JPH0216090A - 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 - Google Patents
印刷版用アルミニウム支持体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0216090A JPH0216090A JP16490588A JP16490588A JPH0216090A JP H0216090 A JPH0216090 A JP H0216090A JP 16490588 A JP16490588 A JP 16490588A JP 16490588 A JP16490588 A JP 16490588A JP H0216090 A JPH0216090 A JP H0216090A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- alternating current
- aluminum
- aluminum support
- printing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 42
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 42
- 238000007639 printing Methods 0.000 title claims abstract description 26
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 24
- 238000007788 roughening Methods 0.000 claims description 21
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 claims description 7
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 abstract description 16
- GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N Nitric acid Chemical compound O[N+]([O-])=O GRYLNZFGIOXLOG-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 12
- 229910017604 nitric acid Inorganic materials 0.000 abstract description 12
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 6
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 abstract 2
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 230000036571 hydration Effects 0.000 abstract 1
- 238000006703 hydration reaction Methods 0.000 abstract 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 abstract 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 abstract 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 abstract 1
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 17
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 description 11
- NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N Phosphoric acid Chemical compound OP(O)(O)=O NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000007645 offset printing Methods 0.000 description 7
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M Sodium hydroxide Chemical compound [OH-].[Na+] HEMHJVSKTPXQMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910000147 aluminium phosphate Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 4
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 3
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004115 Sodium Silicate Substances 0.000 description 2
