JP2019064804A - 糸継ノズル、糸継装置、糸巻取装置及び糸巻取方法 - Google Patents

糸継ノズル、糸継装置、糸巻取装置及び糸巻取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】伸縮性のコア繊維がカバー繊維によって覆われた糸を糸継する際に、コア繊維同士及びカバー繊維同士を繋ぐ。【解決手段】糸継空間71は上下方向に延び、上側の第1空間71aと、下側の第2空間71bと、これらの間の第3空間71cとを有する。糸挿入隙間72は、上下方向に延び、糸継空間71の前端部に接続されている。第1空間71aの内壁面に開口した第1噴射口73aから第1空間71aの内壁面の接線方向に圧縮空気を噴射し、第2空間71bの内壁面に開口した第2噴射口74aから第2空間71bの内壁面の接線方向に圧縮空気を噴射することで、糸継空間71内に旋回流を発生させ、2本の糸のカバー繊維同士を撚り合わせる。第3空間71cの内壁面に開口した第3噴射口75aから第3空間71cに左右方向と平行な方向に圧縮空気を噴射することにより、2本の糸のコア繊維を繰り返し伸縮させて、コア繊維同士を絡ませる。【選択図】図6

Description

本発明は、糸継ノズル、糸継ノズルを備えた糸継装置、糸継装置を備えた糸巻取装置、及び、糸継方法に関する。
特許文献1に記載の糸継装置(スプライサー)は、糸継ノズル内に2本の糸の糸端を挿入した状態で、空気供給路から糸継ノズル内に、糸継ノズルの内壁面の接線方向に圧縮空気を噴射することにより、糸継ノズル内に旋回流を発生させて、2本の糸端同士を撚り合わせて、2本の糸を糸継する。
特開平7-125932号公報
ここで、特許文献1の糸継装置を用いて、スパンデックス等の伸縮性を有するコア繊維がカバー繊維に覆われた糸(いわゆるコアヤーン)を糸継する場合を考える。この場合には、上述したように、糸継ノズル内に旋回流を発生させたときに、2本のカバー繊維同士が撚り合わされて、2本の糸が糸継されるが、このとき、2本の糸のコア繊維同士はつながらない。そのため、この場合には、2本の糸の糸継部分に、コア繊維のない部分ができてしまう。
本発明の目的は、伸縮性を有するコア繊維がカバー繊維に覆われた糸を糸継する際に、カバー繊維同士を撚り合わせるのに加えて、コア繊維同士も繋ぐことが可能な糸継ノズル、糸継ノズルを有する糸継装置、糸継装置を有する糸巻取装置、及び、糸継方法を提供することである。
本発明の糸継ノズルは、第1方向に延びた糸継空間と、前記第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に前記糸継空間と接続された、前記糸継空間に前記第2方向から糸を挿入するための糸挿入隙間と、前記糸継空間内に圧縮空気を噴射するための複数の噴射流路と、を備え、前記糸継空間は、前記第1方向から見て円形の第1空間と、前記第1方向において前記第1空間と離れて配置された、前記第1方向から見て円形の第2空間と、前記第1方向における前記第1空間と前記第2空間との間に位置する第3空間と、を有し、前記複数の噴射流路は、前記第1空間の内壁面に開口した第1噴射口を有し、前記第1方向から見て、前記第1噴射口から前記第1空間の内壁面の接線方向に延びた第1噴射流路と、前記第2空間の内壁面に開口した第2噴射口を有し、前記第1方向から見て、前記第2噴射口から前記第2空間の内壁面の接線方向に延びた第2噴射流路と、前記第3空間の内壁面に開口した第3噴射口を有し、前記第3噴射口から、前記糸挿入隙間に向かう方向と異なる方向に延びた第3噴射流路と、を有する。
本発明では、伸縮性を有するコア繊維がカバー繊維によって覆われた2本の糸を糸継空間内に位置させた状態で、第1噴射口及び第2噴射口から糸継空間の内壁面の第1方向から見た接線方向に圧縮空気を噴射すると、糸継空間内に旋回流が発生し、2本の糸のカバー繊維同士が撚り合わされる。また、本発明では、第1方向における第1噴射口と第2噴射口との間に位置する第3噴射口から圧縮空気を噴射すると、2本の糸のコア繊維において、第3噴射口から噴射された圧縮空気によって吹き飛ばされることで伸ばされた後に、自身の伸縮性によって縮むといった伸縮が繰り返され、このとき2本の糸のコア繊維の先端部同士が絡まる。これらのことから、2本の糸のコア繊維同士、及び、カバー繊維同士を繋ぐことができる。
また、本発明では、第3噴射口から、糸挿入隙間に向かう方向と異なる方向に圧縮空気を噴射するため、第3噴射口から糸継空間に圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間から糸挿入隙間に向かう方向の空気の流れが生じにくい。これにより、第3噴射口から糸継空間に圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間内の糸が糸挿入隙間を通って糸継空間の外に飛び出してしまうのを防止することができる。
また、本発明の糸継ノズルは、前記第3空間の内壁面の前記第3噴射口と対向する部分に開口した排気口を有する排気流路、をさらに備えている。
本発明では、第3噴射口から噴射された圧縮空気が、主に排気流路から排出されるため、第3噴射口から糸継空間に圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間から糸挿入隙間に向かう方向の空気の流れがさらに生じにくい。これにより、第3噴射口から糸継空間に圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間内の糸が糸挿入隙間を通って糸継空間の外に飛び出してしまうのをより確実に防止することができる。
また、本発明の糸継ノズルは、前記排気口の開口面積が、前記第3噴射口の開口面積よりも大きく、前記第3噴射流路が延びる方向から見て、前記第3噴射口の全体が前記排気口と重なっている。
本発明では、第3噴射流路が延びる方向から見て第3噴射口の全体が排気口と重なっているため、第3噴射口から噴射された圧縮空気が、排気流路から排出されやすい。したがって、第3噴射口から糸継空間に圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間から糸挿入隙間に向かう空気の流れがさらに生じにくくなる。これにより、第3噴射口から糸継空間に圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間内の糸が糸挿入隙間を通って糸継空間の外に飛び出してしまうのをより確実に防止することができる。
