JPH01131187A - 二量体の生成方法 - Google Patents

二量体の生成方法

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JPH01131187A
JPH01131187A JP8813473A JP1347388A JPH01131187A JP H01131187 A JPH01131187 A JP H01131187A JP 8813473 A JP8813473 A JP 8813473A JP 1347388 A JP1347388 A JP 1347388A JP H01131187 A JPH01131187 A JP H01131187A
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Lewis S L Choi
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潤 中野
Hiroki Tsukamoto
塚本 博樹
Camille A Boulet
カミール・エイ・ブーレット
Michael Mchugh
マイケル・マキュー
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) この発明は、二m体(dimer)アルカロイド化合物
、特にカタランタス(ビンカ) (Catharant
hus(Vinca))アルカロイドグループの化合物
を生成するための新しい方法に関する。さらに詳しくは
、こ、の発明は式Iで表される抗ウイルス性、抗白血病
(抗11iJm性)化合物、ビンクリスチン及びビンブ
ラスチンのような二量体の生成方法に関する。
上述した化合物は、RがCOOCH3でR1がOCH3
である場合には、ビンブラスチン(N SC49482
)であり、またRがCOOCH3、R1がOCH3、N
1がN−CHo (N−フォルミル)である場合には、
ビンクリスチン(N S C67574)である。
゛重要な抗腫瘍性薬剤を含む、この発明による二量体ア
ルカロイド系(series)は、カタランチン(ca
thara、nthine) (式It、R−COOC
H3)のようなインドールユニットと、ビンドリン式■
のようなジヒドロインドールユニットから形成されてい
る。この二量体アルカロイド系においては、化合物を構
成する2つのユニットが、インドールユニット中の脂肪
族中心018とビンドリン部分の芳香族炭素C15とに
係わる炭素−炭素結合を介して結合されている。
n この発明においてされている結合反応の条件は、これら
の研究室において開発された方法(米国特許用4,27
9,817号:ヘルプ チム アクタ(Helv。
Chin、^cta)、  59. 2858  (1
976)  )  の重要な改良に関係している(反応
式1参照)。
R”C00CHx 特に、この発明における改良によれば、カタランチンN
−酸化物(式I[a)をビンドリン(式■)と結合する
ことによって形成される非常に不安定なジヒドロピリジ
ン中間体(式Vl、R=COOCH3)を生成、単離す
ることが可能である。
塩化メチレンのような不活性有機溶媒あるいは他、のポ
リへ〇有機溶媒中のm−クロル−過安息香酸あるいはP
−ニトロ過安息香酸のような過酸を得られるインドール
ユニット(式1[a)あるいは関連の類似体(anal
ogues)  (式■、ここで1(1=R2−R3−
R4−H,あるいはR2−R3−R4=H1R1−(C
H2) nCH3の構造を有するアルキルグループ、但
しn−0〜10)のNb−酸化物は様々な温度、例えば
−77℃、0℃、室温、及びそれ以上の温度で生成され
る。このようにして生成されたN−酸化物中間体は、単
離せずに次の段階に使用することができる。インドール
N、−酸化物中間体のcs−cia結合を切断する切断
反応(rraHentatton reactton 
)はトリフルオルアセトアンハイドライド(trifl
uoraceticanhydride)のような試薬
を用いて行なわれる。Cl8(インドールユニット)と
C15(ジヒドロインドールユニット)における天然の
二量体結合形成を促進する次の結合反応を最大にするた
め切断反応の前にジヒドロインドールユニットを反応混
合物に゛加える。切断及び結合に用いられるトリフルオ
、ルアセトアンハイドライド成分に対する別の試薬とし
て、トリクロルアセトアンハイドライド、アセトアンハ
イドライド、アセチルハライド及びトシル(tosyl
)アンハイドライドを用いることもできる。これらの試
薬は式[a及び式■によって表されている化合物のcs
−cia結含に対し、ボロノフスキ(Polonovs
