JPH0115609B2 - - Google Patents

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JPH0115609B2
JPH0115609B2 JP63054058A JP5405888A JPH0115609B2 JP H0115609 B2 JPH0115609 B2 JP H0115609B2 JP 63054058 A JP63054058 A JP 63054058A JP 5405888 A JP5405888 A JP 5405888A JP H0115609 B2 JPH0115609 B2 JP H0115609B2
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JP
Japan
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bobbin
tube
pipe
changing
changer
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Application number
JP63054058A
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English (en)
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JPS63288228A (ja
Inventor
Yoshinori Saruwatari
Yoshio Kurachi
Koichi Yamada
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP5405888A priority Critical patent/JPS63288228A/ja
Publication of JPS63288228A publication Critical patent/JPS63288228A/ja
Publication of JPH0115609B2 publication Critical patent/JPH0115609B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/02Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for removing completed take-up packages and replacing by bobbins, cores, or receptacles at take-up stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
    • D01H9/04Doffing arrangements integral with spinning or twisting machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は粗紡機のボビンホイールに嵌合され
ている満ボビンをそのボビンホイールの配置間隔
とは異なる配置間隔になつているボビン搬送具の
管支持具に玉揚する粗紡機における玉揚方法に関
するものである。
従来の技術と問題点 一般に紡積工程におけるスピンドルやボビンホ
イールの配置間隔は後工程機におけるほど密にな
つており、粗紡機のボビンホイールの配置間隔は
精紡機のスピンドルの配置間隔より相当大きくな
つている。また粗紡機のボビンホイールから玉揚
した満ボビンを精紡機へ搬送する工程が機械化さ
れ、今日では粗紡機と精紡機との間の高所に搬送
レールを配設し、その搬送レールにボビン搬送具
(ボビンキヤレツジとも称される)を移動自在に
支持させ、そのボビン搬送具の多数の管支持具
(ボビンハンガーとも称される)にボビンホイー
ルから抜取つた満ボビンを吊下し、その満ボビン
を吊下したボビン搬送具を精紡機へ搬送するもの
が広く知られている。そのボビン搬送具の管支持
具の配置間隔は一般に精紡機における篠替作業を
容易にするために精紡クリールのボビンハンガー
の配置間隔(即ちスピンドルの配置間隔の2倍)
に一致させてある。従つて、粗紡機のボビンホイ
ールの配置間隔とボビン搬送具の管支持具の配置
間隔とが異なり、その為ワゴン型の管替機によつ
てボビンホイールに嵌合している満ボビンをボビ
ン搬送具の管支持具に玉揚することは極めて困難
であり、人手にたよつているのが実状であつた。
従来、上記の玉揚を機械的に行うものとして特
開昭50−89642号公報や特開昭50−43233号公報に
示されているものが提案されている。特開昭50−
89642号公報に示されているものは、管替機に粗
紡機の満ボビンを2錘ずつ取出す為の管支持機構
を備えると共にボビンの授受を行なう管保留機構
を備え、粗紡機に沿つて配設した管搬送機構に複
数の搬送パレツトを備え、この搬送パレツトに管
支持機構の管支持間隔(前後間隔)に等しい間隔
で複数対の管ホルダーを千鳥状に取り付け、その
管ホルダーの前、後列における左右のピツチを精
紡機側のボビンピツチに合せてある。そして搬送
パレツトに装着された前、後各1本ずつの空ボビ
ンと、粗紡機のボビンレール上の前、後各1錘ず
つの満ボビンとを対向させ、管支持機構によつて
搬送パレツトから空ボビンを2本取り出して管保
留機構に保留せしめ、次いでボビンレール上の前
記2錘の満ボビンを管支持機構によつて取り出
し、前記空ボビンが装着されていた搬送パレツト
の管ホルダーに前記満ボビンを装着し、次に管支
持機構を移動させて前記管保留機構に預けた空ボ
ビンを粗紡機のボビンレール上の前記満ボビンを
取り出した位置へ供給する。これが1回目の管替
動作で、次に管替機を粗紡機のボビンピツチの1
ピツチ分移動させると共に前記搬送パレツトを粗
紡機のボビンピツチと搬送パレツトのピツチの差