- WNROFYMDJYEPJX-UHFFFAOYSA-K aluminium hydroxide Chemical compound [OH-].[OH-].[OH-].[Al+3] WNROFYMDJYEPJX-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 2
- 238000007743 anodising Methods 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 description 2
- 235000011121 sodium hydroxide Nutrition 0.000 description 2
- NTHWMYGWWRZVTN-UHFFFAOYSA-N sodium silicate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-][Si]([O-])=O NTHWMYGWWRZVTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052911 sodium silicate Inorganic materials 0.000 description 2
- 101100342332 Mus musculus Klf16 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000000866 electrolytic etching Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 239000011259 mixed solution Substances 0.000 description 1
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 description 1
- 150000007524 organic acids Chemical class 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は印刷版用アルミニウム支持体の製造方法に関す
るものであり、特にオフセット印刷版用に通する粗面化
されたアルミニウム板からなる印刷版用アルミニウム支
持体の製造方法に関するものである。
るものであり、特にオフセット印刷版用に通する粗面化
されたアルミニウム板からなる印刷版用アルミニウム支
持体の製造方法に関するものである。
印刷版用アルミニウム支持体、とくにオフセット印刷版
用支持体としてはアルミニウム板(アルミニウム合金板
を含む)が用いられている。
用支持体としてはアルミニウム板(アルミニウム合金板
を含む)が用いられている。
一般にアルミニウム板をオフセット印刷用版材(支持体
)として使用するためには、感光材との適度な接着性と
保水性を有していることが必要である。
)として使用するためには、感光材との適度な接着性と
保水性を有していることが必要である。
このためにはアルミニウム板の表面を均一かつ緻密な砂
目を有するように粗面化しなければならない、この粗面
化処理は製版後実際にオフセット印刷をおこなったとき
に版材の印刷性能や耐剛力に著しい影響をおよぼすので
、その良否は版材製造上重要な要素となっている。
目を有するように粗面化しなければならない、この粗面
化処理は製版後実際にオフセット印刷をおこなったとき
に版材の印刷性能や耐剛力に著しい影響をおよぼすので
、その良否は版材製造上重要な要素となっている。
印刷版用アルミニウム支持体の粗面化法としては交流電
解エツチング法が一般的に採用されており、電流として
は、普通の正弦波交流電流、矩形波などの特殊交番波形
電流が用いられている。そして、黒鉛等の適当な電極を
対極として交流電流により、アルミニウム板の粗面化処
理をおこなうもので、通常−回の処理で行われているが
、そこで得られるビット深さは全体的に浅く、耐刷性能
に劣るものであった。このため、その直径に比べて深さ
の深いピットが均一かつ緻密に存在する砂目を有する印
刷版用支持体として好適なアルミニウム板が得られるよ
うに、数々の方法が提案されている。その方法としては
、特殊電解電源波形を使った粗面化方法(特開昭53−
67507号公報)交流を使った電解粗面化時の陽極時
と陰極時の電気量の比率(特開昭54−65607号公
報)、電源波形(特開昭55−25381号公報)、単
位面積あたりの通電量の組み合わせ(特開昭56−29
699号公報)などが知られている。
解エツチング法が一般的に採用されており、電流として
は、普通の正弦波交流電流、矩形波などの特殊交番波形
電流が用いられている。そして、黒鉛等の適当な電極を
対極として交流電流により、アルミニウム板の粗面化処
理をおこなうもので、通常−回の処理で行われているが
、そこで得られるビット深さは全体的に浅く、耐刷性能
に劣るものであった。このため、その直径に比べて深さ
の深いピットが均一かつ緻密に存在する砂目を有する印
刷版用支持体として好適なアルミニウム板が得られるよ
うに、数々の方法が提案されている。その方法としては
、特殊電解電源波形を使った粗面化方法(特開昭53−
67507号公報)交流を使った電解粗面化時の陽極時
と陰極時の電気量の比率(特開昭54−65607号公
報)、電源波形(特開昭55−25381号公報)、単
位面積あたりの通電量の組み合わせ(特開昭56−29
699号公報)などが知られている。
しかしながらJIS3003材に代表されるようなアル
ミニウム合金板を電気化学的に粗面化しようとするとき
に前記のような印刷版用アルミニウム板の製造方法で得
られるピットは、深さが十分深くなく、均一さも不足し
