JPH01151317A - 適応形デルタ変調復号化装置 - Google Patents

適応形デルタ変調復号化装置

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JPH01151317A
JPH01151317A JP62309859A JP30985987A JPH01151317A JP H01151317 A JPH01151317 A JP H01151317A JP 62309859 A JP62309859 A JP 62309859A JP 30985987 A JP30985987 A JP 30985987A JP H01151317 A JPH01151317 A JP H01151317A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、音声等のアナログ信号をディジタル信号に符
号化する適応形デルタ変調復号化装置に関するものであ
る。
従来の技術 近年、半導体技術の進歩によシ、音声信号等をディジタ
ル化した後に通信回線を伝送する、あるいはディジタル
化したデータを半導体メモリに蓄積する装置が実用化さ
れている。これらの装置では回線の伝送容量や半導体メ
モリの記憶容量に制限があるため、信号をディジタル化
する際に信号の持つ冗長度を低減した高能率符号化方式
を用いることが多い。この高能率符号化方式のなかで比
較的構成が簡単で、低コストでハードウェアが実現でき
る符号化方式に適応形デルタ変調方式がある。適応形デ
ルタ変調方式を用いれば通常のPCM方式よシバ−ドウ
エアが簡素化されるため、この適応形デルタ変調方式と
半導体メモリを用いてエコー装置を構成することも試み
られている(関連資料:エコーなどの効果音を作るだめ
のディジタル遅延用ICの使い方;トランジスタ技術1
987年11月号)。
以下に従来の適応形デルタ変調復号化装置について説明
をする。
第8図は従来の適応形デルタ変調復号化装置の構成を示
すものであシ、101.111.121゜131は各々
第1.第2.第3.第4の入力端子、102.112,
122,132は各々第1.第2、第3.第4のラッチ
回路、103,113゜123.133は各々第1.第
2.第31第4の適応化制御回路、104.114.1
24,134は各々第1.第2.第3.第4のデルタ幅
演算回路、105,115,125,135は各々第1
゜第2.第3.第4の読みだし専用メモリ、106゜1
16.126,136は各々第1.第2.第3゜第4の
積分回路、107,117,127,137は各々第1
.第2.第3.第4の乗算回路、108は加算回路、1
09はD人変換回路、110は出力端子、14oは加算
比制御回路である。
以上のように構成された適応形デルタ変調復号化装置に
ついて、以下その動作を説明する。
この従来例では例として4つの適応形デルタ変調符号の
復号出力を所定の加算比で加算したアナログの復号出力
信号を得る構成を示しているが、これに限られるもので
はない。
第1の入力端子101から入力される適応形デルタ変調
符号の復号化は102.103.104゜105.10
6により一系列の復号が行われ、ディジタル信号の復号
化出力が得られる。まず以下にその一系列の復号が行わ
れる様子を示す。適応形デルタ変調符号は第1の入力端
子101よシ適応形デルタ変調復号化装置に入力される
。第1のラッチ回路102は入力された適応形デルタ変
調符号を適応形デルタ変調のサンプリング周期毎にラッ
チし、第1の適応化制御回路103および第1のデルタ
幅演算回路104へ出力する。この第1のラッチ回路1
02の出力データはデルタ幅の極性を示すものである。
第1の適応化制御回路103はラッチ回路102の出力
のビットパターンを観測することによりデルタ幅の振幅
の絶対値の変更を要求するデルタ幅適応化パルスを出力
する。第1のデルタ幅演算回路104は第1の適応化制
御回路103から出力されるデルタ幅適応化パルスと第
1のラッチ回路102の出力とによってデルタ幅の極性
と振幅の絶対値を決定し、第1の読みだし専用メモ17
105の読みだしアドレスを出力する。この読みだしア
ドレスに従って第1の読みだし専用メモIJ 105か
ら読みだされたデータは1サンプリング周期に対するデ
ルタの振幅に相当し、第1の積分回路106によってデ
ィジタル信号のまま積分され、PGMの積分値を得る。
この積分値は入力端子101よシ入力された適応形デル