ki)タイプの切断を生じさせる。
反応の温度、時間、及び圧力の条件は、ボロノフスキ反
応において用いられているものと同様である。ボロノフ
スキ反応は元来、アセトアンハイドライドあるいは塩化
アセチルを用い第三及びヘテロアミンを対応するN−オ
キサイドのアシル化によって脱アルキルすることに係わ
るものであつた(メルク インデックス(Hcrck 
Index)、第8版。
1968.1203頁参照)。切断反応及び結合反応の
温度は一70℃から40℃の範囲であるが、低い温度領
域が好ましい。N−酸化物化合物の形成に関連する反応
の部分は開放雰囲気中か不活性ガス雰囲気中で行なわれ
る。不活性ガスとしては、例、えばアルゴン、あるいは
ヘリウム、窒素、ネオン等の周期表のゼロ族に属する他
の不活性ガスを用いる。反応の切断及び結合に関する部
分においても、同じ不活性雰囲気条件が用いられ、温度
は一40℃〜−60℃の範囲であり、しっかりと温度制
御された1mjiで行なわれる。
■vI とンドリン ll ’/111 後に続く反応段階に対して必要とされる低温のために、
反応時間は数時間から数日に及ぶ。
(立体特異性の(StereO3DeCifiC))結
合反応の後、最初に形成されるインドールージヒドロイ
ンドール二吊体の中間体は、式Vあるいは式■で表され
ているようにインドール部分のNb原子にイミン塩基を
有するアルカリ金罵のホウ水素化物(NaBH、KBH
、LiBH4)を用イタイミン中間体の還元によって、
米国特許用4,279゜817号に開示されているよう
な二m体アルカロイドが生成される。
この発明においては、イミン中間体(式Vあるいは式■
)は注意深い操作によって単離される。
結合反応が完了した後、反応混合物は適当なりロマトグ
ラフィシステムに直接かけられる。クロマトグラフィシ
ステムとしては、例えばカラム、薄層、あるいは高性能
液体クロマトグラフィが用いられ、逆相及び/あるいは
サイズエクスクル−ジョン(size exclusi
on)分離方法が好ましい。動作温度は4℃から室温ま
での範囲である。また、反応混合物中にイミン中間体と
共に存在する揮発性試薬及び溶媒は、低圧及び低W(−
10℃以下が好ましい)下において除去される。この結
果得られる固体(式Vあるいは式■)は、ハロゲン化炭
水化物、エーテル、アルコール、アセトニトリル等の種
々の有機溶媒、及び/あるいは緩衝溶液(ciqueo
us burrer)中で溶かされる。緩衝溶液のpH
は2〜10である。イミン中間体(式Vまたは式■)の
溶液は、さらに特性化(CharaCteriZati
On)を行なう前に、前述したクロマトグラフィ法によ
って精製することができる。また、イミン中間体溶液は
後に続く反応に直接使用することもできる。
不活性雰囲気条件は必要であったり、必要でなかったす
する。
最初のインドールユニットが03−04二重枯合(例え
ばカタランチン(式■))番有する場合には、結果的に
生ずる結合中間体は式■で表されるようなα、β−不飽
和不飽和イミン−グループllinUl ft1nct
ional (lroup)を含む。式■をアルカリ金
民のホウ水素化物(N a B H、K B H4。
LiBH4)で還元することによって、3°、4°−デ
ヒドロビンブラスチン化合物(式■)が得られる。
この発明による生成方法では、イミン中間体(式■)を
エナミン(式■)に変換することができる新しい還元方
法を用いている。この還元に使用される試薬には、式■
で表される1、4−ジヒドロビリジ、ン化合物(いわゆ
るNAD)−1モデル)が含まれる。
ここで、R1,R2,R3,R4,R5及びR6はH。
アルキル、N換アルキル、アリル、置換アリルから成る
グループ中の任意のメンバを表している。
こうした化合物の2つの系が即座に利用可能であル(ケ
ミカルレビュー (Chem、 ReV、 )、 82
 、232 (1982):ケミカル レビ) −(C
helll、ReV、 )、”72.1 (1972)
。最初の系はハンチ(Hantzch)エステルとして
知られており、式■中のR3,R5はカルボキシルエス
テル ホエトオキシ(carboethoxy)  (COO
C2H5)である。第2の系はN−11換1.4−ジヒ
ドロニコチン酸アミド(式■)であり、R11よ置換ア
ルキル、あるいは置換アリル基、例えばベンジルである
また、R3はCONR7 R8であり、R 7, R 
8は水素、アルキル、置換アルキル、アリル及び置換ア
リル基から成るグループ中の任意のメンバを表している
上述した還元剤は単独で用いることも、あるいは組合せ
て用いることもできる。イミン中間体(式■)を還元す
るために1.4−ジヒドロピリジンを使用する場合には
、アルコール、アセトニトリルあるいはこの系の高級物