ていた。また、均一さが不足しているためオフセット印
刷版を形成したときの、汚れ性能や耐剛力が不十分であ
った。それを解決する方法として、米国特許第4,48
2゜434号明細書に提案されているように、1.5〜
10H2の低周波数の交流を用いて電気化学的な粗面化
をおこなう方法が知られている。
ミニウム合金板を電気化学的に粗面化しようとするとき
に前記のような印刷版用アルミニウム板の製造方法で得
られるピットは、深さが十分深くなく、均一さも不足し
ていた。また、均一さが不足しているためオフセット印
刷版を形成したときの、汚れ性能や耐剛力が不十分であ
った。それを解決する方法として、米国特許第4,48
2゜434号明細書に提案されているように、1.5〜
10H2の低周波数の交流を用いて電気化学的な粗面化
をおこなう方法が知られている。
しかしながら、米国特許第4,482.434号明細書
で提案されているような低周波数の交流を用いて、アル
ミニウム板を連続的に電気化学的な粗面化をおこなうと
、これを用いた印刷版はアルミニウム板の進行方向と直
角に、横縞状の処理ムラが発生するという欠点があった
。
で提案されているような低周波数の交流を用いて、アル
ミニウム板を連続的に電気化学的な粗面化をおこなうと
、これを用いた印刷版はアルミニウム板の進行方向と直
角に、横縞状の処理ムラが発生するという欠点があった
。
また、低周波数の交流を用いると従来の電気化学的な粗
面化に用いていたカーボンが著しく溶解し、工業的に実
用化することは困難であった。
面化に用いていたカーボンが著しく溶解し、工業的に実
用化することは困難であった。
そこで本発明者達は、前記問題点を解消し、オフセット
印刷版などにおいて、横縞状の処理ムラを発生すること
なく満足すべき印刷性能や耐剛力を得ることができる、
又その直径に比して深さの深いピットが、均一かつ緻密
に存在する砂目を有するアルミニウム板からなる印刷版
用アルミニウム支持体の製造方法として先にアルミニウ
ム支持体を硝酸を含む酸性電解液中で交流を用いて電気
化学的に粗面化する方法において、電解電源波形として
、周波数が60Hz以上140Hz以下の範囲で、陽極
時間1.と周期Tの比、tF/Tが0.33〜0.15
である交流を使用することを特徴とする印刷版用アルミ
ニウム支持体の製造方法を出願した(特願昭63−76
401号)。
印刷版などにおいて、横縞状の処理ムラを発生すること
なく満足すべき印刷性能や耐剛力を得ることができる、
又その直径に比して深さの深いピットが、均一かつ緻密
に存在する砂目を有するアルミニウム板からなる印刷版
用アルミニウム支持体の製造方法として先にアルミニウ
ム支持体を硝酸を含む酸性電解液中で交流を用いて電気
化学的に粗面化する方法において、電解電源波形として
、周波数が60Hz以上140Hz以下の範囲で、陽極
時間1.と周期Tの比、tF/Tが0.33〜0.15
である交流を使用することを特徴とする印刷版用アルミ
ニウム支持体の製造方法を出願した(特願昭63−76
401号)。
しかしながら前記方法は、tF/Tを0.33〜0,1
5にしようとすると、波形形成のために第2図に示すよ
うに余分の電流を流さなければならず、その為電源コス
トが高くなることと波形を作るための制御が難しかった
。また、電源波形が非対称である為液給電(電解液を介
して給電するこ、と。間接給電とも言う)が難しいとい
う欠点があった。
5にしようとすると、波形形成のために第2図に示すよ
うに余分の電流を流さなければならず、その為電源コス
トが高くなることと波形を作るための制御が難しかった
。また、電源波形が非対称である為液給電(電解液を介
して給電するこ、と。間接給電とも言う)が難しいとい
う欠点があった。
本発明は上記問題点を解消し、電源コストが安く且つ制
御しゃすい又砂目の品質も更に良くなる印刷版用アルミ
ニウム支持体の製造方法を提供することにある。
御しゃすい又砂目の品質も更に良くなる印刷版用アルミ
ニウム支持体の製造方法を提供することにある。
本発明者等はこの問題に鋭意検討を加えた結果本発明に
到達した。
到達した。
本発明の上記目的はアルミニウム支持体を酸性電解液中
で交流を用いて電気化学的に粗面化する方法において、
電解電源波形として、周波数が40Hz以上80H2以
下の範囲で陽極時間t。
で交流を用いて電気化学的に粗面化する方法において、
電解電源波形として、周波数が40Hz以上80H2以
下の範囲で陽極時間t。
と周期Tの比tF/’rが約0.5である交流を使用す
ることを特徴とする印刷版用アルミニウム支持体の製造
方法によって達せられる。
ることを特徴とする印刷版用アルミニウム支持体の製造
方法によって達せられる。
本発明に適用されるアルミニウム支持体としては、如何
なるものでもよいが、特にJIS1050材、JISI
100材、JIS3003材またはMnを0.3%以上
含有する合金板のように純アルミニウム板またはアルミ
ニウムを主成分とする合金板など、アルミニウムを主成
分とする合金板を使用するにあたって、その効果が著し
い。アルミニウムを主成分とする合金板としては、特に
JIS 3003材に代表されるような、Mnを0.
3%以上含有するアルミニウム板があげられる。
なるものでもよいが、特にJIS1050材、JISI
100材、JIS3003材またはMnを0.3%以上
含有する合金板のように純アルミニウム板またはアルミ
ニウムを主成分とする合金板など、アルミニウムを主成
分とする合金板を使用するにあたって、その効果が著し
い。アルミニウムを主成分とする合金板としては、特に
JIS 3003材に代表されるような、Mnを0.
