JPH01129363A - 画像処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は図形処理装置、特に入力された線画図形を編集
及び清書する図形処理装置に関するものである。

［従来の技術］ 近年、情報処理技術の著しい発展に伴い、図形情報を処
理する技術も急速に向上してきている。

所謂、ＣＡＤシステム、図形描画装置モして図形清書装
置等で代表される装置がこれに該当する。

通常、これらの装置で図形を人力するときに用いる常套
手段としては、デジタイザ等のポインティングデバイス
を使用することが多く、この手段で逐次座標人力という
操作を繰り返していた。

ところが、この様なポインティングデバイスでもって、
−々座標を人力するには、あまりにも多くの時間と労力
を必要とされるのが現状である。

［発明が解決しようとする問題点コ このため、図面自動入力技術が研究開発されている。こ
の代表的な処理は、図面をスキャナ等で読み取って、２
値化、細線化等の処理を経て、各線分を折れ線近似を施
し、ベクトルとして表示するものである。

しかしながら、オペレータには、所望とする線分（ベク
トル）の削除や移動等のと（限られた操作性しか提供さ
れていないのが現状である。従って、例えば表示画面に
略矩形の図形が表示されているとき、その図形を正規の
矩形に手直しすることはできず、他の領域にその図形を
描画コマンド等で新たに作成するしかなかった。

本発明はかかる従来技術に鑑みなされたものであり、入
力した線部で構成される図形を所望とする形状に簡単な
操作で変更、或いは清書することを可能ならしめた図形
処理装置を提供しようとするものである。

［問題点を解決するための手段］ この問題を解決するために本発明の図形処理装置は以下
に示す構成を備える。

すなわち、 少なくとも１つの線画要素を表現するベクトル情報を記
憶する記憶手段と、記憶された線画要素を構成するベク
トル群を選択する選択手段と、選択されたベクトル群の
特徴量を検出する検出手段と、選択されたベクトル群で
構成される線画要素のシンボル名を指定する指定手段と
、検出された特徴量に基づき、指定されたシンボル名の
シンボルパターンを形成する情報を生成するシンボルデ
ータ生成手段とを備える。

［作用］ かかる本発明の構成において、記憶手段で記憶された線
画要素を構成するベクトル群を選択手段で選択し、その
選択されたベクトル群特有の特徴量を検出手段で検出す
る。そして、シンボル名指定で指定されたシンボル名に
従い、検出された特徴量に基づくシンボルパターンをシ
ンボルデータ生成手段で生成する。

［実施例］ 以下、添付図面に従って本発明に係る実施例を詳細に説
明する。

く基本構成の説明（第１図）〉 第１図は実施例の図形処理装置のブロック構成図である
。

図中、１は不図示の画像読み取り部を経て細線化・ベク
トル化処理された線分情報（線分の始点及び終点の座標
位置）が記憶されているベクトル記憶部であり、２は後
述する過程で得られた各種シンボルを記憶するシンボル
記憶部である。これらベクトル記憶部１及びシンボル記
憶部２は夫々ＲＡＭで構成されている。３はベクトル記
憶部１或いはシンボル記憶部２からの情報を基に図形を
形成し、表示装置４に表示する図形表示部である。５は
表示された図形中の各ベクトルを選択するベクトル選択
部であって、形状を変化、或いは補正させようとするベ
クトル群を選択するものである。６はシンボル名指定部
であって、ベクトル選択部５で選択したベクトル群をど
の様なシンボルに変換或いは補正するかを、その名称で
指定するものである。７はベクトル選択部５で選択され
たベクトル群をシンボル名指定部６で指定されたシンボ
ルに変換するベクトル・シンボル変換部でる。ここで、
シンボルに変換された情報は先のシンボル記憶部２に記
憶される。