質(higher yaember)、ジメチルスルフ
ォオキシド、ジメチルフォルムアミド、ジオキサン(d
ioxane)のような種々のエーテル、テトラヒドロ
フラン等、塩素化炭化水素等の有機溶媒が使用され、通
常は共溶媒 (co−solvent)としてのmar溶液は用いら
れない。
還元の進行は、反応混合物を適当なりロマトグラフィシ
ステム(逆相高性能液体クロマトグラフィが好ましい)
で直接に分析することによってモニタされる。この方法
は、反応温度、時間、圧力及び反応物の温度を最適化す
るために用いられる。
反応温度は一60℃から60℃までの範囲であるが、4
℃から室温までが好ましい。反応時間は他のパラメータ
に応じて数分から数日の範囲の中で変わる。還元はアル
ゴンとかあるいは周期表のゼロ族に属する不活性ガス(
窒素、ヘリウム、ネオン等)を用いた不活性条件下で行
なわれる。
前述した還元において形成されたエナミン(式■)は次
に続(反応に直接使用されるか、あるいは注意深く操作
して単離される。反応混合物はカラム、WJWJ、ある
いは高性能液体クロマトグラフィのような適当なりロマ
トグラフィシステムに直接かけられるが、逆相及び/あ
るいはゲル浸透分離法を用いるのが好ましい。操作温度
は4℃から室温までの範囲である。また、反応混合物中
に存在゛する揮発性試薬及び溶媒は低圧及び低温(−1
0℃以下が好ましい)下において除去される。結果とし
て得られる残留物は、さらに特性化あるいは変換Bra
nstormat 1on)を行なう前に上述したクロ
マトグラフィ法を用いて精製される。
エナミン(式■)をアルカリ余病のホウ水素化物(Na
BH4,KBH、LiBH4)で処理することによって
、4°−デオクソビンブラスチン(deoxovinb
lastine)化合物(式X、R−COOCH3)及
び4゛−デオクソー4゛−エビービンブラスチン化合物
(式XI、R−COOCH3)が生成される。一方、酸
化条件(oxidative conditions)
の下で、エナミン(式■)はイミン中間体(式XVI)
を介してビンブラスチン/ビンクリスチン系に変換でき
る。
エナミン(式■)をイミン中間体(式xvr >へ変換
するために用いられる酸化条件には以下のものがある。
すなわち、 (1)制御されたエアレーション/酸素化;(2)フラ
ビンコエンザイム(coenzyme) (リボノラミ
29式X1.R−H:フラビンモノヌクレ第2−。
チ、ド(FMN)、式Xlr、R=P0   、75ヒ
ンアデニンジヌクレオチド(FAD)、式XI1.R−
一 (PO)   −アデノシン)を加えて、611111
されたエアレーション/酸素化: 0ハ (3)フラビンコエンザイム(ジヒドロリボフラビン、
式Xrl[、R= HニジヒドロフラビンモノヌクL/
lチt’ (FMNH2)、式X111. R=PO3
2−;ジヒドロフラビンアデニンジヌクレオチド(FA
DH,2>、式X111. R= (PO3)  −ア
デノシン)の還元体(reduced form)を加
えて、制御されたエアレーション/酸素化; 0!′l III (4)式XIV  (R1,R2,R3バフル’Fル、
flfiフルキル、アリル及び置換アリル基から成るグ
ループ中の任意のメンバ)で表されるイソアロキサジン
(isoalloxazine)構造を有するフラビン
コエンザイムの類似体を加えて、制御されたエアレーシ
ョン/I!素化: (5)式XV(R1,R2,R3ハフ)It’Fル、置
換アルキル、アリル及び置換アリル基から成るグループ
中の任意のメンバ)で表される上述のフラビンコエンザ
イム類似体の還元体(1,5−ジヒドロ)を加えて、制
御されたエアレーション/酸素化:×v (6)過酸化水素及び/あるいは式R−008(Rはア
ルキル、置換アルキル、アリルあるいは置換アリル基)
で表されるヒドロ過酸化物を加える; (7)式R−Co3H(Rはアルキル、置換アルキル、
アリルあるいは置換アリル基)で表される過酸化を加え
る; (8)過酸化物(superoxides)を加える:
(9)種々の方法、例えば鉄イオンの存在する中で過酸
化物(peroxide)を用いることによって発生さ
れた水酸基を加える; (10)良好な電子アクセプタである金属イオン、例え
ば、第二鉄イオン(Fe+3)、銅イオン(C÷2+1 n 、銅イオン(Cu  )、水銀イオン(HQ+2)
及び銀イオン(Ag+1)を加えた後、制御されたエア
レーション/酸素化がある。
制御されたエアレーション/酸素化(条件(1))、フ
ラビンコエンザイム類似物(条件(4)、(5) )、
過酸化物(条件(6))、過酸(条件(7))、過酸化
物(条件(8))、水酸基(OH)(条件(9))及び
電子転送の可能な金属イオン(条件(10) )に係わ
