JP2680101B2 - レーザ加工ヘッド - Google Patents
レーザ加工ヘッドInfo
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Description
レーザ加工ヘッドにおいて、その先端の回転2軸を駆動
するための装置に関する。
は、X、Y、Zの3軸制御の他、ワーク表面に対し常に
レーザ光の照射光軸を例えば法線方向に保持することに
より適正な加工状態が得られることから、立体ワークの
レーザ加工にはレーザ加工ノズルの姿勢をワーク表面形
状に従って変化させながら加工が行なわれる。このノズ
ルの姿勢を変更するための機構として、ヘッド本体に対
し回転第1軸を中心に回転制御される第1回転ブラケッ
トと、この第1回転ブラケットに回転自在に支持され、
上記回転第1軸と異なる方向の回転第2軸を中心に回転
制御される第2回転ブラケットとで構成し、それぞれの
制御信号のもとにそれぞれの駆動モータにて上記2軸の
回転制御を行っている。
れ、ギヤ等を介して第1軸に回転駆動伝達しているが、
第2軸の駆動モータは上記第1回転ブラケットに取付け
られているのが常であった。
は、ヘッド自体が重くなり、また、先端部が大型化して
しまう。さらに、配線構造も加工位置に近いヘッド先端
部に複雑にからみ合い、回転第1軸および回転第2軸の
それぞれの360゜前後の回転運動を許容するためには、
長いコードを要し、よって運動時には、コードのよじれ
や他の機構への巻き付き、さらにワークとの干渉も避け
得ず、外観的にもすっきりできなかった。
と同様にヘッド本体側に設け、第1軸内部または外部よ
り伝動手段を介して第2軸を回転駆動するようにすれ
ば、上記配線上と外観上の問題は解決する。しかし、単
に各モータとそれぞれの軸間の連結だけでは第1軸が回
転すると、それにつれて第1主軸と上記伝動手段との間
に相対回転が生じ、第2軸も第1軸に対し相対回転して
しまうことになり、両軸の回転運動は互いに関連し合う
状態となる。したがって、それぞれの軸を単独で地面等
の絶対座標に対し駆動制御させるには、第1軸の回転運
動によって第2軸が共回りされる方向に対し逆回転方向
の回転を付与することにより、一方の軸の回転による他
方の軸の回転を打ち消すような構成とすればよい。
の差動歯車機構や演算による制御(ソフトウエア)での
補償方法による解決方法が考えられている。たとえば、
ソフトウエアによる打ち消し方法を実施しようとした場
合、高速の演算処理が必要となるばかりでなく、両駆動
系の加減速特性までも第2軸の停止状態に影響を与える
ため、非常に制御が高価となる。よって、いずれも駆動
系や制御系等が複雑となり、レーザ加工ロボットのよう
な回転軸内に光を通過させ、しかも高精度加工用の加工
ヘッドの運動制御には適当な手段ではなかった。
る第1中空軸および第2中空軸の各駆動手段をいずれも
基部側のヘッド本体に取り付けるとともに、簡単な連結
構造で第1中空軸の回転に伴う第2中空軸の回転運動を
防止するとともに、各中空軸それぞれに対し独自の駆動
手段で単独および同時制御を可能とするレーザ加工ヘッ
ドを提供することを目的としている。
てこの第1中空軸と一体の第1回転ブラケットを回転自
在に支持するとともに、この第1回転ブラケットに第2
中空軸を介してこの第2中空軸と一体の第2回転ブラケ
ットを回転自在に支持し、この第2回転ブラケットの先
端にレンズホルダーを支持してなるレーザ加工ヘッドに
おいて、上記第1中空軸を回転駆動する第1駆動手段お
よび上記第2中空軸を回転駆動する第2駆動手段をそれ
ぞれヘッド本体に取り付け、上記第2中空軸に回転伝達
可能に連結した回転伝達筒を上記第1中空軸と同心的に
ヘッド本体に回転自在に支持し、第1中空軸に第1作動
輪を一体的に設けるとともに回転伝達筒に第2作動輪を
一体的に設け、第2駆動手段の出力軸にハーモニックド
ライブ(登録商標、以下同じ)減速機のウエブジェネレ