タ変調符号の復号化出力である。
第2の入力端子111、第3の入力端子121、第4の
入力端子131から入力される適応形デルタ変調符号の
復号化は各々112〜116.122〜126.132
〜136で同様に復号される。
加算比制御回路140は復号化出力の加算比を決定する
。第1の積分回路1o6、第2の積分回路116、第3
の積分回路126、第4の積分回路136の出力である
各々の復号化出力は、加算比制御回路140の制御によ
シ定められた所定の係数を第1.第2.第3.第4の乗
算回路によってかけあわされ、その後に加算回路108
で加算され、Dム変換回路109でディジタル信号から
アナログ信号に変換され、4系列の信号を所定の加算比
で加算したアナログの復号化出力として出力端子110
より出力される。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来の構成では、アナログの復号化出
力を得るだめの構成要素として、デルタ幅の極性および
振幅の絶対値を与えるROM、積分回路のための乗算器
および加算器、多数ビットのD人変換回路などを要し、
また各復号化出力を所定の加算比で加算するために乗算
回路及び加算回路が必要となる。これらの構成要素はL
SI化する際にチップ面積を多大に必要とする。またア
ナログ予測値を得るだめの0人変換器は変換精度をあげ
るためには多数ビットのものが必要となり、・・−ドウ
エア規模の増加は免れない。
本発明は上記従来の適応形デルタ変調復号化装置のハー
ドウェア構成を改め、低コストで高品質な復号化を行う
ことができる優れた適応形デルタ変調復号化装置を提供
することを目的とする。
問題点を解決するだめの手段 本発明の適応形デルタ変調復号化装置は、上記目的を達
するため、複数の適応形デルタ変調符号系列の各々を所
定のサンプリング周期で所定のタイミングでラッチする
複数のラッチ回路と、各ラッチ回路の出力である各ラッ
チデータの符号値系列に応じてデルタ幅の振幅の適応を
はかる複数の適応化制御回路と、各適応化制御回路の出
力信号に応じてデルタ幅の振幅の演算を行う複数のデル
タ幅演算回路と)各ラッチ回路の出力信号を入力として
これを切り換えて出力する第1の切り換え回路と、各デ
ルタ幅演算回路の出力信号を入力としこれを切り換えて
出力する第2の切り換え回路と、第1.第2の切り換え
回路の出力を入力とし適応形デルタ変調符号の極性情報
および振幅情報を電圧方向と時間軸方向に対して変調す
るパルス変調回路と、パルス変調回路の出刃パルスを積
分して復号化出力を出力する積分器と、第1.第2の切
り換え回路の出力を切り換える制御信号を出力して複数
の適応形デルタ変調符号系列を加算したアナログ復号出
力の加算比を制御する加算比制御回路とを有した構成と
なっている。
作用 この構成によって、適応形デルタ変調符号のもつデルタ
幅の極性および振幅の絶対値の情報を、電圧方向と時間
軸方向に対して変調したパルスにもたせてこれをアナロ
グの積分器で積分しており、また各符号値系列のデルタ
幅の極性と振幅の絶対値の情報を加算比制御回路の制御
で時間的に切り換えてパルス変調回路に入力することに
より、所定の加算比で各符号値系列を加算したアナログ
の復号化出力を得ることができる。また、この構成によ
ってハードウェアの簡素化がはかれ、また簡単な構成で
はあるが精度の向上をはかることが可能となる。
実施例 以下本発明の第1の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例における適応形デルタ変
調復号化装置の構成を示すものである。
第1図において、第1の入力端子1から入力される適応
形デルタ変調符号のデルタ幅の極性と振幅の絶対値は第
1のラッチ回路2、第1の適応化制御回路3、第1のデ
ルタ幅演算回路4により求められる。まず以下にその一
系列の適応形デルタ変調符号のデルタ幅の極性と振幅の
絶対値を求める際の動作について説明をする。
適応形デルタ変調符号は第1の入力端子1より適応形デ
ルタ変調復号化装置に入力される。第1のラッチ回路2
は入力された適応形デルタ変調符号を適応形デルタ変調
のサンプリング周期毎にラッチし、第1の適応化制御回
路3へ出力する。このラッチ回路2の出力はデルタ幅の
極性を示すものである。第1の適応化制御回路3はラッ
チ回路2でラッチされたデータ出力のビットパターンを
観測することによりデルタ幅の振幅の絶対値の変更を要
求するデルタ幅適応化パルスを出力する。
