JPH01148592A - 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 - Google Patents
印刷版用アルミニウム支持体の製造方法Info
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- JPH01148592A JPH01148592A JP30769987A JP30769987A JPH01148592A JP H01148592 A JPH01148592 A JP H01148592A JP 30769987 A JP30769987 A JP 30769987A JP 30769987 A JP30769987 A JP 30769987A JP H01148592 A JPH01148592 A JP H01148592A
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Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は印刷版用支持体に関するものであり、特にオフ
セット印刷版用に適する粗面化されたアルミニウム板か
らなる印刷版用支持体の製造方法に関するものである。
セット印刷版用に適する粗面化されたアルミニウム板か
らなる印刷版用支持体の製造方法に関するものである。
印刷版用支持体、とくにオフセット印刷版用支持体とし
てはアルミニウム板(アルミニウム合金板を含む)が用
いられている。
てはアルミニウム板(アルミニウム合金板を含む)が用
いられている。
一般にアルミニウム板をオフセット印刷用版材(支持体
)として使用するためには、感光材との適度な接着性と
保水性を有していることが必要である。
)として使用するためには、感光材との適度な接着性と
保水性を有していることが必要である。
このためにはアルミニウム板の表面を均一かつ緻密な砂
目を有するように粗面化しなければならない。この粗面
化処理は製版後実際にオフセット印刷をおこなったとき
に版材の印刷性能や耐剛力に著しい影響をおよぼすので
、その良否は版材製造上重要な要素となっている。
目を有するように粗面化しなければならない。この粗面
化処理は製版後実際にオフセット印刷をおこなったとき
に版材の印刷性能や耐剛力に著しい影響をおよぼすので
、その良否は版材製造上重要な要素となっている。
印刷版用アルミニウム支持体の粗面化法としては交流電
解エツチング法が一般的に採用されており、電流として
は、普通の正弦波交流電流、矩形波などの特殊交番波形
電流が用いられている。そして、黒鉛等の適当な電極を
対極として交流電流により、アルミニウム板の粗面化処
理をおこなうもので、通常−回の処理で行われているが
、そこで得られるビット深さは全体的に浅く、耐刷性能
に劣るものであった。このため、その直径に比して深さ
の深いピットが均一かつ緻密に存在する砂目を有する印
刷版用支持体として好適なアルミニウム板が得られるよ
うに、数々の方法が提案されている。その方法としては
、交流を使った電解粗面化時の陽極時と陰極時の電気量
の比率(特開昭54−65607号公報)、電源波形(
特開昭55−25381号公報)、単位面積あたりの通
電量の組み合わせ(特開昭56−29699号公報)な
どが知られている。
解エツチング法が一般的に採用されており、電流として
は、普通の正弦波交流電流、矩形波などの特殊交番波形
電流が用いられている。そして、黒鉛等の適当な電極を
対極として交流電流により、アルミニウム板の粗面化処
理をおこなうもので、通常−回の処理で行われているが
、そこで得られるビット深さは全体的に浅く、耐刷性能
に劣るものであった。このため、その直径に比して深さ
の深いピットが均一かつ緻密に存在する砂目を有する印
刷版用支持体として好適なアルミニウム板が得られるよ
うに、数々の方法が提案されている。その方法としては
、交流を使った電解粗面化時の陽極時と陰極時の電気量
の比率(特開昭54−65607号公報)、電源波形(
特開昭55−25381号公報)、単位面積あたりの通
電量の組み合わせ(特開昭56−29699号公報)な
どが知られている。
しかしながら前記のような印刷版用アルミニウム板の製
造方法で得られるピットは、深さが十分深くなく、均一
さも不足し、複雑な凹凸形状をしている。それよりオフ
セット印刷版を形成したときには、印刷性能や耐刷力が
不十分で、満足するものを得ることは極めて困離であっ
た。それを解決する方法として、米国特許第4,482
,434号明細書に提案されているように、1.5〜1
0Hzの低周波数の交流を用いて電気化学的な粗面化を
おこなう方法が知られている。
造方法で得られるピットは、深さが十分深くなく、均一