だけ移動させて次の管替動作に備えさせ、次々と
管替を行なうことで粗紡機の前、後列の満ボビン
を粗紡機のボビンホイールとは配置の異なる管ホ
ルダーに吊下させて後工程での作業が容易となる
ようにしている。ところがこのような方法では満
ボビンの玉揚げを2錘ずつしかできないため玉揚
作業の効率が悪いという大きな問題点があつた。
しかも搬送パレツトの管ホルダーの前後方向のピ
ツチは粗紡機のフライヤの前、後列間隔と同じに
する必要があり、搬送パレツトの幅が粗紡機のボ
ビンレールの幅と略同じ程度に大きくなる問題点
もあつた。また特開昭50−43233号公報に示され
ているものは、ワゴン型の管替機によつて粗紡機
のボビンホイールへのボビン脱着をそのボビンホ
イールの配置に合せて行なうと共に管替機に内蔵
した搬送装置移動手段によつて搬送装置を移動さ
せて搬送装置へのボビン脱着を搬送装置の管支持
具間隔に合致させるようにしたもので、特開昭50
−43233号公報に示したものと同様の理由で満ボ
ビンの玉揚を1個ずつしか行えない問題点があつ
た。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決する為に、ボビンホ
イールを千鳥状に配備して成る複列式の粗紡機の
手前上方に、精紡機の予備レールに連なる搬送レ
ールを配設し、その搬送レールに相互間隔を精紡
クリールのボビン間隔に合せてある多数の管支持
具を有するボビン搬送具を走行自在に支持させ、
粗紡機の機台に沿つて一端側から他端側へ向けて
間欠的に移動するワゴン型の管替機を配設し、管
替機の各停止位置で管替機の管替装置によつて
前、後列のボビンホイールに嵌合されている前後
2対以上の満ボビンを同時に抜取つて管替機内に
収納すると共に、管替装置によつてそれらの満ボ
ビンの配置を上記ボビン搬送具の管支持具の配置
に合致するように変更し、その配置変更した複数
の満ボビンを管替機構によつてボビン搬送具の管
支持具に同時に挿着し、粗紡機の複列のボビンホ
イールに嵌合されている満ボビンをそのボビンホ
イールの配置とは異なる配置のボビン搬送具の管
支持具に管替機によつて前後2対以上ずつ玉揚し
ていくことを特徴としている。
実施例 第1〜6図において、1は粗紡機を示し、その
トツプレール2に前、後列に上部支持式フライヤ
3が千鳥状に吊持され、その上部支持式フライヤ
3は1スタツフに4本ずつ一群としてその隣り合
うピツチをP1に保ち、また、この群相互で隣り
合うフライヤ間のピツチをP2に保ち、前後間隔
をL2に設定されており、そのフライヤ3はトツ
プレール2内に配備した駆動軸及び歯車を介して
高速回転される。これらのフライヤ3の下方には
ボビンレール4が配備され、そのボビンレール4
には、フライヤ3と同心のボビンホイール5a,
5bが配置され、駆動軸と歯車を介して高速回転
される。ボビンホイール5a,5bの上部はボビ
ンレール4上面から突出している。上記粗紡機1
の機台前面側のボビンホイール5aは前列のボビ
ンホイール列を構成し、機台後面側にボビンホイ
ール5bは後列のボビンホイール列を構成してい
る。
次に管替機ADについて説明する。管替機AD
において、6は管替機本体で、その底板7には車
軸8と一体的な走行用車輪9,9が走行方向の前
後に一対、軸受10を介して回動自在に取付けら
れ、一方の車軸8(第1図右側)には従動用スプ
ロケツト11が一体的に取付けられ、底板7に固
設された走行用モータ12の駆動用スプロケツト
13と前記従動用スプロケツト11間にはチエー
ン14が懸回されている。夫々の走行用車輪9,
9は前記粗紡機1の前側床面に粗紡機1の長手方
向全長に亘つて敷設した走行用レール15,15
上に転動するように載置されている。16はこの
走行用レール15,15の粗紡機1側床面上に機
台長手方向に沿つてボビンホイール5a,5bの
ピツチのうち、ピツチP2の中心に一致して、し
かも2スタツフ間隔P3(=6×P1+2×P2)に
て配設された複数の近接体で(この近接体16を
含む垂直面を粗紡機1の管替中心CL1,CL2…
とする)、一方、管替機本体6には後述する管替
バー18a,18bの第4番目と第5番目の前、
後列用管交替腕のピツチの中心に一致して前記近
接体16を検出可能な近接スイツチ17が取付け
られ(この近接スイツチ17を含む垂直面を管替
機ADの管替中心CLとする)、走行用モータ12
が駆動されると管替機ADが走行用レール15,
15上を粗紡機1前面に沿つて移動し、近接体1
6と近接スイツチ17が対向すると管替位置に停
止するようになつている。
次に、管替機ADに備えている管替装置につい
て説明する。先ず、18a,18bは夫々粗紡機
1前面に対して前後動及び昇降するように管替機
本体6に取付けられた前後一対の管替バーで、前
側(粗紡機1に近い側)の管替バー18aは満ボ
ビン玉揚用、後側(粗紡機1から遠い側)の管替
バー18bは空ボビン挿着用である。夫々の管替
バー18a,18bの構成及びその前後動、昇降
機構は同一であるので、以下、満ボビン玉揚用の
管替バー18aとその前後動、昇降機構について
説明する。第1図、第4図に示すように、19は
前記走行用車輪9,9の軸受10,10上に固定
された中板20に固定された管替バー18aの前
後動用シリンダで、そのピストンロツド21に
は、後述する右側のスプライン軸回転用のラツク
杆22(以下、右用ラツク杆22と記す)が接続
され、前記中板20上面に回動可能に支持された
案内輪23,23に案内されて左右に水平移動す
るようにしてある。この右用ラツク杆22はその
両端部分の粗紡機側面にラツク24a,24bが
形成されている。25は左側スプライン軸回転用
のラツク杆(以下、左用ラツク杆25と記す)
で、その左端部には粗紡機側面に、また右端部に
は前記右用ラツク杆22の左端部分のラツク24
aと対向する面に夫々ラツク26b,26aが形
成され、案内輪23,23に案内されて水平移動
するようにしてある。左、右用ラツク杆22,2