また、本発明の糸継ノズルは、前記第3噴射流路は、前記第3噴射口から、前記第1方向及び前記第2方向のいずれとも直交する第3方向に延びている。
本発明では、第3噴射口からの圧縮空気の噴射方向(第3方向)が、糸継空間から糸挿入隙間に向かう方向(第2方向)と直交するため、第3噴射口から糸継空間に圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間から糸挿入隙間に向かう空気の流れがさらに生じにくい。これにより、第3噴射口から糸継空間に圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間内の糸が糸挿入隙間を通って糸継空間の外に飛び出してしまうのをより確実に防止することができる。
また、本発明の糸継ノズルは、前記第3空間は、前記第1空間及び前記第2空間の中心を通る直線上に位置する部分において、前記第1空間及び前記第2空間よりも前記第3方向の長さが短い。
本発明では、第3方向の長さが短くなった第3空間の内壁面に第3噴射口が開口しているため、第3噴射口から第3方向に圧縮空気を噴射したときに、第3空間内の2本の糸のコア繊維同士が離れにくく、2本の糸のコア繊維の先端部同士を絡まりやすくすることができる。
また、本発明の糸継ノズルは、前記第2方向において、前記第3空間は、前記第1空間及び前記第2空間の中心よりも前記糸挿入隙間と反対側の溝底部まで延び、前記第3噴射口は、前記第3空間の内壁面のうち、前記第2方向において、前記第1空間及び前記第2空間の中心と溝底部との間に開口している。
第2方向において、第3空間の内壁面の、第1空間及び第2空間の中心と、糸挿入隙間と反対側に位置する溝底部(糸挿入隙間から離れた部分)との間に第3噴射口が開口しているため、第3噴射口から圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間内の糸が糸挿入隙間を通って糸継空間の外部に飛び出してしまうのをより確実に防止することができる。
また、本発明の糸継ノズルは、前記溝底部は、内壁面が前記第1方向から見て円弧状に形成された円弧状端部であり、前記第3空間は、前記円弧状端部と前記糸挿入隙間との間において前記第2方向に延び、内壁面が前記第2方向と平行な直線部、を有し、前記第3噴射口は、前記直線部の内壁面に開口している。
本発明では、溝底部の内壁面を第1方向から見て円弧状にすることにより、第1、第2噴射口から噴射された圧縮空気により糸継空間内に旋回流が発生したときに、第3空間内の糸が円弧状端部の内壁面に沿ってスムーズに移動する。また、直線部の第2方向に延びた内壁面に第3噴射口が開口しているため、第3噴射口から第3方向に圧縮空気が噴射されたときに、噴射された圧縮空気が円弧状端部の内壁面に衝突しにくく、第3噴射口から噴射された圧縮空気によって糸継空間内に不必要な旋回流が発生してしまうのを防止することができる。
また、本発明の糸継ノズルは、前記第3噴射口は、前記糸継空間の内壁面の、前記第3噴射流路が延びる方向から見て、前記糸継空間に導入された糸と重なる部分に開口している。
本発明では、第3噴射口から第3空間内の糸に直接圧縮空気が噴射されるため、第3噴射口から噴射される圧縮空気によって糸が吹き飛ばされやすくなり、2本の糸のコア繊維の先端部同士を確実に絡ませることができる。
本発明の糸継装置は、本発明の糸継ノズルを備えている。
本発明の糸巻取装置は、糸を供給可能な給糸部と、前記給糸部から前記第1方向に離れた位置に配置され、前記給糸部から供給された糸を巻き取る巻取部と、前記第1方向における前記給糸部と前記巻取部との間に配置された、本発明の糸継装置と、を備えている。
本発明の糸継方法は、伸縮性を有するコア繊維がカバー繊維によって覆われた2本の糸を、糸継ノズル内で糸継する糸継方法であって、前記糸継ノズルは、第1方向に延びた糸継空間と、前記第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に前記糸継空間と接続された、前記糸継空間に前記第2方向から糸を挿入するための糸挿入隙間と、を有し、前記糸継空間が、前記第1方向から見て円形の第1空間と、前記第1方向において離れて配置された、前記第1方向から見て円形の第2空間と、前記第1方向における前記第1空間と前記第2空間との間に位置する第3空間と、を有するものであり、前記第1空間内に、前記第1方向から見た前記第1空間の内壁面の接線方向に圧縮空気を噴射し、前記第2空間内に、前記第1方向から見た前記第2空間の内壁面の接線方向に圧縮空気を噴射することで、前記糸継空間内に旋回流を発生させて、前記2本の糸のカバー繊維同士を撚り合わせつつ、前記第3空間内に、前記糸挿入隙間に向かう方向と異なる方向に圧縮空気を噴射することにより、前記2本の糸の前記コア繊維同士を絡ませる。
本発明では、2本の糸のコア繊維同士、及び、カバー繊維同士を繋ぐことができる。また、第3噴射口から噴射された圧縮空気によって、糸継空間内の糸が糸挿入隙間を通って糸継空間の外に飛び出してしまうのを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る自動ワインダの概略構成図である。 自動ワインダを構成する巻取ユニットの概略構成図である。 糸継装置の概略構成図であり、(a)はカッターによる糸の切断の直前の状態、(b)は解撚パイプに糸端が導入された状態、(c)は解撚された糸端が糸継ノズルに導入された状態を示している。 (a)は糸継装置の糸継部の斜視図であり、(b)は(a)から糸継ノズルを取り外したノズルブロックの斜視図である。 (a)は糸継ノズルの斜視図であり、(b)は(a)とは異なる方向から見た糸継ノズルの斜視図である。 (a)は図5(a)、(b)のA−A線断面図であり、(b)は図5(a)、(b)のB−B線断面図であり、(c)は図5(a)、(b)のC−C線断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
<自動ワインダ>