さも不足し、複雑な凹凸形状をしている。それよりオフ
セット印刷版を形成したときには、印刷性能や耐刷力が
不十分で、満足するものを得ることは極めて困離であっ
た。それを解決する方法として、米国特許第4,482
,434号明細書に提案されているように、1.5〜1
0Hzの低周波数の交流を用いて電気化学的な粗面化を
おこなう方法が知られている。
しかしながら、米国特許第4,482,434号明細書
で提案されているような低周波数の交流を用いて、アル
ミニウム板を連続的に電気化学的な粗面化をおこなうと
、均一な粗面が得られるものの、比較的ピントの深さが
浅くこれを用いた印刷版は耐刷力に欠けるという欠点が
あった。
で提案されているような低周波数の交流を用いて、アル
ミニウム板を連続的に電気化学的な粗面化をおこなうと
、均一な粗面が得られるものの、比較的ピントの深さが
浅くこれを用いた印刷版は耐刷力に欠けるという欠点が
あった。
本発明の目的は、前記問題点を解消し、オフセット印刷
版などにおいて、横シマ状の処理ムラを発生することな
く満足すべき印刷性能や耐剛力を得ることができる、又
その直径に比して深さの深いピットが、均一かつ緻密に
存在する砂目を有するアルミニウム板からなる印刷版用
支持体の製造方法を提供しようとするものである。
版などにおいて、横シマ状の処理ムラを発生することな
く満足すべき印刷性能や耐剛力を得ることができる、又
その直径に比して深さの深いピットが、均一かつ緻密に
存在する砂目を有するアルミニウム板からなる印刷版用
支持体の製造方法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者ら
は、種々研究の結果、硝酸または塩酸を主体とする水溶
液中で、電解電源周波数として0.01Hz以上0.3
Hz未満の周波数を有する交流を用いて電気化学的に粗
面化することにより、その直径に比して深さが深いピッ
トが、均一かつ緻密に存在するその直径に比して深さの
深い砂目構造を有する、オフセット印刷などにおいて印
刷版用アルミニウム支持体として適するアルミニウム粗
面板を工業的に有利に製造できることを見出した。即ち
、本発明の上記目的はアルミニウム支持体を酸性電解液
中で、電気化学的に粗面化する方法において、電解電源
周波数として0.01Hz以上0.3Hz未満の範囲の
周波数を有する交流を使用することを特徴とする印刷版
用アルミニウム支持体の製造方法によって達成される。
は、種々研究の結果、硝酸または塩酸を主体とする水溶
液中で、電解電源周波数として0.01Hz以上0.3
Hz未満の周波数を有する交流を用いて電気化学的に粗
面化することにより、その直径に比して深さが深いピッ
トが、均一かつ緻密に存在するその直径に比して深さの
深い砂目構造を有する、オフセット印刷などにおいて印
刷版用アルミニウム支持体として適するアルミニウム粗
面板を工業的に有利に製造できることを見出した。即ち
、本発明の上記目的はアルミニウム支持体を酸性電解液
中で、電気化学的に粗面化する方法において、電解電源
周波数として0.01Hz以上0.3Hz未満の範囲の
周波数を有する交流を使用することを特徴とする印刷版
用アルミニウム支持体の製造方法によって達成される。
周波数としては、とくに0.1〜0.25Hzの範囲が
好ましい。また電流の極性が変換するときに、休止時間
を設けてもよい。電源装置としては、発色アノダイズに
用いるPR電源装置を使用することが可能である。
好ましい。また電流の極性が変換するときに、休止時間
を設けてもよい。電源装置としては、発色アノダイズに
用いるPR電源装置を使用することが可能である。
本発明に使用する電解液としては、硝酸または塩酸を主
体とする水溶液であることが好ましい。
体とする水溶液であることが好ましい。
とくに硝酸を5〜30g/j2または塩酸を5〜25
g/I!、含有する水溶液であることが好ましい。
g/I!、含有する水溶液であることが好ましい。
また硝酸と塩酸の混合液、硝酸または塩酸にリン酸、硫
酸、フッ酸、有機酸などを混合した水溶液を用いてもよ
い。
酸、フッ酸、有機酸などを混合した水溶液を用いてもよ
い。
本発明に適用されるアルミニウム支持体としては、純ア
ルミニウム板またはアルミニウムを主成分とする合金板
などが挙げられる。
ルミニウム板またはアルミニウムを主成分とする合金板
などが挙げられる。
本発明において電気化学的な粗面化に先立ち、アルミニ
ウム支持体に次のような周知の処理を施してもよい。例
えばアルミニウム支持体を苛性ソーダ水溶液に浸漬し、
表面の汚れや自然酸化皮膜を除去するアルカリエツチン
グをおこない、そのあと、アルカリエツチング後の中和
およびスマット除去処理をおこなうために硝酸または硫
酸水溶液中へ浸漬するなどの前処理である。又例えば硫