第1のデルタ幅演算回路4は第1の適応化制御回路3か
ら出力されるデルタ幅適応化パルスによってデルタ幅の
振幅の絶対値の変更を行い、デルタ幅の振幅の絶対値を
決定する。このデルタ幅の符号値系列からの適応方法に
ついては従来よシ様々な方法が提案されており、その原
理については例えば次の文献に記載されている([音声
のディジタル信号処理」コロナ社; L、R,Rabi
ner andR,W、5chaf’er著、鉛末久喜
 訳)。
以上の動作によシ適応形デルタ変調符号−系列分のデル
タ幅の極性と振幅の絶対値が求められる。
第2の入力端子11、第3の入力端子21、第°4の入
力端子31から入力される適応形デルタ変調符号のデル
タ幅の極性と振幅の絶対値は各々12〜14.22〜2
4.32〜34で同様に求められる。
以上で、4系列の適応形デルタ変調符号のデルタ幅の極
性と振幅の絶対値が求められた。次に、第1のラッチ回
路2、第2のラッチ回路12、第3のラッチ回路22、
第4のラッチ回路32でラッチされたデルタ幅の極性を
表す各データは第1の切り換え回路40へ入力され、加
算比制御回路の制御により出力するデータを切り換える
。一方、第1のデルタ幅演算回路4、第2のデルタ幅演
算回路14、第3のデルタ幅演算回路24、第4のデル
タ幅演算回路34で計算されたデルタ幅の振幅を表す各
データは第2の切り換え回路41へ入力され、加算比制
御回路42の制御によシ出力するデータを切り換える。
そして、3値パルス変調回路43は第1の切り換え回路
4oによって得たデルタ幅の極性情報を電位方向パラメ
ータとして基準電位に対称な2つの電圧レベルにもたせ
、第2の切9換え回路41によって得たデルタ幅の振幅
情報を時間軸方向のパラメータとしてパルス幅にもたせ
た3値パルスに変調を行う。積分器44では3値パルス
変調回路43で変調された3値パルスを積分してアナロ
グの積分器出力を得ておシ、出力端子46より出力され
る。
ここで適応形デルタ変調符号のもつデルタの振幅情報と
極性情報を3値パルスへ変換する原理と、これを積分し
た積分器出力の波形について以下に説明する。
第2図は3値パルスと、これを積分した積分器出力の関
係を示した原理図である。3値パルスの出力電圧レベル
はハイレベル、ミドルレベル、ロウレベルの3つのレベ
ルを出力している。ここでミドルレベルは積分器440
基準電圧となるものである。ここで、復号化装置に供給
されている電源電圧はグラウンドに対しvdd、ミドル
レベルの電位はvdd/2、ハイレベルの電位はvdd
、ロウレベルの電位はグラウンドのレベルに設定する。
ハイレベルとロウレベルはデルタ幅の極性情報を示して
おシ、パルスを積分することによって変化する積分器4
4の出力電位の変化方向に対応する。
例えば第2図の例においては、積分器出力の電位変化は
、基準電位であるミドルレベルに対してロウレベルは積
分器出力の電位を下げる方向に作用し、ハイレベルは積
分器出力の電位を上げる方向に作用する。一方、デルタ
幅の振幅情報はハイレベル、およびロウレベルを出力す
る時間幅に対応させる。積分器44は1サンプリング周
期の間、時間的に連続して3値パルスを積分しているが
、3値パルスがミドルレベルを出力しているあいだは積
分器出力の電位変化は積分器自信のリークによる電位変
化のみであり、電位変化はほとんどない。したがって3
値パルスがハイレベルまたはロウレベルの電位を積分器
44に対して与えているときのみ、積分器出力は定めら
れた方向に電位変化する。よって、1サンプリング周期
におけるノ・イレペルまたはロウレベルを出力する時間
とミドルレベルを出力する時間の比を第1のデルタ幅演
算回路4で制御することにより、デルタ幅の振幅の変化
を与えられ、すなわち1サンプリング周期における積分
器出力の電位変化量を変化させることができる。
次に、4系列の適応形デルタ変調符号の復号化出力を所
定の加算比で加算したアナログ出力を得る原理について
説明する。
まず、4系列の適応形デルタ変調符号を同じ加算比で加
算した復号化出力を得る場合について説明する。第3図
は4系列の適応形デルタ変調符号を同じ比率で加算する
場合の被積分パルスの積分区間を示したタイミング・チ
ャートである。適応形デルタ変調のサンプリング周期を
Tfsとするとき、1サンプリング周期間の積分回路の
積分区間を第3図に示したように4つの区間に分割して
定義する。第1の積分区間、第2の積分区間、第3の積
分区間、第4の積分区間をそれぞれ81゜82.83.