図1に示すように、自動ワインダ1は、一方向に配列された複数の巻取ユニット2(本発明の「糸巻取装置」)と、これら複数の巻取ユニット2に沿ってそれらの配列方向に走行自在に設けられた玉揚装置3と、自動ワインダ1全体の制御を行う機台制御装置4とを備えている。なお、以下では、複数の巻取ユニット2が並ぶ図1の左右方向を「左右方向」として説明を行う。また、以下では、図1の紙面垂直方向を前後方向とし、図1の紙面垂直方向の手前側を「前側」、奥側を「後側」として説明を行う。
自動ワインダ1は、機台制御装置4から、各巻取ユニット2に対して個別に設けられた制御装置(図示省略)に対して信号を送り、各々の巻取ユニット2において給糸ボビンBから解舒される糸Yを巻取管Qに巻取ってパッケージPを形成するように構成されている。また、ある巻取ユニット2に満玉のパッケージPが形成されたときには、玉揚装置3がその巻取ユニット2と対向する位置に移動して、満玉のパッケージPを空の巻取管Qに取り替えるようになっている。また、機台制御装置4は、各巻取ユニット2の制御装置(図示省略)の動作を制御するとともに、自動ワインダ1全体の動作状態の監視や動作パラメータの設定、記憶等を行う。
次に、各々の巻取ユニット2の詳細な構成について説明する。巻取ユニット2は、給糸ボビンBから解舒される糸Yをトラバースさせながら巻取管Qに巻き取ってパッケージPを形成するものである。ここで、本実施の形態では、糸Yは、スパンデックス等の伸縮性を有するコア繊維が、カバー繊維に覆われた、いわゆるコアヤーンである。
図2に示すように、巻取ユニット2は、給糸ボビンBの糸Yを供給可能な状態で保持する給糸部11と、給糸部11に保持された給糸ボビンBから解舒された糸Yに対して様々な処理を行う糸処理実行部12と、糸処理実行部12で処理された糸Yを巻取管Qに巻き取ってパッケージPを形成する巻取部13とを有する。給糸部11、糸処理実行部12、及び、巻取部13は、この順に、下から上へ並べて配置されている。
給糸部11は、給糸ボビンBを保持するボビン保持部15と、給糸ボビンBからの糸Yの解舒を補助する解舒補助装置16を有する。解舒補助装置16は、給糸ボビンBに上方から被せられる筒体29を有する。筒体29は図示しないモータにより昇降される。解舒補助装置16では、糸Yの解舒が進行するに従って、筒体29を下降させることで、解舒中の糸Yの膨らみ(バルーン)を規制し、糸Yの張力を安定させる。
巻取部13は、巻取管Qを回転自在に把持するクレードル14と、綾振ドラム18とを備えている。綾振ドラム18は、図示しないドラムモータによって回転駆動される。また、綾振ドラム18の外周面には螺旋状の綾振溝18aが形成されており、この綾振溝18aによって糸Yをトラバースさせるように構成されている。そして、綾振ドラム18が、綾振溝18aによって糸Yをトラバースさせながら、巻取管Qに形成されたパッケージPに接触した状態で回転することで、綾振ドラム18との接触摩擦によってパッケージPが巻取方向に回転し、給糸ボビンBから解舒された糸Yが巻取管Qに巻き取られる。
給糸部11と巻取部13の間に配置された糸処理実行部12は、ヤーンフィーラ19、テンション付与装置20、糸継装置21、ヤーンクリアラ22を有する。
ヤーンフィーラ19は、解舒補助装置16とテンション付与装置20との間に配置され、走行する糸Yの有無を検出する。
テンション付与装置20は、走行する糸Yに所定のテンションを付与するものである。図2では、一例として、いわゆるゲート式のテンション付与装置20を示している。ゲート式のテンション付与装置20では、複数の固定ゲート体20aと複数の可動ゲート体20bとが上下方向に交互に配置されている。そして、複数の可動ゲート体20bの水平方向の位置を調整することによって、固定ゲート体20aと可動ゲート体20bとの間を走行する糸Yにテンションを付与する。
糸継装置21は、後述するヤーンクリアラ22により糸欠陥が検出されてカッター22aで糸Yが切断されたときや、パッケージ巻取中に糸が切れたり、給糸ボビンBの糸がなくなって給糸ボビンBを交換したりするときなど、ヤーンクリアラ22により糸Yが検出されなくなったときに、給糸ボビンB側(給糸部11側)の糸Y1とパッケージP側(巻取部13側)の糸Y2とを糸継ぎするものである。
糸継装置21の下側と上側には、給糸ボビンB側の糸Y1を捕捉して糸継装置21へ案内する下糸捕捉案内部材23と、パッケージP側の糸Y2を捕捉して糸継装置21へ案内する上糸捕捉案内部材24とがそれぞれ設けられている。下糸捕捉案内部材23は、軸23aを中心に回転可能であり、図示しないモータによって回転駆動されることで上下に旋回する。上糸捕捉案内部材24も、軸24aを中心に回転可能な構成であり、図示しないモータによって回転駆動されることで上下に旋回する。また、下糸捕捉案内部材23と上糸捕捉案内部材24は、それぞれ図示しない吸引源に接続されている。
下糸捕捉案内部材23は、その先端部に給糸部11側の糸Y1の糸端を吸引して捕捉する吸引部23bを有する。下糸捕捉案内部材23は、下方の位置において、吸引部23bで糸Y1の糸端部を捕捉した状態で、上方へと旋回して糸Y1を糸継装置21に案内する。
上糸捕捉案内部材24は、その先端部に巻取部13側の糸Y2の糸端を吸引して捕捉するサクションマウス24bを有する。上糸捕捉案内部材24は、まず、下方から上方に旋回して、サクションマウス24bを、パッケージPと綾振ドラム18の接点近傍に位置させることで、パッケージPの表面に付着している糸Y2の糸端を吸引して捕捉する。そして、上糸捕捉案内部材24は、糸Y2の糸端の捕捉後、上方から下方に旋回することで、捕捉した糸Y2を糸継装置21に案内する。
糸継装置21は、下糸捕捉案内部材23によって案内されてきた糸Y1の糸端部と、上糸捕捉案内部材24によって案内されてきた糸Y2の糸端部とを繋いで1本の糸Yにする。糸継装置21の構成、動作等については後程詳細に説明する。
ヤーンクリアラ22は、走行する糸Yの太さの情報を常時取得しており、この糸Yの太さの情報に基づいて、糸Yに含まれる太さが一定以上に太い異常部分を糸欠陥として検出する。また、ヤーンクリアラ22にはカッター22aが付設されており、ヤーンクリアラ22で糸欠陥が検出されたときに、カッター22aが即座に糸Yを切断する。
<糸継装置>
次に、糸継装置21について詳細に説明する。図3(a)〜(c)に示すように、糸継装置21は、解撚部31と、糸継部32と、上側ガイド板33と、下側ガイド板34と、糸寄せレバー35a、35bと、撚り止めガイド36a、36bと、を備えている。