酸またはリン酸を主体とする電解液中での電解研磨によ
るアルミニウム支持体表面の洗浄等である。
ウム支持体に次のような周知の処理を施してもよい。例
えばアルミニウム支持体を苛性ソーダ水溶液に浸漬し、
表面の汚れや自然酸化皮膜を除去するアルカリエツチン
グをおこない、そのあと、アルカリエツチング後の中和
およびスマット除去処理をおこなうために硝酸または硫
酸水溶液中へ浸漬するなどの前処理である。又例えば硫
酸またはリン酸を主体とする電解液中での電解研磨によ
るアルミニウム支持体表面の洗浄等である。
にれらの処理は必要に応じて選択して使用できる。
もちろん行なわれなくてよい。
本発明において電気化学的な粗面化に用いる交流電流波
形は、矩形9台形1正弦波、三角波など、正負の極性を
交互に変換せしめられて得られる波形の電流であり、限
定されるものではないが、とくに矩形波が好ましい。
形は、矩形9台形1正弦波、三角波など、正負の極性を
交互に変換せしめられて得られる波形の電流であり、限
定されるものではないが、とくに矩形波が好ましい。
電解浴としては通常の交流を用いた電気化学的な粗面化
に用いるものがいづれも使用できるが、とくに好適なも
のは塩酸を5〜25 g/1.含有する水溶液、または
硝酸を5〜25g/42含有する水溶液であり、液温は
20°C〜60゛Cが好ましい。
に用いるものがいづれも使用できるが、とくに好適なも
のは塩酸を5〜25 g/1.含有する水溶液、または
硝酸を5〜25g/42含有する水溶液であり、液温は
20°C〜60゛Cが好ましい。
また、電流密度は2OA/dボ〜200A/dポの範囲
であることが好ましい。電解処理時間は、余り長過ぎて
も短か過ぎても最適な粗面が得られず、5〜90秒の範
囲にあることが好ましい。
であることが好ましい。電解処理時間は、余り長過ぎて
も短か過ぎても最適な粗面が得られず、5〜90秒の範
囲にあることが好ましい。
本発明方法による電気化学的な粗面化は、回分法、半連
続法、連続法いづれでも実施することが可能である。
続法、連続法いづれでも実施することが可能である。
このように電気化学的に粗面化したアルミニウム支持体
は、酸またはアルカリを含む水溶液中に浸漬し、電気化
学的な粗面化処理で生成した水酸化アルミニウムを主体
としたスマットの除去と軽度のエツチングをおこなうこ
とで、更に優れた印刷版用アルミニウム支持体とするこ
とができる。
は、酸またはアルカリを含む水溶液中に浸漬し、電気化
学的な粗面化処理で生成した水酸化アルミニウムを主体
としたスマットの除去と軽度のエツチングをおこなうこ
とで、更に優れた印刷版用アルミニウム支持体とするこ
とができる。
軽度のエツチングは、リン酸や硫酸電解液中での電解研
磨処理をおこなってもよい。
磨処理をおこなってもよい。
又以上のようにして得られた粗面板に対して通常の手法
に従って硫酸またはリン酸を含む電解液中で陽極酸化処
理をおこなうことにより、親水性、 ′保水性
、耐剛性ともに優れた印刷版用支持体を製造できる。も
ちろん陽極酸化処理後ケイ酸ソーダなどを含む水溶液中
に浸漬し、親水化処理をおこなってもよい。
に従って硫酸またはリン酸を含む電解液中で陽極酸化処
理をおこなうことにより、親水性、 ′保水性
、耐剛性ともに優れた印刷版用支持体を製造できる。も
ちろん陽極酸化処理後ケイ酸ソーダなどを含む水溶液中
に浸漬し、親水化処理をおこなってもよい。
本発明でいう電気化学的な粗面化処理は、また硝酸浴と
塩酸浴の組み合わせ、周波数の異なる電解槽との組み合
わせ、中間にスマット除去処理を挟んだ粗面化処理、電
気化学的な粗面化を処理槽を分割しておこなう方法など
、公知の電気化学的な粗面化処理との組合せに適用でき
ることはいうまでもない。
塩酸浴の組み合わせ、周波数の異なる電解槽との組み合
わせ、中間にスマット除去処理を挟んだ粗面化処理、電
気化学的な粗面化を処理槽を分割しておこなう方法など
、公知の電気化学的な粗面化処理との組合せに適用でき
ることはいうまでもない。
電解粗面化に供するアルミニウム支持体としてはJIS
1050材、JISI100材、JIS3003材また
はMnを0.3%以上含有するアルミニウム合金板など
が使用可能である。
1050材、JISI100材、JIS3003材また
はMnを0.3%以上含有するアルミニウム合金板など
が使用可能である。
次に、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこの実施例のみに限定されるものではない。
明はこの実施例のみに限定されるものではない。
実施例−1
JIS3003−H14アルミニウム圧延板を10%苛
性ソーダ水溶液中に30秒間浸漬し、洗浄処理をおこな
い水洗した。このアルミニウム板を硝酸を15 g/I
!、含有する水溶液中45°C2電流密度80A/dr