3%以上含有するアルミニウム板があげられる。
本発明に使用する酸性電解液としては、硝酸または塩酸
を主体とする水溶液、硝酸と塩酸の混合液、硝酸または
塩酸にリン酸、硫酸、フッ酸、有機酸などを混合した水
溶液を用いることが可能であるが、特に硝酸を主体とし
た水溶液を用いることが本発明においては好ましい。
を主体とする水溶液、硝酸と塩酸の混合液、硝酸または
塩酸にリン酸、硫酸、フッ酸、有機酸などを混合した水
溶液を用いることが可能であるが、特に硝酸を主体とし
た水溶液を用いることが本発明においては好ましい。
本発明でいう交流を用いて電気化学的に粗面化する方法
とは、周波数の異なる電解槽との組み合わせ、中間にス
マット除去処理を挟んだ粗面化処理、電気化学的な粗面
化を処理槽を分割しておこなう方法など、公知の電気化
学的な粗面化処理との組合せに適用できることはいうま
でもない。
とは、周波数の異なる電解槽との組み合わせ、中間にス
マット除去処理を挟んだ粗面化処理、電気化学的な粗面
化を処理槽を分割しておこなう方法など、公知の電気化
学的な粗面化処理との組合せに適用できることはいうま
でもない。
本発明における電解電源としては周波数は40Hz以上
80Hz以下の範囲が好ましく、第1図に示すように陽
極時間1.と周期Tの比tF/T(DutF比という)
は約0. 5である。
80Hz以下の範囲が好ましく、第1図に示すように陽
極時間1.と周期Tの比tF/T(DutF比という)
は約0. 5である。
本発明において電気化学的な粗面化に先立ち、アルミニ
ウム支持体に次のような周知の処理を施してもよい。例
えばアルミニウ支持体を苛性ソーダ水溶液に浸漬し、表
面の汚れや自然酸化皮膜を除去するアルカリエツチング
をおこない、そのあと、アルカリエツチング後の中和お
よびスマット除去処理をおこなうために硝酸または硫酸
水溶液中へ浸漬するなどの前処理である。又例えば硫酸
またはリン酸を主体とする電解液中での電解研磨による
アルミニウム支持体表面の洗浄等である。
ウム支持体に次のような周知の処理を施してもよい。例
えばアルミニウ支持体を苛性ソーダ水溶液に浸漬し、表
面の汚れや自然酸化皮膜を除去するアルカリエツチング
をおこない、そのあと、アルカリエツチング後の中和お
よびスマット除去処理をおこなうために硝酸または硫酸
水溶液中へ浸漬するなどの前処理である。又例えば硫酸
またはリン酸を主体とする電解液中での電解研磨による
アルミニウム支持体表面の洗浄等である。
これらの処理は必要に応じて選択して使用できる。
勿論行なわれなくてよい。
本発明において電気化学的な粗面化に用いる交流電流波
形は、矩形9台形、正弦波、三角波など、正負の極性を
交互に変換せしめられて得られる波形の電流であり、限
定されるものではないが、とくに矩形波が好ましい。
形は、矩形9台形、正弦波、三角波など、正負の極性を
交互に変換せしめられて得られる波形の電流であり、限
定されるものではないが、とくに矩形波が好ましい。
電解浴としては通常の交流を用いた電気化学的な粗面化
に用いるものがいづれも使用できるが、とくに好適なも
のは硝酸を5〜25g//!含有する水溶液であり、液
温は20℃〜60°Cが好ましい。また、平均電流密度
はIOA/drrf〜100A/ dmの範囲であるこ
とが好ましい。硝酸濃度はとくに7.5〜15 g/l
!が好ましく、液温はとくに40〜55°Cが最適であ
る。平均電流密度はとくに、30〜60A/dnfが好
ましい。
に用いるものがいづれも使用できるが、とくに好適なも
のは硝酸を5〜25g//!含有する水溶液であり、液
温は20℃〜60°Cが好ましい。また、平均電流密度
はIOA/drrf〜100A/ dmの範囲であるこ
とが好ましい。硝酸濃度はとくに7.5〜15 g/l
!が好ましく、液温はとくに40〜55°Cが最適であ
る。平均電流密度はとくに、30〜60A/dnfが好
ましい。
電解処理時間は、余り長すぎても短か過ぎても最適な粗
面が得られず、3〜120秒の範囲にあることが好まし
い。
面が得られず、3〜120秒の範囲にあることが好まし
い。
本発明方法による電気化学的な粗面化は、バッチ処理、
連続処理いづれでも実施することが可能である。
連続処理いづれでも実施することが可能である。
このように電気化学的に粗面化したアルミニウム支持体
は、酸またはアルカリを含む水溶液中に浸漬し、電気化
学的な粗面化処理で生成した水酸化アルミニウムを主体
としたスマットの除去と軽度のエツチングをおこなうこ
とで、更に優れた印刷版用アルミニウム支持体とするこ
とができる。
は、酸またはアルカリを含む水溶液中に浸漬し、電気化
学的な粗面化処理で生成した水酸化アルミニウムを主体
としたスマットの除去と軽度のエツチングをおこなうこ
とで、更に優れた印刷版用アルミニウム支持体とするこ
とができる。
軽度のエツチングは、リン酸や硫酸電解液中での電解研
磨処理をおこなってもよい。
磨処理をおこなってもよい。
又以上のようにして得られた粗面板に対して通常の手法
に従って硫酸またはリン酸を含む電解液中で陽極酸化処
理をおこなうことにより、親水性、保水性、耐剛性とも
に優れた印刷版用支持体を製造できる。もちろん陽極酸
化処理後ケイ酸ソーダなどを含む水溶液中に浸漬し、親
水化処理をおこなってもよい。
に従って硫酸またはリン酸を含む電解液中で陽極酸化処
理をおこなうことにより、親水性、保水性、耐剛性とも
に優れた印刷版用支持体を製造できる。もちろん陽極酸