84と呼ぶことにする。そして、区間S1、区間S2、
区間S3、区間S4における3値パルス変調回路43の
第1の切り換え回路40と第2の切り換え回路41から
得る入力データを、加算比制御回路42の制御で第1表
のように選択する。
(以下余白) 第1表 ここで適応形デルタ変調符号化装置における局部復調出
力との対応を考える。本実施例の適応形デルタ変調復号
化装置の入力符号値を符号化する適応形デルタ変調符号
化装置は昭和62年12月1日提出の特許願(18)に
記したデルタ幅の極性と振幅の情報を電圧方向と時間軸
方向に変調した3値パルスを積分して局部復調出力を得
る装置でちゃ、パルス変調回路は1サンプリング周期に
対して4つの同一3値パルスを出力するものであるとす
る。適応形デルタ変調符号の同一系列において、デルタ
幅の極性情報は符号化と復号化で同一であることはいう
までもない。またデルタ幅の振幅情報も同一であるが、
1サンプリング周期間に3値パルスを積分して変化する
積分器出力の電位変化量は符号化と復号化では異なる値
を取る。すなわち、1サンプリング周期における前記局
部復調出力の積分器出力の電位変化量をayとすると、
本実施例の復号化装置の4等分した積分区間(Sl、S
2、Sa、Sa)の1区間のみの積分を行った場合にお
ける積分器出力の電位変化量avsecは、aVB66
 = av/4  (!:なッテイル。そして4等分し
た積分区間の1区間における3値)くルス波形は、符号
化装置での3値パルスと本実施例の3値パルス変調回路
43から出力される3値パルスとではまったく同一であ
る。
以上のようにTfsにおいて積分区間を4等分し、その
各々の区間S1、S2、Sa、S4に適応形デルタ変調
符号4系列のデルタ幅を同一の積分器44で積分するこ
とによシ、4系列の復号化出力を同じ比率で加算したア
ナログの復号化出力を得ることができる。なお、第3図
の例では4系列の符号を同じ比率で加算した復号化出力
を得る場合について説明したが、符号化装置と復号化装
置対応がとれていれば4系列以外の場合も同様の処理が
行える。
次に、4系列の適応形デルタ変調符号を同じ加算比でな
い加算しない復号化出力を得る場合について説明する。
第4図はその一例であり、4系列の適応形デルタ変調符
号を同じではない比率で加算する場合の被積分パルスの
積分区間を示したタイミング・チャートである。適応形
デルタ変調のサンプリング周期をTfsとするとき、1
サンプリング周期間の積分回路の積分区間を第4図に示
したように8つの区間に分割して定義する。第1の積分
区間、′tj2の積分区間、第3の積分区間、第4の積
分区間、第5の積分区間、第6の積分区間、第7の積分
区間、第8の積分区間をそれぞれSl、S2、S3、S
4、S6、S6、S7、S8と呼ぶことにする。そして
、区間S1、区間S2、区間S3、区間S4、区間S5
、区間S6、区間S7、区間S8における3値パルス変
調回路43の第1の切り換え回路40と第2の切り換え
回路41から得る入力データを、加算比制御回路42の
制御で第2表のように選択する。この第2表の例は第1
の入力端子1、第2の入力端子11、第3の入力端子2
1、第4の入力端子31から入力される符号値系列の加
算比を3:2:2:1の比率で加算する場合を示してい
る。
この場合、適応形デルタ変調符号化装置におけるパルス
変調回路は第1表の場合とは異なシ、1サンプリング周
期に対して8つの同一3値パルスを出力するものである
とする。
(以下余白) 第2表 この場合でも適応形デルタ変調符号の同一系列において
、デルタ幅の極性情報は符号化と復号化で同一であるこ
とはいうまでもない。また、デルタ幅の振幅情報も同一
であるが、1サンプリング周期間に3値パルスを積分し
て変化する積分器出力の電位変化量は持号化と復号化で
は異なる値を取る。すなわち、1サンプリング周期にお
ける前記局部復調出力の積分器出力の電位変化量をdV
とすると、本実施例の復号化装置の8等分した積分区間
(Sl、S2、S3、S4、S5、S6、S7、SS)
の1区間のみの積分を行った場合における積分器出力の
電位変化量avsecは、dVsec = dV/s 
 となっている。そして8等分した積分区間の1区間に
おける3値ノくルス波形は、符号化装置での3値パルス
と本実施例の3値ノくルス変調回路43から出力される