解撚部31は、糸Y1、Y2の糸端を解撚するためのものである。解撚部31は、上下方向に間隔をあけて並んだ2本の解撚パイプ41a、41bを有している。解撚パイプ41a、41bは、前後方向に延びた円筒状の部材であり、先端部(前端部)及び基端部(後端部)で開口している。また、解撚パイプ41a、41bの内壁面には、圧縮空気を噴射するための噴射孔42が開口している。噴射孔42から圧縮空気流が噴射されると、解撚パイプ41a、41b内に先端部から基端部に向かう空気流が発生する。この空気流の作用により、解撚パイプ41a、41bの先端部側に吸引流が発生し、この吸引流により糸Y1、Y2の糸端を吸引することができる。この先端部から基端部に向かう空気流によって、解撚パイプ41a内の糸Y1の糸端、及び、解撚パイプ41bの糸Y2の糸端が各パイプの内部で激しく移動する。この移動により各糸端が各解撚パイプの内壁にぶつかり、その衝撃と空気流の作用により、解撚パイプ41aに導入された糸Y1の糸端のカバー繊維、及び、解撚パイプ41b内に導入された糸Y2の糸端のカバー繊維を解撚させることができる。
糸継部32は、糸Y1の糸端と糸Y2との糸継を行うためのものである。糸継部32については、後ほど詳細に説明する。
上側ガイド板33は、解撚部31及び糸継部32よりも上方に配置されている。上側ガイド板33には、糸Y1が導入されるガイド溝51aと、糸Y2が導入されるガイド溝52aとが形成されている。ガイド溝51aとガイド溝52aとは、左右方向(図3の紙面垂直方向)に間隔をあけて並んでおり、ガイド溝52aが、ガイド溝51aよりも右側(図3の紙面垂直方向の奥側)に位置している。そして、糸Y1、Y2が下糸捕捉案内部材23及び上糸捕捉案内部材24によって糸継装置21に案内されたときに、糸Y1が前方からガイド溝51aに導入され、糸Y2が前方からガイド溝52aに導入される。
また、上側ガイド板33には、カッター53aとクランプ部54aとが設けられている。カッター53aは、ガイド溝51aに対して設けられている。クランプ部54aは、ガイド溝52aに対して設けられている。
下側ガイド板34は、解撚部31及び糸継部32よりも下方に配置されている。下側ガイド板34には、糸Y1が導入されるガイド溝51bと、糸Y2が導入されるガイド溝52bとが形成されている。ガイド溝51bとガイド溝52bとは、左右方向(図3の紙面垂直方向)に間隔をあけて並んでおり、ガイド溝52bがガイド溝51bよりも右側(図3の紙面垂直方向の奥側)に位置している。ガイド溝51b、52bは、それぞれ、ガイド溝51a、52aのほぼ真下に位置している。そして、糸Y1、Y2が下糸捕捉案内部材23及び上糸捕捉案内部材24によって糸継装置21に案内されたときに、糸Y1が前方からガイド溝51bに導入され、糸Y2が前方からガイド溝52bに導入される。
また、下側ガイド板34にはカッター53bと、クランプ部54bとが設けられている。カッター53bは、ガイド溝52bに対して設けられている。クランプ部54bは、ガイド溝51bに対して設けられている。
糸寄せレバー35aは、上下方向において、解撚パイプ41aと、上側ガイド板33との間に位置している。糸寄せレバー35bは、上下方向において、解撚パイプ41bと下側ガイド板34との間に位置している。糸寄せレバー35aと糸寄せレバー35bとは、一体的に形成され、後方に移動することで、下糸捕捉案内部材23、上糸捕捉案内部材24によって糸継装置21に案内された糸Y1、Y2に押し付けられる。糸寄せレバー35a、35bが押し付けられた糸Y1、Y2は屈曲される。
撚り止めガイド36aは、上下方向における解撚パイプ41aと糸継部32との間に位置している。撚り止めガイド36bは、上下方向における解撚パイプ41bと糸継部32との間に位置している。撚り止めガイド36aと撚り止めガイド36bとは、一体的に形成されている。また、撚り止めガイド36a、36bは、糸寄せレバー35a、35bと連結されており、糸寄せレバー35a、35bとともに移動可能となっている。ただし、糸継装置21には、撚り止めガイド36a、36bの移動を規制する図示しないストッパーが設けられており、ストッパーにより撚り止めガイド36a、36bの移動が規制されている状態では、糸寄せレバー35a、35bが移動しても、撚り止めガイド36a、36bは移動しない。後述するように、糸継部32における糸Y1と糸Y2のカバー繊維同士を撚り合わせる際に、撚り止めガイド36aが糸Y2に接触し、撚り止めガイド36bが糸Y1に接触する。これにより、糸Y2の撚り止めガイド36aよりも上側の部分、及び、糸Y1の撚り止めガイド36bよりも下側の部分に撚りが伝達されるのが防止される。
<糸継部>
次に、糸継部32について説明する。図4〜図6に示すように、糸継部32は、糸継ノズル61とノズルブロック62とを備えている。
糸継ノズル61は、一辺の長さが12mm程度の略立方体形状の部材である。糸継ノズル61は、糸継空間71、糸挿入隙間72、第1噴射流路73、第2噴射流路74、第3噴射流路75、排気流路76、切り欠き77等を有している。
糸継空間71は、糸継ノズル61の、前後方向(本発明の「第2方向」)及び左右方向(本発明の「第3方向」)における略中央部に形成されている。糸継空間71は、糸継ノズル61を上下方向(本発明の「第1方向」)に貫通している。糸継空間71は、第1空間71aと、第2空間71bと、第3空間71cとを有している。
第1空間71aは、糸継空間71のうち上端を含む上側の部分を形成する。第1空間71aは、上下方向から見て直径が3〜4mm程度の円形となっており、上下方向の長さが5mm程度となっている。第2空間71bは、糸継空間71のうち下端を含む下側の部分を形成する。第2空間71bは、上下方向から見て、第1空間71aと同じ径の円形となっており、第1空間71aと完全に重なっている。また、第2空間71bも、第1空間71aと同様、上下方向の長さが5mm程度となっている。