〈処理概要の説明（第２図〜第７図）〉ベクトル記憶部
１には、例えば第２図に示す様な形式でベクトル情報が
記憶されているものとする。図示の如く各ベクトル情報
は個々のベクトル情報を識別するための識別子、及びそ
のベクトルの始点及び終点座標が記憶されている。そし
て、ベクトル情報の最終位置には、それ以降のベクトル
情報がないことを判別できるように、識別子の内容が“
０”となっている。

上述したベクトル情報に基づいて、図形表示部３によっ
て表示された図形を第３図に示す。尚、第３図において
、番号１０１〜１１１は便宜上付けたものであって、実
際には表示されない。

以下、実施例の処理内容を第４図のフローチャート中に
各処理段階に従って説明する。

＝ステップＳ１の説明＝ さて、オペレータはこの表示を見て、ある図形の形状を
変化、或いは補正したい場合には、その変更したい図形
を構成しているベクトル群をベクトル選択部５で選択す
る。尚、具体的には、ベクトル選択部５はポインティン
グデバイス（キーボードでも良い）などで構成され、そ
れに連動するグラフィックカーソルで指定する。このと
き、グラフィックカーソルはその図形を含む矩形領域を
設定すべく、その対角線の２点を指定する。そして、こ
の矩形領域内に始点及び終点の両方が含まわるベクトル
を順次検索し、抽出する。

＝ステップＳ２の説明＝ 次に、シンボル名をシンボル名指定部６で入力すること
になる。シンボル名とは、例えば“矩形、菱形、楕円”
等である。従って、ベクトル１０１〜１０６で矩形を形
成させたい場合には、シンボル名指定部６でその名称“
矩形”を入力する。

；ステップＳ３の説明； 次に、選択されたベクトル群の特徴量を算出する。特徴
量には種々考えられるが、ここでは選択されたベクトル
群を包含する最小矩形（以後、この矩形をベクトル外接
矩形という）の大きさとし、矩形を特定する２点の座標
を　（Ｘｍｉｎ　、Ｙｍｉｎ）。

（Ｘｍａｘ　、Ｙｍａｘ）する。

以下、このベクトル外接矩形の大きさを求めるアルゴリ
ズムを第５図のフローチャートに従って説明する。

尚、Ｖ　（ｉ）は選択されたベクトル群中のｉ番目のベ
クトルを示し、（ｖ　（ｉ）−ｘｓ　、Ｖ　（ｆｌｙｓ
）はｉ番目のベクトルの始端座標を、（Ｖ（ｉ）・ｘｅ
　。

Ｖ　（ｉ）・ｙｅ）はそのベクトルの終端座標を夫々表
わす。また、函数ｍｉｎ　（ａ、ｂ）は引数ａ、ｂの小
さい方を返し、ｍａｘ（ａ、、ｂ）は大きい方を返すも
のである。

先ず、ステップ５５０１では、初期値として、ＸＩＩｌ
ｉｎ４−ｍｉｎ（Ｖ（１）・ｘｓ　、Ｖ（１）・ｘｅ）
Ｙｍｉｎ−ｍｉｎ（Ｖ（１）・ｙｓ　　、Ｖ（１）−ｙ
ｅ）Ｘｍａｘ　ｔｈ−ｍａｘ（Ｖ（１）−ｘｓ　、Ｖ（
１）−ｘｅ）Ｙｍａｘ４−ｍａｘ（Ｖ（１）−ｙｓ　、
Ｖ（１）・ｙｅ）ｉ４−２″ ｎ４−選択されたベクトル数 を実行（“°−”は右項を８項へ代入する意味）する。

すなわち、１番目のベクトルの両端点の最小Ｘ、Ｙ座標
値をＸｍ１ｎ　、Ｙｍｉｎに、そして最大座標値をＸｍ
ａｘ　、Ｙｍａｘに代入し、変数ｉに“２″、定数ｎに
選択されたベクトル数を設定する。

