8に支持されている。
これらの傘歯車列は、差動歯車機構を構成してい
る。そして一方の軸22は、アーム2の先端側で
ロボツトヘツドの支持体24を一体的に形成して
いる。またこれらの軸22,23は、軸23の側
にねじにより取付けられたスリーブ26とベアリ
ング27により回転自在に連結されている。また
軸22の中心側先端部分に皿ばね28が設けられ
ている。この皿ばね28は、軸22,23を互い
に接近する方向に付勢することにより傘歯車9
a,9b,9c,9dのかみ合い部分でのバツク
ラツシを吸収するようにしている。
実施例の動作 ロボツト本体側の駆動源の回転力は、タイミン
グベルト13およびタイミングプーリ12によつ
てそれぞれのプーリ軸11に減速しないまま直接
伝達される。そしてこのプーリ軸11の回転は、
ハーモニツクドライブ式の減速機14によつて大
減速比のもとに出力側の回転体6に与えられる。
このようにして一対の回転体6は、低い回転数
で、かつ大きなトルクのもとに傘歯車9a,9b
をいずれの方向にも、独立に駆動できる状態にな
つている。このとき駆動源からタイミングプーリ
12にいたるまでのトルクは、減速されていない
から、モータ側で減速された場合に比較して、小
さな値になつている。
さて、一対の傘歯車9a,9bがともに同一方
向に回転すると、傘歯車9c,9dが入力軸11
を中心としてかみ合いを変えないまま公転するた
め、支持体24は、ロボツトヘツドなどに、プー
リ軸11を中心として、旋回運動すなわち首振り
運動を与える。この首振り運動の方向は、両プー
リ軸11の回転方向により設定できる。また一対
の傘歯車9a,9bが等速で逆方向に回転する
と、一対の傘歯車9c,9dは、その位置に停止
したまま、軸22,23を中心として自転するた
め、支持体24は、ロボツトのヘツドなどに回転
運動を与える。このとき傘歯車9dは、対向の傘
歯車9cと異なる方向に回転しているが、この回
転は、特別な機能をしない。しかし例えば支持体
24の回転量や元の位置を検出するためのセンサ
ーなどが必要に応じてこの傘歯車9dに付設され
る。以上の説明は、支持体24の旋回運動および
回転運動を別々に説明しているが、これらの運動
は、もちろん同時に行える。これらの傘歯車9
a,9b,9c,9dがかみ合いながら回転する
とき、皿ばね15,28が常にそれらを中心方向
に付勢しているから、かみ合い部分のバツクラツ
シがなくなり、この結果、支持体24について高
精度の位置決めが可能となる。
考案の変形例 上記実施例は皿ばね15,28をプーリ軸11
および軸22,23の間に組み込んでいるが、こ
れらの皿ばねなどの付勢手段は、バツクラツシを
吸収する方向であれば実施例の位置に限定されな
い。また、支持体24は、ヘツド取付け用のため
のものであるが、取付け対象は、それに限定され
ない。
考案の効果 本考案では、下記の特有の効果が得られる。入
力側のプーリ軸までの回転力が低トルクで、減速
機の出力側から高トルクに設定されているので、
ハウジングについてのみ大きな剛性を考慮すれば
よく、したがつて全体的に機械要素の部品が小さ
くできる。ハーモニツクドライブ式の減速機が同
軸型の減速機であるから、アームの手首部分に同
軸状態で配置でき、したがつて手首部分の構成が
簡略化でき、また大きな減速機が簡単に得られ
る。
傘歯車機構に皿ばねが介在させてあるから、4
つの傘歯車のかみ合いのバツクラツシが吸収さ
れ、旋回運動および回転運動の位置決め精度が高
められる。また減速機の出力側からヘツドなどの
支持体にいたるまでの動力伝達機構が距離的に短
く設定されており、また直接ヘツドなどの支持体
が取付けられているから、それらの動力伝達部品
による機械的な精度や剛性などが直接位置決めの
精度に影響せず、高い精度が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のロボツトの手首部分の一部破断平
面図である。 1……手首部、2……アーム、3……ハウジン
グ、6……回転体、8……旋回フレーム、9a,
9b,9c,9d……傘歯車、11……プーリ
軸、14……ハーモニツクドライブ式の減速機、
15……皿ばね、24……支持体、28……皿ば
ね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロボツトのアーム先端にハウジングを固定し、
    このハウジングの内側に2つの回転体を対向させ
    て回転自在に支持し、それぞれの回転体の対向側
    に傘歯車を固定するとともに、ハウジングと回転
    体とでプーリ軸を支持して、ハウジング外側に突
    出したプーリ軸にプーリを固定し、ハウジングの
    側方にプーリ軸を中心に回転自在とした旋回フレ
    ームを支持し、この旋回フレームに2つの傘歯車
    を対向させて回転自在に支持し、一方の傘歯車に
    ヘツド等の支持体を固定し、それぞれが対向する
    4つの傘歯車を対向させ、上記ハウジング、プー
    リ軸および回転体にハーモニツクドライブ式の減
    速機を設け、そのウエーブジエネレータをプーリ
    軸に、ハウジングおよび回転体を独立の2つのサ
    ーキユラスプラインにそれぞれ固定し、フレツク
    ススプラインを2つのサーキユラスプラインとか