第3空間71cは、糸継空間71のうち第1空間71aと第2空間71bとの間の部分を形成し、第1空間71aと第2空間71bとを接続している。第3空間71cは、左右方向の長さが第1空間71a及び第2空間71bの直径よりも短い2mm程度となっており、左右方向における第1空間71a及び第2空間71bの中央部と重なっている。これにより、第3空間71cは、第1空間71a及び第2空間71bの中心Tを通る、上下方向と平行な直線上に位置する部分において、第1空間71a及び第2空間71bよりも左右方向の長さが短くなっている。また、第3空間71cは、前後方向において、第1空間71a及び第2空間71bの全長にわたって延びている。これにより、第3空間71cは、前後方向において、第1空間71a及び第2空間71bの中心Tよりも後側(糸挿入隙間72と反対側)の端部である溝底部71c1まで延びている。また、溝底部71c1は、内壁面が平面視で円弧状の円弧状端部となっている。また、第3空間71cのうち、溝底部71c1と糸挿入隙間72との間に位置する部分は、前後方向に延び、内壁面が前後方向に平行な直線部71c2となっている。また、第3空間71cは、上下方向の長さが2mm程度となっている。
糸挿入隙間72は、糸継ノズル61の前端部の、左右方向における略中央部に形成されている。糸挿入隙間72は、上下方向において糸継ノズル61を貫通しており、後端部が糸継空間71の前端部に接続され、前端部が糸継ノズル61の前端面に開口している。これにより、糸Y1、Y2が下糸捕捉案内部材23、上糸捕捉案内部材24によって糸継装置21に案内されたときに、糸Y1、Y2が前方から糸挿入隙間72を介して、糸継空間71に挿入される。また、糸挿入隙間72の左右方向の長さは、第3空間71cの左右方向の長さと同じ2mm程度となっている。
また、糸継ノズル61の前端面は、左右方向の中央部に向かうほど、後側に向かうように、左右方向に対して傾斜した案内面61aとなっている。これにより、糸Y1、Y2が下糸捕捉案内部材23、上糸捕捉案内部材24によって糸継装置21に案内されたときに、糸Y1、Y2が、案内面61aに沿って糸挿入隙間72まで案内される。
図6(a)に示すように、第1噴射流路73は、糸継空間71の第1空間71aの、糸挿入隙間72との接続部分のすぐ左側に位置する部分の内壁面に開口した、直径が1.4mm程度の第1噴射口73aを有する。そして、第1噴射流路73は、第1噴射口73aから、上下方向から見た第1空間71aの内壁面の接線方向に延びている。図6(c)に示すように、第2噴射流路74は、糸継空間71の第2空間71bの、糸挿入隙間72との接続部分のすぐ右側に位置する部分の内壁面に開口した、直径が1.4mm程度の第2噴射口74aを有している。そして、第2噴射流路74は、第2噴射口74aから、上下方向から見た第2空間71bの内壁面の接線方向に延びている。
図6(b)に示すように、第3噴射流路75は、糸継空間71の第3空間71cの直線部71c2のうち、第1空間71a及び第2空間71bの中心Tよりも後側(糸挿入隙間72と反対側)の溝底部71c1の左側の内壁面に開口した、直径が0.5〜1mm程度の第3噴射口75aを有する。そして、第3噴射流路75は、第3噴射口75aから左方に延びている。すなわち、第3噴射流路75は、第3噴射口75aから、糸挿入隙間72に向かう方向と異なる方向に延びている。また、第3噴射流路75が延びる方向は、上下方向から見た第3空間71c(直線部71c2)の内壁面の接線方向(前後方向)とも異なる。
排気流路76は、糸継空間71の第3空間71cの直線部71c2のうち、第1空間71a及び第2空間71bの中心Tよりも後側に位置する部分の右側の内壁面に開口した、直径が1.2〜1.5mm程度の排気口76aを有する。これにより、排気口76aは、第3噴射口75aよりも径(開口面積)が大きく、第3噴射流路が延びる左右方向から見て、第3噴射口75aの全体が、排気口76aと重なっている。そして、排気流路76は、排気口76aから右方に延びている。
切り欠き77は、糸継ノズル61の左端面と右端面と後端面にわたって形成されている。より詳細に説明すると、切り欠き77の糸継ノズル61の左端面に形成された部分は、糸継ノズル61の左端面の、上下方向及び前後方向のほぼ全域にわたって延びている。そして、第1噴射流路73の第1噴射口73aとは反対側の端部、及び、第3噴射流路75の第3噴射口75aとは反対側の端部が、糸継ノズル61の左端面の、切り欠き77が形成された部分に開口している。
また、切り欠き77の糸継ノズル61の右端面に形成された部分は、糸継ノズル61の右端面の下側の部分に、前後方向のほぼ全長にわたって延びている。そして、第2噴射流路74の第2噴射口74aと反対側の端部が、糸継ノズル61の右端面の切り欠き77が形成された部分に開口している。また、排気流路76の排気口76aと反対側の端部は、糸継ノズル61の右端面の、切り欠き77が形成された部分よりも上方の部分に開口している。また、切り欠き77の糸継ノズル61の後端面に形成された部分は、糸継ノズル61の後端面の左右方向における全長にわたって延び、切り欠き77の糸継ノズル61の左端面に形成された部分と、右端面に形成された部分とを接続している。
図4(a)、(b)に示すように、ノズルブロック62は、前後方向を長手方向とする略直方体形状の部材であり、ノズル収容部81と、空気供給流路82と、大気連通部83とを有する。
ノズル収容部81は、ノズルブロック62の左右方向における略中央部に設けられ、上端、下端及び前端が開口している。ノズル収容部81は、糸継ノズル61が収容される部分であり、糸継ノズル61がノズル収容部81に収容されると、糸継ノズル61の左端面、右端面及び前端面が、ノズル収容部81の壁面に接触し、切り欠き77がノズルブロック62のノズル収容部81の壁となる部分に覆われる。また、ノズルブロック62の前端面には、案内面62aが形成されている。案内面62aは、ノズル収容部81に糸継ノズル61が収容された状態で、案内面61aの延長上に位置し、左右方向における中央部に向かうほど、後側に向かうように、左右方向に対して傾斜している。また、案内面62aと案内面61aとは、左右方向に対する傾斜角度がほぼ同じである。これにより、糸Y1、Y2が下糸捕捉案内部材23、上糸捕捉案内部材24によって糸継装置21に案内されたときに、糸Y1、Y2が、案内面61a、62aに沿って糸挿入隙間72まで案内される。