次に、ステップ５５０２で“’ｉ　＞ｎ”であるか否か
、すなわち、ベクトル群中の夫々の軸の最小値及び最大
値が得られたか否かを判断する。“ｉ≦ｎ”の場合には
ステップ３５０３以下の処理を実行する。

ステップ３５０３〜ステツプ５５０６ではｉ番目のベク
トルの始端及び終端の座標に基づき、Ｘｍ１ｎ、Ｙ＋＋
＋ｉｎ、Ｘｍａｘ、及びＹ＋ｎａｘを更新する必要があ
るか否かを判断する。夫々の値に対して、更新する必要
があると判断した場合には、ステップ３５０７〜ステツ
プ５５１０でその処理を実行する。

例えば、ｉ番目のベクトル始端或いは終端Ｘ座標値が従
前までのＸ座標方向の最小値Ｘｌｌ１ｉｎより小さいと
判断した場合（ステップ５５０３）、その座標値を新た
にＸｍ１ｎに代入する（ステップ５５０７）。

この様にして、ステップ５５０６或いはステップ５５１
０の処理を実行した後は、ステップ５５１１でｉを“１
″インクリメントし、ステップ５５０２に戻る。

この様にして、ステップ５５０２〜ステツプ５５１１ま
での処理を、変数ｉが選択されたベクトル数に達するま
で繰り返すと、ステップ５５０２で“’ｉ＞ｎ”と判断
され、上述した処理を終了する。すると、変数Ｘｍ１ｎ
には選択されたベクトル群中の最小Ｘ座標値が格納され
て、以下、ＹｍｉｎにはＹ座標の最小値、そしてＸｍａ
ｘ　、ＹｍａｘにはＸ、Ｙ座標の最大値が夫々格納され
ていることになる。

例えば、ベクトル１０１〜１０６を選択した場合には、 Ｘｍ１ｎ＝　１　００、ｙｍｉｎ＝　ｔ　　ｏ　ｏ、Ｘ
ｍａｘ＝　２０　０　。

Ｙｍａｘ＝　１６０となり、 ベクトル１０８〜１１１を選択した場合には、Ｘｍ１ｎ
＝　１００　、　Ｙｍｉｎｘ　２００、Ｘ＋ｎａｘ＝　
２００、Ｙｍａｘ＝　２６０となる。

＝ステップＳ４、Ｓ５の説明＝ さて、上述した様に選択されたベクトル群の特徴量が得
られると、ステップＳ４で、今度はその特徴量に基づい
て、指定されたシンボル名のシンボルパターンを生成す
る。

例えば、ベクトル１０１〜１０６を選択し、シンボル名
として“矩形”を指定したときには、座標（１００，１
００）及び（２００，１６０）を対角線の両端点とする
矩形が特定できる。

また、ベクトル１０８〜１１１に対して“菱形′°を指
定した場合には、座標（１００，２００）及び（２００
，２６０）を対角線の両端点とする矩形の夫々の辺の中
点を結ぶ線で菱形が特定できるから、特徴量のみで、指
定された形状を特定することが可能となる。

実施例では、 （シンボル名、対角座標Ａ、対角座標Ｂ）というフォー
マットのデータを形成し、そのデータをシンボル記憶部
２内に、例えば第６図に示す様なフォーマットで記憶さ
せる。また、この記憶処理はステップＳ５において実行
する。

＝ステップＳ６の説明＝ シンボル記憶部２内にシンボルパターン生成に係るデー
タを記憶した後は、選択されたベクトルに対応する情報
をベクトル記憶部１から削除する。

こうして、選択されたベクトル群は順次所望とする正規
のシンボル形に変換され、シンボル記憶部２に記憶され
、且つそのシンボルを形成するに要したベクトル群はベ
クトル記憶部１から削除されることになる。従って、図
形表示部３は正規のパターンを表示させる旨のキー（不
図示）を押下されたことを検出したときには、今度はシ
ンボル記憶ＷＪ２内の情報を基にして、表示装置４に第
７図に示す様な正規の図形を表示することが可能となる
。