3値ノくルスとではまったく同一である◇ 第2表の例では、1サンプリング周期間における被積分
パルスの数は、第1の入力端子1から入力される符号値
系列は3回、第2の入力端子11から入力される符号値
系列は2回、第3の入力端子21から入力される符号値
系列は2回、第4の入力端子31から入力される符号値
系列は1回である。4系列の符号値系列の加算比を変え
るには、積分区間の順番ではなく、回数を変更すること
によシ可能となる。
以上のようにサンプリング周期Tfsにおいて積分区間
を8等分し、その各々の区間S1、S2、S3、S4、
S6、S6、S7、S8に適応形デルタ変調符号4系列
のデルタ幅を加算比制御回路42で切り換えて、同一の
積分器で積分することにより、4系列の復号化出力を様
々な比率で加算したアナログの復号化出力を得ることが
できる。
以上のように本実施例によれば4系列の適応形デルタ変
調符号のデルタ幅の情報を時間的に切り換えて出力する
第1の切り換え回路4oおよび第2の切り換え回路41
を備え、3値パルス変調回路43では4系列のデルタ幅
の情報を時間的に切り換えて3値パルスに変調すること
によシ、4系列の復号化出力を所定の加算比で加算した
復号化出力を得ることができる。
なお、第4図の例では4系列の符号を様々な比率で加算
した復号化出力を得る場合について説明したが、符号化
装置と復号化装置対応がとれていれば4系列以外の場合
も同様の処理が行えることは容易に類推されよう。
以下、本発明の第2の実施例について、図面を参照しな
がら説明をする。
第6図は本発明の第2の実施例における適応形デルタ変
調復号化装置の構成を示すものである。
本実施例は、適応形デルタ変調符号2系列を復号化の際
にクロスフェードして切り換えて出力する例である。入
力端子61よシ入力された符号値系列は、第1のランチ
回路52と、第1の適応化制御回路53と、第1のデル
タ幅演算回路6aKよってデルタ幅の極性と振幅が求め
られる。この動作は第1の実施例と同様である。また入
力端子61よシ入力された符号値系列も入力端子61よ
り入力された符号値系列と同様に、第2のラッチ回路6
2と、第2の適応化制御回路63と、第2のデルタ幅演
算回路64によってデルタ幅の極性と振幅が求められる
。符号値系列各々のデルタ幅の極性を表す第1のラッチ
回路62の出力と第2のラッチ回路62の出力は、第1
のセレクター70においてセレクター制御回路72の制
御信号によって出力を切り換える。符号値系列各々のデ
ルタ幅の振幅を示す第1のデルタ幅演算回路54の出力
と第2のデルタ幅演算回路64の出力は、第2のセレク
ター71においてセレクター制御回路72の制御信号に
よって出力を切り換える。3値パルス変調回路73は第
1のセレクター70の出力と第2のセレクター71の出
力を入力とし、第1の実施例と同様にデルタ幅の極性と
振幅の情報を電圧方向と時間軸方向に変調した3値パル
スを出力する。積分器74は3値パルス変調回路73か
ら出力されたパルスを積分して、アナログの復号化出力
を出力端子76より出力する。出力選択回路75は2系
列の適応形デルタ変調符号の復号化出力を選択し、切り
換える指令をセレクター制御回路72に対して出力する
。セレクター制御回路ア2は、適応形デルタ変調符号2
系列を復号化の際にクロスフェードして切り換えた復号
化出力を得るために、第1のセレクター70と第2のセ
レクター71の出力信号を切り換える制御信号を出力す
る。
ここで適応形デルタ変調符号2系列を復号化の際にクロ
スフェードして切り換える方法について説明をする。い
ま入力端子51および入力端子61よシ入力された適応
形デルタ変調符号の系列をそれぞれ第1の符号値系列、
第2の符号値系列と呼び、出力選択回路76は復号化出
力を第1の符号値系列から第2の符号値系列に切り換え
を行う場合について説明をする。積分器74の積分区間
については第1の実施例で説明した第4図のように、1
サンプリング周期Tfsにおいて同じ時間幅の8つの積
分区間S1、S2、S3、S4、S6、S6、S7、S
8に分割して考える。そして第1のセレクター70およ
び第2のセレクター71はセレクター制御回路72より
与えられる1Bitのセレクター制御信号で出力を切り
換える。
すなわち、第1のセレクター70および第2のセレクタ
ー72は、セレクター制御信号がHを出力しているとき
