JPH01126349A - 吸放湿性フェノール樹脂発泡体 - Google Patents

吸放湿性フェノール樹脂発泡体

Info

Publication number
JPH01126349A
JPH01126349A JP28468087A JP28468087A JPH01126349A JP H01126349 A JPH01126349 A JP H01126349A JP 28468087 A JP28468087 A JP 28468087A JP 28468087 A JP28468087 A JP 28468087A JP H01126349 A JPH01126349 A JP H01126349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenolic resin
foam
moisture
curing
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28468087A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0571623B2 (ja
Inventor
Osamu Yamamoto
治 山本
Yoshiki Matsumoto
良樹 松本
Hidetoshi Kojima
小島 英俊
Norio Asai
浅井 規雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Boseki Co Ltd filed Critical Nitto Boseki Co Ltd
Priority to JP28468087A priority Critical patent/JPH01126349A/ja
Publication of JPH01126349A publication Critical patent/JPH01126349A/ja
Publication of JPH0571623B2 publication Critical patent/JPH0571623B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、吸放湿性フェノール樹脂発泡体に関する。本
発明の吸放湿性フェノール樹脂発泡体は、吸放湿性に優
れているとともに、軽量性、断熱性、防火性、耐火性、
施工性、堅牢性にも優れているので、調湿ボード等の建
材として好ましく利用される。
[従来の技術] 住空間における湿分をコントロールすることによりカビ
等の発生を防止し、快適な環境を作ることは、梅雨期及
びこれに続く高温多湿の夏期のある我が国においては必
要なことである。
また美術館、博物館、資料保存庫において湿分をコント
ロールすることは文化財等を保護する上で重要なことで
ある。
このため従来より、ゾノトライト系珪酸カルシウムボー
ドやロックウール系ボードなどの無機質調湿ボードが用
いられているが、重量が重く取り扱いにくく、また断熱
性や施工性が不満足であるという欠点がある。
また従来より、ポリスチレン発泡体や硬質ウレタン発泡
体等が建材用ボードに用いられており、これらの発泡体
は、軽量性、断熱性、施工性に優れているものの、吸放
湿機能を付与したものは未だ開発されていない。
[発明が解決、しようとする問題点] 従って本発明の目的は、従来の建材用無機質及び有機質
ボードが有する前記問題点を解決し、吸放湿性並びに軽
量性、断熱性、防火性、耐火性、施工性及び堅牢性の全
てを満足する新規な材料を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、種々の検討を加えた結果
、レゾール型フェノール樹脂を吸放湿剤の存在下に発泡
硬化させて得られる連続気泡率10〜90%のフェノー
ル樹脂発泡体が吸放湿性とともに軽量性、断熱性、防火
性、耐火性、施工性及び堅牢性をも満足し、建材用の調
湿ボードとして好適であることを見い出し、この知見に
基づき本発明を完成した。
従って本発明は、レゾール型フェノール樹脂、発泡剤、
整泡剤、硬化剤及び吸放湿剤を必須成分として含有する
組成物を発泡硬化してなり、独立気泡と連続気泡との総
和に対する連続気泡の割合が10〜90%の範囲である
ことを゛特徴とする吸放湿性フェノール樹脂発泡体であ
る。
以下、本発明の詳細な説明する。
一般にフェノール樹脂発泡体の製造方法としては、ノボ
ラック型フェノール樹脂を用いる方法とレゾール型フェ
ノール樹脂を用いる方法とがあるが、本発明は、後者の
レゾール型フェノール樹脂を用いる方法を採用するもの
である。その理由は、前者のノボラック型フェノール樹
脂を用いる方法では、樹脂とへキサメチレンテトラミン
を混合、融解し発泡させるが、溶融粘度が高いことおよ
び硬化温度が高いこと(通常150〜250°C)等成
形条件が制約され、また連続成形が難しいという欠点が
あり、さらに成形性も悪く、吸放湿剤も混合しにくいと
いう問題点があるのに対し、後者のレゾール型フェノー
ル樹脂を用いる方法では、このような成形条件の制約も
なく、また成形性も良好で、吸放湿剤との混合も良好で
あるからである。
本発明に用いられるレゾール型フェノール樹脂は、フェ
ノール、クレゾール、キシレノール等のフェノール化合
物と、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラ
ール等のアルデヒド化合物とをモル比1:1〜1:2.