る酸化プロセスは、アルコール、アセトニトリルあるい
はこの系列の高級物質、ジメチルスルフオキシド、ジメ
チルフォルムアミド、ジオキサンのような種々のエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ベンゼンのような芳香族炭化
水素、トルエン等のよ゛うな有機溶媒中で行なうことが
できる。
フラビンコエンザイムに係わる酸化プロセス(条件(2
)、(3) )は、溶媒としてpHが5〜9(6〜8の
範囲が好ましい)である緩衝溶液(例えば、リン酸塩、
トリス(Tris) HCl 、 M E 3!lWJ
液)を必要とする。例えばアルコール、アセトニトリル
あるいはこの系の高級物質、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、ジメチルスルフオキシド、ジメチルフォルムア
ミド等の有機共溶Is、(co−solvent)を使
用することもできる。
酸化プロセスの進行は、反応混合物を適当なりロマトグ
ラフィシステムで直接に分析することによってモニタさ
れるが、この場合逆相高性能液体クロマトグラフィを用
いることが好ましい。この方法は、反応温度、時間、圧
力及び反応物の濃度を最適化するために使用される。反
応温度は一60℃から60℃の範囲であるが、4℃から
室温までが好ましい。反応時間は他のパラメータに応じ
て数分から数日の範囲の間で変わる。また、反応は大気
圧下で行なわれる。
中間体(式XVI)からビンブラスチン(式I)への交
換は、中間体X■を酸化プロセス(条件(1)〜(10
))において使用されるような適当な溶媒(有機あるい
は水性)中で、アルカリ金属のホウ水素化物(HaBH
、KBHL f BH4)と反応させることによって行
なうことができる。
実際的な目的のためには、中間体(式V、 Vl。
■、 XVI)の生麺は必要でなく、インドールユニッ
ト(式■)及びジヒドロインドールユニット(式■)か
ら最終的な生成物であるビンブラスチン(式1)に至る
ブ0セス全体をワンポット(one−pot )操作で
行なうことができる。
ビンドリン vI HO / しυ5e 要約すると、この発明の方法によれば、最初の物質とし
てビンドリンを、またフェニル、アルキル及びアミド誘
導体を用いて、カタランチン及びジヒドロカタランチン
から以下の式で表わされる二量体生成物を生成すること
がでる。
式XXIは描かれているとおりであるが、式中において
、alkはC1−C6の低級アルキルグループ(C1−
03が好ましい)を表わしており、アリルはベルジル、
スチリル及びキシリルのような七ノーアリルであり、R
1は水素、alkSCHOおよびC0R5(R5はアル
キルあるいはアリル)から成るグループ中のメンバであ
り、R2及びR3は水素、−Go−a l kから成る
グループのメンバであり、R4はCoo−a I k、
 C0NH−N)I  、C0NH、C0NHR6及び
CON (R6)2 (R6はアルキル)から成るグル
ープのメンバであり、Zは−CH2−CH2−及び−C
H−CH−から成るグループのメンバであり、Rハ式X
XII(R7は水素、(T) ル&N G、t CO0
−alkから成るグループのメンバ)で表わされるイン
ドール族のメンバであり、R8は水素、OH,O−a 
l k、 0CO−a l kloGO−a 1にある
いはアルキルから成るグループのメンバであり、R9は
水素、OH,0−alk、0CO−a I k、あるい
はalkから成るグルー・ブのメンハチアリ、RIOは
水素、OH,O−a I klQCQ−alk、あるい
は式XX■(R11は水素あるいはCoo−a I k
から成るグループのメンバ)から成るグループのメンバ
であり、R12はアルキルから成るグループのメンバで
ある。
この発明は、幾つかの重要な段階、特に不安定な゛中間
体(式V、 Vt、■及びXVI)の単離及び特性化と
、引き続いてこれら中間体を治療薬であるビンブラスチ
ン及びビンクリスチンへ変換する段階において、従来の
技術(米国特許第4,279,817号)と異なる。こ
の従来の米国特許には、例えば式■の3”、4−−デヒ
ドロビンブラスチンのような治療薬の類似体である二ω
体アルカロイドを生成する方法が開示されている。
中間体(式V、Vl)は、ビンドリンあるいはビンドリ
ン誘導体(式XXI、ここにRはH)を、式XXrV(
R13は水素あるいはCoo−a I kから成るグル
ープのメンバ)の化合物によって表わされるインドール
誘導体、あるいは式XXV(R14は水素あるいはCo
o−a I kから成るグループのメンバ、またR15
は水素あるいはアルキルから成るグループのメンバであ
る)の化合物によって表わされるインドール誘導体に接
