JPH0114425B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0114425B2 JPH0114425B2 JP59014853A JP1485384A JPH0114425B2 JP H0114425 B2 JPH0114425 B2 JP H0114425B2 JP 59014853 A JP59014853 A JP 59014853A JP 1485384 A JP1485384 A JP 1485384A JP H0114425 B2 JPH0114425 B2 JP H0114425B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- cross
- flow
- valve
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 37
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F03—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03B—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS
- F03B3/00—Machines or engines of reaction type; Parts or details peculiar thereto
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05B—INDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
- F05B2240/00—Components
- F05B2240/20—Rotors
- F05B2240/24—Rotors for turbines
- F05B2240/244—Rotors for turbines of the cross-flow, e.g. Banki, Ossberger type
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Hydraulic Turbines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は小水力発電に用いて好適なクロスフ
ロー水車の改良に関する。
ロー水車の改良に関する。
クロスフロー水車は、変流量特性に優れ、ま
た、安価であることから、小水力発電に適してい
る。第１図は従来のクロスフロー水車の構成を示
す図であり、この図において１はケーシングであ
り、このケーシング１には回転軸（ランナ軸）２
ａに固定された円筒状のランナ２が回転自在に支
持されている。このランナ２は第２図に示す様に
その外周部に多数のブレード２ｂ，２ｂ，…を有
し、これらのブレード２ｂ，２ｂ，…が端板２
ｃ，２ｃおよび補強板２ｄに溶接された構造とな
つている。また、ランナ２と流入口１ａとの間に
は断面流線形状のガイドベーン３が設けられ、流
入路１ｂの断面積を増減してランナ２に供給きれ
る流量を調節する様になつている。すなわち、ガ
イドベーン３がその回動軸３ａを軸に時計方向に
回動し、その上端部がランナ２の外周部に接近す
るにつれて、流入路１ｂの断面積が増加してラン
ナ２に供給される流量が増加する一方、ガイドベ
ーン３が反時計方向に回動すると、前記断面積が
減少して行き、第１図に一点鎖線で示す位置に達
すると流入路１ｂが全閉となる様になつている。
こうして、ガイドベーン３によつて調節された水
流は、ランナ２のブレード２ｂ，２ｂ，…に衝突
してこれを回転駆動した後、流出口１ｃから外部
へ排出される。
た、安価であることから、小水力発電に適してい
る。第１図は従来のクロスフロー水車の構成を示
す図であり、この図において１はケーシングであ
り、このケーシング１には回転軸（ランナ軸）２
ａに固定された円筒状のランナ２が回転自在に支
持されている。このランナ２は第２図に示す様に
その外周部に多数のブレード２ｂ，２ｂ，…を有
し、これらのブレード２ｂ，２ｂ，…が端板２
ｃ，２ｃおよび補強板２ｄに溶接された構造とな
つている。また、ランナ２と流入口１ａとの間に
は断面流線形状のガイドベーン３が設けられ、流
入路１ｂの断面積を増減してランナ２に供給きれ