5の相対するラツク24a,26aは前記中板2
0に垂直軸によつて回動自在に軸支されたピニオ
ンギヤ27と噛合し、右用ラツク杆22の動作を
ピニオンギヤ27を介して左用ラツク杆25へ伝
達するようにしてある。一方、28a,28bは
左、右のスプライン軸で、第4図に示すようにそ
の上、下端が管替機本体6の側板29,29に
夫々固設した上、下のブラケツト30,30に挿
通され、上下方向を位置決めされると共に回動可
能に支持されている。これらのスプライン軸28
a,28bの下端にはセクタギヤ31,31がキ
ー等で一体的に取付けられ、このセクタギヤ3
1,31は夫々左、右用ラツク杆22,25のラ
ツク26b,24bと噛合している。この左右の
スプライン軸28a,28bには第6図に示すよ
うに夫々スイングアーム32,32のボス部が上
下方向摺動可能に嵌合されている。このボス部は
その下部が第5図に示すように小径に形成され、
この小径部には昇降用案内環33,33が回動自
在に嵌合されている。管替バー18aには第6図
に示すようにその底板34の左、右部分に、長手
方向の長孔35,35が夫々形成されている。ま
た、36,36は案内ラツク杆で、第6図に示す
ように夫々管替バー18aの前、後板37,38
の内面及び底板34に摺接すると共に底板34に
垂直軸によつて回動可能に支持されたガイドロー
ラ39,39によつて左右にのみ移動するように
装備され、管替バー18aの中央に位置する部分
には対向してラツク40,40が形成され、これ
らのラツク40,40は底板34に回動するよう
に軸支したキヤリアピニオンギヤ41と噛合して
いる。これらの案内ラツク杆36,36は夫々他
端部がL字状取付部36a,36aに形成され、
第9図に示すように取付孔36b,36bが穿設
されている。これらの取付孔36b,36bには
夫々摺動ピン42,42が回動可能に挿通され、
これらの摺動ピン42,42は更に管替バー18
aの長孔35,35に夫々摺動するように嵌装さ
れ、前記スイングアーム32,32先端に固定さ
れている。次に43は左側のスプライン軸28a
を左側において管替機本体6の天板44から下方
へ向けて垂設された昇降用シリンダで、そのピス
トンロツド43a先端には上下方向に一対のキヤ
リアスプロケツト45a,45bを回動自在に軸
支したスプロケツトホルダ46が取付けられてい
る。47は管替機本体6の下方において、左右方
向に亘つて設けられた昇降用同調シヤフトで管替
機本体6に回動するように支持され、その左右端
部にはドライブスプロケツト48a,48bがキ
ー連結されている。49a,49bは前記ドライ
ブスプロケツト48a,48bの上方で管替機本
体6の左右の側板29,29に取付けた水平軸に
回動自在に軸支されたスプロケツトである。前記
キヤリアスプロケツト45a,45b、ドライブ
スプロケツト48a、及びスプロケツト49aは
同一垂直面内に位置するように取付けられ、また
ドライブスプロケツト48bとスプロケツト49
bも同一垂直面内に位置するように取付けられて
いる。50は昇降用チエーンで、一端が管替機本
体6の天板44に固定され、スプロケツトホルダ
ー46の上、スプロケツト45a、スプロケツト
49a、ドライブスプロケツト48a、スプロケ
ツトホルダ46の下、スプロケツト45bの順に
巻回され、他端が底板7に固定されている。ま
た、ドライブスプロケツト48bとスプロケツト
49b間には従動チエーン51が巻回されてい
る。スプロケツト49a,49bとドライブスプ
ロケツト48a,48b間に位置する昇降用チエ
ーン50及び従動チエーン51には夫々前記左右
の昇降用案内環33,33が接続されている。
次に管替バー18aに装着されている8個の
前、後列用管交替腕の左右間隔変更装置について
説明する。管替バー18aは第9図に示すように
上部が開口した箱型形状をしており、その上面は
摺動面52,52に形成されている。53,54
は夫々後述する前、後列用管交替腕を備えた前、
後列用スライダで、前記摺動面52,52上に第
3図、第7図のように左側から後列用、前列用と
交互に前後4対載置され、管替バー18aの前、
後板37,38に固設したスライダホルダ55,
55によつて前後方向が規制されて左右移動自在
になつている。隣り合う前、後列用スライダ5
3,54には第10,11図に示すようにその下
部側面に相対向してねじ体56,57が固着され
ている。第10,11図において、このねじ体5
6,57のねじ方向は夫々の前、後列用スライダ
53,54の左側に取付けられているものは右ね
じ、また右側に取付けられているものは左ねじに
設定されている。左右の隣り合うねじ体56,5
7は第4番目と第5番目の前、後列用スライダ5
3,54のねじ体56,57の対を除いて連結ナ
ツト58で連結されている。第4番目と第5番目
の前、後列用スライダ53,54のねじ体56,
57は第11図に示すように中間ねじ体59,6
0を介して連結ナツト61に螺合されており、こ
の中間ねじ体59,60の外ねじは夫々左ねじ、
右ねじに設定され、この連結ナツト61は管替バ
ー18aに対して左右方向を規制されると共に回
動不能に固定されている。この部分のみねじ構造
を二重にしたのは、第3図に示すように第4番目
と第5番目の前、後列用スライダ53,54を管
替機ADの管替中心CLに対し、左右に等距離移動
させる最固定の連結ナツト61を基準にしてそれ
らのピツチを粗紡機1のピツチP2から精紡クリ
ールのピツチPに変更(あるいはその逆)するた
めである。62は管替バー18aの長手方向に沿
うスプライン軸で回動するように支持され、この
スプライン軸62は前、後列用スライダ53,5
4及びねじ体56,57に対し遊嵌され、中間ね
じ体59,60及び連結ナツト58の中央孔59
a,60a,58aがこのスプライン軸62に摺
動自在に嵌合されている。このスプライン軸62
の一端にはドライブギヤ63がキー連結され、更
にカツプリング64を介して配列変更用モータ6
