JPH01162686A - 糸撚り継ぎ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、糸を挿入して結合するための縦溝を有する撚
υ継ぎ室と、該撚シ継ぎ室内へ開口する圧力空気通路と
、前記縦溝を一時的に閉塞するカバーとを備えた交換可
能な撚り継ぎヘッドを有する糸撚９継ぎ装置に関する。

〔従来の技術］ このような形式の糸撚シ継ぎ装置は例えば西独国特許出
願公開第２　８１０　７４１号明細書に基づいて公知に
なっている。しかしながら公知の該撚り継ぎ装置の使用
可能性には限度がある。つまシ異なった糸（ヤーン及び
スレッド）例えば長繊維糸や短繊維糸、異なった番手の
糸及び異なった４２　、Ｄ方向の糸に対して同一の糸撚
シ継ぎ装置を一様に良好に使用することは不可能である
。

また特公昭４５−３２７８８号公報に基づいて公知にな
っている糸撚り継ぎ装置はやはり交換可能な撚り継ぎヘ
ッドを有してはいるが、該撚υ継ぎヘッドもカバーも、
撚り継ぎ（スプライシンク）動作中に糸を最適に保持し
かつガイドするための手段を有していない。

〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の課題は、異なったヤーン（加熱糸）及びスレッ
ド（未加熱糸）をその都度糸特性に相応して効果的に撚
り継ぎできるように迅速に調整できるように撚ν継ぎヘ
ッドを構成することである。

〔課題を解決するための手段〕

前記課題を解決する本発明のＩＮＮ千手段、圧力空気通
路が、撚り継ぎ室内へ開口する複数の空気噴出ノズルと
連通しておジ、かつ前記空気噴出ノズルが縦溝において
、少なくとも１つの空気噴出ノズルが挿入糸をめぐって
右回りの空気渦流を、また少なくとも１つの別の空気噴
出ノズルが挿入糸をめぐって左回りの空気渦流を発生さ
せるように配設さハている点にある。

〔作用・、効果〕

本発明に工って得らｎる利点は、特に、糸を撚シ継ぎし
ようとする紡績機械部分を交換する場合、同一の糸撚り
継ぎ装置がその都度関係紡績機械部分に合わせて僅かの
操作で最良に調整できる点にある。ストックのためには
種々異なった撚り継ぎヘッドを所定のように仕分けして
おけばよい。種々異なった糸撚シ継ぎ装置を仕分けして
）く必要はない。また、適当な撚り継ぎヘッドを選択す
る目的で、もはや使用されない糸材料を用いて撚り継ぎ
実験を迅速力）つ容易に行なうことが可能である。

本発明の別の利点は、縦溝の形状、横断面、配置形式、
閉塞形式及び、縦溝の横断面と縦溝の長さとの比運びに
圧力空気通路の形状、横断面、配置形式、方向、開口及
び縦溝の横断面と、該縦溝へ開口する圧力空気通路の開
口横断面との比を、糸径、糸横断面、糸体積、糸番手、
加熱方向、繊維構、繊維長、繊維構造、繊維表面構造、
繊維表面の粗面度、糸表面構造、糸粗面度及び（又は）
湿分、帯電度、糊含有量、互いに結合すべき糸の異物含
有量に最良に適合さセうる点にある。

〔実施態様〕

本発明では、すでに述べたように圧力空気通路が、撚シ
継ぎ室内へ開口する複数の空気噴出ノズルと連通してい
るが、これに基づいて、最良の撚シ継ぎのための多くの
可能性が得られる。

第１に、縦溝に沿って程度の差こそあれ大きな相互間隔
をおいて分配された複数の空気噴出ノズルによって、個
々の撚り継ぎを行なうことが可能になる。第２に強加熱
糸の場合には、縦溝の縦方向対称平面の左手と右手とに
空気噴出ノズルを分配配設することによって、それ相応
の空気渦流を発生させることにより糸の加熱力作を一層
有利に発動させることが可能である。例えば圧力空気通
路は２つの空気噴出ノズルと連通し、一方の空気射出ノ
ズルは、縦溝の縦方向対称平面の左手に、また他方の空
気噴出ノズルは前記対称平面の右手に設けられる。

複数の空気噴出ノズルは例えば直接互いに対向して位置
することができる。しかし強加熱糸を撚り継ぎするため
には、縦溝の横方向対称平面の左手と右手とに空気噴出
ノズルを分配して配設して訃ぐのが一層効果的である。

例えば空気噴出ノズルが２つ存在している場合には、−
方の空気噴出ノズルは、縦溝の横方向対称平面の左手に
、また他方の空気噴出ノズルは前記対称平面の右手に設
けられる。

複数の空気噴出ノズルのうちの１つは両対称平面の交点
に配置されているのが有利である。

このような配置形式によって得られる利点は特に、１つ
の空気ジェット流ば撚フ継ぎ室乃至縦溝内へ達し、該空
気ジェット流は加熱のための空気渦流を発生させず、む
しろ、撚り継ぎすべき糸の中心へ侵入することになる点
にある。その他の空気噴出ノズルは、空気渦流を形成す
るように配置することができる。例えば３つの空気噴出
ノズルを設けるとすれば、前記配置形式に基づいて１つ
の空気〜出ノズルは両対称平面の交点に配置されている
のに対して、他の２つの空気噴出ノズルは任意に配置さ
れている。その場合、残りの両空気噴出ノズルを縦溝の
中央区分に設けることも、あるいは−層有利に内終端区
分に設けることも可能である。