5で反応させることにより得られるものである。なお上
記アルデヒド化合物の代りにパラホルムアルデヒド、ヘ
キサメチレンテトラミン、トリオキサン、テトラオキシ
メチルメタン等のアルデヒド生成性化合物を用い、レゾ
ール型フェノール樹脂の製造時に系内でアルデヒド化合
物を生成させても良い。また上記のフェノール化合物及
びアルデヒド化合物とともに、尿素、メラミン等の含窒
素化合物や、ビスフェノールA又は臭素化ビスフェノー
ルAのグリシジルエーテル等のエポキシ樹脂、プロピレ
ンオキサイド等のアルキレンオキサイド、臭素化フェニ
ルグリシジルエーテル等のエポキシ化合物を適I併用す
ることもできる。レゾール型フェノール樹脂を得るため
の反応は、上述のモル比のフェノール化合物とアルデヒ
ド化合物とを、必要に応じて上記任意成分とともに配合
後、これにアルカリ金属、含窒素化合物、酢酸塩等の触
媒を所定量(通常1重量%前後)加え、温度50℃以上
で60分以上加熱縮合することにより行なわれる。反応
後、レゾール型フェノール樹脂液を中和、脱水して含水
率15重量%以下、粘度500cps以上に調整するこ
とにより得られたレゾール型フェノール樹脂が後続の発
泡硬化処理に付される。
発泡硬化処理は、レゾール型フェノール樹脂に必須成分
として発泡剤、整泡剤及び硬化剤を添加した後、例えば
20℃以上の温度で硬化することにより行なわれる。こ
こで用いられる発泡剤としては、トリクロロモノフルオ
ロメタン、1,1゜2−トリクロロ−1,2,2−)リ
フルオロエタン、ジクロロジフルオロメタン等のハロゲ
ン化炭化水素が好ましく用いられ、その好ましい使用量
はレゾール型フェノール樹脂100重量部に対して1〜
30重量部である。また整泡剤としては、ヒマシ油エチ
レンオキサイド付加物、ポリジメチルシロキサン−ポリ
オキシアルキレン共重合体、アルコキシシラン、ポリシ
リルホスホネート、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェノール等の非イオン界面活性剤が好
ましく用いられ、その好ましい使用量はレゾール型フェ
ノール樹脂100重量部に対して0.5〜10重量部で
ある。また硬化剤としては、パラトルエンスルホン酸、
フェノールスルホン酸、リン酸等の有機又は無機酸が好
ましく用いられ、その好ましい使用量はレゾール型フェ
ノール樹脂100重量部に対して5〜30重量部である
本発明においては、フェノール樹脂発泡体に吸放湿性を
付与するために、発泡硬化時に発泡剤、整泡剤、硬化剤
とともに、吸放湿剤が必須成分として用いられる。ここ
で用いられる吸放湿剤としては、セピオライト、アタパ
ルジャイト、モンモリロナイト、ゾノトライト、クリス
トバライト、ケイソウ土、ゼオライト、シリカゲル、塩
化カルシウム等の無機質吸放湿剤やポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、アクリル樹脂、澱粉等の有機質
吸放湿側が挙げられるが、本発明のフェノール樹脂発泡
体の特長の1つである″防火性に特に寄与する点で無機
質吸放湿剤を用いるのが好ましい。吸放湿剤の好ましい
添加量はレゾール型フェノール樹脂100重量部に対し
て5〜30重量部である。
なお、発泡硬化に際して、亜鉛、アルミニウムあるいは
これら金属の酸化物の粉末等の防食剤、ポリリン酸アン
モニウム、ホウ酸、三酸化アンチモン、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム等の難燃剤、炭酸カルシウム
、ガラス繊維、ロックウール、セラミックウール、チタ
ン酸カリウムホイスカー、クレイ、タルク、パーライト
、シラスバルーン、パルプ、合成有機繊維等の軽量骨材
、補強材、充填材を適宜使用することができる。
本発明のフェノール樹脂発泡体は、上述の如く、レゾー
ル型フェノール樹脂、発泡剤、整泡剤、硬化剤及び吸放
湿剤を必須成分として含有する組成物を発泡硬化して得
られたものであることを第1の要件とするものであるが
、更に独立気泡と連続気泡の総和(以下、全気泡という
)に対する連続気泡の割合(以下、連続気泡率という)
が10〜90%の範囲であることを第2の要件とするも
のである。
この第2の要件である連続気泡率を10〜90%の範囲
にコントロールすることは、発泡剤、整泡剤、硬化剤の
種類及び量を変化させたり、発泡硬化条件(例−えば温
度や時間)を変動させることにより達成される。例えば
整泡剤の量を減少させ、場合によっては零にすることに
より連続気泡率を高くすることができ、逆に整泡剤の量
を増加させれば連続気泡率を低くすることができる。ま
た低温で長時間発泡硬化することにより独立気泡を多く
し、逆に高温で短時間発泡硬化することにより連続気泡
を多くすることができる。
本発明において全気泡に対する連続気泡率を10〜90
%に限定したのは、連続気泡率が10%未満で、独立気
泡が著しく多くなると、吸放湿性能が極度に低下し、一
方連続気泡率が90%を超え、独立気泡が著しく少なく
なると、断熱性、堅牢性が極度に低下するばかりでなく