5に連結されている。いまねじ体56,57のね
じピツチをpとすると、この配列変更用モータ6
4は、(P−P1)/(2×p)回転すると適宜な
ブレーキ装置で停止するようにしてある。本実施
例では、粗紡機1のピツチP1,P2と精紡クリー
ルのボビンピツチPとはP2>P>P1の間係があ
り、スプライン軸62がモータ側から見て右回転
すると連結ナツト58で連結されているスライダ
相互は互いに近づき、そのピツチがPからP1へ
と変更される。また、固定の連結ナツト61で連
結されているスライダ53,54は内ねじと外ね
じの移動量の差がスライダの移動量、つまりP2
−Pに等しいので、外ねじのピツチをp1とする
と、p1×(P−P1)/(2×p)−p×(P−
P1)/(2×p)=P2−Pよりp1が設定されてお
り、スプライン軸62の右回転でピツチがPから
P2へ変更される。これらのピツチ変更はモータ
回転を前記と逆にすることで逆の変更が行われ
る。
前記前列用スライダ53は粗紡機1の前列の上
部支持式フライヤ(ボビンホイール5aと対向し
ているフライヤ)と対向可能な前列用管交替腕6
6を一体に備え、それらの管交換腕66は先端が
管支持部としての2叉のフオーク67に形成され
て、ボビン頂部の鍔部B1に下から係合するよう
になつている。また、68は粗紡機1の後列の上
部支持式フライヤ(ボビンホイール5bと対向し
ているフライヤ)と対向可能な後列用管交替腕
で、左右2本のガイド杆69,69の先端に管支
持部としての2叉のフオーク67を備えており、
前記後列用スライダ54の摺動孔70,70に
夫々ガイド杆69,69が挿通されて前後方向摺
動自在にしてある。図面では前、後列用管交換腕
66,68は前後4対設けた例を示しているが、
これは2対、3対等でも良いがその数は管替機が
大型になるので適当な数以下に制限されているこ
とは言う迄もない。これらのガイド杆69,69
の下側にはラツク71が刻設されている。これら
のラツク71には後列用スライダ54に回動自在
に支持されたピニオン72が噛合され、このピニ
オン72は前記スプライン軸62と平行に、管替
バー18aに沿つて配設された回動可能な別のス
プライン軸73に摺動するように嵌合され、この
スプライン軸73は前列用スライダ53に対して
は遊嵌されている。このスプライン軸73はその
一端に前記ドライブギヤ63と噛合するドリブン
ギヤ74が取付けられて前後間隔変更装置が構成
されている。本実施例ではピニオンのモジユール
M、その歯数N、ドライブギヤ63の歯数N1、
ドリブンギヤ74の歯数N2、粗紡機1のボビン
ホイール5a,5bの前後列間隔L2の間にはM
×N×π×(N1/N2)×(P−P1)/(2×p)=
L2の関係が成立するように各歯数等が設定され、
第12図aに示すようなボビンレール4上のボビ
ンホイール5a,5bの千鳥状配置と一致した状
態から第12図bに示すような一列で精紡クリー
ルのボビン配置に一致した配置状態への変更動作
(若しくはその逆)を一つの配置変更用モータ6
5によつて同期的に行うようになつている。また
第4図においてLS1,LS2は管替機本体6の側
板29に取付けられ、後述するボビン搬送装置の
管支持具との間で管交替腕66,68がボビンの
交換を行う時の管交替腕66,68の上下方向の
移動位置を確認をする上昇端上リミツトスイツチ
と上昇端下リミツトスイツチで、また、LS3,
LS4はボビンレール4との間で管交替腕66,
68がボビン交換を行う時の管交替腕66,68
の上下方向の移動位置を確認する下降端上リミツ
トスイツチと下降端下リミツトスイツチこれらの
リミツトスイツチLS1〜LS4は前記右側の昇降
用案内環33と係合するようになつている。ま
た、LS5,LS6は前進端及び後退端リミツトス
イツチで中板20上に取付けられ、右用ラツク杆
22の背面の凸部22aと係合し、管替バー18
aの前進、後退端の確認を行うようになつてい
る。また、第1図に示す75,75は後述するボ
ビン搬送装置の位置決めブロツクと係合する位置
決めピン76,76を先端に備えた位置決めシリ
ンダで、管替機本体6の左右側板29,29に取
付けられている。
次にボビン搬送装置の搬送具81について説明
する。78は粗紡機1の前列のボビンホイール5
a列の鉛直上方に天井より架設された基板77よ
り吊設された搬送レールで、下方に開口した中空
矩形断面に形成され、この中空矩形断面内を水平
に軸支した車輪79,79が転動し、かつ、下部
開口部を垂直方向に軸支した車輪80が転動する
粗糸ボビン搬送用のボビン搬送具81(以下搬送
具81と記す)がこの搬送レール78に沿つて走
行可能に懸装され、その搬送具81の基板82の
下側に長手方向に互いに精紡クリールのボビンピ
ツチPを保つて複数個(実施例では6個)の管支
持具83が一列状配置に吊設され、この基板82
の上面には管支持具83の間隔の2倍の間隔P4
を保つた3本の割出ピン84が第14図に示すよ
うにその両端を基板82の両側から突出させて固
着されている。上記管支持具列は前方のボビンホ
イール列の真上に位置されるようになつている。
このような搬送具81は、第13図に示すように
前、後の搬送具81,81が精紡クリールのボビ
ン間隔Pを保つように連結杆85を介してピン連
結され、その連結した多数組の搬送具81が適宜
な移送装置で搬送レール78に沿つて移送するよ
うにしてある。搬送具81の管支持具83の4個
目と5個目のピツチ中心に搬送具81の管替中心
L1が設定され、以下管支持具83の8ピツチお
きに管替中心L2,L3が設定されている。この
搬送レール78上部には空ボビンEBを吊持して
移送されてきた多数組の搬送具81を搬送レール
78上に設定した空、満ボビンの最初の受渡し位
置(管替中心L1と粗紡機1の管替中心CL1が
一致した位置)に停止させる停止位置決め装置8
6が配備されている。この停止位置決め装置86
は既に本願出願人により出願済の実開昭60−
162548号に示されているように、全体としてL字