触させることによって生成される。
XIV xv カタランチンの他に、式XXVIによって表わされる任
意のインドールユニットを使用することができる。式X
X■の中において、R,R1、R2およびR3は水素、
0)−1,O−a l k、0CO−a I k、アル
キル、あるいはアリルから成るグループのメンバである
。前述したように、式XXVIの、中において、alk
は低級アルキルc1−06(C1−C3が好ましい)で
あり、またアリルはベンジル、キシリル等のモノ−アリ
ルである。
XVI 式XXI〜式XXVI中において、またこの明細書及び
特許請求の範囲において、alk及びアルキルは式XX
Iにおいて定義される低級アルキルを意味し、アリルは
同様に式XXIにおいて定義されるモノ−アリルを意味
している。
こうして得られた式■で表わされる中間体は、1.4−
還元に係わる非常に特殊な、また新しいプロセスにおい
て使用され、式■で表わされる次の重要な中間体が生成
される。式■で表わされる中間体は、新しいプロセスに
従って式XVIで表わされる新しい中間体x■へさらに
変換される。後者の中間体(式XVI)は別の新し、い
還元プロセスに使用され、Rが式XXHの化合物であ°
る場合には、式XXHの構造を有する化合物が生成され
る。
Rが式Xx■の化合物である場合には、同様の反応系列
によって、式Vで表わされる中間体から式XXIで表わ
される構造の化合物が生成される。
この発明が有する他の重要かつ新しい特徴は、式■、■
、XVIで表わされる中間体の単離が本質的ではなく、
HPLCによってこれらの中間体を注意深くモーニタす
ることによってプロセス全体をワンポット操作で行ない
、始めのインドール(式%式% (式XX1.R−H)ユニットから式XXIの二量体、
生成物を生成できることである。
(実験例) 〈゛改良ポロノフスキ反応を介したイミン中間体(式■
)の生成〉 反応は無水条件において行なった。ガラス器具はすべて
120℃でオーブンにより乾燥した。溶媒、塩化メチレ
ン及び結合試薬、トリフルオルアセトアンハイドライド
は使用する前にP2O5から蒸溜した。
一20℃でアルゴンのポジティブ雰囲気(pO3iti
Ve atolosphere)下にあるドライ塩化メ
チレン(2d)中のカタランチン(式1.200mg、
  0.6mmol>溶液に、m−クロル過安息香酸(
132#I!J、  0.811101)を加え、混合
物を5分間撹拌した。このようにして形成されたカタラ
ンチンN−酸化物(式Ua)に塩化メチレン(1ae)
中のビンドリン(式■、270aeg、  0.6mn
+ol)溶液を加え、混合物を一60℃まで冷却した。
撹拌した反応混合物にトリフルオルアセトアンハイドラ
イド(0,2d、  1.5+nol)を加え、−60
℃に2時間維持する。この後、溶媒と余分の試薬を一2
0℃の真空で除去すると、イミン中間体を含むレディッ
シューブラウン(赤茶色)残留物が残る。
レディツシューブラウン残留物は、逆相高性能液体クロ
マトグラフィ(HPLG)によって特性化した(溶媒シ
ステムとして、ウォーターズラジアルーバック(Wat
ers Radial−Pak ) CIBあるいはC
Nカートリッジ、メタノール−H2O−Et3Nを用い
る)。式■で表わされたイミン中間体を周知の3′、4
−−デヒドロビンブラスチン(式■)へ還元した(Na
BH4、メタノール、0℃)場合、この反応におけるイ
ミン中間体(式■)の収率(yield )は80%以
上であることがわかった。
くイミン中間体(式■)の1−ベンジル−1,4−ジヒ
ドロニコチン酸アミド(式IX、R1−ベンジル、R2
−R4−R5−R6−H,R3−G。
Nm2)による還元−エナミン(式■)の合成−(手続
A)> ガスを除去されたアセトニトリル(51り中のイミン中
間体(V[,100q)撹拌溶液に、1−ベンジル−1
,4−ジヒドロニコチン酸アミド(・1351y、  
0.6aemol 、 6当m)を室温(20℃)でア
ルゴンのポジティブ雲間・見上で5時間以上加えた。こ
の時間の後、逆相HPLC(ウォーターズラジアルーパ
ツク018あるいはCNカートリッジ、メタノール/H
20/Et3N溶媒システム)でモニタされる反応混合
物は、式■で表わされるイミン中間体から式■で表わさ
れるエナミンと3−.4−−デヒドロビンブラスチン(
式■)が1=1の比で混ざった混合物へ完全に変換され
た(75%の収率)。
これとは別に、最初は0℃に0.5時11i11持され
たメタノール(5e)中のイミン中間体(式■。
100jlSl)lj!拌溶液に、メタノール(2ae
>中の1−ベンジル−1,4−ジヒドロニコチン酸アミ
ド(56IyJ、  0.26mn+ol 、  2.