rrで10秒間電気化学的な粗面化処理をおこなった。
性ソーダ水溶液中に30秒間浸漬し、洗浄処理をおこな
い水洗した。このアルミニウム板を硝酸を15 g/I
!、含有する水溶液中45°C2電流密度80A/dr
rrで10秒間電気化学的な粗面化処理をおこなった。
その際電源波形としては第1図のような矩形波で、周波
数0.25Hzで処理した。
数0.25Hzで処理した。
次に水洗後、硫酸300 g/ff含有する水溶液60
’Cに30秒間浸漬して、電気化学的な粗面化処理で生
成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分の
除去をおこない水洗した。
’Cに30秒間浸漬して、電気化学的な粗面化処理で生
成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分の
除去をおこない水洗した。
このようにして得られた粗面板は、平均表面粗さ0.2
1μmで均一なハニカム状のピットを有していた。ビッ
トの径は、平均3μmであった。
1μmで均一なハニカム状のピットを有していた。ビッ
トの径は、平均3μmであった。
また、以上のようにして得られたアルミニウム板に、酸
化皮膜量が2.0g/n−Tとなるように硫酸100
g/fi含有する水溶液中35°Cで陽極酸化処理をお
こなった。水洗後、3号ケイ酸ソーダ2.5%を含有す
る水溶液中70°Cに、20秒間浸漬して親水化処理を
おこなった。
化皮膜量が2.0g/n−Tとなるように硫酸100
g/fi含有する水溶液中35°Cで陽極酸化処理をお
こなった。水洗後、3号ケイ酸ソーダ2.5%を含有す
る水溶液中70°Cに、20秒間浸漬して親水化処理を
おこなった。
このようにして得られたアルミニウム板上に感光層を塗
布し、印刷版を製造したところ、得られた印刷版は、製
版性、耐剛性10万枚、汚れ性能ともに良好な印刷版で
あった。
布し、印刷版を製造したところ、得られた印刷版は、製
版性、耐剛性10万枚、汚れ性能ともに良好な印刷版で
あった。
実施例−2
実施例−1において、電気化学的エツチングの前処理と
して苛性ソーダでの洗浄をおこなわない以外は全く同様
にして粗面化処理をおこない印刷版を製造した。得られ
た印刷版は、実施例−1と同様な外観、砂目構造をもち
、苛性ソーダを使った前処理工程の省略化による砂目の
不均一性は認められなかった。
して苛性ソーダでの洗浄をおこなわない以外は全く同様
にして粗面化処理をおこない印刷版を製造した。得られ
た印刷版は、実施例−1と同様な外観、砂目構造をもち
、苛性ソーダを使った前処理工程の省略化による砂目の
不均一性は認められなかった。
実施例−3
JIS3QO3−)(14アルミニウム圧延板を塩酸6
g/I!、含有する水溶液中35°C1電流密度70A
/dnfで12秒間電気化学的な粗面化処理をおこなっ
た。その際電源波形としては第1図のような矩形波で、
周波数0.25Hzで処理した。
g/I!、含有する水溶液中35°C1電流密度70A
/dnfで12秒間電気化学的な粗面化処理をおこなっ
た。その際電源波形としては第1図のような矩形波で、
周波数0.25Hzで処理した。
次に水洗後、苛性ソーダ1%を含む水溶液45°Cに1
0秒間浸漬して、電気化学的な粗面化処理で生成したス
マット成分の除去をおこなった。
0秒間浸漬して、電気化学的な粗面化処理で生成したス
マット成分の除去をおこなった。
このようにして得られた粗面板は、平均表面粗さ0.4
1μmで均一なハニカム状のピットを有していた。ピッ
トの径は、平均5μmであった。
1μmで均一なハニカム状のピットを有していた。ピッ
トの径は、平均5μmであった。
また、以上のようにして得られたアルミニウム板に、酸
化皮膜量が2.0g/rtTとなるように硫酸100
g#2含有する水溶液中35°Cで陽極酸化処理をおこ
なった。水洗後、3号ケイ酸ソーダ2.5%を含有する
水溶液中70°Cに、20秒間浸漬して親水化処理をお
こなった。このようにして得られたアルミニウム板上に
感光層を塗布し、印刷版を製造したところ、得られた印
刷版は、製版性、耐剛性10万枚、汚れ性能ともに良好
な印刷版であった。
化皮膜量が2.0g/rtTとなるように硫酸100
g#2含有する水溶液中35°Cで陽極酸化処理をおこ
なった。水洗後、3号ケイ酸ソーダ2.5%を含有する
水溶液中70°Cに、20秒間浸漬して親水化処理をお
こなった。このようにして得られたアルミニウム板上に
感光層を塗布し、印刷版を製造したところ、得られた印
刷版は、製版性、耐剛性10万枚、汚れ性能ともに良好
な印刷版であった。
実施例−4
JIS3003−H14アルミニウム圧延板を10%苛
性ソーダ水溶液中に30秒間浸漬し、洗浄処理をおこな
い水洗した。このアルミニウム板を硝酸を15g//!