状の揺動フツク87が水平軸88で揺動するよう
に軸支され、ばね89によつて第1図において反
時計方向に付勢され、揺動フツク87の上側部に
取付けられたローラ90がシリンダ91のピスト
ンロツドに当接しており、ピストンロツドが後退
してばね91の力で揺動フツク87を反時計方向
へ揺動させてその先端のフツク92で最初の割出
しピン84を補充して搬送具81を受渡し位置に
停止させ、また、その後はピストンロツドを突出
させて割出ピン84との係合を外すようになつて
いる。
次にボビン搬送具移送装置について説明する。
第14図に示すように前記基盤77には中空矩形
断面のレール93が粗紡機1上方で長手方向全長
に亘つて配設されている。94は移送装置本体
で、その上板には左右2か所に水平に軸支された
車輪95,95が取付けられ、この車輪95,9
5がレール93に沿つて移動するようになつてい
る。この移送装置本体94の上板内面には支持ブ
ラケツト96,96が固設され、第13図に示す
ようにこの支持ブラケツト96,96にはシヤフ
ト97が回動可能に支持されている。このシヤフ
ト97の支持ブラケツト96,96の両側にはL
字状の揺動アーム98,98が夫々遊嵌されて前
後方向(第14図において左右方向)に揺動する
ようになつており、外周面に送りカム溝99を削
設した送りドラム100がこれらの揺動アーム9
8,98間に挟まれてその下端において回動自在
に軸支されている。また、101は揺動アーム9
8,98の他端で左右の揺動アーム98,98を
連結している固定シヤフトで、長手方向中央位置
において、移送装置本体94の上板内面より垂設
されたソレノイド102の先端に固定された連結
アーム103の切欠係合部104に嵌装されてい
る。前記送りドラム100の支軸105両端には
夫々従動スプロケツト106,106が、またシ
ヤフト97の前記従動スプロケツト106,10
6と対向する位置には駆動スプロケツト107,
107が夫々楔着され、両スプロケツト106,
107間にはチエーン108が巻回されている。
シヤフト97の前記駆動スプロケツト107,1
07の夫々外側には従動歯車109とウオームギ
ヤ110がキー連結され、従動歯車109は駆動
モータ111の駆動歯車112と噛合し、またウ
オームギヤ110は上板内面に回動可能に軸支し
たウオームホイール113と噛合している。この
ウオームホイール113にはカム板114が同心
かつ一体的に取付けられ、このカム板114に固
着された係合片115に水平方向で係合するよう
にリミツトスイツチ116が上板に取付けられて
いる。117は前記移送装置本体94の前板内側
に取付けられたソレノイドで、先端に位置決めピ
ン118に形成され、上下動可能になつている。
レール93の前側には、前記移送装置本体94が
レール93上で設定された待機位置(管替機AD
が一回目の管替位置にあるとき、この管替機AD
上方で対向した位置)に位置したとき、前記位置
決めピン118と対向した位置に位置決めピン1
18と係合可能な位置決め孔119を有する位置
決め具120が固着されている(第1図)。また、
移送装置本体94の左右両側には、この移送装置
本体94がレール93上の待機位置に位置し、前
記管替機ADが機台の最初の管替位置(第16図
a)に位置したとき、その左右両側の位置決めシ
リンダ75,75の上方で対向する位置に、ピス
トンロツド先端の連結ピン76,76と夫々係合
可能な連結孔121,121を備えた連結ブロツ
ク122,122が固着されている。そして移送
装置本体94及び搬送具81が夫々待機位置と受
渡し位置にあつて、送りドラム100が第14図
に二点鎖線で示す退避状態から係合位置へ到つた
ときに、送りドラム100の送りカム溝99が搬
送具81の割出しピン84と丁度係合するように
送りドラム100の回転位置が設定されており、
また、前記ウオームギヤ110とウオームホイー
ル113は、送りドラム100が回動されて割出
しピン84を4ピツチ分4×P4移動させたとき
にウオームホイール113が丁度一回転してリミ
ツトスイツチ116で駆動モータ111への停止
信号を出すように関連づけられている。第2図に
おいて、150は踏台である。
次に作用について説明する。まず、移送装置本
体94が予めレール93上で設定された待機位置
でその位置決めピン118が位置決め具120の
位置決め孔119に係合されて位置決め停止して
いる。このとき、送りドラム100は、ソレノイ
ド102を後退させて退避状態となつている。一
方、搬送レール78上の停止位置決め装置86の
シリンダ91のピストンロツドを後退させて、ば
ね89力によつて揺動フツク87を割出しピン8
4の移動通路へ突出した状態に保持しておく。こ
の状態で空ボビンEBを吊下した搬送具81がボ
ビン搬送具移送装置とは別の適宜な移送装置によ
つて移送され、搬送具81先端のリミツトドツグ
123が図示しないリミツトスイツチと係合して
その指令で搬送具81の最初の受渡し位置直前で
適宜な移送装置の送りを止め、搬送具81を惰性
移動させて揺動フツク87先端のフツク92に最
初の割出しピン84が係合して、搬送具81の管
替中心L1が粗紡機1の管替中心CL1に一致し
て搬送具81は最初の受渡し位置に停止される。
この状態では管支持具列は前列のボビンホイール
列の真上に正確に位置される。次に、上記のよう
に搬送具81が最初の受渡し位置で、移送装置本
体94が待機位置にある粗紡機1から満管指令が
出ると、第16図aに示すように管替機ADはそ
の粗紡機1の前面に接台され、最初の近接体16
と近接スイツチ17が対向して最初の管替位置に
停止され、管替機AD、搬送具81、粗紡機1の
夫々の管替中心CL,L1,CL1が一致し、管替
バー18a,18bは夫々第12図bに示す一列
配列の配置であつて、丁度受渡し位置にある8本
の空ボビンEBに対応している。同時に位置決め
シリンダ75,75が上方へ突出されて、先端の
