JPS634631Y2 - - Google Patents

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JPS634631Y2
JPS634631Y2 JP1983044672U JP4467283U JPS634631Y2 JP S634631 Y2 JPS634631 Y2 JP S634631Y2 JP 1983044672 U JP1983044672 U JP 1983044672U JP 4467283 U JP4467283 U JP 4467283U JP S634631 Y2 JPS634631 Y2 JP S634631Y2
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JP
Japan
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shaft
wrist
drive shaft
tool support
arm
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JP1983044672U
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English (en)
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JPS59151693U (ja
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Priority to JP4467283U priority Critical patent/JPS59151693U/ja
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Publication of JPS634631Y2 publication Critical patent/JPS634631Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は産業用ロボツトにおける3自由度をもつ
た手首の構造に関する。
〔従来の技術〕
産業用ロボツトのアーム先端にとりつけられた
手首の動作は、3次元の空間で任意の動きをする
ために、第1図に示すように、アームAにとりつ
けた手首Bの全体を矢印で示すように回転させ、
手首に設けたツールCの角度を矢印bのように傾
動させるとともに、ツール軸をCで示すように回
転させる必要がある。
このため、手首を支持するアーム内に、手首全
体を回転させる第1駆動軸と、手首の角度を調整
する第2駆動軸およびツールを回転させる第3駆
動軸を通し、各駆動軸をそれぞれの動作も行わせ
る各別の機構に連結している。
各駆動軸は、アーム内に通すためにたとえば特
開昭54−107060号公報に示されているように中空
の同心軸としており、外側の第1駆動軸でアーム
を構成し、その内側の第2駆動軸によりギヤを介
して手首内の横軸を回転させ、この横軸と一体の
ケースを横軸の回転に応じて傾動させ、さらに内
側の第3駆動軸で前記ケースに支持されたフラン
ジ軸を回転させるようにしてある。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、第2駆動軸は軸端のベベルギヤと横
軸に固定したベベルギヤとを噛み合わせ、この横
軸と手首ケースを一体に連結して横軸の回転で手
首ケースの傾動を行わせ、第3駆動軸は別個の異
なる形状のギヤ装置を介して、フランジ軸に設け
たギヤの一方側面に噛み合わせて回転させるよう
にしており、フランジ軸の傾動と回転が別個の構
成で手首全体の左右アンバランスを生じ、動作時
の振れを生じる。また、フランジ軸の回転も一方
側面で駆動するため、軸心保持が不安定で、手首
のアンバランスを助長する欠点がある。
〔本考案の目的〕
本案は上述の点にかんがみ、アーム内を通る駆
動軸の伝達トルクを小さくしアームを小形にする
とともに、減速装置による手首のアンバランスを
なくして動作精度を向上させ、かつ手首部を薄い
カバーで覆うようにしたものである。
〔本考案の構成〕
このため、アーム内に3本の駆動軸を同一軸心
で通し、第1駆動軸端に連結したフレームに回転
自由にとりつけたほぼ球形のカバーを斜めに分割
して分割面で回動できるようにし、このカバー内
でフレームと一体のブラケツトを介して駆動軸心
と直交する減速機軸を設け、この減速機軸両端部
に対称的に2組の差動減速装置を設け、各出力端
のギヤをツール支持軸のギヤに対称位置で両側か
ら噛み合わせることで左右のアンバランスをなく
し、第2、第3駆動軸の回転方向と回転速度によ
つてツール支持軸の傾動と回転を行わせるように
してある。
