JPH01165884A - 物体収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ａ呈上の利用分野］ 本発明は駐車場、倉庫等として利用するに適した物体収
納装置に関する。

［従来の技術］ 従来の平面的な駐車場は、実際に自動車を駐車するスペ
ースの他に各駐車位置に自動車を運び込むための通路が
必要であったため、空間の有効利用率が低かった。

自動車をリフトで持ち上げて立体的に収容するようにし
た棚状の駐車場もあるが、この種の立体駐車場でも各収
容スペースに自動車を運び込むための通路が必要であり
、空間の利用率は満足できるものではなかった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は上記従来の駐車場における空間の有効利用率が
低いという問題点を解決するものである。

［問題点を解決するための手段］ 上記問題点を解決するため本発明は次のような構成を採
用した。

すなわち、本発明にかかる物体収納装置は、物体を載置
することのできる複数の同形、同寸の床板を互いに独立
にＸ方向、Ｘ方向に移動可能に、かつ互いに隣接するよ
うに整列させて設け、この床板列の一個所には床板が自
由に出入することのできる物体出し入れ用の出入口とな
る空間部を設け、この空間部に１枚の床板を移動させて
嵌め込むことによって床板の列に形成される空所を利用
して各床板を順送りに移動させることにより、任意の床
板を前記空間部に運び込むことができるようにしたこと
を特徴としている。

［作用］ 物体出し人九用の出入口となる空間部に１枚の床板を位
置させた状態でこの床板上に物体を載置する。つぎに、
この床板を空間部から取り出して他の床板を順次押しの
けながら所定の収納位置へ移動させる。このとき、残り
の床板のうちの１枚が空間部に入り込み、その床板の跡
の空所へ第２の床板が入り込み、さらに該第２の床板の
跡へ第３の床板が入り込むと云うようにして床板が順次
移動する。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について具体的に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。

図は本発明の一実施例をあられすもので、この物体収納
装置ｌは駐車場として構成されている。

この収納装置１は、自動車を１台づつ載せることのでき
る複数の床板２．−・・を備えている。床板２はすべて
同形、同寸に形成され、Ｘ方向、Ｘ方向に整然と並べら
れている。床板２の下側には、Ｘ方向およびＸ方向に伸
びる樋状のレール５が設けられており、床板の下面には
このレール上を転勤するコロとしてＩ勤〈ボール６が設
けられている。

したがって、各床板２はこのレール５に沿ってＸ方向、
Ｘ方向に自在に移動させることができる。

また、各床板２を強制的に移動させる駆動装置として、
レール５の側部に歯車７．・・・が設けられ、各床板の
下面側にはこれら歯車７．−・・が噛合する歯が刻設さ
れた歯板８がＸ方向、Ｘ方向に沿って設けうわている。

歯車７はそれぞ九に付設されたモータ９によって互いに
独立に回転させられるようになっており、これが回転す
るとその噛合関係によって床板２が一定方向（Ｘ方向１
反Ｘ方向、Ｙ方向１及Ｙ方向）へ移動する。また、上記
歯車７とモータ９の組合せを必要に応じて昇降させるシ
リンダ式昇降装置ＩＯが設けられており、例えば床板２
をＸ方向に移動させるときはＹ方向送り用の歯車（Ａ）
が邪魔にならないように下降し、逆に床板２をＸ方向に
移動させるときはＸ方向送り用の歯車（Ｂ）が下降する
ようになっている。なお、Ｘ方向、Ｘ方向のレール５の
交点品等レールの適所には床板２の存在を検出するリミ
ットスイッチＩ＋（制御装置に接続）が設けられている
。これらモータ９の回転と昇降装置ＩＯの作動は、コン
ピュータを備えた制御装置１４によって系統的にコント
ロールされる。

この収納装置の外周部の特定の個所には、レール５と駆
動装置のみを有し他の位置にある床板２を自在に出し入
れすることのできる空間部（出入口）１５が設けられて
いる。この空間部１５は、物体を床板２上に載置するた
めの出入口であって、床板と同形、同寸に形成され、こ
の空間部に対して丁度１枚の床板２を嵌め込むことがで
きるようになっている。この空間部Ｉ５には外部の通路
１６が接続されている。なお、床板２を移動させる手段
としては図示例のものに限らず、床板をＸ方向、Ｘ方向
に適宜移動させることができるものであればよい。

つぎに、この収納装置１の使用法について説明すれば、
先ず任意の床板２を空間部１５に移動させてこの上に収
納すべき物体例えば自動車２０を載せる。１枚の床板２
を空間部１５に移動させれば、その床板が位置していた
部分が床板のない空所となる。この空所に対し隣接する
他の床板２を移動させれば、該移動させた床板の跡が空
所となるので、さらにこれに隣接する任意の床板２をこ
の空所に移動させることができる。このようにして順次
床板を移動させることができるのである。

物体２０を積み込んだ床板２は前記のような空所を利用
する順送り操作によって収納スペース中の所望の位置へ
移動させる。この移動中には床板列中に空所が必要とな
るため、本来床板を置いていない前記空間部１５に１枚
の床板２を嵌め込んでおき、その床板の抜けた分を空所
とする。この移動の間に空間部１５に位置する床板２に
次の物体２０を積み込めばよい。

この収納装置１は、物体の出入口となる空間部を少なく
とも１個所に設けておくだけでよく、他に通路を必要と
しないので、収納スペースを広くすることができ、空間
の利用率を大幅に向上させることができる。通路が設け
られていなくとも、床板１枚分の空所を利用する順送り
操作によって、任、０の位置に物体を収納することがで
きるとともに、収納されている物体を出入口までうまく
運ぶことができる。

なお、このような収納装置１を有するフロアを複数段に
積層しておき、平面視同位置に設けた空間部１５をエレ
ベータスペースとして利用すれば、さらに収容量が大き
なものとなる。また、この収納装置１を駐車場以外のコ
ンテナ置場、倉庫等に利用することができることは明ら
かである。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる物体収
納装置は、各収納位置に対して物体の搬入及び搬出用の
通路を設けておく必要がないので、収納スペースの有効
利用率が大巾に向上した。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例をあられす平面図、第２図は
要部の側面断面図である。 １・−収納装置　　２−・床板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）物体を載置することのできる複数の同形、同寸の
   床板を互いに独立にＸ方向、Ｙ方向に移動可能に、かつ
   互いに隣接するように整列させて設け、この床板列の一
   個所には床板が自由に出入することのできる物体出し入
   れ用の出入口となる空間部を設け、この空間部に１枚の
   床板を移動させて嵌め込むことによって床板の列に形成
   される空所を利用して各床板を順送りに移動させること
   により、任意の床板を前記空間部に運び込むことができ
   るようにしたことを特徴とする物体収納装置。
2. （２）所望の床板空間部まで移動させるように複数の床
   板を系統的に移動させる移動制御装置が設けられている
   特許請求の範囲第１項記載の物体収納装置。