連結ピン76,76が夫々連結ブロツク122,
122の連結孔121,121に係合して管替機
本体6と移送装置本体94とが一体的に連結さ
れ、また、移送装置のソレノイド102が突出し
て連結アーム103を介して揺動アーム98を搬
送レール78側へ揺動させ、先端の送りドラム1
00を退避状態から係合状態へ移動させてその送
りカム溝99が搬送具81の割出しピン84と係
合される。次いで適宜なタイミングで移送装置本
体94のソレノイド117の位置決めピン118
を後退させて移送装置本体94の位置決め状態を
解除すると共に、搬送具81の停止位置決め装置
86のシリンダ91のピストンロツドを突出させ
て揺動フツク87のフツク92をばね89力に抗
して時計方向へ回動させ、割出しピン84とフツ
ク92の係合を外して搬送具81の位置決めを解
除する。次いで満ボビン玉揚用の管替バー18a
と空ボビン挿着用の管替バー18bが同時に作動
し始め、玉揚と空ボビン挿着が同時的に実行され
るが、説明上、先ず満ボビン玉揚から説明する。
前記移送装置本体94と搬送具81の位置決め状
態を解除したのに続いて、管替バー18a内のス
プライン軸62が配列変更用モータ65側から見
て所定回転数((P−P1)/(2×p)回転)右
回転し、ねじ体56,57を連結している連結ナ
ツト58及び二重ねじ部の中間ねじ体59,60
が右回転し、連結ナツト58で連結されている
前、後列用スライダ53,54は管替バー18a
上を摺動し互いに近づきその相互のピツチがPか
らP1へ、また中間ねじ体59,60に対し、ね
じ体56,57がねじ込まれると共に固定の連結
ナツト61に対し中間ねじ体59,60がゆるめ
られ、連結ナツト61で連結されている前、後列
用スライダ53,54は管替機ADの管替中心CL
に対して等距離左右に移動し、そのピツチPから
P2へと変更される。この前、後列用管交替腕6
6,68の左右間隔変更を行う間に、同時にドラ
イブギヤ63とドリブンギヤ74を介してスプラ
イン軸73が回転され、後列用スライダ54のピ
ニオン72と後列用管交替腕68のラツク71,
71を介して後列用管交替腕68を一列状態から
ピツチL2だけ前進させる。こうして管替バー1
8aが下降端位置で、かつ後退端(以下、この状
態を原位置という)にあるときに、第12図bに
示す一列配列から第12図aに示す粗紡機1のボ
ビンホイール5a,5bの千鳥状配列に変更さ
れ、2スタツフ分の満ボビンFBと対向する。(第
15図a,b)。次いで適宜なタイミングで前、
後動用シリンダ19のピストンロツド21を左行
させ、この動きは左、右用ラツク杆22,25、
ピニオン27、左右のセクタギヤ31,31を介
して左、右のスプライン軸28a,28bを内側
へ回転させ、左右のスイングアーム32,32を
粗紡機1側へ揺動させる。スイングアーム32,
32が揺動すると、夫々先端の摺動ピン42,4
2が管替バー18aの左右の長孔35,35内を
摺動して、案内ラツク杆36,36を夫々左、右
動させる。案内ラツク杆36,36はキヤリアピ
ニオンギヤ41に夫々噛合しているので、管替バ
ー18aは左右にずれることなく真直に前進し、
その前、後列用管交替腕66,68のフオーク6
7がボビンレール4上で相対向する最初の2スタ
ツフ分(8錘)の千鳥状の前、後列の満ボビン
FBの頂部の鍔部B1下部へ進入する。右用ラツ
ク杆22の凸部22aが前進端リミツトスイツチ
LS5を検出すると、前後動用シリンダ19は停
止し、管替バー18aは前進端で停止し(第15
図c)、次いで昇降用シリンダ43のピストンロ
ツド43aが僅かに下降して左側の昇降用案内環
33に連結されている部分の昇降用チエーン50
が上昇し、また同調シヤフト47を介して右側の
昇降用案内環33に連結されている部分の従動チ
エーン51が僅か上昇し、左右のスイングアーム
32,32が夫々スプライン軸28a,28bに
沿つて摺動し、上昇されて管替バー18aが上昇
し、前、後列用管交替腕66,68の夫々のフオ
ーク67に満ボビンFBの鍔部B1が係合して満
ボビンFBを上方へ抜き上げる。右側の昇降用案
内環33を下降端上リミツトスイツチLS3が検
出すると昇降用シリンダ43が停止して管替バー
18aが下降端上位置で停止し(第15図d)、
次いで前後動用シリンダ19のピストンロツド2
1が右行して前記と逆方向に左右のスプライン軸
28a,28bを回転させて管替バー18aをそ
の前、後列用管交替腕66,68に夫々満ボビン
FBを吊持したまま後退させる。右用ラツク杆2
2の凸部22aを後退端リミツトスイツチLS6
が検出すると管替バー18aが後退端にて停止し
(第15図e)、次いで配置変更用モータ65が前
記と逆回転してスプライン軸62をモータ側から
見て左回転させ、同時にスプライン軸73も回転
させて前後、左右間隔変更装置を前記と逆に作動
させて第12図aに示す千鳥状配列から第12図
bに示す一列配列に配置変更させ、搬送具81の
管支持具83の配置に合致するように配置変更す
る。(第12図f)。次いで適宜のタイミングで昇
降用シリンダ43のシリンダロツド43aを大き
く下降させ、右側の昇降用案内環33を上昇端下
リミツトスイツチLS2が検出すると昇降用シリ
ンダ43が停止されて管替バー18aが上昇端下
位置で停止し(第15図g)、前後動用シリンダ
19のシリンダロツド21が左行して管替バー1
8aが前進し、その右用ラツク杆22の凸部22
aを前進端リミツトスイツチLS5が検出すると
管替バー18aは前進端で停止し、一列配列で吊
下された8錘の満ボビンFBが、後述する空ボビ
ンEBを取り外した一列の搬送具81の8個の管
支持具83と対応して夫々直下へ位置し(第15
図h)、昇降用シリンダ43のピストンロツド4
3aが僅かに下降されて管替バー18aが上昇
し、夫々の管支持具83に満ボビンFBが挿入さ
れ、右側の昇降用案内環33を上昇端下リミツト
スイツチLS1が検出すると昇降用シリンダ43
が停止して管替バー18aが上昇端上位置で停止
