JPH0115238Y2 - - Google Patents

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JPH0115238Y2
JPH0115238Y2 JP1981141436U JP14143681U JPH0115238Y2 JP H0115238 Y2 JPH0115238 Y2 JP H0115238Y2 JP 1981141436 U JP1981141436 U JP 1981141436U JP 14143681 U JP14143681 U JP 14143681U JP H0115238 Y2 JPH0115238 Y2 JP H0115238Y2
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capacitor
transistor
trigger pulse
input terminal
voltage
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JP1981141436U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は単安定マルチバイブレータ回路に関
し、詳しくは出力パルス幅の設定が正確にでき、
温度ドリフトの少ない単安定マルチバイブレータ
回路に関する。
電子回路においては単安定マルチバイブレータ
回路が多く使われている。第1図にこの単安定マ
ルチバイブレータ回路の従来例を示す。この回路
でトランジスタTr1はトリガ用トランジスタであ
り、抵抗R1及びコンデンサC1は時定数回路を構
成し、トランジスタTr2及びTr3、抵抗R2及び
R3、電流源Ipはシユミツト回路を構成している。
次に回路動作を第2図も参照して説明する。
入力端子1から第2図aに示す如きトリガパル
ス(そのパルス幅はt)が入力され、トランジス
タTr1のベースに印加されると、トランジスタ
Tr1はONとなる。そしてコンデンサC1の電圧が
VCE(トランジスタTr1の飽和電圧)になるまで電
荷の放電が行なわれる。このときトランジスタ
Tr2はOFF、Tr3はONとなる。トリガパルスが
立ち下がると、コンデンサC1は抵抗R1によつて
充電され始める。このとき出力端子2にあらわれ
る出力電圧VOの値は VO=R3/R2+R3・VCC=VOH ……(1) となる。さらにコンデンサC1の充電が続いてそ
の端子電圧VCが(1)式で定まるVOHを越えると、ト
ランジスタTr2はONに、トランジスタTr3
OFFになる。このときの出力端子2の電圧値VOL
とすると VOL=R3/R2+R3(VCC−R2IO) ……(2) となる。従つてコンデンサC1の端子電圧VCがVCE
からVOHになる間に出力端子2の出力電圧はVOH
となり、出力パルスの幅Tは T=t+R1C1lnVCC−VCE/VCC−VOH ……(3) となる。以上のVC,VOの変化を第2図bに示し
た。
ところで(3)式よりわかる通り、出力パルス幅T
を求める式中にはトランジスタTr1の飽和電圧
VCEが含まれている。この値VCEはコレクタ電流
によつてその大きさが広範囲に変化し、さらに温
度によるドリフトがあるため出力パルス幅Tの設
定が困難であつた。低電圧化(VCCが小)におい
ては上記の欠点が大きく出力パルス幅Tにあらわ
れていた。またトリガパルスの立ち上がりでこの
単安定マルチバイブレータ回路はトリガされるた
め、(3)式からもわかる通り、出力パルス幅Tがト
リガパルス幅tに依存しており、このパルス幅t
のばらつき、ドリフト等がそのまま出力パルス幅
Tにあらわれるという欠点もあつた。
本考案は上述した点にかんがみなされたもの
で、出力パルス幅の設定が正確にでき、かつ温度
によるドリフトが少ない単安定マルチバイブレー
タ回路を提供することを目的とする。
以下、本考案を図示の実施例について説明す
る。
第3図は本考案になる単安定マルチバイブレー
タ回路の一実施例を示す回路図である。C2はコ
ンデンサ、R4乃至R9は抵抗、Tr4乃至Tr9はトラ
ンジスタ、VB1,VB2は電圧源、I1,I2は電流源で
ある。ここで抵抗R6,R7、トランジスタTr6
Tr7、電流源I1で差動増幅器が構成されている。
また、電圧源VB1、トランジスタTr4,Tr8、抵抗
R4はトリガパルスによりコンデンサC2の電荷を
所定のレベルまで放電する手段を構成している。
さらに、電圧源VB2、トランジスタTr9、抵抗R9
電流源I2は差動増幅器の入力端子に第1の基準電
圧を与える手段であり、トランジスタTr5と抵抗
R5はトリガパルスにより、第1の基準電圧を第
2の基準電圧に変化させる手段を構成している。
次にこの回路の動作をこの回路の要部の波形を
示す第4図も参照して説明する。第4図aは入力
端子3へのトリガ入力、同図bはコンデンサC2
の端子電圧及びA点の電圧、同図c,dは出力端
子4,5の出力波形をそれぞれ示す。トリガパル
スが入力端子3に印加されておらず、コンデンサ
C2が充電されている状態から考える。トリガパ
ルスが入力端子3に印加されるとコンデンサC2
の端子電圧VCはs秒後にVCLとなる。ここでs,
VCLは次式で与えられる。
s=R8C2lnVCC−R8IC1−VCH/VCC−R8IC1−VCL……(4
) VCL=VB1−VBE8 ……(5) ただし、Ic1はトリガパルス印加時のトランジ
スタTr4のコレクタ電流、VCHはコンデンサC2
端子電圧Vcの最大値であり、VBE8はトランジス
タTr8のベース・エミツタ電圧降下である。ま
た、このときの第3図A点の電圧VAは VA=VB2−VBE9−R9(I2+Ic5) =Vref1(第2の基準電圧) ……(6) と求まる。だし、VBE9はトランジスタTr9のベー
ス・エミツタ電圧降下であり、Ic5はトリガパル
ス印加時のトランジスタTr5のコレクタ電流値で
ある。 ところでトリガパルスの幅をtとしたと
き、 s<t,VCL>Vref1 ……(7) となるように各定数を選んでおけば、トランジス