る流量を調節する様になつている。すなわち、ガ
イドベーン３がその回動軸３ａを軸に時計方向に
回動し、その上端部がランナ２の外周部に接近す
るにつれて、流入路１ｂの断面積が増加してラン
ナ２に供給される流量が増加する一方、ガイドベ
ーン３が反時計方向に回動すると、前記断面積が
減少して行き、第１図に一点鎖線で示す位置に達
すると流入路１ｂが全閉となる様になつている。
こうして、ガイドベーン３によつて調節された水
流は、ランナ２のブレード２ｂ，２ｂ，…に衝突
してこれを回転駆動した後、流出口１ｃから外部
へ排出される。
この様な構成において、ガイドベーン３の開度
が流量に応じて増減され、広範囲の流量変化に対
して効率の良い運転が可能となつている。
が流量に応じて増減され、広範囲の流量変化に対
して効率の良い運転が可能となつている。
ところで、上述した従来のクロスフロー水車に
おいては、低流量時にガイドベーン３の開度が狭
められたときに運転効率が急激に低下するという
欠点があつた。これは、 (1) 水流がガイドベーン３の所で急激に狭めら
れ、これを通過した時点で再び急激に広がるた
め、この箇所におけるエネルギ損失が大きい。
おいては、低流量時にガイドベーン３の開度が狭
められたときに運転効率が急激に低下するという
欠点があつた。これは、 (1) 水流がガイドベーン３の所で急激に狭めら
れ、これを通過した時点で再び急激に広がるた
め、この箇所におけるエネルギ損失が大きい。
(2) 前記水流はガイドベーン３通過時に乱れ、各
ブレード２ｂ，２ｂ，…に対する最適流入角か
ら大幅にずれてしまう、 (3) ランナ２に流入する水量が減少するにもかか
わらずランナ２が流水を受ける範囲（第１図に
示すランナ２の中心角αに対応）が一定なた
め、各ブレード２ｂ，２ｂ，…に衝突する水流
速度が小となり、エネルギ効率が低下する、 (4) ガイドベーン３に流水が衝突し、エネルギ損
失を生じる、 などの理由による。
ブレード２ｂ，２ｂ，…に対する最適流入角か
ら大幅にずれてしまう、 (3) ランナ２に流入する水量が減少するにもかか
わらずランナ２が流水を受ける範囲（第１図に
示すランナ２の中心角αに対応）が一定なた
め、各ブレード２ｂ，２ｂ，…に衝突する水流
速度が小となり、エネルギ効率が低下する、 (4) ガイドベーン３に流水が衝突し、エネルギ損
失を生じる、 などの理由による。
この発明は上述した事情に鑑み、低出力時にお
ける運転効率の向上を図ると共に、流入路におけ
るエネルギ損失の低減を図つたクロスフロー水車
を提供するもので、ランナの軸心を回転中心と
し、前記ランナの外周に沿つて移動する弁体を設
け、この弁体によつて水の流入路の断面積を増減
することを特徴としている。
ける運転効率の向上を図ると共に、流入路におけ
るエネルギ損失の低減を図つたクロスフロー水車
を提供するもので、ランナの軸心を回転中心と
し、前記ランナの外周に沿つて移動する弁体を設
け、この弁体によつて水の流入路の断面積を増減
することを特徴としている。
以下、図面を参照し、この発明の実施例につい
て説明する。第３図はこの発明の一実施例による
クロスフロー水車の構成を示す横断面図であり、
第１図と対応する部分には同一の符号が付されて
いる。この図において、１０は側方に流入口１０
ａを有し、下方に流出口１０ｃを有するケーシン
グであり、このケーシング１０の内部にはランナ
２がランナ軸２ａによつて回転自在に取り付けら
れている。この場合、ランナ２は流入口１０ａの
側方であつてかつ流出口１０ｃの上方に配置さ
れ、その軸心が水平となる様に取り付けられてい
る。またケーシング１０の上壁１０ｄはランナ２
の外周から所定距離隔てて、このランナ２の外周
と同心の円弧状に形成されている。この上壁１０
ｄとランナ２との間にはランナ２と略同じ幅を有
する上側弁１１が配置されている。この上側弁１
１はケーシング１０の上壁１０ｄの内周面に沿う
円弧状の外周部１１ａと、この外周部１１ａの前
端部に設けられた流線形状の先端部１１ｃと、前
記外周部１１ａの後端（図面右上端）からランナ
２の外周近傍に延びる平面状の後端面１１ｂと、
この後端面１１ｂの下端から前記先端部１１ｃの
下端に滑らかに延びる湾曲面１１ｄとを有し、上
側弁１１の厚さは後端部から先端部１１ｃに向う
に従つて徐々に薄くなる様に形成されている。ま
た、上側弁１１はケーシング１０の外部に設けら
れた図示せぬ駆動装置によつてランナ軸２ａの軸