し(第15図i)、次いで昇降用シリンダ43の
ピストンロツド43aが僅かに上昇して管替バー
18aが僅かに下降し、上昇端下リミツトスイツ
チLS2が右側の昇降用案内環33を検出すると
上昇端下位置で管替バー18aが停止し、満ボビ
ンFBが管支持具83に吊持されて前、後列用管
交替腕66,68のフオーク67上面が満ボビン
FBの頂部の鍔部B1下面より離れる(第15図
j)。上記のように満ボビンFBを管支持具83に
支持させるときの管替バー18aの前進位置は、
満ボビンFBを粗紡機1から取出すときの管替バ
ー18の前進位置と同じになり、その前進位置を
1つのリミツトスイツチLS5によつて位置決め
することができる。次いで前後動用シリンダ19
のピストンロツド21が前進して管替バー18a
が後退し、後退端リミツトスイツチLS6が右用
ラツク杆22の凸部22aを検出して管替バー1
8aが後退端で停止し、そのまま待機する(第1
5図k、l)。以上が満ボビン玉揚げ動作である。
次に、この満ボビン玉揚げ動作と並行して行わ
れる空ボビン挿着動作について説明するが、その
管替バー18bや前後列用管交替腕66,68、
左右、前後間隔交換装置等は満ボビン玉揚げ用の
ものと全く同一の構成であるので、以下、管替バ
ー18bの前、後列用管交替腕66,68の配列
状態と上下位置に注目して説明する。一列状態の
前、後列用管交替腕66,68が上昇端下位置に
て後退端(原位置を示す、第15図a)から前進
端へ向けて移動し、(第15図b)、前進端で僅か
に上昇して上昇端上位置で停止して空ボビンEB
を持ち上げ(第15図c)、僅かに下降して受渡
し位置の一列の管支持具84からフオーク67に
8本の空ボビンEBを吊下し(第15図d)、次い
でこのまま一列状態にて後退して後退端で待機し
(第15図e,f)、大きく下降して下降端上位置
で停止して左右、前後間隔変更装置を作動させて
前、後列用管交替腕66,68の配列状態を第1
2図bに示す一列配列から第12図aに示す千鳥
状配列に配置変更し(第15図g,h)、前進し
て満ボビンFBを抜き取られた後の千鳥状のボビ
ンホイール5a,5bと対応してその僅か上方で
停止し(第15図i)、僅か下降して下降端下位
置にて停止してボビンホイール5a,5bに空ボ
ビンEBを挿入し(第15図j)、後退端まで後退
して前、後列用管交替腕66,68の配列を千鳥
状配列からそれとは異なる一列配列に配置変更す
る(第15図k,l)。
こうして最初の管替位置にて管替動作が完了す
ると、適宜なタイミングで管替機ADの駆動モー
タ12が駆動され、スプロケツト11,13及び
チエーン14を介して走行用車輪9,9が回動さ
れて管替機ADが移送装置本体94と共に粗紡機
1に沿つて走行し、P3(=6×P1+2×P2)の
ピツチで配設された次の近接体16を近接スイツ
チ17が検出すると駆動モータ12が停止されて
管替機ADは二回目の管替位置で停止する(第1
6図b及び第1図)。この走行中に、管替バー1
8a,18bは夫々原位置に復帰し、また、移送
装置本体94の駆動モータ111が駆動されてカ
ム板114が一回転しリミツトスイツチ116が
係合片115を検出するまで送りドラム100を
回動させ、割出しピン84との係合により搬送具
81を管替機ADの移動方向と逆方向へ4×P4だ
け移動させる。従つて搬送具81は一回の管替動
作ごとに(4×P4−P3)だけ粗紡機1に対して
移動する。こうして第16図bに示すように搬送
具81に吊下された次の8錘の空ボビンEB…が
二回目の受渡し位置に停止し、粗紡機1、管替機
AD、搬送具81の夫々の管替中心CL2,CL,
L2が一致し、二回目の管替動作が実行される。
こうした動作を繰り返し、粗紡機1の端で最後の
管替動作を完了すると、(第16図cの管替動作
も実用する。)、適宜なタイミングにより移送装置
本体94のソレノイド102が後退して、揺動ア
ーム98,98を揺動させ、先端の送りドラム1
00のカム溝99と搬送具81の割出しピン84
との係合を外し、次いで管替機ADの駆動モータ
12を逆転させて左方向へ移動させて一回目の管
替位置で停止させ、移送装置本体94はその位置
決めピン118を突出して位置決め孔119に挿
入して待機位置で位置決めされる。次いで管替機
本体6の位置決めシリンダ75,75の位置決め
ピン76,76が移送装置本体94の位置決めブ
ロツク122,122から外されて、管替機本体
6は、次の満管指令を出している粗紡機1へと移
動する。
本実施例では、満ボビン玉揚げ用の管替バー1
8aに装着された後列用管交替腕68の左右2本
のガイド杆69,69の間を第3図に示すように
空ボビン挿着用の管替バー18bに装着された後
列用管交替腕68のフオーク67が通過するよう
にしたので、夫々の管替バー18a,18bの前
後方向の距離を小さくできる。
上記実施例においては前、後列用管交換腕6
6,68を前後、左右に間隔変更して満ボビン
FBや空ボビンEBを配置変更しているが、前後又
は左右の間隔変更によつて異なる配置に変更し得
ることは言う迄もない。なお、前、後列用管交替
腕66,68の左右間隔変更装置は第17図に示
すように左から第4番目の前列用スライダ53と
第5番目の後列用スライダ54の相対向する下部
側面にストロークが(P2−P)/2に設定され
た基準のシリンダ302が夫々装着され、夫々の
ピストンロツドが管替バー18aの下板から、丁
度4番目と5番目のスライダ53,54のピツチ
の中心に一致して垂設された衝立18cに連結さ
れ、また、他の前、後列用スライダ53,54の
相対向する下部側面にストロークが(P−P1)
のシリンダ301の本体とピストンロツドが夫々
装着されて構成されていてもよい。更に、前、後
列用管交替腕66,68の左右間隔変更機構は第
18〜20図に示すような円筒カム401を用い
ても実施できる。この例では、モータ65に円筒
カム401が連結され、この円筒カムには複数の
カム溝402a,402b(本実施例では管替機