複数の空気噴出ノズルから噴出する空気ジェット流束が
和瓦に不利な影響を及ぼし合うことのないようにするた
めに、本発明の実施態様では、複数の空気噴出ノズルの
中心軸線は縦溝の両対称平面の交線に対して平行に位置
している。

饗するに本発明は、糸径、糸横断面、糸体積、−系番手
、加熱形式、繊維構、繊維長、繊維構造、繊維表面構造
、繊維粗面度、糸構造、糸粗面度に、かつ（又は）湿分
、帯電度、糊含有量、互いに結合すべき糸の異物含有量
に全体として最良に適合するように撚り継ぎヘラ）ｌを
構成するための素材を当業者に提供するものである。

〔実施例〕

次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。

第１図及び第２図に示した第１実施例では撚り継ぎヘッ
ド１１は差込み脚８２を有している。

縦溝２４は断面が円形状に形成されており、但しその円
は閉じられてはいない。対称的な縦溝２４は、互いに直
交する２つの対称平面１４６゜１４７を有している。

本実施例では２つの空気噴出ノズル１０１゜１０２が設
けられている。両空気噴出ノズルは溝基底４５に開口し
ている。第２図から判るように縦溝２４の縦方向対称平
面１４６に対して空気噴出ノズル１０１は左手に、また
空気噴出ノズル１０２は右手に配設されている。第１図
から判るように縦溝２４の横方向対称平面１４７に対し
ては空気噴出ノズル１０１は下側に、また空気噴出ノズ
ル１０２は上側に配設されている。

空気噴出ノズルのこの特殊配置形式は特にＳ撚り糸に適
している。これに対して（同じく第１因に関して）空気
噴出ノズル１０２ｔ−左上に、空気噴出ノズル１０１’
に右下に配設した場合は２撚り糸によシ適している。

図面から判るように空気噴出ノズルの全横断面積は圧力
空気通路３７の自由横断面積に比して著しく小である。

該圧力空気通路３７は乱流発生体としてスパイラル状ね
じ山２０２を有している。

第３図及び第４図に示した第２実施例では撚シー継ぎヘ
ラ）４１２は差込み脚８３を有し、縦溝２５は溝基底で
ほぼ半円形の横断面を有しかつ互いに平行な制限側壁１
３７，１３８に移行している。溝基底から小溝５３が延
びておシ、該小溝の制限側壁６１．６２は互いに約３０
ｃ′の角度を成している。この場合は小溝５３は圧力空
気通路３８内Ｋまでは侵入していす、また３つの空気噴
出ノズル１０３，１０４，１０５゜が配設されている。

空気噴出ノズル１０５はセンタに配設されていて／ＪＮ
溝５３の真中に開口している。該空気噴出ノズル１０５
は他の２つの空気噴出ノズル１．０３　、１０４よりも
大きな自由断面積を有し、他の２つの空気噴出ノズル１
０３．１０４は第１図の場合に類似した形式で配設され
ている。

このように空気噴出ノズル全配設することによって得ら
れる利点は、先ず第１に、センタに方向づけられた空気
流が撚り継ぎすべき糸にもたらされると共に、センタ空
気流を助成するための旋回流が糸に対して、また撚り継
ぎ室内へもたらされることである。

第５図、第６図及び第７図に示した第６実施例では撚シ
継ぎヘッド１３は差込み脚８４を有し、該差込み脚の内
部には、他の実施例同様に圧力空気通路３９が貫通して
いる。

この場合の撚シ継ぎヘッド１３は、全体的に見て万能的
に使用することを可能にする若干の特色を有している。

縦溝２６は溝基底４６でほぼ半円形の横断面を有し、次
いで外力に向って互いに平行な直線状の短い制限側壁１
３９゜１４０へ移行している。

本実施例では縦溝２６は、はぼ同じ長さの３つの区分、
つまシ１つの中央区分６５と２つの終端区分７０．７１
に分かれている。中央区分６５では溝基底４６゛ヲ起点
とする小溝５４が延びておシ、該小溝はほぼＵ字形の横
断面を有している。両終端区分７０．７１の断面形状は
、溝基底を起点とする小溝を有していない点を無視すれ
ば、中央区分６５の断面形状に類似している。両終端区
分の断面積は中央区分の断面積よシも犬である。断面積
の変化は飛躍的に行なわれる。両終端区分の断面積は、
縦溝の両側へも、縦溝の溝基底からも増大せしめられる
。

この場合６つの空気噴出ノズル１０６，１０７゜１０８
が配設されている。容易に判るように空気噴出ノズル１
０８は、縦溝２６の縦方向対称平面と、該対称平面に直
交する対称平面との交線上に位置している。縦溝の縦方
向対称平面に対して空気噴出ノズル１０６は終端区分７
１内で左手に、また空気噴出ノズル１０７は終端区分７
０内で右手に位置している。