含有する水溶液中45°C1電流密度80 A/ dr
rrで10秒間電気化学的な粗面化処理をおこなった。
性ソーダ水溶液中に30秒間浸漬し、洗浄処理をおこな
い水洗した。このアルミニウム板を硝酸を15g//!
含有する水溶液中45°C1電流密度80 A/ dr
rrで10秒間電気化学的な粗面化処理をおこなった。
その際電源波形としては第1回のような矩形波で、周波
数0.1Hzで処理した。次に水洗後、硫酸300 g
/41!含有する水溶液60°Cに30秒間浸漬して、
電気化学的な粗面化処理で生成した水酸化アルミニウム
を主体とするスマット成分の除去をおこない水洗した。
数0.1Hzで処理した。次に水洗後、硫酸300 g
/41!含有する水溶液60°Cに30秒間浸漬して、
電気化学的な粗面化処理で生成した水酸化アルミニウム
を主体とするスマット成分の除去をおこない水洗した。
このようにして得られた粗面板は、平均表面粗さ0.3
5μmで均一なハニカム状のピットを有していた。ピッ
トの径は、平均5μmであった。また、以上のようにし
て得られたアルミニウム板に、酸化皮膜量が2.0g/
rrrとなるように硫酸100g/j2含有する水溶液
中35°Cで陽極酸化処理をおこなった。水洗後、3号
珪酸ソーダ2,5%を含有する水溶液中70°Cに、2
0秒間浸漬して親水化処理をおこなった。このようにし
て得られたアルミニウム板上に感光層を塗布し、印刷版
を製造したところ、得られた印刷版は、製版性、耐剛性
10万枚、汚れ性能ともに良好な印刷版であった。
5μmで均一なハニカム状のピットを有していた。ピッ
トの径は、平均5μmであった。また、以上のようにし
て得られたアルミニウム板に、酸化皮膜量が2.0g/
rrrとなるように硫酸100g/j2含有する水溶液
中35°Cで陽極酸化処理をおこなった。水洗後、3号
珪酸ソーダ2,5%を含有する水溶液中70°Cに、2
0秒間浸漬して親水化処理をおこなった。このようにし
て得られたアルミニウム板上に感光層を塗布し、印刷版
を製造したところ、得られた印刷版は、製版性、耐剛性
10万枚、汚れ性能ともに良好な印刷版であった。
比較例−1
JIS3003−H14アルミニウム圧延板を10%苛
性ソーダ水溶液中に30秒間浸漬し、洗浄処理をおこな
い水洗した。このアルミニウム板を硝酸を15 g/I
l含有する水溶液中45°C1電流密度80 A/ d
nfで10秒間電気化学的な粗面化処理をおこなった。
性ソーダ水溶液中に30秒間浸漬し、洗浄処理をおこな
い水洗した。このアルミニウム板を硝酸を15 g/I
l含有する水溶液中45°C1電流密度80 A/ d
nfで10秒間電気化学的な粗面化処理をおこなった。
その際電源波形としては第1図のような矩形波で、周波
数3Hzで処理した。
数3Hzで処理した。
次に水洗後、硫酸300 g/l含有する水溶液60°
Cに30秒間浸漬して、電気化学的な粗面化処理で生成
した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分の除
去をおこない水洗した。
Cに30秒間浸漬して、電気化学的な粗面化処理で生成
した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分の除
去をおこない水洗した。
このようにして得られた粗面板は、平均表面粗さ0.2
1μmで均一なハニカム状のピットを有していた。ピッ
トの径は、平均31tmであった。
1μmで均一なハニカム状のピットを有していた。ピッ
トの径は、平均31tmであった。
また、以上のようにして得られたアルミニウム板に、酸
化皮膜量が2.0g/n(となるように硫酸100 g
/42含有する水溶液中35゛cで陽極酸化処理をおこ
なった。水洗後、3号ケイ酸ソーダ2.5%を含有する
水溶液中70°Cに、20秒間浸漬して親水化処理をお
こなった。
化皮膜量が2.0g/n(となるように硫酸100 g
/42含有する水溶液中35゛cで陽極酸化処理をおこ
なった。水洗後、3号ケイ酸ソーダ2.5%を含有する
水溶液中70°Cに、20秒間浸漬して親水化処理をお
こなった。
このようにして得られたアルミニウム板上に感光層を塗
布し、印刷版を製造したところ、得られた印刷版は、耐
剛性5万枚と、実施例に比べて劣っていた。
布し、印刷版を製造したところ、得られた印刷版は、耐
剛性5万枚と、実施例に比べて劣っていた。
本発明のアルミニウム支持体を酸性電解液中で連続的に
電気化学的に粗面化する方法において、電解電源周波数
として0.3Hz未満の範囲の周波数を有する交流を使
用することを特徴とする印刷版用アルミニウム支持体の
製造方法により、その直径に比して深さの深いピットが
、均一かつ緻密に存在する砂目を有し、オフセット印刷
などにおいて耐剛性能に優れた印刷版用アルミニウム支
持体として適する印刷版用支持体の製造が可能となった
。
電気化学的に粗面化する方法において、電解電源周波数
として0.3Hz未満の範囲の周波数を有する交流を使
用することを特徴とする印刷版用アルミニウム支持体の
製造方法により、その直径に比して深さの深いピットが
