JPH0115155Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0115155Y2 JPH0115155Y2 JP8093782U JP8093782U JPH0115155Y2 JP H0115155 Y2 JPH0115155 Y2 JP H0115155Y2 JP 8093782 U JP8093782 U JP 8093782U JP 8093782 U JP8093782 U JP 8093782U JP H0115155 Y2 JPH0115155 Y2 JP H0115155Y2
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- Japan
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- resistor
- component
- electrodes
- ceramic substrate
- insulating resin
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- Expired
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、コンデンサ及び抵抗を併せ備えるR
−C複合部品に関する。
−C複合部品に関する。
この種のR−C複合部品は、主として、テレビ
ジヨン受像機のアンテナ入力回路における避雷及
びサージ吸収手段として使用されるものである。
第1図A,Bはこの種R−C複合部品の従来例を
示し、一面に共通電極1を同心円状に設けた円板
状の誘電体磁器基板2の他面に、放電ギヤツプd
1を有する一対の電極3,4と、この一対の電極
3,4を橋絡する抵抗体5とを形成し、この一体
の電極34の各々にリード線67を半田付け等の
手段によつて固着した構造となつている。8は前
記放電ギヤツプd1のある部分を除く全体にコー
テイングした絶縁樹脂である。
ジヨン受像機のアンテナ入力回路における避雷及
びサージ吸収手段として使用されるものである。
第1図A,Bはこの種R−C複合部品の従来例を
示し、一面に共通電極1を同心円状に設けた円板
状の誘電体磁器基板2の他面に、放電ギヤツプd
1を有する一対の電極3,4と、この一対の電極
3,4を橋絡する抵抗体5とを形成し、この一体
の電極34の各々にリード線67を半田付け等の
手段によつて固着した構造となつている。8は前
記放電ギヤツプd1のある部分を除く全体にコー
テイングした絶縁樹脂である。
第2図は上述のR−C複合部品の等価回路図で
あり、リード線6,7間に、電極3と共通電極1
及び共通電極1と電極4との間の誘電体磁器基板
2によるコンデンサC1、抵抗体5による抵抗R
1及び放電ギヤツプd1を並列に接続した回路構
成となる。
あり、リード線6,7間に、電極3と共通電極1
及び共通電極1と電極4との間の誘電体磁器基板
2によるコンデンサC1、抵抗体5による抵抗R
1及び放電ギヤツプd1を並列に接続した回路構
成となる。
この従来のR−C複合部品は、リード線6,7
を通して電極3−4間に異常高電圧を印加された
場合、その電圧値に応じて抵抗体5または放電ギ
ヤツプd1による放電作用が行なわれ、コンデン
サC1が異常高電圧から保護されること、電極の
形状、構造等が比較的単純で印刷焼付け形成作業
が容易であること、電極3,4が左右対称である
ため異常電圧の発生に際して安定な放電作用を繰
返すこと等の効果が得られる。
を通して電極3−4間に異常高電圧を印加された
場合、その電圧値に応じて抵抗体5または放電ギ
ヤツプd1による放電作用が行なわれ、コンデン
サC1が異常高電圧から保護されること、電極の
形状、構造等が比較的単純で印刷焼付け形成作業
が容易であること、電極3,4が左右対称である
ため異常電圧の発生に際して安定な放電作用を繰
返すこと等の効果が得られる。
しかしながら、抵抗体5の表面に直接絶縁樹脂
8をコーテイングする構造であるため、高電圧印
加時等に抵抗体5が発熱すると、その発熱が直接
的に絶縁樹脂8に伝わり、絶縁樹脂8が炭化され
ることがある。絶縁樹脂8が炭化されると、本来
絶縁体であるべき絶縁樹脂8が導電性を有するよ
うになり、電極3−4間が短絡されて発熱し、最
悪の場合は発火する危険があつた。
8をコーテイングする構造であるため、高電圧印
加時等に抵抗体5が発熱すると、その発熱が直接
的に絶縁樹脂8に伝わり、絶縁樹脂8が炭化され
ることがある。絶縁樹脂8が炭化されると、本来
絶縁体であるべき絶縁樹脂8が導電性を有するよ
うになり、電極3−4間が短絡されて発熱し、最
悪の場合は発火する危険があつた。
また、抵抗体5はスクリーン印刷等の手段によ
つて形成されるものであるが、正確な抵抗値とな
るように印刷形成することが困難である。そこ
で、一旦印刷形成した抵抗体5の面積をトリミン