ータを連結し、このハーモニックドライグ減速機は上記
ウェブジェネレータと、このウエブジェネレータの外周
に回動自在に設けられたフレクスプラインと、このフレ
クスプラインと内歯結合された第1サーキュラスプライ
ンおよびこの第1サーキュラスプラインと異なる歯数で
上記フレクスプラインと内歯結合された第2サーキュラ
スプラインとからなり、上記第1サーキュラスプライン
に連動輪を一体に設けて上記第1作動輪と回転伝達可能
に連結するとともに、上記第2サーキュラスプラインに
伝動輪を一体に設けて上記第2作動輪と回転伝達可能に
連結し、かつ、ウェブジェネレータを固定とし第1サー
キュラスプラインを入力側、第2サーキュラスプライン
を出力側とした場合におけるハーモニックドライブ低減
機の変速比をRとしたとき、第1作動輪の歯数Z1、連動
輪の歯数Z2、伝動輪の歯数Z3および第2作動輪の歯数Z4
の関係が、次式 (Z1/Z2)×R×(Z3/Z4)=1 を満足するように歯数設定することにより、第1駆動手
段による第1中空筒の回転を第1作動輪、連動輪、ハー
モニックドライブ減速機、伝動輪および第2作動輪を介
して回転伝達筒に同一回転を伝達するように構成したも
のである。
る。
は、所定の加工プログラムに基づき、図示しないX、
Y、Zの3軸方向に送り制御されるようになっている。
さらに、このヘッド本体1は、第1中空軸2、第1回転
ブラケット3、第2中空軸4、第2回転ブラケット5お
よびレンズホルダー6から構成される加工ヘッド7を保
持している。
8を介して回転第1軸Aを中心に回転自在に支持され、
内部はヘッド本体1上方より入射されたレーザ光を通過
させるように中空状に形成されている。
で、中空状に形成され、その上端部分で第1中空軸2の
下端部分に図示しないねじによって一体的に固定されて
いる。
軸受9、9を介して回転第2軸Bを中心に回転自在に支
持され、内部はレーザ光が通過可能に中空状に形成され
ている。
で中空状に形成され、その一端部で、第2中空軸4の下
端部分に図示しないねじによって一体的に固定されてい
る。さらに、この第2回転ブラケット5の他端部分でレ
ンズホルダー6を保持している。
にノズル11を保持し、これらの集光手段によってレーザ
光を上記回転第1軸Aと回転第2軸Bとの交点Fに向け
て照射するようになっている。すなわち、一点指向型の
ヘッド構造となっている。
位置する反射鏡12が固定されている。この反射鏡12は回
転第1軸Aに対し、例えば45゜の傾斜角で取付けられて
いる。また、第1回転ブラケット3の第2中空軸4への
レーザ光の入射側に位置する箇所には、反射鏡13が上記
反射鏡12と対向して固定されている。
のレーザ光の照射側に位置する箇所に反射鏡14がレーザ
光の光軸に対し例えば45゜の傾斜角度で固定されてお
り、かつ集光レンズ10への入射側に位置する箇所には、
反射鏡15が上記反射鏡14と対向して固定されている。
ブラケット5が同一平面上にある場合を示しており、集
光レンズ10およびノズル11の中心線Cは、回転第1軸A
と一致している。
上方から、回転第1軸Aに沿って入射し、反射鏡12で反
射され、第1回転ブラケット3の反射鏡13側に進行し、
この反射鏡13によって反射されて回転第2軸Bに沿って
進行する。そして、この回転第2軸B上で、第2回転ブ
ラケット5に取付けられた反射鏡14に導かれ、この反射
鏡14によって反射されて反射鏡15側に進行し、さらにこ
の反射鏡15によって集光レンズ10に導かれ、ノズル11よ
り加工点Fに向けて照射されるようになっている。
射面の方向が変わっても、第1回転ブラケット3と第2
回転ブラケット5をそれぞれ回転第1軸Aと回転第2軸
Bの回りを回転させてノズル11の姿勢を変化させるだけ
で、その照射点Fは移動することがない。
造について説明する。
ための第1駆動手段としての第1駆動モータ16および上
記第2中空軸4を回転駆動するための第2の駆動手段と
しての第2駆動モータ17が第1中空軸2と平行に並列配