、均一かつ緻密に存在する砂目を有し、オフセット印刷
などにおいて耐剛性能に優れた印刷版用アルミニウム支
持体として適する印刷版用支持体の製造が可能となった
。
第1図は本発明に係わる交流電流波形の電圧波形図であ
る。 第 1 図
る。 第 1 図
Claims (2)
- (1)アルミニウム支持体を酸性電解液中で、電気化学
的に粗面化する方法において、電解電源周波数として0
.01Hz以上0.3Hz未満の範囲の周波数を有する
交流を使用することを特徴とする印刷版用アルミニウム
支持体の製造方法。 - (2)該酸性電解液が硝酸または塩酸を主体とした液で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の印刷
版用アルミニウム支持体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30769987A JPH01148592A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30769987A JPH01148592A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01148592A true JPH01148592A (ja) | 1989-06-09 |
Family
ID=17972166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30769987A Pending JPH01148592A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01148592A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1712368A1 (en) | 2005-04-13 | 2006-10-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of manufacturing a support for a lithographic printing plate |
EP2100677A1 (en) | 2008-03-06 | 2009-09-16 | Fujifilm Corporation | Method of manufacturing aluminum alloy plate for lithographic printing plate, aluminum alloy plate for lithographic printing plate obtained thereby and lithographic printing plate support |
WO2010150810A1 (ja) | 2009-06-26 | 2010-12-29 | 富士フイルム株式会社 | 光反射基板およびその製造方法 |
WO2011037005A1 (ja) | 2009-09-24 | 2011-03-31 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
EP2384100A2 (en) | 2010-04-28 | 2011-11-02 | Fujifilm Corporation | Insulated light-reflective substrate |
EP2586621A1 (en) | 2011-10-28 | 2013-05-01 | Fujifilm Corporation | Manufacturing method and manufacturing apparatus of support for planographic printing plate |
WO2018235659A1 (ja) | 2017-06-21 | 2018-12-27 | 富士フイルム株式会社 | アルミニウム複合材料 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58207400A (ja) * | 1982-05-10 | 1983-12-02 | ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト | アルミニウム又はその合金を印刷板支持体として使用するために電気化学的に粗面化する方法 |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP30769987A patent/JPH01148592A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2010150810A1 (ja) | 2009-06-26 | 2010-12-29 | 富士フイルム株式会社 | 光反射基板およびその製造方法 |
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