グ等の手段によつて削減することにより、抵抗値
が所定の値となるように調整することが行なわれ
る。ところが、トリミングによつて抵抗体5の面
積を削減しようとすると、誘電体磁器基板2の厚
さが例えば0.35〜040mmと非常に薄いこともあつ
て、トリミングの途中で誘電体磁器基板2にクラ
ツクが発生し、信頼性が低下するため、抵抗体5
のトリミングによる抵抗値調整を行なうことがで
きなかつた。
つて形成されるものであるが、正確な抵抗値とな
るように印刷形成することが困難である。そこ
で、一旦印刷形成した抵抗体5の面積をトリミン
グ等の手段によつて削減することにより、抵抗値
が所定の値となるように調整することが行なわれ
る。ところが、トリミングによつて抵抗体5の面
積を削減しようとすると、誘電体磁器基板2の厚
さが例えば0.35〜040mmと非常に薄いこともあつ
て、トリミングの途中で誘電体磁器基板2にクラ
ツクが発生し、信頼性が低下するため、抵抗体5
のトリミングによる抵抗値調整を行なうことがで
きなかつた。
更に、抵抗体5として高抵抗値のものを使用し
た場合、一般には設計値からの抵抗値のズレが大
きくなり抵抗値調整が必要になるものであるが、
従来の単一抵抗部品ではトリミングが不可能なた
め、抵抗値調整ができず、歩留りの低下を免れな
かつた。
た場合、一般には設計値からの抵抗値のズレが大
きくなり抵抗値調整が必要になるものであるが、
従来の単一抵抗部品ではトリミングが不可能なた
め、抵抗値調整ができず、歩留りの低下を免れな
かつた。
本考案は上述する従来の欠点を除去し、抵抗か
ら絶縁樹脂に伝達される熱量を低減させて絶縁樹
脂の炭化、それによる発火を防止すると共に、歩
留りを向上させたR−C複合部品を提供すること
を目的とする。
ら絶縁樹脂に伝達される熱量を低減させて絶縁樹
脂の炭化、それによる発火を防止すると共に、歩
留りを向上させたR−C複合部品を提供すること
を目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、一面に共
通電極を形成した誘電体基板の他面に一対の電極
を形成し、該一対の電極の間に抵抗を接続したR
−C複合部品において、前記抵抗は基板の一面に
抵抗皮膜を形成したチツプ状の抵抗部品で構成
し、該抵抗部品は前記抵抗皮膜を形成した面が前
記誘電体基板面と対面するように配置したことを
特徴とする。
通電極を形成した誘電体基板の他面に一対の電極
を形成し、該一対の電極の間に抵抗を接続したR
−C複合部品において、前記抵抗は基板の一面に
抵抗皮膜を形成したチツプ状の抵抗部品で構成
し、該抵抗部品は前記抵抗皮膜を形成した面が前
記誘電体基板面と対面するように配置したことを
特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内
容を具体的に説明する。第3図は本考案に係るR
−C複合部品の正面部分断面図、第4図は第3図
のB−B線上における断面図である。図におい
て、第1図と同一の参照符号は同一性ある構成部
分を示している。抵抗部品5は、A1203等で構成
された磁器基板51の一面上に、抵抗皮膜52を
被着形成すると共に、該抵抗皮膜52の相対する
一端を、磁器基板51の両端に設けた端部電極5
3及び54にそれぞれ導通接続されたチツプ状と
なつている。そして、このチツプ状の抵抗部品5
は、抵抗皮膜52が誘電体磁器基板2に対面する
ようにして、端部電極53,54を電極3,4に
半田付け等の手段でそれぞれ導通接続させてあ
る。
容を具体的に説明する。第3図は本考案に係るR
−C複合部品の正面部分断面図、第4図は第3図
のB−B線上における断面図である。図におい
て、第1図と同一の参照符号は同一性ある構成部
分を示している。抵抗部品5は、A1203等で構成
された磁器基板51の一面上に、抵抗皮膜52を
被着形成すると共に、該抵抗皮膜52の相対する
一端を、磁器基板51の両端に設けた端部電極5
3及び54にそれぞれ導通接続されたチツプ状と
なつている。そして、このチツプ状の抵抗部品5
は、抵抗皮膜52が誘電体磁器基板2に対面する
ようにして、端部電極53,54を電極3,4に
半田付け等の手段でそれぞれ導通接続させてあ
る。
上述のように、抵抗部品5を、抵抗皮膜52が
誘電体磁器基板2と対面するような状態で取付け
ると、抵抗皮膜52が磁器基板2と磁器基板51
とで密閉された状態になり、高電圧印加時等に抵
抗皮膜52に発生した熱の絶縁樹脂8に対する伝
導が、磁器基板51によつて緩和されるので、絶
縁樹脂8の炭化及び発火が防止される。
誘電体磁器基板2と対面するような状態で取付け
ると、抵抗皮膜52が磁器基板2と磁器基板51
とで密閉された状態になり、高電圧印加時等に抵
抗皮膜52に発生した熱の絶縁樹脂8に対する伝
導が、磁器基板51によつて緩和されるので、絶
縁樹脂8の炭化及び発火が防止される。