置され、それぞれモータ軸16a、17aを上方に向けて設け
られている。そして、上記第2駆動モータ17には後述す
るハーモニックドライブ減速機19が取り付けられてい
る。
心的に中空状の回転伝達筒20が軸受21、21を介して回転
自在に支持され、この回転伝達筒20の下端には第1回転
ブラケット3の内部でベベルギヤ23を一体に有してい
る。さらに、第1回転ブラケット2内において上記回転
伝達筒20と第2中空軸4との間で中空状の連結筒24が軸
受25、25を介して回転自在に支持され、この連結筒24の
両端にはベベルギヤ26、27を一体に有し、一端のベベル
ギヤ26は上記回転伝達筒20のベベルギヤ23に噛合し、他
端のベベルギヤ27は上記第2中空軸4に一体に形成した
ベベルギヤ28に噛合している。
13を囲うようにして、回転伝達筒20と連結筒24との間で
レーザ光の光路を形成する第1シール部材50、連結筒24
と第2中空軸4との間でレーザ光の光路を形成する第2
シール部材51がそれぞれ設けられている。この各シール
部材50、51はそれぞれ回転伝達筒20、連結筒24、第2中
空軸4に対し遊嵌され、かつ各ギヤ23、27、28部分から
の油等から反射鏡12、13を保護するためのシール作用を
なしている。
1および第2作動輪としての第1および第2作動ギヤ2
9、30が同心状にそれぞれ一体に設けられている。
り、このモータ軸16aには駆動ギヤ42が固定されてい
る。この駆動ギヤ42はその軸をヘッド本体1に一体設け
られた支持筒43に対し回転自在に支持され、上記第1中
空筒2の第1作動ギヤ29と噛み合っている。
ーモニックドライブ減速機19は、たがいに歯数の異なる
第1および第2サーキュラスプライン36、32の内部に、
可撓性円筒状のフレクスプライン34をかみ合わせ、その
内部に可撓性リングのベアリング38を介して楕円状のウ
ェブジェネレータ40をはめ込んで構成してある。
ェネレータ40の軸41aは第2駆動モータ17のモータ軸17a
に固定され、また、第1サーキュラスプライン36は連動
輪としての連動ギヤ45に固定され、第2サーキュラスプ
ライン32は伝動輪としての伝動ギヤ44に固定されてい
る。
れた支持筒46、47にそれぞれ回転自在に支持され、しか
もウェブジェネレータ40の軸41aと同心状に設けられて
いる。
伝動ギヤ44は上記第2作動ギヤ30と噛み合っている。
ジェネレータ40の外周にはベアリング38が設けられ、こ
のベアリング38は、楕円状のウェブジェネレータ40の回
転に伴って半径方向に倣いながら移動自在になってい
る。このベアリング38の外周は、円筒状のフレクスプラ
イン34の内周を保持している。このフレクスプライン34
は可撓性を有し、外周に外歯を有している。このフレク
スプライン34はベアリング38の半径方向の変形移動に伴
って容易に変形することができる。フレクスプライン34
の外歯の外周位置にはそれぞれ真円の円周上に沿った内
歯を有する第1および第2サーキュラスプライン36、32
を設けている。これらの内歯は、長軸方向においてそれ
ぞれフレクスプライン34の外歯と噛合するが、短軸方向
では離れている。これらのうち第2のサーキュラスプラ
イン32の内歯は前記フレクスパライン34の外歯より1個
または2個程度歯数が多くなっていて、長軸方向におい
ては噛合するが、短軸方向では、これと噛合わない。一
方第1サーキュラスプライン36の内歯の歯数はフレクス
プライン34の外歯と等しく、従ってこのサーキュラスプ
ライン36とフレクスプライン34とは相対回転しない。
次のように行なわれる。
ギヤ29が停止されているため、連動ギヤ45が停止され、
この連動ギヤ45と一体の第1サーキュラスプライン36は
停止、その内歯と噛合う外歯をもつフレクスプライン34
も停止させられる。
の長軸方向の外歯と第2サーキュラスプライン32の内歯
との噛合が移動して、第2サーキュラスプライン32は、