、吸放湿性も連続気泡率が10〜90%の場合と比べて
悪化するからである。連続気泡率の特に好ましい範囲は
50〜80%の範囲である。
従来のポリスチレン発泡体や硬貰ウレタン発泡体は、独
立気泡のみからなるもので、独立気泡と連続気泡とから
なるものは得られないなめに、吸放湿機能を付与するこ
とができなかったが、本発明のフェノール樹脂発泡体は
、連続気泡率を10〜90%に設定することにより、優
れた吸放湿性を実現する。
また本発明のフェノール樹脂発泡体は、実用性の面から
その密度を30〜80kg/rrrに設定することがで
き、300kg/rrt’以上の密度を有する従来の珪
酸カルシウム系やロックウール系の無機質調湿ボードと
比べて軽量であるという利点があり、さらに断熱性に関
して、例えば0.02kcal/m−hr・℃の熱伝導
率を有し、これは従来の珪酸カルシウム系やロックウー
ル系の無機質調湿ボードの熱伝導率(0,04〜0.0
6kcal/m −hr・℃)と比べ著しく低く、断熱
性にも優れている。
また本発明のフェノール樹脂発泡体は、他の有機発泡体
にはない防火性、耐火性を有するばがってなく、カッタ
ーナイフ等により切断が容易であるので、施工性にも優
れ、さらに建材として要求される機械的強度を有し、堅
牢性にも優れている。
本発明のフェノール樹脂発泡体は、そのまま調湿ボード
等の建材として使用することができるが、フェノール樹
脂発泡体を芯材とし、その少なくとも一面に面材を接合
乃至複合することにより面材自体が有する優れた特長を
付加した調湿ボードとすることもできる。面材としては
、吸放湿性を損なわないものであれば、いずれも使用可
能であるが、フェノール樹脂発泡体との密着性、難燃性
、′表面強度をも満足するものが好ましい。このような
面材としては、ポリアミドフィルムの如きプラスチック
フィルム、アルミ箔の如き金属箔またはシート、一般紙
、クラフト紙、無機繊維や充填材配合の難燃性紙、石膏
ボード紙の如き無機ボード紙又はこれらのラミネートが
挙げられ、これらは、さらに吸放湿性を維持、向上させ
るために、通常穴あけ加工されることもある。また吸放
湿剤を配合した市販の調湿シート(穴なし)を面材とし
て用いることもできる。
表面に面材を有する調湿ボードは、フェノール樹脂発泡
体を予め製造し、その表面に面材を無機又は有機接着剤
で接合一体化することにより得ても良く、また発泡硬化
用容器の底面等に面材を敷き、その上に発泡硬化用樹脂
組成物を吐出し加熱発泡硬化させることにより得ても良
いが、発泡体の形成と、発泡体と面材との接合一体化が
同時に行なえる点で後者の方法が優れている。
また本発明のフェノール樹脂発泡体は、従来の無機質調
湿ボードや無機質ボード等と、両者が相接するように積
層して用いることもできる。
[実施例コ 以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
なお実施例及び比較例における各種物性の測定方法は以
下の通りである。
(1)吸放湿性 温度25℃、関係湿度50%で恒jl
L(Ag/rrf)の状態の試料を温度25℃、関係湿
度90%で24時間放置後の重量(Bg/IT1′)を
測定した。次いで温度25℃、関係湿度50%で24時
間放置後の重量(Cg/rri’)を測定した。
吸湿量及び放湿量は次式により求めた。
吸湿量(ir/rd’) =B −A (it/ば〉放
湿量(tr/rd> =B  C(tr/rd’)(2
)連続気泡率 ASTM  D−2856により測定し
な。
(3)限界酸素指数 JIS  K−7201により測
定した。
(4)熱伝導率 JIS  A−1413により測定し
た。
(5)圧縮強度 JIS  K−7220により測定し
た。
°1〜3び 1〜2 レゾール型フェノール樹脂(粘度4000cps(25
℃)、水分率11.0%)、発泡剤(フロン系の1.1
.2−)リクロロー1.2.2−トリフルオロエタン〉
、整泡剤(ヒマシ油エチレンオキサイド付加物)、硬化
剤(パラトルエンスルホン酸)、吸放湿剤(アタパルジ
ャイト又はセピオライト)及び難燃剤(水酸化アルミニ
ウム粉末)を第1表記載の割合で混合し、第1表記載の
温度で加熱発泡硬化し、得られたフェノール樹脂発泡体
の物性を測定した。測定結果は第1表に示す。
第1表より明らかなように、連続気泡率が8%の比較例
1のフェノール樹脂発泡体の場合、軽量性、断熱性、防
火性、圧縮強度等は満足するが、吸湿量及び放湿量が5
0 t / ni’のオーダーであり、吸放湿性が不十
分であるのに対し、連続気泡率が23%の実施例1のフ
ェノール樹脂発泡体の場合、比較例1とほぼ同等の軽量
性、断熱性、防火性、圧縮強度等を有し、かつ吸湿量及
び放湿量がいずれも110f/rri’以上であり、そ
の値は比較例1の値の約2倍である。このことは、連続
気泡率8%(比較例1)と23%(実施例1)との間に
位置する10%に本発明における連続気泡率の下限を設
定したことに技術的意味があることを示している。連続
気泡率を23%(実施例1)から63%(実施例2)に
上昇させると、吸湿1及び放湿量ともに約120g/n