空気噴出ノズル１０８は圧力空気通路３９のセンタに開
口している。特に第５因に示したように、空気噴出ノズ
ル１０６は不さな横通路１４８を介して、また空気噴出
ノズル１０７は小さな横通路１４９を介して夫々圧力空
気通路３９と連通している。

空気噴出ノズル１０８は圧力空気通路３９の中心縦軸線
内に位置している。空気噴出ノズル１０６及び１０７の
中心軸線は圧力空気通路３９の中心縦軸線に対して平行
に位置している。

本実施例の空気噴出ノズル相互の間隔は、すでに述べた
実施例の場合よシも著しく大である。

撚シ継ぎヘッド１３は特に、細番手の強加熱糸及び特に
損傷し易い糸を撚り継ぎするのに適しているが、その適
用範囲は比較的太い番手の糸にまで及んでいる。

本実施例もやはシＳ撚り糸に特に適している。

２撚り糸の場合には、第６囚について言えば、空気噴出
ノズル１０６を右手寄りに、また空気噴出ノズル１０７
を左手寄りにずらして配設すればよい。

嵩高糸、毛秋糸、帯電糸及び特に乾燥した糸は、第１１
と第２図に示した装置を用いて良好に撚υ継ぎすること
ができる。細番手の糸、強加熱糸、糊付は糸又は湿った
糸の場合は、第３０と第４プ及び第５図乃至第７０に示
した装置を用いて良Ｈに撚υ継ぎを行なうことが可能で
ある。第５囚乃至第７囚に示した装置は、極細番手の糸
にも、木綿、羊毛又は合成繊維との混合繊維から成る嵩
高糸にも万能的に使用可能である。

本発明は図示の実施例のみに限定されるものではなく、
種々異なった態様で実施することができ、図示の実施例
のすべての構成要素を選択に応じて組換え・組合せるこ
とも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の第１実施例（（よる糸撚シ
継ぎ装置の撚り継ぎヘッドの下面図及び一部断面して示
した側面図、第３プ及び第４図は第２実施例による撚り
継ぎヘッドの下面図及び一部断面して示した側面ス、第
５囚は第３実施例による撚り継ぎヘッドの斜視図、第６
図及び第７図は第５あの撚り継ぎヘッドの下面図及び一
部断面して示した側面図である。 １１．１２．１３−・・撚シ継ぎヘッド、２４゜２５．
２６・・・縦溝、３γ、３８．３９・・・圧力空見通路
、４５．４６・・・溝基底、５３．５４・・・小溝、６
１．６２・・・制限側壁、６５・・・中央区分、７０、
γ１・・・終端区分、８２，８３．８４・・・差込み脚
、１０１，１０２；１０３．１０４゜１０５；１０６，
１０７．１０８・・・空気噴出ノズル、１３７．１３８
；１３９，１４０・・・制限側壁、１４６，１４７・・
・対称平面、１４８゜１４９・・・横通路、２０２・・
・スパイラル伏ねじ山ｎ（ｙ、　２　　　　　　ＦＩＧ
、イ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、糸を挿入して結合するための縦溝を有する撚り継ぎ
   室と、該撚り継ぎ室内へ開口する圧力空気通路と、前記
   縦溝を一時的に閉塞するカバーとを備えた交換可能な撚
   り継ぎヘッドを有する糸撚り継ぎ装置において、圧力空
   気通路（３８、３９）が、撚り継ぎ室内へ開口する複数
   の空気噴出ノズル（１０１、１０２；１０３、１０４、
   １０５、１０６、１０７、１０８）と連通しており、か
   つ前記空気噴出ノズルが縦溝（２４、２５、２６）にお
   いて、少なくとも１つの空気噴出ノズルが挿入糸をめぐ
   つて右回りの空気渦流を、また少なくとも１つの別の空
   気噴出ノズルが挿入糸をめぐつて左回りの空気渦流を発
   生させるように配設されていることを特徴とする、糸撚
   り継ぎ装置。 ２、空気噴出ノズル（１０１〜１０４、１０６、１０７
   ）が縦溝（２４、２５、２６）の縦方向対称平面（１４
   ６）の左手と右手に分配して配設されている、特許請求
   の範囲第１項記載の糸撚り継ぎ装置。 ６、空気噴射ノズル（１０１〜１０４、１０６、１０７
   ）が縦溝の横方向対称平面（１４７）の左手と右手に分
   配して配設されている、特許請求の範囲第１項記載の糸
   撚り継ぎ装置。 ４、複数の空気噴出ノズルの中の１つ（１０５、１０８
   ）が２つの対称平面の交点に配設されている、特許請求
   の範囲第１項記載の糸撚り継ぎ装置。 ５、複数の空気噴出ノズル（１０１、１０２；１０３〜
   １０５；１０６〜１０８）の中心軸線が、縦溝（２４）
   の両対称平面の交線に対して平行に位置している、特許
   請求の範囲第１項記載の糸撚り継ぎ装置。