ウェブジェネレータ40の1回転に対して内歯と外歯との
歯数の差分だけ例えば1歯または2歯分だけ同一方向に
回転し、その結果として第2サーキュラスプライン32お
よび伝動ギヤ44に減速回転を与える。
ータ40を停止させた状態で、第1駆動モータ16を回転さ
せると、モータ軸16aの回転は駆動ギヤ42を介して第1
作動ギヤ29を回転させ、連動ギヤ45、そして第1サーキ
ュラスプライン36と一体回転するフレクスプライン34を
回転させる。第2サーキュラスプライン32は、フレクス
プライン34の1回転に対して、内歯と外歯との歯数の差
分だけ、例えば1歯または2歯分だけ同一方向の回転に
遅れが生じ、その結果として、第2サーキュラスプライ
ン32および伝動ギヤ44に減速回転を与える。
第2駆動モータ17が停止しているときの第1駆動モータ
16の回転による第1作動ギヤ29の回転と、これに連動さ
れる第2作動ギヤ30の回転がたがいに、回転方向および
回転量が同一となるように設定されている。
を固定とし第1サーキュラスプライン36を入力側、第2
サーキュラスプライン32を出力側とした場合におけるハ
ーモニックドライブ減速機19の変速比をRとし、第1作
動ギヤ29の歯数Z1、連動ギヤ45の歯数Z2、伝動ギヤ44の
歯数Z3および第2作動ギヤ30の歯数をZ4とすると、第1
作動ギヤ29が1回転したときの第2作動ギヤ30の回転
は、 1×(−Z1/Z2)×R×(−Z3/Z4) となり、すなわち第2作動ギヤ30も1回転するには、次
式 (Z1/Z2)×R×(Z3/Z4)=1 を満足するように歯数設定すればよい。
はそれぞれリミットスイッチ等の回動限を検出する検出
手段48、49が設けられ、第1中空軸2および第2中空軸
4の回転をそれぞれ所定角度(例えば360゜)以内に規
制している。
って回転すると、そのモータ軸16aの回転は、駆動ギヤ4
2を介して第1中空軸2に回転を与える。これにより、
第1回転ブラケット3は回転第1軸Aを中心として所定
の角度だけ回転する。
あると、第1回転ブラケット3が回転するとき、ベベル
ギヤ26は公転によりベベルギヤ23にかみ合って自転し、
第2中空軸4を駆動するため、第2回転ブラケット5は
第1回転ブラケット3の回転運動の影響を受けて、不必
要な回転をすることとなる。
が停止の場合、第1駆動モータ16のよって回転される第
1中空軸2の回転と同じ量だけ回転伝達筒20が回転する
ため、ベベルギヤ23、26間に相対回転はなく、第2中空
軸4は第1回転ブラケット3に対して回転しないでもと
の回転位置を維持することになる。
ると、第1駆動モータ16による第1中空軸2の回転は、
これと一体の第1作動ギヤ29を介して連動ギヤ45および
第1サーキュラスプライン36を逆方向に回転させるとと
もに、フレクスプライン34にも同様に逆方向の回転が伝
達されるため、これにかみ合う第2サーキュラスプライ
ン32およびこれに固定されている伝動ギヤ44も逆方向に
回転し、第1作動ギヤ30をさらに逆回転させる。つま
り、上述した各ギヤの歯数比から第2作動ギヤ30が第1
作動ギヤ29と同一量だけ、かつ同一方向に回転されるこ
とになる。
ギヤ30と一体の回転伝達筒20が同じ方向にしかも同じ回
転量だけ回転するから、ベベルギヤ26は自転しないこと
になる。このように、回転伝達筒20は第1中空軸2の回
転時には同じ方向に同じ回転量だけ回転し、第2回転ブ
ラケット5に不必要な回転を与えないように働く。
信号等によって第2駆動モータ17を始動させて行う。こ
のとき第2駆動モータ17のモータ軸17aの回転はウェブ
ジェネレータ40に伝達される。ここで、フレクスプライ
ン34の回転が停止したままと仮定すれば、ウェブジェネ
レータ40の回転は、所定の大減速比のもとに第2サーキ
ュラスプライン32、伝動ギヤ44に伝達される。この伝動
ギヤ44の回転は第2作動ギヤ30により回転伝達筒20に伝
達される。
り連結筒24を回転させ、さらにベベルギヤ27、28により