心を回転中心として反時計方向に回転移動される
様になつている。また、１０ｆは流入路１ｂから
の流水をランナ２の外周上部へ導くための案内板
であり、この案内板１０ｆとランナ２の外周との
間隙には、ランナ２の軸心を回動軸として、図示
せぬ駆動装置によつて案内板１０ｆの右側面にほ
ぼ接しながら時計方向に移動する下側弁１３が設
けられている。この下側弁１３は、ランナ２と同
心の円弧状に形成され、ランナ２の外周と一定の
間隙を保ちつつ移動する内周面１３ａと、前記案
内板１０ｆに接しながら移動する外周面１３ｂ
と、これらの下端部に形成された平面状の下面１
３ｃと、上端部を結ぶ湾曲面１３ｄとを有し、湾
曲面１３ｄが流入路１ｂの断面積を規定する。そ
して、上側弁１１と下側弁１３は、第３図イに示
す実線位置で流入路１ｂを全開とし、同図一点鎖
線の位置で半開とし、さらに、第３図ロに示す位
置で全閉とする。この場合、流入路１ｂの開閉に
応じて、ランナ２の流水を受ける範囲が増減す
る。すなわち、流入路１ｂが全開の場合、第３図
イに示すランナ２の中心角α1に対応するランナ２
の外周面が流水を受け、また、流入路１ｂが半開
の場合、図に示す中心角α2に対応する外周面が流
水を受ける。また、９は上側弁１１の移動方向前
方に設けられているストツパであり、上側弁１１
はその先端部１１ｃがストツパ１２に当接するこ
とにより、移動が規制される。このストツパ９は
ケーシング１０の内部に取り付けられている。次
に、１４はガイドベーンであり、ランナ２に流れ
込む水流の方向を規制し、その水流が所定の流入
角でランナ２の各ブレード２ｂ，２ｂ，…に衝突
するように案内するものであり、ケーシング１０
の側壁に固定されている。このガイドベーン１４
の上面は、第３図ロに示すように全閉時における
上側弁１１の湾曲面１１ｄに密接する形状になつ
ており、またガイドベーン１４の下面は全閉時に
おける下側弁１３の湾曲面１３ｄに密接する形状
になつている。
て説明する。第３図はこの発明の一実施例による
クロスフロー水車の構成を示す横断面図であり、
第１図と対応する部分には同一の符号が付されて
いる。この図において、１０は側方に流入口１０
ａを有し、下方に流出口１０ｃを有するケーシン
グであり、このケーシング１０の内部にはランナ
２がランナ軸２ａによつて回転自在に取り付けら
れている。この場合、ランナ２は流入口１０ａの
側方であつてかつ流出口１０ｃの上方に配置さ
れ、その軸心が水平となる様に取り付けられてい
る。またケーシング１０の上壁１０ｄはランナ２
の外周から所定距離隔てて、このランナ２の外周
と同心の円弧状に形成されている。この上壁１０
ｄとランナ２との間にはランナ２と略同じ幅を有
する上側弁１１が配置されている。この上側弁１
１はケーシング１０の上壁１０ｄの内周面に沿う
円弧状の外周部１１ａと、この外周部１１ａの前
端部に設けられた流線形状の先端部１１ｃと、前
記外周部１１ａの後端（図面右上端）からランナ
２の外周近傍に延びる平面状の後端面１１ｂと、
この後端面１１ｂの下端から前記先端部１１ｃの
下端に滑らかに延びる湾曲面１１ｄとを有し、上
側弁１１の厚さは後端部から先端部１１ｃに向う
に従つて徐々に薄くなる様に形成されている。ま
た、上側弁１１はケーシング１０の外部に設けら
れた図示せぬ駆動装置によつてランナ軸２ａの軸
心を回転中心として反時計方向に回転移動される
様になつている。また、１０ｆは流入路１ｂから
の流水をランナ２の外周上部へ導くための案内板
であり、この案内板１０ｆとランナ２の外周との
間隙には、ランナ２の軸心を回動軸として、図示
せぬ駆動装置によつて案内板１０ｆの右側面にほ
ぼ接しながら時計方向に移動する下側弁１３が設
けられている。この下側弁１３は、ランナ２と同
心の円弧状に形成され、ランナ２の外周と一定の
間隙を保ちつつ移動する内周面１３ａと、前記案
内板１０ｆに接しながら移動する外周面１３ｂ
と、これらの下端部に形成された平面状の下面１
３ｃと、上端部を結ぶ湾曲面１３ｄとを有し、湾
曲面１３ｄが流入路１ｂの断面積を規定する。そ
して、上側弁１１と下側弁１３は、第３図イに示
す実線位置で流入路１ｂを全開とし、同図一点鎖
線の位置で半開とし、さらに、第３図ロに示す位
置で全閉とする。この場合、流入路１ｂの開閉に
応じて、ランナ２の流水を受ける範囲が増減す
る。すなわち、流入路１ｂが全開の場合、第３図
イに示すランナ２の中心角α1に対応するランナ２