は第1の符号値系列のデルタ幅の極性と振幅の情報を3
値パルス変調回路73に出力し、セレクター制御信号が
Lを出力しているときは第2の符号値系列のデルタ幅の
極性と振幅の情報を3値パルス変調回路73に出力する
第6図は、1サンプリング周期におけるセレクター制御
信号のとりうる9つの状態を示したタイミング・チャー
トである。第6図の(SO)のセレクター制御信号が第
1のセレクター70.第2のセレクター71に与えられ
たとき、3値パルス変調回路73は第1の符号値系列の
デルタ幅の情報のみを3値パルスに変調し、積分器74
は積分区間S1〜S8の全ての区間において第1の符号
値系列のデルタ幅の情報をもった3値パルスを積分する
次に、第6図の(Sl)のセレクター制御信号が与えら
れた場合は、3値パルス変調回路73は81〜S7の区
間は第1の符号値系列のデルタ幅の情報を3値パルスに
変調し、S8の区間は第2の符号値系列のデルタ幅の情
報を3値パルスに変調する。そして積分器74は積分区
間81〜S7の区間において第1の符号値系列のデルタ
幅の情報をもった3値パルスを積分し、積分区間S8に
おいては第1の符号値系列のデルタ幅の情報をもった3
値パルスを積分うろことになる。(Sl)〜(S8)に
おいても同様に1サンプリング周期内で3値パルスに変
調されるデルタ幅の系列を切り換える。
セレクター制御回路72は、これら9つの制御信号の状
態を切9換えることによって、復号化出力の第1の符号
値系列と第2の符号値系列との加算比を変化させるもの
である。セレクター制御回路72は出力選択回路76の
選択信号によって復号化出力に出力される符号値系列の
切り換えを行う。いま出力選択回路76によって、時刻
1 : 1゜において出力される符号値系列を切り換え
る要求がだされたとする。この要求によシ、第1の符号
値系列はフェードアウトし、第2の符号値系列はフェー
ドインしていく。セレクター制御回路72の出力するセ
レクター制御信号が第3表のようにある周期で出力状態
を変える場合、復号化出力における第1の符号値系列と
第2の符号値系列の加算比はセレクター制御信号の出力
状態にともなって周期的に変化する。
この場合、出力端子76から出力される復号化出力は、
第7図に示すように、結果として第1の符号値系列の復
号化出力をフェードアウトしたものと、第2の符号値系
列の復号化出力をフェードインしたものを加算した復号
化出力となる。
また復号化出力に出力する符号化系列の切り換えは、以
上に述べた逆の場合でも可能である。
(以下余白) 第3表 以上のように本実施例によれば、2系列の適応形デルタ
変調符号のデルタ幅の情報を時間的に切り換えて出力す
る第1のセレクター70および第2のセレクター71を
備え、3値パルス変調回路73では2系列のデルタ幅の
情報を時間的に切り換えて3値パルスに変調することに
より、2系列の適応形デルタ変調符号の復号化出力をク
ロスフェードして切り換える復号化出力を得ることがで
きる。
発明の効果 本発明は複数の適応形デルタ変調符号のデルタ幅の極性
と振幅情報を、加算比制御回路の制御によって第1.第
2の切り換え回路で切り換えてパルス変調回路に入力し
、デルタ幅の極性と振幅情報を変調したパルスを積分器
でアナログ積分することにより復号化出力を得ることが
でき、さらに、加算比制御回路は1サンプリング周期間
の複数の積分区間に複数の′符号値系列のデルタ幅の情
報をもつパルスを複数回発生させ、複数の符号値系列を
所定の加算比で加算した復号化出力を得ることができる
構成をしておシ優れた適応形デルタ変調復号化装置を簡
単なハードウェアで低コストに実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における適応形デルタ変
調復号化装置の構成を示すブロック図、第2図は3値パ
ルスと、これを積分した積分器出力の関係を示した原理
図、第3図は4系列の適応形デルタ変調符号を同じ比率
で加算する場合の被積分パルスの積分区間を示したタイ
ミングチャート、第4図は4系列の適応形デルタ変調符
号を同じではない比率で加算する場合の被積分パルスの
積分区間を示したタイミングチャート、第5図は本発明
の第2の実施例における適応形デルタ変調復号化装置の
ブロック図、第6図は1サンプリング周期におけるセレ
クター制御信号のとシうる9つの状態を示したタイミン