第2中空軸4に伝達されるため、第2回転ブラケット5
は回転第2軸Bを中心として所定の角度だけ回転するこ
とになる。このとき、第1回転ブラケット3は第2回転
ブラケット5の回転の影響を受けない。
させているが、実際の運転では2つのモータ16、17はも
ちろん同時に回転することもある。
中空軸2および回転伝達筒20の双方に伝達し、かつ第2
駆動モータ17の回転に関しては、第1中空軸2に伝達し
ないまま、回転伝達筒20にのみ伝達するのである。
2が第2駆動モータ17により第2中空軸4がそれぞれ独
自に回転駆動される。
動輪および伝動輪をそれぞれギヤ29、30、45、434で構
成したが、これに限らず、例えばそれぞれ歯付きプーリ
として、タイミングベルトやチェーン伝動によって回転
伝達することもできる。
ものに限らず、例えば第1サーキュラスプライン36と第
2サーキュラスプライン32の歯数を反対にするなど出力
形態の違うものを採用することも可能である。[発明の
効果] 本発明によれば、第1回転ブラケットとこの第1回転
ブラケットに回転自在に支持された第2回転ブラケット
のそれぞれの回転軸となる第1中空軸および第2中空軸
をそれぞれ駆動する第1駆動手段および第2駆動手段
を、基部側のヘッドの本体に設けたことにより、例えば
駆動モータの配線等が固定側と先端の回転部との間に掛
け渡されるようなことがなく、回転体の回転によってコ
ードがよじれたり巻き付いたり、またワーク等に干渉し
たりするおそれがなくなり、ヘッドの動作がスムーズに
行えるとともに、外観上もすっきりさせることができ
る。
設けて、この回転伝達筒を介して第2中空軸を回転させ
るようにし、第2の駆動手段にハーモニックドライブ減
速機を設け、第1駆動手段による第1中空軸の回転と同
時にこの回転を第2駆動手段側のハーモニックドライブ
減速機に関連させて上記回転伝達筒も第1中空軸と同一
回転で回転させるようにしたので、第1中空軸の回転に
伴う第1回転ブラケットと第2中空軸間の相対回転が防
止され、これにより、第2中空軸も第2駆動手段によっ
て独自に回転駆動できるため、回転2軸の制御が複雑な
補正手段を介することなく簡単に行える。
的に回転駆動制御されるため、動作が確実である。特
に、一点指向型の加工ヘッドにおいては、各回転軸に対
するそれぞれの制御信号がそのまま回転角信号となるた
め、制御系での複雑な演算処理時間を要せず、このため
高速駆動に適用し、プログラム通りの照射位置を維持し
たまま常に適正なノズル姿勢に制御でき、よって高精度
なレーザ加工が行える。
ッド部の断面図、第2図は同上駆動部の1部拡大断面
図、第3図はハーモニックドライブ減速機の要部の断面
図、第4図は同上出力形態の一例を示す説明図である。 1……ヘッド本体、2……第1中空軸、3……第1回転
ブラケット、4……第2中空軸、5……第2回転ブラケ
ット、7……加工ヘッド、16……第1駆動手段としての
第1駆動モータ、17……第2駆動手段としての第2駆動
モータ、19……ハーモニックドライブ減速機、20……回
転伝達筒、29……第1作動輪としての第1作動ギヤ、30
……第2作動輪としての第2作動ギヤ、32……第2サー
キュラスプライン、34……フレクスプライン、36……第
1サーキュラスプライン、40……ウェブジェネレータ、
44……伝動輪としての伝動ギヤ、45……連動輪としての
連動ギヤ。
Claims (1)
- 【請求項1】ヘッド本体に第1中空軸を介してこの第1
中空軸と一体の第1回転ブラケットを回転自在に支持す
るとともに、この第1回転ブラケットに第2中空軸を介
してこの第2中空軸と一体の第2回転ブラケットを回転
自在に支持し、この第2回転ブラケットの先端にレンズ
ホルダーを支持してなるレーザ加工ヘッドにおいて、上
記第1中空軸を回転駆動する第1駆動手段および上記第
2中空軸を回転駆動する第2駆動手段をそれぞれヘッド
本体に取り付け、上記第2中空軸に回転伝達可能に連結