の外周面が流水を受け、また、流入路１ｂが半開
の場合、図に示す中心角α2に対応する外周面が流
水を受ける。また、９は上側弁１１の移動方向前
方に設けられているストツパであり、上側弁１１
はその先端部１１ｃがストツパ１２に当接するこ
とにより、移動が規制される。このストツパ９は
ケーシング１０の内部に取り付けられている。次
に、１４はガイドベーンであり、ランナ２に流れ
込む水流の方向を規制し、その水流が所定の流入
角でランナ２の各ブレード２ｂ，２ｂ，…に衝突
するように案内するものであり、ケーシング１０
の側壁に固定されている。このガイドベーン１４
の上面は、第３図ロに示すように全閉時における
上側弁１１の湾曲面１１ｄに密接する形状になつ
ており、またガイドベーン１４の下面は全閉時に
おける下側弁１３の湾曲面１３ｄに密接する形状
になつている。
この様な構成によれば、低流量時において、上
側弁１１および下側弁１３が各々反時計および時
計方向に回動され、流入路１ｂの断面積が狭めら
れた場合、この箇所で狭められた水流は、その後
広がることがなく、ランナ２の各ブレード２ｂ，
２ｂ，…に衝突する。従つて、水流が一度狭めら
れた後再び広がつてエネルギを失うという様な従
来の欠点は解消することができる。また、水流は
上側下側弁１１，１３およびガイドベーン１４に
よつて滑らかにランナ２へ導かれ、各ブレード２
ｂ，２ｂ，…への流入角も良好な値に保たれる。
さらに、上側弁１１および下側弁１２が閉じるに
従つてランナ２が水を受ける範囲（第３図イに示
すランナ２の中心角α1，α2に対応）が狭まるた
め、各ブレード２ｂ，２ｂ，…に衝突する水流速
度が低下せず、そのエネルギ効率を高く保つこと
ができる。また、上側弁１１および下側弁１３に
流水が衝突することによつて生じるエネルギ損失
は従来のガイドベーン３によつて生じるエネルギ
損失より少なくなる。ここで、第４図を参照し、
上述した実施例によるクロスフロー水車と従来の
クロスフロー水車の運転効率特性を比較すると、
本実施例によるクロスフロー水車の運転効率曲線
１５は、従来のクロスフロー水車の運転効率曲線
１６に比較して低出力領域における運転効率の向
上が顕著であることがわかる。また、上述した実
施例においては、ガイドベーン１４が具備されて
いるので、乱流が発生せず、しかも、水流が最適
流入角でブレード２ｂ，２ｂ，…へ案内される利
点が得られる。
側弁１１および下側弁１３が各々反時計および時
計方向に回動され、流入路１ｂの断面積が狭めら
れた場合、この箇所で狭められた水流は、その後
広がることがなく、ランナ２の各ブレード２ｂ，
２ｂ，…に衝突する。従つて、水流が一度狭めら
れた後再び広がつてエネルギを失うという様な従
来の欠点は解消することができる。また、水流は
上側下側弁１１，１３およびガイドベーン１４に
よつて滑らかにランナ２へ導かれ、各ブレード２
ｂ，２ｂ，…への流入角も良好な値に保たれる。
さらに、上側弁１１および下側弁１２が閉じるに
従つてランナ２が水を受ける範囲（第３図イに示
すランナ２の中心角α1，α2に対応）が狭まるた
め、各ブレード２ｂ，２ｂ，…に衝突する水流速
度が低下せず、そのエネルギ効率を高く保つこと
ができる。また、上側弁１１および下側弁１３に
流水が衝突することによつて生じるエネルギ損失
は従来のガイドベーン３によつて生じるエネルギ
損失より少なくなる。ここで、第４図を参照し、
上述した実施例によるクロスフロー水車と従来の
クロスフロー水車の運転効率特性を比較すると、
本実施例によるクロスフロー水車の運転効率曲線
１５は、従来のクロスフロー水車の運転効率曲線
１６に比較して低出力領域における運転効率の向
上が顕著であることがわかる。また、上述した実
施例においては、ガイドベーン１４が具備されて
いるので、乱流が発生せず、しかも、水流が最適
流入角でブレード２ｂ，２ｂ，…へ案内される利
点が得られる。
また、この実施例のクロスフロー水車において
は、上側弁１１および下側弁１３の組合せによつ
て水車効率に関する多くの特性曲線が得られる。
たとえば縦軸を流量、横軸を上側弁１１の回動量
とすれば、下側弁１３の最大開状態における特
性曲線、下側弁１３を最大開状態から段階的に
閉じていく過程における特性曲線、下側弁１３
の最大開状態における特性曲線、等が得られる。
したがつて、水流の様々な特性（流量、水流速度
等）に応じてこれらの特性曲線から適宜選択しま