空気供給流路82は、ノズルブロック62のノズル収容部81よりも左側の部分に形成されている。空気供給流路82は、図4(b)、図6(b)に示すように、左右方向に対して若干傾いた方向に延びており、左端がノズルブロック62の左端面に開口し、右端がノズル収容部81の左側の壁面に開口している。これにより、ノズル収容部81に糸継ノズル61が収容された状態では、空気供給流路82の右端が、切り欠き77に接続される。また、ノズルブロック62の左端面に開口した、空気供給流路82の左端は、図示しない圧縮空気源と接続されている。これにより、空気供給流路82から切り欠き77に圧縮空気を供給することができるようになっている。そして、切り欠き77に圧縮空気が供給されると、第1噴射流路73の第1噴射口73a、第2噴射流路74の第2噴射口74a、及び、第3噴射流路75の第3噴射口75aから糸継空間71内に圧縮空気が噴射される。
大気連通部83は、ノズルブロック62のノズル収容部81のすぐ右側に位置する部分に形成されている。大気連通部83は、上端がノズルブロック62の上面に開口しており、左端がノズル収容部81と接続されている。これにより、ノズル収容部81に糸継ノズル61が収容されると、大気連通部83が排気流路76の排気口76aと反対側の端部と接続され、排気流路76は、大気連通部83を介して大気連通される。なお、大気連通部83は、上下方向において、切り欠き77の、糸継ノズル61の左端面に形成された部分とは重なっていない。すなわち、大気連通部83は切り欠き77とは接続されてない。
<糸継動作>
次に、糸継装置21により、糸Y1と糸Y2との糸継を行う糸継動作について説明する。上述したように、下糸捕捉案内部材23及び上糸捕捉案内部材24によって糸Y1、糸Y2が糸継装置21に案内されると、糸Y1、Y2が、糸挿入隙間72を通って糸継空間71に導入される。また、糸Y1は、ガイド溝51a、52aにも導入される。一方、糸Y2は、ガイド溝51b、52bにも導入される。この状態で、糸継装置21は、糸寄せレバー35a、35bを後方に移動させて糸Y1、Y2に押し付けることによって、図3(a)に示すように、糸Y1、Y2の、上側ガイド板33と糸継ノズル61との間の部分、及び、下側ガイド板34と糸継ノズル61との間の部分をそれぞれ屈曲させる。
続いて、クランプ部54bに、ガイド溝51bに導入された糸Y1を把持させたうえで、ガイド溝51aに導入された糸Y1をカッター53aに切断させる。また、これと同時に、ガイド溝52aに導入された糸Y2をクランプ部54aに把持させたうえで、ガイド溝52bに導入された糸Y2をカッター53bに、切断させる。すると、図3(b)に示すように、切断された糸Y1の糸端が、解撚パイプ41aに吸い込まれることで解撚パイプ41aに導入され、切断された糸Y2の糸端が、解撚パイプ41bに吸い込まれることで解撚パイプ41bに導入される。
ここで、ヤーンクリアラ22で糸欠陥が検出されカッター22aによって糸Yが切断されたときには、糸Y2に糸欠陥が残存しているが、このときのカッター53bによる糸Y2の切断によって、糸Y2に残存していた糸欠陥が除去される。
続いて、解撚パイプ41a、41bの噴射孔42から圧縮空気を噴射させて、解撚パイプ41a、41b内に空気流を発生させることで、解撚パイプ41a、41b内の糸Y1、Y2の糸端のカバー繊維を解撚させる。
続いて、糸寄せレバー35a、35bをさらに後方に移動させる。すると、図3(c)に示すように、解撚された糸Y1、Y2の糸端が、解撚パイプ41a、41bから引き出され、さらに、糸継空間71に導入される。そして、解撚された糸Y1、Y2の糸端が糸継空間71に導入された状態で、空気供給流路82から切り欠き77に圧縮空気を供給することで、第1噴射流路73の第1噴射口73a、第2噴射流路74の第2噴射口74a、及び、第3噴射流路75の第3噴射口75aから、糸継空間71内に圧縮空気を同時に噴射させる。これにより、糸Y1と糸Y2とが糸継される。第1噴射流路73の第1噴射口73a、第2噴射流路74の第2噴射口74a、及び、第3噴射流路75の第3噴射口75aからの圧縮空気の噴射タイミングを同じとすることにより、糸継サイクルを最短にする事ができる。ただし、糸の種類や糸継ぎ時の外観の乱れに応じて各噴射口からの圧縮空気の噴射タイミングをずらすことにより、糸の種類に応じた最適な糸継および優れた外観を優先してもよい。
より詳細に説明すると、第1噴射口73aから第1空間71aに、第1空間71aの内壁面の上下方向から見た接線方向に圧縮空気が噴射されるとともに、第2噴射口74aから第2空間71bに、第2空間71bの内壁面の上下方向から見た接線方向に圧縮空気が噴射されることにより、糸継空間71内に旋回流が発生し、糸Y1と糸Y2のカバー繊維同士が撚り合わされる。また、このとき、撚り止めガイド36a、36bが糸Y1、Y2と接触しており、糸Y1の撚り止めガイド36bよりも下側の部分、及び、糸Y2の撚り止めガイド36aよりも上側の部分に撚りが伝達されるのが防止される。
また、第3噴射口75aから第3空間71cに、左側から右側に向かう方向に圧縮空気が噴射されることにより、第3空間71c内の糸Y1、Y2のコア繊維において、第3噴射口75aから噴射された圧縮空気によって左側から右側に向かって吹き飛ばされて伸ばされた後に、自身の伸縮性によって縮むといった伸縮が繰り返される。そして、このとき、第3空間71c内の糸Y1、Y2のコア繊維の先端部同士が絡まって繋がる。
また、このとき、第3空間71cが、第1空間71a及び第2空間71bよりも、左右方向の長さが短くなっているため、第3噴射口75aから圧縮空気が噴射されたときに、第3空間71c内の、糸Y1と糸Y2とが離れにくい。これにより、糸Y1と糸Y2のコア繊維の先端部同士を絡まりやすくすることができる。
また、本実施の形態では、第3噴射口75aから第3空間71cに、左側から右側に向かう方向に圧縮空気が噴射されるが、この方向は、第3噴射口75aから糸挿入隙間72に向かう方向とは異なる方向である。さらに、この方向は、糸継空間71から糸挿入隙間72に向かう方向(前後方向)と直交している。これにより、第3噴射口75aから第3空間71cに圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間71から糸挿入隙間72に向かう方向の空気の流れが生じにくい。その結果、第3噴射口75aから第3空間71cに圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間71内の糸Y1、Y2が、糸挿入隙間72を通って、糸継空間71の外側に飛び出してしまうのを防止することができる。
