JPH062342Y2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

Info

Publication number
JPH062342Y2
JPH062342Y2 JP1990405347U JP40534790U JPH062342Y2 JP H062342 Y2 JPH062342 Y2 JP H062342Y2 JP 1990405347 U JP1990405347 U JP 1990405347U JP 40534790 U JP40534790 U JP 40534790U JP H062342 Y2 JPH062342 Y2 JP H062342Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
comparator
potential
capacitor
oscillator circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990405347U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0446723U (ja
Inventor
達也 筧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP1990405347U priority Critical patent/JPH062342Y2/ja
Publication of JPH0446723U publication Critical patent/JPH0446723U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH062342Y2 publication Critical patent/JPH062342Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、発振回路、特にコンパレータを用いてのこ
ぎり波や方形波を発生させる発振回路に関する。
(ロ)従来の技術 従来より使用される発振回路のひとつに、第2図に示す
ものがある。この発振回路は、抵抗R31とR32が直
列接続されて、電源Vccと接地GNDに接続され、抵
抗R31とR32の接続点がコンパレータ3Sの反転入
力端に接続されている。またコンパレータ3Sの反転入
力端は抵抗R33を介して第1のトランジスタQ31の
コレクタに接続され、またトランジスタQ31のエミッ
タは接地GNDに接続されている。
さらに、抵抗R34とコンデンサC31の直列回路(充
電回路)が電圧Vccと接地GND間に接続され、この
コンデンサC31には、このコンデンサC31の充電電
荷を放電するための第2のトランジスタQ32が並列接
続されている。また、抵抗R34とコンデンサC31の
接続点がコンパレータ3Sの非反転入力端に接続されて
いる。コンパレータ3Sの出力端がトランジスタQ3
1、Q32のベース(入力端)に接続されている。
第3図及び第4図は、この発振回路の動作状態を説明す
るためのタイミングチャート図であり、第3図における
時間範囲T3の部分を拡大して表現したものが第4図で
ある。第3図及び第4図において、A、Bはそれぞれ第
2図の出力端子3A、3Bにおける電位の変化を示して
いる。
第2図の回路において、今仮に出力端子3A側の電位が
出力端子3B側の電位よりも高いとすると、コンパレー
タ3Sの出力状態はローレベル(以下Lレベルという)
てあり、トランジスタQ31、Q32はともにオフ状態
(第3図に示す時間T1の範囲)であり、出力端子3B
側は抵抗R34の抵抗値とコンデンサC31の容量値と
により定まる時定数に従って電圧が上昇する。出力端子
3B側の電位が出力端子3A側の電位のレベルに達する
と、コンパレータ3Sの出力はハイレベル(以下Hレベ
ルという)となり、トランジスタQ31、Q32はオン
状態になるため、出力端子3A側の電位は、抵抗R32
に抵抗R33が並列に入るため低下し、また出力端子3
B側の電位はコンデンサC31の電荷がトランジスタQ
32を通して放電するため下がりはじめる(第3図に示
す時間T2の範囲)。やがて出力端子3B側の電位が3
A側の電位のレベルに達すると、コンパレータ3Sの出
力はLレベルとなり、トランジスタQ31、Q32はオ
フ状態となって、第3図に示すタイミングチャートT1
の範囲の状態に戻る。以上の動作を繰り返して発振を行
い、出力端子3A側では方形波、出力端子3B側ではの
こぎり波の発振電圧を得ている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記したような発振回路では、例えばコンパレータ出力
の立上りの際に周囲温度等の変化の影響により、第1の
トランジスタよりも第2のトランジスタが早期にオンし
てしまうと、第2図における出力端子3Aの電位がLレ
ベルに到達する前に出力端子3Bの電位が出力端子3A
の電位レベルに達するような事態が生じ、第4図のタイ
ミングチャートに示す矢印の方向とはならずに、矢印
の方向の点線で示したような異常発振を起こしてしま
うという問題があった。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この考案の発振回路は、上記問題点を解決し、第1のト
ランジスタを第2のトランジスタよりも早期にオンさせ
るために、第2のトランジスタのエミッタ面積を、第1
のトランジスタのエミッタ面積よりも小さくしている。
この発振回路では、温度差等の影響で仮にトランジスタ
内のスイッチング動作に格差が生じても、常に第2のト
ランジスタよりも第1のトランジスタの方がエミッタの
面積を大きくしてあるので、第1のトランジスタの飽和
に必要なベース・エミッタ間の順方向電圧が小さいの
で、第1のトランジスタの方が早期にオンするから、方
形波側の出力端子がLレベルに到達する前に、のこぎり
波側の出力端子のレベルが方形波側の出力端レベルに達
するという不都合が確実に防止される。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この考案をさらに詳細に説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例を示す発振回路の回路図
である。
この発振回路は、第2図の発振回路と基本構成において
同様であり、コンパレータ1Sはコンパレータ3Sに、
トランジスタQ11、Q12はトランジスタQ31、Q
32に、コンデンサC11はコンデンサC31に、抵抗
R11、R12、R13、R14はそれぞれ抵抗R3
1、R32、R34に相当する。