化処理後ケイ酸ソーダなどを含む水溶液中に浸漬し、親
水化処理をおこなってもよい。
次に実施例により、本発明を具体的に説明するが、本発
明は、この実施例のみに限定されるものではない。
明は、この実施例のみに限定されるものではない。
実施例−1
JIS3003のアルミニウム支持体を1%苛性ソーダ
水溶液中25℃に5秒間浸漬し、脱脂、洗浄処理をおこ
ない、水洗後、硝酸を1%含有する水溶液に10秒間浸
漬して、水洗した。このアルミニウム板を硝酸を10
g/j!を含有する水溶液中45°Cで、アルミニウム
板とこれに対向する電極に電源波形が、アルミニウム板
が陽極時の平均電流密度25 A/ dyrr、の交流
を加え、 DutF比0.59周波数60Hzを設定し
て20秒間液給電法にて電気化学的な粗面化処理をおこ
なった。
水溶液中25℃に5秒間浸漬し、脱脂、洗浄処理をおこ
ない、水洗後、硝酸を1%含有する水溶液に10秒間浸
漬して、水洗した。このアルミニウム板を硝酸を10
g/j!を含有する水溶液中45°Cで、アルミニウム
板とこれに対向する電極に電源波形が、アルミニウム板
が陽極時の平均電流密度25 A/ dyrr、の交流
を加え、 DutF比0.59周波数60Hzを設定し
て20秒間液給電法にて電気化学的な粗面化処理をおこ
なった。
次に水洗後、硫酸300g/I!、含有する水溶液60
″Cに30秒間浸漬して、電気化学的な粗面化処理で生
成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分の
除去をおこない水洗した。
″Cに30秒間浸漬して、電気化学的な粗面化処理で生
成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分の
除去をおこない水洗した。
以上のようにして得られたアルミニウム板に、酸化皮膜
量が2.0g/rWとなるように硫酸100g/l含有
する水溶液中35°Cで陽極酸化処理をおこなった。水
洗後、3号ケイ酸ソーダ2.5%を含有する水溶液中7
0°Cに、20秒間浸漬して親水化処理をおこなった。
量が2.0g/rWとなるように硫酸100g/l含有
する水溶液中35°Cで陽極酸化処理をおこなった。水
洗後、3号ケイ酸ソーダ2.5%を含有する水溶液中7
0°Cに、20秒間浸漬して親水化処理をおこなった。
比較例−1
実施例−1と同じ素材を用い、同様な脱脂洗浄処理を行
った後、硝酸Log/j!を含有する水溶液45°Cで
、アルミニウム板とこれに対向する電極に電源波形がア
ルミニウム板が陽極時の平均電流密度25A/dn(の
交流を加えDu tF比0.3゜周波数6.0 Hzを
設定して液給電法にて20秒間電気化学的な粗面化処理
を行なったその後の処理も実施例−1と同様に行った。
った後、硝酸Log/j!を含有する水溶液45°Cで
、アルミニウム板とこれに対向する電極に電源波形がア
ルミニウム板が陽極時の平均電流密度25A/dn(の
交流を加えDu tF比0.3゜周波数6.0 Hzを
設定して液給電法にて20秒間電気化学的な粗面化処理
を行なったその後の処理も実施例−1と同様に行った。
このようにして得られたアルミニウム板上に感光層を塗
布し印刷版を製造し印刷評価を行った。
布し印刷版を製造し印刷評価を行った。
本発明の実施例は従来の比較例に比し汚れ評価、耐刷評
価ともに優れている。サンプルを走査型電子顕微鏡で観
察したところ、平均ピット径1.5μmのハニカム状の
ピントが均一に生成しており、均一な粗面を有していた
。
価ともに優れている。サンプルを走査型電子顕微鏡で観
察したところ、平均ピット径1.5μmのハニカム状の
ピントが均一に生成しており、均一な粗面を有していた
。
比較した結果は第1表に示すとおりである。
第 1 表
尚本実施例の場合は電源コストが安くなり、且つ制御も
し易かった。
し易かった。
本発明のアルミニウム支持体を酸性電解液中で交流を用
いて電気化学的に粗面化する方法において、電解電源波
形として、周波数が40Hz以上80Hz以下の範囲で
、Du tF比が約0.5である交流を使用することに
より、その直径に比して深さの深いビットが均一かつ緻
密に存在する砂目を有し、オフセット印刷などにおいて
横シマの処理ムラを発生することなく、印刷性能に優れ
耐剛力をもうた印刷版用アルミニウム支持体を作ること
が出来たのみならず、従来に比して電源コストを著しく
安く且つ制御もし易く印刷版用支持体の製造が可能とな
った。
いて電気化学的に粗面化する方法において、電解電源波
形として、周波数が40Hz以上80Hz以下の範囲で
、Du tF比が約0.5である交流を使用することに
より、その直径に比して深さの深いビットが均一かつ緻
密に存在する砂目を有し、オフセット印刷などにおいて
横シマの処理ムラを発生することなく、印刷性能に優れ
耐剛力をもうた印刷版用アルミニウム支持体を作ること
が出来たのみならず、従来に比して電源コストを著しく
安く且つ制御もし易く印刷版用支持体の製造が可能とな
った。
第1図は本発明における電源波形の一例、第2図は従来
の電源波形の一例を示す。
の電源波形の一例を示す。
Claims (1)
- (1)アルミニウム支持体を酸性電解液中で交流を用い
て電気化学的に粗面化する方法において、電解電源波形
として、周波数が40Hz以上80Hz以下の範囲で、
陽極時間t_Fと周期Tの比、t_F/Tが約0.5で
ある交流を使用することを特徴とする印刷版用アルミニ