グチャート、第7図はクロスフェード波形を示す波形図
、第8図は従来の適応形デルタ変調復号化装置のブロッ
ク図である。 1・・・・・・第1の入力端子、2・・・・・第1のラ
ッチ回路、3・・・・・・第1の適応化制御回路、4・
・・・・・第1のデルタ幅演算回路、11・・・・・・
第2の入力端子、12・・・・・・第2のラッチ回路、
13・・・・・・第2の適応化制御回路、14・・・・
・・第2のデルタ幅演算回路、21・・・・・第3の入
力端子、22・・・・・・第3のラッチ回路、23・・
・・・第3の適応化制御回路、24・・・・第3のデル
タ幅演算回路、31・・・・・・第4の入力端子、32
・・・・・・第4のラッチ回路、33・°・・・第4の
適応化制御回路、34・・・・・・第4のデルタ幅演算
回路、4o・・・・・第1の切り換え回路、41−・・
・・第2の切り換え回路、42・・・・・加算比制御回
路、43・・・・3値パルス変調回路、44・・・・・
・積分器、46・・・・・出力端子、61・・・・・・
第1の入力端子、62・・・・・・第1のラッチ回路、
53・・・・・第1の適応化制御回路、54−・・・・
・第1のデルタ幅演算回路、61・・・・・第2の入力
端子、62・・・・・第2のラッチ回路、63・・・・
・・第2の適応化制御回路、64・・・・・・第2のデ
ルタ幅演算回路、70・・・・・・第1のセレクター、
71・・・・・・第2のセレクター、72・・・・・・
セレクター制御回路、73・・・・・3値パルス変調回
路、74・・・・・積分器、76・・・・・出力選択回
路、76・・・・・・出力端子。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第6

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の適応形デルタ変調符号系列の各々を所定の
    サンプリング周期で所定のタイミングでラッチする複数
    のラッチ回路と、前記各ラッチ回路の出力である各ラッ
    チデータの符号値系列に応してデルタ幅の振幅の適応を
    はかる複数の適応化制御回路と、前記各適応化制御回路
    の出力信号に応じてデルタ幅の振幅の演算を行う複数の
    デルタ幅演算回路と、前記各ラッチ回路の出力信号を入
    力としてこれを切り換えて出力する第1の切り換え回路
    と、前記各デルタ幅演算回路の出力信号を入力としこれ
    を切り換えて出力する第2の切り換え回路と、前記第1
    、第2の切り換え回路の出力を入力とし適応形デルタ変
    調符号の極性情報および振幅情報を電圧方向と時間軸方
    向に対して変調するパルス変調回路と、前記パルス変調
    回路の出力パルスを積分して復号化出力を出力する積分
    器と、前記第1、第2の切り換え回路の出力を切り換え
    る制御信号を出力して複数の適応形デルタ変調符号系列
    を加算したアナログ復号出力の加算比を制御する加算比
    制御回路とを備えたことを特徴とする適応形デルタ変調
    復号化装置。
  2. (2)パルス変調回路は、第1の切り換え回路の出力に
    よって得た適応形デルタ変調符号の極性情報を電位方向
    パラメータとして基準電位に対称な2つの電圧レベルに
    もたせ、第2の切り換え回路の出力によって得た適応形
    デルタ変調符号の振幅情報を時間軸方向パラメータとし
    てパルス幅にもたせた3値パルスに変調し、サンプリン
    グ周期の1周期間に対して複数個の3値パルスを発生す
    る3値パルス変調回路であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の適応形デルタ変調復号化装置。
JP62309859A 1987-12-08 1987-12-08 適応形デルタ変調復号化装置 Expired - Fee Related JP2506862B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112308218A (zh) * 2019-07-24 2021-02-02 爱思开海力士有限公司 半导体器件

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