した回転伝達筒を上記第1中空軸と同心的にヘッド本体
に回転自在に支持し、第1中空軸に第1作動輪を一体的
に設けるとともに回転伝達筒に第2作動輪を一体的に設
け、第2駆動手段の出力軸にハーモニックドライブ(登
録商標、以下同じ)減速機のウェブジェネレータを連結
し、このハーモニックドライブ減速機は上記ウェブジェ
ネレータと、このウエブジェネレータの外周に回動自在
に設けられたフレクスプラインと、このフレクスプライ
ンと内歯結合された第1サーキュラスプラインおよびこ
の第1サーキュラスプラインと異なる歯数で上記フレク
スプラインと内歯結合された第2サーキュラスプライン
とからなり、上記第1サーキュラスプラインに連動輪を
一体に設けて上記第1作動輪と回転伝達可能に連結する
とともに、上記第2サーキュラスプラインの伝動輪を一
体に設けて上記第2作動輪と回転伝達可能に連結し、か
つ、ウェブジェネレータを固定とし第1サーキュラスプ
ラインを入力側、第2サーキュラスプラインを出力側と
した場合におけるハーモニックドライブ減速機の変速比
をRとしたとき、第1作動輪の歯数Z1、連動輪の歯数
Z2、伝動輪の歯数Z3および第2作動輪の歯数Z4の関係
が、次式 (Z1/Z2)×R×(Z3/Z4)=1 を満足するように歯数設定することにより、第1駆動手
段による第1中空筒の回転を第1作動輪、連動輪、ハー
モニックドライブ減速機、伝動輪および第2作動輪を介
して回転伝達筒に同一回転を伝達するようにしたことを
特徴とするレーザ加工ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022992A JP2680101B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | レーザ加工ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022992A JP2680101B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | レーザ加工ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02205288A JPH02205288A (ja) | 1990-08-15 |
JP2680101B2 true JP2680101B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=12098032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1022992A Expired - Lifetime JP2680101B2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | レーザ加工ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2680101B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5856496B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2016-02-09 | ミネベア株式会社 | 切削液供給装置 |
CN111299848A (zh) * | 2015-11-09 | 2020-06-19 | 常州科乐为数控科技有限公司 | 可随动调高的激光切割机 |
-
1989
- 1989-01-31 JP JP1022992A patent/JP2680101B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02205288A (ja) | 1990-08-15 |
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