たは最適曲線を求めることで、その特性曲線に応
じた上側・下側弁１１，１３の最適位置を確保す
ることができる。これにより、水車効率をより精
度よく高めるとともに、その運転効率を向上させ
ることができる。
は、上側弁１１および下側弁１３の組合せによつ
て水車効率に関する多くの特性曲線が得られる。
たとえば縦軸を流量、横軸を上側弁１１の回動量
とすれば、下側弁１３の最大開状態における特
性曲線、下側弁１３を最大開状態から段階的に
閉じていく過程における特性曲線、下側弁１３
の最大開状態における特性曲線、等が得られる。
したがつて、水流の様々な特性（流量、水流速度
等）に応じてこれらの特性曲線から適宜選択しま
たは最適曲線を求めることで、その特性曲線に応
じた上側・下側弁１１，１３の最適位置を確保す
ることができる。これにより、水車効率をより精
度よく高めるとともに、その運転効率を向上させ
ることができる。
以上説明した様に、この発明によればランナの
軸心を回転中心とし、前記ランナの外周に沿つて
移動し、このランナの回転方向と逆の方向へ移動
したときに前記流入路の断面積を減少きせる第１
の弁と、前記ランナの軸心を回動中心として前記
ランナの外周に沿つて移動し、このランナの回転
方向と同じ方向へ移動したときに前記流入路の断
面積を減少させる第２の弁とを具備したので、低
出力時における運転効率を向上すると共にケーシ
ングの流入路におけるエネルギ損失を低減するこ
とができる利点が得られる。また、上記２つの弁
の組合せにより水車効率に関する様々な特性曲線
が得られることから、これら多くの特性曲線の中
から上記２つの弁を最適曲線の位置、すなわち最
適回動位置に設定することで水車効率および運転
効率の向上に寄与することができる等の優れた効
果を奏する。
軸心を回転中心とし、前記ランナの外周に沿つて
移動し、このランナの回転方向と逆の方向へ移動
したときに前記流入路の断面積を減少きせる第１
の弁と、前記ランナの軸心を回動中心として前記
ランナの外周に沿つて移動し、このランナの回転
方向と同じ方向へ移動したときに前記流入路の断
面積を減少させる第２の弁とを具備したので、低
出力時における運転効率を向上すると共にケーシ
ングの流入路におけるエネルギ損失を低減するこ
とができる利点が得られる。また、上記２つの弁
の組合せにより水車効率に関する様々な特性曲線
が得られることから、これら多くの特性曲線の中
から上記２つの弁を最適曲線の位置、すなわち最
適回動位置に設定することで水車効率および運転
効率の向上に寄与することができる等の優れた効
果を奏する。
第１図は従来のクロスフロー水車の構成を示す
横断面図、第２図は第１図に示すランナ２の構成
を示す斜視図、第３図はこの発明の一実施例によ
るクロスフロー水車の構成を示す横断面図、第４
図は同実施例によるクロスフロー水車と従来のク
ロスフロー水車の効率特性を示すグラフである。 １ｂ……流入路、２……ランナ、１１……上側
弁（第１の弁）、１３……下側弁（第２の弁）、１
４……ガイドベーン。
横断面図、第２図は第１図に示すランナ２の構成
を示す斜視図、第３図はこの発明の一実施例によ
るクロスフロー水車の構成を示す横断面図、第４
図は同実施例によるクロスフロー水車と従来のク
ロスフロー水車の効率特性を示すグラフである。 １ｂ……流入路、２……ランナ、１１……上側
弁（第１の弁）、１３……下側弁（第２の弁）、１
４……ガイドベーン。
Claims (1)
- １ 流入路を通つてケーシング内に流れ込む水流
の流量を、前記流入路の断面積を調整することに
よつて増減し、この水流によつて前記ケーシング
内のランナを回転駆動するクロスフロー水車にお
いて、前記ランナの軸心を回動中心として前記ラ
ンナの外周に沿つて移動し、このランナの回転方
向と逆の方向へ移動したときに前記流入路の断面
積を減少させる第１の弁と、前記ランナの軸心を
回動中心として前記ランナの外周に沿つて移動
し、このランナの回転方向と同じ方向へ移動した
ときに前記流入路の断面積を減少させる第２の弁
とを具備することを特徴とするクロスフロー水