5当量)溶液を点滴で、あるいは少しずつ5時間以上ア
ルゴンのポジティブ雰囲気下で加えた。この時間の間、
溶液は室温まで暖めることができる。前述したHPLC
モニ、りによって、イミン中間体(式■)はエナミン(
式■)と3−.4”−デヒドロビンブラスチン゛(式■
)が1=1の比で混合した混合物へ完全に変換したこと
がわかった(75%の収率)。
ある実験においては、上述した方法で得られたエナミン
(式■)と3”、4”−デヒドロビンブラスチン(式■
)の混合物を0℃の余剰ホウ水素化ナトリウム(sod
ium borohydride)  (500II+
9)で処理した。反応混合物は次にNH4OHによって
塩基性にされ酢酸エチル(3X200d)で抽出を行な
った。結合した有機相(oroanic phase 
)は硫酸マグ、ネシウム上で乾燥した。有機溶媒を除去
した後に、得られた生成物をシリカゲル(溶離システム
としてメタノール/酢酸エチル)を用いたプリパラテイ
プ(preparative ) Nmりovトグラフ
ィにかけた。生成物は反応していない3′。
4′−デヒドロビンブラスチン(式■)と、周知の化合
物4′−デヒドロビンブラスチン(式X。
R−COOC)13)と、4′−デオクソー4′−エビ
ビンブラスチン(式XI、R−COOCH3)の混合物
であった。後者の化合物が存在することはエナミン(式
■)m造に対する明らかな確証を与゛えている。
く3,5−ジェトキシカルボニル−2,6−シメチルー
4−フエ、ニルー1,4−ジヒドロピリジン(ハンチエ
ステル類似体1式IX、R1−H,R3−R5−C00
CH2CH、R2−R6−CH3、R4−フェニル)に
よるイミン中間体の還元−エナミン(式■)の他の合成
−(手続B)>ガスが除去されたアセトニトリル(3d
)中のイミン中間体(式Vl、 100IyJ)撹拌溶
液に、エタノール(12m)中の3.5−ジェトキシカ
ルボニル−2,6−シメチルー4−フェニル−1゜4−
ジヒドロピリジン(264■、8当m)をアルゴンのポ
ジティブ雰囲気下で加えた。反応混合物は3時間にわた
って還流した。この時間の後に、(前述した)逆相HP
LC分析を行ない、他の生成物と共に、エナミン(式■
)と3−.4′−デヒドロビンブラスチン(式Vl )
が1:1の比で形成されたことがわかった(60%の収
率)。
〈フ、ラビンモノヌクレオチド(FMN、式x■。
R−PO3を用いてエナミン(式■)をイミン中間体(
式XVI)へ酸化することによるビンブラスチン(式1
)の合成一方法1〉 前述のようにして(手続A)イミン吊間体(式Vl、 
100JI!J)から得られたエナミン(式■)を含む
撹拌反応混合物に、トリスHCI!Ill液(2d)中
に溶かされたFMN (80q、1当但)をアルゴンの
ポジティブ雰囲気下で加えた。溶液は室温(20℃)の
暗やみ状態に16時間保たれた。
この時間の後、アルゴンから成る不活性雰囲気を空気に
置き換え、反応混合物をさらに245時間撹拌した。逆
相HPLC分解により、エナミン(式■)がイミン中間
体(式XVI)及び他の生成物(後を参照)に変換され
たことがわかった。0℃においてホウ水素化ナトリウム
(500JII!F)を加えた。反応混合物はNH4O
Hによって塩基性にされ、酢酸エチル(3X200ae
)によって抽出を行なった。結合した有機抽出物は硫酸
マグネシウム上で乾燥し、溶媒は真空中で除去すること
で粗生、酸物(85■)が生成された。粗生成物を厚層
クロマトグラフィ(シリカゲル、メタノール:酢′酸エ
チル1:5)によって精製することによって、以下の二
量体を分離できた。すなわち、ビンブラスチン(式1.
22ay、23%)、 3−、4−−デヒドロビンブラ
スチン(式■、16ay、17%)、ルーロジン(le
urosine )  (式X■、84.9%)、 カ
タリン(catharine )  (式X■。
7#F、  7.5%)、ビナミジン(vinayii
dine)  (式XrX、 5η、5.6%)及びビ
ナミジンの還元生成物(式XX、19#iF、20%)
が分離できた。
く過酸化水素を用いてエナミン(式■)をイミン中間体
(式XVI)へ酸化することによるビンブラスチン(式
I)の合成一方法2−〉 イミン中間体く式Vl) <10011I、手続A)か
ら得られたエナミン(式■)を含む溶液に、アルゴンの
不活性雰囲気下において過酸化水素(30%、1.2d
、95当吊)を加えた。反応混合物は室温で5.5時間
にわたって撹拌され、この時逆相HPLC分析はエナミ
ン(式■)が完全に変換されたことを示していた。0℃
におい、ホウ水素化ナトリウム< 500q)を加え、
酢酸エチル(3X200m)によって抽出を行なった。
結合した有機抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空
中で除去した。結果として得られる混合生成物は、厚層
クロマトグラフィ(シリゲル、メタノール/酢酸エチル
)によって分離され、以下の二退体アルカロイドが得ら
れた。すなわち、ビンブラスチン(式I、4#!F、4
%)、3=、4′−デヒドロビンブラスチン(式V1.