タTr6はOFF、トランジスタTr7はONとなつて、
出力端子4,5の出力レベルはそれぞれ低、高と
なる(第4図c,d)。
次に入力端子3に入力されているトリガパルス
が立ち下がると、コンデンサC2は抵抗R8によつ
て充電され始め、トランジスタTr8はカツトオフ
状態となる。このときのA点の電位をVref2(第
1の基準電圧)とすると、 Vref2=VB2−VBE9−R9I2 ……(8) となる。そしてVref2>Vcとなつて差動増幅器は
反転し、トランジスタTr6はON、トランジスタ
Tr7はOFFとなる。よつて出力端子4,5の出力
レベルはそれぞれ高レベル、低レベルとなる。
抵抗R8によつてコンデンサC2の充電が進み、
Vref2<Vcとなれば再び差動増幅器は反転し、出
力端子4,5の出力レベルはそれぞれ低レベル、
高レベルとなる。
以上、説明したようにこの単安定マルチバイブ
レータ回路はトリガパルスの立ち下がりによりト
リガされる。ここで出力パルス幅Tを求める。こ
れはコンデンサC2の端子電圧VcがVCLからVref2
まで変化する時間であるから、 T=R8C2lnVCC−VCL/VCC−Vref2 =R8C2lnVCC−VB1+VBE8/VCC−VB2+VBE9+R9I2
…(9) と求められる。(9)式中のVBE8及びVBE9は温度ドリ
フトをもつが、分子、分母に分かれているため、
その影響は出力パルス幅Tに対して小さくなるも
のである。また(9)式の対数内の分子、分母の比が
1に近いほど温度ドリフトは小さくできる。
また、トリガパルスの立ち下がりでこの単安定
マルチバイブレータ回路はトリガされるため、出
力パルス幅Tはトリガパルス幅tの影響を受け
ず、コンデンサC2と抵抗R8の時定数のみで決定
される。
以上述べたように本考案によれば、出力パルス
幅の設定が正確にでき、また出力パルス幅の温度
ドリフトが極めて少ない単安定マルチバイブレー
タ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の単安定マルチバイブレータ回路
を示す図、第2図は第1図の回路の要部の波形を
示す図、第3図は本考案になる単安定マルチバイ
ブレータ回路の一実施例を示す図であり、第4図
は第3図の回路の要部の波形を示す図である。 C2……コンデンサ、R5,R6,R7,R8,R9……
抵抗、Tr5,Tr6,Tr7,Tr8,Tr9……トランジ
スタ、VB1,VB2……電圧源、I1,I2……電流源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動増幅器と、これの第1の入力端子に接続さ
    れたコンデンサと、このコンデンサを充電する手
    段と、ベースに第3の基準電圧が印加され、エミ
    ツタが前記コンデンサに接続された第1のトラン
    ジスタを有し、トリガパルスが加えられている期
    間、前記コンデンサの電荷を放電させる手段と、
    ベースに第4の基準電圧が印加され、エミツタが
    第2の入力端子に接続された第2のトランジスタ
    及び第4の基準電圧印加端から第2の入力端子ま
    での信号経路中に設けられたレベルシフタを有
    し、差動増幅器の第2の入力端子に第1の基準電
    圧を与える手段と、前記トリガパルスが加えられ
    ている期間、前記レベルシフタのレベルシフト電
    圧をトリガパルスが加えられていないときよりも
    大とすることにより、差動増幅器の第2の入力端
    子にトリガパルスが加えられる前の差動増幅器の
    状態を変化させない第2の基準電圧を与える手段
    とを具備したことを特徴とする単安定マルチバイ
    ブレータ回路。
JP1981141436U 1981-09-25 1981-09-25 単安定マルチバイブレ−タ回路 Granted JPS5848137U (ja)

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JP1981141436U JPS5848137U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 単安定マルチバイブレ−タ回路

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JPS5848137U JPS5848137U (ja) 1983-03-31
JPH0115238Y2 true JPH0115238Y2 (ja) 1989-05-08

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ID=29934535

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JP1981141436U Granted JPS5848137U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 単安定マルチバイブレ−タ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2889392B2 (ja) * 1991-05-23 1999-05-10 松下電器産業株式会社 アナログモノマルチ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56160134A (en) * 1979-10-13 1981-12-09 Hitachi Ltd Pulse generating circuit

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JPS56160134A (en) * 1979-10-13 1981-12-09 Hitachi Ltd Pulse generating circuit

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