−i’まで上昇するが、85%(実施例3)に上昇させ
ても吸湿量及び放湿量の上昇はなく、更に95%(比較
例2)に上昇させると、逆に85%(実施例3)の場合
よりも吸湿量及び放湿量が低下することが観察され、か
つ85%(実施例3)の場合に比べ熱伝導率が著しく上
昇して断熱性が低下し、さらに圧縮強度が著しく低下し
堅牢性も低下することが明らかである。
このことは、連続気泡率85%(実施例3)と95%(
比較例2)との丁度中間に位置する90%に本発明にお
ける連続気泡率の上限を設定したことに技術的意味があ
ることを示している。
(以下余白) 比婁匣LTh互 市販の硬質ウレタン発泡体く比較例3)、市販のポリス
チレン発泡体(比較例4)、市販のゾノトライト系珪酸
カルシウム調湿ボード(比較例5)及び市販のロックウ
ール系調湿ボード(比較例6)について同様の試験を行
なった結果、比較例3.4の有機質発泡体はいずれも吸
放湿性が殆んどなく、また比較例5.6の無機質ボード
は、密度がそれぞれ450kg/m’、420kg/耐
であって重量が重く取り扱いにくく、また熱伝導率がそ
れぞれ0 、065kcal/ m −hr−’C10
,052kcal/m−hr・℃であって断熱性が劣る
という欠点を有していた。
比較■ユ 発泡体用樹脂として塩化ビニル樹脂を、吸放湿剤として
ポリビニルアルコールを用いて、吸放湿性を有する発泡
体を以下のようにして製造した。
すなわち、可塑剤を含有する塩化ビニル樹脂1000重
量部にポリビニルアルコール粉末(粒径50μ程度)1
5重1部と発泡剤1重量部を添加して混練し、発泡成形
して塩化ビニル樹脂発泡体(厚さ25mm)を得た。得
られた塩化ビニル樹脂発泡体は、熱伝導率が0.033
kCal/m −hr−°Cで本実施例品よりも高く、
断熱性に劣るばかりでなく、限界酸素指数が29で本実
施例品よりも低く、燃えやすく、燃えると有毒な塩化水
素ガスが発生ずるという欠点を有していた。また最高使
用温度は60℃で本実施例品の130°Cよりも大幅に
低いという欠点も有していた。
次にフェノール樹脂発泡体を芯材として用い、これに面
材を接合一体化した調湿ボードの製造例を実施例4〜6
に示す。
大旌劣互 石膏ボード原紙(0,2mm厚)、アルミ箔とクラフト
紙とからなるラミネート紙<0.15mm厚)及びポリ
アミドフィルム(0,1m(II厚)をそれぞれ穴あけ
加工し、0.1mmφの穴を10000個/耐の割合で
形成させたちの並びに市販の穴なし調湿面vi<0.2
mm厚)を実施例2で得られたフェノール樹脂発泡体の
上下両面に接合一体化して、4種の面材被覆調湿ボード
を得、これらの吸、放湿量を測定した。得られ結果は第
2表に示すように、本実施例の調湿ボードは吸放湿性に
優れてい実施泗5 レゾール型フェノール樹脂(粘度1000cps(25
℃)、水分率12.5%)100重量部に実施例2と同
一の発泡剤、整泡剤及び硬化剤を実施例2と同量加え、
これに更にセピオライト(吸放湿剤)5重1部、水酸化
アルミニウム(難燃剤)20重量部、ホウ酸(難燃剤)
5重量部を混合し、80℃にて発泡硬化させて密度55
kg/rrl’、厚さ25mm、連続気泡率71%のフ
ェノール樹脂発泡体を得た。この発泡体の両面にポリマ
ー処理した穴あき鋼板(0,4mm厚)を積層したもの
は、JIs  A−1304の耐火試験において、耐火
30分に合格し、また吸湿量113g/rrf’、放湿
1107g/r&であり、吸放湿性にも優れていた。
失施用互 1.5mmの鋼板にロックウール製軽量ボード(日東紡
(株)製 密度150kg/m’、厚み30市)を接合
させた後1、次いで鋼材製スタッドを介して、実施例2
のフェノール樹脂発泡体く厚み13叩)の片面にアルミ
箔とクラフト紙とからなるラミネート紙(厚み0.15
mmで穴あけ加工したもの)を積層したものをラミネー
ト紙が外側となるように接合し、更に市販石膏ボード(
厚み12mm)を順次接合した複合ボードについて、J
ISA−1304による耐火試験を行なったところ、耐
火1時間に合格し、また吸湿量103t/rd、放湿量
101r/rr+1であり、吸放湿性に優れていた。
「発明の効果コ 吸放湿剤を必須成分とし、かつ連続気泡率を10〜90
%の範囲にコントロールすることにより得られた本発明
のフェノール樹脂発泡体は、吸放湿剤に優れているだけ
でなく、軽量性、断熱性、防火性、耐火性、施工性、堅
牢性をも満足する。
したがって本発明のフェノール樹脂発泡体はそのまま、
またはこれを芯材として面材を被覆した調湿ボードの形
で用いられ、住空間の湿分をコントロールすることによ
り、カビ等の発生を抑え、快適な住環境作りに寄与する
。また美術館、博物館、資料保存庫等で用いれば美術工
芸品等の保存に対して優れた効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レゾール型フェノール樹脂、発泡剤、整泡剤、硬
    化剤及び吸放湿剤を必須成分として含有する組成物を発
    泡硬化してなり、独立気泡と連続気泡との総和に対する