    み合わせ、さらに皿ばねで回転体を対向方向に付
    勢し、ヘツド等の支持体側対向の傘歯車を皿ばね
    で接近方向に付勢したことを特徴とするロボツト
    の手首部。
JP17575183U 1983-11-14 1983-11-14 ロボツトの手首部 Granted JPS6084290U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17575183U JPS6084290U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 ロボツトの手首部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17575183U JPS6084290U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 ロボツトの手首部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6084290U JPS6084290U (ja) 1985-06-11
JPS6225347Y2 true JPS6225347Y2 (ja) 1987-06-29

Family

ID=30382275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17575183U Granted JPS6084290U (ja) 1983-11-14 1983-11-14 ロボツトの手首部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6084290U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5459194B2 (ja) * 2010-12-06 2014-04-02 株式会社安川電機 多関節ロボットおよびロボット関節構造
JP2019044923A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 多摩川精機株式会社 スプリング要素を組み込んだギア機構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813990B2 (ja) * 1978-10-12 1983-03-16 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション 磁気デイスク把持駆動装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5276070U (ja) * 1975-12-04 1977-06-07
JPS5928792Y2 (ja) * 1981-07-16 1984-08-18 本田技研工業株式会社 ロボツトの手首装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813990B2 (ja) * 1978-10-12 1983-03-16 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション 磁気デイスク把持駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6084290U (ja) 1985-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920006657B1 (ko) 다관절(多關節)로보트
US4771652A (en) Manipulator-head drive assembly
US4787262A (en) Wrist device of robot
US4807486A (en) Three-axes wrist mechanism
WO1987007555A1 (en) Wrist assembly of an industrial robot
JP6297622B2 (ja) リンク作動装置
WO2017213034A1 (ja) リンク作動装置
US4492510A (en) Robot hand driving mechanism
SU1478999A3 (ru) Механический поворотный привод дл руки манипул тора
JP7089852B2 (ja) リンク作動装置
JP2722345B2 (ja) 産業用ロボットの手首用2自由度駆動機構
JPS6225347Y2 (ja)
JPS632753B2 (ja)
JPS63109994A (ja) 工業用ロボツトの手首機構
JPH0451312B2 (ja)
JPS6325108Y2 (ja)
JPS634630Y2 (ja)
JPH0451313B2 (ja)
JPH0429991Y2 (ja)
JPS6312949Y2 (ja)
SU1196259A1 (ru) Приводна кинематическа пара
JPS6312950Y2 (ja)
JPS62872Y2 (ja)
JPS601456A (ja) 一点中心型3自由度駆動機構
JPH05253882A (ja) 3自由度の手首を持つロボット