この実施例回路は、第1のトランジスタQ21よりも、
第2のトランジスタQ22のエミッタ面積を小さくし
て、トランジスタの飽和に必要なベース・エミッタ間の
順方向電圧を変えることにより、つまり、第1のトラン
ジスタQ21の順方向電圧を第2のトランジスタQ22
のそれよりも小さく設定し、第1のトランジスタQ21
の方が第2のトランジスタQ22よりも早くオン状態に
なるようにしている。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、発振回路を構成する第2のトランジ
スタのエミッタ面積を、第1のトランジスタのエミッタ
面積よりも小さくすることにより、第2のトランジスタ
より第1のトランジスタのエミッタ・ベース間の順方向
電圧を小さくし、コンパレータ出力立上りの際に、トラ
ンジスタのスイッチグオン動作に時差を持たせているの
で、周囲温度の影響を受けずに、常に第1のトランジス
タを早期にオンさせることができ、予期しない異常発振
が起きるのを防ぐことができる。
また、電圧差で、第1のトランジスタと第2のトランジ
スタのオンの優先順位をつけているので、差が大きくと
れるため誤動作しにくく、安定かつ精度の高い発振動作
を得ることができる。その上、優先順位をつけるのに、
第1と第2のトランジスタのエミッタ面積に差を設ける
ものであるから、オン/オフをVF+αのレベルで切り
替えるので、減電圧特性(Vccの低下)が良く、又素
子数が少なくIC化面積を小さくできるという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す発振回路の回路
図、第2図は、従来の発振回路の回路図、第3図、第4
図は、発振回路の発振動作を説明するためのタイミング
チャートである。 1S:コンパレータ、 Q21:第1のトランジスタ、 Q22:第2のトランジスタ、 R11・R12・R13・R14:抵抗、 C11:コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンパレータと、このコンパレータの入力
    の1端に接続される電圧源と、オン/オフ動作により前
    記電圧源の電位を高電位と低電位で変化させる第1のト
    ランジスタと、コンデンサと抵抗が接続されてなりコン
    デンサの端子電圧が前記コンパレータの他の入力端に与
    えられる充電回路と、オン動作により前記コンデンサを
    放電させる第2のトランジスタからなり前記コンパレー
    タの出力のオン/オフに応じて発振動作をなすようにし
    た発振回路において、 前記第2のトランジスタのエミッタ面積を、第1のトラ
    ンジスタのエミッタ面積よりも小さくしたことを特徴と
    する発振回路。
JP1990405347U 1990-12-10 1990-12-10 発振回路 Expired - Lifetime JPH062342Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990405347U JPH062342Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 発振回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990405347U JPH062342Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 発振回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0446723U JPH0446723U (ja) 1992-04-21
JPH062342Y2 true JPH062342Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31882800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990405347U Expired - Lifetime JPH062342Y2 (ja) 1990-12-10 1990-12-10 発振回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062342Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5919422A (ja) * 1982-07-23 1984-01-31 Toko Inc 電圧制御発振回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0446723U (ja) 1992-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4611136A (en) Signal delay generating circuit
US6211744B1 (en) Ring oscillator having an externally adjustable variable frequency
JPH062342Y2 (ja) 発振回路
KR920019076A (ko) 지연-펄스 발생기
US5262690A (en) Variable delay clock circuit
JPH0535622Y2 (ja)
US5841306A (en) Pulse generator for generating output pulse of a predetermined width
US6781441B2 (en) Very small current generating circuit
JP3440482B2 (ja) 切替回路
JPH0810816B2 (ja) 発振回路
JPS59163916A (ja) リセツトパルス発生装置
JPS6119223A (ja) 集積時間決定回路装置
JPS645384Y2 (ja)
JPH057778Y2 (ja)
KR0144767B1 (ko) 온도 변화에 안정한 발진기
JPH053933B2 (ja)
JPH0347775B2 (ja)
JP3509633B2 (ja) 非安定マルチバイブレータ
JPH0487414A (ja) Cr発振回路
JP2003332889A (ja) 発振回路
JPS60128708A (ja) 発振回路
JPH0918297A (ja) ヒステリシス付きコンパレータ
JPH0462611B2 (ja)
JPS6179866A (ja) 点火装置の入力信号遅延回路
JPH0514135A (ja) 発振回路