〔実施例〕
これを図に示す実施例について説明する。
1はアーム、2は手首座、3は手首座と一体に
とりつけたフレーム、4はブラケツト、5は手首
カバーでアームの軸線に対して斜めに分割したほ
ぼ球状に形成し、分割された下カバー5aは軸受
6を介してフレーム3に支持され、上カバー5b
は軸受7で分割面にそつて回動できるようにして
ある。8は手首座2を介して手首全体を回転させ
る第1駆動軸、9は第1駆動軸の中空内に同軸線
に配置した第2駆動軸、10は第2駆動軸内を通
した第3駆動軸、11は前記ブラケツト4・4に
とりつけ前記駆動軸と直角に配置した減速機軸、
12・13は前記減速機軸の両側に対称的に装架
された差動減速装置、14・15はそれぞれ第2
駆動軸9および第3駆動軸10にとりつけたベベ
ルギヤ、16はツール支持軸で外側端にツール取
付フランジ17を、内側端にベベルギヤ18を設
け、上カバー5bに支持わく19を介して回転可
能に支持されている。
差動減速装置12は、減速機軸11の一方端を
囲んで回転可能に支持させ、前記第2駆動軸のベ
ベルギヤ14に噛み合うベベルギヤ20をもつた
入力軸12aと、この入力軸12aに固着した楕
円形の駆動輪12bと、駆動輪外周にボールベア
リング装置12cを介して摺動可能に嵌合され外
周面に多数のスプライン歯をそなえたフレキシブ
ル環12dと、このフレキシブル環12dのスプ
ライン歯と噛み合い僅かに歯数の異なるスプライ
ン歯をそなえ、ブラケツト4にとりつけた固定輪
12eおよび回転可能にとりつけた出力軸12f
とをそなえている。したがつて入力軸12aが回
転すると、駆動輪12bが一体に回転し、その長
径部でフレキシブル環12dを固定輪12eおよ
び出力輪12fに押しつけてスプライン歯を噛み
合わせ、回転にともなつて噛み合い部が移動し、
フレキシブル環12dが固定輪12eとのスプラ
イン歯数の差に応じて低速回転し、このフレキシ
ブル環12dと噛み合う出力輪12fを相互のス
プライン歯数の差に応じて減速した低速度で回転
させる。
21は差動減速装置12の出力輪12fに固着
したベベルギヤでツール支持軸16のベベルギヤ
18とを噛み合わせてある。
差動減速装置13は、前記差動減速装置12と
同様に構成され、減速機軸11の他方端を囲んで
対称的に支持されており、入力軸13aに第3駆
動軸10のベベルギヤ15と噛み合うベベルギヤ
22を設けた点を異にしており、出力輪13fに
とりつけたベベルギヤ23を前記ベベルギヤ21
と同様にツール支持軸16のベベルギヤ18に対
称位置で噛み合わせてある。
第1駆動軸8は図示しない駆動部から減速され
てアーム1内を通り手首座2を回転させるが、第
2駆動軸9および第3駆動軸10は高速回転のま
までアーム内に配設される。
〔動作〕
ベベルギヤ14と20およびベベルギヤ15と
22の減速比を等しくし、差動減速装置12・1
3の減速比も等しくしておき、第2駆動軸9と第
3駆動軸10を等速回転させると、ベベルギヤ2
1・23は低速度で等速回転する。したがつて、
駆動軸9・10を反対方向に等速回転させると、
ベベルギヤ21・23がベベルギヤ18を反対方
向にまわそうとし、このため、ベベルギヤ18は
回転せれず、ツール支持軸16をベベルギヤ2
1・23の回転方向に対応して減速機軸11を中
心に回動させる。このときカバー5はツール支持
軸の回動によつて上カバー5bが軸受7によつて
回動するとともに下カバー5aが軸受6に回転
し、ツール支持軸16を減速機軸11の直角方向
に保つて傾動させる。
第2駆動軸9と第3駆動軸10の回転方向を同
一方向にすると、ベベルギヤ21・23の回転方
向がベベルギヤ18を同じ方向に駆動させるよう
になり、ツール支持軸16を回転させる。このと
きベベルギヤ21・23の減速速が異なると、ツ
ール支持軸16は回転しながら傾動する。
〔本考案の効果〕
このように本案は手首内にアーム軸線と直交す
る減速機軸を設け、この減速機軸を囲んで両側に
それぞれ同様の差動減速装置を対称的に装架し、
第2駆動軸と第3駆動軸を高速回転のままアーム
内を通して前記手首内の差動減速装置によつて減
速させ、それぞれ減速装置の出力ギヤをツール支
持軸のギヤに対称位置で噛み合わせるようにして
あるから、第2、第3駆動軸は伝達トルクが小さ
く、これを収納するアームを細くすることができ
るとともに、手首内の機構がほぼ左右対称に構成
され、アンバランスを防ぐことができ、減速装置
の出力ギヤが直接ツール支持軸に噛み合い、伝達
系の要素が少ないのでバツクラツシユや撓みなど
による誤差が極めて小さくなり、動作の精度を向
上させ、製作・調整を容易にすることができる。
また、駆動軸とツール支持軸の軸線が減速機軸線
で交さするようにしており、ツールを動作させる
ための軌跡演算が簡単になり、操作が容易である
などの効果が得られる。なお、差動減速装置を用