また、本実施の形態では、第3噴射流路75の第3噴射口75aが、排気流路76の排気口76aと対向している。さらに、排気口76aの開口面積が、第3噴射口75aの開口面積よりも大きく、左右方向から見て、第3噴射口75aの全体が、排気口76aと重なっている。これにより、第3噴射口75aから第3空間71cに噴射された圧縮空気は、主に排気流路76から流れ出ることになり、糸継空間71から糸挿入隙間72に向かう空気の流れがさらに生じにくい。これにより、第3噴射口75aから第3空間71cに圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間71内の糸Y1、Y2が、糸挿入隙間72を通って、糸継空間71の外側に飛び出してしまうのをより確実に防止することができる。
また、本実施の形態では、第3空間71cが、第1空間71a及び第2空間71bの中心Tよりも後側(糸挿入隙間72と反対側)の溝底部71c1まで延びており、直線部71c2の中心Tよりも後側の部分に第3噴射口75aが開口している。これにより、第3噴射口75aが糸挿入隙間72から離れており、第3噴射口75aから第3空間71cに圧縮空気が噴射されたときに、糸継空間71内の糸Y1、Y2が、糸挿入隙間72を通って、糸継空間71の外側に飛び出してしまうのをより確実に防止することができる。
また、本実施の形態では、溝底部(円弧状端部)71c1の円弧状の内壁面ではなく、直線部71c2の前後方向に平行な内壁面に、第3噴射口75aが開口しており、第3噴射口75aから左右方向と平行に圧縮空気が噴射される。そのため、第3噴射口75aから圧縮空気が噴射されたときに、噴射された圧縮空気が溝底部(円弧状端部)71c1の円弧状の内壁面に衝突しにくい。これにより、第3噴射口75aから噴射された圧縮空気によって、第3空間71cに不必要な旋回流を発生しにくくすることができる。
また、本実施の形態では、糸寄せレバー35a、35bにより糸Y1、Y2を屈曲させているため、糸継空間71内の糸Y1、Y2は、糸継空間71の後端部に位置している。したがって、第3噴射口75aを上述したような位置に設ければ、第3噴射口75aは、第3噴射流路75が延びる左右方向から見て、第3空間71c内の糸Y1、Y2と重なる。これにより、第3噴射口75aから噴射された圧縮空気は、第3空間71c内の糸Y1、Y2に直接噴射されることになり、第3空間71c内の糸Y1、Y2が、第3噴射口75aから噴射された圧縮空気によって吹き飛ばされやすくなる。その結果、上述したような糸Y1、Y2のコア繊維の伸縮が生じやすくなり、糸Y1と糸Y2のコア繊維の先端部同士が絡まりやすくなる。
そして、これらのことから、糸Y1と糸Y2とが糸継されたときに、糸Y1と糸Y2のコア繊維同士、及び、カバー繊維同士がそれぞれ繋がる。これにより、糸Y1と糸Y2との糸継部分に、コア繊維の存在しない部分ができないようにすることができる。また、このとき、糸Y1と糸Y2のコア繊維の端部同士が絡まって繋がるため、糸Y1のコア繊維の先端部が、糸Y1と糸Y2との糸継部分よりも上方かつ糸の長手方向とは異なる方向にはみ出したり、糸Y2のコア繊維の先端部が、糸Y1と糸Y2との糸継部分よりも下方かつ糸の長手方向とは異なる方向にはみ出したりすることがない。そして、上記ようにして糸継を行った後、糸寄せレバー35a、35b及び撚り止めガイド36a、36bを糸Yから離れた最初の位置に戻し、巻取部13における巻取を再開させる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
上述の実施の形態では、第3噴射流路75が延びる左右方向から見て、第3噴射口75aが、第3空間71cに導入された糸Y1、Y2と重なっていたが、これには限られない。第3噴射流路75が延びる左右向から見て、第3噴射口75aは、第3空間71cに導入された糸Y1、Y2と重なっていなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、第3噴射口75aが、第3空間71cの直線部71c2のうち、第1空間71a及び第2空間71bの中心Tよりも後側の部分の内壁面に開口していたが、これには限られない。例えば、第3噴射口75aは、第3空間71cの溝底部(円弧状端部)71c1の円弧状の内壁面に開口していてもよい。
さらには、第3噴射口75aは、前後方向において、第3空間71cの、第1空間71a及び第2空間71bの中心Tと同じ位置、あるいは、中心Tよりも前側(糸挿入隙間72側)の部分の内壁面に開口していてもよい。また、この場合には、第3空間71cは、中心Tよりも後側まで延びていることにも限られず、少なくとも第3噴射口75aが開口する位置まで延びていればよい。
また、上述の実施の形態では、第3空間71cが、第1空間71a及び第2空間71bよりも左右方向の長さが短くなっていたが、これには限られない。例えば、第3空間71cは、上下方向から見て、第1空間71a及び第2空間71bと同じ円形に形成され、第1空間71a及び第2空間71bと完全に重なっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、上下方向から見て、第1空間71aと第2空間71bとが同じ形状であり、完全に重なっていたが、これには限られない。例えば、第1空間71aと第2空間71bとが左右方向にずれており、上下方向から見て部分的に重なっていてもよい。あるいは、第1空間71aと第2空間71bの上下方向から見た形状が互いに異なっていてもよい。
また、上述の実施の形態では、第3噴射流路75が、第3噴射口75aから左右方向に延びていたが、これには限られない。第3噴射流路75は、第3噴射口75aから、糸挿入隙間72に向かう方向と異なる別の方向に延びていてもよい。
また、上述の実施の形態では、排気口76aの開口面積が第3噴射口75aの開口面積よりも大きく、第3噴射流路75が延びる左右方向から見て、第3噴射口75aの全体が排気口76aと重なっていたが、これには限られない。第3噴射口75aの一部分のみが、排気口76aと重なっていてもよい。また、この場合には、排気口76aの開口面積は、第3噴射口75aの開口面積以下であってもよい。また、排気流路76の排気口76aは、第3噴射口75aと対向していなくてもよい。さらには、糸継ノズル61に排気流路76は設けられていなくてもよい。また、第3噴射口75aを複数設けてもよい。この場合、排気口76aも同様に複数設けてもよいし、単一の排気口76aに対して複数の第3噴射口75aから噴射された圧縮空気が流れるようにしてもよい。