しかも、チツプ部品として完成した抵抗部品5
を使用することとなるので、抵抗部品5の抵抗値
を予めトリミングによつて調整し、その後に誘電
体磁器基板2に取付けることができる。このた
め、従来と異なつて、抵抗のトリミング調整によ
る誘電体磁器基板2の破損、クラツク等を生じる
ことなく、抵抗値を高精度で調整すると同時に、
歩留りを著しく向上させることができる。
を使用することとなるので、抵抗部品5の抵抗値
を予めトリミングによつて調整し、その後に誘電
体磁器基板2に取付けることができる。このた
め、従来と異なつて、抵抗のトリミング調整によ
る誘電体磁器基板2の破損、クラツク等を生じる
ことなく、抵抗値を高精度で調整すると同時に、
歩留りを著しく向上させることができる。
以上述べたように、本考案は、一面に共通電極
を形成した誘電体基板の他面に一対の電極を形成
し、該一対の電極の間に抵抗を接続したR−C複
合部品において、前記抵抗は基板の一面に抵抗皮
膜を形成したチツプ状の抵抗部品で構成し、該抵
抗部品は前記抵抗皮膜を形成した面が前記誘電体
基板面と対面するように接続したことを特徴とす
るから、抵抗部品から絶縁樹脂に伝達される熱量
を低減させて絶縁樹脂の炭化、それによる発火を
防止すると共に、歩留りを向上させたR−C複合
部品を提供することができる。
を形成した誘電体基板の他面に一対の電極を形成
し、該一対の電極の間に抵抗を接続したR−C複
合部品において、前記抵抗は基板の一面に抵抗皮
膜を形成したチツプ状の抵抗部品で構成し、該抵
抗部品は前記抵抗皮膜を形成した面が前記誘電体
基板面と対面するように接続したことを特徴とす
るから、抵抗部品から絶縁樹脂に伝達される熱量
を低減させて絶縁樹脂の炭化、それによる発火を
防止すると共に、歩留りを向上させたR−C複合
部品を提供することができる。
第1図Aは従来のR−C複合部品の正面部分断
面図、第1図Bは第1図AのA−A線上における
断面図、第2図は同じくその等価回路図、第3図
は本考案に係るR−C複合部品の正面部分断面
図、第4図は第3図のB−B線上における断面図
である。 1……共通電極、2……誘電体磁器基板、3,
4……一対の電極、5……抵抗部品、51……磁
器基板、52……抵抗皮膜。
面図、第1図Bは第1図AのA−A線上における
断面図、第2図は同じくその等価回路図、第3図
は本考案に係るR−C複合部品の正面部分断面
図、第4図は第3図のB−B線上における断面図
である。 1……共通電極、2……誘電体磁器基板、3,
4……一対の電極、5……抵抗部品、51……磁
器基板、52……抵抗皮膜。
Claims (1)
- 一面に共通電極を形成した誘電体基板の他面に
一対の電極を形成し、該一対の電極の間に抵抗を
接続したR−C複合部品において、前記抵抗は基
板の一面に抵抗皮膜を形成したチツプ状の抵抗部
品で構成し、該抵抗部品は前記抵抗皮膜を形成し
た面が前記誘電体基板面と対面するように配置し
たことを特徴とするR−C複合部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8093782U JPS58184831U (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | R−c複合部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8093782U JPS58184831U (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | R−c複合部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58184831U JPS58184831U (ja) | 1983-12-08 |
JPH0115155Y2 true JPH0115155Y2 (ja) | 1989-05-08 |
Family
ID=30090070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8093782U Granted JPS58184831U (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | R−c複合部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58184831U (ja) |
-
1982
- 1982-06-01 JP JP8093782U patent/JPS58184831U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58184831U (ja) | 1983-12-08 |
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