尚、実施例ではベクトル群１０１〜１０６及びベクトル
群１０８〜１１１に対してシンボルを生成する処理を説
明し、そのシンボル生成データを絶対座標で示したが、
第１のシンボルを生成した後は、そのシンボルに対する
相対座標でもってシンボル生成データを生成する様にし
ても構わない。更には従前のシンボル生成データに対す
る相対座標で示しても全く構わない。この様にすると、
例えばベクトル１０７等は矩形シンボルの底辺の中点と
菱形の頂点とを結ぶべく補正することが可能となり、且
つ菱形の位置を相対的に平行移動して、ベクトル１０７
の端点に合致する様に補正することも可能となるからで
ある。

以上、説明した様に、所望とするベクトル群を指定して
、本来あるべき図形形状を入力すれば、その図形形状に
なるべく正規の図形（シンボル）を生成することが可能
となる。

従って、例えば手書きのフローチャート等の枠（線画図
形）を入力すれば、正規の見易いフローチャートを簡単
に生成することが可能となる。

更には、正規のシンボル生成データを生成するので、シ
ンボル記憶部２内に記憶される情報量は生成する以前の
ベクトル情報全体の量より極めて少なくすることが可能
となる。

尚、実施例ではベクトル記憶部１及びシンボル記憶部２
をＲＡＭとして説明したが、追記可能な記憶装置であれ
ば良いので、これに限定されるものではない。例えば磁
気ディスク装置であっても良い。

また、実施例における図形表示部３及びベクトルシンボ
ル変換部７は夫々独立して説明したが、これらの処理を
１つのマイクロプロセッサで達成することも可能となる
。従って、この場合、第４図及び第５図のフローチャー
トに対応するプログラム（不図示のＲＯＭに格納してお
く）をこのマイクロプロセッサが処理すれば全く同様の
処理を実行することが可能となる。

［発明の効果］ 以上、説明した様に本発明によれば、複数のべクトル群
から構成される図形要素に対してその特徴量を検出し、
且つその図形要素に対するシンボル名を入力することで
、正規のシンボルパターンを発生させるデータを構築す
ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の図形処理装置の構成概略を示す図、 第２図は実施例のベクトル記憶部内のベクトル情報の格
納状態を示す図、 第３図はベクトル記憶部内の情報を基に表示した例を示
す図、 第４図は実施例の図形処理の処理概要を説明するための
フローチャート、 第５図は第４図のフローチャートにおける特徴量計算に
係る具体的−例のフローチャート、第６図は実施例にお
けるシンボル記憶部に記憶されたシンボル生成データの
格納状態を示す図、第７図はシンボル記憶部内の情報を
基に表示した例を示す図である。 図中、１・・・ベクトル記憶部、２・・・シンボル記憶
部、３・・・図形表示部、４・・・表示部、５・・・ベ
クトル選択部、６・・・シンボル名指定部、７・・・ベ
クトル・シンボル変換部、１０１〜１１１はベクトルで
ある。 第１図 第２図 第３図 第４図 第６図 第７図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも１つの線画要素を表現するベクトル情
   報を記憶する記憶手段と、 記憶された線画要素を構成するベクトル群を選択する選
   択手段と、 選択されたベクトル群の特徴量を検出する検出手段と、 選択されたベクトル群で構成される線画要素のシンボル
   名を指定する指定手段と、 検出された特徴量に基づき、指定されたシンボル名のシ
   ンボルパターンを形成する情報を生成するシンボルデー
   タ生成手段とを備えることを特徴とする図形処理装置。
2. （２）検出手段で検出される特徴量は選択手段で選択さ
   れたベクトル群を含む矩形領域の大きさであることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の図形処理装置。
3. （３）指定手段ではシンボル名を入力することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の図形処理装置。