また、以上では、自動ワインダの巻取ユニットに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。紡績装置を備えた糸巻取装置、複数の作業用台車等に本発明を適用することも可能である。
2 巻取ユニット
11 給糸部
13 巻取部
21 糸継装置
61 糸継ノズル
71 糸継空間
71a 第1空間
71b 第2空間
71c 第3空間
71c1 溝底部(円弧状端部)
71c2 直線部
72 糸挿入隙間
73 第1噴射流路
73a 第1噴射口
74 第2噴射流路
74a 第2噴射口
75 第3噴射流路
75a 第3噴射口
76 排気流路
76a 排気口

Claims (11)

  1. 第1方向に延びた糸継空間と、
    前記第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に前記糸継空間と接続された、前記糸継空間に前記第2方向から糸を挿入するための糸挿入隙間と、
    前記糸継空間内に圧縮空気を噴射するための複数の噴射流路と、を備え、
    前記糸継空間は、
    前記第1方向から見て円形の第1空間と、
    前記第1方向において前記第1空間と離れて配置された、前記第1方向から見て円形の第2空間と、
    前記第1方向における前記第1空間と前記第2空間との間に位置する第3空間と、を有し、
    前記複数の噴射流路は、
    前記第1空間の内壁面に開口した第1噴射口を有し、前記第1方向から見て、前記第1噴射口から前記第1空間の内壁面の接線方向に延びた第1噴射流路と、
    前記第2空間の内壁面に開口した第2噴射口を有し、前記第1方向から見て、前記第2噴射口から前記第2空間の内壁面の接線方向に延びた第2噴射流路と、
    前記第3空間の内壁面に開口した第3噴射口を有し、前記第3噴射口から、前記糸挿入隙間に向かう方向と異なる方向に延びた第3噴射流路と、を有することを特徴とする糸継ノズル。
  2. 前記第3空間の内壁面の前記第3噴射口と対向する部分に開口した排気口を有する排気流路、をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の糸継ノズル。
  3. 前記排気口の開口面積が、前記第3噴射口の開口面積よりも大きく、
    前記第3噴射流路が延びる方向から見て、前記第3噴射口の全体が前記排気口と重なっていることを特徴とする請求項2に記載の糸継ノズル。
  4. 前記第3噴射流路は、前記第3噴射口から、前記第1方向及び前記第2方向のいずれとも直交する第3方向に延びていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の糸継ノズル。
  5. 前記第3空間は、前記第1空間及び前記第2空間の中心を通る直線上に位置する部分において、前記第1空間及び前記第2空間よりも前記第3方向の長さが短いことを特徴とする請求項4に記載の糸継ノズル。
  6. 前記第2方向において、前記第3空間は、前記第1空間及び前記第2空間の中心よりも前記糸挿入隙間と反対側の溝底部まで延び、
    前記第3噴射口は、前記第3空間の内壁面のうち、前記第2方向において、前記第1空間及び前記第2空間の中心と、前記溝底部との間に開口していることを特徴とする請求項5に記載の糸継ノズル。
  7. 前記溝底部は、内壁面が前記第1方向から見て円弧状に形成された円弧状端部であり、
    前記第3空間は、
    前記円弧状端部と前記糸挿入隙間との間において前記第2方向に延び、内壁面が前記第2方向と平行な直線部、を有し、
    前記第3噴射口は、前記直線部の内壁面に開口していることを特徴とする請求項6に記載の糸継ノズル。
  8. 前記第3噴射口は、前記第3空間の内壁面の、前記第3噴射流路が延びる方向から見て、前記糸継空間に導入された糸と重なる部分に開口していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の糸継ノズル。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の糸継ノズルを備えていることを特徴とする糸継装置。
  10. 糸を供給可能な給糸部と、
    前記給糸部から前記第1方向に離れた位置に配置され、前記給糸部から供給された糸を巻き取る巻取部と、
    前記第1方向における前記給糸部と前記巻取部との間に配置された、請求項9に記載の糸継装置と、を備えていることを特徴とする糸巻取装置。
  11. 伸縮性を有するコア繊維がカバー繊維によって覆われた2本の糸を、糸継ノズル内で糸継する糸継方法であって、
    前記糸継ノズルは、
    第1方向に延びた糸継空間と、
    前記第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に前記糸継空間と接続された、前記糸継空間に前記第2方向から糸を挿入するための糸挿入隙間と、を有するものであり、
    前記糸継空間が、
    前記第1方向から見て円形の第1空間と、
    前記第1方向において離れて配置された、前記第1方向から見て円形の第2空間と、
    前記第1方向における前記第1空間と前記第2空間との間に位置する第3空間と、を有するものであり、
    前記第1空間内に、前記第1方向から見た前記第1空間の内壁面の接線方向に圧縮空気を噴射し、前記第2空間内に、前記第1方向から見た前記第2空間の内壁面の接線方向に圧縮空気を噴射することで、前記糸継空間内に旋回流を発生させて、前記2本の糸のカバー繊維同士を撚り合わせつつ、
    前記第3空間内に、前記糸挿入隙間に向かう方向と異なる方向に圧縮空気を噴射することにより、前記2本の糸の前記コア繊維同士を絡ませることを特徴とする糸継方法。
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