JPH01122786A - 走行車の横転防止装置

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分齋〕この発明は、芝刈機や草苅機等の作業機はもとより運搬
車等の走行車の横転防止装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の走行車に於ける車輪又はクローラ−は、左右同径
で、かつ同速度でドライブされ、水平な地面において走
行させるようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

道路や鉄道等の土手、河川敷の堤防、ゴルフ場や牧草地
等の１頃斜地で草苅、芝刈機等の作業走行車を走行させ
たとき、重心が谷側に移動して横転し、危険がともなう
問題があった。

又重心を低くして横転しにくいように設計しても、車輪
又はクローラ−の径が左右同径のため、車体が傾斜面に
並行して谷側に重心が移動する。

その結果、走行車の走行方向が谷側に曲がろうとして傾
斜面に沿って直進しにくい問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するため、この発明は走行車に於け
る左右の車輪やクローラ−の直径を、山側に対し谷側に
大きくすると共に、周速を等速とし、又左右の車軸を同
レベルとして構成したものである。

〔作用〕

傾斜面に沿って走行車を走行させる場合、小径側の車輪
やクローラ−を山側（高所側）に、大径側の車輪やクロ
ーラ−を谷側（低所側）に位置させて、走行車の車体の
傾きを小さくする。

〔実施例〕

図において、Ａは走行車で、この走行車Ａの左右に配置
しである車輪１やクローラ−の直径は、山側を小さ（、
谷側を大きくしであると共に、周速を等速でかつ車軸２
を同レベルとしである。

なお、走行車Ａは、図示の場合車体ａの下側に支持させ
た下面開放のカバー３内に芝刈刃４を組み込んだが、上
記芝刈機以外に草苅機等の作業機や運搬車等であっても
よい。

上記の芝刈刃４の軸線は、大径車輪１：と小径車輪１．
との接地点を結ぶ線に並行させて、傾斜地でも水平地で
も作業できるようになっている。

なお、運転車の座席を左右方向に傾動調整自在としてお
くと、傾斜地や水平地の運転時座席を水平とすることが
できる。

又図示の場合車輪を示したが、クローラ−であってもよ
い。

更に左右の車輪１．の周速を等速とする方法は、大径側
車軸２の途中に減速１５を介在させればよい。

〔効果〕

以上のように、この発明に係る走行車の横転防止装置に
よれば、走行車の左右に配置しである車輪やクローラ−
の直径を、山側が小さく、谷側か大きくなっていると共
に、車軸を同レベルとなっているので、車体の傾きが略
水平となり、谷側への重心を移動を小さくすることがで
きる。

このため、安定性が著しく向上して横転による事故をな
くすことができる。

又左右の車輪やクローラ−の周速を等速としであるので
、直進し、更に谷側の接地面積が人に対し山側の接地面
積が小となるので、山側がスリップしやすくなり、傾斜
地の直進時に発生した谷側に曲がろうとする働きを解消
し、傾斜面に沿う直進をさまたげることがない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る走行車の横転防止装置を示すもの
で、第１図は背面図、第２図は平面図である。Ａ・・・・・・走行車、ａ・・・・・・車体、１・・・
・・・車輪、２・・・・・・車軸。

【特許請求の範囲】

走行車に於ける左右の車輪やクローラーの直径を、山側
に対し谷側に大きくすると共に、周速を等速とし、又左
右の車軸を同レベルとしたことを特徴とする走行車の横
転防止装置。