の管替中心CLに対し左右対称に片側4つずつ)
が削設され、このカム溝402a,402bはそ
の一端(第20図B点)でのピツチが精紡クリー
ルのピツチPであつて、角度θだけ回転した状態
での他端(第20図A点)でのピツチが粗紡機の
ボビン間隔P1,P2に設定されている。一方、左
右に摺動自在の前、後列用スライダ53,54の
下端にはカフオロア403が取付けられて夫々対
応するカム溝402a,402bに摺動自在に嵌
合されている。従つて円筒カム401が点Bから
点Aへ角度θ回転されると前、後列用スライダ5
3,54のピツチはPからP1、及びPからP2へ
と変更され、また円筒カム401を逆転すれば前
記と反対のピツチ変更が行われる。このとき後列
用管交替腕68がL2だけ移動するようにドライ
ブギヤ63やドリブンギヤ74等の歯数が設定さ
れていることは言う迄もない。また、粗紡機1の
ボビンホイール5a,5bの隣り合うピツチが4
個おきに不等ピツチ(P1とP2)になつているも
のについて説明したが、全て等ピツチP1のもの
にも適用でき、この場合、上記実施例で説明した
左右間隔変更装置の2重ねじの連結ナツト61の
部分は、他の連結ナツト58の構造と同一であつ
て、その左右方向の移動が規制されていればよ
い。また、本実施例では玉揚げと空ボビン供給を
夫夫の管替バーによつて同時に行なつてが、空ボ
ビンの供給用の管替バーによつて同時に行なつた
が、空ボビン供給用の管替バーは省略してこの空
ボビン供給を人手によつて行なつてもよい。
発明の効果 以上のように本発明にあつては、ワゴン型の管
替機の管替装置によつて前、後列のボビンホイー
ルに嵌合されている前後2対以上の満ボビンを同
時に抜取つて管替機内に収納し、それらの満ボビ
ンの配置を管替装置によつてボビン搬送具の管支
持具の配置に合致するように変更し、その配置変
更した複数の満ボビンを管替装置によつてボビン
搬送具の管支持具に同時に挿着するようにしたの
でボビンホイールに嵌合されている満ボビンをボ
ビンホイールとは配置間隔の異なるボビン搬送具
の管支持具に管替機によつて効率良く玉揚でき、
粗紡機と粗紡機間の粗糸搬送効率を大幅に向上で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る管替機の正面図、第2図
は一部を省略した管替機の縦断面図、第3図は管
替機の平面図、第4〜6図は管替バーの前後動及
び昇降機構を示す図、第7図は前、後列用管交替
腕の前後、及び左右間隔変更装置の全体図、第8
図は前、後列用管交替腕の平面図、第9図は管替
バーの断面図、第10図は第9図の−断面
図、第11図は2重ねじ部の連結状態を示す断面
図、第12図aは千鳥状配列を示す図、bは一列
配列を示す図、第13図はボビン搬送具移送装置
の平面展開図、第14図は第13図の−断面
拡大図、第15,16図は管替動作説明図、第1
7図は左右間隔変更機構の他の実施例を示す図、
第18〜20図は左右間隔変更装置の他の実施例
を示すもので、第18図は断面図、第19図は円
筒カムの正面図、第20図は円筒カムの側面図で
ある。 AD…管替機、FB…満ボビン、EB…空ボビン、
1…粗紡機、4…ボビンレール、5a,5bボビ
ンホイール、18a,18b…管替バー、19…
前後動用シリンダ、32…スイングアーム、43
…昇降用シリンダ、65…配列変更用モータ、6
6,68…前、後列用管交替腕、78…搬送レー
ル、81…ボビン搬送具、83…管支持具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボビンホイールを千鳥状に配備して成る複列
    式の粗紡機の手前上方に、精紡機の予備レールに
    連なる搬送レールを配設し、その搬送レールに相
    互間隔を精紡クリールのボビン間隔に合せてある
    多数の管支持具を有するボビン搬送具を走行自在
    に支持させ、粗紡機の機台に沿つて一端側から他
    端側へ向けて間欠的に移動するワゴン型の管替機
    を配設し、管替機の各停止位置で管替機の管替装
    置によつて前、後列のボビンホイールに嵌合され
    ている前後2対以上の満ボビンを同時に抜取つて
    管替機内に収納すると共に、管替装置によつてそ
    れらの満ボビンの配置を上記ボビン搬送具の管支
    持具の配置に合致するように変更し、その配置変
    更した複数の満ボビンを管替機構によつてボビン
    搬送具の管支持具に同時に挿着し、粗紡機の複列
    のボビンホイールに嵌合されている満ボビンをそ
    のボビンホイールの配置とは異なる配置のボビン
    搬送具の管支持具に管替機によつて前後2対以上
    ずつ玉揚していくことを特徴とする粗紡機におけ
    る玉揚方法。 2 管替装置によつて満ボビンを前後2対〜4対
    ずつ玉揚していくことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の粗紡機における玉揚方法。 3 満ボビンの配置変更は前、後列のボビンホイ
    ールから玉揚した満ボビンの前後間隔の変更を含
    むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    粗紡機における玉揚方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5089642A (ja) * 1973-12-13 1975-07-18
JPS5898435A (ja) * 1981-12-07 1983-06-11 Toyoda Autom Loom Works Ltd 粗紡機における自動管替方法
JPS58119562A (ja) * 1981-12-29 1983-07-16 Howa Mach Ltd 粗糸ボビンの搬送装置

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