    連続気泡の割合が10〜90%の範囲であることを特徴
    とする吸放湿性フェノール樹脂発泡体。
JP28468087A 1987-11-11 1987-11-11 吸放湿性フェノール樹脂発泡体 Granted JPH01126349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28468087A JPH01126349A (ja) 1987-11-11 1987-11-11 吸放湿性フェノール樹脂発泡体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28468087A JPH01126349A (ja) 1987-11-11 1987-11-11 吸放湿性フェノール樹脂発泡体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01126349A true JPH01126349A (ja) 1989-05-18
JPH0571623B2 JPH0571623B2 (ja) 1993-10-07

Family

ID=17681589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28468087A Granted JPH01126349A (ja) 1987-11-11 1987-11-11 吸放湿性フェノール樹脂発泡体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01126349A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003003005A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Sk Kaken Co Ltd 開放型多孔質複合体
JP2016500396A (ja) * 2012-12-17 2016-01-12 エー.シュルマン, インク.A.Schulman, Inc. ポリマーフォーム
JP2018144244A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 積水化学工業株式会社 発泡樹脂積層体
WO2019208811A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 旭化成建材株式会社 難燃性フェノール樹脂発泡体

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997007948A1 (fr) * 1995-08-26 1997-03-06 Toto Ltd. Procede de coulage en barbotine de poudres, moule utilise selon ce procede et procede de production de corps poreux a alveoles ouvertes a l'aide dudit moule
KR20180062074A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 (주)차라도 건축 복합 판넬 나노 실리카가 혼합된 페놀폼 코어 패널 및 그 제조 방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596229A (ja) * 1982-07-05 1984-01-13 Masahisa Isobe 発泡体の製造法
JPS59219343A (ja) * 1983-05-27 1984-12-10 Ig Tech Res Inc フエノ−ル樹脂発泡体の製造方法
JPS59219342A (ja) * 1983-05-27 1984-12-10 Ig Tech Res Inc フエノ−ル樹脂発泡体の製造方法
JPS60149638A (ja) * 1984-01-13 1985-08-07 Achilles Corp 無臭性フエノ−ルフオ−ム
JPS6281427A (ja) * 1985-10-07 1987-04-14 Daiken Trade & Ind Co Ltd 吸、放湿性を有するシ−ト
JPS6411138A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Catalysts & Chem Ind Co Production of foamed article of polymer

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596229A (ja) * 1982-07-05 1984-01-13 Masahisa Isobe 発泡体の製造法
JPS59219343A (ja) * 1983-05-27 1984-12-10 Ig Tech Res Inc フエノ−ル樹脂発泡体の製造方法