い軽量で大きな減速比が得られるので、減速装置
の重量を軽減でき、アームの駆動力も小さくてよ
く、ロボツト全体の小形軽量化にも有効であり、
ツール支持軸のベベルギヤを両側で噛み合わせて
いるため、動作を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロボツトの全体を示す側面図、第2図
は本案の実施例側断面図である。 1はアーム、2は手首座、3はフレーム、4は
ブラケツト、5は手首カバー、8は第1駆動軸、
9は第2駆動軸、10は第3駆動軸、11は減速
機軸、12・13は差動減速装置、16はツール
支持軸である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アーム先端に手首機構を介してツールをとりつ
    け、アーム内に手首全体を回転させる第1駆動軸
    と、手首部のツール支持軸を傾動および回転させ
    る第2駆動軸と第3駆動軸とを同一軸線で設けた
    産業用ロボツトにおいて、第1駆動軸に連結した
    手首フレームに回転自由にとりつけられアーム軸
    心に対して斜めに分割し、この分割面に沿つて回
    動できるそれぞれほぼ半球状の下カバーと上カバ
    ーからなる手首カバーを設け、この手首カバー内
    で前記手首フレームに連結したブラケツト相互間
    に支持され駆動軸の軸心と直交する減速機軸と、
    減速機軸両端部にこの軸を囲み対称的に装架され
    た2組の差動減速装置と、駆動軸と減速機軸の軸
    心の交点を通る軸心線で前記上カバーに回転自由
    に支持されたツール支持軸とをそなえ、前記第2
    駆動軸と第3駆動軸をそれぞれ差動減速装置の一
    方に連結し、差動減速装置の出力ギヤをそれぞれ
    ツール支持軸に固着したギヤの対称位置に連結し
    たことを特徴とする産業用ロボツトの手首機構。
JP4467283U 1983-03-26 1983-03-26 産業用ロボツトの手首機構 Granted JPS59151693U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4467283U JPS59151693U (ja) 1983-03-26 1983-03-26 産業用ロボツトの手首機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4467283U JPS59151693U (ja) 1983-03-26 1983-03-26 産業用ロボツトの手首機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59151693U JPS59151693U (ja) 1984-10-11
JPS634631Y2 true JPS634631Y2 (ja) 1988-02-05

Family

ID=30175198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4467283U Granted JPS59151693U (ja) 1983-03-26 1983-03-26 産業用ロボツトの手首機構

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JP (1) JPS59151693U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54107060A (en) * 1978-02-07 1979-08-22 Toshiba Corp Wrist device for industrial robot
JPS56107899A (en) * 1980-01-30 1981-08-27 Yamaha Motor Co Ltd Working arm device for industrial robot

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54107060A (en) * 1978-02-07 1979-08-22 Toshiba Corp Wrist device for industrial robot
JPS56107899A (en) * 1980-01-30 1981-08-27 Yamaha Motor Co Ltd Working arm device for industrial robot

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JPS59151693U (ja) 1984-10-11

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