車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59014853A JPS60159374A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | クロスフロ−水車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59014853A JPS60159374A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | クロスフロ−水車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60159374A JPS60159374A (ja) | 1985-08-20 |
| JPH0114425B2 true JPH0114425B2 (ja) | 1989-03-10 |
Family
ID=11872587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59014853A Granted JPS60159374A (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | クロスフロ−水車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60159374A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58163686A (ja) * | 1982-03-25 | 1983-09-28 | Fujitsu Ltd | プリンタのスペ−ス制御方式 |
-
1984
- 1984-01-30 JP JP59014853A patent/JPS60159374A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58163686A (ja) * | 1982-03-25 | 1983-09-28 | Fujitsu Ltd | プリンタのスペ−ス制御方式 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60159374A (ja) | 1985-08-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU688396B2 (en) | Hydraulic turbine, wicket gate, and runner apparatus | |
| US3209989A (en) | Cross flow fan | |
| EP0260581B1 (en) | Variable geometry radial turbine | |
| US3325089A (en) | Flow machines | |
| JPH0114425B2 (ja) | ||
| JP4146242B2 (ja) | ペルトン水車の羽根 | |
| JP4776333B2 (ja) | 水力機械のガイドベーン及びそのガイドベーンを備えた水力機械 | |
| US1748892A (en) | Hydraulic process and apparatus | |
| JPS60162072A (ja) | クロスフロ−水車 | |
| JPS60138277A (ja) | クロスフロ−水車 | |
| JPH051659Y2 (ja) | ||
| JPS63215829A (ja) | 排気タ−ビン過給機 | |
| JPS60182361A (ja) | 水車のガイドベ−ン | |
| JPS6345567Y2 (ja) | ||
| JP2003314425A (ja) | スプリッタランナを備えるポンプ水車 | |
| CN217029410U (zh) | 风机和家用电器 | |
| JPS5812442B2 (ja) | 可変容量ノズルレスタ−ビン | |
| JPS60138278A (ja) | クロスフロ−水車 | |
| GB1102091A (en) | Improvements relating to machines of the cross-flow type for inducing flow of fluid | |
| JPS60138280A (ja) | クロスフロ−水車 | |
| JPS6361505B2 (ja) | ||
| JPH0510486B2 (ja) | ||
| JPH0510485B2 (ja) | ||
| JPH0441256Y2 (ja) | ||
| JPS5977081A (ja) | クロスフロ−水車 |