5sy、  4.8%)、ルーロジン(式X■、 13
19.12.5%)、カタリン(式X■、5jl!F、
4.8%)、ビナミジンの還元体(式%式% 〈空気を用いてエナミン(式■)をイミン中間体XVI
)へ酸化することによるビンブラスチンの合成一方法3
−〉 手続Aにおいてイミン中間体(式V1.100my)か
ら得られたエナミン(式■)を含む溶液を室温の開放空
気中で3時間撹拌した。この時間の後、ホウ水素化ナト
リウム(500I!!i)を0℃で加え、反応混合物を
NH4OHで塩基性にし、酢酸エチル(3X200m)
で抽出を行なった。結合した有゛機抽出物はMaSO4
(硫酸マグネシウム)上で乾燥し、真空中で除去した。
結果として得られる粗生成物を厚層クロマトグラフィ(
シリカゲル。
メタノール/酢酸エチル)によって分離し1、ビンブラ
スチン(式1.41F、4%)を得た。
〈塩化鉄が存在する下で空気によってエナミン(式■)
をイミン中間体く式XVI)へ酸化することによるビン
ブラスチン(式1)の合成一方法4− 〉 (手続Aによって)イミン中間体く式■、100q)か
ら得られたエナミン(式■)を含む撹拌溶液に塩化鉄(
1当m)を加え0℃において0.5時間、溶液に気泡を
通した。0℃においてホウ水素化ナトリウム(500■
)を加えた後、酢酸エチル(3X100d)で抽出を行
なう前にNH4OHで反応混合物を塩基性にした。結合
した有機抽出物はNaSO4上で乾燥し、溶媒を真空中
で除去した。粗生成物は厚層クロマトグラフィ(シリカ
ゲル、メタノール/酢酸エチル)によって精製し、ビン
ブラスチン(式I、37q)を得た。混合物中に存在す
るエナミン(50■)に基づいたこの段階における収率
は70%である。
出願人 ザ・ユニバージティー・オブ・プリティッシュ
・コロンビア 代理人 弁理士 岡田英彦(外3名)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アザバイシクロ−オクタン部を含む天然イボガア
    ルカロイド族のインドールユニットと、天然アスピドス
    ペルマ及びビンカアルカロイド族のジヒドロインドール
    ユニットに対し、これら2つのユニット間における炭素
    −炭素結合の立体化学がビンブラスチンと同じである場
    合に、前記インドールユニットとジヒドロインドールユ
    ニットから生成され次式で表されるような二量体の生成
    方法であって、 ▲数式、化学式、表等があります▼XX I ▲数式、化学式、表等があります▼XXII ▲数式、化学式、表等があります▼XXIII ここで、式XX I において アルキル=CH_3あるいは(CH_2)_nCH_3
    、ただしn=1〜5 R1=CH_3あるいはCHO R2=HあるいはCO−alk R3=H R4=COO−alkあるいはCONR13R14、た
    だしR13とR14は水素、アルキル、置換アルキル、
    アリルあるいは 置換アリル基から成るグループの中の 任意のメンバ Z=−CH=CH−あるいは −CH_2−CH_2− R=式XXIIあるいは式XXIII R7=HあるいはCOO−alk R8=H、OH、O−alk、 OCO−alkあるいはアルキル R9=H、OH、O−alk、 OCO−alkあるいはアルキル R10=H、OH、O−alk、 OCO−alk R11=HあるいはCOO−alk R12=Hあるいはアルキル 段階(a)〜段階(i)から成り、段階(a)が−70
    ℃から+40℃の冷温において橋状窒素を酸化すること
    によつて前記インドールユニットからN−酸化物インド
    ール中間体を形成することから成り、この段階(a)で
    は前記中間体が単離されず、前記段階(b)が、前記N
    −酸化物インドール中間体を、無水酢酸、ハロゲン化無
    水酢酸、及び塩化アセチルから成るグループの中の1つ
    のメンバが存在する中で処理して、ポロノフスキタイプ
    の切断反応を起させることから成り、段階(c)が、段
    階(b)の生成物を単離することなく、無水酢酸ハロゲ
    ン化無水酢酸、及び塩化アセチルが存在する中で、−7
    0℃から+40℃の低温の不活性条件下で前記反応生成
    物をジヒドロインドールユニットと結合することから成
    り、段階(d)が−20℃から0℃の範囲の低温におい
    て溶媒を蒸発させることによって段階(c)の生成物を
    単離することから成り、段階(e)が、次に示す式IX ▲数式、化学式、表等があります▼IX によって表される1,4−ジヒドロピリジン化合物によ
    って段階(d)の生成物を還元することから成り、式I
    X中のR3及びR5がカルボキシルエステル(COO−
    alk)であり、R1、R2、R4及びR6が水素、ア
    ルキル、アリル(ハンチエステル系)あるいは置換1,
    4−ジヒドロニコチン酸アミドから成るグループのメン
    バであり、R1が例えばベンジルのような置換アリル基