ウム支持体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16490588A JPH0216090A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16490588A JPH0216090A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0216090A true JPH0216090A (ja) | 1990-01-19 |
Family
ID=15802093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16490588A Pending JPH0216090A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0216090A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5619280A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-23 | Toshio Oiwa | Electronic photo album |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP16490588A patent/JPH0216090A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5619280A (en) * | 1979-07-26 | 1981-02-23 | Toshio Oiwa | Electronic photo album |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4902389A (en) | Process for producing aluminum support for printing plate | |
US5141605A (en) | Process for producing aluminum support of a printing plate | |
JPH0867078A (ja) | 平版印刷版用アルミニウム支持体及びその製造方法並びにアルミニウム支持体の粗面化処理方法 | |
JPH01249494A (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JPH01118489A (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JPH01148592A (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JPH03257199A (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JP2001011698A (ja) | 平版印刷板用アルミニウム支持体の粗面化方法及び製造方法 | |
JPH03253600A (ja) | 印刷版用支持体の製造方法 | |
JP3738940B2 (ja) | 校正用平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JPH0216090A (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JP3817006B2 (ja) | 平版印刷版用支持体の製造方法 | |
JP3695618B2 (ja) | 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JP2707339B2 (ja) | 平版印刷版用支持体の製造方法 | |
JP3717025B2 (ja) | 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JP2001121837A (ja) | 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JPH03173799A (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JPH0798427B2 (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JPH04289200A (ja) | 平版印刷版用支持体の製造方法 | |
JP2759388B2 (ja) | 印刷版用支持体の製造方法 | |
JPH01259992A (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JP2000301850A (ja) | 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JP2000318338A (ja) | 印刷版製造方法 | |
JPH01259993A (ja) | 印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 | |
JP2001011699A (ja) | 平版印刷版用アルミニウム支持体の製造方法 |