JPS59219342A (ja) * 1983-05-27 1984-12-10 Ig Tech Res Inc フエノ−ル樹脂発泡体の製造方法
JPS60149638A (ja) * 1984-01-13 1985-08-07 Achilles Corp 無臭性フエノ−ルフオ−ム
JPS6281427A (ja) * 1985-10-07 1987-04-14 Daiken Trade & Ind Co Ltd 吸、放湿性を有するシ−ト
JPS6411138A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Catalysts & Chem Ind Co Production of foamed article of polymer

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003003005A (ja) * 2001-06-26 2003-01-08 Sk Kaken Co Ltd 開放型多孔質複合体
JP2016500396A (ja) * 2012-12-17 2016-01-12 エー.シュルマン, インク.A.Schulman, Inc. ポリマーフォーム
EP2931796A4 (en) * 2012-12-17 2016-08-17 Schulman A Inc POLYMERIC FOAMS
JP2018144244A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 積水化学工業株式会社 発泡樹脂積層体
WO2019208811A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 旭化成建材株式会社 難燃性フェノール樹脂発泡体
JPWO2019208811A1 (ja) * 2018-04-27 2021-01-07 旭化成建材株式会社 難燃性フェノール樹脂発泡体
EP3786221A4 (en) * 2018-04-27 2021-04-21 Asahi Kasei Construction Materials Corporation FIRE-RETARDANT PHENOLIC RESIN FOAM
US11326036B2 (en) * 2018-04-27 2022-05-10 Asahi Kasei Construction Materials Corporation Flame-retardant phenolic resin foam

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0571623B2 (ja) 1993-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1887032B1 (en) Expandable resol-type phenolic resin molding material and phenolic resin foam
JP2003517493A (ja) リグノセルロース物質用の難燃剤膨張性コーティング
JP4889084B2 (ja) フェノール樹脂発泡体およびその製造方法
JP2007161810A (ja) フェノール樹脂発泡体
KR102650256B1 (ko) 페놀 폼 제조용 수지 조성물
EP3868826A1 (en) Semi-noncombustible phenolic-resin composition and semi-noncombustible material obtained therefrom
CN101748811A (zh) 一种高阻燃外墙保温材料及其生产工艺
JP2007070506A (ja) フェノール樹脂発泡体
KR101797219B1 (ko) 내화 방화벽
JPH01126349A (ja) 吸放湿性フェノール樹脂発泡体
JP2007070505A (ja) フェノール樹脂発泡体
KR101489583B1 (ko) 발포 폴리스타이렌 폼 난연성 조성물 및 그 제조방법
JP2006525406A (ja) 耐火性に優れた発泡プラスチック成形体
CN115010401B (zh) 一种环保保温墙板及其制备方法
KR20180109073A (ko) 폼 복합재
JP3023502B2 (ja) エポキシ樹脂を骨格とする有機発泡体の製造法
KR102000183B1 (ko) 건축용 단열재 및 이를 포함하는 건축물의 바닥 시공구조
JPS6248978B2 (ja)
JP3055315B2 (ja) 木質パネル材
CN113999357B (zh) 一种透明防火胶板、夹胶型防火玻璃及其制备方法
KR102591767B1 (ko) 불연성의 흡음 및 단열 패널
GB1575649A (en) Flameproof and fireproof products
KR102192059B1 (ko) 방화 보온 재료의 발포 성형방법
CN107325478A (zh) 外墙用酚醛保温板及其制备方法
CN85106389A (zh) 泡沫制品及其用途