    あるいは置換アルキル基であり、R3がCONR7R8
    であり、R7及びR8が水素、アルキル、アリル基から
    成るグループの任意のメンバであり、前記還元が−60
    ℃から60℃、好ましくは4℃から20℃の範囲におけ
    る不活性雰囲気下において、低級アルキルアルカノール
    、アセトニトリル、ジメチルスルフオキシド、ジメチル
    フォルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、及
    び塩化低級炭化水素から成るグループの1つのメンバか
    ら選択された溶媒を使用して行なわれ、段階(f)が、
    −20℃から0℃の温度範囲で溶媒を蒸発させることに
    よって、段階(e)の生成物である式VIIのエナミンを
    単離することから成り、段階(g)が、式XVIで表され
    るイミン中間体を酸化プロセスによつて生成するために
    、段階(f)において得られたエナミンを使用すること
    から成り、前記酸化プロセスが 1)開放空気中における制御されたエアレーション/酸
    素化と、 2)金属イオンを加えた上での制御されたエアレーシヨ
    ン/酸素化と、 3)フラビンコエンザイムを加えた上での制御されたエ
    アレーシヨン/酸素化と、 4)過酸化水素及びヒドロ過酸化物から選択された処理
    試薬を加えた上での制御されたエ アレーシヨン/酸素化と、 を含み、pHが5〜9である広い範囲の有機溶媒と、−
    60℃から60℃の反応温度を使用し、段階(h)が−
    20℃から0℃の範囲の低温において溶媒を蒸発させる
    ことによって、段階(g)において得られた生成物であ
    るイミン中間体を単離することから成り、段階(i)が
    段階(h)において得られた生成物をアルカリ金属ホウ
    水素化物によつて還元することで、ビンブラスチンやビ
    ンクリスチンがその例である式XX I で表される目標
    の化合物に変換することから成るような二量体の生成方
    法。
  2. (2)前記式XX I で表される最終の生成物を含むプ
    ロセスがワンポット操作で行なわれる特許請求の範囲第
    1項記載の二量体の生成方法。
  3. (3)前記N−酸化物インドール中間体がジヒドロイン
    ドールユニットと結合され、次の式IX▲数式、化学式、
    表等があります▼IX で表される1,4−ジヒドロピリジンによつて還元が行
    なわれ、式IX中のR3及びR5がカルボキシルエステル
    (COO−alk)であり、R1、R2、R4、及びR
    6が水素、アルキル、アリル(ハンチエステル系)ある
    いはN−置換1,4−ジヒドロニコチン酸アミドから成
    るグループのメンバであり、R1が置換アルキルあるい
    は置換アリル基、例えばベンジルであり、R3がCON
    R7R8であり、R7及びR8が水素、アルキル、ある
    いはアリル基から成るグループの任意のメンバであり、
    前記還元が−60℃から60℃、好ましくは4℃から2
    0℃の範囲の不活性雰囲気下において低級アルキルアル
    カノール、アセトニトリル、ジメチルスルフォキシド、
    ジメチルフォルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフ
    ラン、及び塩化低級炭化水素から成るグループの中の1
    つのメンバから選択された溶媒を使用して行なわれ、前
    記段階(e)の生成物であり、式VIIで表されるエナミ
    ンを−20℃から0℃の範囲の低温で溶媒を蒸発させる
    ことによって単離する特許請求の範囲第1項記載の二量
    体の生成方法。
  4. (4)前記エナミンを単離し、このエナミンを酸化プロ
    セスによって酸化して式XVIで表されるイミン中間体を
    生成する段階(g)において、酸化プロセスが 1)開放空気中における制御されたエアレーシヨン/酸
    素化と、 2)金属イオンを加えた制御されたエアレーション/酸
    素化と、 3)フラビンコエンザイムを加えた制御されたエアレー
    ション/酸素化と、 を含む特許請求の範囲第1項記載の二量体の生成方法。
  5. (5)前記酸化プロセスの段階(i)において、酸化水
    素及びヒドロ過酸化物から選択された処理試薬が加えら
    れる特許請求の範囲第4項記載の二量体の生成方法。
  6. (6)−20℃から0℃の範囲の低温で溶媒を蒸発させ
    ることによつて単離されたイミン中間体が、アルカリ金
    属ホウ水素化物を用いた還元によって還元され、ビンブ
    ラスチン及びビンクリスチンから選択されたビンカアル
    カロイドが生成される特許請求の範囲第1項記載の二量
    体の生成方法。
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